>、ペルチェ式(保冷庫など)、ポンプ式(冷蔵庫、クーラーなど)、デシカント式(コンデンス式)とありました。 ペルチェとポンプ(コンプレッサー)の考えは同じで、空気を冷やして除湿してその空気を暖めて吹き出すのです。 部屋で、冷たい氷の入ったジュースをコンプに入れて置いていますとコップの周りに水滴が付きます、これが除湿の原理です。 なので、この方式では、室温が低いと除湿能力が下がるのが欠点です。 デシカントは、シリカゲルのような水を吸着する物質をろ紙などのフィルターにして、そこで湿気を吸着させます、吸着した湿気は、ドライヤーなどの熱で乾燥させ湿った空気を作りそれを室温で冷やし湿気だけをタンクに貯めるのです。 この方式は、部屋の温度に関係なく除湿します。 欠点は、部屋の温度が上がってしまうので夏場は不向きです。 除湿機の効果が得られないと言う話ですが、湿度計の湿度は、相対湿度と言う物です。 相対湿度は、空気中に溶け込んでいる水の量が同じ時、温度が高いと相対湿度が下がり温度が低くなると相対湿度は上がります。 なので、温度の変化も考えないといけません。 また、湿気は色々な場所からも発生します、例えば、貴方の呼吸からも出てきますし完全に密閉した部屋でも乾燥すると木材や壁、床などの建築物からも出てきます。 冬場の除湿は、あまり必要ないと思います、よく、冬になると窓のサッシに水滴(結露)が付くので、ジメジメしていると思っている人がいますが、これは正常な現象です。 先ほど説明した冷たい氷水のコップに水滴が付くのと同じ事です。 この結露を無くすには、サッシを冷たくしなければ良いので、2重サッシにするとか雨戸をするとか分厚いカーテンをするとかして、温度差を無くせば済むことです。
次の選び方の最大のポイントは「使うシチュエーション」をしっかりと想定することになります。 除湿機には1日に除湿できる水分量をあらわす「除湿能力」という数値があります。 この数値が高いほどパワフル。 除湿能力は除湿面積の目安である「~20畳 木造 」などの部屋の広さで表示されるのが一般的です。 たとえば、1日に6L前後除湿できる製品は「~7畳 木造 」、10Lなら「~11畳 木造 」などと表示されます。 除湿能力は数値が大きいほど早く除湿できるため、素早く除湿したい場合は6畳の部屋で使用する場合でも「~23畳 木造 」などの数値の大きい製品を使うのがよいでしょう。 ただし除湿能力が高い製品は、その分重く大きく、さらに価格も高価なことが多いので注意が必要です。 大きい製品は部屋に置いても目立ちますし、置き場所も選びます。 ちなみに最近は10kg以上ある高機能除湿機は部屋干し乾燥も移動することを想定してキャスターがついて軽い力で移動できるものも増えています。 一般的に除湿機は「大きさ・重さ・価格」が「除湿能力」とトレードオフになっていることが多いので、自分が使用するシチュエーションにあわせてバランスを考えて製品を選ぶとよいでしょう。 もう1つ、意外と見落としがちなのが「水タンク容量」です。 いくら除湿能力が高くても、水タンクが小さければ「2時間でタンクがいっぱいになって運転がとまってしまう」など、頻繁にメンテナンスをしないといけないというデメリットがあります。 外出中にずっと湿気をとってほしいなら、タンク容量が大きいものを選択しましょう。 また、除湿機によっては「連続排水」ができる製品もあります。 これはタンクに水をためず、除湿機にホースなどをとりつけてそこから除湿した水を延々と垂れ流す機能です(製品によっては一定時間で電源が切れるものもあります)。 連続排水機能を使用すると、タンク容量を気にせず長時間運転ができるので風呂場などで部屋干しをする場合に便利です。 2週間から1ヶ月に一度程度はしっかりタンクやフタを洗いましょう。 除湿機によっては内部乾燥機能を搭載したタイプもあります。 内部のカビが気になる人はこのタイプの製品購入がおすすめ。 とくに使用期間が終わった際はしっかり洗って内部が乾燥してから収納するのが基本です。 フィルター搭載タイプはフィルターの定期的なフィルター掃除が必要。 フィルターによって水洗い可能なもの、掃除機などでホコリを吸い取るだけのものなどあるので説明書に沿ってメンテナンスしてください。 防カビ対策に使いたい場合、どこに置くのが効果的? リビング 吸気口と排気口をふさがない位置に置くこと。 湿気は下のほうに溜まるので低い位置に置くこと。 いちばん湿気を取りたい位置に置くこと。 部屋全体を除湿したい場合は、閉め切った部屋の中央に置くのがよい。 ただし、この場合部屋の端が除湿しにくい場合があるので、部屋全体の空気を動かすためにサーキュレーターなどを併用するのが効率的。 クローゼット 衣類 押し入れ 布団 ナノイーやプラズマクラスター、イオン発生タイプの製品がおすすめ。 クローゼットや押し入れを開き、押し入れ内部に向かって風を送るように設置します。 製品によってはクローゼットモードなどがあります。
次の除湿機には4つの種類があります。 コンプレッサーを利用したコンプレッサー式除湿機と乾燥剤を利用したデシカント式除湿機、コンプレッサーとデシカントの一体型ハイブリッド式除湿機があります。 この他に、 ペルチェ素子を使ったペルチェ式除湿機があり、パソコンCPUの冷却や小型冷温庫などにも利用されています。 ペルチェ素子とは、電流を流すことで冷却・加熱、両方の温度コントロールを自由にできる半導体素子のことです。 このペルチェ素子に直流電流を流すことによって、素子の両面に温度差が生し、低温で冷却、高温で放熱が起こります。 コンプレッサー式除湿機と同じように、高温時に除湿能力を高く、低温時は除湿能力が落ちます。 ペルチェ素子は電子部品なので小型化しやすく振動や騒音がないので、ペルチェ式除湿機はコンパクトタイプが多く作られています。 この原理はコンプレッサー除湿機と同じで、ペルチェ素子によって湿気を含んだ空気を冷やし、水滴にする仕組みになっています。 ペルチェ素子を使った冷却方式のペルチェ式は、ペルチェ効果を発見したフランス人科学者の名前のペルチェからつけられています。 最近人気がでてきていますが、販売してすぐのペルチェ式冷蔵庫は、あまり利用されませんでした。 なぜ普及しなかったかというと、故障が多かったり、冷却力が低く庫内が充分に冷えなかったりしたことが原因のようです。 そのため病院、ホテルなどごく一部で利用されるだけでした。 ところが、最近これらのデメリットを解決したペルチェ冷蔵庫が作られ、一般家庭でも使われるようになっています。 ペルチェ冷蔵庫はインテリア性が高く、一般の冷蔵庫では考えられないほど洗練されたデザインが多数販売されています。 自炊しない人や飲み物だけしか使わない人など使える人は限られますが、おしゃれな冷蔵庫や、モダンでスタイリッシュな冷蔵庫がほしい方にはおすすめです。 ペルチェ式電子クーラーは、フロンなどの冷媒を一切使わず、加熱も冷却も可能な環境にやさしい冷却装置として今大変注目されています。 ペルチェ式のクーラーは、電流により冷却・加熱、両方の温度制御を自由に行える半導体素子 ペルチェ素子 を用いています。 このペルチェ素子に直流電流を流すことで、素子の両面に温度差が発生し、吸熱(冷却)と発熱(放熱)が起こることで冷却できます。 また、フロンなどの冷媒を使用したクーラーでは、冷媒漏れチェックなどの定期点検が必要になりますが、ペルチェ式電子クーラーはその必要がありません。 そのためメンテナンスコストを抑えられるの利点があり、PC用や水槽用など応用できる分野も拡大。 バイオ・医療などの研究分野や検査分野などで活躍しています。
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