カテーテル アブレーション 手術。 心房細動:カテーテルアブレーション手術体験記(ブログ)①:発症~入院直前

心房細動カテーテルアブレーション手術後、2年検診までの経緯と驚きの事実。

カテーテル アブレーション 手術

施術当日• 治療は太ももの付け根などのカテーテル挿入部付近を局所麻酔して行われます• 局所麻酔をしてから血管にカテーテルを挿入します。 治療は意識のあるなかで受けていただくことになります。 治療中は心電図を見ながら進められます。 治療に使用する検査器械などがさまざまな音を立てますが、医療スタッフがモニターを常時監視していますので、心配はいりません。 治療中に意図的に電気刺激装置を使用して、心臓の拍動を作り出す場合があります。 動悸や脈が途切れる感じがすることや発作が誘発される場合がありますが、この電気刺激装置で停止させることが出来ますので心配はいりません。 治療中に使用するお薬で、動悸、のどが渇く、目がチカチカするなどの症状が現れることがありますが、薬が切れれば症状はなくなります。 治療中は深呼吸や咳払いをすることでカテーテルの位置が動き、安全な治療ができないこともありますので、通常の呼吸を心がけ、身体はなるべく動かさないようにしてください。 体の異常を感じた際はその場で医療スタッフにお伝えください。 治療時間は治療する不整脈によって違います。 治療後、一過性の血圧低下から気分が悪くなることがあります。

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不整脈とアブレーション治療

カテーテル アブレーション 手術

筆者が手術を受けたのが2016年7月28日。 先日、家内から「7月25日は大学病院の検査日ですよ」と教えられ、確認すると確かに一年ぶりの検診日になっています。 術後毎月1回は、かかりつけドクターの検診をうけているので、ドクターに大学の検診は受けたほうが良いかと尋ねると、思いがけずの答えが、 「受けなくても良いけど、気休めにはなりますよ」で、受けてきました。 筆者は、心房細動やカテーテルアブレーションなるものが、特殊なものであり、一般的には知られていないものだとばかり思っていました。 ところが、かかりつけの病院や手術を受けた大学病院でも、受診者は一杯で、身近な人でも治療を受けている方が多く、改めて、心房細動はシニアに多い疾患だと思い知りました。 今回の記事では、心房細動やカテーテルアブレーションを受けようかと悩んでいる方もたくさんおられるようなので、筆者が実際に手術を受けるまでのイキサツと経過を書いてみます。 少しでも悩んでおられる方の参考と励ましになれば良いのですが。 スポンサーリンク 目次• 心房細動が動悸息切れの原因だった 心房細動と診断されたのは、高血圧の治療を受けている時でした。 数年前から、寝ているとき、急に呼吸が苦しくなり、心臓が早鐘のように脈打つことがありました。 しかし、飛び起きて、深呼吸を繰り返し、水を飲むと、うそのように治まります。 はじめは、数か月に1回あるかくらいの頻度でしたから、そんなに気にもせず、寝ているときに息が止まる、無呼吸症候群だろうと簡単に考え、複式呼吸や寝る前に運動して、ぐっすり眠ることを心がけていました。 ところが、そのうち、階段の上り下りのとき、ゴルフや体を動かすたび、息切れや動悸を感じるようになり、寝ているときの症状もだんだん増えてきました。 そうこうしているうちに、毎年受けている健康診断で高血圧の治療が必要と言われ、知り合いの病院で、血液サラサラと降圧剤の投薬治療を受けることになります。 病院・薬嫌いの筆者は、これまでは、病院にかかったことも少なく、かかりつけの病院も決めていませんでしたが、高血圧の治療では、投薬剤は1か月分までと決まっていました。 だから、薬がなくなると、月に1度は、病院に通うことになり、必然的にかかりつけの病院になるわけです。 ゴルフ仲間やスポーツクラブに通う人たちが、トレーニングやウオーキングを始めて血圧が下がったなどと体験談や自慢話を聞かせてくれます。 運動やスポーツで体を動かすと血管が広がり、血圧が下がる。 健康を気にかけ運動している人には、常識の話ですが、 薬を飲みたくない筆者には、これ幸いの話でもあります。 運動のためにと、ストレッチとゴルフの素振りを始め、薬も服用していくと、みるみる血圧が下がっていきます。 「しめしめ、この調子で運動を続ければ、病院と薬はいらないな」と喜び、薬の服用を中止。 と、薬を飲まなくなって数日後、血圧の数値はウナギのぼりに急上昇。 数日後、慌てて病院へ駆け込むことの繰り返しが続きます。 そんな状況が2. 3ヶ月続いたのちの、ある日。 通院を始めてからは治まっていた、寝ているときの心臓バクバク発作が、また起こりました。 ドクターに症状を伝えると、24時間心電計で様子を見ることに決定。 測定し心電計を返した翌日の早朝、自宅に病院から電話で、病院へすぐ来るようにとの連絡。 慌てて、病院へ行って見せられた心電図を見てびっくり仰天!!! 今まで見慣れた心電図とは様子がまるで違い、まるでハリネズミが怒ったときのように、 ハリがびっしりと刻まれています。 眠っている間に終わってしまい、気づけばベッドの上。 手術前、家内があちこち調べて言っていた「手術が終わってベッドに帰った時、傷口が開かないように、身動きできないのが一番、きついらしいよ」という言葉を実感。 寝返りも打てず、腰が痛いの痛くないの。 これほど、身動きできないのがつらいとは思いませんでした。 とはいえ、手術そのものは、全身麻酔で全く、痛みを感じることはありません。 あとで手術経験者から、 「自分は、部分麻酔でドクターの話し声が丸聞こえで、終わるまで緊張の連続だった」 と、聞かされた時、やっぱり手術は全身麻酔に限ると妙に納得している自分がいました。 カテーテルアブレーションの評判を聞き唖然とする 手術後、順調に回復し、1か月後には、薬を飲む必要もなくなり、大学病院での3ヶ月・半年検診でも、なんの異常もないとドクターからお墨付きがでました。 ただ、血圧の薬だけは、飲み続け、かかりつけ病院で定期的な検診は受けるように、とのアドバイスで、毎月、検診と薬をもらうためにかかりつけ病院へいくことに。 そして、数か月後から、かかりつけのドクターHが言う言葉。 いや~、忘れてもいいですよ。 電話しますから。 ハハハ! にこやかな笑顔のO先生の説明を聞いたのは、時間にして5分かかったかな? 温厚で優しそうなO先生がいつにもましてご機嫌なのは、患者である筆者が元気だったから。 と都合よく解釈して、あしどりも軽く診察室をでました。 そして、清算も終わり、検診の結果次第でと思っていた、次のミッションを成し遂げるため、 決意も新たに、病院を後にしたのでした。 まとめ 心房細動を発症する要因は人によって違いはあるでしょう。 しかし、治療方法はつまるところ、二つの選択肢。 血液サラサラの薬と降圧剤などを服用する治療。 カテーテルアブレーションを受け、患部を抜本的に直す治療。 筆者は、カテーテルアブレーションは再発する可能性が高い治療法 という、事実があることを2年検診前まで全く知りませんでした。 ドクターの話を聞き、調べてみて知った驚いた次第ですが、事前に知らなくてよかったと 思っています。 手術前もインターネットや本で調べることも全くやっていません。 なぜなら、やると決めた以上、「まな板の上の鯉」の心境で、調べてネガティブな内容であれば、自分の心に不安が広がるからです。 信じたら任せる! カテーテルアブレーションは、痛くもなく、すぐに終わります。 しかも、費用も高額医療申請で思いがけないほど、かかりません。 以前は、手術費を支払ったのち、差額が戻ってくる制度だったため、一次的に高額な手術費を用意する必要がありましたが、現在では、事前に高額医療の申請を行うと、差額分だけで良くなっています。 一生の間、薬を飲み続けることを考えたら、再発のリスクがあるにしても、 アブレーションを受けるべきでしょう。 信じる者は救われる! と悩んでおられる方へエールを送り、終わります。

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カテーテルアブレーションで入院①/手術前日までの検査や準備と根治率

カテーテル アブレーション 手術

カテーテルアブレーションとは、カテーテル先端電極を心筋に接触させ、そこから高周波の電気を流し、不整脈の原因となっている心筋を焼灼する治療方法です。 焼灼する心筋内膜には、痛みを自覚する神経は分布していませんが、焼灼によって生じた熱が、心外膜に到達し、鋭い痛みを自覚します。 そのため、アブレーション中は痛みを消失させるような、静脈麻酔を使用しています。 しかし、完全に痛みをとるために、静脈麻酔を十分投与すると、呼吸が止まってしまうという弊害が起きてしまう人もいるのです。 そういう人では、麻酔の量をを少なくせざるを得ません。 しかし、その場合は痛みも完全にとることができず、患者さんには多少の痛みは我慢していただいていました。 痛みを完全にとるためには、全身麻酔という方法が最も確実です。 しかし、昨今、麻酔科医が不足し、カテーテルアブレーションに人員を割くだけの余裕がありません。 そこで、最近開発された非侵襲的陽圧換気(NIPPV)という方法を利用し始めました。 これは、気管挿管といって、直径が1cmくらいの管を、気管支に挿入しなくても、鼻と口をピッタリ覆うようなマスクを装着することで、呼吸が停止しても、肺に強制的に空気を送る機械です。 意識と痛みが完全に無くなるまで、静脈麻酔を投与しても、この非侵襲的陽圧換気を行うと、呼吸は停止しません。 患者さんには「寝ている間に、アブレーションが終わってとても楽だった。 」とても好評で、アブレーションを実施する医師にとっても、患者さんの痛みに伴う体動がなくなり、呼吸も停止せず、ストレスが減少し、手技時間が短縮します。 おそらく、成功率向上にも寄与すると思われます。 私達はこの方法を2013年8月から導入しました。 もう患者さんに「アブレーションは痛くて、辛かった。 」とは言わさずに済むと思います。 左側の小さい機械が非侵襲的陽圧換気を行う機械です。 チューブが1本患者さんに伸びて、呼吸を管理しています。

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