生理 前 おり もの におい。 おりものがピンク色になる原因と対策!妊娠初期や生理前後だと異常?排卵との関係は?

生理前と妊娠初期のおりものの違いや特徴

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関連記事: 妊娠初期は体にさまざまな変化がみられますがおりものもその一つです。 おり… おりものの形状やにおいでわかる病気の可能性 生理後のおりものは、においや色などの状態によって病気がわかることがあります。 いつもと違うおりものが出ていている場合は何が原因なのかを知りたいものです。 おりものの状態別にみていきましょう。 水っぽいおりもの 通常より水っぽいおりものが多く出る場合は、クラミジア感染症にかかっている可能性があります。 気になるにおいがないため症状に気づきにくく、放置してしまうと骨盤内の炎症によって起こる骨盤腹膜炎や卵管炎などを発症し不妊につながる場合があります。 女性の場合6~7割は無症状のため、気になる症状がなくても定期的に検査しておいた方がよい感染症です。 血が混じったおりもの おりものに血が混じる場合は不正出血の可能性があります。 赤い出血でなくても、ピンク色、ベージュ色、茶色などのおりものはすべて血液が混ざっているということです。 出血を含んだおりものが長期的に出る場合は、子宮頸管ポリープや子宮頸がん、子宮体がんといった病気にかかっている可能性があります。 不正出血の原因はその他にもクラミジアなどによる頸管炎、月経不順、子宮内膜ポリープなどさまざまです。 自己判断をせず病院を受診した方がよいでしょう。 ポロポロとしたカッテージチーズのようなおりもの 白くポロポロとした形状のおりものが出る場合は、カンジダ膣炎の可能性があります。 おりものの他につよいかゆみが出るのもこの病気の特徴です。 黄緑っぽいおりもの おりものが濃い黄色や緑色の場合は、細菌性膣炎や子宮頸がんなどが疑われます。 また、子宮頸管がクラミジアなどに感染することで子宮頸管炎を起こした場合も黄緑色をした膿のようなおりものが出ます。 黄色く泡だっているおりもの 白色から黄色で泡状のおりものは、トリコモナス膣炎の可能性があります。 トリコモナス原虫の感染によって発症する病気で、悪臭のあるおりものの他に外陰部のかゆみを伴い、性交時や排尿時に痛みが出ることがあります。 出典元:• 井上裕美 監 「病気がみえる Vo. 9 婦人科・乳腺外科」P. 91~93(メディックメディア,2015年)• 高輪台レディースクリニック「おりもの異常」(,2018年3月9日最終閲覧)• めぐみクリニック「おりものの異常」(,2018年3月9日最終閲覧)• 東京都福祉保健局健康安全部「それぞれの病気について」(,2018年3月9日最終閲覧)• 横浜クリニック「性感染症 STD について」(,2018年3月9日最終閲覧)• こやまレディースクリニック「性感染症 STD 」(,2018年3月9日最終閲覧)• 金山レディースクリニック「女性の体と病気について」(,2018年3月9日最終閲覧) 生理後のおりものについて。 生理が終わって1週間くらい経ちますが、鮮血の出血があったり、血混じりの粘り気のあるおりものが2〜3日続いています。 下腹部痛も少しあります。 先月行った子宮癌検診の際には異常なし。 半年前にも不正出血があり、婦人科を受診しましたが、その時も異常なし。 最近ストレスが多いため、ホルモンバランスが乱れているせいかと思いましたが、同じような方いませんか? もう一度婦人科へ行ってみたほうがいいでしょうか? 生理後の血が混じったようなおりものが出たという方の体験談です。 病院で検査を受けても異常なしということで原因が特定されないのは不安になりますよね。 症状が続く場合は、医師に相談して適切な治療を受けるようにしましょう。 おりものの量や色など気になる場合は病院へ 生理後のおりものは基本的にはさらっとして量が少ない状態です。 しかし、いつもとおりものの状態が違うとなると不安になってしまいますよね。 生理周期があるようにおりものにも分泌周期があり、そのときのおりものの状態を把握することで少し不安がやわらぐかもしれません。 おりものに異常があることで、かゆみや痛みなどの不快な症状に悩まされることも。 少しでも気になる症状が出たら放置せずに医師に相談してみるとよいでしょう。 出典元一覧• 井上裕美 監 「病気がみえる Vo. 9 婦人科・乳腺外科」P. 22(メディックメディア,2015年)• 新宿レディースクリニック「おりものの色・量」(,2018年3月9日最終閲覧)• 山口レディスクリニック「気になるおりもの・かゆみから分かる 様々な症状」(,2018年3月9日最終閲覧)• 金山レディースクリニック「女性の体と病気について」(,2018年3月9日最終閲覧)• 高輪台レディースクリニック「おりもの異常」(,2018年3月9日最終閲覧)• めぐみクリニック「おりものの異常」(,2018年3月9日最終閲覧)• 東京都福祉保健局健康安全部「それぞれの病気について」(,2018年3月9日最終閲覧)• 横浜クリニック「性感染症 STD について」(,2018年3月9日最終閲覧)• こやまレディースクリニック「性感染症 STD 」(,2018年3月9日最終閲覧) 本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。 必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。 なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。 ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはもご覧ください。

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白い?それとも茶色?生理前におりものが変色する9つの原因

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生理前になると、体に様々な変化が出てきます。 「 おりもの」の異変も、その一つですよね? 実は、おりものの変化で病気か、はたまた妊娠かがわかるようです。 白いおりものや、茶色のおりものが確認できたとき、何が 原因なのでしょうか? おりものの正体とは そもそも、「おりもの」っていったい何なのでしょうか? おりものは、子宮頚部や膣の分泌液や、子宮や膣から剥がれた 細胞片が混ざり合ったものを指します。 通常は無色透明ですが、たまに白がかった色をしていることもあるようです。 生理前や排卵日などに量が増える傾向があり、この時期は少しだけ ニオイがする場合もあります。 それ以外であれば、ほとんどニオイがしないのが正常とのこと。 生理前に白いおりものが出る4つの原因 では、生理前に白い「 おりもの」が見られたら、どんな原因が考えられるのでしょうか? 一般的には、以下に挙げるものが原因だと考えられています。 正常な状態• 細菌性膣炎症• 膣カンジダ• トリコモナス膣炎 怖い病気も混ざっていますので、これらについて次から詳しく見ていきます。 1:正常な状態 おりものは、生理が終わった直後は無色透明で、次の生理が始まるまでの間に少しずつ白色に 変化していきます。 ですから生理前に白く濁ったおりものが出てくるのは、体にとってはごく普通の状態ですから、あまり気にする必要はありません。 排卵に合わせて、おりものが持つ 役割が変化するため色が変わってくるんですね。 生理が終わってから次の排卵が起こるまでの間は、ちょっとトロミがある透明な状態をして子宮内を満たしています。 理由は、卵子と精子が出会いやすいように、 潤滑油としての役割をしているんです。 排卵が終わってから、次の生理が始まるまでの間は、白く濁ってドロっとしたおりものに変化し、膣内部や子宮に雑菌が入り込まないように守っています。 体が持つ 免疫機能の役割を、おりものは担っていると認識しておくと良いでしょう。 2:細菌性膣炎症 簡単に治る病気ではない、 細菌性膣炎症を患ったときにも、白いおりものが出ます。 おりもの自体に 強いにおいが混ざっている• かゆみや痛みなどの 症状がある• 膣周辺にかゆみや痛みを感じる• 下腹部が時々痛くなる こういった症状が同時に見られるようでしたら、一度産婦人科へ行き診断を受けてください。 生理前に白いおりものが出るのは正常ですが、強いニオイがしているのは異変が起こっている証拠です。 膣の自浄作用が低下することによって、一般細菌が膣内に入り込み内部に炎症を起こすことによって発症します。 スポンサーリンク 3:膣カンジダ カビの一種である真菌が膣周辺で増殖することによって、 膣カンジダを発症します。 白いボロボロとしたおりものが出るという特徴を持っており、生理前であっても関係なく出てくるので要注意。 カンジダという真菌は、女性の膣以外にも普通に生息している「 常在菌」ですが、免疫力の低下などを見計らって増殖をして発症させます。 おりものが特徴的ですので、産婦人科で診断をしてもらえば、すぐに判断が可能。 免疫力を高めることができれば、特別な薬などを使わずとも 自然と治りますよ。 4:トリコモナス膣炎 生理前に白い特徴的なおりものが出たときは、「 トリコモナス膣炎」が関係しているかもしれません。 これは、トリコモナス原虫という小さな虫が膣内に入り込み増殖を繰り返すことによって感染します。 性感染症の一つに分類されており、感染すると膣内が炎症してかゆくなり、泡立ったおりものが出てしまうのです。 治療は「 薬物療法」が一般的。 まずは原虫を退治しなければ意味がありませんから、「抗原虫薬」が用いられるでしょう。 茶色のおりものが出る4つの原因 生理前は、白く濁ったおりものが一般的ですが、中には「 茶色」をしたおりものが確認されることもあります。 生理前の「月経血」とおりものが混ざって、茶色に変色するのが一般的な原因だと言われているのです。 その他の原因としては、以下に挙げるものがあります。 ストレス• 体調不良• 子宮内の出血• 不正出血 これらが、どうして茶色のおりものを出す原因となるのでしょうか? 1:ストレス 女性の生理周期は、 心の調子によって大きく変化していきます。 それに合わせて、おりものにも若干の変化が出てしまうことも、分かってきているのです。 現代社会では、女性も社会で働いている人が多くなっており、それに合わせて日ごろから ストレスを溜め込みやすくなっています。 ストレスが溜まると、 自律神経が乱れて女性ホルモンのバランスが崩れやすい状態に。 そして生理前は、それでなくともプロゲステロンの分泌量が多いので、精神的にデリケートな時期でもあります。 こうした原因が合わさることによって、おりものが薄茶色っぽくなるのです。 ストレスを発散させれば、こうした変化は無くなりますよ。 2:体調不良 生理前になると、自律神経が乱れるので体調管理が 難しくなります。 特に睡眠の質が低下するので、免疫機能が低下して風邪を引きやすくなる時期とも言われているのです。 もし細菌やウイルスの影響で体調不良になってしまえば、おりものにも若干の 変化が出てきます。 このとき、個人差はありますが「黄色」や「ピンク」、「 茶色」といったおりものが出てくるのです。 生理前は無理をせず、しっかりと休養を取れば、自然と治るでしょう。 3:子宮内の出血 原因は不明ですが、たまに子宮内で少量の 出血が見られる人もいます。 すると、生理前は本来白いおりものに、赤色の 血液が混じるので、その量に応じて様々な色に変化するのです。 ピンクが一番多いようですが、中には茶色っぽいおりものが出ることも。 生理前から生理が終わった後も続くようでしたら、一度産婦人科へ相談してみましょう。 4:不正出血 月経不順など、生理周期が安定していない人は、生理前でも「まるで生理がきたかのような」出血をする場合があります。 これを「 不正出血」と呼んでおり、ホルモンバランスの乱れが大きく関係していると考えられているようです。 茶色いおりものや不正出血が生理後も続くようであれば、ただのホルモンバランスの影響だけではなく、何か 疾患が隠れているかもしれません。 すぐに病院へ行きましょう。 数日、または 数回茶色いおりものが出たというくらいでは、心配する必要はないでしょう。 白いおりものと色だけ違う大差のないおりものであれば、様子を見てみて下さい。 スポンサーリンク いつものおりもと違ったら妊娠のサインの可能性も! 妊娠すると、 エストロゲンと呼ばれるホルモンが大量に分泌されます。 その影響から子宮内の分泌物が増加して、おりものの量が増えます。 生理前のおりものの変化と、妊娠初期の変化はとても 似ていて、乳白色または薄いクリームのような色をしています。 ドロっとしていて生理前に出るおりものととても似ています。 これまでの生理前の白いおりものとちょっと違うところがあるようであれば、 妊娠のサインかもしれません。 また、おりものの量が減らず色や形状が変わっていくようであれば、妊娠の可能性が高いでしょう。 特徴としては「 サラサラとしたおりものに変化した」「 少し透明になった」など。 おりものの変化が見られる期間とは 妊娠によるおりものの変化であれば、3日以上続く可能性は 少ないと考えられています。 理由は、着床した際に出血したものが、おりものに混じって 変色をしているからです。 着床出血は、生理予定日の2・3日前から生理予定日までに出ることが多いので、3日以上続くことは少ないのです。 妊娠の場合の茶色いおりものは、出血した後子宮内膜に混ざって少し時間が経ってから出てきた状態のおりもの。 薄い茶色に見えるだけでほとんど、「 鮮血」の場合が多いでしょう。 もし3日以上も続くようでしたら、一度産婦人科へ相談してください。 PMSサプリおすすめランキング!優秀なサプリメント3選 女性のミカタは、2種類のサプリがあります。 飲み続けていくことで効果を実感できると、 リピーター率も抜群に高いです。 4ヶ月試して効果がなかった人のために、全額返金保証もついていますので安心して試すことができますよ! 価格 容量 評価 通常価格4,400円 トクトクコース初回500円 2ヶ月目以降3,960円 30粒(1ヶ月分) めぐルナは生理前の不快な症状の中で、不眠や便秘気味の方にもっともオススメしたいサプリメントです。 チェストベリーやクワンソウ、高麗人参、生姜などこだわり抜いた原料は、体質改善にも効果があります。

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【医療監修】生理後はおりものが多い?色や量によっては病気の可能性も [ママリ]

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監修 落合病院 副院長 近藤恒正 先生 この記事の目安時間は6分です 目次• 俗に言う「おりもの」とは、子宮内膜(しきゅうないまく:子宮の内側を覆っている組織)の分泌物、子宮頸管(しきゅうけいかん:子宮の下に位置し、腟とつながっている部分)からの分泌物、腟壁(ちつへき)からの分泌液と古い細胞などが集まった粘液、バルトリン腺(腟の入り口部分の左右に存在する分泌腺で、うまく性交(セックス)できるように促す働きを持つ)や皮脂腺や汗腺からの分泌液、これらが混ざり合った粘り気のある液体が、腟の外へ排出されたものです。 おりものは、医学的には「帯下(たいげ)」と呼ばれています。 おりものは、毎日腟の中で分泌されていますが、毎日排出されるのではなく、周期的に、分泌量が多くなると腟の外へ排出されるため、下着に付着したりするなど、目に見える形で確認することができるようになります。 正常に分泌され腟の外へ排出されるおりものは、生理的な現象です。 成熟し生理がある女性のおりものの分泌は必要不可欠と言えます。 おりものは、いつも同じではありません。 正常なおりものでも、卵の卵白のようなもの、さらりとしているもの、乳白状のもの、粘着力が強いものなど様々で、周期によって見た目の性状そして分泌量などが大きく異なっています。 おりものの性状(形や色など)そして分泌量が正常とかけ離れている場合、身体で異変が起きている可能性が非常に高くなります。 おりものは、異常を発見できる身体からのサインといわれています。 異変があった場合は、婦人科あるいは産婦人科で検査を受け、その原因を探ることが必要です。 おりものの分泌量と形態の変化は、生理の周期と連動しています。 なぜなら、おりものは、生理と同じように女性ホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモン)の影響を受けているためです。 生理の周期(平均28日周期)は、以下の4つにわかれています。 ・生理がある「生理期(約5日から6日程度)」 ・排卵期までの「卵胞期(約6日から7日程度)」 ・排卵日が含まれる「排卵期(2日から3日程度)」 ・次の生理予定日までの「黄体期(約12日程度)」 おりものは、生理の周期に連動して分泌量が変わります。 卵胞ホルモンは排卵期に、黄体(おうたい)ホルモンは黄体期に分泌量のピークを迎えます。 おりものは、卵胞ホルモンとほぼ比例するように排卵期に分泌量のピークを迎えます。 おりものの重要な役割は2つあります。 「自浄作用機能」と「受精の手助け」です。 「自浄作用機能」とは、腟からの細菌の侵入を防ぎ、常に腟の中を清潔に保つ働きをすることです。 腟口は、位置的にも肛門に近いために大腸菌が侵入しやすいのです。 また腟の中や外陰部(腟口)の周辺の皮膚に存在している常在菌(身体に生息し常に存在している微生物(細菌):クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナスなど)は、免疫や体力が弱っているときに繁殖しやすく、性交時などにも侵入しやすくなっています。 おりものの正常な分泌は、腟、子宮頸管、子宮を細菌から守る役割を担っています。 排卵期に性交を行うと、卵巣から排卵された卵子が腟から侵入して子宮に入ってきた精子と卵管で出会い受精します。 受精卵は約1週間かかって卵管を通過して子宮に入りますが、受精卵が子宮内膜に着床した場合に妊娠が成立します。 「受精の手助け」とは、腟から侵入してきた精子が子宮頸管を通り子宮内へスムーズに入ってこられるようにする働きのことです。 おりものは生理周期そして女性ホルモンと密接に関係していますので、年齢にも大いに関係しています。 おりものは、20代と30代で分泌のピークを迎え、40代から閉経前に徐々に減少してゆき、閉経後にはほとんど分泌されなくなります。 このように、おりものは年齢にあわせた女性ホルモン分泌の変化に伴ってその分泌状態も変化します。 女性ホルモンが活発な20代や30代では、おりものの分泌量も活発になっています。 生理直前のおりものの主な特徴は、以下の3点です。 ・排卵期でピークを迎えた分泌量が徐々に減少し続けた後、生理予定日の直前になると多少増加する ・生理が近くなるほど、強い臭いを感じる傾向が強くなる ・乳白色が強くなり、下着に付着したおりものが乾くと淡黄色に見える場合があり、多少粘り気が増す 本来、腟の中には、常に存在し続けている「デーデルライン桿菌(かんきん)」という細菌がいて、身体に良い影響を及ぼしています。 デーデルライン桿菌は、腟粘膜の細胞のグリコーゲンから乳酸を作り出し、膣の中を強い酸性に保ちながら、侵入してきた細菌を死滅さたり、あるいは膣の中で細菌が繁殖できないようにする役割を担っています。 このため、腟の中で作られた乳酸が含まれているおりものには、少し酸っぱいようなあるいは発酵したような臭いが感じられる場合があります。 生理直前(1日から2日前)だと、経血が少し混ざってくる場合があるため、血のような生臭さを感じる場合もあります。 また生理が近いとおりものの量が多くなるため、パンティーライナーを生理予定日の数日前から使用する方も多くなっていますが、パンティーライナーやナプキンは、外陰部(腟口)の蒸れを生じさせる原因にもなっています。 臭いに関しては、長時間外陰部(腟口)におりものが付着していると、細菌や雑菌(あるいは汗)が繁殖しやすくなり、嫌な臭いがすることが多くあります。 パンティーライナーやナプキンだけではなく、蒸れやすい下着を身につけている場合にも、汗によって雑菌が繁殖しやすい状態になっています。 外陰部(腟口)の周辺の皮膚には、常在菌が存在していますし、大腸菌なども付着しやすくなっているため、病気あるいは子宮や腟の異常が原因による悪臭でなければ、外陰部(腟口)を常に清潔に保ち、パンティーライナーやナプキンを頻繁に取り換え、通気性のよい下着を身に着けるなどすると、強い臭いも気にならないようになります。 ただし、 腟の中を洗いすぎると、細菌の侵入を防いでくれている大切なデーデルライン桿菌まで洗い流してしまう可能性があるため、ビデなどによる過度の洗いすぎには注意してください。 参考までに、おりものが悪臭を伴う病気の例としてトリコモナス腟炎、細菌性腟炎などがあります。 生理直前のおりものの臭いはきつくなる傾向が高いのですが、あまりにも強い悪臭をはなつ場合は、病気の可能性があります。 放置せず、婦人科あるいは産婦人科で検査を受け、必要な治療を受けてください。 排卵日のおりものの大きな特徴は2つあります。 まず、 1つ目の特徴は、「分泌量の増加」です。 排卵日のおりものの分泌量は、生理周期の中で一番増えています。 排卵日(排卵期)におりものの分泌量が増加する原因は、精子をスムーズに移動させるためといわれています。 排卵期におりものが増えるのは、子宮頸管から頸管粘液の分泌が盛んになることが原因です。 この時期の頸管粘液はアルカリ性で、精子が侵入しやすい状態になっています。 その結果、腟から侵入した精子が、腟、子宮頸管、子宮のなかをスムーズに移動しその先の卵管までうまくたどり着くことができるようになり、卵巣から排卵された卵子に出会いやすくなります。 そして、 2つ目の特徴は、「粘り気」です。 排卵日のおりものは、大変強い粘り気をもっています。 見た目は、卵の卵白のようにとろみがかった状態、あるいは透明のゼリー状のような、無色透明をしています。 そして、実際に手で触ってみるとわかりますが、非常に粘り気があり指で引っ張ると数センチ糸を引いたように伸びます。 この粘り気は、周期の他の期間では見られず、排卵日のおりものの大きな特徴となっています。 粘り気のあるおりものも、分泌量の増加と同様に、精子が移動しやすいようにするためといわれています。 このように、排卵日の分泌量の増加そして粘り気は、どちらもおりものの役割の1つ「受精の手助け」になります。 また、 排卵日(排卵期)のおりものの臭いは、ほとんど無臭です。 おりものの量が増える疾患の例として、細菌性腟炎、クラミジア感染症、トリコモナス腟炎、淋菌感染症、カンジダ症などがあります。 排卵日ではおりものの量が増えますが、粘り気のあるおりものが出るのは長くても1日あるいは2日程度です。 排卵日以外におりものが増加している場合は、悪臭がある場合と同様に病気である場合が多いため、すぐに確認をしたほうがよいでしょう。 婦人科あるいは産婦人科を受診してください。 排卵後の黄体(おうたい)期のおりものの特徴は、分泌量がしだいに減少するという点です。 排卵後の黄体期では、排卵直後から黄体ホルモンが増加してゆき、後半にその分泌量がピークを迎えています。 黄体期の黄体ホルモンの役割は、受精卵が子宮内膜に着床できるように子宮内膜を厚くし、妊娠の準備をするというものです。 そして、妊娠の準備をするだけではなく、着床後、妊娠を維持するために活発になります。 排卵後、受精し、着床(妊娠)すると、おりものは減少はせず、そのまま分泌量を保ち続けます。 一方、 着床しなかった場合には、おりものの分泌量は生理予定日まで減少を続けてゆきます。 排卵後のおりものは、少し粘り気が残っていますが、さらりとしてきます。 おりものの色は、排卵直後は無色透明ですが、その後、黄体期後半、生理予定日が近くなると乳白色が強くなり、乾くと淡い黄色に見えることもあります。 妊娠超初期、つまり受精卵が子宮内膜に着床したときのおりものの最大の特徴は2つあります。 分泌量が排卵日に匹敵するほど増加するという点、そして水っぽくさらさらしてくるという点です。 排卵後、おりものは、さらりと水っぽくなり、分泌量が増加します。 ただし、水っぽくさらりとしているものの、多少粘り気もあるため、量が多いことからも、おりものがぼてっと重く、重量感を感じる場合もあります。 なぜ、妊娠すると、おりものは減少しないのでしょうか?それには、妊娠したときに活発になるホルモン分泌が関係しています。 女性の身体では、妊娠すると同時に、「ヒト絨毛性ゴナドトロビン(じゅうもうせい)(hCG:Human Chorionic Gonadotropin)」というホルモンが分泌されはじめます。 特に、妊娠初期では、hCGが妊娠を維持させるために黄体を刺激する結果、卵胞ホルモンそして黄体ホルモンの両方の分泌量も増加してゆきます。 卵胞ホルモンと黄体ホルモンは、どちらも妊娠を維持させようと働いてくれるホルモンです。 妊娠超初期では、自分でも妊娠したことに気づいていない時期でもありますが、すでに着床により増加しはじめた卵胞ホルモンによって、おりものの色は乳白色になります。 この乳白色のおりものは、通常、妊娠1週目から2週目で実際に確認できます。 また、妊娠超初期と妊娠初期のおりものは、ほとんど無臭です。 ただし、個人差があるため、おりものの量や色によって妊娠の有無を確実に判定することはできません。 また、妊娠超初期では、茶褐色のおりものが出る場合もあります。 原因として、妊娠超初期の着床出血(ちゃくしょうしゅっけつ)があげられています。 着床出血は、受精卵が子宮内膜に着床した際に起こる場合があります。 生理予定日の数日前、生理のように長期間ではなく1日から2日間、茶褐色のおりもの(まれに鮮血:真っ赤な血)がみられ、その量は非常に少ないのが特徴的です。 着床出血がある確率は、約3人に1人の割合といわれていますが、実際に自分で認識できる人はそれほど多くなく、ほとんどの妊娠では着床出血はみられないといわれています。 また、子宮体がん、子宮頸がんなどでも、おりものが茶褐色になります。 子宮体がんの場合、おりものは、水っぽく、茶褐色などの色も混じってきます。 子宮頸がんの場合は、初期では自覚症状は全くありませんが、進行するとおりものの量が増え、色は茶褐色となり、悪臭を伴うようになります。 着床出血のおりものが茶褐色になる場合もありますが、 おりものに血が混じっていたり、悪臭や下腹部の痛みなどを伴う場合には、すぐに婦人科あるいは産婦人科で検査を受けてください。 このように、生理の周期によるおりものの状態や量の変化を把握しておくと、排卵日、妊娠の兆候、そして病気にいち早く気付くことができます。 おりものの変化は、妊娠だけではなく、身体の異変を知らせてくれるサインであると覚えておきましょう。 おりものと生理周期についてご紹介しました。 おりものについて不安を感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、活用してください。

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