ヤーズ ヤーズ フレックス 違い。 ヤーズフレックスの飲み方と避妊効果

ヤーズとルナベルの違い|【CARADA 健康相談】 医師や専門家に相談できる医療・ヘルスケアのQ&Aサイト

ヤーズ ヤーズ フレックス 違い

含量はジェミーナ、ヤーズのほうが少ないため血栓リスクはヤーズ、ジェミーナのほうが少ないと考えられそうですが、報告をみるとそうでもない。 ヤーズは発売4年で因果関係が否定できない血栓症による死亡者が3名報告されブルーレターが出されました。 この結果は卵胞ホルモンだけでなく、黄体ホルモンが血栓リスクに関与しているからでしょうか? 黄体ホルモンについて 黄体ホルモンもまた血栓のリスクに関わっている。 その機序として、アンドロゲン作用によるLDL-コレステロール上昇、HDL-コレステロール低下等が考えられている。 卵胞ホルモン:抗凝固系阻害=静脈血栓 黄体ホルモン:動脈硬化亢進=動脈血栓 ですが、黄体ホルモンでも静脈血栓のリスク上昇は報告されている。 簡単に区別はできないようです。 黄体ホルモンとしてレボノルゲストレルを使用しているジェミーナは血栓症リスクが低いと海外では報告されているそうです。 ルナベルは第1世代のノルエチステロン、ジェミーナは第2世代のレボノルゲストレル、ヤーズは第4世代のドロスピレノンなので、 ルナベル<ジェミーナ<ヤーズになりそうですが…どちらでしょう。 レボノルゲストレル ジェミーナ のほうが低いとする試験結果と、ノルエチステロン ルナベル のほうが低いとする試験結果両方ともあるようですね。 血栓リスクの比較 では、実際の臨床試験の結果みてみます。 卵胞ホルモンは同成分なので、比較するのは黄体ホルモンになってきます。 プロゲスチン=人工の黄体ホルモン ルナベルLD、ULD 1シート:21錠 21日間服用後、7日間休薬が1サイクル。 開始:月経1日目 28錠シート1枚=1サイクル 28日間 ヤーズフレックス 1シート:28錠 すべて実薬 最大120日連日投与可能 次のサイクルまで4日間は休薬 開始:月経1日目 28錠シート4枚+8錠+4日休薬=1サイクル 124日 ジェミーナ 1シート:21錠、28錠シートの2種類が発ある 開始:月経1~5日目 用法は21日間服用後7日休薬にするか、77日間服用後7日間休薬の2パターンある。 ・21錠シート1枚+7日休薬=1サイクル 28日間 ・28錠シート2枚+21錠シート1枚+7日休薬=1サイクル 84日間 有効性の比較 月経困難症に対して3剤共にプラセボ対照二重盲検試験が行われていますが、月経困難症スコアの変化量は以下の通り。 ルナベルULD:-1. 0【IC:-1. 47~-0. 43】 月経困難症159例 ルナベルLD :-1. 2【IC:-1. 7~-0. 6】 月経困難症107例 ヤーズ:-0. 92【IC:-1. 49~-0. 34】 月経困難症119例 ヤーズフレックス:プラセボ比較見つからず ジェミーナ:-1. 8【IC:-2. 1~-1. 6】 月経困難症245例 直接比較ではないので参考程度に。 有効性のみでなく、消退出血をなるべく起こさないほうがQOLが良いことを考えると、ヤーズフレックスやジェミーナの連続投与が良いのかと思います。 途中で不正出血が起こる割合も多いですが アンドロゲン作用 作用機序 前の記事にも書きましたが、 卵胞ホルモンと黄体合成ホルモンとの配合剤服用中は、 フィードバックによりエストロゲン、プロゲステロン分泌が抑制されることで、これらのホルモンによる子宮内膜増殖、排卵が抑制され、いわゆる生理痛が軽減される。 ただ、 ルナベルのインタビューフォームを見るとFSHは抑制されない と … 以下IFより• 111• 237•

次の

ヤーズとルナベルの違い|【CARADA 健康相談】 医師や専門家に相談できる医療・ヘルスケアのQ&Aサイト

ヤーズ ヤーズ フレックス 違い

ヤーズフレックスとヤーズの違いや特徴は? まず、ヤーズフレックスなのですがどういう薬かといいますと・・・ 今までのヤーズだと28錠1シートで実薬24錠、偽薬4錠という形で1シートとされていました。 その点、ヤーズフレックスは28錠1シートは変わりないのですが、実薬28錠、偽薬0錠という薬になります。 今までのヤーズだとその4日間の偽薬期間に消退出血など起こり、また新たに1錠目から服用していくというものでした。 そして、ヤーズフレックスは偽薬が0錠なので、ずっと薬を入れている状態です。 という事は・・・ 出血など起こらないという事になります。 (厳密には連続で120日までしか服用出来ないので、120日後には4日間休薬が必要になります。 その時に出血は起こるはずです。 ) こういう事をして身体的に大丈夫なの?と思われる方がいると思いますが、実は人体にとって 生理というのはあまり必要ではないと言われています。 海外ではもうこの考えが浸透しつつあるので、生理なんてない方が楽だわ・・・と思われる方も多いのでヤーズフレックスが主流になってきています。 しかし、日本の女性の考えは 毎月あるのにない方が変な感じで毎月生理として出さないといけないような気がする。 みたいな考え方の方が多いです。 その為、ヤーズ配合錠も残して、もう生理が少なくてもいいと思われる方にはヤーズフレックスを、毎月生理というか出血が来たほうがいいと思われる方にはヤーズを使用するという 選択肢が広がったと思ってもらえると良いと思います。 ヤーズフレックスにすることでメリットやデメリットは? ヤーズフレックスにすることに対してのメリットは・・・ 大体、 月経困難症の方や子宮内膜症の方は出血時に痛みを伴うことが多いので、ヤーズフレックスにすることで必然的に生理回数が減るのでその分痛みなど経験する回数が少なくなります。 その為、 生理時におけるPMSの症状なども経験することが少なくなるので、気分の上がり下がりも少なくなります。 この様に女性の方の身体的や精神的負担を軽減することが出来るのでメリットの方が多い薬剤になります。 ですが、1点だけデメリットというか、この様な使用法は適応外になるので、書かないほうがいいかも知れませんが知っておいて欲しいので書いておきます。 それは・・・ 避妊目的で使用していた場合、妊娠しても妊娠しているという事が判断し辛くなります。 基本的にヤーズを1日1回1錠ずつ毎日しっかり服用して頂ければほぼ妊娠はしないはずです。 しかし、すり抜け投薬をしてしまった場合などで妊娠してしまった場合、判断が難しくなってしまうのです。 これだけがデメリットであるかなと思います。 基本的にはメリットの方が多いのですが、この1点だけは知っておいて下さい。 H29. 6追記 ヤーズフレックスのメリットが他にもありましたので追記させて頂きます。 ヤーズフレックスだと 月経移動が簡単になります。 どういう事か書かせて頂くと・・・ 例えば、何かイベント時にどうしても生理をこさせたくないと思うことはあると思います。 旅行だったり受験だったり・・・ そういう時にヤーズフレックスで調節して頂くとかなりスムーズにいきやすくなります。 月経移動のやり方は、 何かのイベントの10日前から休薬してください。 そうすると、内膜が剥がれ出血を起こします。 そして イベントの6日前からまたヤーズフレックスを再開します。 そうするとイベント時には一番体調のいい状態の周期で望むことが出来ると思います。 あと、これはあまり関係のある方は少ないかも知れませんが・・・ ピルはドーピングにはあたりません。 (ホルモン剤なのでドーピングにあたりそうですが、ピルはドーピングにはなりません。 ) ヤーズだけではなく、ルナベルなどでも同じですので、ここで書くべきでは無かったかも知れませんが、一応知識として知っておいて下さい。 その為、アスリートの方が大会などで使用しても問題ないです。 もしご友人やご自身で身近に困っている方がいらっしゃいましたら教えてあげて下さい。 そして婦人科さんで相談してみてください。 最後に 今回ヤーズフレックスについて色々書いてみました。 基本的には身体的にも精神的にもいい事ばかりだと思いますので、妊娠など考えていない方で、生理来なくてもいいと思えるのであればヤーズフレックスをおすすめします。 ただ、文中にも書きましたが、日本人の感覚だと、毎月来て当たり前みたいな考えの方の方が多いイメージがありますので、そこは無理なさらなくてもいいと思います。 ヤーズ配合錠もヤーズフレックスも自分のライフスタイルに合わせて使用して頂ければいいと思いますので、もし悩まれているのであれば1度婦人科で相談されることをオススメします。 参考にしてみて下さい。 カテゴリー•

次の

ヤーズフレックス配合錠とヤーズ配合錠のちがい

ヤーズ ヤーズ フレックス 違い

一般的に「ピル」と呼ばれる薬は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンを配合した薬剤です。 含まれる卵胞ホルモンの量によって低用量ピル、中用量ピルに分類されます。 「低用量ピル」とは、中用量ピルに比べて卵胞ホルモンの量が少ないものです。 月経困難症などの治療目的で使われる場合もありますが、主として避妊目的で使われています。 低用量ピルのメリットは薬量を必要最小限に抑えられること、デメリットはのみ忘れに弱いことです。 最近では、卵胞ホルモンの量をさらに少なくした超低用量ピルもあります。 「中用量ピル」は、低用量ピルと比べて卵胞ホルモンの量が多く含まれています。 薬量は増えますが、のみ忘れに強いというメリットがあります。 現在、避妊目的では低用量ピルが主流となっており、中用量ピルは女性ホルモンに関わる病気の治療に使われることが多くなっています。 ヤーズフレックスについて 従来のピルは、1サイクル28日に1回月経様出血が見られるものです。 新しい超低用量ピル「ヤーズフレックス」には以下の特徴があります。 1月経回数を必要最小限に抑えられる 最長で約4か月間まで連続内服できるので、月経回数を4か月に1回まで減らすことができます。 このため、月経随伴症状(月経痛、頭痛、月経前の諸症状など)の頻度も減らすことができます。 2好きな時に月経を起こせる 内服開始から25日以上経過したら、好きな時に内服を中止して月経様出血を起こすことができます。 スケジュールに合わせて月経をコントロールできて便利です。 妊娠中に月経が起きないのと同じように、薬を内服している間は月経が起きないという仕組みですので、毎月出血がなくても身体にとって問題になることはありません。 Q毎月月経がないと、その分経血が増えたり月経痛がひどくなったりしませんか? Aしません。 内服期間が長くなっても、子宮内膜が厚くならないようにできていますので、経血量や月経痛は、従来のピルと同様に軽減されます。 Q毎月月経を起こさないと、妊娠しにくくなりませんか? Aなりません。 従来のピルも、内服終了後には未内服と同じ状態に戻ります。 ヤーズフレックスも同様で、内服終了後の妊娠率は従来のピルと変わらないというデータがあります。 Q血栓症のリスクは上がりませんか? A上がりません。 これは妊娠・出産時の血栓症発症率よりはるかに低率です。 詳しくはこちらをご覧ください.

次の