ローソン パッケージ。 ローソン新パッケージに賛否。ステイホームで起きた王者セブンとのコンビニPB戦争(BUSINESS INSIDER JAPAN)

ローソン新パッケージに賛否。ステイホームで起きた王者セブンとのコンビニPB戦争

ローソン パッケージ

かわいさと爽やかさ、そこはかとなく上品な雰囲気も漂うデザイン。 ついパケ買いしちゃう。 生活感が溢れすぎないのがいい。 基礎生活用品にはさりげない多言語表記がある。 これからの時代に合っている。 『低評価の反応』• 美味しそう感は減った。 中身が一目でわからない。 色々並んでる物の区別がしづらい。 見分けがつかなくて品出しも大変。 多言語表記は日本人向けの商品じゃないみたいで嫌。 女性を意識したマーケティング戦略、狙いは自然派を印象づけるブランド戦略? 万人受けよりも、強みを生かしたデザインイメージ戦略に切り替えた差別化戦略なのかなぁという印象を受けました。 実は写真のパッケージで美味しそう!っていうのは、ローソンが一番勝ちたいであろうコンビニNo. 1大手のセブンイレブンでもバリバリやってる手法。 これに寄せちゃうと、どうしてもセブンの二番煎じ感がぬぐえません。 そこで、 差別化を意識したのが今回のリニューアル路線なのかなぁと考えます。 固有ファンを手放さないために、ローソンがセブンと違った見せ方ができている点である、 『ナチュラル感』『女性人気』『高級感』をさらに強めていくという手段に出たのではないかと。 『ナチュラル感』というのは、自然派素材を使っていて健康や環境に優しい印象のこと。 ローソンは2013年より「マチの健康ステーション」をスローガンにしています。 都心限定の特別業態店健康「ナチュラルローソン」では特に顕著に自然派商品を売り出していますが、近年ではナチュラルローソン独自商品を通常のローソンでも扱い始めていました。 ちょっと高級だけど健康に良いっていうのがコンビニの今までのイメージとは違っていて、個人的にはナチュラルローソン店舗が田舎にも増えればいいのにな〜と思っていました。 しかし、商品の共通化を図っていくのだとしたら、ナチュローは実験的業態だったと言えるでしょうね。 ゆくゆくは統合もあり得る…のかな? ナチュロー実験で確かに価値があると認められてきた『ナチュラル感』をさらに強めるため、今回のパッケージでは ベージュの色味や 手書き風イラストの仕様に至ったのではと思います。 健康志向が高いのはやはり女性。 『女性人気』のためには、少々可愛い方向に振っても良いというのが今回のデザインには滲んでいるように思います。 『女性人気』は、 SNSでの拡散・ 付加価値の演出にも繋がっていきます。 ローソンはそもそも、SNSで拡散を狙う手法を前々から取り入れようとしています。 例えば、ローソンのマチカフェのカップデザインが定期的に変わってるのをご存知ですか? 季節やイベントに合わせて、可愛いデザインが毎回展開されているので、ついつい写真に撮ってSNSにあげたくなっちゃう。 写真映えするし、休憩時にはちょっと気分が上がるデザインでプチ贅沢したい、流行ってるものは真似したい、という女心をついた展開が相互作用で人気に繋がっているんです。 『高級感』、これは「健康志向の ちょっといい物は高くても買う」のに加えて、グループ会社の影響もあるのかなと推察します。 「成城石井」のような高級スーパーが関連会社に関わっているので、グループとしての目指す方向がそっちなのではないかと。 セブンイレブン系列はスーパーといえば庶民派イトーヨーカドーが代表的ですので、やはりここも差別化戦略といえましょう。 デザイン担当はデザインオフィス「nendo」 「nendo(ネンド)」は佐藤オオキ氏を中心に設立されたデザインオフィス。 佐藤オオキ氏は世界でも日本国内でも多くの賞を受賞している、超売れっ子デザイナーです。 nendoのシンプルな機能美の整ったプロダクトデザイン・グラフィックデザインには、多くのファンがおり、有名企業との提携もあとを立ちません。 パッケージのリニューアルは3月から始まっていましたが、nendoとのコラボは4月に入ってから発表になりました。 3月時点ではインタビューなどでも、誰のデザインかは伏せられていたのですが、なるほどね、これは大々的に言いたいくらい大物だね。 牛乳や玉子や食パンなどの食品類にはベージュを基調に、ティッシュや石鹸などの生活雑貨製品にはグレーを基調にしたパッケージに統一しています。 まさに 無駄を削ぎ、明快な機能美を追求するnendo節です。 菓子・冷凍食品などの【L marche】シリーズについては、そこまでnendoっぽさを感じなかったのですが、nendoオリジナルな商品でもないので、ローソンらしさとのバランスポイントがここだったのではないでしょうか。

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【画像】ローソンPB商品の新パッケージ、無能。│ニュースちゃんねる

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ーーローソンの新パッケージはイラストや文字が小さく細いので、ロービジョンの人には読めないようです。 「紙パックのお茶は文字もイラストも小さく、見ても判断できずに手で取る必要があった」「冷凍食品はなんなのかが全く分からず、片っ端から取り出して顔を近づけるわけにもいかないので、自力では買えないと思う」という意見もありました。 【関根】わかりにくいというのは最も問題です。 例えばアレルギーのある人が、パッケージを見誤って別の商品を購入し、口にしてしまうことも考えられますよね。 それから、「自力で買えない」のも大きな問題です。 私の93歳の父は九州で一人暮らしをしていますが、家から近いコンビニが命綱です。 同様のシニアはたくさんいます。 パッケージの問題で自立できない人が出てくると、彼らを支えるサポートの手がより多く必要になります。 ひとりでも多くの人が食で自立をすることは、世界最高齢国家の日本では欠かせないのです。 デザインでそれが可能になるなら、安いものではないですか。 加齢の影響が出るのは40歳以上ですし、日本は2005年以降、成人人口の半分が50歳を超えています。 この巨大なシニア市場を敵に回すのは、企業として得策ではないはずです。 納豆やハムなど、基礎的な食品が英語だけの表示というのも、どうかと思います。 引用元:.

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デザート|ローソン公式サイト

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「L marche(エル マルシェ)」の一つであるお茶の新しくなったパッケージ。 撮影:西山里緒 新旧パッケージは並べると一目瞭然だ。 茶や菓子、冷凍食品などの「L marche(エル マルシェ)」と呼ばれる商品群においては、商品名のフォントはグッと小さくなり、写真に代わって中身や原材料などがわかる手描きのイラストが小さくあしらわれた。 さらに牛乳や卵、パンなどの「L basic(エル ベーシック)」と呼ばれる日常使いの商品には、内容を示すシルエットのイラストだけが描かれた。 この大きなデザイン変更に、Twitter上では賛否両論の嵐が巻き起こっている。 そのほとんどが「かわいい」もしくは「わかりづらい」に二極化している。 「面で見たときのインパクト」を意識したというローソンの新しいパッケージデザイン。 撮影:西山里緒 なぜローソンPBは、「パケ買い」を誘う斬新なパッケージに変わったのか? ローソン マーケティング本部 本部長補佐の藤田和生氏に聞くと、同氏も「 (SNSでの反響は)思ったより大きかった」と驚きを隠さない。 そもそもパッケージの変更は、ローソンの自社ブランドを統一するプロジェクトの一環だったという。 同社のブランド商品の歴史は実は長く、ヒット商品も豊富だ。 PBとしての「ローソンセレクト」が初めて発売されたのは2010年だが、それ以前から「からあげクン」(1986年)、フライドチキン「Lチキ」(2009年)などの商品を世に送り出している。 ここ数年で見ても、累計4000万食の販売(2020年1月時点)を突破した「バスチー」や、発売1年で5600万個を突破した「悪魔のおにぎり」など、話題性のある商品が目立つ。 一方で、ローソンブランドとしての統一した打ち出し方ができていないという課題意識があったという。 「売り場を面で変える」2年越しの大変革 各ブランドに「Lロゴ」を導入してブランドを統一。 画像:ローソン そこでローソンは2018年から、ブランドの整理とPBリニューアルの取り組みを同時並行で進めてきた。 プロジェクトは国内外で受賞経験のある佐藤オオキ氏率いるデザインオフィス「nendo(ネンド)」に一任した。 ロゴに関しては、Lの形をとった「Lロゴ」を「ナチュラルローソン」「からあげクン」「おにぎり屋」などに新たに導入。 そして話題となった新パッケージデザインは、日用品や食品など約680品目に新装された。 コンセプトは「 優しさ」。 おしゃれで手に取りやすいだけでなく、部屋に置いたときに自然になじむデザインを目指したという。 「かなりチャレンジングなプロジェクトではありました。 ただせっかく変えるなら、いったんデザインを振って(=振り切って)みよう、と。 夏にかけて全ての商品が切り替わっていくので、面で見たときの『売り場が変わった感』を感じていただければ」(藤田氏) 職人セブンとおしゃれなローソン セブンイレブンは「頑固なラーメン屋の店主」? 撮影:今村拓馬 「バスチー」「悪魔のおにぎり」などの大ヒット商品をいくつも抱えるローソンが、ここに来てPBの大変革を決断したのはなぜか? コンビニジャーナリストの吉岡秀子氏は「 そもそもローソンは、女性ウケの良いブランドづくりが得意だった」と同社のPBを分析する。 10年以上にわたって販売実績を積み重ね、2019年時点では他社を圧倒する4150アイテム、1兆4500億円の売り上げを誇るまでに成長した。 行列のできるラーメン屋の頑固な店主のような、本質を追求する傾向があります」 なお、2020年2月期の決算資料によると、セブンイレブンの国内チェーン全店売上高が約5兆102億円に対し、ローソンは約2兆8200億円と水を開けられている。 ステイホームで激化するPB戦争 ローソンのリブランディングが話題になってる中、セブンのパッケージ(写真の緑茶)がよりダサくより分かりやすい方向に変わってた — 彩ちゃん aya717 「ローソンのリブランディングが話題になってる中、セブンのパッケージ(写真の緑茶)がよりダサくより分かりやすい方向に変わってた」 ローソンとセブンを巻き込んで膨らんでいる「 コンビニPBパッケージデザイン論争」。 そもそもこんなに議論が白熱したのは、新型コロナ禍で多くの人が感染防止のために「ステイホーム」せざるを得なくなったことが関係しているのではないか、と吉岡氏はいう。 「コロナ自粛期間中は遠くのスーパーまで行けない上、自宅で三食作らなければならない。 コンビニPBの中食や冷凍食品といったラインナップが、日々の食事で使うリアルな選択肢として、より鮮明に浮かび上がってきたのだと思います。 さらに自粛期間中はネットをよく見るので、みんな(SNSで)言いたい。 コロナがなければ、こんなに話題にはなっていなかったのでは」 (吉岡氏) 念のため、セブンイレブンの広報担当者にローソンを意識しているのか、と確認してみると「(新パッケージの導入が始まったのは3月なので)全く関係ありません」とのことだった。 奇しくも同じタイミングで真逆のPBパッケージリニューアルが行われた、ローソンとセブンイレブン。 この「コンビニPB戦争」はどちらに軍配が上がるのか……。 アフターコロナの消費者の行動に委ねられている。 (文・).

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