虫除け スプレー 使用 期限。 虫除けスプレーの使用期限は?去年のものを子供に使っても大丈夫?

ハッカ油で作る虫除けスプレーの作り方と使い方【網戸にかけて良し】

虫除け スプレー 使用 期限

春も終わりで日々暑くなってきました。 これからの季節に活躍するのが虫除けスプレーですよね。 自分だけではないと思うんですけど虫よけスプレーって使いきれなくて、去年のハンパが残っていることってないですか? ここで疑問に感じたのが 去年の虫除けスプレーに効果があるのか? 今回は 虫よけスプレーの期限がどれくらいあるのか? 他にも虫除けスプレーの効果的な使い方などをまとめていきたいと思っています。 これからの必需品になると思うので是非とも参考にしてくださいね^^ 【目次】• 虫除けスプレーに期限ってあるの? 虫除けスプレーが必要になってきたときに、先ほども書いているように期限がいつまでなのか気になったりしませんか? だって虫よけスプレーって必要な時期に全部使いきれない事の方が確実に自分は多いと思うんですよね(笑) そこで虫除けスプレーの期限はどれくらいなのかお伝えしていきます。 ポイントは、 後どれくらいの期限があるのか・ していない虫よけスプレーがどれだけの期限があるのかです。 是非参考にしてくださいね^^ 虫除けスプレー後の期限はどれくらい? 虫除けスプレーの後の期限はいつまでなのか? 残っている虫除けを今年も使えるのか悩んでいる方には必見なのでしっかりと目を通してくださいね。 さんが発表しているのを見たら【 しても三年は安心して使える】と書かれていたので去年のは問題ないですね。 *中には二年という表記の物もあるので注意が必要です! 結構明けてからも長持ちしてくれるのに驚きですよね~。 虫除けスプレーしていない場合の期限はどれくらい? 虫除けスプレーの後の期限は上記でも書いたように三年と言われています。 じゃ~虫よけスプレーってしていなかったらどれくらい持つの? って思いますよね? していない場合も、基本的には同じくらいの【 3年が目安】になるという事みたいですね。 室内で通常の保存状態での未の場合だと【 4年から5年】くらい経過していても安心して使えると書かれていましたよ^^ 虫除けスプレーに期限は思っているよりも長い! 虫除けスプレーの使用期限は自分が思っているよりも、はるかに長い事が分かりましたよね。 後でも3年も安心して使えるなんて知りませんでしたよ。 未で室内保管が普通にできていたら最高で5年程度も効果があるなんて、かなり安心ですよね。 去年の虫除けスプレーがあるなら、まだまだ使用期限内なので安心して使う事が出来るって分かりましたねぇ~^^ ここからは虫除けスプレーの効果的な使い方についても少しお話していきたいと思うので、もう少しお付き合いくださいね。 虫除けスプレーって使い方で効果は変わる? 虫除けスプレーについて使用期限を先ほどまでは簡単に書かせてもらいました。 ここからの内容は、これからの季節の必需品である虫除けスプレーの使い方と効果について書いていきます。 普段通りに使っていても問題は無いと思うんだけど、ちょっとしたコツで効果が変わってくる場合もあります。 知っていると、より効果的に虫除けスプレーを使う事が出来ると思うのでしっかりと目を通してくださいね^^ 虫除けスプレーの効果的な使い方を紹介! 虫除けスプレーがより効果的になる使い方をここからは紹介していきたいと思います。 皆さんは虫よけスプレーは、どんな風に使っていますか? 自分もそうなんだけど、素肌の部分に虫除けスプレーをシューって吹きかけて出かけますよね。 そこで質問です。 虫除けスプレーの効果が続く持続時間って皆さんが知っていますか? ここは結構大事なので書いておきますね。 虫除けスプレーはこまめに塗る方が効果的! 先ほども書いているんだけど、虫除けスプレーは出かける前にシューってすると思うんですよ。 お出かけの時間が一時間程度ならそれだけで問題は無いんですけど、二時間以上になってくると効果が落ちてきます。 そうなんです。 虫除けスプレーの持続時間は【 二時間から三時間程度】と言われているんですよ。 虫除けスプレーは長時間持続しない! 上記で書いているように持続時間は三時間くらいです。 効果的な使い方としては 二時間から三時間で吹きかけるようにした方が良いという事になりますね。 虫除けスプレー一回吹きかけたら終わりというのではなく出かける時間によって何回も吹きかけることが大事なんです。 特に夏などは汗の影響もあるので、夕方などに出かける場合には二時間くらいで吹きかけるほうが良いですね。 虫除けスプレーと日焼け止めってどっちを先に使うべき? 虫除けスプレーの効果的な使い方として持続時間などを書かせてもらったんですけど、夏場合はもう一つ気になることがあると思います。 そう 日焼け止めと虫除けスプレーの順番です。 結構どっちを先に塗れば良いのか迷っている人もいるんじゃないでしょうか? 日焼け止めと虫除けどっちが先なのか? という事について、どっちが先なのか簡単にだけまとめておくので夏のお出かけの参考にしてくださいね。 夏のお出かけは日焼け止めと虫除けどっちが先? 夏に使う日焼け止めと虫除けどっちが先なのか? これは 日焼け止めを先に使うのが正解です。 日焼け止めを塗って、その上から虫除けスプレーを使う事で虫除けの効果を下げることなく使う事が出来ます。 虫除けは空気に一番触れるようにしないと効果が半減したり効果がなくなってしまうので最後に使うのがベストなんです。 基本的には日焼け止めではないクリームなどを塗る場合でも、最後に虫除けスプレーを使うというのが鉄則になります。 虫除けスプレーは最後に使う事で効果が発揮される! 効果的な使い方として書いてきたんですけど、ポイントは2つでした。 虫除けスプレーの効果時間・虫除けスプレーを使う順番! この2つがとても大事なんです。 まとめると、お出かけ前に使う時は最後に吹きかける事。 おでかけの時間が長いなら二時間から三時間で塗りなおすこと。 この2つがより効果的に虫除けスプレーを使うコツになりますね^^ 虫除けスプレーを使う時の注意点! 吹きかけムラには注意が必要です。 虫除けスプレーを使った時に、見落としてムラになりやすいポイントだけ覚えておいてください。 特に注意するべき場所が【 首・耳の裏・二の腕・膝の裏・くるぶし】などになります。 こういった場所が結構蚊に刺されてしまうので虫除けを使う時には注意してくださいねぇ~。 お子様などに虫除けスプレーを使う場合には、まずお母さんの手に吹きかけて塗ってあげるとしっかりとムラなく塗れますよ^^ 虫除けスプレー期限と使い方!まとめ 虫除けスプレーが残っているけど効果はあるのか? 期限がどれくらいなのか? という事について書かせてもらいました。 基本的に虫除けスプレーの期限は3年程度ありますので去年のなら安心して使えます。

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ハッカ油で作る虫除けスプレーの作り方と使い方【網戸にかけて良し】

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無水エタノール:エタノール濃度 99. 5%以上• 消毒用エタノール:エタノール濃度 80%前後 と、こんな感じ。 消毒用エタノールって、無水エタノールを精製水で薄めて80%程度の濃度にしたエタノールなんですって。 そもそもエタノールはハッカ油と水を上手に混ぜ合わせるための繋ぎのようなもの。 ハンバーグのパン粉的存在なんですね。 ハッカ油と水が良く混ざるのは無水エタノールという事で、私は無水を買ったんですけど…。 精製水(500ml):88円• 無水エタノール(500ml):1100円• ハッカ油(20ml):468円 合計:1,656円 とこんな感じです。 うん、ちょっと初期費用は高いですね 笑 ですが、消毒用エタノールだと700円程度なので1200円位。 ハッカ油も1滴が0. 05ml程度なので、1瓶あれば1500~2000mlのハッカ油スプレーが作れちゃいます! 千円ちょっとで1. エタノールはプラスチックを溶かす性質があるので、スプレーやボトルの容器は「ポリプロピレン」製のものや「アルコール対応」と書かれたものを準備します。 そこに精製水を180ml加えてしっかりシェイクして完成! 水を加えると透明だった液体が一瞬で白く濁りますが気にしないで大丈夫です! これは本来は混じり合わない水と油がしっかり混ざった証拠だそう。 服の上からでも刺されるので、とにかく全身に手軽に安く使える虫除けが欲しかったので、ハッカ油スプレーには正直かなり期待してます!! スポンサードリンク ハッカ油の虫除けスプレーの使い方 私はとにかく全身に使いまくりました!• 腕、足、首回り、耳、顔、髪の毛などとにかく全身! 肌が露出しているところはもちろんですが、服で隠れている部分もしっかりスプレーしました。 また、蚊に刺されると絶望的な痒さのおでこ、耳、眉毛の際をカバーすべく、目をつぶって顔にもシュッシュッとスプレーです。 もっと粒の細かいミストのでる「極細ミスト」用のスプレーが必要ですね。 メイクを気にしないなら、普通のボトルでガンガン使えますよー!• ハッカ油スプレーは肌荒れしないの? また、密かに気になっていたのがハッカによる肌荒れ。 量を調整しながら少しずつハッカ油の量を調整していくといいかもですね。 w そうなんですよ、いや、スプレーしてすぐは確かにあまり蚊に刺されなかったんですよ。 (2か所刺されちゃったっすけど…。 それに、確かに刺されたけども…2か所は少ない! 「ハッカ油すげーーー!」ってテンション上がってたんですけど、しばらくすると… 「ぷ~ん…ぷ…~ん」といつもの感じでガンガン刺され出して。 汗で流れるせいもあるのでしょうが、自分の中では効果時間は「1時間」が限度だなと。 1時間おきにこまめにスプレーしてハッカ油を塗り直さないとダメでした。 それに洋服や帽子に直接スプレーしてたんですけど、これはあんまり意味がないのかなと。 出来れば、小さめのスプレーで、2~3日で使いきれる分量だけを作って使った方が効果的だなと思いました! でもやっぱり改めてハッカ油スプレーってすごいなって。 いや、ハッカ油の虫除けスプレーが効くっていうより、ハッカ油がすごい。 これ…かなり涼しいんですよ。 外仕事やキャンプ、アウトドアとか炎天下での農作業とか。 汗をたっぷりしっかりかく時って熱中症が気になるじゃないですか。 でも、これを虫除けがてらシュッシュッしてたら、その度に体がスーッと気持ちよくなって、かなりの清涼感を味わえるんです。 もちろん、ハッカの成分でスーッと感じているだけなので、体温が下がったわけじゃないんです。 なんと消臭・殺菌効果もあるんですって! 服にシュッシュすると、気になる汗の臭いや洗濯物の生乾き臭の対策にも一役買ってくれるっていうから、まぁ万能! しかも、ちょっと手が汚れた時なんかもササッとスプレーすればきれいに出来るし、汗ばんで蒸れた髪に吹きかければこれまたさっぱりするしで… いやー…使ってみてわかりましたけど、ハッカ油スプレーってとにかくすごかったんですよ! すっかりはまってしまったので、これからはハッカ油の種類にもちょっとこだわってみようかなと。 最初、ちょっとハッカ油を舐めてたので、今回は何も考えずに薬局で一番安かったハッカ油を買ってきたんですけど…。 いろいろ調べていくとハッカ油でも「北見産」の「天然成分100%」のものが人気みたいです。

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虫除けスプレーに使用期限はあるの?去年の物を使っても大丈夫?

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失敗しないクマよけスプレーの選び方 秋と雪解けシーズンは毎年のようにクマの目撃ニュースが多く報じられます。 登山や山菜取りで山に入る場合は、クマとの接触に備えることが必要です。 今回は、クマに襲われそうになった場合、現在一番有効な対処法とされている「クマよけスプレー」の選び方と使用方法について説明します。 熊に遭わないようにする。 出会ったら背を向けて逃げない 北海道にはヒグマ、本州にはツキノワグマが生息しています。 成獣の体格はヒグマの方がツキノワグマの2倍程度大きいですが、習性や食性、走る早さなどはほぼ同じと考えられています。 従って、ヒグマやツキノワグマに遭遇した場合の対処はどちらも同じ方法をとることになります。 まずは、クマに遭わないようにしなければいけません。 まったく警戒心を持たないで山に入る人と、クマの存在に気をつけている人では大きな差があります。 過度に警戒する必要はありませんが、誰にでもわかるような真新しいクマの痕跡を見つけたら、登山や山菜取りを中止するなどして、クマとの接触を避けるようにします。 山菜取りなどに夢中になっていると、クマが残した、糞、足跡、木の幹の爪痕、獣の臭いなどに気づけないことがあります。 子熊の存在にも気をつけます。 子熊の近くには必ず母熊がいるからです。 いくらクマの痕跡に気をつけていても、出会い頭に遭遇することもあります。 万一、クマに出会ってしまったら、絶対に背を向けて逃げてはいけません。 クマは背を向けて逃げるものを襲う習性があります。 クマの目を見てじっと動かずにいれば、クマの方から立ち去ってくれるケースが比較的多いと言います。 クマが立ち去らずに接近してきたら、持っている帽子や釣り竿など、何でも良いから物を投げるとクマはその物に興味を示すので、その隙に距離を取る、これを繰り返しながら逃げ切る方法もあります。 それでも、接近してきて襲われそうになったら、最終的にはナタなどの武器で格闘する(比較的生還率はあります)覚悟を決めなければなりませんが、現在では「クマよけスプレー」を噴射して撃退する方法が有効ですので、ナタは最後の最後ということになります。 クマよけスプレーの効果 販売されているクマよけスプレーのほとんどは、北米のグリズリーに対して効果のあるものなので、当初はヒグマやツキノワグマへの効果については懐疑的な部分もありましたが、登別クマ牧場での実験や、ヒグマ研究家やツキノワグマの研究家による野生のヒグマ、ツキノワグマへの使用例では忌避効果が報告されております。 現在のところ、クマに接触して襲われそうになった場合の一番有効な手段だと言えます。 ナタで鼻付近を集中的に叩いたり、切りつける方法で生還した例も複数ありますが、死亡例もあります。 今のところ、クマよけスプレーの使用例は少ないですが、使用したけど襲われたという報告例もありません。 ナタで格闘するのは最後の手段として、その前にクマよけスプレーで撃退するのが現実的です。 このほかに、効果がやや弱く、ツキノワグマにしか効かないとされている「ポリスマグナム」というクマよけスプレーもあります。 いずれもトウガラシを成分とするスプレーで、噴射距離、噴射時間がそれぞれ違います。 また、有効期限は3年程度ですので購入時はよく確認して、間違って古いものを買わされないよう気をつけます。 クマの顔面めがけて引き金を押す スプレーは大きく広がらず、直進性があります。 クマの顔面に正確にヒットさせる必要がありますので、約5mくらいまでクマを引きつけてからよく狙って一気に全量をスプレーします。 クマが風上にいる時には、スプレーが自分に返ってきて自分の目がやられてしまいますので要注意です。 また、横風が強い時やヤブの中では、噴射距離の短いスプレーでは5mも届かないことが考えられます。 使用に際しては、これらのことを十分考慮し、普段からイメージトレーニングしておく必要があります。 カウンターアソールト カウンターアソールトは現在市販されているクマよけスプレーの中では噴射距離、噴射時間、刺激度ともに最高クラスと言われているスプレーです。 カウンターアソールトには「カウンターアソールト」と「カウンターアソールト ストロンガー」があります。 (筆者は現在、ストロンガーを使用しています。 ) ストロンガーの方が噴射距離、噴射時間が長くなっています。 専用ホルダーは、ふたがバックル式になっているものと、マジックテープ式のものがあります。 バックル式のホルダーは 非常にしっかり作られており、藪こぎをしてもホルダーのふたが外れて誤射するようなことはなく、登山向きと言えます。 カウンターアソールトストロンガーとバックル式ホルダー• 内容量 230g(ストロンガー290g)• 噴射距離 9m(ストロンガー10.5m)• 噴射時間 7.2秒(ストロンガー9.2秒)• スコビル値(刺激度) 約32万SHU• 有効期限 4年• 価格 10000円程度(ストロンガー13000円程度)• 内容量 255g• 噴射距離 5~8m• 噴射時間 5~7秒• スコビル値(刺激度) 約20万SHU• 有効期限 3年• 価格 10000円程度• スコビル値(刺激度)は公表されていませんので、他社のスプレーと性能を比較できないのが残念ですが 、値段はお手ごろです。 内容量 220g• 噴射距離 5~8m• 噴射時間 5~7秒• スコビル値(刺激度) -• 有効期限 3~4年• 専用ホルダーは引き金部が覆われていませんので、藪こぎなどを する場合には、誤射に気をつける必要があるでしょう。 内容量 260g• 噴射距離 9m• 噴射時間 -• スコビル値(刺激度) 約30万SHU• 有効期限 5年• 名前は強そうですが、他社のクマよけスプレーより刺激度が弱いため、ツキノワグマ用として販売されています。 ヒグマに対しては、効果が弱いとされていますので注意が必要です。 水性なので効果の持続時間は油性より劣ります。 内容量 250g• 噴射距離 5~9m• 噴射時間 8秒• スコビル値(刺激度) 約18万1千SHU• 有効期限 3年以上• これは、中身の成分はほどんど変質しませんが、ガス圧が下がり噴射距離が落ちるなどが考えられるために、有効期限を短めに表示していると言われています。 保存状態がよければ、10年経っても使用可能とも言われています。 筆者は購入から10年(その間、月1回以上は登山に携行)を経過した「ガードアラスカ」の自宅の前でテストしてみました。 テストの結果、噴射距離は目測で4~5m程度で、スプレーには直進性があり、赤い帯状の成分がまっすぐに噴射されました。 10年経ってもガスはほどんど抜けていないということです。 そして、噴射した赤い帯状の成分が散ってしまう前に、目を開けてその中に顔を突っ込んでみましたが、途端に目の痛み、涙、鼻水で視界が奪われ、家の玄関までやっとの思いでたどりつくほどでした。 10年経っても、見てわかるほどの成分の劣化はないようです。 おそらくクマに対しても使用可能ではないかと推測します。 個人的には3~5年で買い替えは少々もったいないと考えます。 5年程度で買い替えるのが安全圏だと思いますが、筆者は5年を超えたらテストをして噴射距離を確認し、大丈夫なら10年目で買い替えを行っています。 (期限切れカウンターアソールトの噴射実験をしました。 詳しくは「 」を読んでみて下さい。 ) ヒグマ用のクマよけスプレーをツキノワグマに使用してはいけないのか? ヒグマに効果のあるクマよけスプレーはツキノワグマにも十分な効果があります。 一部に、ヒグマ用のクマよけスプレーはヒグマ(成獣の体長200~230cm、体重150~250kg)より体格の小さいツキノワグマ(成獣の体長110~150cm、体重80~120kg)に使用した場合、効果が強すぎるので、動物愛護や環境保護の観点から使用してはいけないとする意見があります。 北海道で実際に発生したヒグマによる死亡事故について言えば、加害グマは、2,3歳のいわゆる「若グマ」の割合が多く、登山や釣り山菜取りなど、狩猟中以外に発生した死亡事故の約7割は「若グマ」によるものです。 2、3歳の若グマの平均体格についてですが、体長158~165cm、体重90~120kgですので、大きめのツキノワグマとほぼ同じということになります。 ヒグマ用のスプレーが、ツキノワグマには効果が強すぎて動物虐待になるのなら、2,3歳のヒグマにも効果が強すぎると考えるのが妥当です。 成獣のヒグマとツキノワグマの体格の差を理由に、スプレーを使い分けなければならないとすれば、ヒグマに対しては、ヒグマ用(カウンターアソールトなど)とツキノワグマ用(ポリスマグナム)の2本を携帯し、成獣にはカウンターアソールト、若グマにはポリスマグナムと、咄嗟に使い分けなければならないということになり、あまり現実的とは言えません。 クマによる死亡事故については、1980年~2006年の27年間で、ツキノワグマによるものが22名、ヒグマによるものが6名となっています。 生息域の面積を考えると、ヒグマもツキノワグマも事故の発生頻度は大きく変わらないと言えますが、発生件数だけで見るとツキノワグマの事故の方がはるかに多いことがわかります。 対象がヒグマであれ、ツキノワグマであれ、仲間や自分が殺されそうになった場合、より確実性の高い方法をとることになります。 確実性ということでいうと、カウンターアソールトについては、国内で研究者により実際に使用され、ヒグマやツキノワグマに忌避効果があったことが確認されていますが、その他のスプレーについては、効果があるのだろうということまでしか言えません。 動物愛護は大切ですが、死亡事故を防ぐことはもっと大切です。 環境省自然環境局が出している、「クマ類出没対応マニュアル」にはクマよけスプレーはクマ類(ヒグマ、ツキノワグマ)に対して実績と効果が認められているとしたうえで、クマよけスプレーの例として「カウンターアソールト」を紹介していますが、クマよけスプレーの使用が、動物愛護や環境保護に悪影響があるなどの記載は一切ありません。 ヒグマやツキノワグマに対する、各スプレーの使用が動物虐待に当たるのかどうかについては、十分な研究とデータが示された後に検討すべき問題なのだと思います。 切羽詰まった状況で、身を守るために適切にクマよけスプレーを使用する分においては、現在のところ、どのスプレーを使用しても理解されると言ったところでしょう。 まとめ ヒグマやツキノワグマは時速40~50kmで走ることができると言われています。 クマの運動能力を考えると、約5mでスプレーを噴射するというのはかなりの恐怖がありますが、失敗は許されず、確実性が必要です。 確実にスプレーをヒットさせるには、練習はもちろんのこと、噴射距離、噴射時間の長いものがより有利だと言えます。 横風が吹いている場合やヤブの中では、カタログスペックにある噴射距離より短くなることを考えればなりません。 クマよけスプレーはザックにしまっておいても役に立ちませんので、専用ホルダーの使いやすさも選ぶポイントになります。 (専用ホルダーについて詳しくは「」を読んでみて下さい) 予算、噴射距離、噴射時間、専用ホルダーの形状などを見て、自分が出かけるフィールドに見合ったものを選びましょう。 ヒグマ・動物・虫に関連する記事•

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