いま る 現在。 「今現在」って使い方おかしくないですか?

いま現在?

いま る 現在

1983年には環境庁 現・環境省 が北海道から沖縄までの全国で酸性雨調査を開始し、調査結果を毎年公表しています。 観測地点で若干の差がありますが、おおむねpHは4. 6〜4. 7でした。 それは今も大差ありませんが、2013年の中国でのPM2. 5高濃度問題をうけて、中国政府が大幅な大気汚染物質削減対策を採り始めたので、日本国内の酸性雨のpHは上昇気味になっています。 pH5. 6以下を酸性雨と定義する見方もあるので、1980年代から現在まで酸性雨は降り続けているのです。 しかし、昨今は酸性雨という言葉を耳にする機会がなくなりました。 なぜでしょうか? 「酸性雨に関して風向きが変わったのは、2000年頃です。 植物学者が酸性度の違う水を樹木にかけて生育度を調べました。 すると、pH3までは影響がなく、pH2になると生育が悪くなることがわかったのです」 村野さん pH3でも樹木は枯れないことが分かったのです。 欧州でも酸性雨による森林被害が報告されていましたが、実際はどうだったのでしょうか。 現地を視察したことがある村野さんが話します。 「旧西ドイツの黒い森 シュヴァルツヴァルト は第2次世界大戦後、酸性雨の被害で多くの木々が枯死したと言われましたが、今は乾燥が原因とされています。 一方、チェコ・旧東ドイツ・ポーランド国境に広がる黒い三角地帯は半数以上の樹木が枯死しましたが、こちらは硫黄酸化物または硫酸等が高濃度で降り注いだことから、酸性雨による唯一の森林被害とされています」 酸性雨の人的被害は? かつて日本は公害大国だった 日本国内では酸性雨の被害とされたものが次々に否定されました。 環境省によると「酸性雨被害は認定されていないし、因果関係が証明されたものはない」とのこと。 酸性雨研究を30数年間続けてきた村野さんが説明します。 「酸性雨が報じられなくなったといって、問題が解決したわけではありません。 環境省は酸性雨調査を継続していますし、環境省が主導して進めてきた東アジア酸性雨モニタリングネットワークは試行稼動を経て2001年から正式稼働し、現在は13ヵ国が参加しています。 既に18年以上の酸性雨データがとられ、東アジア地域の酸性雨の実態が明らかになると同時にこの地域の大気環境管理に大きく貢献しています」 国立環境研究所が、日本の酸性雨の原因となる硫黄酸化物などがどこで発生するのかを調べたところ、次のような結果が得られたのです。 PM2. 5 微小粒子状物質 と同様、大陸から飛散してくる原因物質が多いことが分かりました。 「この調査は1995年のデータを基にしているので、原因物質の半数を占める中国が排出ガス規制を強化しないと、日本の酸性雨がより酸性化する恐れがあります」 村野さん かつては最大の地球環境問題だった酸性雨は、今や地球温暖化にとって代わられているが、酸性雨問題が終わったわけではありません。 「酸性雨について報道されなくなったため、『酸性雨問題は解決した』と勘違いしている人も多いでしょう。 幸い国内で酸性雨被害と断定されるものは見つかっていませんが、酸性雨がより酸性化するとどうなるか、また酸性雨による酸が蓄積されるとどうなるかはわかっていません。 今後とも酸性雨に注目する必要があります」 村野さん.

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まず、重複表現には「おかしい」と感じられやすいものと、そうでないものとがあります。 ただし1982年に文研でおこなったさまざまな重複表現に関するアンケートでは、おかしいものからそうでないものまで、なだらかに連なっているような結果が出ました。 つまり、おかしいかどうかをはっきりと区分けできる性質のものではないようです。 「頭痛が痛い・馬から落馬・食事を食べる・日本に来日する」などは、おかしな重複表現の例としてよく挙げられます。 こういったものは放送では使うべきではないでしょう。 では、「一番最初・二度と再び・被害を被る・あとで後悔する」などはどうでしょうか。 だめだという人と、かまわないという人とがいるでしょう。 判断が難しいところです。 書きことばの場合は、重複表現はなるべく避けるべきだという傾向が強いようです。 しかし話しことばについては、「強調・対比」などの意図を積極的に表そうとする場合には、結果的に重複表現になってしまっても許されるものがあるでしょう。 自分が書いた表現の中に重複表現が含まれていないかどうか、そして含まれていた場合にはそれを別の言い方にしてみることはできないかどうか。 意識的に気を付けておくことも大事ですね(おっと、これは重複表現でしょうか)。 (メディア研究部・放送用語 塩田雄大).

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今仁哲夫

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この記事は、新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会によって更新されています。 "新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会"とは? コロナとの戦いは、専門家会議や国だけでなく、民間を含めた全市民が連帯して行なわなければなりません。 そこで、コロナと戦うための知恵を全市民の皆さまに直接お伝えし、さらに皆さまに情報を拡散していただくために、このnoteを有志の会で開設いたしました。 そして、このメッセージをさらに他の方へと伝えることをお願いいたします。 これらのメッセージは 状況に応じて更新していきます。 更新時は新しく記事を投稿し、その旨をでお知らせします。 全世代が最低限知っておいてほしい内容をできるだけわかりやすくお伝えします。 1) いま、大事なのは、 【密集・密閉・密接の重なるところ】に絶対に行かないことです。 患者の数が急増し始めた今が踏ん張りどころです。 全世代のみなさまに、感染が拡大している地域であるかどうかや年齢に関わらず、 できる限り在宅していただくようにお願い申し上げます。 また、 人と会う機会を8割減らすことを心がけてください。 例えば、人と会う時は、屋内で会う人を10人から2人にしていただきたいのです。 外出は、散歩、ジョギング、食料品の買い出し、通院、行く必要のある仕事程度にとどめてください。 本当にありがとうございます。 みなさまが家にいたことは、多くの人の命を救っています。 引き続き、ご協力をどうかお願いいたします。 2) もしも、あなたやあなたの家族の体調が悪くなってしまったら、どうすれば良いのでしょうか? いまから備えておくことが大切です。 まず、もし体調がすぐれないなど感染しているかもと思った時に、診断の前に何をするべきなのか準備しておきましょう。 ・持病がなければ、37. 5度以上の発熱でも4日間はご自宅に。 ・に従い、近くの に相談をしましょう。 ・指示を受けて、指定された医療機関に、指定された方法で受診をしてください。 そして、感染しているかもしれないと診断された場合にどうなるのかをイメージして心の準備をしておくことも大切です。 いまから日記をつけるなどして、外出先や出会った人のことをメモしておくのも良いでしょう。 ・健康チェックをしながら家から出ないようにします。 ・陽性だった場合、人と離れて14日間過ごします。 検査は防護服を着た人によって行われ、特別なところで待たされたり、と慣れない環境で検査が行なわれます。 事前に心構えをしておきましょう。 3) 感染者やその近親者、医療従事者や保健所・行政の人を差別することなく、お互いを労い、支え合いと感謝の声をかけあっていきましょう。 我々有志の会としても、そのメッセージを送らせていただきます。 日常生活を失ったり、大切な方を亡くされたりつらい経験をしていらっしゃる方のお話も伺っております。 そういったみなさまがいち早く回復し、いつもどおりの生活に戻られること、心理的な困難を乗り越えられることを心より強く願っております。 また、あなたや家族が感染してしまったことについて、あなたは悪くありません。 ご自身を責める必要も、差別を受ける理由もまったくありません。 一人で抱え込まず、社会全体で新型コロナとむきあっていきましょう。 本当にありがとうございます。 この困難な局面で、身体的にも、精神的にも疲弊していることだと思います。 新型コロナそのものだけでなく、苦情の長電話やデマの対応にも対処いただき感謝の気持ちしかございません。 本当に必要な人からの電話がつながらないといったことや、差別の問題があることも伺っております。 医療を支える医療従事者や保健所・行政のみなさまを助けるために、情報発信・拡散を、全世代のみなさまと協力しながら今後よりいっそう取り組んでいきたいと思います。 人同士のすれ違いや対立を避け、全世代の皆様が連帯し、この困難から医療と医療従事者や行政を助けていく必要があります。 戦う相手はウイルスです。 コロナとの戦いには必ず終わりがあります。 それまでの間、ウイルスの攻撃から社会とご自身の健康を守りましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 最後までお読みいただきありがとうございました。 コロナのことを意識して対策されている方には、既知の情報も多かったかと思います。 ただ、まだこの情報が届いていない人や、行動を変えることに踏み出せていない人もいます。 そこで、ぜひ、身の回りのSNSやテレビを見ていない人、あなたの大切な方に次の3つのことをシェアし一緒に生活や行動を振り返るきっかけにしていただけたら幸いです。 1) うちで過ごそう 2) 感染時に備えよう 3) 戦う相手は人ではなくウイルス ぜひ、あなたが心がけていることや日常の一コマ、行っている工夫などを共有して、ウイルスに抵抗する社会のつながりを深めましょう。 引き続き、アップデートがあり次第こちらのnoteで更新してまいりますので、是非アカウントのフォロー等もお願いいたします。 クラスター対策に関する詳しい情報は厚生労働省の へ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この情報は「新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会」が発信しています。 新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会メンバー(50音順) 今村顕史 がん・感染症センター 都立駒込病院感染症科 部長 大曲貴夫 国立国際医療研究センター 国際感染症センター長 岡部信彦 川崎市健康安全研究所 所長 小坂 健 東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野 教授 尾身 茂 独立行政法人地域医療機能推進機構 理事長 押谷 仁 東北大学大学院医学系研究科微生物分野 教授 釜萢 敏 公益社団法人日本医師会 常任理事 河岡義裕 東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター長 川名明彦 防衛医科大学内科学講座(感染症・呼吸器)教授 賀来満夫 東北医科薬科大学医学部特任教授 齋藤智也 国立保健医療科学院 健康危機管理研究部長 鈴木 基 国立感染症研究所 感染症疫学センター長 田中幹人 早稲田大学政治経済学術院 准教授 舘田一博 東邦大学微生物・感染症学講座 教授 中島一敏 大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科 教授 中山ひとみ 霞ヶ関総合法律事務所 弁護士 西浦 博 北海道大学大学院医学研究院衛生学教室 教授 武藤香織 東京大学医科学研究所公共政策研究分野 教授 吉田正樹 東京慈恵会医科大学感染症制御科 教授 脇田隆字 国立感染症研究所所長 和田耕治 国際医療福祉大学大学院公衆衛生学教授.

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