背中 の 痛み 原因。 背中が痛い:医師が考える原因と対処法|症状辞典

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背中 の 痛み 原因

原因不明な背中の痛みに苦しむひとは少なくありません。 レントゲンを撮っても、背中のどこにも異常がない場合、その痛みは原因不明の痛みとして片付けられてしまいます。 ただ鎮痛剤を飲むしかなかった背中の痛みへの対処方法。 揉みほぐしてもそれは一時的に気持ちがよくなるだけで、根本的な改善法ではありません。 背中の痛みの原因を理解していただき、効果的に対処すれば、長年あなたを苦しめてきたその痛みからも、きっと解放されるのです。 背中の痛みの原因 1-1. 背中は体全体を支えている 背中の痛みといっても、背中全体が痛いのか、背中の右側か左側の片側が痛いのか、背中の上部が痛いのか、下部が痛いのか様々です。 背中の痛みは、内臓系の痛みもあるので、まず病院にいって詳しく検査を受けることは必須条件です。 そういう内臓の 検査を受けて異常がなく、痛みの原因が不明となると、筋肉の痛みのケースが多くなります。 背中というのは自分の体全体を支える大切な場所です。 そのとき、体全体にまんべんなく力が入って体を支えてくれているのなら痛みは出ません。 ところが、どこか一部が極端に頑張ってしまっていると、そこの部分に痛みが発症するのです。 1-2. 姿勢をよくしようとすることで背中に痛みが出る 背中は、なにも考えていなくても、体のなかで、実はずっと無意識のうちに使っている部分なのです。 だから、運動することによってというより、日常生活で痛みを感じるひとが多いのです。 つまり、生活習慣が痛みの原因になっているのです。 実は、背中はただ座っているだけでも使っています。 立っているだけでも使っているのです。 だんだん年齢を重ねていくと、腰が曲がったり、背中が曲がったりしてきます。 また、疲れているときも背中が丸まってきます。 そうして曲がった背中を起こそう、起こそうとすることで痛みが出るのです。 なぜ背中が丸まってくるかというと、筋力がなくなっている場合とか、筋肉が稼働していない場合がほとんどです。 そのときに、その筋肉を使ってそれを立て直そうとしているのです。 姿勢が悪いから背中が痛くなったり、肩が凝るといわれていますが、それはまったく逆で、姿勢を良くしようとするから痛みが出るというほうが正解なのです。 1-3. 座っているときも、立っているときも背中を使っている 最近の若い方に多い座り方、お尻が前に出て、背中が丸まって座っているカタチ。 あれは、背中を使わないで座っている状態なのです。 普通に椅子に深く腰掛けて座ろうとすると、背中を使わないと座れません。 そのとき、無意識に背中を使って体を支え、座っているのです。 立っているときもいっしょです。 立っているときに、ずっと立っていられないのは、背中を使わないで立とうとしているからです。 どこかにすぐに寄りかかってしまったりとか、 どこかに体重をあずけないと立てない人も、背中を使っていないのです。 そして、背中を使っていないのは、言い換えれば 背中を使えていないということなのです。 それは、背中の筋肉にスイッチがはいっていない状態です。 それを無理矢理使おうとするから痛みが出るのです。 そのような状態では、背中の筋肉を使っていないその体のうえに頭が乗っているので、肩の筋肉も張ってしまうのです。 姿勢の悪いひとは肩こりも多いのです。 しかも、肩を触っただけで痛みが走ったりするのです。 背中の筋肉の役目を知る 2-1. 背中の筋肉に負担をかける原因 背中の筋肉に負担をかける原因として、筋肉がオフになっている状態やバランスの悪い状態で運動することがあげられます。 筋肉がオフになっている状態では、軽い適度の運動さえもよくないのです。 右と左のバランスが悪い状態、たとえば右が1で左が3という仕事をしている場合、上体は左右のバランスが崩れた不安定な状態です。 3マイナス1は2ですが、 たくさん運動すると2と6になり差が4になります。 もっと運動すると3と9になり差は6にまで大きく広がります。 差が大きくなればなるほど、当然ながら上半身の負担は増してくるのです。 バランスがどんどん悪くなり、症状は悪くなり、背中の痛みはひどくなる一方です。 2-2. 背中の稼働力の不足も痛みの原因になる 運動不足も運動し過ぎも背中の痛みの原因になります。 運動しないから背中の痛みが出るというだけではなく、運動し過ぎても背中は痛くなるのです。 その原因は、 筋力が不足しているからではなく、筋肉の稼働力が不足しているからです。 背中にも筋肉があり、稼働力があるのです。 それは全身にいえることです。 筋肉だけでなく、関節から内臓まで、すべての臓器に稼働力はあるのです。 そして、内臓も含めた体全体の稼働力が大切なのです。 2-3. 不適切な姿勢が意味するもの 背中の筋肉が弱っているから、姿勢を悪くしないと体を支えられないのです。 つまり、弱っている筋肉を使いたくないからその姿勢になるのに、姿勢をよくしないといけないと思って筋肉を無理に使うから痛みに変わるのです。 背中の痛みへの対処方法 3-1. まず、背中の筋肉を働かせる それでは、背中の痛みに対してどうしたらいいのでしょうか。 まず、背中の筋肉をちゃんと働かせることです。 背中がなぜそんなに緩んでしまっているのか気づいてあげることです。 左右どちらかが痛い場合は、痛みが出ている反対側がさぼっているなという意識を持ってください。 また、お腹の側がなにかの理由でさぼっている場合も、背中に負担がかかります。 体幹の筋肉、インナーマッスルが強いか弱いかでも背中への負担度は変わってきます。 3-2. 背中の痛みを予防するには 背中に痛みが出たら、まず下半身をチェックしてください。 下半身が不安定だとその上にのっている上半身は、いつも必死になってバランスを取らなければならないのです。 いわば、バランスボールにのっている状態がずっとつづいているわけです。 無意識のうちに余計な力も入るでしょうし、痛みも出てくるでしょう。 いちばん大切なのは脚です。 左右の脚のバランスが整っているか、下半身が稼働しているか。 下半身がしっかり稼働していれば、その下半身の上に背中をはじめとする上半身はただのっていればいいだけです。 ところが、下半身が稼働していない場合、上半身は下半身のうえで必死になってバランスを取らなければならない状況になってしまうのです。 できれば、上半身は下半身にただのっているだけの状態にしたいのです。 そのためにも、下半身がきちんと稼働している状態にまず戻す必要があるのです。 3-3. 背中の痛みは揉んでも改善されない 背中が痛いときに、背中を揉みほぐしたりしますが、 それはあくまで対症療法です。 一時的に気持ちがよくなるだけで、 痛みの原因を改善しているわけではありません。 文字通り一時しのぎでしかないのです。 きちんと原因を見つけて、その原因を取り除かなければ一生揉み続けるしかなく、そういう意味でずっと治療院に通いつづけることになってしまうでしょう。 原因が解決できていないのですから、それは当然です。 原因に対してアプローチしていないから、よくなるはずはないのです。 生活環境が変わるとか、生活習慣が変わるとか、原因に対して、無意識のうえにもなにかアプローチできたときに、もしかしたら改善するかもしれませんが、多くの場合、原因が解決されていないのですから痛みが続くだけなのです。 3-4. 背中の痛みの根本的な原因にアプローチする 背中に限らず、 根本的な痛み原因は体全体のバランスが崩れているということですから、それを改善することが痛みをなくすための必須条件です。 そのためには、つねに体がむら無く働いているのかまず意識することです。 意識することは最も大切なことのひとつなのです。 自分の脳を動かすことで、痛みは消せるのです。 意識するということは、誰かに何かをしてもらうのではなく、自分で自分の体を管理するということです。 大切なことなので、もう一度繰り返していいます。 自分で自分の体を管理するのです。 体というものは、自分自身で管理するものだということをほとんどの方が気づいていないのです。 それは、そういう教育を受けていないからです。 医療については、早期発見、早期治療ということが昔から提唱されてきました。 調子が悪かったら病院にいって治療してもらおう、なにかをしてもらおうという教育をされてきたのです。 しかし、 なにかちょっと自分の体がおかしいなというときは、病気でもなんでもなく、自分の体のなかでの変化である場合が多いので、まずそういう変化に気づいてあげてほしいのです。 3-5. 自分の痛みは自分で解消できる 自分自身で、症状、痛みを改善できるかもしれないのです。 ただ、そういう教育はされてこなかったというだけなのです。 自分の体をわかってあげる。 自分の体は管理できるということに気づくのが自己管理です。 それを医療に丸投げして、ちょっと悪かったらすべて医者まかせにする。 でも、 原因不明の痛みに関しては、医者でもわからない。 それを原因不明というひと言で片付けられてしまうのです。 医療の現場でもわからないことは少なくありません。 「痛い痛い」というひとに対してなすすべもないから、鎮痛剤を渡すしかないのです。 3-6. 肩こりや腰痛も背中の痛みの原因のひとつ 腰、背中、肩はつながっていて、頭部を支えているグループです。 その腰と背中と肩のうちの、 どこかがさぼればどこかががんばらなければならないのです。 でも、 みんなが頑張れば、みんなが楽になります。 そういう関係なのです。 体も各部がシェアしあっています。 体の全身の全体の各部分がシェアしあわなければならないのです。 体のバランスを取らなくていい状態にする 4-1. 体のバランスを取らなくていい状態こそ最善 厳密にいうと、体のバランスを取るというより、 体のバランスを取らなくていい状態にしてあげるというのがベストな状態なのです。 バランスを取る、という時点でバランスが悪いのです。 バランスのいい状態にあれば、バランスを取らなくていい。 それこそ、自分の体のなかのすべてのパーツがちゃんと働いている状態です。 その時は無理にバランスなどとらなくていいのです。 どこかがさぼっていて、どこかが働いているからバランスをとらないといけないのです。 バランスをよくするというより、バランスを取らなくてもいい、そんなバランスのいい体を目指しましょうというのが理想です。 バランスをとらなくても、自然にバランスがいい体がつくれるためには、 筋肉の稼働力が落ちていないかどうか、それを常にチェックすることが欠かせません。 肩こりがないか、どこか痺れていないか、右足だけ痛くないか、左足だけ痛くないか。 体の声を聞いてあげるのがバランスをよくする第一歩です。 4-2. 背中の声を聞いて上げる方法 背中がつっぱっていないか、片方だけ力が入っていないか、それを自分自身で問いかけてみてください。 姿勢をよくしたときに痛みがないでしょうか。 姿勢をよくしようとしたときに痛みがあるのは、その姿勢自体が無理な姿勢だという証明です。 4-3. 足首を回すことからはじめる そのときは、無理な姿勢をすることで体に抵抗しないで足首を回してください。 背中が痛いのに足首を回すと言う発想は普通ないかもしれません。 けれど、実はそれが痛みをなくせるいちばん大切な方法のひとつなのです。 足首を回したら、次に膝を動かし、さらに股関節を動かしてください。 体全体をまんべんなく動かすことが大切です。 体のなかに無理な力が入った濃い部分と、力がはいっていない薄い部分がないかどうか。 稼働力のムラがないかどうか。 背中の痛みをなくすには、全身各部の力を均一に整えるとことが最も大切なことなのです。 まとめ 背中の痛みの原因は、背中にはないことがほとんどです。 そして、背中の痛みを解消するには、体全体のバランスを整えることが必須条件。 特に、 足首をまわすことで、足首や下半身のバランスを整えることから始めてください。 背中なのに、なぜ足首と思われるかもしれませんが、むしろ背中の痛みの原因は足首にあったりするのです。 そして、もしひとりでできないときには、「ニューロ・アウェアネス」の施術を受けてください。 あなたの原因不明の背中の痛みはきっと改善すると確信しています。 執筆者:岡田 哲也(おかだ・てつや) 歯科医師。 ブレインズ・コンセンサス・コミュニケーションズ代表。 カラダヤマオリエクササイズ考案者。 1963年兵庫県生れ。 歯科診療を通じ原因不明の症状に悩む人に共通する筋力バランスの乱れに着目。 病院でも治らない症状が改善する身体の使い方「山おり理論」を構築。 これまでに2万人を笑顔にした指導がクチコミで広がり、地元神戸での健康講座や「ひょうごラジオカレッジ」の講師、その他情報ラジオ番組にも多数出演。 また自己管理セミナーやメンタルトレーニングセミナーなども開催。 企業のメンタルヘルス相談にも対応し、心ではなく身体からのアプローチで成果を出している。 この独自の「筋力バランスの判定と調整システム」は、2017年、特許(第6132252号)を取得している。

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背中の痛み・腰痛の症状からわかる病気一覧

背中 の 痛み 原因

背中の痛みは、整形外科で様々な検査を受けても『原因不明』になることが多く、なかなか治らない痛みと言えます。 そんな背中の痛みは、様々な原因が潜んでいるから、なかなか検査でも原因発掘できず、治らないことが多いのです。 ということで、ここでは、『ストレス』に原因を絞って、背中の痛みがどのように表れているのかについてお話していきます。 そもそも、ストレスと言っても、ザクッとしすぎていて、具体的に何をもってストレスなのかが理解できていないと、興味を持てない人もいると思います。 そこで、私的には、 ストレスはあらゆる刺激の事 と、定義しています。 従って、精神的なことだけがストレスではないということを前提に読み進めていただければわかりやすいかなと思います。 1.ストレスが原因となる背中の痛み5つのケース ここでは、背中の痛みの原因となるストレスについてお話しさせていただきます。 ストレスには、数えきれないほどの種類がありますので、すべての説明は書ききれません。 そこで、背中の痛みの原因となる代表的なストレスを5つ取り上げたいと思います。 どのようなストレスかというと、以下の5つになります。 1-1 緊張感と集中(没頭)によるストレス 1-2 正しい姿勢というストレス 1-3 早食い・大食いという食のストレス 1-4 コーヒーによるストレス 1-5 運動不足というストレス これだけだと、わかりそうでわからないと思いますので、詳細を上げておきます。 1-1 緊張感と集中(没頭)によるストレス 緊張やプレッシャー、そして、何かの作業に集中していたり没頭している時に、良くやってしまうのが浅呼吸(浅い呼吸)です。 これは、呼吸の仕方により、興奮状態を演出していることになってしまうのです。 別に興奮しているわけではないのに、興奮してしまっているので、次のような状態を作ってしまうのです。 呼吸が浅くなっていることから胸郭(肋骨で囲われている範囲)の固さを作ってしまう• 肩や背中に力が入ったまま作業してしまう• 歯を食いしばって頑張っている状態で作業してしまう• 呼吸が浅いと心拍数も連動して回数が増えてしまう• 上半身に力が入ってしまい不眠症になりやすくなる• 緊張や集中という状況は筋肉や血管を細くすることで可能になります• 血管が細くなることで血流が悪くなるため血圧や心拍数が上がってしまう 緊張やプレッシャーというストレスには、このような力があります。 そして、多くは、呼吸や心拍に作用することが、上記からもわかると思います。 その結果、肺や心臓のツボに異常が出やすくなるのです。 そこで、肺や心臓の状態がすぐ反映される場所として、肩甲骨と肩甲骨の間に痛みが現れるのです。 大抵の場合、肩甲骨と肩甲骨の間にある、脊柱起立筋が、縦に緊張した筋張った緊張状態になります。 緊張している筋肉は、こむら返りのような痙攣状態にならない限り、血液を流すことはできません。 そういうことから、背中の血行不良が起こり痛みが現れるようになるのです。 もちろん、緊張しすぎた筋肉が長期間同じ状況であれば、いずれ傷ついてしまいますので、これも痛みの元になるのです。 1-2 正しい姿勢というストレス デスクワークでも勉強でも、姿勢を気にしながら進めている人がいます。 正しい姿勢でやらなければ『身体に悪い』『歪んでしまう』という都市伝説により、自らストレスで固めるような姿勢を取ろうとしてしまうのです。 当然ですが、 【正しい姿勢を取らなけれなならない】 という状態ということは、正しい姿勢を作り上げる筋力や筋持久力がないということになります。 ですから、正しい姿勢を作るための筋トレをしていかなければ、正しい姿勢など保てるわけないのです。 なのに、姿勢という単語だけを知ってしまう人たちは、『正しい姿勢という形が重要なんだ』と信じてしまうのです。 従って、ここにストレスという筋緊張が加わってくるわけです。 頭が前に突っ込まないように• 背中が丸まらないように• 肩が前に行かないように• 背筋(せすじ)が一直線に伸びるように• 脚を組まないように• 机にもたれないように このような姿勢にならないように、意識で体勢を作るために筋緊張を生み続ける必要が出てくるのです。 こんな状況で仕事や勉強に集中できるはずがないのですが、正しい姿勢の方が大事と教わってきていると、信じてやり続けるしかないわけです。 では、正しい姿勢とはどのようなものかというと、 【どこにも力が入らずにある姿勢を保っている状態】 要するに、正しい姿勢を保とうと意識すれば意識するほど、正しい姿勢から遠ざかり、無駄に筋緊張を作ってしまうのです。 そして、この緊張状態が背中の痛みの原因になってしまうのですから皮肉なものです。 また、どのような医療機関で高度医療の検査を受けても原因解明に至らない理由なわけです。 1-3 早食い・大食いという食のストレス 胃腸というのは、背骨にぶら下がっている袋状、筒状の臓器です。 要するに、空っぽであれば軽く、中にたくさん詰まっていれば重くなる臓器という特徴があります。 ですので、早食いという癖を持っていれば、一度に胃に入ってくる食料が多くなるので、一気に胃が重くなるわわです。 胃が重くなればなるほど背骨を下に引っ張る力が作られてしまいます。 これは、買い物袋にいっぱい詰めればわかることですよね? 重い買い物袋を持っていると下に引っ張られているような状況になります。 この時に、お腹を丸めて、しっかりと消化活動が進むまでじっとしていれば、何も問題は起きません。 けれど、現代社会は時間との戦いです。 だからこそ、早く食べて次の作業をしなければならないという焦りがあるわけです。 胃にまだまだ重しが加わっている状態で動かざる負えないわけですから、胃を持ち上げなければ体を支えられません。 このように胃を持ち上げる、背骨を立たせる役割が背中の筋肉になります。 大食いも同じことで、大食いの場合には、早食い以上に、胃だけでなく腸にも重しを加えてしまう可能性が高いので、背骨はもっと力強く立たせる必要があります。 そのため、背筋力をいつも鍛えておく必要があるのです。 ところが、早食いや大食いの影響を受け止めるために背筋を鍛える人はいません。 身体を鍛えていながら早食いや大食いなのであれば、それほど問題は出ないでしょう。 問題は、過去に身体を鍛えていて、今は鍛えていない。 けれど、食事量や食べ方の癖は前のまま。 という場合であれば、筋力は落ちて、重しは変わらないので、どこかで筋力では支えきれなくなります。 その結果、支えられなくなったころに、背中の痛みが出始めるわけです。 しかも食後に痛みが出ることが多いので、原因発掘はしやすいのですが、胃腸や肝臓の問題を気にして、病院で内臓の検査ばかりしていれば、いつまで経っても『異常なし』『原因不明』と言われ続けてしまうのです。 1-4 コーヒーによるストレス コーヒーによるストレスというよりも、身体にとってストレスになる飲食をすると、すべてこのパターンの背中の痛みで苦しむことになります。 身体にとってストレスになる飲食とはどのようなものかというと、• コーヒー(カフェイン入り飲料)• アルコール• 揚げ物• サプリメント• スナック菓子• 食品添加物• 激辛 などがあります。 このような飲食が続いたり、突然大量に取り入れたりすると、胃が荒れてしまいます。 胃が荒れた場合、後々修復されるわけですが、修復後の胃の壁は、少し厚みが増した状態で修復されるのです。 それは、紙を1枚切って、お互いをのり付けしたり、セロハンテープで貼ってみるとわかると思います。 厚くなりますよね? どんなにきれいに修復しても厚くなってしまうのが自然です。 しかも胃の荒れの修復は誰の手も加わりません。 そう、自然に任せるしかないのです。 従って、どのように修復されていくかは予想すらできないのです。 厚くなればなるほど、必然的に重くなります。 ずっと重い胃が背骨にぶら下がっていれば、持続的に背骨を支える筋肉が緊張し続けなければなりません。 その結果、背中にストレスを受け続けることになりますので、痛みが出てしまうのは仕方ないのです。 しかも、これをチェックするためには、胃カメラをするぐらいしか方法がありません。 そして、修復後の胃をカメラでのぞいても、「きれいなもんですね。 」で終了です。 荒れている場合には「荒れていますね。 」で胃薬を出されて終了です。 背中の痛みに関しては、完全無視になります。 だから、原因不明のままになってしまい、中には、【癌】を疑い始める人が出てきます。 そして、癌の検査を受けまくるようになります。 けれど、異常は出ません。 出なければ出ないほど、疑いは強くなります。 なぜなら、『癌を本人に告知する先生は少ない』と信じているからです。 【隠されている】と、勘ぐってしまうのです。 その結果、【癌】を見つけてくれる先生が現れるまで探し求めることになるのですが、残念ながら、これが、 【癌になるための定番の行動】になっていたりするので、くれぐれも検査地獄に陥らないようにしてくださいね。 1-5 運動不足というストレス 運動不足もストレスになる場合があります。 これは、過去に運動経験がある人に陥りやすいパターンになります。 運動している間は、筋肉を動かすと血液が流れ、新陳代謝が高まります。 だから、いつでも筋肉の疲労と新鮮な栄養素を交換できるので、調子がいいわけです。 そして、筋肉は、動けば栄養が回ってくるという記憶が定着していきます。 ところが、社会人になったり、結婚を決起に、運動を止めてしまうと、急に筋肉が動かなくなります。 筋肉が動かなければ血液の流れも悪くなります。 従って、新陳代謝ができなくなるわけです。 その結果、疲労物質や老廃物を取り除けなくなり、つらさを感じ始めるようになるのです。 これもまた背中の痛みを作る大きな原因となります。 もちろん、これは背中の筋肉に限った話ではありません。 どこの筋肉が真っ先に運動不足を感じるかで痛みの出る場所は、違ってきます。 デスクワークや勉強をしている場合には、一応、縮めている筋肉は使っていることになります。 そういうことからは、• 足首の前側• 膝の裏側• 股関節の前側• 腕の前側• 肘から先 このような筋肉は一応動いていますので、血液は少なくとも流れます。 一方では、上記に挙げていない場所にある筋肉は、いつでも血行障害から痛みを引き出す秒読み段階にあると言えるのです。 2.背中の痛みの原因となるストレス対策 ストレス対策には、大きく分けて以下の3つになります。 2-1 胃に負担をかけない食習慣 2-2 背中の筋肉をいつでも動かせるように深呼吸 2-3 運動不足を予防する運動習慣 どのような背中の痛みでも、この3つは確実に行っておいた方がいい対策となります。 2-1 胃に負担をかけない食習慣 背中の痛みの原因となりやすい胃の問題の筆頭は飲食です。 飲食で注意すべきことは、以下の5つです。 1)必ず食前までに空腹にしておく(空腹でもないときに無理して食べない) 2)空腹感がなくなった時点で食事を終了にする(食べ過ぎ予防) 3)よく噛んで食べるようにする(早食い防止) 4)水分で食料を流し込まない(胃に負担をかけない) 5)熱すぎるもの、冷たすぎるものは控える(胃に負担をかけない) このような食習慣を作ることで、背中の痛みを予防、改善するようにしていきましょう。 2-2 背中の筋肉をいつでも動かせる深呼吸 背中の筋肉が運動不足になるような習慣がある場合には、必ず身に付けなければならないことが深呼吸です。 深呼吸は、胸郭という肋骨で囲われている部分が全体的に運動できる唯一の方法です。 だからこそ、深呼吸が重要なのです。 しかも、『背中に痛みが出る前に何をやっていたのか?』が重要です。 背中の痛みにはパターンがあることが多く、• 仕事が終わると背中が痛いことに気づく• 起床時に背中が痛く動き出すのが怖い• 食後に背中が痛くなることが多い• 誰かと話した後に背中が痛む• プレゼンが決まると背中が痛い などなど、固有のパターンを持っているものです。 ということから、上記の背中が痛くなる要素の時に深呼吸をする癖を待つようになると、予防が可能になるのです。 いくら痛みが取れたとしても、原因がそのままであれば、何度でも再発してしまうのは、ここまでの流れでも十分理解できていると思いますので、しっかりと予防対策をできるようになっておきましょう。 2-3 運動不足を予防する運動習慣 大人になればなるほど、運動不足になるものです。 例え、マラソンやテニスをしていても同じこと。 動きやすい動きだけをやるのが大人の悪い癖です。 苦手な動きはやらないことにしている人が多いのです。 一方では、苦手な動きをするために機能する筋肉は常に運動不足になっているわけですから、苦手な動き、やったことない運動を行うことが背中の痛みの大きな予防策となるのです。 とはいえ、張り切ってやり過ぎてしまえば、これまで運動不足だったわけですから、必ず筋肉痛になります。 背中の痛みを治すために、予防するために始めた運動なのに、その運動で背中を痛めてしまえば、意味がありません。 ですので、この場合の運動は最低限からスタートしていきましょう。 最軽量• 最少回数• 最少時間 で行い、翌日に痛みが出ていなければ少しずつ増やしていくような感じで、進めていけば安全に背中の痛みの予防ができるようになります。

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ストレスが原因?背中の痛み|息苦しい、右側・左側だけ痛い…何科を受診?

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歪みの問題による• 筋膜の問題による(肉離れや寝違え、など)• 食道の問題による(逆流性食道炎や食道裂孔ヘルニアなど)• 肋間神経痛(ヘルペスウイルスによる神経痛など)• 関連痛(内臓の問題は背骨沿いに症状が出ることがあります。 膀胱経の肺兪・心兪・肝兪・胆兪・脾兪・胃兪・腎兪・大腸兪・小腸兪・膀胱兪など)• 内臓疾患(膵炎、膵臓癌、胆のう炎、胆石など) 背中の痛みの原因として多いのは逆流性食道炎や食道裂孔ヘルニアなどです。 ではなぜ逆流性食道炎や食道裂孔ヘルニアが背中に症状として出るんでしょう? それは解剖を考えると良く分ります。 食道は背骨のすぐ前を通ってるんですね。 当院では、これらの背中の痛みの根本原因をフィシオエナジェティック検査を使い調べ、日頃できる工夫があればアドバイスをさせて頂きます。 原因不明の背中の痛みでお困りの方、ぜひご相談ください。 背中の痛みの臨床例• カテゴリー•

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