キュウリ 育て方。 きゅうりの育て方・植え付け、用土、株間、支柱ネット、追肥や収穫などの栽培管理

マイクロキュウリ(きゅうりメロン)

キュウリ 育て方

スーパーなどで市販されていることは、ほぼありませんので、 インターネット通販などで、種を入手して自分で育てるしかありません。 とても丈夫で、栽培も簡単ですので、チャレンジしてみてください。 品種改良されてつくられたものではなく、約数千年も前から、 メキシコの荒野に自生していたのが、マイクロキュウリです。 そこから、アメリカへ渡り、アメリカでは、 サラダ用の野菜として、とってもポピュラーな食材となりました。 なんでも、レタス、キュウリ、トマトに並ぶほどの人気ぶりだそうで、 ピクルスなど、サラダ以外にも多く使われています。 ・果実 果実の大きさは、ぶどうやマスカットと同じくらいの大きさで、 やや縦に長いコロンと丸い形をしています。 約2センチくらいがとり頃です。 果実の表面には、きゅうりにはないスイカのような模様があります。 鮮やかなグリーンに、白の縞模様で、見た目も綺麗です。 ・食味 味は、香りのあるキュウリです。 一般的なキュウリは、やや青臭いような野菜らしい香りがありますが、 マイクロキュウリ(きゅうりメロン)は、ライムのような、 爽やかで、程良い酸味があります。 ・美味しい食べ方 包丁を使わずに、洗ってそのまま食べることが出来るので、 見た目も良く、インスタ映えするサラダが出来上がります。 また、オリーブの代わりとしても使われているようなので、 輪切りにして加熱調理するなどの食べ方もおすすめです。 ・グリーンカーテンにおすすめ 果実はキュウリとは思えないほど小粒ですが、 つるは丈夫でもちも良く、ぐんぐん伸びていくので、 グリーンカーテンにおすすめです。 グリーンカーテンをつくりたいと思っているけれど、 ゴーヤは苦手…そんな方にも、おすすめです。 とても丈夫で、1つの株からたくさんのマイクロキュウリがとれるので、 栽培も楽々、収穫の楽しみを存分に味わうことができます。 ・種まきの適期 種まきの適期は、3月~5月頃です。 低温に弱いので、発芽適温である20~30度をクリアーしてから、 種をまくようにしましょう。 ・発芽までの日数 種まきから、発芽までは約5日~20日かかります。 ・栽培方法 充分に暖かくなったら、まずは、ビニールポットに種をまいて、 苗を仕立てます。 本葉が、3~4枚の頃になったら植え付けです。 株間は約30~50センチとります。 ・種の入手方法 楽天市場の太田のタネ、藤田種子株式会社など、 世界の珍しい種苗を取り扱うお店などから通販できます。

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キュウリ

キュウリ 育て方

もくじ• 本日はご訪問ありがとうございます。 このサイトが面白いなと思った方はブックマークなどして、ほかの記事もご覧いただけると嬉しいです。 ここからは本題の記事をお楽しみください。 キュウリの育て方【家庭菜園の予備知識】 キュウリ栽培の基本情報 野菜の種類 科目 適正土壌酸度 株間 連作障害 栽培難易度 キュウリ ウリ科 ㏗5. 5~Ph7. 家庭菜園で取り立てのきゅうりを触ったときに棘の手触りがスーパーで触るきゅうりと全然違うと感じたことはないでしょうか?新鮮なイボきゅうりにはまだ棘が残っており手触り抜群です。 また、 棘がないキュウリも栽培されており、イボがないキュウリの代表的品種はフリーダムなどです。 大きさで特異な品種に加賀太キュウリがあり、 加賀太胡瓜は直径6cm~7cm、重さ600g~800gほど大型品種です。 キュウリの育て方【家庭菜園での実践編】 きゅうりの栽培カレンダー キュウリの土と畑つくり 苦土石灰や消石灰で土の酸度を中和する 土壌適正酸度は㏗値5. 5~7. 0と適応性は広いのですがどちらかとゆうと弱酸性から中性の土壌を好みます。 栽培の2週間くらい前までに苦土石灰や消石灰をまいて中和しておきましょう。 石灰の量は地面全体に軽く振りかけるまたはかぶせる程度でOKです。 石灰の中和と同時に化学肥料をまいてしまうと土の中で化学反応を起こして作物の成長に影響を与える可能性があるので、早いうちにまいておくのがBESTです。 堆肥と元肥を与えて土を耕しておきましょう 定植の7日くらい前までに土に堆肥として牛糞や鶏糞、豚糞などを与えてよく耕して、化成肥料を使う場合は元肥として10-10-10または14-14-14の化成肥料を一株に対して1握り程度まぶしておきましょう。 元肥とは定植前に施す肥料のことで、同じ肥料でも堆肥とは土に栄養を与えてふかふかな土を作るのに適した肥料のことを指します。 牛糞堆肥は土をふかふかにしてくれる堆肥としての特徴が強く、鶏糞は堆肥としての力はあまりありませんが、肥料分を多く含んでいます。 豚糞堆肥はある意味万能で堆肥としても元肥としても大変有効な肥料です。 科学的に作られた肥料に対してこれらの堆肥を有機肥料といいますが、有機肥料には化成肥料のような即効性はないいものの、ゆっくりと長く肥料効果が継続するのが特徴です。 ここまでの作業は畑でもプランターでもだいたい同じです。 胡瓜は連作障害が出やすい野菜です。 ウリ科の野菜の連作や輪作の間隔には注意が必要です。 連作障害を回避する一つ目のアプローチは、しっかり輪作をすることで、2年くらいはウリ科植物を育てていない畑で栽培することです。 しかしながら、家庭菜園の限られたスペースやプランターでの栽培では輪作するのは大変で、夏野菜の中でもウリ科の植物は魅力的な野菜が多いのでウリ科野菜をこの夏は育てられないととなると困ります。 そこで 2つ目のアプローチとして石灰と有機たい肥をたくさん入れて土をアルカリ性に保ち土の力を上げてやることです。 畑で栽培する場合には畝を作って水はけをよくしておきましょう 堆肥を入れてよく耕したら幅60cm~70cm高さ10cmほどの畝を作ります。 畝を作ると水はけがよくなります。 畝ができたらマルチを敷いて地温を上げておきましょう 畑で栽培する場合黒色のマルチを敷いておくと地の温度を上げてくれるので定植後の成長が促進されます。 また黒マルチは光を通さないので雑草の繁殖を防いでくれます。 値段は少し上がりますがシルバーマルチもあり、こちらはアブラムシなどの光るものを避けて行動する一部の害虫の接近を予防する効果があります。 胡瓜は夏の野菜です。 この時期は放置しておくとすぐに雑草が生えて手に負えなくなるので黒マルチは必須です。 きゅうりの種まきと定植 きゅうりは以外と連作障害に弱い野菜です。 家庭菜園では種から育てるよりも既成の接木苗を購入して定植したほうが安心です。 実際接木のきゅうり苗は自生の苗に比べて約4倍ぐらいの値段がついていることが多いので考えるところですが、成長途中で病気に感染してしまうと終わりです。 実際栽培が終了してしまうので接木の苗を使うことをおすすめします。 きゅうりの植え付け方法 植穴をあける 苗の定植はポット苗植え付け用の器具や球根植え付け用の器具を使うと簡単です。 器具を使ってポットとだいたい同じ深さの植穴を作って植え付けます。 植穴に水を入れる 苗を植え付ける前に植穴に水を入れて畝にある程度水分を浸透させておきましょう。 適当な量でOKです。 こうしておくと定植後の苗が根張りしやすくなります。 農薬 好みですが無農薬にこだわらずに低農薬を許容する場合は、水を入れる前に植穴にオルトラン粒剤やスミフェート粒剤、スターガード粒剤のような浸透移行型の殺虫剤の中から栽培する野菜に対応した薬品を入れておくと栽培初期の害虫予防になります。 しかしながらキュウリの場合はつる性植物で背丈が長いのであまり必要ないかもしれません。 頑張れば比較的無農薬でも栽培しやすい野菜ではないでしょうか。 株間 株間は野菜を植え付けるときになやむ要素の一つです。 株間は野菜の特性によってさまざまで、だいたいはその野菜の成長の仕方や草丈、横にどれだけ広がるかによって変わってきます。 植物の根張りの広がり具合は、地上での広がりがそのまま地下でも展開されていると考えてよいとされています。 要するに地上で横に広がっている枝の先端と同じあたりまで根が張っているとゆうことだそうです きゅうりの株間 きゅうりなどのウリ科野菜は中でも株間が広く必要な野菜の一つです。 きゅうりは中でも比較的コンパクトに栽培できる野菜で 株間40cm~50cm取ると良いでしょう。 きゅうりの支柱と仕立て方 きゅうりの栽培には支柱やネットを使うと便利です。 もちろんスペースがある場合は支柱やネットを全く使わずに地にはわして栽培したり、フェンスに這わして栽培したりもできますが、支柱やネットを使うことである程度省スペースでもうまく仕立てることができます。 合掌型支柱にキュウリネットをかけて 合掌型に支柱を立ててきゅうりネットをかけて仕立てます。 180㎝くらいの長さの畑(畳1畳ぐらいの畑)に設置する場合、210㎝~240cmの支柱が11本必要です。 合奏型の支柱で栽培する場合は、頑張れば2列に植えつけることができます。 詳しい支柱の立て方は別の記事にまとめてありますのでそちらを参照してください。 直立型支柱にきゅうりネットやナイロンのひもでも 直立型支柱を立ててネットを張っても栽培可能です。 直立型の場合は支柱が少なくても済みますが、一列にしか植えつけられません。 ネットを張らずにナイロンなどのひもで講師を作ってもさいばいできます。 詳しい直立式支柱の立て方も別の記事にまとめてありますのでそちらを参照してください。 緑のカーテン スクリーン仕立て ネットだけで緑のカーテンを仕立てたり、緑のカーテン用の既製品のセットも販売されています。 ベランダからネットを吊り下げたり工夫次第で仕立て方は様々な形が可能です。 きゅうりの摘芯と誘引、摘果 きゅうりは摘芯、誘引、摘果しながら栽培を進めていく野菜です。 雌花(めばな)は親ヅルには成り難く、親ヅルよりも親ヅルの脇から出る子ヅルによくつくので、親ヅルの脇芽を横に伸ばして栽培するのですが、あまり欲張って子ヅルを横に伸ばしていると養分のいきわたりが悪くなります。 そこで摘芯が必要になります。 それでは栽培の手順を順を追って説明していきます。 放置しておくと中々きれいにまっすぐ上に育ってはくれませんよ。 おすすめの方法は割りばしとひもを使って行う方法です。 60cm前後のひもを結び付けた割りばしを株もとにさして、そこから真上にひもを引き上げてきゅうりネットに結びます。 きゅうりの苗が30cmくらいある場合ひもをきゅうりのつるに軽く巻き付けるように誘引してあげるとうまくいきます。 株下の風通しを良くして病気の感染から予防する目的と初期段階の株の成長養分を分散させない目的があります。 初期段階では実に養分を与えるより主ヅルの成長に養分を集中させた方が結果的に多収穫が望めます。 あまり高く育てると収穫も手が届かなく難しくなります。 そこから孫ツルが出てきたらまた葉1枚か2枚で先端を摘芯します。 キュウリの人工授粉 人工授粉はミツバチなどが自然に受粉してくれるので人工授粉は必要ありません。 キュウリには雄花(おばな)と雌花(めばな)が咲き、実 み は雌花(めなな)につきます。 実 み)は雄花(おばな)と受粉して初めて成長するのでするのですがカボチャやスイカなどのように人工授粉が必要な野菜と違って、人工授粉しなくても自然に受粉してくれます。 花の付け根が膨れているのが雌花(めばな)です。 キュウリの追肥 キュウリは多収穫の野菜で多肥を好みますが、根を浅く広く這わせる性質があるので根を肥料焼けさせないように施肥するのがポイントです。 肥料切れや肥料焼けさせないように小量の肥料をこまめに追肥してください。 1回目の追肥 1回目の追肥は定植から2週間後くらい行います。 株もとに化成肥料か、完全有機野菜を目指す場合は鶏糞などを一握り株もとに与えます。 株の中心から10㎝~15cmくらいの位置にパラパラっとまいて軽く土をかぶせておく程度です。 なすやトマトなどのナス科の植物の場合、根が深く成長する野菜と違いウリ科の植物は根を浅く広く成長させる傾向があります。 成長と主に追肥の位置も徐々に広げていくイメージで2回目以降も追肥していってください。 2回目以降の追肥 同じような要領で追肥を2週間に1回の割合で栽培終了まで続けます。 具体的には、化成肥料では軽く一握り、60g~70g程度、鶏糞でもおぼ同じくらいの量を株もとから徐々に広げてパラパラまきしてください。 土となじませることを忘れないように、、、、。 またマルチがある場合はマルチに穴をあけたりめくって施肥してください。 キュウリの水やり 基本的に地植えの場合水やりは必要ないのです。 夏場の日照りが続くときは乾燥に気を付けてください。 根張りが浅いので注意です。 キュウリの収穫 キュウリは収穫時期のタイミングや判断が難しい野菜の一つです。 タイミングが難しいのはウリ科野菜全体に言えることで、中身が見えないスイカや、少し放置していると巨大化してしますズッキーニなどもみなお同じです。 キュウリの場合タイミングが遅れるとあっとゆう間に大きくなって熟れてしまっておいしくなくなります。 適当な大きさになったら早期収穫することをおすすします。 キュウリの害虫 ウリハムシ キュウリだけでなくウリ科の植物全般に繁殖する代表的な害虫といえばハムシ、ウリハムシではないでしょうか。 ウリハムシは黄色や茶色の小さな甲虫で群衆で主にウリ科植物の周りを飛び回っています。 葉や花を食い荒らす害虫で放置しておくと穴だらけにされてしまうので、できれば駆除しておきたいところです。 中にはキュウリの実を食害するウリハムシも存在しています。 ウリハムシ駆除の方法 成虫は手ではたいて捕殺したいところですが、小さくすぐに飛んで行ってしまいます。 また大量に繁殖するのできりがなく手に負えないのが現状です。 農薬散布|マラソン乳剤 農薬に抵抗がない場合はマラソン乳剤を使う方法もあります。 マラソン乳剤は簡単な器具を使うと散布は簡単で、分量と対応野菜を間違わなければ広範囲の害虫に効果があるので便利な薬品の一つです。 アブラムシ アブラムシは春から夏の終わりごろまでに飛来して繁殖する害虫で、ほとんどの野菜に被害を与える害虫の代表的存在です。 小さな個体が群集している様子がものすごく気持ち悪いと感じる方が多いと思います。 アブラムシの駆除方法 無農薬で栽培する場合はガムテープで除去したり、牛乳を散布して窒息死させたり、木炭や竹炭を作る際に発生する煙の成分を冷却して得られた水溶液である木竹酢を散布したり、黄色い粘着力のある札を作物にぶら下げたり、銀色のマルチや光テープで囲ったり対処の方法はたくさんあります。 アブラムシ駆除のお方法は別の記事に詳しく記載したいと思いますのでそちらの記事を参照してください。 ヨトウムシ アブラナ科の野菜が好物のヨトウムシですが、アブラナ科だけでなく多くの野菜を食い荒らします。 蛾の幼虫ですが昼間は株もとや土中に潜み、夜になると地上に現れます。 だいたいは茶系の芋虫で中型から大型です。 3㎝くらいから6㎝くらいのところでしょうか。 ヨトウムシの駆除方法 昼間は土中にいることが多いので駆除するのが難しく、また姿が見えないので出没していることすら気づかないことすらあるくらいです。 見つけ次第捕殺することがおすすめです。 虫の姿がないのに葉が虫食まれている状態を見たら土中にヨトウムシが潜んでいることをまず疑ってください。 コナジラミ 草花や野菜に広く寄生する小さな害虫です。 一か所に無数に生息して一度に飛び立ちます。 葉の裏に寄生して養分を吸い取るため葉がかすり状になり植物のお生育が悪くなります。 放置しておくと野菜や花草を枯らしてしますこともあります。 コナジラミは植物の汁を吸って飛来するのでアブラムシ同様ウイルス性の病気を媒介したり、排せつ物の上にすす描画発生して葉や果実を黒く変色させる厄介者です。 コナジラミの除去方法 アブラムシ同様大量に発生したら無農薬での除去は難しく木竹酢や牛乳などを使用するか、天然成分で作られたオーガニック乳剤のアーリーセーフを使うのが最も効果的です。 アーリーセーフは天然成分のヤシ油を成分にして作られた液体でハダニやアブラムシ、コナジラミなどの害虫の駆除と同時にうどん粉病の予防にも効果を発揮する優れものです。 メイガ 小さなガの幼虫です。 細長い白い個体が茎や実の中を食害しているところがよく発見されています。 大きさも色も多種多様な種がいますが、トウモロコシなどを食害するアワノメイガが有名です。 メイガの駆除方法 被害を確認したらその部分を丸ごと切り取るしかありません。 毎年被害がひどい場合は、早めに浸透移行性の薬品を散布しておくか、無農薬で栽培する場合は見つけ次第被害にあった部分を除去するしか方法はありません。 アザミウマ アザミウマはアブラムシと同様に樹液を吸引する害虫です。 夏場の乾燥時期に多く発生し植物に害を与える吸汁性害虫です。 ハダニ ハダニはコナジラミやアブラムシと同様に葉の裏などに寄生して樹液を吸引する害虫です。 梅雨明けから夏場に多く繁殖して被害を与えます。 非常に小さく単体では見つけにくいのですが、数が増えてくると白くカスリ状に見えるので、この時点で被害に気付くことが多いので予防しておくことが大切です。 ハダニの除去方法 ハダニの予防にはアーリーセーフが有効です。 コガネムシの幼虫 コガネムシの幼虫は土の中で根を食害し最悪の場合全てを枯らしてしまいます。 成虫は葉を食害し繁殖も旺盛なので厄介な害虫です。 見つけたら捕殺しましょう。 コガネムシの幼虫の駆除方法 耕しているときや掘り返しているときに出てきたら捕殺しておきましょう。 カメムシ 触れると悪臭を放つ曲者で、年に3度くらい繁殖します。 大量に発生すると手に負えない害虫で、ピーマンやシシトウの唐辛子類、特に鷹の爪に群集で生息しています。 冬場は葉の裏などで成虫のまま冬越しして春先から活動を開始します。 樹液を吸引する害虫です。 カメムシの駆除と対策 見つけ次第捕殺、唐辛子類などに群生している場合は薬剤をかけるのも一つの手です。 枝を軽くゆするとすぐに落ちてしまうのですが、いつの間にかまた戻ってくるのでやっぱり捕殺するか、薬剤に頼るのかと思います。 捕殺する場合は粘着テープを指にまいて触れてやるとある程度は取れますが、やっぱり落ちてしまいます。 手に負えなくなって薬剤の散布を考える場合、ベニカベジフル乳剤、スミチオン乳剤、マラソン乳剤、ベニカ水溶液などが有効です。 きゅうりにはベニカ水溶液が対応しているのでおすすめです。 が、でも、、、無農薬のほうがいいので、キュウリの場合はカメムシ被害は、比較的少ないのでこれは必要ないかもしれませんね。 どうしても被害がひどく薬品を使う場合は ベニカ水溶液を適量散布してください。 ピーマンなどにも使えるので持っているとカメムシ対策には重宝する薬剤の一つです。 キュウリの病気 うどん粉病 うどん粉病はウリ科の野菜に多く発生するウイルス性の病気で、葉に白い斑点が出て放置しておくと葉が真っ白にうどん粉をまとったようになっていき、いずれ枯死してしまう怖い病気です。 ひどいときは隣接する他の植物にも感染して被害を広げる場合があるので早めの対策が必要です。 うどん粉病の対策 うどん粉病が毎年発生するような場合は発生前からの予防が大切です。 うどん粉病になる前にアーリーセーフなどの液剤を散布しておくことが大切です。 つる割れ病 ウリ科植物の連作障害として有名な病気で、土壌酸度が酸性になると発生しやすくなります。 肥料がチッ素過多になると発病を助長し、梅雨時などの雨が長く続いた後に空気が乾燥した時に日以外が大きくなる病気です。 葉が所々で日中しおれて最終的には株全体が枯死してしまいます。 つる割れ病の対策 つる割れ病が発生したらすぐに撤去してください。 土中に病原菌が残るのでしばらくの間連作は避けて、薬品で消毒する場合はベンレート水和剤を1週間に1度の割合で3回くらい畑全体に流し込みます。 石灰や完熟の堆肥を多く入れてやることである程度抑制することができるので、化成肥料に頼らずに有機たい肥を多く使うことをお勧めします。 灰色かび病 茎や葉が解けるように腐る病気で、進行が進むとやがて灰色のカビに覆われて枯死する病気です。 高湿で風通しが悪い状態で発生し、病原菌はしおれた過花弁、害虫の食害の跡、チッソ過多により軟弱に育った組織から侵入することが多く、枯れた花をこまめに摘み取ったり殺菌剤を使う場合は、予防としてダコニールやオーソサイド水溶液などで消毒しておくのも有効です。 灰色かび病の対策 先ほども述べたように、風通しを良くして咲き終わった花弁はこまめに撤去することで環境は改善されます。 発生した場合は枯れた部分は完全に取り除きましょう。 予防にはダコニールかオーソサイドの散布が有効です。 キュウリのコンパニオンプランツ キュウリと相性がいいコンパニオンプランツ ネギ類の野菜 キュウリと相性のいい野菜に長ネギやハネギ、玉ねぎなどのネギ類の野菜はつる割れ病の発生を抑えウリハムシを遠ざける効果があります。 ニンニク ラッキョウなどユリ科の野菜 ニンニクやラッキョウなどはつる割れ病の発生の抑制に効果があるとされています。 その他の野菜 トウモロコシやカブは互いに成長を助ける効果があります。 経験知的にはミョウガにはウリハムシを遠ざける効果がありました。 ハーブや花類 一般的にタンジーはアブラムシを遠ざけ、パセリとミツバには根元の乾燥を抑え、チャービルには虫よけや野菜を元気にする効果があるとされています。 キュウリと相性の悪いコンパニオンプランツ ウリ科の野菜 カボチャなどウリ科全般の野菜と混植すると、一般適期根こぶ線虫の繁殖を増やし生育が悪くなります。 オクラ 根こぶ線虫を増やします。 ニンジン ニンジンもまた根こぶ線虫を増やす原因になるので混植は避けましょう。 ハーブ類 ハーブではセージもまた混植に適さないとされています。 キュウリの前作に適している植物 トウモロコシやマリーゴールドはきゅうりの前作に適した作物です。 キュウリの後作に適さない野菜 カリフラワー、ブロッコリーなどのアブラナ科野菜やニンジンなどの植物は根こぶ線虫に弱いので避けたほうがいいようです。

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キュウリの育て方と栽培のコツ

キュウリ 育て方

キュウリ栽培について、下図の栽培カレンダーに沿って要所の解説をしていきたいと思います。 キュウリの種まき(播種<はしゅ>) 夏野菜の栽培において、筆者は一貫して購入した接ぎ木苗の利用を推奨しています。 しかし、ウリ科作目は、ナス科作目より比較的強靭(きょうじん)で種からの栽培が容易なため、一から全てやってみるのも良いでしょう。 育苗用の施設がない家庭菜園の場合は、自前の苗だと定植が遅くはなってしまいますが、園芸の楽しみ、収穫の喜びは倍化することでしょう。 園芸培土をいれたポットに一粒ずつ種をまき、毎日水やりをすれば、4月初旬まきで5月中旬には定植できます。 畑の準備 キュウリの元肥 元肥として、遅くとも植え付け2週間前に1平方メートルあたり苦土石灰100グラムを施し、1週間前に完熟たい肥4キロ、化成肥料を250グラム程度(成分比率8-8-8の場合。 数字は窒素・リン酸・カリウムの含有率を示す)施用します。 肥料を土とよく混和し、畝をたてて準備しておきましょう。 黒マルチシート(畝を覆うシート)を利用する場合は、早めに張っておくと地温が上昇し、定植後の初期生育が旺盛になります。 キュウリの植え付け(定植) キュウリの植え付けは、遅霜のなくなった頃、春の大型連休の前後が良いでしょう。 ホームセンターでの苗の販売は4月初旬からはじまりますが、4月初旬に植え付けると、霜でやられてしまいもう一度苗を購入する確率が非常に高くなります。 植え付け幅は株間70センチで、家庭菜園の場合は行灯(あんどん)の利用を推奨します。 風害を避けることができ、生育が良いのもありますが、栽培初期に葉をボロボロにする害虫のアブラムシやウリハムシは、主に風にのって平行移動するので、これらの被害を最小限に抑えることができます。 行灯 キュウリの仕立て方 キュウリ栽培をはじめる際に最も混乱するのは、キュウリの仕立て方に関してです。 家庭菜園の場合はネットによる誘引が一般的でしょう。 最も扱いやすく丈夫なものは以下の図のように2条植えの合掌方式で支柱を組むやり方です。 さあ、ネットにはわせてキュウリをつくっていくぞ、と意気込んでいるのは分かりますが、最初の6節(主枝から発生する本葉の一枚につき1節と数えます)までは、葉のわきから伸びてくるわき芽は全て切除します。 基本は主枝を真っすぐ上に伸ばしていきます。 この主枝のことを親づるといい、生育初期にあたる6節まではこの親を育てることに注力します。 7節以降は下図のようにわき芽(子づると呼ばれます)を1~2節残して摘心(芽の先端を切ること)していくことで、親づるを育てながら、収穫していきます。 定植時期や天候にもよりますが、おおよそ25~30節あたりの、手が届かなくなったあたりで主枝である親づるを摘心してしまいます。 基本的にはわき芽である子づるを1~2節ずつならせて収穫するのですが、この子づるから更に孫づるが発生していきます。 特に親づるである主枝が止められると、孫づるの発生が旺盛になります。 この処理の仕方で過繁茂になり、それが原因で病害虫や生理障害など、随分と苦労することが多いように思います。 家庭菜園の場合は、10節以降の孫づるに関してはある程度放任してならせるだけならせるのもひとつの手段です。 家庭菜園では、梅雨の間にいろんな病害にやられてしまい、7月中旬頃にはボロボロになっている方が非常に多いです。 それを防ぐために、6月中下旬に第二弾のキュウリの種をまいておき、第一弾のキュウリが収穫できなくなった頃に第二弾キュウリの収穫が始まるという、二期作をやっている方も多くいます。 孫づるは利用せず、主枝付近で収穫し続ける方法です。 主枝がのびた分だけ、根元のつるを巻き取るようにまとめていきます。 追肥と水やり 追肥は、収穫開始以降、10日に一回化成肥料を一株あたり大さじ一杯程度施用します。 また、特に梅雨明け以降の水やりは非常に大切になります。 梅雨明け以降は土が乾燥することのないよう、雨がなければ頻繁に水やりをするように心がけましょう。 とくに相談の多い「キュウリの実が先細りして曲がる」という現象は、本来であればさまざまな要因が考えられるのですが、家庭菜園の場合は特に水不足が原因であることがほとんどです。 梅雨明けの暑い時期にキュウリが曲がっていませんか? 心当たりがあるならば、今年は十分な水やりを肝に銘じましょう。 キュウリの花が落ちる 相談の多い内容に、キュウリの花や実が落ちる(枯れる)というものがあります。 話を伺っていると、落ちているのは雄花の方で、果実が実る雌花ではありません。 キュウリは単位結果性という性質を持っていて、授粉しなくても実がなるのです。 雄花がいくら落ちたところで影響はありませんのでご安心ください。 「いや、雌花(果実)が落ちるんだよ」という方は、虫や病気の被害でないのであれば、これも水不足や肥料不足をまず疑ってみましょう。 キュウリの根は地表面近くに浅く張っているので、乾燥の影響を強く受けてしまいます。 主な病害虫 うどんこ病:特に梅雨時期に頻発する病害。 葉に白い粉が付着する。 適応農薬で発見次第初期に防除する。 葉が茂って風通しが悪くなると一気に感染が広がるので注意。 べと病:葉が斑点状に黄化する。 雨による泥はねからの感染が主なので、マルチをしていると被害は軽減される。 アブラムシ:栽培期間中多くの被害がある。 食害自体は大したものではないが、放置すると治療不可能なウイルスの病気の感染媒体になるなど、甚大な被害につながるので適応農薬を散布する。 ウリハムシ:5月と8月に被害が大きくなる。 農薬を散布しても逃げ回るので、動きの鈍い早朝に防除する。 個体数の少ないうちは見つけ次第捕殺する。 なんだかややこしそうに見えるキュウリ栽培ですが、やっぱり難しい!と感じた方は、「地這(じば)いキュウリ」の栽培をおすすめします。 放任栽培用の品種で、園芸店にも種がよく置いてあります。 主枝を50センチで摘心してしまい、あとは放任して子づる孫づるに着いた果実を収穫するだけの仕立て要らずです。 簡単なので、キュウリは「地這い」しか作らないという人もいるくらいですが、地面を這わせるので面積は多く必要です。 とにかく毎日のように収穫できるのがキュウリの楽しみ! うまく仕立てて収穫に励みましょう!.

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