かいがく。 獪岳 (かいがく)とは【ピクシブ百科事典】

【鬼滅の刃】獪岳(かいがく)は上弦の陸になぜなれた?鬼になった理由も考察

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岳 音読み…「ガク」 訓読み…「たけ」 意味…高大な山 参考: 「わるがしこい」「ずるい」という意味の獪は、「犬」+「會」という二つの漢字から成り立っています。 會は会の旧字体。 人が集まることや、転じて、調子を合わせるということを指します。 獣偏と一緒に見ると 犬が飼い主の調子に合わせ立ち回るという意味に。 獪の起源はコレ。 獪岳という名前には 高い山(=強者)に合わせて立ち回るずるい人間 という意味が込められているのではないかと。 獪岳の過去を鑑みるに、 自分が助かるために一緒に暮らしていた仲間を鬼に喰わせたり、鬼殺隊を裏切り黒死牟に命乞いをしています。 一方で、自分が特別でないと許せないタチなので善逸や周りの人間を馬鹿にしている面も。 「生きてさえいれば勝てる」という信念も、 「勝てる」ってなんだ?と思わずにはいられません。 自己中心的な傲慢なニュアンスが感じられどこか欠落した印象を受けます。 よくも悪くも獪岳にぴったりの名前といえます。

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【鬼滅の刃】獪岳(かいがく)が登場、善逸の兄弟子的な存在!

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【アニメ17話に出てきた善逸の兄弟子は「獪岳(かいがく)」】 アニメ17話にて登場した、我妻善逸の兄弟子らしき人は 獪岳(かいがく)といいます。 獪岳(かいがく)とは? 獪岳は善逸の兄弟子であり、元雷柱の桑島慈悟郎のもとで「雷の呼吸」の流派の修行をしていました。 自分が優れた存在だと考えており他人に見下されることを嫌っているなど、とても 自尊心の強い傲慢な性格をしています。 しかし、自分より立場や実力が強い人に対しては、下手に出たり、媚びへつらったりするなど、人によっては態度を変えるような節もあります。 その為、修行当時から強者である師匠に対しては「先生」と慕っていた一方で、弟弟子である善逸のことを侮蔑するなど完全に見下していました。 なので、生き残るためには何でもするというハングリー精神が強く、弟子となってからは鍛錬に関しては真面目に行い、熱心な努力家な一面もありました。 しかし、無事に鬼殺隊に入隊するも、自身の強すぎるプライドとハングリー精神から、他の隊士との人間関係は良好ではありませんでした。 獪岳は壱ノ型だけ使えない 獪岳は雷の呼吸の型を戦いに用いますが、「弐ノ型 稲魂」「参ノ型 聚蚊成雷」「肆ノ型 遠雷」「伍ノ型 熱界雷」「陸ノ型 電轟雷轟」の弐から陸ノ型まで使うことしかできず、 「壱ノ型 霹靂一閃」だけは使えません。 雷の呼吸の継承候補者ともいわれていましたたが、壱の型だけ使えないことから周りの目は冷ややかでした。 本人は一の型だけを使えないことと、出来の悪い弟弟子と同列に扱われることに強い屈辱感と劣等感を抱えています。 Sponsored Link 【獪岳(かいがく)のクズエピソード】 獪岳は基本的には傲慢な性格ですが、強者には媚びへつらったりするような性格でもあります。 その為、 自身が生き残る為なら、仲間を裏切る事も平気で行います。 鬼殺隊を裏切り、鬼になる そんな彼の裏切り行為として、 「鬼殺隊を裏切って自身が鬼となり、鬼側の仲間となる」というものがあります。 入隊後の任務で、獪岳は「上弦の壱」である黒死牟と遭遇してしまいます。 十二鬼月において最上級の位を務める絶対的強者を前に、獪岳は戦おうともせずに、土下座をして命乞いでその場を切り抜けようとします。 そんな彼は黒死牟から鬼への勧誘を受け、その場で殺されるか血を飲んで鬼になるかの選択を迫られます。 彼は自身が助かる為に、鬼になる選択をし、黒死牟に無惨の血を与えられ隊士でありながら鬼となります。 そして、善逸と対峙したときには、獪岳が鬼になった責任を取って、切腹した師匠に対して「クソ爺」と侮辱します。 鬼になった事で、強者となったと勘違いした獪岳の性根は腐り果てていました。 悲鳴嶼行冥の寺が襲われた原因は獪岳 また、岩柱の 悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)が心を閉ざす原因もまた獪岳である可能性があります。 悲鳴嶼行冥は鬼殺隊に入る前は、寺に住んで、身寄りのない子供たちと一緒に暮らしていました。 しかし、ある夜に、鬼除けの藤の香を焚いていたにも関わらず、鬼が押し寄せ、その場で子供たちを亡き者にされてしまいます。 目の見えない行冥は、一人だけ残った子供を助ける為に、死に物狂いで鬼を倒し、事なきを得るのでした。 その後、現場に駆け付けた人たちは、その惨状を目の当たりにするのですが、助かった子供に事情を聞くと「あの人は化け物。 みんなあの人がころした」と説明します。 その場にいた誰もが、この「あの人」というのが、その場にいる行冥であると確信し、行冥は無実の罪で投獄され、処刑される事になります。 最終的には、親方様に助けられて処刑は免れるのですが、この一件から心を閉ざしてしまうようになります。 この事件は、寺にいた一人の孤児が原因です。 この孤児は、行冥との約束を守らずに、夜になっても帰ってきませんでした。 そして、孤児は鬼に見つかってしまい、自分が助かるために命乞いをし、自分の代わりに行冥と寺の子供を差し出すなどの取引をしたとされています。 いつも焚いてあった藤の香が消えていたのも、この孤児のせいであるとされています。 この孤児というのが獪岳である可能性が高いです。 原作では、原因の孤児が鬼に手引きしている描写があるのですが、 髪型や首につけていた首飾り、さらには服装までが善逸の回想シーンに出てきた獪岳と一緒でした。 さらには、自分が助かる為に人の命を差し出すという自分本位で身勝手な性格等も考えて、獪岳である可能性が高いと言われています。 Sponsored Link 【獪岳(かいがく)の最期】 鬼たちの本陣で無限城で善逸と鬼になった獪岳が再開します。 そこで善逸は彼らの師匠である慈悟郎が切腹した事実を告げますが、鬼となり性格が歪んだ獪岳はそんな師を侮辱しました。 それに怒りを覚えた善逸は、獪岳と戦う事にします。 戦いが始まってからは、元隊士であり、現在は鬼である獪岳が、血鬼術と雷の呼吸の両方を使うことで、善逸を圧倒し続けて致命傷を負わせます。 しかし、最後の最後に兄弟子への未練を断ち切った善逸が、己だけの新しい型 「漆ノ型 火雷神」によって獪岳は頚を両断され敗北します。 そして同時に彼も道連れになると思っていましたが、自身が見下していた他の隊士たちに救出されてしまいます。 その後、自分勝手な思想に対する嘲りと哀れみを受けながら消滅します。 獪岳は人を裏切り続けた結果、人にも鬼にも見放されて、一人哀れにこの世を去るのでした。 【「鬼滅の刃」を読むなら「U-NEXT」がおすすめ】 「鬼滅の刃」を取り扱っている電子書籍をービスは多数ありますが、それらの中でも特におすすめしたいサービス 「U-NEXT」です! なぜ、 「U-NEXT」のサービスがおすすめなのか?以下にて説明致します。 そちらに登録することにより加入特典として600Pがプレゼントされるので、このポイントを利用することにより「鬼滅の刃1冊(1~最新巻まで)」無料購読できる。 登録日から31日間を過ぎると月額料金が自動で発生します。 継続利用するつもりがない人は、登録日から31日以内の解約をお忘れなく。 U-NEXTで配信している全ての作品が見れる訳ではありません。

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鬼滅の刃善逸の兄弟子はとんでもないゲス野郎!獪岳(かいがく)は師を亡き者にした

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CV:( 善逸の兄弟子名義) 概要 の回想にて存在が示唆されていた 善逸の兄弟子。 当初は名前が不明だったため、読者からは善逸に桃を投げつけていた姿から 「桃先輩」という仮称で呼ばれていた。 師匠である慈悟郎のことを「先生」と呼び、真面目に修行に励む"雷の呼吸"の継承者。 善逸の回想シーンでは 「お前への指導は先生の時間の無駄」だと善逸にきっぱりと告げ、剣士を辞めるように責め立てている。 兄弟子であることから善逸より早くに入隊している模様。 階級や入隊後の動向は一切不明。 戦死したとに代わって "上弦の陸"の座を与えられ、無限城において鬼殺隊を殲滅せんと立ち塞がる。 彼が熱心な努力家で、真面目に鍛錬に励んでいたことは間違いない。 彼のは黄色であり、鎬に稲妻のような文様が入っている。 慈悟郎も善逸に 「獪岳を見習え!」「兄弟子のようになれ!」と檄を飛ばし、善逸も獪岳を嫌ってはいたものの、自分とは違いひたむきな彼を尊敬していた。 そして、その背中を見ていつか肩を並べてともに戦うことを願っていた。 その性格は 「自分の才能を正しく評価する者が善で、自分を正しく評価出来ない者が悪」という台詞からわかるように傲慢で独善的。 弟弟子の善逸を露骨に見下し蔑み、自分も素質に偏りがあったにも関わらず、己の才能を絶対視していたこと。 そして、それが認められない現状に勝手に不満を募らせることから、善逸とは違う方向の問題児の側面も見受けられる。 善逸はそんな彼を 「どんな時も不満の音がしており、心の中の幸せを入れる箱に穴が開いている」と評している。 過去 彼は岩柱ことが心を閉ざす原因となったとされる。 かつて、悲鳴嶼が多くの孤児と共に住んでいた頃の話で『ある子供が、いいつけを破って夜に出歩いていた時に鬼と遭遇し、自分一人が助かるために鬼に他の子供を売った』という事件が起こった。 その回想シーンで、ビジュアルの類似性と身勝手な性格から、 その時の子供こそ、慈悟郎に拾われる前の獪岳ではないかという推測もなされていた。 その後、原作17巻にてそれが 獪岳本人であると明言された。 事件の真相は、悲鳴嶼が盲目なのをいいことに寺の金を盗んだことが他の子供達にばれ、彼らから責め立てられた末に追い出されたことを逆恨みし、復讐として鬼に彼らを売ったというものであった。 子供達は悲鳴嶼に気を揉ませまいとしたのか保護者に相談もなく追い出した後ろめたさからか、獪岳は寝ていると嘘を吐き、悲鳴嶼自身も目が見えないこともあり鬼に言われるまで獪岳がいない事に気づかなかった。 善逸は獪岳のことを 「クズ」 と評し、その苛烈な性格から確かに嫌っていた。 それでも、善逸にとってたった一人の兄弟子であることに変わりはない。 また、善逸は修行場を離れた後も獪岳にまめに手紙を送り、心の底では 「兄貴」と呼んでいた。 しかし、それが獪岳の心を満たすことはなかった。 獪岳が善逸を嫌っていた最大の理由は、善逸の性格とは別のところにある。 しかし、獪岳は弟弟子と自分が同列に扱われるのが我慢ならず、善逸が贔屓されていると考えていたのだ。 実際は慈悟郎は獪岳と善逸を平等に慈しんでおり、揃いの羽織まで渡している(残念ながら獪岳がその羽織に袖を通すことはなかった)。 獪岳が善逸ばかり贔屓されていると感じたのは、自分には出来ない壱の型が使える嫉妬や、善逸が甘えたがりで慈悟郎に懐いていたからだと考えられる。 そんな獪岳の運命の分岐点は 十二鬼月最強の鬼、"上弦の壱"ことに遭遇してしまったことである。 良くも悪くも一般人的な感性を持っていた彼にとって、黒死牟の存在は目にするだけで恐怖と絶望感を与えるものであった。 その圧倒的な力に追い詰められて彼に土下座をしてまで命乞いをした結果、それを聞き入れた黒死牟によって提案されたのは鬼への勧誘。 そして獪岳は、恐怖に震えながら無惨の血を摂取。 その結果、人を貪る鬼へと変貌してしまった。 ……生きてさえいればいつかは勝てるという彼の考えによって、惜しくも自分の命を捨ててまで相手に立ち向かおうという考えに行くことはなかった。 最期 そして、無惨の本拠である無限城にて善逸と対峙することとなる。 鬼化したことで精神の歪みが加速したのか、善逸が伝えた弟子に鬼を出した不始末の償いとして自害を選んだ慈悟郎のことも侮辱する。 しかし、善逸は一言の元に吐き捨てた。 「俺がカスならアンタはクズだ」 「壱ノ型しか使えない俺と壱ノ型だけ使えないアンタ」 「後継に恵まれなかった爺ちゃんが気の毒でならねぇよ」 善逸との戦いでは、"雷の呼吸"に加えて鬼化で得た相手の体を崩壊させるを組み合わせた技で、善逸に致命傷に近い傷を負わせる。 しかし、善逸が他ならぬ 「いつか獪岳と肩を並べて戦うため」に編み出したによって頚を刎ねられる。 散々見下していたはずの善逸が、自分だけの新たな型を生み出す。 そして、自分がその技を受けて敗北する。 その事実を受け入れられない混乱の中で、力尽きた善逸も死ぬ以上自分の負けではないと勝った気になっていた。 だが、そこにと他の隊士が駆けつけて善逸を救出する。 そして、愈史郎から今までの自分勝手な言動に対する嘲りと哀れみの言葉を浴びせられる。 あらゆるものを踏みにじってまで保とうとしていた己の自尊心が覆しようのない形で折れていく事実に、もはや声にならない断末魔をあげながら消滅した。 一応"上弦の陸"という位を与えられていたものの、ですらない善逸一人に倒されるという他のと比較すると明確に格落ちするあっけない最期であった。 言わば補欠合格のような形で上弦の地位を得たに過ぎないことからこのっぷりも仕方のない所がある。 能力 /全集中"" "雷の呼吸"と血鬼術を組み合わせた技を使う。 血鬼術により刀の斬れ味が強化され、呼吸の演出も善逸と異なり 黒い雷になっている。 その斬撃を喰らうと体に亀裂が奔り、肉体を罅(ひび)割り続ける。 弐ノ型 稲魂(いなだま) 瞬きの間に行われる高速五連撃。 参ノ型 聚蚊成雷(しゅうぶんせいらい) 標的の周囲を回転しながらの波状攻撃。 肆ノ型 遠雷(えんらい) 詳細不明。 劇中の描写からおそらく壱ノ型と同系統の踏み込みからの斬撃と思われる。 伍ノ型 熱界雷(ねっかいらい) 下から上へ斬り上げる。 その威力は受けた善逸が天井に激しく衝突するほど。 陸ノ型 電轟雷轟(でんごうらいごう) 詳細不明。 劇中の描写では空中で放たれ、受けた善逸は体の至る場所に斬撃を喰らった。 総評 今まで鬼になったことで精神が歪んでしまった者や、鬼と出会って人生が一変してしまった者はいたが、鬼と出会う前から心の空白が明言される人物は彼が初めてである。 鬼になる前から「自分さえ良ければいい」という心情の元、多くの人物の心を傷つけ、死に追いやり、その事を一切悔いずに果てた事は到底許されない。 過酷な子供時代の影響から 「生きてさえいれば、いつかは自分を見下す強者にも勝てる」と考えており、悲鳴嶼の寺での回想や、黒死牟と出会い鬼となったことからもそれがわかる。 人間的に未熟な部分も、素晴らしい部分も理解しようとしていた善逸と慈悟郎の本心を見抜けず、 「泣き虫なお前と努力している自分を一緒にされたくない」「自分の才能や努力を評価してほしい」という強い承認欲求の末、二人を裏切り、獪岳は鬼となった。 更に言えば獪岳の行為によって被害を受けた悲鳴嶼や責任をとって切腹した慈悟郎も憐れみこそすれ、決して獪岳を恨んだり、責める言動はしていない。 理解者であった周囲の人について、思いやることなく自分を理解してほしいと願い、ただ生き抜くことのみ考え、その欲望のまま生きた結果、獪岳は誰にも認められることなく最期を迎えることとなったのである。 よって、結論から言うと獪岳が「クズ」であったことは否めない。 ただこれらの行為をそう断じるのは簡単だが、どちらのケースも 極限状態に追い詰められた故の行動である事を考慮しなくてはならない(所謂)。 寺を追い出された事は彼の自業自得だが、鬼と出会ったのは偶然である。 また、いくら鬼殺隊に入隊した後とはいえ黒死牟と出会ったことに関しては不幸としか言いようがない。 善逸は獪岳のことを嫌ってはいても、尊敬している一面もあったと告白している。 よって、彼の一部分だけを切り取って「ただのクズ」とは呼べないだろう。 寧ろ、彼の人生を大きく分けた二回の選択の機会に提示された選択肢はどちらも「自分が死ぬか、或いはそれ以外の誰かが死ぬか」という究極の二択だったこと、仮にその時自らの死を選んだとしてもそれが正しく評価されたかということまで考慮すると、誰も彼の事を非難することは出来ないだろう。 「他の命を犠牲にしてでも自分の命を守って生きる」というのは人類も含め全ての肉食動物の命の営みにも当てはまり、いわば自然の摂理、 食物連鎖にも共通する部分がある。 彼の心の空白を考慮しても、慈悟郎は 「善逸と獪岳が二人で雷の呼吸の継承者となること」を望み、弟子として育てたのだから。 彼は前任の"上弦の陸"の妓夫太郎と堕姫の兄妹同様、 環境によって悪に染まってしまったタイプと言える(少なくとも、のの様に生まれついての悪ではない)。 「自分さえ良ければいい」という傲慢で独善的な考え方も、元はと言えば「そうでもしなければ生き残る事すら叶わない」程に過酷に過ぎる子供時代に起因したものであり、そういう生き方を強いた親や環境にこそ原因と責任があるという見方も出来る。 寺の子供たちが理由があったとして、獪岳を鬼が出ると言われる外界に放逐したことについてはやり過ぎとも思えるが、悲鳴嶼がそれを子供たちに問い質すことはついぞ無かった。 また、善逸も最初の頃は比較的温厚な性格である炭治郎が 「描写できないレベルの般若の形相」を浮かべる位にマジ切れすることもあるほどのかなりのヘタレだったのを勘案すると、獪岳が善逸に辛く当たった原因は善逸の言動にも原因があったのかもしれない。 大して修練しているように見えない善逸がよりにもよって自分が唯一会得出来なかった壱の型だけ使えたという不愉快極まりない現実まで見せつけられた獪岳のストレスは如何程のものだっかは察するに余りある。 そして、跡取りとして認められていると思っていた桑島が新たな弟子として善逸を連れてきたことに対しての失望も大きかったと思われ、桑島が不出来な弟弟子を構い、その分恐らく獪岳の指導時間が削られ、自らの扱いや存在が軽視されたと感じたのではないかと推察される。 「人間的に未熟な部分も、素晴らしい部分も理解しようとしていた善逸と慈悟郎の本心を見抜けなかった」と上にも書いたが、実際のところ二人の思いもまた一方通行でしかなく、それを積極的に伝える努力をしていたような様子は殆どなかった。 理解しようとはしていたかもしれないが、結局本心を見抜けなかったのはお互いさまである。 慈悟郎が最期に介錯もつけずに切腹をするという最も苦しい死に方を選んだのは、もしかすると一門から鬼を出した不始末に対する贖罪ではなく、己の無理解が原因で獪岳を苦しめ、鬼に堕としてしまったことへの贖罪と、そうさせてしまった己の不甲斐無さに対しての罰だったのかもしれない。 だが、両者の思いは終ぞ正しく伝わることは無く、完全にすれ違ったまま破局を迎えてしまった。 獪岳側には最初から破滅以外の結末などなく、選択肢があるとすればそれがいつ、どのような形になるか程度を選ぶことしかできなかった。 もし、善逸と慈悟郎がより積極的に獪岳を理解しようとし、その奥底にある本心に気づくことが出来ていれば、そうでなくとも、もう少し誤解を招かないような接し方さえ出来ていれば、結末は違っていたかもしれない。 公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」にて無惨による上弦への評価では他の鬼への評価は全て判明しているものの、発売時期の影響か獪岳のみ無惨からの評価が判明していない。 今後なんらかの形で公表されるのであろうか、現状では不明。 関連イラスト 鬼化後.

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