デススト ムービー 見返す。 いまさらDEATH STRANDING 感想(前編)|kanifune|note

【デススト】クリア後(エンディング後)の追加要素【デスストランディング】|ゲームエイト

デススト ムービー 見返す

あとで見返すと面白いかなと思い、プレイ中に思ったこと考えたことをクリアするまで逐一箇条書きしておくことにしました。 飽きるまで続けますがすぐ飽きるような気もします。 とりあえずポートノットシティまでたどり着いたのでそこまでの内容込みです。 『DEATH STRANDING』より• 案の定、デッドマンとダイハードマンが超絶怪しい。 特にダイハードマンはプレイ前に想像していた3万倍は胡散臭いので一周回って嬉しくなってしまった。 行く先々で出会う人が「自分は第一次遠征隊の後発部隊だからを見ていない」と言うのが引っかかる。 ののパターンなのでは? BRIDGESの面々が怪しい一方で明らかにBBとに感情移入するように誘導されているのを感じる。 踊ってるマッツ is 何? はきっとパスみたいに酷いことになると思う。 合衆国の復興とかどうでもいいのでこのままととBBの3人で温泉旅行にでも行って欲しい。 あとは3人で屋形船に乗ってすき焼き食べたりとか……• 「カイラル通信をつないだ結果カイラル濃度が上昇してカイラル結晶が多く取れるようになったけど、大した上昇じゃないから大丈夫」みたいなこと言われたけどホントに? あとで繋いだカイラルネットワークを介してBTがいっぱい出てきたりしない? 大丈夫? プライベートルームでにウインクされるたびに嬉しくなってしまう。 ずるいと思う• 苦労して荷物を運び、カイラル通信を繋いで、外に出たらさっきまで何もなかった場所が一面キノコだらけになっていて笑ってしまった。 みんな立ちションしすぎ。 その後自分もした• あまり深く考えないでそのへんに置いてある梯子に登ったら梯子の登った先が足場の不安定な急斜面の岩場で登りきった途端下まで転げ落ちていったので笑ってしまった。 あの梯子を置いた奴後で泣かす。 ポートノットシティに行くまでの山越えをバイクで行ったがこれは完全に失敗だった。 岩場をウィリーとジャンプで無理やり進んでると今自分は何をやっているのかわからなくなってくるし、絶対に歩いたほうが楽。 あと山を越え街が見えて曲が流れる演出をバイクで走り抜けてしまったのももったいない気がした。 ミュールを倒すのに使う道具が「ストランド」という名前の「なわ」なの笑ってしまう。 やっぱりの引用はミというか悪意があると思う。 ミュールの配達依存症ってでの「いいね」や「RT」の承認欲しさにコンビニの冷凍庫に入って写真をアップしてしまうとかそういう感じのアレなんですかね? よくわからない• みんなカジュアルにジャンキーで笑う。 絵文字だらけのメールはハイになってるんですかね? あと開発中にHIDEOがいきなり絵文字まみれのツイート初めたのは、これの前フリだったんですかね……。 UIが一部分かりづらい。 とくにオプションボタンの長押しのアイコンを理解するのにだいぶ時間がかかってしまった。 一度理解さえしてしまえばそんなに気にはならなさそう• オプションで「最新のセーブデータをロード」が一番上にあるの本当にやめて欲しい。 焼却場近くでセーブしようとして間違えて押してしまい一から運び直しになった。 文字小さすぎ。 メールの文面とか本当に読みづらいし、ムービー開始時右上の場所の表示が小さすぎて読めない。 小さいテレビでプレイしてる人は目を凝らしすぎて眼圧上がって目が破裂してしまわないか心配になるレベル。 オプションで文字サイズ変更させて欲しい。 MGSVがやめるタイミングを失い延々と遊んでしまったのに対してDSはひと仕事終えるたびに30分から1時間くらい休憩を取りながら遊んでしまうようなところがあり、思いの外進んでいないかなという気がする。 激しく人を選びそうなゲームですがまあ、自分はわりと楽しんで配達業務に勤しんでます。

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『デス・ストランディング』クリア後感想

デススト ムービー 見返す

2019年11月8日に発売された用ソフト『 DEATH STRANDING/デス・ 以下、デススト 』をクリアしました。 結論から言うとクリアまでのプレイ時間は120時間を超え、人生初のトロコンをするほどにハマりました。 本作をクリアした自分の今の気持ちを忘れたくなくて、ゲームをプレイした感想と共に文字にして残したいと思います。 ストーリーのネタバレには配慮して書いたつもりですが、未クリアの方の閲覧はご注意ください。 ブログ内の写真は全てゲーム内の 【目次】• 出会い 私とデスストとの出会いは発売の数日前、チャンネル登録をしているプレステ公式にアップされたローンチトレーラーでした。 そしてこのローンチトレーラー以外の前情報は一切入れずに発売日からプレイを始めたのです。 そしてこの流れからもわかる通り、私は監督作品をプレイするのは今回が初めてです。 ストーリー 舞台は近未来の。 残った人々は地下の居住区でDSやDSによって現れたBTとの、時雨と呼ばれる異常気象などの恐怖に怯えながら暮らすことを余儀なくされ、人類はこのまま緩やかな絶滅を迎えるのみかと思われました。 本作の主人公である サム・ポーター・ブリッジズはフリーの運び屋でしたが、義母ブリジットからの依頼でブリッジズに力を貸すことになりました。 を繋いでいく中で出会うブリッジズのメンバーは、それぞれのアプローチでDSの研究をしており、サムは彼らと繋がることで少しずつこの世界の謎を知っていきます。 一方で、繋がっていくことで明らかになる過去の情報により拭い難い疑心を抱くこともあり、プレイヤーは常に「ひとつに繋がることは本当に正しいのか」という問いを投げかけられます。 ゲームシステム になっているで、サムは運び屋として各拠点へカイラル通信を繋ぎながら、場所や人へと荷物を届けます。 サムの行く手には荒廃した大地が広がり、安全な経路を選んだつもりが谷に突き当たったり、深い川に足を取られて流されたり、極寒の雪山を踏破することになったり・・・大切な荷物を完璧な状態で届けるためにはたくさんの工夫が必要になってきます。 また、サムの荷物を狙って襲ってくる配達依存症の集団から逃げたり、カ再建を阻もうとするテロリストと戦ったり、生きているものに反応して襲ってくるBTの群れを掻い潜ったりとアクション要素も多くあります。 そして本作で特筆すべきなのがデスストオリジナルの「 ソーシャル・ストランド・システム」です。 オンライン設定をしていれば、世界中のデスストプレイヤーがマップ上に設置した梯子やロープ、橋や発電機などがネットワークで共有され、使用可能になります。 そして使用した建築物には「いいね!」を送ることができるのです。 私が設置した橋も世界の誰かの役に立って「いいね!」をもらった 正直最初は「でいいね疲れとか言われているのに、ゲームの中でまでいいねを送りあうなんて・・・」とうんざりしかけたのですが、乏しい装備で崖に突き当たってしまい戻るか迂回するかしかない状況で、見知らぬ誰か someone のサムが残していったロープのおかげで無事に崖を降りることができたり、バイクのバッテリーがなくなって徒歩での配送を覚悟したところに別のサムが設置した発電機があったりと、何度も何度も助けられ、自然と相手への感謝の気持ちを込めた「いいね!」を送りたくなる仕掛けになっていました。 奥に見える建築物は全て世界中のサムが建てたもの オンラインだけではなく、との繋がりも大変魅力的です。 カイラル通信で繋いだ拠点のリーダーから送られてくるメールが「やたらと絵文字が多いLINEおじさん」を彷彿とさせる文面で可愛らしく、過酷な配送業務の中で一服の清涼剤の役割を果たしています。 そして拠点で親密度を最大まで上げるともらえる「スターマーク」も配送のモチベーションを上げてくれます。 サムが土を踏みしめて前進していく音と、たまの口笛、それを聴いて喜ぶ旅の同伴者の笑い声。 これもデスストの世界に没入するのに大きな役割を果たしていると思います。 そして要所に挟まれるのはヴォーカル入りの楽曲たち。 そのどれもがサムの心境に寄り添うように流れ、やさしく背中を押してくれます。 また、ゲーム全体を通してムービーシーンが数多くあります。 おそらく全部合わせたら7~8時間くらいあるのではないでしょうか。 クリア後に見返すと最初の段階からとんでもないものを観ていた事実に気づいて愕然とします。 ムービーシーンと会話シーンをつなげて物語を再構成したとか発売しないかな・・・。 私にとってのデススト デスストをプレイして最初に感じたのは、主人公のサムが ただの運び屋であることに大きな意味があるということでした。 ゲームの大部分が物を運ぶことで成り立っており、配送を通じて世界を繋ぎ、救おうとする考え方は極めて高度で戦略的なものに思えます。 日本語で配送などと一括りにして「物流」と訳されることが多い「」という言葉があります。 もともとは軍隊用語で、戦争で敵国を攻めるために「拠点をどこに構えるのか」「人員をどこにどれだけ配置するのか」「弾薬などの物資をどう補給するのか」といった、後方支援ながらも勝敗を分ける重要な役割を持つのが物流の本質です。 その観点で考えてみると、ブリッジズのUCA再建計画は大変理にかなっていると感じられるのです。 今世界はインターネットによってひとつに繋がっているといえます。 でも争いは絶えません。 国境に壁を作ろうとする国家があったり、武力で他国を牽制する国家があったり、テロ行為で孤立を深める集団もいます。 今地球は異常気象や自然災害や未知のウイルスで人々の生活を脅かしています。 これを人類の絶滅へのカウントダウンと唱える人もいるでしょう。 デスストのストーリーは、を繋ぎ直すうちに「やがて来る6度目の絶滅を生き残れるのか?」という展開になっていきます。 私は作品内で語られる絶滅の定義や解釈に、一瞬現実と創作の境目がわからなくなるほどの衝撃を受けました。 実際に地球の歴史上で起きた大量絶滅 恐竜絶滅などのビッグ5 の話が縦糸となり、の大胆な解釈と緻密な思想が横糸となり、そうして織られた大きな大きな布の上で、私はサムそのものになって迷い足掻きながらカと人々を繋いでいたんだ・・・と。 物語の結末はそれぞれの目で見て欲しいところですが、すべてを終えて現れる『Tomorrow Is In Your Hands』のメッセージが全てなのだと思いました。 「さぁ、あとはあなた次第だよ」と背中を押されると同時に、「さて、あなたならどうする?」という問いでもあり、私はまずこうしてプレイした感想を文字にして残すことに決めたのでした。 私にとってのデスストは、エンディングのその先を自分の手で切り拓くための物語でした。 写真上 始めたばかりのサム 下 すべてを終えたサム 本当に最後なので私がプレイしていて泣き崩れたシーンを2つ。 これ以降は激しいネタバレです。 のビーチを閉じるときに「撃てるわけないじゃないか!」「のバカー!」と叫びながら駆け寄ったら、『抱きしめる』というコマンドが出たこと• ルーを焼却所に運ぶ道中でタッチパネルを操作したら、サムが「ルー」「ルー?」「すまなかった」とつぶやいたこと 1はもし撃ってたらどうなってたんですか?ゲームオーバー?でもあそこまでやってきて、の孤独を知ったら、そんな考えが浮かぶわけなかったんだ・・・【終】 tonai-gourmet.

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『デス・ストランディング』プレイ日記① 1日目 2日目

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Sorry to be silent everyone! I've been really busy lately….. I think i can say more soon about what we are going to….. ピラミッドと言えば、『サイレントヒル』シリーズで超が付くほど人気な三角頭様です。 Pyramid Head, R. 三角頭は彼の有名すぎる代表作になってしまったせいか、過去に伊藤さんは「もし新しい『サイレントヒル』を創ることになれば、もう三角頭は使わないか、冒頭に殺してしまうだろう」と、言わば映画『ターミネーター』シリーズ最新作のジョン・コナーと同じ運命をたどるようなことを書いていました。 そんな彼は1月の上旬に、次の新しい作品の中心メンバーになっていて、その作品がキャンセルされないことを願っていると Twitter で明かしていました。 キャンセルされると言えば、小島監督がまだ KONAMI にいたときに製作中止になってしまった Silent Hills をやはり思い出します。 ……とまぁ、みんなあくまで推測の域を出ない話なんですけど、私としてはそういうウワサは大歓迎です。 FINAL FANTASY の考察? なにそれ、おいしいの? ちなみにこのシーンを初代 PlayStation 風に再現したファンメイドの動画がこの前 YouTube のおすすめにあがっていました。 コメント欄を確認すると、正確にはこういうポリゴンは初代プレステでは扱えないそうなので、あくまで初代プレステ風ということですね。 でもよくできていて、これを観ていると初代『メタルギアソリッド』とかを思い出してしまいます。 そんなネタ動画を紹介しているあいだに気がついたら素っ裸でビーチで横になっていたサム。 赤ちゃんが泣く声で慌てて目を覚まします。 あいかわらずファンサービスが過ぎる男です。 カメラが泣き声の主のほうを向くと、黒いへその緒でつながった赤ん坊がそこにいました。 この子は単純に考えると爆発のときにイゴール先輩からサムが譲り受けて胸に抱えていた BB-28と考えるのが自然だと思います。 に引き続き、赤ん坊を抱き上げる背中には帰還者の証しでもある無数の手形があります。 設定的には死ぬたびに手形がひとつずつ増える仕様らしいです。 マリオだとすでに残機を使い果たして何回かゲームオーバーになっているレベルで死んでいますね。 見比べてみたけど、手形の位置が変わるみたいな怪奇現象はないようです。 肩の赤いアザはそれとは別物で荷物を背負い続けることでできる職業病じゃないかと予想しています。 本当の曰く、人は重い荷物を背負い続けると皮膚を守るために肩が毛深くなるそうです。 アザぐらいかわいいものなのかな? 赤ん坊を抱き上げて男泣きするサム。 いくら相手がかわいい赤ん坊でも、サムのこの行動は少々過剰な印象を受けます。 おそらく妻と一緒に自分が亡くした子供の姿を投影していると考えたほうがいいと思います。 そして物語の構造的には、サム自身、つまり彼のインナーチャイルド的なものも投影されていると思います。 だから抱きしめてあやしながら、彼自身も感情を爆発させずにはいられないんじゃないでしょうか。 しばらく抱きしめていた赤ちゃんはフッと消えて、抱きしめていた手はタールまみれになります。 サムの腿をつたうのは、赤ちゃんの BT の手形です。 つまり赤ちゃんがネクローシスしたことを意味しています。 この赤ちゃんは肉体的にすでに死んでいるんですね。 となると、サムが爆発時に抱いていた BB-28よりも、サムの妻が身ごもっていた赤ちゃんか、サムの BB としての死を象徴している可能性のほうが高そうです。 赤ちゃんの手形が向かう先には、たくさんの小魚が打ち上げられています。 私はこのままあの世である海に向かうんだと思っていましたが、ムービーを見返すと肝心の海はここでは見えないんですね。 しかも後半の引いた絵面で確認すると、小魚の群が打ち上げられているのはサムの横なので、ビーチと並行するように移動していったみたいです。 ということは、打ち上げられた大量の魚になにか意味がありそうです。 ビーチから座礁してくるものには魚もあれば、イゴール大爆発とか、通常の BT 遭遇時にも見えるカニがあるんですけど、なにか示唆する内容が違っていて、本編で使い分けされているのかな? へその緒がついていたのはカニのほうだけど、BT のことを考えると強大なキャッチャー級になっているのは魚のほうなんですよね。 サムが立ち上がることでカメラに写るのが腹部の十字架になった傷跡です。 2周目プレイだとブリッジ・ベイビーとして死んだあと、ビーチでアメリに助けられたときに、取り除かれたへその緒を治癒されてついた跡だとわかります。 初回プレイのこの時点だと、なんか特別な背景があるんだな~ぐらいのことしか考えつきませんよね。 初めて見たとき、傷跡の周りに細かいシワシワがあるので、妊娠線かなと思ったんですが、なんてことない、ただのギャランドゥでした。 十字架を背負う伝説の運び屋サムって、なんかストーリー性が完ぺきすぎますよね。 サムは分断された北米大陸からするとまさに救世主ですし、ブリッジ・ベイビーという特別な出生と、絶滅体に目を付けられた特殊性を考えれば神の子と呼べるかもしれません。 死ねない体質は明らかに生命の実にも手を出しているので原罪ってなんだってなりそうですけどね。 でも、絶滅体によって意図的にへその緒を取り除かれているっていうあたりが人間離れしている印象が強いですし、だからこそどこかで迷子になって死にきれないみたいなところもあるのかな? フロイトの糸巻き理論で言うと、糸巻きを見つけるためにたぐり寄せる糸を持たない子になってしまったのがサムなんですよね。 ブリッジ・ベイビーが急にネクローシスして我に返ったのか、その後のサムはかなり冷静に周りの状況を把握しようとしているように見えます。 サムの背後にはイゴール先輩が爆発したときと同じように黒いへその緒のような帯が天に向かって伸びています。 ここも BT に囲まれています。 あと、サムの首には一足お先に北米大陸をつなぎ直すカギとなる Qpid がかけられています。 なんかガタイがいいのでビーチの原住民が伝統的に着けるホタテ貝のアクセサリーみたいな貫禄があります。 もっと言えば、ブリッジ・ベイビーを抱き上げるときに映り込んでいたように、手首にはイゴール先輩とお揃いの手錠型ガジェットも着けられています。 サムがこれらの装備を身に着け始めるのはもう少し先ですが、ここですでに着けられているあたり、アメリのしてやったり感が出ている気がします。 Qpid の板が6枚なのはなにか意味があるのかな? デザインを確認すると Qpid が作動したときのエフェクトと同じようになにか数式が彫られているようです。 私では絶望的に基礎となる知識が乏しいので、インターネットで調べたら、いずれも物理方程式らしいです。 1枚目が反応拡散方程式、2枚目がディラック方程式、3枚目がヒッグス場の方程式、4枚目がアインシュタインの場の方程式、5枚目が量子のもつれに関する方程式、6枚目がシュワルツシルト半径の方程式で、Qpid が実際に動作しているときに表示されている方程式を見ると、上記の方程式のあとにシュレーディンガー方程式やラグランジアン密度に関する方程式も出ているそうです。 この段落の文章を書いているだけで私の脳みそが対消滅しそうなので、だからなんだというところまでは考えられませんが、もしかしたら Qpid は歪みの元凶であるあの世の入口を経由しておきながら、デス・ストランディングの一連の怪奇現象で失われた正常な宇宙の物理法則を数式で再定義しようとしているのかな? 周囲に目を凝らすサムの目の前に浮かぶのは、等間隔で並ぶ5体の影です。 真ん中だけ腕を組んでいて、残りの4体は腕を降ろしています。 ウワサによれば、真ん中の影は腕を組んでいるのではなく、赤ちゃんを抱いているそうです。 もしかしたらサムがあやしていた赤ちゃんの BT を胸に抱いているのかもしれません。 この五人組はエンディングにも登場する象徴的な存在なんですが、いまいちはっきりとした解釈ができずにいます。 このシーンの前にも、して時雨が上がったときや、したときにもぼんやりと画面に映り込んでいるので、エンディングの展開も相まって、サムの運命に干渉しているのは確かだと思うんですよね。 五人組の影が消えて代わりにババンと表示されるのがタイトルです。 このゲームはオープニングからしばらく何度もクレジットやタイトルを流すんですね。 北米大陸とビーチの2パターンあるって感じでしょうか? こっちのタイトルはゲームを起動した直後のタイトルと構図が似ています。 のタイトルが出たときにも書いたんですが、へその緒がついている文字はなにか意味があるのか考察したことがありました。 へその緒付きの文字は上段のへその緒が被って判断がつかないものを除けば、「E」「A」「T」「S」「T」「I」「N」「G」です。 上段は真ん中、下段は両端の文字がヘソの緒垂らしてるから、絵面的にバランスいいじゃんっていう気持ちですね、ハイ。 ま、10個くらいアルファベットあったらそりゃある程度の単語はできるだろうけど。 ビーチで突っ立って周りの状況を伺っているサムの横を、『ロンドン橋落ちた』を歌いながら横切るのが本作の黒幕アメリです。 彼女はサムの育ての母親だったストランド大統領の実娘という肩書きでこのあと登場します。 サムとは文字通り姉弟のような関係で育ちましたが、多忙なストランド大統領に比べて、むしろサムはアメリと過ごす時間のほうが多く、家族としての絆が一番できている人物だったりします。 『ロンドン橋落ちた』でいきなり登場する「マイ・フェア・レディ」の歌詞が、じつは橋を丈夫にするために捧げられた人柱を意味しているという都市伝説みたいな小ネタは有名だと思うんですけど、冒頭の一連のシーンはアメリがあたかもそのレディであるかのようにミスリードする構造になっています。 実際に橋を支える人柱としてアメリあるいはブリジット大統領の手によって捧げられたのはブリッジ・ベイビーのほうであり、サムがこのシーンで抱きかかえてあやしていながら、途中で BT となって、ビーチに座礁する小魚のなかに消えていってしまった哀れな赤ん坊のほうです。 マイ・フェア・レディという言葉は、ルーが女の子だったという点も絡んでいる気がします。 サムは男の子だし、生き延びていますしね。 アメリはサムには目もくれずに沖に向かってどんどん歩いて行きます。 海には浜の小魚とは違って大型の海獣が座礁していて、そこから伸びた黒いへその緒がケーブルのように伸びています。 サムがゆっくりとアメリの後ろ姿を追います。 サムの足下を波が洗うシーンを見ると、アメリのヒールの足跡が波で消えていないことがわかります。 サムの裸足の足跡はちゃんと消えていると思います。 この点からやはりアメリは特別な存在であることがわかります。 ヒールで砂浜を器用に歩くところも特別ですけど、ビーチにいると物理法則の影響を受けないとかそんな感じなのかな? 具体的に想像できないけど、ヒールで浜の砂がへこむところを見ると、アメリ側から意図するとおりには干渉できるみたいな条件付きなのかもしれません。 ただ、サムの足で歪んでいるので、サムは干渉できるのかな? それかアメリに干渉できない特別な性質を持っているのは海水のほうかもしれません。 あと、このシーンで浜から打ち上げられてきているのは魚ではなく、カニのほうなんですよね。 切ない表情をしてアメリお姉ちゃんを必死で追いかけていたサムですが、ある程度進むと水深が増してドボンと海に落ちてしまいました。 目の前には、イゴール大爆発で一緒に亡くなったセントラル・ノットシティの住民たちの死体がたくさん浮いています。 ここはサムが死ぬと送られる結び目です。 どうやらサムはアメリを追いかけるうちにビーチから結び目に移動していたようです。 この後サムを操作して死んだときの結び目にも、同時期に亡くなったほかのプレイヤーのサムの死体が浮いていることがあります。 ただこのムービーだけでじっくり確認できることですが、水面の動く影からして、上に BT が泳いでいそうですね。 あのクジラみたいにジャンプしたあとに触手をうじゃうじゃ伸ばしてくるタイプのキャッチャーじゃないかなと思っています。 結び目に移ってからは通常の操作と同じになります。 たぶんみなさん普通にこのときが初めての結び目なんでしょうけど、私は最初から不器用さが炸裂してで一度結び目へ行っているので勝手知ったるものでした。 ここの結び目から帰還すると、すでにサムがイゴール先輩の BB-28を手に入れているので、喉の奥にいる赤ちゃんが人形ではなく生身のルーになります。 喉の奥に赤ちゃんっていうのがシュールですけど、母胎ならぬ父胎みたいな表現なんですかね? ちなみにサムのお腹のなかにいる赤ちゃんの瞳の色は黄色がかったグリーンです。 サムの瞳はかなり明るいブルーの瞳です。 色素が薄い白人の赤ちゃんは、瞳の虹彩にメラニン色素が定着する過程で成長とともに瞳の色が変わることがよくあるんですが、だいたい赤ちゃんのときは色素が薄い青色で、それから茶系の色味が強くなっていくことが多いです。 これを見ていくと、赤ちゃんのほうが明らかにサムより色素が濃いので、同一人物とするのはちょっと不自然かなという気がします。 親指を立てた胎内の赤ちゃんの喉をさらに通っていくと見えるのが初めてのクリフォード・アンガーです。 「BB」と我が子に呼びかけているのでブリッジ・ベイビーは最初、人と人を結ぶ橋になってほしいという父親の想いを込めた愛称だったのかもしれませんね。 ただ、このニックネームが災いして、サムもプレイヤーも BB-28の過去にまつわる父親の映像だとミスリードされてしまいました。 実際はサム自身の記憶です。 これが BB-28を通じて観れるということは、やっぱり BB-28とサムには実際に接続する以前から特別なつながりみたいなものがあったんでしょうね。 クリフォード・アンガーが「パパだよ」と呼びかけると急速にカメラが喉の奥からサムの顔の前へ戻ってきます。 BB を抱いてあの世から帰還したサムは盛大にタールを吐き出します。 たぶん、結び目で溺れたときに飲み込んだ海水なんでしょうね。 つまりあそこの海はこのタールで満たされているんだと思います。 結び目から帰還したサムがタールを吐くのは通常プレイでも死ぬたびに観られる恒例の風景なんですけど、吐いたタールからクリプトビオシスが飛び出てくるのも恒例です。 サムも慣れているのか吐いたあとケロッとしています。 なんならゲロから飛び去っていくクリプトビオシスを、通常の座礁している個体と同じように捕まえて食用にすることもできます。 結び目はよく見ると魚のようにクリプトビオシスが泳いでいるので、水と一緒に飲み込んだという設定なんでしょうね。 吐いたラーメンの麺を食べ直すみたいでウェッとなりますが……。 起き上がったサムはしばらく抱いていた BB のポッドをしげしげと見つめていますが、目線を上げて目の前の風景を確認したときにハッとします。 そこにはイゴール先輩が爆発したせいでできた大きなクレーターがありました。 サムがあまり動じないキャラクターなので、逆にカメラのほうがサムの顔を二度見しています。 このときにサムの頬を伝う涙は、もしかしたらカイラル・アレルギーではなく、妻のときのことを思い出して本当に泣いている感情的な涙かもしれませんね。 イゴール大爆発でできたクレーターはのちほどマップでも確認できるんですが、ムービーでもチラッと映っているとおり、黒い手形がついています。 これも毛筆で墨をひいたみたいな、モジャモジャした毛のような線が入っているんですが、BT にただれた肉っぽいのがついているからなのかな? そういえば、クレーターの手形は右手なんですけど、サムはおそらく演じているノーマン・リーダスさんと同じ左利き設定のはずなんですよね。 雨宿りのシーンでフラジャイルがサムをつかんでいたのも左手ですが、サムの帰還者の手形は両手あるようなので、偶然かもしれません。 しばらくクレーターを見つめたあと、サムがオープニングムービーの爆発ポエムの続きを詠み上げます。 昔、爆発があった。 この生命は爆発で生まれた。 そしてまた、爆発が起こる。 これが、我々が目撃する最後の爆発になる。 サム・ポーター・ブリッジズ まあ、最後って言ってますけど、実際にプレイを始めたら通りすがりの人間の敵を昇天させて爆発をまた意図的に起こすことも可能なわけで、一概に最後の爆発とは言えないわけです。 といったところで、次回からサムはブリッジズに強制加入となります。 に続く。

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