日野 自動車 コロナ。 【5/21速報】新型コロナによる自動車メーカー国内工場の操業停止情報まとめ

日野自、東京本社従業員2人が感染 濃厚接触者24人―新型コロナ:時事ドットコム

日野 自動車 コロナ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、生産と販売の両面に影響を受ける自動車業界。 2019年度 2020年3月期 の期末決算で各社の現状と今後を見ていきたい。 5月11日に決算発表を行った日野自動車は、過去最高の台数を記録した前期に比べ約2. 3万台の販売減となった。 過去最高の実績となった前期に比べ2万2,852台 11. 2% の減少となった。 売上高は前期比8. 4%減の1兆8,156億円、営業利益は同36. 7%減の549億円だった。 国内のトラック・バス市場は総需要が前期比3%減の20万4,755台。 日野の販売台数は同6. 6%減の6万6,806台となった。 総需要について日野は、主に小型トラックが減少して全体では前期より落ち込んだものの、4年連続で20万台超えの「高水準」だったと見ている。 日野自体の台数・シェアも前期に比べ減少しているが、シェアは前年に次ぐ過去2番目 32. 6% と「堅調」だったと総括した。 足元の状況としては、トラックは受注残を抱えているので、2020年度第1四半期の販売台数にそこまで大きな影響は出ないというのが日野の見方だ。 ただ、市場にコロナの影響は出始めているので、その影響は第2四半期から本格化し、今年度一杯は続きそうな情勢だという。 日野の佐藤真一取締役・専務役員によると、受注生産がメインの商用車の世界では3カ月か、それより先のことを見越してビジネスが動いているとのこと。 そういう意味で、より大きな影響が出ているのが観光用大型バスの販売状況だ。 インバウンド需要が見込めなくなって以来、大型バスの商談は停滞していて、通年で台数は半減すると見ている。 特にコロナの影響が大きいのが観光用大型バスの分野だ。 インバウンド需要の落ち込みを前にビジネスが停滞し始めたという 海外の販売台数は、主要市場の1つであるインドネシアが前期比1万1,559台 29. 3% の減少と落ち込みが顕著だった。 米国は同10台 0. 1% 減でほぼ前年並みとなった。 海外事業は足元で販売活動が停滞していて、2020年度第1四半期は前期比で「半分いけばいいほう」 佐藤専務 との見方だ。 インドネシアは感染のピークが9月くらいになりそうで、経済活動の停滞は避けられそうにない情勢とのこと。 回復は第4四半期以降になりそうだ。 米国については今年度中は厳しそうであり、回復は2021年以降になるのではないかというのが日野の見方だ。 生産面での影響としては、まず中国で工場が稼働を停止したものの、3月からは稼働を再開しているとのこと。 タイ、メキシコ、インドネシアは4月に入って稼働をストップしたという。 日本は通常通り稼働しているが、5月以降は在庫調整による減産の影響が出てきそうだ。 この機に会社全体、グループ全体で固定費のスリム化、在庫のミニマム化を進めたい」とした。 緊急事態宣言を受け乗用車が減った街の中を、働くクルマは相変わらず、というより以前にも増して、忙しそうに走り回っている。 物流業界 日野自動車にとっては顧客 に対するアフターサービスなどで、しっかりと役割を果たしていくというのが日野のスタンスだ。 コロナ後の世界について聞かれた日野の下義生代表取締役社長は、「物流が今回、生活の基盤であると再認識されたのでは。 そういう意味で、日野の役割は大きいのではないかと考えている」と話す。 一方で、観光を中心とするバスの需要については「当面は厳しい」との見方を示しつつ、「バス事業者の状況については、しっかりとコンタクトを取って、日野として何ができるのかをトラック以上に考えていく必要がある」とした。 今期 2020年度、2021年3月期 の業績について日野は、新型コロナウイルス拡大の規模や収束の時期の見通しが立っておらず、先行きへの不透明感が増しているため、現時点では未定とする。 グローバル販売台数は2019年度比3万台強の減少となる15万台を目標に据える。 売上高は3,000億円強の減少で1兆5,000億円、営業利益は449億円減の100億円を見通す。 外部サイト.

次の

情報BOX:トヨタの工場稼働状況、チェコやインドの一部が再開

日野 自動車 コロナ

新型コロナウイルスの感染拡大による現地の混乱を受け、いすゞ自動車はピックアップトラックを生産するタイの2工場を一時休止する(写真は2019年のもの、記者撮影) 新型コロナウイルスの感染が世界的に広がる中、日本の商用車(トラック・バス)メーカーにも本格的な影響が及び始めた。 いすゞ自動車は、海外最大の生産拠点であるタイの工場の操業を4月13日から一時休止する。 現時点では5月からの稼働再開を予定しているが、状況次第で休止が長引く可能性もある。 新型コロナによる混乱を受け、いすゞは4月7日時点で、イタリア、南アフリカ、エジプト、マレーシア、フィリピンなど15カ国で工場が休止している。 これらは基本的に消費地にあるピックアップトラックや商用車のノックダウン工場(生産国から輸出された部品・コンポーネント1式を完成車に組み上げる工場=KD工場)だが、新たに休止するタイは話が別だ。 主力車種「D-MAX」の生産ストップ 13日から稼動を休止するのは、子会社・泰国いすゞ自動車がバンコクで操業する2カ所の工場。 貨客兼用車の中型ピックアップを中心に派生型SUV、商用トラックの生産を手がけ、合計従業員数は約5700人に及ぶ。 別の現地子会社が運営するエンジン工場も同時に休止し、4月いっぱいは操業をとりやめる。 ピックアップは乗用車カテゴリーに近い車種だが、商用トラックと並ぶいすゞの主力事業であり、タイはその最重要国だ。 現地では1トン積みの中型ピックアップが業務用や農作業用、さらにはファミリーカーとして広く使用され、タイの全新車需要(2019年は約100万台)の5割を占めている。 「D-MAX」ブランドのピックアップは、商用車と並ぶいすゞの主力事業だ。 写真は2019年11月にバンコクで開いた新型車発表会の様子(記者撮影) そのタイのピックアップ市場において、いすゞの「D-MAX」はトヨタの「ハイラックス」と並ぶ大人気車種。 現地のピックアップで3割超のシェアを握り、毎年、一般乗用車を含む全車種の中でも販売台数首位をハイラックスと競っている。 2018年度実績で見ると、D-MAXの世界販売・約34万台のうち、タイ1国だけで実に半分近い16万台が売れた。 タイの2工場はD-MAXのほぼ全量を製造し、生産台数の約半分をタイ国内で販売。 残りは完成車、または仕向地で組み立てるKD方式で、豪州や中近東、欧州、アフリカなど100カ国以上に輸出している。 つまり、ピックアップ事業のまさに根幹を担う生産拠点が今回、新型コロナ禍で操業休止に追い込まれたのだ。

次の

日野、マスクの自社生産やバス運転席保護シールドを試作 新型コロナウイルス対策(レスポンス)

日野 自動車 コロナ

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、海外調達部品の一部で納入に影響が出ることが見込まれるため、トヨタ、ダイハツ、スズキは引き続き、国内工場の生産稼働を調整する。 トヨタ、5月以降も国内全完成車工場で生産稼働を調整 トヨタ自動車は、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界的な新車需要の低迷を受け、5月以降、国内の全完成車工場(日野自動車含む)にて生産稼働の調整を順次実施していく。 具体的には、5月1日、11日の2日間を非稼働日とし、稼働カレンダーの振り替えを実施。 3工場4ラインで1直化を予定している。 また、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部の海外部品の納入に影響が出ることが見込まれるため、4月20日から22日の3日間、高岡工場第2ライン、豊田自動織機301、302ラインの稼働を停止する。 ダイハツ、滋賀第2工場の稼働停止を延長 ダイハツは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部の海外調達部品の納入状況と自動車市場の需要状況等を鑑み、国内完成車工場の稼働を一部停止すると発表した。 滋賀(竜王)第2工場は、すでに4月13日から21日の稼働停止を発表しているが、これを24日まで延長する。 本社(池田)工場は5月1日、11日、12日、京都工場は5月1日、11日の稼働を停止。 なお、5月2日から10日はカレンダー上の休日となっている。 その後も各工場で非稼働日を設定していた。 今後も海外調達部品の一部で納入に影響が出ることが見込まれるため、4月20日以降も一部工場で操業を停止する。 磐田工場および相良工場は4月20日から28日(25-26日は休日)の操業を停止する。 二輪車を生産する浜松工場および湖西工場(船外機)は交代勤務から1勤へ変更。 『アルト』『スペーシア』『ワゴンR』『ハスラー』『ジムニー』などを生産する主力の湖西工場(四輪)は、通常通り2勤で操業する。 《纐纈敏也@DAYS》.

次の