同時 多発 テロ 911。 米同時多発テロから18年。ニューヨークに住む人々にとって911はどんな日だったのか(前編)(安部かすみ)

911テロで「1600人の遺体が蒸発し、跡形も無く消えた」と政府が...

同時 多発 テロ 911

2001年9月11日のWTCで起きたテロ事件だけでなく、同時に起きたペンタゴンやペンシルベニアでのテロ事件、1993年にWTCで起きたテロ事件についても追悼・展示しています。 富士銀行なども入っていたビルであったため、日本人のお名前も見られます。 911同時多発テロの概要 2001年9月11日、4機のハイジャックされた旅客機がニューヨークやワシントンDCの政治の中枢機関等に次々と突っ込み、およそ3000人が命を落としました。 8:46、1機目の旅客機がニューヨークにあるWTCのノースタワー 1WTC に激突。 その17分後9:03、2機目の旅客機が隣り合ってそびえ立つサウスタワー 2WTC に激突。 それぞれ衝突階より上にいた人たちが逃げ道を失い、その1時間後にはビルは跡形もなく崩壊しました。 2機目衝突のおよそ30分後9:37、ワシントンDCにある米国国防の中枢ペンタゴン(米国国防総省)に3機目衝突。 4機目は、ワシントンDCにある国会議事堂またはホワイトハウスを狙っていたと考えられますが、乗客たちの必死の抵抗により政治の中枢機関への追突は免れ、10:03、ペンシルベニア州のとある野原に墜落しました。 4機の旅客機の全乗客・乗務員、WTC内にいた人々、WTCの消防・救助活動を行っていた人々、ペンタゴンで働いていた人たち等、合わせておよそ3000人もの命が奪われました。 911同時多発テロの詳細は、こちらの記事で紹介しています。 ミュージアムは、当日の経緯、犠牲者の方々の様子、消防活動にあたって壊れ果てた消防車、見る影もないビルの残骸等々、見るに辛くなる展示でいっぱいです。 ワールドトレードセンタービルの残骸 テロの飛行機が衝突したのは、WTCの80-90階以上の超高層部分でした。 911ミュージアムに展示されているビルの残骸は、ちょうど旅客機が衝突した部分(93階-96階)のノースタワービルの骨格でした。 ノースタワーの旅客機が衝突した部分のビル骨格 この骨格は、下の写真の四角枠部分に位置していた、まさに旅客機が衝突した部分のものだそうです。 上の写真の骨格が位置していた部分 生還者の階段 ビル内で逃げ道を失い閉じ込められた人たちの中には、ビルの何十階から飛び降りる人たちもいました(Historical Exhibition内に展示あり)。 一方で、唯一残された奇跡の脱出経路にたどり着き、一命をとりとめた人たちもいます。 ここは、ツインタワーのノースタワーが建っていた場所に位置するそうです。 この中は、事件当日の悲惨さを伝える特別な展示で、写真撮影は禁止されています。 当日のハイジャックされた機内の会話音声、飛行機がビルに衝突する映像、血まみれになってビルから逃げた人々の写真、ビルが一気に崩壊する映像、そして逃げ場を失いビルの90何階から飛び降りる人の写真も展示されています。 この中では、誰もが顔をしかめ、言葉を失い、静かに事件の悲惨さをかみしめています。 消防士の犠牲 ワールドトレードセンターの消防活動にあたっていた、ニューヨーク市の消防士343人も命を落としました。 ビルの崩壊により、潰された消防車が展示されています。 ブロンズの枠には、1993年2月26日にWTCで起きたテロと、2001年9月11日の同時多発テロの犠牲者、2,983名のお名前が刻まれています。 この名前の中には、WTCでの犠牲者のみならず、ペンタゴンでの犠牲者、ハイジャックされた4機の旅客機の乗客・乗務員、消防士などの救助隊も含まれています。 ノースプールとサウスプールの2つのプールには、それぞれ次の場所で犠牲になった方々のお名前が刻まれています。 ノースプール(North Pool):ノースタワーの跡地• 日系企業の方々のお名前が刻まれた場所をご紹介します。 中央三井信託銀行:South PoolのパネルS-39• 富士銀行:South PoolのパネルS-44• 西日本銀行:North PoolのパネルN-63• 野村総研(会議出席のため、日本から渡米):North PoolのパネルN-22 そのほか、たまたまハイジャックされた旅客機に乗っていた日本在住の日本人の方もいました。 ツインタワーは一時は世界最高層ビルとなり、2001年当時もニューヨーク市内では最高層ビルとしてニューヨークのシンボルでした。 ノースタワーはアンテナまで入れると527m、サウスタワーは415mの高さでした(日本の最高層ビルは、2019年現在、大阪あべのハルカス300m)。 ツインタワーには430の企業が入り35000人が勤め、観光客も含めると日々7万人が訪れる場所でした。 2001年9月11日、ツインタワーが旅客機の衝突により崩壊した後、その火災の影響を受けて7WTCが崩壊、他4つのWTCビルもツインタワー崩壊により押し寄せる粉塵等の影響を受けて崩壊または解体されました。 911同時多発テロ後のWTC テロ後、WTCは新たな複合施設として再開発が進んでいます。 現在、旧WTCの敷地6500m2の中に、約半分の面積を占めるメモリアルパークとそのほか5つのWTCビルが建設されています。 ワンワールドトレードセンター(フリーダムタワー) 1WTCは、新しいWTCの中で最も高いビル(高さ541m)で、新しいマンハッタンのシンボルとなっているタワーです。 2014年10月にオープンしました。 建物の基盤は、911テロで崩壊したツインタワーの足形と同じだそうです。 ビルは2000枚以上のプラスチックガラスで覆われていて、昼はきれいな青空を映しだし、夜はマンハッタンの夜景にひと際存在感を示します。 展望台のチケットは、から購入できます。 ニューヨークの地下鉄12路線とPATHトレインの入り口があり、WTCと直結しています。 観光Tips! チケットの購入はからできます。 チケット購入の際には訪問時間を指定する必要があるため、時間が読めずに事前購入できない場合は、を利用するのも一案です。 911ミュージアムの混雑状況 911ミュージアムは、平日休日問わずいつ訪れても長蛇の列ができています。 ミュージアムの入り口の前に、時間指定のチケットを持っている人、シティパス等の時間未指定のチケットを持っている人と、チケットを持っていない人の列に分かれて並びます。 入館前にセキュリティチェックがあるため、チケットを事前に購入していない場合は、屋外でその長蛇の列が進むのを待つことになります。 1時間ほどは時間をロスする覚悟が必要です。 事前にチケットを購入していきましょう。 特にニューヨークのシティパスは、ニューヨーク観光には外せない有名な観光スポットが揃っているのでオススメです。 ニューヨーク市内の6観光スポット(911メモリアルとミュージアム含む)が割引料金で入場できるほか、チケット購入の行列に並ばずに優先して入場できるため、時間の節約にもなります。 事前にGoogle PlayやApp Storeから自身のスマートフォンにダウンロードしていくと、ガイドを聞きながら展示を回ることができます。 日本語にも対応しています。 メトロ地下鉄は路線がかなり複雑で迷いやすいので、しっかり路線図を携えていきましょう。 ニューヨークメトロ公式HP:、 以下、最寄り駅(地下鉄のライン)のご参考です。 Chambers Street駅(A, C, 1, 2 or 3)• Fulton Street駅(A, C, J, Z, 2, 3, 4 or 5)• Park Place駅(2 or 3)• World Trade Center駅(E,1)• Rector Street駅(R)• Cortlandt Street駅(R) ニューヨークマンハッタンの治安 ニューヨークマンハッタンの治安は、場所によってだいぶ異なるため、観光の際には危険なエリアには近づかないことが重要です。 マンハッタンの中心に位置するセントラルパークより北側(ハーレム等)は治安が悪いエリアのため、行かないようにしましょう。 ニューヨークの有名な観光スポットは、マンハッタンのほぼ中央から南側に集まっているため、通常の観光旅行ではあまり行かないエリアです。 中央より南側のエリアであっても、夜中の外出や人通りの少ない細い裏道などは危険ですので、避けましょう。 911メモリアルは、ロウアーマンハッタンというマンハッタン南端にあり、ウォールストリートなどの金融街の近くでもあるので、比較的治安の良い場所です。 また、移動手段としてメトロ地下鉄を使う場合、ニューヨークのメトロ地下鉄内は治安が良いとは言えませんが、日中ならば注意しながら女性一人でも乗ることができます。 jpg? jpg? ビルの残骸や潰れた消防車、ビルから飛び降りる人々の写真など、ニュースで見ていた以上の悲劇が展示されています。 2001年9月11日に何が起き、どれだけ悲惨な出来事だったのか、テロについて考えさせられます。 'メモリアルプラザ'と呼ばれる公園(地図上の緑のエリア)があり、同時多発テロで犠牲になった方のメモリアルパークとなっています。 2001年9月11日のWTCで起きたテロ事件だけでなく、同時に起きたペンタゴンやペンシルベニアでのテロ事件、1993年にWTCで起きたテロ事件についても追悼・展示しています。 富士銀行なども入っていたビルであったため、日本人のお名前も見られます。 911同時多発テロの概要 2001年9月11日、4機のハイジャックされた旅客機がニューヨークやワシントンDCの政治の中枢機関等に次々と突っ込み、およそ3000人が命を落としました。 8:46、1機目の旅客機がニューヨークにあるWTCのノースタワー 1WTC に激突。 その17分後9:03、2機目の旅客機が隣り合ってそびえ立つサウスタワー 2WTC に激突。 それぞれ衝突階より上にいた人たちが逃げ道を失い、その1時間後にはビルは跡形もなく崩壊しました。 2機目衝突のおよそ30分後9:37、ワシントンDCにある米国国防の中枢ペンタゴン(米国国防総省)に3機目衝突。 4機目は、ワシントンDCにある国会議事堂またはホワイトハウスを狙っていたと考えられますが、乗客たちの必死の抵抗により政治の中枢機関への追突は免れ、10:03、ペンシルベニア州のとある野原に墜落しました。 4機の旅客機の全乗客・乗務員、WTC内にいた人々、WTCの消防・救助活動を行っていた人々、ペンタゴンで働いていた人たち等、合わせておよそ3000人もの命が奪われました。 911同時多発テロの詳細は、こちらの記事で紹介しています。 ワールドトレードセンタービルの残骸 テロの飛行機が衝突したのは、WTCの80-90階以上の超高層部分でした。 911ミュージアムに展示されているビルの残骸は、ちょうど旅客機が衝突した部分(93階-96階)のノースタワービルの骨格でした。 ノースタワーの旅客機が衝突した部分のビル骨格 この骨格は、下の写真の四角枠部分に位置していた、まさに旅客機が衝突した部分のものだそうです。 上の写真の骨格が位置していた部分 生還者の階段 ビル内で逃げ道を失い閉じ込められた人たちの中には、ビルの何十階から飛び降りる人たちもいました(Historical Exhibition内に展示あり)。 一方で、唯一残された奇跡の脱出経路にたどり着き、一命をとりとめた人たちもいます。 ここは、ツインタワーのノースタワーが建っていた場所に位置するそうです。 この中は、事件当日の悲惨さを伝える特別な展示で、写真撮影は禁止されています。 当日のハイジャックされた機内の会話音声、飛行機がビルに衝突する映像、血まみれになってビルから逃げた人々の写真、ビルが一気に崩壊する映像、そして逃げ場を失いビルの90何階から飛び降りる人の写真も展示されています。 この中では、誰もが顔をしかめ、言葉を失い、静かに事件の悲惨さをかみしめています。 消防士の犠牲 ワールドトレードセンターの消防活動にあたっていた、ニューヨーク市の消防士343人も命を落としました。 ビルの崩壊により、潰された消防車が展示されています。 ブロンズの枠には、1993年2月26日にWTCで起きたテロと、2001年9月11日の同時多発テロの犠牲者、2,983名のお名前が刻まれています。 この名前の中には、WTCでの犠牲者のみならず、ペンタゴンでの犠牲者、ハイジャックされた4機の旅客機の乗客・乗務員、消防士などの救助隊も含まれています。 ノースプールとサウスプールの2つのプールには、それぞれ次の場所で犠牲になった方々のお名前が刻まれています。 やだこ 55yam. adako gmail. com Administrator やだ旅.

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同時多発テロ(どうじたはつてろ)とは

同時 多発 テロ 911

概要 [ ] 9. 11テロに関する公式な見解は、「(オサマ・ビンラディンとも)を筆頭とする(アルカイダとも)が引き起こしたで、重要建造物(政府関連施設もしくは)を標的にしたを用いたであり、その方法はを始め、誰もが予想もつかなかった」というものである。 これに対してをがあらかじめ知っていたが無視したとする説、政府自身による自作自演であるとする説が唱えられている。 また、本事件の公式見解を支持する場合であっても、事件時の不手際などを政府や軍が隠蔽しているのではないかという疑惑も、広義の陰謀説と呼べる。 このような説が唱えられる背景には、このテロが低迷していたに高い支持率を与え、とのきっかけとなり、それが軍需産業へ利益をもたらしたという経緯がある。 見逃し説は、「アルカーイダがのに際しの支援で結成された武装抵抗組織」という経緯や、「ブッシュ大統領ないしその一族がウサーマ・ビン=ラーディンと繋がっており共謀した」とする説を根拠に、「テロが起こる事を知っていてわざと見逃した。 もしくは手助けした」とする説である。 アメリカでは根強い論調で、そうした視点に立ったジャーナリストや研究者による様々な著作も発刊されている。 この様な動きに対して、アメリカも「アメリカ国内で『陰謀説』が再燃の兆し」と報じたことがある。 後に、たびたびテレビで取り扱われた。 他には作の映画『』などがこの説をとりあげている。 しかし、は事前に事件を知りえたはずのブッシュ大統領が、連絡を受けてから予定をキャンセルするまでの初動の遅さも取り上げ批判している。 自作自演説は、「アメリカ政府とが、のやミサイル、建物内に仕掛けた用のを使ってツインタワーやを破壊し、通説のようなテロ事件であると報道機関を用いて演出した」とする説である。 (テロ自体はアルカイダの仕業とする)見逃し説と比較しても通説との差異は大きく、現在では見逃し説に代わる陰謀説の主流となっている。 映画『』ではこの説が取り上げられている。 見逃し説 [ ]• が、によって設立され、同局と緊密な関係があるという背景。 ビン=ラーディンの親戚が、9. 11当日、一連の事件の後、FBIが「テロと無関係」と保障したことにより、飛行機で帰国した。 自国民を殺すほど、そこまでひどいことはやらない。 これほどの事態を秘密にしておくことは不可能(自作自演に対しての反論の一種)• 単なる情報伝達の不手際 自作自演説 [ ] 以下の現象や証拠は、外国のテロリストの犯行にしては規模が大きく、かつ巧妙である。 また、これらに対して政府から納得のいく回答が得られていない。 リンドン・B・ジョンソンが1965年[ママ]に決議を押し通すのに利用したようなものを。 警察国家と化したアメリカ [ ] ブッシュ政権の労務省元主任エコノミストであったモルガン・レイノルズ は、2005年に次のように主張した。 「遠く離れたアフガニスタンのイスラム原理主義者の本部からの指示を受けて、19名のアラブ・テロリストによって911事件が引き起こされた」という政府見解こそが、おとぎ話のような「」である。 WTC崩壊に関する政府公式見解も、これと同様に、およそ納得しがたい。 私は崩壊の公式見解は正しくないと信じている。 そのような誤った分析に基づいた政策もまた誤りである。 アメリカ政府の見解はきわめて脆弱なもので、プロによる解体作業だけがWTC崩壊の事実を十分に説明することができる事象だ。 事態を困難にしているのは、分析を受ける前にFEMA()が、WTCから証拠を取り去ってしまったことだ。 ワールドトレードセンター・ツインタワーの崩壊が解体行為によるものであったのであれば、911事件がアメリカ政府内部犯行であることが明らかにされるだろう。 科学者や技術者、偏見のない研究者たちが911事件を解明するべきだ。 しかし現在のアメリカの状態の下ではそれは難しい。 爆破と建築の専門家たちは、911事件を分析をすることに対して、逮捕の恐怖を感じているからだ。 アメリカ新世紀プロジェクトとSystem Planning Corporation [ ] アメリカのシンクタンク「」 は、9月に、90ページのレポート"Rebuilding America's Defenses" を公表した。 このレポートでは、アメリカの外交政策、軍事政策のあり方を論じ、複数の戦争を同時に遂行しかつ圧勝するための体制を構築する上での目標を挙げる部分で、次のように述べられている。 (page51。 壊滅的規模で、触媒として働くような何か新しいのような出来事がなければ、(アメリカの)体制移行の過程は、たとえそれが革命的な変化を引き起こすとしても、長い時間がかかるものとなるであろう。 Further, the process of transformation, even if it brings revolutionary change, is likely to be a long one, absent some catastrophic and catalyzing event — like a new Pearl Harbor. — Project for the New American Century、Rebuilding America's Defenses このアメリカ新世紀プロジェクトのメンバーであった、は、CFR( のメンバーでもあり、レーガン政権で国防省要職を務め、ジョージ・ブッシュ政権で、政権発足から2004年まで大統領の外交政策顧問、アメリカ国防長官府のコンサルタントを務めた。 また、彼は1987年から2001年まで、軍事技術会社 の部長職、および子会社であるSPC InternationalのCEO(最高経営責任者)であった。 なお、System Planning Corporationは、航空機を遠隔自動操縦で航行させることができる技術(Flight Termination System、Command Transmitter System を販売している。 ワールドトレードセンターのツインタワー両棟崩壊についての論争 [ ] 主流の見解では、を形成する7つのビルは、航空機の衝突とそれに伴う火災をきっかけに崩壊したとする。 この立場から崩壊の機序を説明する仮説のうち初期のものは、「説」とも呼ばれる。 これは、ビルの各階の層が下の階へ落下することで、各階が順に押し潰されるようにして崩壊したとする。 しかし、この説に基づけば各階の落下速度がの速度を越えないはずだとの反論がある。 Rick Segalは、崩壊時の映像記録によれば第1ビル、第2ビル、の崩壊速度はでの自由落下速度に匹敵すると述べた。 ただし、実際に自由落下だった場合、第1および第2ビルの高さだと9秒、第7ビルだと3秒強で崩壊することになるが、ツインタワーの倒壊には15-20秒、第7ビルは陰謀論者の主張でも6秒かかっているため、とうてい自由落下に「匹敵」とはいえない。 また、近代的な高層ビルでが原因で崩壊した例はないという反論、パンケーキ説が唱えるような重みや歪み等による崩壊であれば各階が残っているはずだが、実際には原形をとどめないほど粉砕されているという反論もある。 ツインタワーの崩壊は秘密裏に計画された人為的な爆破あるいは解体であったとする主張もある。 たとえばは、の3つのビルの崩壊の際にが使われたという仮説を発表している。 また7号館は当時、一切の影響を受けていなかったにもかかわらず、古いビルの爆破解体のように中央から瞬時に崩れ、周りの建物をほとんど傷つけることなく瓦礫(がれき)がきれいに敷地内に収まっているということを指摘する意見がある [ ]。 一方で、爆破解体は無数の爆薬に電気配線をつなぎ、電気雷管で起爆する非常に緻密(ちみつ)な作業であり、ましてやワールドトレードセンター・ツインタワーほどの規模になると、どんなにいい加減な作業内容でも、数百人規模の人員と数ヶ月の工期(日本の一般的な河川に架かる橋の発破解体でも約20人の人員と2ヶ月の工期が必要)が最低条件となるため、一日に20万を越える人間が出入りするワールドトレードセンター・コンプレックス内で、これらの作業を秘匿(ひとく)しつつ遂行することについての疑問もある。 また、ツインタワー両棟は一箇所でも破断したら落下してしまう本質的に単純支持のトラス梁(ばり)で構成された床をもつ特別な構造躯体であり、もともと飛行機の突入による崩壊は必然であるという意見がある。 その他 [ ] 施設警備を請け負っていた会社「」(当時の社名は「セキュラコム」)のは大統領の弟であった。 ワールドトレードセンター・ツインタワーには金融機関の不正調査を行うFBIの事務所があったが、ツインタワーの崩壊により資料が消滅した。 ワールドトレードセンター・コンプレックスでの全犠牲者の身元特定 [ ] 2005年2月のの記事は、「ニューヨーク市立医療検査官局は、『犠牲者2,800名のうち、DNA鑑定の限界に到達するまで調査しても、1,100名が特定できていない』と遺族に対して公言している」と報道した。 ツインタワー爆破説 [ ] 上記の説に加えツインタワーの崩壊には他にも疑惑があるといわれている。 この映像はDVDとしても販売されている。 (以下全て映画 で指摘している事項であり、そこも出所となりうる)。 この番組によると、ツインタワーは航空機の衝突によって崩壊したのではなく、事前にツインタワー両棟に爆発物が仕掛けられており、それを故意に爆発させ崩壊したとも言われている。 上記の説と重複する点もあるが、その根拠をまとめると以下の通りである。 タワーの外側は鋼鉄が網の目のように配されており、型機や複数の航空機が突入しても耐えられるように設計されていた。 例えるならば網目に鉛筆を指しても全体に影響が及ばないように設計されていたと言える。 (設計者Leslie E. Robertson が言及) はというの一種で、鋼鉄を溶かしたり強度を弱めるほどの温度まで上昇しない。 ジェット燃料の燃焼温度は1100-1200度。 タワーが崩落するスピードが速すぎる。 航空機突入とは別の爆発音がしたという、消防士や警官、またビルから救出された人など、多くの人の証言がある。 タワー崩落時の写真や映像では、崩落する時に階下の方から謎の白い煙が吹き出ている。 旅客機がタワーに衝突する直前にタワーから不可解な閃光が発せられている。 消防士たちが鋼鉄が溶けて流れていたと証言。 の物理学教授であるスティーブン・E・ジョーンズ(Steven E. Jones が、タワー地下の溶けた金属を調べると、瞬間的に鋼鉄を切断する際に使用されるような、のような高熱を発する爆発物を使用した形跡が見られたと言う。 この発言後、ジョーンズ教授はアメリカ政府からの圧力を受け、ブリガムヤング大学の教授職を解雇された。 それでもジョーンズは、「教授職を解雇されようとも真実はねじ曲げられない」と、現在もその主張を続けている。 これらの理由から、ツインタワーは爆破されたのではないかという説がある。 ではなぜ爆破されたかという疑問の理由として• 当初、港湾公社が管理していたが維持費が高額であり、更に老朽化が進んでいたことからテナントも敬遠し、減少する一方だった。 ビルには有害なが多く使われており、それを除去するだけでも10億ドル以上かかると言われ、頭の痛いお荷物となっていた。 テロの6週間前に、港湾公社から不動産王といわれる Larry Silverstein に賃貸権が委譲されており、その際に彼が35億ドルという巨額の保険をかけたために、事件後に80億5000万ドルという大金が支払われたと言われる。 しかし、そのような主張とは違う証言もある。 また、仮に80億5000万ドル支払われたとしても、シルバースタインには賃貸者として現地の回復義務があり、この費用はおよそ60億ドル。 さらに、港湾公社への賃貸料も支払わねばならないので、実際に得になるかどうかは不明。 またこの説をとった場合、単に放火すればよいものを、飛行機を突っ込ませる意図が全くわからない。 などが挙げられる。 更にサウスタワーで働いていたスコット・フォーブス(Sccot Forbes によると、9. 11の4-6週間前に上の階で、ドリルやハンマーなどの改装工事らしき音がずっと聞こえており、床が揺れるほどだったが、1度見に行きドアを開けたら奇妙なことに何もなかったと証言、また彼は9月8日から9日にかけて電気工事の名目で長い停電があり、停電中はタワーのセキュリティも解除され誰でも入ることができたと証言している。 テレビのパット・ドーソンは現場取材で「どちらかのビルでまた爆発があった」「(救助に向かった)消防本部長によるとビルに爆発物が仕掛けられていた」と報道している。 また上記の理由に加えて、ツインタワー崩壊で最大の謎があるという。 ワールドトレードセンター・コンプレックスの(通称:ソロモン・ブラザーズ・ビル、47階建て)は、公式発表では「ツインタワーの瓦礫による損傷と火災によって崩壊した」とされているが、第7ビルはツインタワーから最も離れた場所に位置している上に、もっと近くに建っていた第3〜6ビルに比べると、事故直後は損傷の度合いも軽いように見受けられ、また火災がひどいようにも見えなかったのに、わずか6. 5秒というとんでもない速さで崩落した、としている。 第7ビル崩落前の映像や写真を見てもツインタワー崩壊による瓦礫の損傷はほぼ皆無である。 CIAエージェント(爆発物処理専門家)として36年間勤務したマルコム・ハワードは、ワールドトレードセンター第7ビル(全階の賃貸人はCIA、シークレットサービス、アメリカ軍)が「意図的なビルの爆破解体」(CIA作戦コード「ニューセンチュリー」)であったことを余命1週間を告げられた際に証言した したがって、ビルは航空機によるものだけではなく、爆破解体されたのではないかという主張がある。 BBCのワールドトレードセンター第7ビル倒壊報道への疑義 [ ] このテロ事件での当日ののニュース内においてニューヨークに中継がつながれた時にBBCの女性記者が、実際のワールドトレードセンター第7ビルが背後にしっかりと映っているにもかかわらず、中継内で「たった今、ソロモンブラザーズビル 第7ビル が崩壊したという情報が入ってきました」と言った直後に中継が不可解に中断し、なおかつBBCがこの中継の録画テープを紛失したため、BBCが第7ビルの爆破解体という陰謀に関与したという説がある。 しかしながら、これらはBBCが陰謀に関与した証拠などでは一切なく、録画テープはその後、間違って仕舞われた2002年の棚から発見され、ロイター通信が訂正したとおり、女性記者の発言は現場の消防当局から第7ビルが倒壊しそうだという情報が誤って伝えられたためであり、また中継が中断したのは通信衛星装置にあらかじめタイマーが設定されていたためであることをBBC自身が報じた。 アメリカン航空77便のペンタゴン突入への疑義 [ ] 国防総省 に突入した飛行物体はミサイルであったとする説が唱えられている。 は、911事件当日にペンタゴン攻撃直前にペンタゴン上空を航行していた飛行機を撮影した画像を保有しており、これが一般の旅客機ではなく、アメリカの軍用機のに外形が酷似していると指摘する番組を2007年に放映した。 また同じ番組の中では、アメリカ政府公式報告の中に、この飛行機に関する言及がないことも指摘している。 の記者Mike Waltersは、911事件当日にペンタゴンへの攻撃の瞬間を目撃した。 彼がCNNに対して、ペンタゴンを攻撃した飛行体が「巡航ミサイルだった」と語ったとされることがある。 実際には「巡航ミサイルのように飛んできた」と語っており、巡航ミサイルが飛来したとは述べていない。 なお、時刻の早いCNNの記事では、彼はアメリカン航空機を見たと証言したと報道されているが 、さらにそれ以前の時刻のイギリスのpress associationの報道では、衝突の瞬間の目撃、アメリカン航空機の目撃に対する言及がなく、「それは有翼巡航ミサイルのようだった」「飛行機の残骸と走り回る軍人たちを見た」とだけその発言が報じられていた。 国防長官は、911事件直後の雑誌Parade Magazineとのインタビューで、911事件の経緯に触れる中で「ミサイルがペンタゴンを攻撃した」と発言した。 は、911事件当日のペンタゴンの攻撃を報道する記事で、現場証言として、ペンタゴン職員のErvin Brownが「小型飛行機の残骸のようなものが地面にあるのを見た」同じくTom Seibertが「ミサイルのような音を聞いた後、爆発が起きた」と発言した、と報じた。 アメリカの超党派団体「 ()(Dr. James H. Fetzer発起:英語版Wikiを参照)は、航空宇宙工学エンジニアのマイケル・メイヤー(Michael Meyer)の次の主張をWebに掲載している。 物理学的に、機体の構造・材質上、ボーイング757がペンタゴンに激突した際の、(運動)エネルギーは、航空機本体が粉砕されることに、ほとんどが消費されるはずである。 したがって、911事件での、ペンタゴンの9フィートの厚さを持つ6層対爆コンクリートが突き破られ、均整の取れた洞穴状に、ペンタゴンの「Cリング」(外側から3番目の棟)まで破壊された状況は、ボーイング757によって引き起こされたものではない。 — マイケル・メイヤー、A Boeing 757 did not hit the Pentagon 元アメリカ陸軍軍人のジャーナリスト、Geoff Metcalf は、フランスのWebジャーナルAsile. org 、および、匿名のあるパイロットの説として、事故直後の現場写真に対する次の指摘を2002年に紹介している。 衝突場所の前面の芝生部分に残骸がまったく飛び散っていない。 事故当日の衛星写真によると、ペンタゴンのもっとも外側の棟の、5階建ての1階部分のみだけが損傷を受けている。 ペンタゴンの建物の高さは78フィートである。 一体どうすれば、ほぼ100トン、全高44. 7フィート、全長115フィート以上であるボーイング757-200が、最低でも時速400kmの速度で突入して、ただペンタゴンの外側の棟の1階にだけ、ダメージを与えることができるのだろうか? ペンタゴンに突入で破損した部位と機体の大きさを比較して、ボーイング757-200の翼部分が当たることによって発生するはずのダメージがどこにも見当たらない。 気候を考慮すると、衝突時には、燃費の比重を1ガロンあたり6. 9ポンドとすると、8600ガロン=約60000ポンド(27トン)ほどの燃料が、あらゆるところに広範にバラ撒かれていたはずである。 飛行機のフロアから引きはがれたであろう、シートベルトのバックルつきの座席はどこにあったのか? 乗客はどこにいったのか? いまだかつて激突によって機体が蒸発してしまった(=破片すら原型をまったく留めないほどに細かく四散してしまった)航空機事故など見たことがない。 しかし実際にはやなど、そのような事故の例は多数存在する。 しかし、熱によりほぼ全ての残骸がほとんど消滅に近いかたちで残っていない、といった事故はあまり例が無い。 アメリカの、Pilots for 911 truth(パイロットや航空業界関係者による911真相追求団体)は、2006年に次の記事を公表した。 NTSB()の公表したペンタゴン突入航空機(アメリカン航空77便)の飛行記録を、実際にフライト・シミュレーターで解析してみた。 この矛盾点をNTSBに対して問い合わせたが、回答は拒否された。 ペンタゴンの近くにガソリン・スタンドがあり、そこに設置されていたセキュリティー・カメラの一つが事件現場の方を向いていたが、撮影されたビデオは事件後に米軍兵士により没収されてしまった。 高速飛行可能なのような小型物体が写っていた可能性があって、それを隠蔽しているのではないか。 ユナイテッド航空93便の墜落への疑義 [ ] ラムズフェルド国防長官は、2004年12月にイラクを訪問した際に、911事件でハイジャックされたユナイテッド航空93便は「撃ち落とされた」と発言したと報道された。 アメリカの、Pilots for 911 truth(パイロットや航空業界関係者による911真相追求団体)は、2008年に次の記事を公表した。 NTSBの公表したユナイテッド航空93便の飛行記録によると、「地面に対して40度の突入角度で、機体を進路に5度下に傾けた状態で墜落した」とされているが、衝突によって生じたクレーターの形状は、垂直降下によって作られる形状である。 また、NTSBの飛行記録では、93便に装着された地上接近警報装置(GPWS:ground proximity warning system)から、地面接近する飛行中に、「突入角度を確認せよ」、「機首を上げよ」という警報が発せられた形跡がない。 ハイジャック機からの電話連絡についての疑義 [ ] カナダの西オンタリオ大学(University of Western Ontario)のAlexander K. Dewdney教授は、2003年に、チャーター機を使って自ら実験を行ってデータを解析した結果、旅客機の通常の航行高度である3万5千フィートはもちろん、高度8000フィート(約2400メートル)時点でも、携帯電話が通話不能であることが証明できたとして、2001年9月11日にハイジャックされた民間機上の乗客から、次々と携帯電話で電話がかかってきたと言われているが、それは不可能だと主張した。 根本的な事実誤認として、実際の通話のほとんどは携帯電話ではなく、機内の据付電話で行われていたということがある。 携帯電話の通話は、一分弱で切れてしまったものもあるので、携帯電話が支障なく使えたわけでもない。 また、、の伝達性は環境によって大きく左右されることが多く(例:)、通話可能であったか否かの証明には、たった1回の実験ではなくある程度の期間を使った連続的なデータ採取が必要である。 911当日のアメリカの軍事演習に対する疑義 [ ] 元ロサンゼルス市警麻薬捜査官でCIAの麻薬取引を告発した経歴のあるは、2004年著作 "Crossing the Rubicon" で次のような主張を公表した。 事件当日にの演習を遠方で行うことにより演習と実際を混乱させ、アメリカ空軍機が対応出来ない状態にされていた。 2001年5月時点で、副大統領は、大統領命令により、すべての連邦政府、すべての軍事機関に及ぶあらゆる軍事訓練、軍事演習を直接監督する責任者となっていた。 911事件当日の朝は、ディック・チェイニーが大統領命令により監督責任を負う軍事演習と対テロ演習の多重訓練が開始された。 ディック・チェイニーは、911事件に対するアメリカ空軍の麻痺状態を確実にするため、を通して、お互いが完全に分断されてしまっている指揮命令系統を、彼の元で一元的に管理していた。 彼は911当日のアメリカの「最高司令官代理」の立場であった。 は、FAA(:運輸省航空局)が監督しているレーダー画面と、同じものをリアルタイムで見るための技術を保有している。 シークレットサービスはさらに、国家的非常事態には、最高指揮権を行使する法的権限と技術もあわせ持っている。 軍事演習と対テロ演習は、実際に飛行している航空機を訓練に含んでいた。 アメリカ上空でハイジャックされた航空機を演じる軍用機や、FAAのレーダー画面に配置された「偽の輝点」(仮想の飛行機を示すレーダー上の輝点)が訓練で使われた。 「北方警戒」(Northern Vigilance)という演習では、ロシア空軍の攻撃をシミュレートして、空軍の戦闘機をカナダ上空にまで北進させた。 その結果、東海岸で緊急発進できる戦闘機はほとんどなくなってしまっていた。 こうして麻痺状態に陥った空軍の反応は、空軍の戦闘機の乗員を、911事件を阻止することが不可能な状態に確実に陥れた。 公式発表に対する疑義 [ ] が登場したことにより、一般的にはアルカイーダの犯行という認識がなされている。 しかし、政府が事実を隠していたり、マスコミ報道の内容が操作されているという主張がある。 実際、前副大統領は、911事件とアルカイダの関係性を示す証拠を持っていると公式に発言したが、現在も未だにそれは提示されていない。 だが、アルカイダとの戦いが続いている中で証拠を公表したりすると、内部の情報源、もしくは情報収集の方法が相手にバレてしまうのは、諜報戦の基本中の基本である。 こうした説明責任と機密保持の板ばさみは、何もこの事件に限ったことではない。 また2002年4月、ミューラー・長官は、「19人のハイジャック犯容疑者とアメリカ同時多発テロ事件とを結びつける書面の証拠物件を見つけることができていない」「彼らはパソコン、ノートパソコンやほかの記憶媒体も残さず、同調者と接触するようなこともせず、表向き善良なアメリカ人として生活していた」と述べた。 だが、この程度のことは他の犯罪者にも多い。 犯行の声明や供述に対して疑問視する意見もある。 ハイジャッカー容疑者19人のうち7人については、生存しているとの報道がある。 また、ハイジャッカーの名前が搭乗者のリストに載っていないとされる。 がの収容所で犯行を供述したとされるが、この際にはレポーターの同行も許されず、情報も限られていたとされる。 イスラム学者・アラブ学者のケヴィン・バレットは、1990年代はじめにビン=ラーディンの音声を翻訳した経験にもとづき、2001年以降に発表された多くの「ビン=ラーディンの音声だ」とされるテープは語法の特徴からビン=ラーディンのものではないという見解を示している。 CIAが「本物だ」と断定した2002年秋に発表されたテープも、スイスにあるIDIAPという研究所が声の分析をした結果は「替え玉による録音だった」という。 911事件当日に、ニューヨーク航空管制局の、少なくとも6人の航空管制官が、911当日の2機のハイジャック機を取り扱った際の通信および会話の録音テープが存在したが、まったく公表も内容記録もされずに、アメリカの職員によってそのテープは破棄された、とニューヨーク・タイムズは2004年に報じた。 各国民の世論 [ ] 2004年8月、国際世論調査において、ニューヨーク在住者の49. 11のテロ計画が存在すること、もしくはその攻撃が具体的に2001年の9月11日付近に実行されることを知っていながら意図的にその攻撃を防ごうとしなかった」と回答した。 11調査委員会は彼らの公式調査の結果に反する決定的重大な証拠が発覚するのを恐れ、それらに対する捜査を拒否、あるいは不利な証拠を隠蔽した」と思っている、と結論付けた。 11の攻撃について、は全く無関係で、本当は影響力のあるアメリカ人による陰謀である」と思っていることが明らかとなった。 11前に得ていた9. 11の攻撃に関する情報について嘘をついている」と答えた。 11の5周年の直前、米国の各主要メディアは一斉に9. 11の陰謀論についての記事を発表した。 それらの中の一つ誌は「陰謀論は少数が唱える迷信ではない、明白な政治的事実なのだ」と述べた。 上記のような報道が主要なメディアでのように報じられ、そして9. 11陰謀論はしばしばマスコミの注目の的となるようになっていった。 日本政府見解に対する疑義 [ ] の第168国会外交防衛委員会において、民主党の議員は下記の事項を日本政府に対して質問した。 国際的に疑問の声が上がっているが、日本政府としては9. 11事件はアルカイダのみの犯行と解釈するのか。 ペンタゴンへの航空機突入について、通常の航空機ではありえない動きなどの異常さをどのように解釈するか。 総裁が公然と指摘している、テロ発生直前に、航空会社、保険会社、商社や金や石油市場の不可解な売買や、ユナイテッド航空、アメリカン航空の株価暴落を見越したかのような株式プット・オプションの建玉増加、といった取引の存在どのように解釈するか。 政府の答弁は、1. に対しては肯定、2. についてはアメリカ政府公式見解を支持、3. については、「そうしたオプションをもし情報を持って買っている人がいたとすれば、これは当然のことですけどになると思いますし、大変なことだろうなというふうな認識を持っています。 」というものであった。 藤田は、この発言によりやオーストラリアから招待を受けた ほか、らと共著本を出版したり、シンポジウムなどを開催している。 Truth NewsのKurt Nimmo、きくちゆみらはAlex Jonesと関係が深く、陰謀論を主張する立場にあり、「ネット系を含めて日本および世界の大手マスコミは、報道規制によって、これをほとんど報道していない」と主張している。 3月、は「藤田議員は株の利益を得るために別の勢力が実行したのだと妄想話を国民に広げている。 このような人物が世界で二番目の経済大国の政権与党の重要な地位についているのは誠に珍奇な話で常軌を逸している。 同氏の極端な反米傾向は鳩山政権にも流れているようだ」と批判した。 これに対して藤田議員は陰謀説を否定し、記事は歪曲されたと主張している。 また首相は「藤田議員の個人的な見解であり政府の見解でも党の見解でもない」としている。 イタリア元大統領の謀略指摘発言 [ ] の元大統領は、2007年11月30日発行のイタリアの日刊紙「」のインタビュー記事、Osama-Berlusconi? アーロン・ルッソとニコラス・ロックフェラーの会話 [ ] アメリカの映画監督は、2006年に とのインタビューにおいて、一族でCFR()上級メンバーであるニコラス・ロックフェラー(Nicholas Rockefeller)から、911事件発生の11ヶ月前に、「New World Order 」構想の実現計画の一環として次のような話を聞かされ、ニコラス・ロックフェラーのグループに参加するよう勧誘された、と言う。 この会話を発表した半年後、6年前から患っていた膀胱癌により、ルッソは死去した。 トークショー司会者アレックス・ジョーンズは、アーロンが密かに「自分はずっと脅迫されていたから、ガンは攻撃によるものと思う」と語った、と明言した。 これから「ある出来事」が起こる。 「ある出来事」によって、米軍はアフガニスタンに侵攻する。 さらに、イラクに侵攻して油田を確保して、中東に(米軍)基地を構築してこれらの地域を「New World Order」に取り込む。 これらの米軍侵攻の全てが、「巨大なでっち上げ」である。 その他 [ ]• 多くの報道誘導がされている。 ビル崩壊直後にビルの工事不良をいきなり指摘する人がいた。 は「我々の市民が殺害された場合、アメリカの市民も殺害する」という極めて普通の人でも言うようなことを言っているだけなのに、CNNのIn the Footsteps of bin Ladenには、如何にも悪人であるかのごとく扱われ、思想誘導されている。 反論者は全てテロリストの仲間とされる風潮になってきて、反論や指摘ができなくなり、それを更に強化する法律が、可決されてしまった。 多くの重要な映像や音声が一度放映されただけで、二度と放映されない。 ビル崩壊の直前に下部から白煙が舞い上がる。 目撃者がビルに激突した航空機を民間航空機ではないと証言。 ビデオを撮っていた人が軍用機だと叫ぶ。 レポーターがこの辺りでは見たこともない飛行機で、旅客機でないと報道していた。 多数の人が爆発音の証言。 飛行機の衝突と同時に地下でも爆発があったとの証言あり。 これらは『911 In Plane Site』による。 11委員会が、事件後411日後に設立され、しかもに関係ある人々によって設立されている。 報道では、独立した集団とされるが、事実と異なる。 300万ドルしかお金をかけていない。 この委員会によって作られた報告書には、科学的に説明できないことや、多々なる矛盾事項が記されている。 の革命家であり最高指導者のは、この事件について陰謀めいたものを感じると側近に述べていたことが、()ので報道された。 のニュースでを喜ぶの人民たちという内容のニュースがテロ当日に放映された。 時間はおおよそ午後10時であり、ニュースは11時頃、アフガニスタンはを考えれば、夕方であったが、は昼間の明るい映像であった。 報道の迅速さを考えると全く関係ない映像を流していた可能性を否めない。 消防士たちの無線交信は直後に公表されなかった。 いまだに全部は公表されていない。 その他 - ()関連 [ ]• 地面すれすれに突っ込んだはずなのに、周辺の芝生が荒れているようには全く見えなかった• 突っ込んだ場所が建物で最も頑丈な場所であった(直前に補強工事が済んでいた場所であった) [ ]。 現場の映像に機体の破片も乗客の遺体も全く写っていなかった(焦げあとすらない機体の破片が1つ報道されたほか、焦げた破片も2例発表されたがいずれも突入したとされる757型機には使われていないものであった)• 航空機が突入した事故にしては建物に開いた穴があまりに小さいのではないかという指摘がある。 ペンタゴンの建物が航空機の飛行高度に対してあまりにも低層であり、未熟な操縦者が機体を正確に建物に当てるのは非常に困難であったこと [ ]。 突入の瞬間を捉えた監視カメラがいくつもあったが、全てのテープが政府に差し押さえられた。 その後で発表されたのは5コマの写真のみであり、飛行機は全く映っていなかった。 しかも一番重要な、飛行体突入の瞬間だったと思われる途中の1コマが抜かれている。 が飛んできてペンタゴンにぶつかったという目撃証言がある。 また事件直後に現場で撮影されたジェットエンジンの残骸は旅客機用の大きなものでなく明らかに()のような小型飛行機の形状である。 またその小さいジェットエンジンは何者かによって間もなく回収されてしまった。 現役のパイロットで結成された真相を究明する民間団体が、現場から回収されたフライトレコーダーの情報開示を求めた。 その飛行データを解析したところ、突入したとされる航空機が、事故直前までペンタゴンの上空を飛び越してしまう高度を飛んでおり、突入できない飛行ルートを取っていたことが指摘されている。 その他 - ユナイテッド航空93便関連 [ ]• 墜落現場にはクレーターのようなものしかなく、機体の破片や乗客の遺体がなかった(遺体が1体も見つからなかった)。 に93便が着陸したとする証言もある。 その他 - 家族ぐるみの付き合い [ ]• すでに多くの報道官が指摘したように、9. 11当日、の家族がアメリカにいた。 しかも、その場所は、にあるブッシュ家の別荘だった。 もともとブッシュ家とビン・ラーディン家は、家族ぐるみの付き合いをしてきた。 そのビン・ラーディン家を保護するため、FBIがわざわざ、彼らの国外脱出に協力しているぐらいなのだ。 なお、(いわゆる父ブッシュ)とムハンマド・ビン・ラーディン(ウサーマ・ビン=ラーディンの実父)は、に設立された、のとして知られている。 その他 - 市民の人権擁護の会 [ ]• 反精神医学の団体であるの関連団体の は精神科医たちがこの事件を引き起こしたと主張している。 脚注 [ ] []• Bill Moyers 2007年. 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Zarembka, Paul 2006. The Hidden History of 9-11-2001; Elsevier: Amsterdam. Don Paul 2002. ASIN B0006S7LS0. デヴィッド・レイ・グリフィン 2004. Marrs, Jim 2004. Inside Job: Unmasking the 9-11 Conspiracies; Origin Press: San Rafael. Hufschmid, Eric 2002. Painful Questions: An Analysis of the September 11th Attack; Endpoint Software: Goleta. Glanz, James; Lipton, Eric 2004. City in the Sky: The Rise and Fall of the World Trade Center; Times Books: New York. Dunbar, David; Reagan, Brad 2006. Spak, Steve 2004. Mayday! Mayday! Mayday! ; Xlibris Corporation. Shaler, Robert C. 2004. Who They Were: Inside the World Trade Center DNA Story; Free Press. Botte, John 2006. 『世界はここまで騙された』 、2003年。. ベンジャミン・フルフォード 『暴かれた9・11疑惑の真相』 、。. ベンジャミン・フルフォード 『ステルス・ウォー』 、。. 成澤宗男 『「9. 』 、2006年。. 陰謀説を批判するもの [ ]• 『陰謀論の罠The Trap of Conspiracy Theories 「9. 11テロ自作自演」説はこうして捏造された』光文社、2007年。 『トンデモ本の世界U』「9・11陰謀論の謎を暴く! 『ニセ科学を10倍楽しむ本』 楽工社 版 2015年4月8日 関連項目 [ ]• - によって当時の米国民の戦意は高揚した。 - と墜落現場の様子が非常に似ているによる 外部リンク [ ] 定説に疑問を呈するもの [ ]• - - アメリカ政府の主張に疑問を呈するビデオの紹介(日本語)• - 9. 11事件の再調査をアメリカ政府に求める活動(日本語)• - 公式ページ(日本語)• (英語)-パイロットおよび航空業界関係者が、911事件でハイジャックされた4機のフライトに関して検証するフォーラム。 DVDも販売している。 (英語)-ソフトウェア技術者Jim Hoffmanを中心に運営されている団体。 (英語) -元ブッシュ政権官僚、多くの大学教授を含む学者、学生からなる大所帯の911真相追求団体。 研究誌も発行• orgと共同で開催した。 (不定期更新)• (著名な検証映画:日本語吹き替え)参照• 上記の別バージョン。 なおAlex Jonesは、テキサスの を中心に活動している。 陰謀説に対する検証、批判 [ ]• (英語)• (英語)• (英語)• アメリカの報道での関連のニュースや世相を伝えるサイト。 11陰謀論に関する米国内の状況についての記述もある。 (日本語)• Skeptic's Wikiのの項目•

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911同時多発テロという名の不思議な話⑤|チャカポコ|note

同時 多発 テロ 911

2001年9月11日の朝、悲劇は突然起こりました。 アメリカの国内便4機がアラブ系のグループにハイジャックされ、進路を変更、ニューヨークのシンボルともなっていた世界貿易センター2棟とアメリカ国防総省本庁舎(通称ペンタゴン)に突入し、明らかになっているだけでも3,000人以上の死者を出しました。 現地と13時間の時差がある日本でも、11日の深夜ごろから盛んに報道され、事実が明らかになるにつれ全世界を衝撃の渦に巻き込みました。 その背景については現在でもわかっていないことが多く、盛んに憶測が飛び交っていますが、事実としてどのようなことが起こり、そこからどういった結論が導き出されるのか、9. 11アメリカ同時多発テロとはどのようなものだったのかを、わかりやすくまとめました。 乗客として各旅客機に乗り込みコックピットを掌握したハイジャック犯らは、ボストンからロサンゼルスへと向かう予定だったアメリカン航空11便とユナイテッド航空175便をニューヨーク・マンハッタンへ、ワシントンD. からロサンゼルスに向かう予定だったアメリカン航空77便と、ニューアークからサンフランシスコに飛ぶ予定だったユナイテッド航空93便をワシントンD. へ向かわせました。 午前8時46分にアメリカン航空11便は乗客・乗員を乗せたまま世界貿易センターのツインタワー北棟(第1ビル)に追突し、続く17分後ユナイテッド航空175便が南棟(第2ビル)に同じく突撃しました。 ビルは炎上爆発し、多数の死傷者を出しながら9時59分に南棟が、10時28分に北棟が崩壊しました。 一方ワシントンD. へ戻ったアメリカン航空77便は、午前9時38分アーリントンにあるアメリカ国防総省本庁舎に激突し、乗客・乗員と国防総省職員多数を巻き込んで10時15分に1階から4階までがすべて崩壊しました。 (各便の予定フライト。 どれもボーイング社の機体で、突入の際に爆発が大きくなるよう、意図的に燃料を多く積む長距離移動フライトをハイジャックしたものと考えられています) 9. 11、その 被害とは ユナイテッド航空93便に乗り合わせた乗客は、会話などからテログループの目的を認識し、コックピットの奪還に乗り出しました。 この便はアメリカ合衆国議会議事堂かホワイトハウスを標的としていたと推測されており、機内での競り合いのおかげで便はどちらの建物にも突入することはありませんでしたが、その手前で地上に墜落し、乗員・乗客全員が亡くなりました。 また、ユナイテッド航空93便以外の3便の乗客・乗員も全員死亡し、どの旅客機もほとんど原型をとどめないほどに粉々になりました。 アメリカ国防総省本庁舎では190人あまりの国防総省職員が亡くなりましたが、特に被害の大きかったニューヨーク・マンハッタンでは、タワー内部にいた人の他、地上や近隣のビル内にいた人、救助にあたった消防士や警察官などを含め、明らかになっているだけでも2,700人以上の死者が出ました。 街にはビルの崩壊により凄まじい粉じんが立ち上り、道路は完全に封鎖、煙により救助犬が体調を崩すなど生存者の救出も難航しました。 写真提供:mashleymorgan 事件の背後、 テロの動機とは アメリカでは捜査の結果、当時の米ジョージ=ブッシュ大統領は、ウサマ=ビン=ラディン率いるイスラム系テロ組織「アルカイダ」が犯行に及んだものと結論付けました(アルカイダについて詳しくはより確認できます)。 このことについてアルカイダ側は肯定も否定もしない立場を取っていましたが、アメリカにおける反アラブ感情の高まりが凄まじかったことなどを受け、アメリカはこの後「報復戦争」に踏み切ります。 では、どうしてそうした反米感情が育ってしまっているのでしょうか。 戦後、中東(アラブ系の国が多い)の石油資本をめぐって、アメリカの石油メジャーが大規模な掘削を行い、利権のほとんどを握ってしまったこと 2. 1990~1991年にかけての湾岸戦争で、サウジアラビア侵攻を狙うイランの抑止力として、イスラムの2大聖地のあるサウジアラビアに米軍を駐屯させたこと(サウジアラビア政府がアメリカに助けを求めた形ですが、ビン=ラディンは反対の姿勢を取っていました) 3. イスラム法に厳格に従うべきだとするイスラム原理主義組織にとっては、アメリカは金銭と快楽を追求する腐敗した神に背く国だと考えられていたこと もちろん対立の背景にはさまざまな要因が複合的に重なった結果であり、これだけで語ることのできる問題ではありませんが、歴史的背景を少しでもご理解いただけたでしょうか。 未だ解明されない 不可解な点とは アルカイダが計画・実行犯であると断定できない根拠として、9. 11には今もなお解明されていない不可解な事実がいくつか存在します。 俗に言われる「陰謀説」や「自作自演」と言われる大きな理由はここからきています。 ・アメリカ国防総省本庁舎に空いた穴が旅客機よりも小さすぎること ・当時最大の旅客機ボーインが707が突っ込んでも大丈夫なように設計されていた世界貿易センタービルが全崩壊したこと ・ビルは、押しつぶされたような崩壊ではなく、太い鋼鉄の柱までが切断されたように粉々に崩れていたこと ・突撃で上がった黒い煙ではなく、無関係な白い煙が階下から多く上がっていたこと ・直撃を受けていないツインタワー隣の第7ビルも崩壊したこと ・世界貿易センターの直撃を受けていない階下にて、ビル内爆発を示唆する録音が取られていたこと ・政府による十分な検証がなされないうちに崩壊ビルが撤去されたこと など、その他にも挙げればきりがありませんが、こうした不可解で解明されていない事実が存在しています。 こういったことも受けて、あなたはどう考えますか。 跡地の再建へ向けては、デザイン・コンペが行われ設計が進む一方で、再建施工主であるラリー・シルバースタインや遺族港湾公社、さらにはニューヨーク・ニュージャージー両州議会などの意向がさまざまに絡み合い、一時は訴訟沙汰にまで発展しました。 しかし2006年5月23日には、倒壊した第7ビルが無事オープンし、2012年9月には第1ビルを大々的に宣伝するがリリースされ、2013年5月10日ついに第1ビルが完成し、1,776フィート(独立記念の年にちなむ)を誇る世界で3番目、西半球で最も高い建造物となりました。 事件から今年で13年。 まだまだ解明されていないことも多いですが、3,000人以上の尊い命が失われたことは間違いありません。 アメリカはこの後、この事件を事実上のきっかけとして2003年よりイラク戦争に踏み切ります。 イラク戦争についてまた近いうちに別の記事でお伝えしますのでお楽しみに。

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