全裸監督 キャスト。 Netflixオリジナルドラマシリーズ『全裸監督』キャスト登壇付きワールドプレミア上映会イベント ご招待券プレゼント

全裸監督のモデルは?山田孝之主演ドラマが面白いと話題に!個性豊かなキャストや登場人物

全裸監督 キャスト

CONTENTS• エロで外交問題を起こし、前科7犯、アメリカでは懲役370年を求刑された生きる伝説を描く、Netflix限定配信ドラマ『全裸監督』が配信中です。 村西を演じるのは日本を代表する怪優となった山田孝之。 村西と深い絆で結ばれる有名女優・黒木香を演じるのはオーディションで抜擢された森田望智。 その他、満島真之介、玉山鉄二、リリー・フランキーをはじめ、カメオ出演まで含めてそうそうたる豪華キャストが出演しています。 総監督は『百円の恋』(2014)『リングサイド・ストーリー』(2017)『銃』(2018)の武正晴。 演技、演出と同じく、80年代の日本を見事に再現した美術も見所のひとつ。 すべてが世界基準のアウトロー一代記です。 ドラマ『全裸監督』第一話「裏の世界」のあらすじとネタバレ 1980年、札幌。 高額な英語教材エンサイクロペディアのセールスマン村西とおるは営業成績が全く上がらず、上司からこのままではクビだと宣告されてしまいます。 妻と子ども2人と母を養っていた村西は、それでは困ると優秀なセールスマンの先輩・小野に直接指導を依頼しました。 小野は映画を見てサボったりと真面目には見えませんでしたが、村西が団地に飛び込み営業で全滅したのを見て、セールスのコツを熱く語り出します。 「まず相手を褒めて褒めて褒めまくれ!そこに最高の決め文句をぶつけろ!それから英語教材なんだから英単語を使え」 村西はその後、教え通り相手を褒めることから入りますが、ある時、間違えて暴力団員の家に営業に来てしまいます。 しかし村西は刺青を晒す相手に「これからの極道は海外との取引も増える!それに現地に行った時に英語が喋れれば女性と愛のコミュニケーションが交わせます!」と口八丁を並べて見事契約に取り付けました。 自身と度胸がついた村西はその後、セールストークで天性の才を発揮し、ぶっちぎりのトップ営業マンになります。 「今この時が最後のチャンスです!」「今必要でなくても必ず英語が必要な時が来る!」「あなたの人生を諦めて欲しくない!」 村西の熱い言葉は相手の気持ちを鷲掴みにしました。 家族にもトップセールスを自慢し、子どもたちに好きなものを買うと約束する村西。 しかし、激務の疲れからか妻との性生活は上手くいっていませんでした。 ある日、会社に行くと、売上金が根こそぎ盗まれたと大騒ぎになっています。 犯人は小野でした。 給料も支払われず、ヤケになった村西は家に戻ってきますが、2階から喘ぎ声が。 妻が見知らぬ男と情事を重ねていました。 村西は怒り狂って男を殴り、妻を掴み上げます。 彼女は吐き捨てるように「私、あんたで一度もイったことないのよ!」と言いました。 数日後、妻と子ども達は家を出ていき、母にはそれでいいのかと呆れられる村西。 村西は貧しかった幼少期、父が母に暴力をふるっているのを見て、思わず包丁を父に向けてしまったことを思い出します。 母は殴られたにも関わらず、「何してんだ!」と村西を殴りました。 その後、父は家を出ていき、村西はそれが自分のせいではないかとずっと気に病んでいました。 独り身になった彼は自暴自棄になり、場末のバーで飲んだくれる日々。 そこで村西は荒井トシというチンピラに出会い、これまでのいきさつを話します。 トシは「それは奥さんをSEXで満足させられなかったあんたが悪い」と言いました。 怒る村西にトシはいいものを見せてやると、とあるラブホに連れて行きます。 部屋に入ると、隣のカップルの喘ぎ声が丸聞こえでした。 トシは壁に盗聴器を仕掛け、それをクリアに録音します。 さらにトシは壁に空いてる穴から村西に部屋をのぞかせます。 激しいSEXの現場を見た村西は思わず勃起していました。 村西はトシに「この録音を売る」と宣言し、翌日、エロビデオ屋の店主に20本6万円で売りつけました。 手を組もうという村西にトシは「覚悟はあんのか?」と聞きます。 「売りたいんだ人間の性欲を」と村西は店内でビニールに包まれたエロ本を見つけ手に取ります。 トシの説明によるとそれはビニ本という代物で、ビニールで隠すことで何かすごいものが載ってると思わせて買わせる商品だといいます。 村西はそれを安価で仕入れ、売りさばくことに決めました。 そうして村西のエロのビジネスが始まります。 ドラマ『全裸監督』第一話「裏の世界」の感想と評価 伝説のAV監督村西とおるの一代記を描くドラマ『全裸監督』。 世界基準のピカレスクロマンを作るという意気込みの本作は日本のドラマ、映画の基準を大きく超えています。 アダルトビデオ(以下AV)は日本にVHSを広めるのに大きな役割を果たし、日本のAVはレベルが高いとアジア、欧米でも人気を博しています。 AVといえば日本と言っても過言ではない事実があるにもかかわらず、この業界のことがメジャー作品で描かれることはほとんどありませんでした。 しかし会員制配信サイト故にスポンサーに気を遣う必要がなく製作体制が自由なNETFLIXの登場で、ついにAV界の伝説の男・村西とおるの物語を描くことができるようになったのです。 世界に打って出た覚悟の冒頭 まず冒頭2分ほどで今後のドラマでどんな場面があるのかダイジェストで見せていくのですが、いきなり村西とおるの秘蔵っ子で80年代を沸かせたAV女優黒木香が、朝まで生テレビでわき毛を披露する有名な場面が描かれます。 そして次のカットではブリーフ一丁でカメラを担ぎ、独特の喋り方で女優を乗せていく村西とおるの姿が出てきます。 村西役の山田孝之も黒木香役の森田森田望智も本人が乗り移ったかのようで、否応なく期待が高まります。 そして時制が1980年に飛び、映るのは村西のトイレでの自慰行為シーン。 トイレのリアルな汚さ、鬱屈したものを吐き出すように自慰をする村西の表情で、当時の彼の置かれた不遇な環境がひしひしと伝わってきます。 冒頭数分だけで、地上波ドラマはもちろん映画でもなかなか見られないような場面の連続で、「日本でもこういうことがやれるのか」と嬉しくなります。 ちなみにこの場面で村西がオカズに使っているのは米国の人気ポルノ雑誌「ハスラー」。 これはハスラーの創刊者で同じく性産業で世の常識を変えた破天荒な男を描いた名作伝記映画『ラリー・フリント』(1996)へのオマージュでしょう。 ハスラーは過激な写真を載せまくり70年代のアメリカの保守的な価値観やタブーを打ち破った雑誌であり、80年代日本のタブーを壊していく『全裸監督』のテイストを象徴してもいます。 そして、村西が一気にセールスのコツを掴み、口八丁でトップに上り詰めていくさまはまさに爽快。 後にAV監督として天才的な応酬話法でどんな女性でも脱がせて出演させたという村西の手腕が既に垣間見えます。 山田孝之がセールストークをまくしたてる様や、丸テーブルを挟んで対峙する村西と顧客の周りをカメラがぐるぐる回ってその間に村西の話し相手が次々変わっていくのを疑似的ワンカットで見せるシーンは圧巻です。 村西とおる覚醒を捉えた後半 『全裸監督 村西とおる伝』本橋信宏 著 後半では「いかにエロが人を惹きつけるか、人を狂わせるか」ということを強調して描いています。 村西の妻は稼ぎがいい夫よりSEXで満足させてくれる男を選びます。 そして失意の中でトシにラブホでの情事を覗かせてもらった村西が思わず勃起する場面は、覗く目のドアップも相まって強烈な印象を残しました。 エロの帝王・村西とおるの覚醒した瞬間が垣間見えます。 そしてビニ本セールスに意気揚々と乗り出す村西を映してエンドロールへ。 村西とおるにお世話になった世代では無い方たちも、知らないがゆえに「この男が何を巻き起こしていくのか気になってしょうがない」という気持ちにさせられること間違いなし。 リアルタイム世代は懐かしく、若い世代は新鮮な驚きをもって楽しめるシリーズです。 ちなみに本当は村西は英語教材セールスを始める前は、池袋の「どん底」というBARのボーイとしてホストまがいのことをして儲けており、元から弁は立っていたのですが、その部分はカットして、英語教材のセールスでそれを見につけたことにしているのはわかりやすい改変です。 ドラマ版と事実の違いが知りたい方は原作本に当たる『全裸監督 村西とおる伝』をぜひお読みください。 まとめ 参考:Netflix Japanの公式ツイッター 🎬アクション🎬 のみなさま お待たせしました。 お待たせし過ぎたかもしれません。 『』、全話配信開始でございます。 出演者からの諸注意がございますので、まずはこちらをご覧になってから本作を再生くださいませ。 — Netflix Japan NetflixJP 全てを失った男がエロという突破口を見つけるまでの導入を端的に説得力を持って描ききった第一話。 第二話はトシという相棒とビニ本という商材を見つけた村西の快進撃が描かれます。 第二話「無修正」の記事をお楽しみに! Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』は2019年8月8日から全世界で配信中です。

次の

ワキ毛セクシー女優・黒木香が完全憑依!「全裸監督」の激ヤバすぎる撮影現場:じっくり聞いタロウ|テレ東プラス

全裸監督 キャスト

Netflixオリジナルシリーズ 『全裸監督』ワールドプレミア 山田孝之主演、80年代を駆け抜けた《放送禁止のパイオニア》村西とおると仲間たちの青春と熱狂を描いたオリジナルシリーズ『全裸監督』が、Netflixより8月8日 木 から全世界独占配信される。 会社は倒産、妻には浮気されて失意のどん底にいた村西とおるは、黎明期だったアダルトビデオに勝機を見出し、仲間とともに業界に殴り込む。 クセは強いが不思議な魅力のある独特なスタイルと、前例のない大胆不敵なアイデアで旋風を巻き起こした村西とおると、彼と強い絆で結ばれた仲間たち。 そして、商売敵や警察の妨害によって窮地に立たされた村西の前に現れる、運命の女性。 これまで様々な役を演じてきた実力派俳優・山田孝之が、強く、たくましく、奔放に昭和の最後を駆け抜けた《放送禁止のパイオニア》村西とおるという強烈なキャラクターに挑んだ『全裸監督』。 Netflixでの配信前から挑戦的な企画と、ドラマとしては規格外に高いクオリティ、そして豪華キャスト陣で話題沸騰の『全裸監督』。 7月24日、心待ちにしている視聴者たちを前に、配信に先駆け豊洲PITにて、山田孝之、満島真之介、玉山鉄二、森田望智、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、板尾創路、小雪、リリー・フランキー、國村隼、石橋凌、武正晴総監督の豪華キャスト&スタッフが一堂に揃う『全裸監督』ワールドプレミアが行われた。 80年代を舞台にした作品ということで、ミラーボールがきらめくディスコ風の会場に集まったのは、バブル風ファッションに身を包んだ一般招待客。 客席内のレッドカーペットに、《放送禁止のパイオニア》村西とおるを演じた、主演・山田孝之、良き相棒である新井トシを演じた満島真之介、チーム村西の大黒柱・川田研二役の玉山鉄二、村西の運命を変える大学生・恵美を演じた森田望智が登場すると大歓声が巻き起こった。 続く舞台挨拶では更に、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、板尾創路、小雪、リリー・フランキー、國村隼、石橋凌、そして武正晴総監督、総勢13名が集結。 超豪華俳優陣圧巻のラインナップに拍手喝采の嵐が巻き起こった。 挑戦的な作品、役柄をオファーされた際の気持ちを尋ねられた山田は「『絶対に面白くなる』とワクワクしました。 いい機会をいただきました」とコメントし、会場の笑いを誘った。 平成元年(1989年)生まれの満島は、「親世代の方々がまるで昨日のことのように当時のことを話す姿を見て、人間と人間が密に関わり、とてもエネルギッシュな時代だったのだと思っていました。 この作品を通して令和の時代もエネルギッシュになったら嬉しいです」と、時代が作り出した勢いと熱量がそのままに描かれていること語った。 本作でこれまでのイメージを覆すキャラクターを演じた玉山は「企画の題材が本当にすごい。 Netflixは攻めてるな、と感じました。 世界190カ国で配信されているので、海外の友人たちも楽しみにしてくれていたり、国境を超えて観ていただける素晴らしいエンタテインメントになっていると思います」と海外にも発信される本作への自信をのぞかせた。 最初はAV業界に進む恵美の気持ちがわかりませんでしたが、私と場所が違うだけで、彼女にとってはそこが輝ける場所なんだと理解してからは考えが変わりました」と、演じる際の気持ちを正直に打ち明けた。 チーム村西の中で紅一点のメイク担当・順子を演じた伊藤沙莉は「毎日がすごく楽しかったです。 撮影の合間に健康について話たり、本編とは真逆なとても平和な撮影現場でした」、村西の初監督作品で女優を務めた奈緒子役の冨手麻妙は「チームワークが本当に素晴らしかったです。 撮影担当・ラグビー後藤は「ハワイロケでは半分が現地のスタッフさんで、カットがかかるたびに大皿にフルーツを乗せたおじさんがフルーツを配ってくれました。 最初は遠慮していましたが、皆いつの間にか、おじさんを探すようになっていて、それも海外ロケならではだと思いました」と国際色豊かな現場について語った。 元々はダメサラリーマンであった村西の先輩・小野を演じた板尾は「山田さんの演じる村西の豹変ぶりは本当に驚きました。 あの独特な村西の口調は、小野から受け継がれたものだったりするのかなと。 村西の歴史を感じられて楽しかったです。 そう思うと、無駄な時代は一つもないんですね」と村西の変貌を見事に表現した山田の演技を絶賛。 女性が発言することで自己表現していくということは、この時代に繋がるテーマになると感じ、現代の女性への応援メッセージになればと参加させていただきました」と本作が単にセンセーショナルなテーマを取り上げたわけではないことを静かに、熱く語った。 村西を追い詰める刑事・武井を演じたリリーは自身の役どころについて「刑事らしくない刑事の役を演じました。 あるAVコンテスト企画の名誉総裁を何年か務めていたので、ドラマという形でAVを描けて、且つ、世界中の人が同じタイミングで観ていただけるのは嬉しいです」と本作への出演の喜びを明かした。 國村隼は村西たちに近付く新宿歌舞伎町のヤクザということで、スタジオに作られた巨大な歌舞伎町セットでの撮影について「我々役者は、セットに入った時にフッとその気になれるかが大切。 『全裸監督』の撮影現場は、その時代の空気が見事に再現されていて、素晴らしいセットでした」と、スタッフの尽力に賛辞を送った。 業界最大手ポセイドン企画社長・池沢役の石橋は、あらゆる手段で村西を妨害する恐ろしさと、娘に甘い家庭的な一面を持つ役どころについて「池沢を通して、80年代の物欲や金銭欲にギラギラした熱を表現できればと思い演じました。 僕には悪党か危ない男の役しかオファーが来ないのですが(笑)、実際の村西さんと池沢のモデルとなった人物はそこまで対立関係ではなかったということでしたが、ドラマの中ではより敵対するキャラクターとして役作りをしました」と語った。 本作のメガホンをとった武総監督は撮影を通して、山田と森田の変化を一番に肌で感じることがあったという。 それに対し山田は「村西さんご本人とお会いして、スイッチを入れて話す、相手によって表現を変える部分は意識して表現しました」と村西とおる本人との対面により得た感覚を役作りに生かしたことを明かし、森田は「自分ではそこまで変化することを意識していませんでしたが、恵美のように私自身もこの現場で素晴らしいキャストの皆さんに囲まれて、たくさんのことを吸収できたと思います」と感謝を述べた。 最後に監督から「女性へのリスペクトなくして、これからの作品は作れないと思います。 今作でも出演してくれた女優陣は本当に体を張って演じていただいていますし、スタッフたちもどうしたら女性の生き生きとした姿が描けるかを考えて取り組みました。 女性の方にもぜひ見ていただきたいです。 そして、この題材を選び作品にすることはとても難しかったですが、これを機に日本も難しいことを面白くすることに挑戦していければと思います」と力強く語った。 フォトセッションでは、山田がキーアートの通り肩に担いだカメラ型キャノン砲を放ち、派手なファイヤーボールと銀テープが会場に舞う中、『全裸監督』の初陣を祝う大歓声、鳴り止まない拍手とともにイベントは幕を閉じた。 アダルト業界で真剣に自身の道を切り拓いた若者たちを熱く描いた本格エンタテインメント『全裸監督』は、8月8日 木 から、Netflixにて全世界独占配信する。 <「全裸監督」予告> <STORY> 会社は倒産、妻に浮気され絶望のどん底にいた村西(山田孝之)はアダルトビデオに勝機を見出し仲間のトシ(満島真之介)、川田(玉山鉄二)らとともに殴り込む。 一躍業界の風雲児となるが、商売敵の妨害で絶体絶命の窮地に立たされる村西たち。 そこへ。 厳格な母の元で本来の自分を押し込めていた女子大生の恵美(森田望智)が現れる。 各種受賞作を含む幅広いジャンルのコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画などを多言語で配信しています。 メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけエンターテインメントを楽しむことができます。 当社サービスには、広告や契約期間の拘束は一切ないうえ、Netflix独自のレコメンデーション機能が一人ひとりのメンバーの好みに合わせて作品をオススメするので、お気に入りの作品が簡単に見つかります。

次の

「全裸監督」山田孝之キャノン砲発射!? 村西とおると'80年代への思い語る

全裸監督 キャスト

CONTENTS• エロで外交問題を起こし、前科7犯、アメリカでは懲役370年を求刑された生きる伝説を描く、Netflix限定配信ドラマ『全裸監督』が配信中です。 村西を演じるのは日本を代表する怪優となった山田孝之。 村西と深い絆で結ばれる有名女優・黒木香を演じるのはオーディションで抜擢された森田望智。 その他、満島真之介、玉山鉄二、リリー・フランキーをはじめ、カメオ出演まで含めてそうそうたる豪華キャストが出演しています。 総監督は『百円の恋』(2014)『リングサイド・ストーリー』(2017)『銃』(2018)の武正晴。 演技、演出と同じく、80年代の日本を見事に再現した美術も見所のひとつ。 すべてが世界基準のアウトロー一代記です。 ドラマ『全裸監督』第一話「裏の世界」のあらすじとネタバレ 1980年、札幌。 高額な英語教材エンサイクロペディアのセールスマン村西とおるは営業成績が全く上がらず、上司からこのままではクビだと宣告されてしまいます。 妻と子ども2人と母を養っていた村西は、それでは困ると優秀なセールスマンの先輩・小野に直接指導を依頼しました。 小野は映画を見てサボったりと真面目には見えませんでしたが、村西が団地に飛び込み営業で全滅したのを見て、セールスのコツを熱く語り出します。 「まず相手を褒めて褒めて褒めまくれ!そこに最高の決め文句をぶつけろ!それから英語教材なんだから英単語を使え」 村西はその後、教え通り相手を褒めることから入りますが、ある時、間違えて暴力団員の家に営業に来てしまいます。 しかし村西は刺青を晒す相手に「これからの極道は海外との取引も増える!それに現地に行った時に英語が喋れれば女性と愛のコミュニケーションが交わせます!」と口八丁を並べて見事契約に取り付けました。 自身と度胸がついた村西はその後、セールストークで天性の才を発揮し、ぶっちぎりのトップ営業マンになります。 「今この時が最後のチャンスです!」「今必要でなくても必ず英語が必要な時が来る!」「あなたの人生を諦めて欲しくない!」 村西の熱い言葉は相手の気持ちを鷲掴みにしました。 家族にもトップセールスを自慢し、子どもたちに好きなものを買うと約束する村西。 しかし、激務の疲れからか妻との性生活は上手くいっていませんでした。 ある日、会社に行くと、売上金が根こそぎ盗まれたと大騒ぎになっています。 犯人は小野でした。 給料も支払われず、ヤケになった村西は家に戻ってきますが、2階から喘ぎ声が。 妻が見知らぬ男と情事を重ねていました。 村西は怒り狂って男を殴り、妻を掴み上げます。 彼女は吐き捨てるように「私、あんたで一度もイったことないのよ!」と言いました。 数日後、妻と子ども達は家を出ていき、母にはそれでいいのかと呆れられる村西。 村西は貧しかった幼少期、父が母に暴力をふるっているのを見て、思わず包丁を父に向けてしまったことを思い出します。 母は殴られたにも関わらず、「何してんだ!」と村西を殴りました。 その後、父は家を出ていき、村西はそれが自分のせいではないかとずっと気に病んでいました。 独り身になった彼は自暴自棄になり、場末のバーで飲んだくれる日々。 そこで村西は荒井トシというチンピラに出会い、これまでのいきさつを話します。 トシは「それは奥さんをSEXで満足させられなかったあんたが悪い」と言いました。 怒る村西にトシはいいものを見せてやると、とあるラブホに連れて行きます。 部屋に入ると、隣のカップルの喘ぎ声が丸聞こえでした。 トシは壁に盗聴器を仕掛け、それをクリアに録音します。 さらにトシは壁に空いてる穴から村西に部屋をのぞかせます。 激しいSEXの現場を見た村西は思わず勃起していました。 村西はトシに「この録音を売る」と宣言し、翌日、エロビデオ屋の店主に20本6万円で売りつけました。 手を組もうという村西にトシは「覚悟はあんのか?」と聞きます。 「売りたいんだ人間の性欲を」と村西は店内でビニールに包まれたエロ本を見つけ手に取ります。 トシの説明によるとそれはビニ本という代物で、ビニールで隠すことで何かすごいものが載ってると思わせて買わせる商品だといいます。 村西はそれを安価で仕入れ、売りさばくことに決めました。 そうして村西のエロのビジネスが始まります。 ドラマ『全裸監督』第一話「裏の世界」の感想と評価 伝説のAV監督村西とおるの一代記を描くドラマ『全裸監督』。 世界基準のピカレスクロマンを作るという意気込みの本作は日本のドラマ、映画の基準を大きく超えています。 アダルトビデオ(以下AV)は日本にVHSを広めるのに大きな役割を果たし、日本のAVはレベルが高いとアジア、欧米でも人気を博しています。 AVといえば日本と言っても過言ではない事実があるにもかかわらず、この業界のことがメジャー作品で描かれることはほとんどありませんでした。 しかし会員制配信サイト故にスポンサーに気を遣う必要がなく製作体制が自由なNETFLIXの登場で、ついにAV界の伝説の男・村西とおるの物語を描くことができるようになったのです。 世界に打って出た覚悟の冒頭 まず冒頭2分ほどで今後のドラマでどんな場面があるのかダイジェストで見せていくのですが、いきなり村西とおるの秘蔵っ子で80年代を沸かせたAV女優黒木香が、朝まで生テレビでわき毛を披露する有名な場面が描かれます。 そして次のカットではブリーフ一丁でカメラを担ぎ、独特の喋り方で女優を乗せていく村西とおるの姿が出てきます。 村西役の山田孝之も黒木香役の森田森田望智も本人が乗り移ったかのようで、否応なく期待が高まります。 そして時制が1980年に飛び、映るのは村西のトイレでの自慰行為シーン。 トイレのリアルな汚さ、鬱屈したものを吐き出すように自慰をする村西の表情で、当時の彼の置かれた不遇な環境がひしひしと伝わってきます。 冒頭数分だけで、地上波ドラマはもちろん映画でもなかなか見られないような場面の連続で、「日本でもこういうことがやれるのか」と嬉しくなります。 ちなみにこの場面で村西がオカズに使っているのは米国の人気ポルノ雑誌「ハスラー」。 これはハスラーの創刊者で同じく性産業で世の常識を変えた破天荒な男を描いた名作伝記映画『ラリー・フリント』(1996)へのオマージュでしょう。 ハスラーは過激な写真を載せまくり70年代のアメリカの保守的な価値観やタブーを打ち破った雑誌であり、80年代日本のタブーを壊していく『全裸監督』のテイストを象徴してもいます。 そして、村西が一気にセールスのコツを掴み、口八丁でトップに上り詰めていくさまはまさに爽快。 後にAV監督として天才的な応酬話法でどんな女性でも脱がせて出演させたという村西の手腕が既に垣間見えます。 山田孝之がセールストークをまくしたてる様や、丸テーブルを挟んで対峙する村西と顧客の周りをカメラがぐるぐる回ってその間に村西の話し相手が次々変わっていくのを疑似的ワンカットで見せるシーンは圧巻です。 村西とおる覚醒を捉えた後半 『全裸監督 村西とおる伝』本橋信宏 著 後半では「いかにエロが人を惹きつけるか、人を狂わせるか」ということを強調して描いています。 村西の妻は稼ぎがいい夫よりSEXで満足させてくれる男を選びます。 そして失意の中でトシにラブホでの情事を覗かせてもらった村西が思わず勃起する場面は、覗く目のドアップも相まって強烈な印象を残しました。 エロの帝王・村西とおるの覚醒した瞬間が垣間見えます。 そしてビニ本セールスに意気揚々と乗り出す村西を映してエンドロールへ。 村西とおるにお世話になった世代では無い方たちも、知らないがゆえに「この男が何を巻き起こしていくのか気になってしょうがない」という気持ちにさせられること間違いなし。 リアルタイム世代は懐かしく、若い世代は新鮮な驚きをもって楽しめるシリーズです。 ちなみに本当は村西は英語教材セールスを始める前は、池袋の「どん底」というBARのボーイとしてホストまがいのことをして儲けており、元から弁は立っていたのですが、その部分はカットして、英語教材のセールスでそれを見につけたことにしているのはわかりやすい改変です。 ドラマ版と事実の違いが知りたい方は原作本に当たる『全裸監督 村西とおる伝』をぜひお読みください。 まとめ 参考:Netflix Japanの公式ツイッター 🎬アクション🎬 のみなさま お待たせしました。 お待たせし過ぎたかもしれません。 『』、全話配信開始でございます。 出演者からの諸注意がございますので、まずはこちらをご覧になってから本作を再生くださいませ。 — Netflix Japan NetflixJP 全てを失った男がエロという突破口を見つけるまでの導入を端的に説得力を持って描ききった第一話。 第二話はトシという相棒とビニ本という商材を見つけた村西の快進撃が描かれます。 第二話「無修正」の記事をお楽しみに! Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』は2019年8月8日から全世界で配信中です。

次の