リンデロン vg あせも。 ルリクールVG軟膏の効果や強さ、リンデロンとの違い|あせも、やけど、ヘルペスなどへの効果や市販の販売状況も|薬インフォ

【2020年】ステロイド塗り薬、リンデロンを3分で解説!【種類・効果・副作用】

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一方、「リンデロンV」という塗り薬もあります。 「G」が付くやつと付かないものがあるのですが、これは「ゲンタマイシン」という抗生剤を含むか含まないを表しています。 軟膏は、大人も子どもも出されることが多いでしょうが、もちろん皮膚科と内科、小児科がメインだと思います。 私の印象では、全国的に最も処方されている塗り薬ではないかと思っています。 実際に医師から出されたという経験のある患者さんも多いと思います。 今はインフォームドコンセントと言って、患者さんに説明した上で薬を処方しなければいけないのに、「これを塗っておきなさい」なんて軽い感じで処方されているケースも多々あると思います。 ちなみに、この薬はステロイド軟膏です。 ステロイドであることを説明もされずに、処方されているケースが多いのです。 当院はアトピー性皮膚炎の患者さんを多く診ていますが、「ステロイド」という言葉に過敏に反応される親御さんも未だに少なくないと思っています。 アトピー性皮膚炎の場合はステロイドを上手に使って、皮膚症状をコントロールしていく必要があるので、当院ではステロイドに関する不安を取り去る努力をしています。 だからこそ、医師から説明もなく処方されている現状に違和感を覚えています。 さらに、誤使用も結構目立ちます。 先日、ある小児科で風邪と診断されていた患者さんが、熱も下がらず、唇も荒れているということで当院を受診されました。 実は、ぜんそくもあり、前医では見逃されていました。 今回は「咳」ではないのですが、親御さんは、いつも何度通っても良くならないため、いつか医者を代えようと思っていたそうです。 こういう感じで受診される患者さんは、毎日のように受診されており、敢えて言えば前医の先生には、もっと頑張ってもらわないと思っています。 唇の荒れにも、冒頭のリンデロンVG軟膏が出されていました。 私であれば、まだ小さいお子さんの顔にリンデロンという強いステロイドは使いません。 多分、化膿していると思って、その薬が選択されたのだと思います。 これは一般の方でも感じていることでしょうが、口の中に傷ができても化膿することってまずないですよね?。 唇の内側がただれたようになっていましたが、普通は「化膿」しないところです。 にもかかわらず、リンデロンVG軟膏が処方されていました。 確かに、一部の皮疹を除き、大抵の湿疹にステロイドは有効ですから、効く確率は高いはずです。 しかし、全く改善していませんでした。 「これはおかしい」と考えなければなりません。 丁寧に診察するとヒントは、いくらでもあります。 まず唇の病変は、よく観察すると水疱であること、口の中にも水疱はあり、歯茎が赤く腫れあがっています。 小児科医ならば、誰でも経験のある「ヘルペス歯肉口内炎」という病気でした。 診察に時間をかけていないのが原因かもしれません。 ヘルペスウィルスが原因の病気なので、アラセナA軟膏などのヘルペスの増殖を抑える薬を使うべきで、リンデロンVG軟膏は効くはずもないのです。 また、ある小児科で「オムツかぶれ」と診断され、やはりリンデロンVG軟膏が処方されている赤ちゃんが、改善しないと当院を受診されたことがあります。 オムツかぶれも、通常のオムツかぶれとカンジダ性皮膚炎の2種類があると思います。 通常のオムツかぶれは、ステロイドが著効しますので、リンデロンVG軟膏が効かないはずがありません。 そう、この赤ちゃんのオムツかぶれはカビが原因で、逆にステロイドを塗ることで悪化させていたのです。 私も、カビでないオムツかぶれだと分かれば、ステロイドを使うこともありますが、リンデロンVG軟膏ほどの強い薬は必要になったことは個人的にはありません。 分かりにくいこともありますが、よく観察すれば、区別はさほど難しくなかったと思います。 アトピー性皮膚炎の患者さんにも、リンデロンVG軟膏が処方されていることもあります。 アレルギー学会などで第一人者の先生の話を聞くと、リンデロンVG軟膏はあまり使わないことと言われることが多いのです。 何故なら、抗生剤が混ざっているので、菌がいないであろう皮膚に抗生剤を使えば、「耐性菌」が増えてしまうから、むやみに抗生剤を含む軟膏は使わないようにという意味です。 ステロイド軟膏の中でも、リンデロンVG軟膏は結構と気軽に処方されている印象がありますが、今回例を挙げてきたように、必ずしも適正に使われていないケースも目にします。 料理に「包丁」は欠かせませんが、使い方を間違えると指を切ったり、怪我のもとになります。

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あせもの薬について。家に、リンデロン

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リンデロン-VG 製 スポンサード リンク 成分(一般名) : リンデロン-VG(製) 製品例 : リンデロン-VG軟膏0. 湿疹や皮膚炎の治療に用います。 作用 【働き】 炎症による腫れや赤みをおさえ、かゆみや痛みをやわらげます。 細菌感染をともなうか、そのおそれのある湿疹や皮膚炎に適します。 主薬のステロイドにより、短期間で炎症をしずめることが可能です。 ステロイドは速効性にすぐれ、目先の皮膚症状に非常によい効果を発揮します。 ステロイドは強力な抗炎症作用を示す反面、免疫力を落とし細菌に感染しやすい状態をつくります。 抗生物質のゲンタマイシンは、そのような状態における細菌感染を防ぐ働きをします。 【臨床試験】 ステロイド外用薬の急性期における短期的あるいは対症療法的な有効性は明らかで誰もが認めるところです。 そこで、ここでは中・長期的な臨床試験に着目します。 はじめに取り上げるのは、アトピー性皮膚炎の維持期におけるステロイド間歇外用療法の有効性を検証した2つの試験です。 2つとも内容はよく似ています。 1つはアメリカで、もう1つはヨーロッパで実施され、試験期間は5ヵ月〜6ヵ月間、参加したのは中等症から重症のアトピー性皮膚炎の患者さん合わせて748人です。 試験開始にあたり、まず全員がステロイド(フルチカゾン)を1ヶ月間毎日外用し皮膚炎を抑え込みます。 その後くじ引きで2つのグループに分かれ、一方のグループは維持療法として保湿薬にくわえ週2回ステロイドを外用、もう一方のグループは実薬の代わりにプラセボ(にせ薬)を外用します。 そして、維持期に皮膚炎が再発しなかった人の割合を比較するのです。 その結果、ステロイドを週2回外用したグループでは8割近くの患者さんが皮膚炎を再発せず安定した皮膚状態を維持できました。 一方、プラセボのグループつまり保湿薬のみの人達で維持できたのは3割から4割にとどまりました。 ステロイドを週2回外用したほうが、皮膚炎の再発が抑制され よい状態が保てる割合がはるかに高いことが確かめられたわけです。 その一方で別の見方もできます。 すなわち4割近くの患者さんはステロイドを使わなくても保湿薬によるスキンケアだけで比較的長期間 寛解を維持できることが示されたのです。 スキンケアの重要性が読み取れます。 次はもっと長期の試験です。 小規模になりますが、14人の中等症から重症のアトピー性皮膚炎の子供を対象に、3年から10年間(中央値6. 5年)にわたりステロイド外用療法の有効性と安全性を経過観察するという内容です。 通常は弱めのステロイド外用薬を、悪化したときは強めのステロイドを外用して皮膚症状をコントロールします。 その結果、長期にわたり安定した効果が得られ、健康な子供と比べ大きな副作用や障害もみられず、副腎機能の抑制も認められませんでした。 ステロイド外用薬を年単位という長期間でも有効かつ安全に使用できる可能性が示されたわけです。 以上のように、中・長期的な有効性についても期待できるところですが、これらは専門医により厳格に処方され、そして適正に用いられたことにより得られた結果であることに留意する必要があります。 また、10年以上の長期使用時、あるいはその後の将来にわたる安全性や予後改善効果については今後の課題といえるでしょう。 対症療法的な有効性ではなく、ステロイドが不要になった時点を治癒とみなしての比較試験、あるいは非治癒例や成人型アトピー性皮膚炎への移行を評価するための質の高い長期臨床試験ないしは疫学調査(コホート、症例対照研究)は残念ながら見当たりません。 特徴 抗炎症作用をもつステロイドにくわえ、二次的な細菌感染を阻止する抗生物質が配合されています。 古くからの代表的なステロイド配合外用薬で、軟膏やクリームをはじめ、ローションや貼り薬などいろいろな製剤が販売されています。 ステロイド外用薬の強さは、もっとも強い1群から、弱い5群の5段階にランク付けされますが、このお薬は3群[強力]に入ります。 適度な強さがあるので、さまざまな皮膚症状に広く処方されています。 ステロイド外用薬のなかで、以下のような特徴があります。 3群:strong[強力]• ハロゲン系ステロイド 注意 【診察で】• 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。• 安易に漫然と使用することなく、そのときどきの症状に応じたきめ細かな指導を受けてください。 【注意する人】• ウイルスや真菌(カビ)などによる皮膚感染症には原則用いません。 とくに、単純疱疹(口唇・顔面ヘルペス、カポジ水痘様発疹症、性器ヘルペス)、水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹などは禁忌とされます。 また、重いやけどや皮膚潰瘍、切り傷には不向きです。 これらにステロイドを用いると、かえって症状が悪化したり、治りが遅くなるおそれがあるためです。• 皮膚が薄い顔や首、陰部などは薬が効きやすく、また体内に吸収されやすいです。 このような患部に対しては、ステロイドのランクや使用回数・期間などをよく勘案のうえで用います。• 赤ちゃんの皮膚もデリケートなので、重症度に応じて薬の強さや、使用量、使用期間を医師が慎重に検討したうえで処方します。 とくに乳児期アトピー性皮膚炎では膿痂疹(とびひ)を合併しやすいので、適切に対処する必要があります。 オムツで覆うと、局所作用や副作用が強まり、さらに体内に吸収されやすくなりますので気を付けてください。• 高齢の人は皮膚代謝が遅く薬剤の残留時間が長いので、薬が効きやすく副作用もでやすいです。 このため、薬のランクを低めにするなど慎重に用いるようにします。 長期大量使用あるいは広範囲の密封法(ODT)においては特に注意が必要です。• 妊娠中は、全身への影響がでるほどの長期にわたる大量使用は避けたほうがよいでしょう。 通常量の範囲でしたらまず心配いりません。 下記妊娠の項も参照ください。 【使用にあたり】• 症状により用法・用量が違いますから、医師の指示どおりにしてください。 大事なのは決められた十分量を用いることです。 副作用を心配するあまり自己判断で減らすと、かえって治療期間が長引いてしまうかもしれません。• 使用前後に手をよく洗いましょう。 そして、指先に適量をとり、あまり強くこすらないで、指の腹でやさしく延ばすように塗り付けてください。 健全な部位にむやみに塗り広げないようにしましょう。• 使用回数は、通常1日に2回ないし1回です(朝、夕または入浴後)。 一般的には、急性期は2回とし、その1〜2週間後に重症度の評価をおこない改善したなら1回に減量、またはより弱いものに切り替えるようにします。 段階的に減量し、最終的に中止できれば理想的ですが、アトピー性皮膚炎などでは維持療法として少し長めになるかもしれません。• 病気そのものが治るわけではありません。 対症療法薬ですので、止めるとぶり返すおそれがあるのです。 とくに長期大量使用中に、急ににやめると重い反発症状を起こすおそれがあります。 ですから、きれいになったからと自己判断でやめてはいけません。 指示された期間根気よく続けてください。 中止するときは、医師の判断で段階的に減らしていきます。• 目のまわりはできるだけ避けますが、用いる場合は目に入らないように注意しましょう。 大量に入ると、眼圧が上昇し緑内障を引き起こすおそれがあります。• 決められた範囲内で使用してください。 よく効くからと、ひげそり後や化粧下に代用してはいけません。 なお、ステロイド外用薬全般の注意点については、下記備考も参考にしてください。 【妊娠・授乳】 妊娠中は、飲み薬よりも安全な外用薬が用いられるものです。 ステロイド外用薬の一般的な用法・用量でしたら、体内への吸収量は無視できるほどで、おなかの赤ちゃんに影響することもありません。 ただ、万全を期すのであれば、長期にわたる大量使用は避けたほうが無難です。 長期とは数カ月以上、大量とは両腕全体への使用あるいは1日に10gチューブを使い切るような量です。 それ以下の通常の範囲でしたらまず心配いりません。 【備考】• ステロイド外用薬の強さは、強い順に1群から5群の5段階にランク付けされます(6段階のことも)。 「最強(strongest)、非常に強力(very strong)、強力(strong)、中程度(medium)、弱い(weak)」といった分類です。 これらを、症状や部位、年齢などに応じ適切に使い分けるようにします。 ヒルドイドや尿素軟膏など保湿剤と混ぜて調合することもよくあります。 この場合、濃度が薄まりますので、そのぶん少しマイルドになります。 分類例をあげると、[最強]デルモベート、ジフラール、ダイアコート。 [非常に強力]トプシム、フルメタ、リンデロンDP、アンテベート、マイザー、ネリゾナ、テクスメテン、メサデルム、パンデル。 [強力]ボアラ、ザルックス、リンデロンV(VG) 、ベトネベート(N)、リドメックス、フルコート(F)。 [中程度]アルメタ、ロコイド、キンダベート、レダコート。 [弱い]コルテス、プレドニゾロン、メドロール、デキサメタゾン といった具合です。• すばやく炎症をしずめることが治療の第一歩なのです。 強いからとこわがって躊躇してはいけませんし、中途半端な使い方もよくありません。 医師から指示される十分量をためらわずに使用してください。 その後、維持療法に向け順次弱いものに切り替えれば大丈夫です。• 顔は皮膚がうすくステロイドに敏感なので、とくに必要とする場合を除き安易に使用しないことが望ましいとされます。 火消し役としてどうしても必要な場合でも、よりマイルドなものが適当です。 一般的には[強力]ないし[中程度]以下のランクとし、1〜2週間で炎症がひいたなら、漸減ないしはさらに弱いものに切り替えます。 とくに赤ちゃんや子供の肌はデリケートで薬が効きやすいので、ランクを一段下げるなど薬剤の選択や使用期間を慎重に検討する必要があります。 逆に、足の裏や苔癬(たいせん)化した湿疹など、皮膚が厚く硬くなっている部分は、より強力なステロイドでないと効きません。 そのような部位は、副作用の心配もほとんどないのです。• ステロイド皮膚症は、強力なステロイド外用薬の安易な長期大量使用時に発症しやすいです。 とくに顔や首は要注意。 毛細血管が浮き出て赤みをおび、まるでお酒飲みの赤ら顔のようにみえるので そう呼ばれます。 さらに、皮膚感染症を引き起こすおそれもあります。 皮膚の抵抗力が低下し、細菌やウイルス、真菌などの微生物におかされやすくなるのです。 そして、皮膚が強くステロイド依存しているそのようなときに急に中止すると、免疫の急回復(再構築)にともなう激しい症状(再燃・悪化あるいはカポジ水痘様発疹症の発現)に襲われるおそれがあります。• おもな大学病院を対象に、アトピー性皮膚炎が悪化して入院した319例の原因調査がおこなわれています(日本皮膚科学会'99)。 これによると、ステロイド自体の副作用による悪化が3例だったのに対し、脱ステロイド療法によるものは64例にものぼりました。 疑わしい民間療法に惑わされ、むやみにステロイドを中止することが非常に危険な行為であることを示しています。 同時に、長期大量使用時におけるステロイドからの離脱の難しさ、リバウンド(反発的に急回復する免疫反応)のこわさを物語っているのかもしれません。 いずれにしても、自分だけの判断でやめないで、医師から指示された期間きちんと続けることが大事です。 ステロイド外用薬は安易に漫然と使用することなく、重症度の評価を頻繁におこなってもらい、そのときどきの症状に応じたきめ細かな指導を受けるようにしてください。 そうすれば、大丈夫です。 効能 【適応菌種】 ゲンタマイシン感性菌 【適応症】• 湿潤、びらん、結痂を伴うか、又は二次感染を併発している次の疾患//湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症• 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染(ローション除く) 用法 通常1日1〜数回適量を塗布する。 なお、症状により適宜増減する。 医師の指示を必ずお守りください。 副作用 外用薬ですので、1〜2週間使う程度でしたら ほとんど副作用はありません。 まれに接触皮膚炎(かぶれ)を起こすことがありますので、しばらく続けても少しもよくならないときや、かえって悪化するときは早めに受診してください。 症状が改善しないまま、漫然と続けることは好ましくありません。 顔面、ことに目の周囲に使用する場合は、緑内障に念のため注意が必要です。 目に大量に入ると、眼圧が上昇し緑内障を引き起こすおそれがあります。 なお、アトピー性皮膚炎に合併するアトピー白内障は、目をこするなど外傷によることが多く、ステロイド外用薬の影響は少ないと考えられています。 長く続けていると、ステロイド特有の皮膚症状がでることがあります。 なかでも多いのが皮膚萎縮です。 皮膚が白く薄くなり静脈が透けて見える、てかてか光る、へこんだ感じ、しわができるといった症状です。 とくに肌がデリケートな顔や首、また皮膚代謝が衰えている高齢の人に起こりがちです。 ほかにも、人によっては赤ニキビや白ニキビのようなものができたり、うぶ毛が濃くなることがあります。 ただ、これらは可逆性で治療が終われば徐々に元に戻ります。 さらに、顔面に数ヶ月以上、年単位で連用することにより生じるのが酒さ様皮膚炎です。 顔の潮紅、小さな赤いぶつぶつ、毛細血管の拡張、皮膚萎縮などをともない、まるでお酒飲みの赤ら顔のような感じになります。 アトピー性皮膚炎などが混在していることも多く対処が少し難しいのですが、中止または適切な処置により少しずつ回復しますので、気になるときは医師とよく相談してください。 タクロリムス(プロトピック軟膏)への変更も一案です。 ステロイドには抗炎症作用の裏返しとして、微生物に対する抵抗力を弱める性質があります。 細菌やウイルス、真菌などが増殖しやすくなり、それらによる皮膚感染症が発現したり悪化するおそれがあるのです。 具体的には、黄色ブドウ球菌感染による膿痂疹(とびひ)、ウィルス感染による単純疱疹(ヘルペス)や伝染性軟属腫(水いぼ)、真菌によるカンジダ症や白癬(水虫)などです。 また、ステロイドにより抑えられていた症状が、急な中止により悪化・顕在化することもありえます。 その重症例として考えられるのが、中止後に急激に発症するカポジ水痘様発疹症(単純疱疹の一種)です。 長期連用中に自己判断で急に止めてはいけません。 飲み薬のような全身性の副作用はまずありませんが、長期にわたり大量に用いている場合など、まったくないとはいえません。 使用部位や使用法にもよりますが、長期大量とは数ヶ月以上毎日10gチューブを使い続けるような量です。 とくに顔面使用時や広範な密封法(ODT)において要注意。 きわめてまれなケースとして、大人では糖尿病や高血圧、骨粗しょう症、後嚢白内障の誘発や悪化、また赤ちゃんや子供では副腎抑制にともなう感染症や成長障害、クッシング症候群などが起こりえます。 多くは不適切な長期大量使用にもとづくものですが、治療上やむおえないときは定期的に副腎などの検査を実施するようにします。 適正に使用するかぎり問題ないでしょう。 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください• 目の重い症状(緑内障、白内障など)..見えにくい、かすんで見える、まぶしい、視力低下、目の痛み、頭痛、吐き気。 【その他】• 過敏症、接触皮膚炎(かぶれ)..発疹、発赤、かゆみ、刺激感、かえって症状が悪化。• ステロイド皮膚症..皮膚が白くなる、萎縮し薄くなる、てかてか光る、しわ、潮紅、毛細血管拡張、乾燥肌、酒さ様皮膚炎(赤ら顔)、紫斑、ニキビ、多毛。• 皮膚感染症の誘発・悪化..発赤、かゆみ、痛み、腫れ物、できもの、水ぶくれ、じゅくじゅく、黄色いかさぶた、赤黒いかさぶた。• 長期大量使用による副腎障害など全身症状..副腎皮質機能抑制、糖尿病、高血圧、骨粗しょう症、緑内障、後嚢白内障、感染症、成長障害、クッシング症候群など。 いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。 まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。

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リンデロンVGクリームと軟膏の違いは?顔やニキビや虫刺されにもOK?

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リンデロン-VG 製 スポンサード リンク 成分(一般名) : リンデロン-VG(製) 製品例 : リンデロン-VG軟膏0. 湿疹や皮膚炎の治療に用います。 作用 【働き】 炎症による腫れや赤みをおさえ、かゆみや痛みをやわらげます。 細菌感染をともなうか、そのおそれのある湿疹や皮膚炎に適します。 主薬のステロイドにより、短期間で炎症をしずめることが可能です。 ステロイドは速効性にすぐれ、目先の皮膚症状に非常によい効果を発揮します。 ステロイドは強力な抗炎症作用を示す反面、免疫力を落とし細菌に感染しやすい状態をつくります。 抗生物質のゲンタマイシンは、そのような状態における細菌感染を防ぐ働きをします。 【臨床試験】 ステロイド外用薬の急性期における短期的あるいは対症療法的な有効性は明らかで誰もが認めるところです。 そこで、ここでは中・長期的な臨床試験に着目します。 はじめに取り上げるのは、アトピー性皮膚炎の維持期におけるステロイド間歇外用療法の有効性を検証した2つの試験です。 2つとも内容はよく似ています。 1つはアメリカで、もう1つはヨーロッパで実施され、試験期間は5ヵ月〜6ヵ月間、参加したのは中等症から重症のアトピー性皮膚炎の患者さん合わせて748人です。 試験開始にあたり、まず全員がステロイド(フルチカゾン)を1ヶ月間毎日外用し皮膚炎を抑え込みます。 その後くじ引きで2つのグループに分かれ、一方のグループは維持療法として保湿薬にくわえ週2回ステロイドを外用、もう一方のグループは実薬の代わりにプラセボ(にせ薬)を外用します。 そして、維持期に皮膚炎が再発しなかった人の割合を比較するのです。 その結果、ステロイドを週2回外用したグループでは8割近くの患者さんが皮膚炎を再発せず安定した皮膚状態を維持できました。 一方、プラセボのグループつまり保湿薬のみの人達で維持できたのは3割から4割にとどまりました。 ステロイドを週2回外用したほうが、皮膚炎の再発が抑制され よい状態が保てる割合がはるかに高いことが確かめられたわけです。 その一方で別の見方もできます。 すなわち4割近くの患者さんはステロイドを使わなくても保湿薬によるスキンケアだけで比較的長期間 寛解を維持できることが示されたのです。 スキンケアの重要性が読み取れます。 次はもっと長期の試験です。 小規模になりますが、14人の中等症から重症のアトピー性皮膚炎の子供を対象に、3年から10年間(中央値6. 5年)にわたりステロイド外用療法の有効性と安全性を経過観察するという内容です。 通常は弱めのステロイド外用薬を、悪化したときは強めのステロイドを外用して皮膚症状をコントロールします。 その結果、長期にわたり安定した効果が得られ、健康な子供と比べ大きな副作用や障害もみられず、副腎機能の抑制も認められませんでした。 ステロイド外用薬を年単位という長期間でも有効かつ安全に使用できる可能性が示されたわけです。 以上のように、中・長期的な有効性についても期待できるところですが、これらは専門医により厳格に処方され、そして適正に用いられたことにより得られた結果であることに留意する必要があります。 また、10年以上の長期使用時、あるいはその後の将来にわたる安全性や予後改善効果については今後の課題といえるでしょう。 対症療法的な有効性ではなく、ステロイドが不要になった時点を治癒とみなしての比較試験、あるいは非治癒例や成人型アトピー性皮膚炎への移行を評価するための質の高い長期臨床試験ないしは疫学調査(コホート、症例対照研究)は残念ながら見当たりません。 特徴 抗炎症作用をもつステロイドにくわえ、二次的な細菌感染を阻止する抗生物質が配合されています。 古くからの代表的なステロイド配合外用薬で、軟膏やクリームをはじめ、ローションや貼り薬などいろいろな製剤が販売されています。 ステロイド外用薬の強さは、もっとも強い1群から、弱い5群の5段階にランク付けされますが、このお薬は3群[強力]に入ります。 適度な強さがあるので、さまざまな皮膚症状に広く処方されています。 ステロイド外用薬のなかで、以下のような特徴があります。 3群:strong[強力]• ハロゲン系ステロイド 注意 【診察で】• 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。• 安易に漫然と使用することなく、そのときどきの症状に応じたきめ細かな指導を受けてください。 【注意する人】• ウイルスや真菌(カビ)などによる皮膚感染症には原則用いません。 とくに、単純疱疹(口唇・顔面ヘルペス、カポジ水痘様発疹症、性器ヘルペス)、水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹などは禁忌とされます。 また、重いやけどや皮膚潰瘍、切り傷には不向きです。 これらにステロイドを用いると、かえって症状が悪化したり、治りが遅くなるおそれがあるためです。• 皮膚が薄い顔や首、陰部などは薬が効きやすく、また体内に吸収されやすいです。 このような患部に対しては、ステロイドのランクや使用回数・期間などをよく勘案のうえで用います。• 赤ちゃんの皮膚もデリケートなので、重症度に応じて薬の強さや、使用量、使用期間を医師が慎重に検討したうえで処方します。 とくに乳児期アトピー性皮膚炎では膿痂疹(とびひ)を合併しやすいので、適切に対処する必要があります。 オムツで覆うと、局所作用や副作用が強まり、さらに体内に吸収されやすくなりますので気を付けてください。• 高齢の人は皮膚代謝が遅く薬剤の残留時間が長いので、薬が効きやすく副作用もでやすいです。 このため、薬のランクを低めにするなど慎重に用いるようにします。 長期大量使用あるいは広範囲の密封法(ODT)においては特に注意が必要です。• 妊娠中は、全身への影響がでるほどの長期にわたる大量使用は避けたほうがよいでしょう。 通常量の範囲でしたらまず心配いりません。 下記妊娠の項も参照ください。 【使用にあたり】• 症状により用法・用量が違いますから、医師の指示どおりにしてください。 大事なのは決められた十分量を用いることです。 副作用を心配するあまり自己判断で減らすと、かえって治療期間が長引いてしまうかもしれません。• 使用前後に手をよく洗いましょう。 そして、指先に適量をとり、あまり強くこすらないで、指の腹でやさしく延ばすように塗り付けてください。 健全な部位にむやみに塗り広げないようにしましょう。• 使用回数は、通常1日に2回ないし1回です(朝、夕または入浴後)。 一般的には、急性期は2回とし、その1〜2週間後に重症度の評価をおこない改善したなら1回に減量、またはより弱いものに切り替えるようにします。 段階的に減量し、最終的に中止できれば理想的ですが、アトピー性皮膚炎などでは維持療法として少し長めになるかもしれません。• 病気そのものが治るわけではありません。 対症療法薬ですので、止めるとぶり返すおそれがあるのです。 とくに長期大量使用中に、急ににやめると重い反発症状を起こすおそれがあります。 ですから、きれいになったからと自己判断でやめてはいけません。 指示された期間根気よく続けてください。 中止するときは、医師の判断で段階的に減らしていきます。• 目のまわりはできるだけ避けますが、用いる場合は目に入らないように注意しましょう。 大量に入ると、眼圧が上昇し緑内障を引き起こすおそれがあります。• 決められた範囲内で使用してください。 よく効くからと、ひげそり後や化粧下に代用してはいけません。 なお、ステロイド外用薬全般の注意点については、下記備考も参考にしてください。 【妊娠・授乳】 妊娠中は、飲み薬よりも安全な外用薬が用いられるものです。 ステロイド外用薬の一般的な用法・用量でしたら、体内への吸収量は無視できるほどで、おなかの赤ちゃんに影響することもありません。 ただ、万全を期すのであれば、長期にわたる大量使用は避けたほうが無難です。 長期とは数カ月以上、大量とは両腕全体への使用あるいは1日に10gチューブを使い切るような量です。 それ以下の通常の範囲でしたらまず心配いりません。 【備考】• ステロイド外用薬の強さは、強い順に1群から5群の5段階にランク付けされます(6段階のことも)。 「最強(strongest)、非常に強力(very strong)、強力(strong)、中程度(medium)、弱い(weak)」といった分類です。 これらを、症状や部位、年齢などに応じ適切に使い分けるようにします。 ヒルドイドや尿素軟膏など保湿剤と混ぜて調合することもよくあります。 この場合、濃度が薄まりますので、そのぶん少しマイルドになります。 分類例をあげると、[最強]デルモベート、ジフラール、ダイアコート。 [非常に強力]トプシム、フルメタ、リンデロンDP、アンテベート、マイザー、ネリゾナ、テクスメテン、メサデルム、パンデル。 [強力]ボアラ、ザルックス、リンデロンV(VG) 、ベトネベート(N)、リドメックス、フルコート(F)。 [中程度]アルメタ、ロコイド、キンダベート、レダコート。 [弱い]コルテス、プレドニゾロン、メドロール、デキサメタゾン といった具合です。• すばやく炎症をしずめることが治療の第一歩なのです。 強いからとこわがって躊躇してはいけませんし、中途半端な使い方もよくありません。 医師から指示される十分量をためらわずに使用してください。 その後、維持療法に向け順次弱いものに切り替えれば大丈夫です。• 顔は皮膚がうすくステロイドに敏感なので、とくに必要とする場合を除き安易に使用しないことが望ましいとされます。 火消し役としてどうしても必要な場合でも、よりマイルドなものが適当です。 一般的には[強力]ないし[中程度]以下のランクとし、1〜2週間で炎症がひいたなら、漸減ないしはさらに弱いものに切り替えます。 とくに赤ちゃんや子供の肌はデリケートで薬が効きやすいので、ランクを一段下げるなど薬剤の選択や使用期間を慎重に検討する必要があります。 逆に、足の裏や苔癬(たいせん)化した湿疹など、皮膚が厚く硬くなっている部分は、より強力なステロイドでないと効きません。 そのような部位は、副作用の心配もほとんどないのです。• ステロイド皮膚症は、強力なステロイド外用薬の安易な長期大量使用時に発症しやすいです。 とくに顔や首は要注意。 毛細血管が浮き出て赤みをおび、まるでお酒飲みの赤ら顔のようにみえるので そう呼ばれます。 さらに、皮膚感染症を引き起こすおそれもあります。 皮膚の抵抗力が低下し、細菌やウイルス、真菌などの微生物におかされやすくなるのです。 そして、皮膚が強くステロイド依存しているそのようなときに急に中止すると、免疫の急回復(再構築)にともなう激しい症状(再燃・悪化あるいはカポジ水痘様発疹症の発現)に襲われるおそれがあります。• おもな大学病院を対象に、アトピー性皮膚炎が悪化して入院した319例の原因調査がおこなわれています(日本皮膚科学会'99)。 これによると、ステロイド自体の副作用による悪化が3例だったのに対し、脱ステロイド療法によるものは64例にものぼりました。 疑わしい民間療法に惑わされ、むやみにステロイドを中止することが非常に危険な行為であることを示しています。 同時に、長期大量使用時におけるステロイドからの離脱の難しさ、リバウンド(反発的に急回復する免疫反応)のこわさを物語っているのかもしれません。 いずれにしても、自分だけの判断でやめないで、医師から指示された期間きちんと続けることが大事です。 ステロイド外用薬は安易に漫然と使用することなく、重症度の評価を頻繁におこなってもらい、そのときどきの症状に応じたきめ細かな指導を受けるようにしてください。 そうすれば、大丈夫です。 効能 【適応菌種】 ゲンタマイシン感性菌 【適応症】• 湿潤、びらん、結痂を伴うか、又は二次感染を併発している次の疾患//湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症• 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染(ローション除く) 用法 通常1日1〜数回適量を塗布する。 なお、症状により適宜増減する。 医師の指示を必ずお守りください。 副作用 外用薬ですので、1〜2週間使う程度でしたら ほとんど副作用はありません。 まれに接触皮膚炎(かぶれ)を起こすことがありますので、しばらく続けても少しもよくならないときや、かえって悪化するときは早めに受診してください。 症状が改善しないまま、漫然と続けることは好ましくありません。 顔面、ことに目の周囲に使用する場合は、緑内障に念のため注意が必要です。 目に大量に入ると、眼圧が上昇し緑内障を引き起こすおそれがあります。 なお、アトピー性皮膚炎に合併するアトピー白内障は、目をこするなど外傷によることが多く、ステロイド外用薬の影響は少ないと考えられています。 長く続けていると、ステロイド特有の皮膚症状がでることがあります。 なかでも多いのが皮膚萎縮です。 皮膚が白く薄くなり静脈が透けて見える、てかてか光る、へこんだ感じ、しわができるといった症状です。 とくに肌がデリケートな顔や首、また皮膚代謝が衰えている高齢の人に起こりがちです。 ほかにも、人によっては赤ニキビや白ニキビのようなものができたり、うぶ毛が濃くなることがあります。 ただ、これらは可逆性で治療が終われば徐々に元に戻ります。 さらに、顔面に数ヶ月以上、年単位で連用することにより生じるのが酒さ様皮膚炎です。 顔の潮紅、小さな赤いぶつぶつ、毛細血管の拡張、皮膚萎縮などをともない、まるでお酒飲みの赤ら顔のような感じになります。 アトピー性皮膚炎などが混在していることも多く対処が少し難しいのですが、中止または適切な処置により少しずつ回復しますので、気になるときは医師とよく相談してください。 タクロリムス(プロトピック軟膏)への変更も一案です。 ステロイドには抗炎症作用の裏返しとして、微生物に対する抵抗力を弱める性質があります。 細菌やウイルス、真菌などが増殖しやすくなり、それらによる皮膚感染症が発現したり悪化するおそれがあるのです。 具体的には、黄色ブドウ球菌感染による膿痂疹(とびひ)、ウィルス感染による単純疱疹(ヘルペス)や伝染性軟属腫(水いぼ)、真菌によるカンジダ症や白癬(水虫)などです。 また、ステロイドにより抑えられていた症状が、急な中止により悪化・顕在化することもありえます。 その重症例として考えられるのが、中止後に急激に発症するカポジ水痘様発疹症(単純疱疹の一種)です。 長期連用中に自己判断で急に止めてはいけません。 飲み薬のような全身性の副作用はまずありませんが、長期にわたり大量に用いている場合など、まったくないとはいえません。 使用部位や使用法にもよりますが、長期大量とは数ヶ月以上毎日10gチューブを使い続けるような量です。 とくに顔面使用時や広範な密封法(ODT)において要注意。 きわめてまれなケースとして、大人では糖尿病や高血圧、骨粗しょう症、後嚢白内障の誘発や悪化、また赤ちゃんや子供では副腎抑制にともなう感染症や成長障害、クッシング症候群などが起こりえます。 多くは不適切な長期大量使用にもとづくものですが、治療上やむおえないときは定期的に副腎などの検査を実施するようにします。 適正に使用するかぎり問題ないでしょう。 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください• 目の重い症状(緑内障、白内障など)..見えにくい、かすんで見える、まぶしい、視力低下、目の痛み、頭痛、吐き気。 【その他】• 過敏症、接触皮膚炎(かぶれ)..発疹、発赤、かゆみ、刺激感、かえって症状が悪化。• ステロイド皮膚症..皮膚が白くなる、萎縮し薄くなる、てかてか光る、しわ、潮紅、毛細血管拡張、乾燥肌、酒さ様皮膚炎(赤ら顔)、紫斑、ニキビ、多毛。• 皮膚感染症の誘発・悪化..発赤、かゆみ、痛み、腫れ物、できもの、水ぶくれ、じゅくじゅく、黄色いかさぶた、赤黒いかさぶた。• 長期大量使用による副腎障害など全身症状..副腎皮質機能抑制、糖尿病、高血圧、骨粗しょう症、緑内障、後嚢白内障、感染症、成長障害、クッシング症候群など。 いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。 まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。

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