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初鰹の結果発表|俳句ポスト365

あつ 森 おとし あな レシピ

今日でこのブログは、終わりになります。 2009年6月から書き始めて、約10年以上続きました。 終わりにする理由は、更新が滞りがちなこと・息子が中学卒業したこと・老眼で執筆が難しいこと、などなど。 色んなことを考えて、このタイミングにしました。 本当は、京都CLのレポートを書いて〆ようと思ってましたが、中止になり叶わず。 代りに何を書こうかと悩んだ挙句、改めて感謝の言葉を。 地元のジムバトルで対戦してしてくれた皆さん、ありがとうございました。 ハーフデッキのシャッフルに苦労してた幼稚園児は、もう高校生になりました。 GGCで切磋琢磨してくれた皆さん、ありがとうございました。 我が家の輝かしい成績は、河川敷そばの熱い経験の賜物です。 ゼロリアンの皆さん、いつも仲良くしてくれてありがとう。 強く楽しくを実現してる世界一のジム店舗だと思ってます。 公式大会で話しかけてくれた遠方の方々、ありがとうございました。 アウェー気分を和らげてくれて、いつも楽しい大会でした。 最後に、これからのポケモンカードについて。 子供たちは、ポケカから離れています。 右脳全開で感性豊富なメコリン、リサーチに余念が無いロジカルなウゴリン。 ポケカで培った個性は、相変わらずでキラキラしてます。 そんな彼らの人生を応援することが楽しくて、10年経っても変わりがありません。 僕は、これからもポケモンカードを続けるので、変わりはありません。 10年経って何も変わらないので、この先もずっと続いていきそうです。 ては、ノシ その昔、知り合いのプレーヤーが、 「私は、盾よりも名誉が欲しいんです。 」 と言いました。 彼は実績が十分ありながら、尚高みを目指すプレーヤーでしたので重みのある発言でした。 当時の大型大会は、春4回秋3回で年間7回ぐらい盾を狙う機会がありました。 今年は5回・・・のはずが京都CL中止で4回に。 残念ですが英断ですね。 中型イベントのシティリーグは、ポイント獲得だけで盾はナシ。 大会に向けて調整や練習を重ねてきて、その成果はCSPという数字だけ。 アナログ対面ゲームなのに、(味気ないな)と以前から感じていました。 もっと言えば、CSPのかかってなくても名誉だけを競う大会があってもよいと思います。 今でいえば、四天王の大会がその位置づけなのかな? 四天王バッジとかあったら、名誉に箔がつくのに、と思ったり。 何かこう(頑張ったな)という「証」が嬉しい、と思った今日この頃です。 では、ノシ 今日のZEROトレリで使ったデッキ。 なかなか使用感が良かったのでアップ。 BW期に作った【スピードレックビール】をリビルド。 各シリーズから主要カードを紹介。 普通、進化デッキと相性悪いが、特性ドーミラーのおかげで解決。 ・XY:トレポ、コンプ、サーチャー 【よるの行進】のコンボカード。 山札圧縮・トラッシュエネ加速を促進。 サポ4枚で回る。 ・SM:ドーミラーぬけがけしんか ドータクンがドーミラー専用道具になる感じ。 サポ「ミカン」はボール多投なので不要。 ・剣盾:ザシアンv ただただ強い。 <サイドボード> オカルトマニア、こだわりハチマキ、AZ、ミュウ(ベンチバリヤ) ちなみに、結果は決勝で負けて3勝1敗。 サポ4枚・グッズ32枚の構築で、初手がサポ2枚グッズ0枚で出遅れ。 今日で、無事60ポイント到達してトレリ完走! では、ノシ 先日のシティに向けて調整するものの間に合わなかったデッキ。 ベースは海外から。 サンパウロ国際大会で23位に入賞したものです。 ただし、この大会がソードシールド発売前(レギュ変更前)の環境故にアレンジは、かなり難航しました。 以下、デッキリストです。 4:ボルケニオン 2:リザードン&テールナーGX 1:レシラム&リザードンGX 1:ビクティニV 1:オムスター(特性かせきのしがらみ) 11:炎エネルギー 4:ブルーの探索 4:溶接工 1:マサキの解析 1:マチスの作戦 4:ポケギア 3:クイックボール 4:カスタムキャッチャー 1:グレートキャッチャー 4:ポケモンいれかえ 1:エネルギースピナー 2:火打石 2:炎の結晶 2:リセットスタンプ 2:なぞのかせき(1枚でも可) 1:ふしぎなアメ 1:しんかのおこう 1:ジャイアントボム(ザオボーでも可) 2:無人発電所 1:フラダリラボ 1:ヒートファクトリー <解説> 1. 後攻取ってボルケ・フレアスターターでリザテルを育てる 2. リザテルで殴りつつ、2体目アタッカーを育てる。 サブプランのオムスターでグッズロックを仕掛ける。 被サイドプランは、1-3-3の7枚ゲームです。 <オムスターの狙い> ・カスタムキャッチャー、グレートキャッチャー ・ビーストリングやメタルソーサーのエネ加速 ・ピッピ人形 ・リセットスタンプ ・LO系のクラハン デッキ相性をしっかり検証してないのですが、ベンチを絞るデッキに対してどこまで通用するか、、、? そう少し早く煮詰めて、立ち回りの練習が出来れば投入したのですが、、、。 なかなか難しいですね。 では、ノシ 将棋に指導対局があるように、ポケカにも指導バトルがあっても良いのでは? と思ったので、調べてみた。 以下、思いつくまま書きます。 1)相手の熟練度を測る 初めて対戦する子の場合、習熟度を測るところから。 ・ルール:基本的なルールから応用まで ・マナー:相互シャッフルや相手のカードを大切につかう、など。 ・勝ち負け:駆け引き、先読み、テンポ 最近、初心者でもスリーブがウルプロや海外物だったりするので見分けづらい。 シャッフルの手つきなどのカード捌きで見分ける。 2)プレイングのヒント いきなり考えて対戦するのは難しいので、ヒントを出しながら対戦する。 「このままバトル場にいると、きぜつしちゃうね。 」 「レシリザで攻撃するか?ヒードランで攻撃するか?悩むな。 」 僕が考えてることを声に出して対戦する。 (とーしん風) それと見えない効果を教えることも心掛ける。 シロナを使って、 「ザシアン引きたい・・・引けた!」 と言えば、「素引き」の強さも伝わる。 見えないハンデとして、僕が直接勝ちに向かわず、相手に考えさせる盤面や展開を作る。 (下手な僕でもコレくらいは出来る経験はあるw) 相手バトル場ジラーチならば、クイックボールでアタッカーより先にアブソル出したり。 アタッカーをコロコロと入れ替えるのもGood。 相手が考えることが多くる。 4)マナー良く対戦。 普段から悪くないですよ~、と言い訳した上でw 使うカードや技の宣言、効果まで喋る。 「クイック、デデンネ」はなく、 「クイックボール(見せる)使います。 水エネ(見せる)トラッシュして、山札からデデンネGX(見せる)持ってきて手札に加えます。 」て感じ。 手は止めずにスピーディーに!丁寧且つ素早く!! ちなみに、体調などの都合でマナーよく出来ないときは、お断りしてます。 5)相手に勝たせる かなり昔だけど息子に、 「大人とやるより子供同士でバトルする方が楽しい。 」 と言われた。 その通りである。 その上で楽しんでもらうには、駆け引きのあるバトルをして勝ってもらうこと。 成功体験からモチベアップしてもらいたい、と思う。 「勝ち負け」より「強さを引き出す」のが大事。 1~3をこなした上で勝つのは難しいので、僕自身もメッチャ頭使って楽しい。 もし僕が勝ってしまっても、「褒める」ことを忘れない。 「つけかえから攻撃してくると思わなかった、すごいネ。 」 とか。 5)親へのフォロー 性格や熟練度からおススメのカードやデッキを進言する。 ここまで書いて、 ・「見えない」ことを「見える」する ・バトルの優先度や目標を明確にする。 のが大事な気がする。 というわけで、ホームZEROジュニア勢の将来が楽しみである! では、ノシ 今日は、センター試験の日。 大会会場へ向かう途中、制服姿の高校生を何度か見かけました。 さて、大会です。 使用デッキは「波乗りトップオブヘッド」こと【ラプラスモスノウムウマージ】です。 初戦:3神ザシアン お相手、ふとうのつるぎで2回エネが付く、、、つらい。 こちらの盤面揃うもスタンプ引けず負け。 2戦目:3神ザシアン お相手、ふとうのつるぎで1回エネが付く、キャッチャー表、、、つらい。 こちらの盤面揃うもエネ引けず負け。 3戦目:超カラマネロ アタッカー引けず負け 4戦目:超カラマネロ 盤面出来たら、お相手投了。 5戦目:モクナシコリランダー バトル場のポケモンが逃がせず、サイド0-2から追いかける展開。 6エネラプラスで殴るもフィオネでベンチ倒されて負け。 結果1勝4敗、予選落ち。 凹んだ気持ちを立て直すべく、セールで服を買って帰りました! では、ノシ 明日、シティリーグに選手として参加します。 2週間前からデッキが次々と没になり途方に暮れる日々。 家で黙々と使うデッキをスクラップ&ビルドする日々。 消去法で「超カラマネロ」を握ろうとすると息子が、 「ポケカ初めて約9年超え。 義務教育を終えた割にセンスないデッキだね。 」 とパンチラインを刺してくる。 話を聞くと、 ・PPマックス1枚ですることをカード4枚投入する。 ・ウルネクのように継続的にエネ加速を必要としない かららしい。 答え?として、 ・テンポを阻害するカードに強力なものがない ・充実した展開カード を話したら少し納得してもらえたけど、言いたいことは分かる。 すると突然ブツブツとつぶやきながらカード検索に30分にらめっこ。 「出来た。 」 なかなか面白いけど、相変わらず事故るw なんとか形になったので、明日使います。 準備不足なので楽しむ気持ちが強いですな~。 昨日の日曜日は、ホームのZEROで赤鼻さんのイベントへ。 使用デッキは【雷様のお財布事情】です。 ・初戦:レシゼク・アーゴヨン お互い壮絶な事故から先に殴り出せたので3-0時間切れ勝ち。 ・2戦目:タチフサグマ・ヤミラミv 進化ポケで牽制しつつヤミラミvを2体倒して4-0時間切れ勝ち。 ・3戦目:雷型ミュウ&ミュウツー 先殴りしながらミュウ&ミュウツーの特性をロックして6-0勝ち。 完封勝ちで優勝。 もう少しプレー速度を上げないと使えないな、コイツ。 使用デッキは【炎のストライカー】です。 大会形式はガンスリンガー。 3勝又は3連勝で1パックGETです。 つまり、、、 「ハットトリックを決めろ!」 ってことです。 ・初戦:ズガドーン、ピジョン たねポケモンを差し出すだけでした、、、負け。 ・2戦目:コータスvキュウコン ジラーチを差し出しながらエースを育てる序盤。 コータスvを2パン、デデンネGX2体狩って初ゴール! ・3戦目:超カラマネロ お相手バトル場デデンネからベンチにデデンネと窮屈な立ち上がり。 そのデデンネを倒した返しのオロヨノを2体のパスワークで倒す。 ハンデスで枯れた手札をトップ・シロナで解決して2ゴール目! ・4戦目:アロナシ・ゴリランダーと愉快な仲間 お相手ミュウ&ミュウツースタート。 トラッシュにアロナシ落としてゴリランダーをたてる。 ゴリランダーを弱点で狩りつつ、ミュウ&ミュウツーを6エネのドランで倒す。 返しはエースの活躍で3ゴール目。 ハットトリック達成で2パックGET!で大会終了。 楽しいイベントでしたが、プレイズ稲沢は来月で閉店とのこと、寂しい。 今年のポケカ納めを満喫出来ました。 では、ノシ チャンピオンズリーグ2020愛知に参加してきました。 隣で格ゲーのイベント「Redbull kumite」が開催、、、キニナル。 会場付近をウロチョロしてたら、 「The Beast」こと梅原大吾さんと! 「東大卒ゲーマー」として名高いときどサンと! 2ショット撮れました、うれしぃ~~~! 二人とも著書を持ってるほどファンなので、メッチャうれしい(2回目 愛知CL落選した留飲を下げましたw -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- さて、本番の愛知CLは、オープンリーグ・エクストラのジャッジマン。 大型大会の稼働は、3回目なのですがヤッパリ疲れますね。 アラフィフのおっさんには、つらい、、、体力つけて出直します。 マスター優勝とベスト4の入賞者、先週のシティリーグZEROに参加していたと知って、びっくり! レベル高い大会だったんだなぁ。 色んな刺激を受けたので、来月のシティリーグ頑張ります。 では、ノシ シティリーグを終えて、Aマークのポケモン達を整理しました。 アラフィフおっさんには、小さなAマークを見続けるのがしんどい!ということで、娘にカード整理の家庭内バイトしてもらいました。 さしづめ僕は店長かなw さて、新ルールは、先攻のサポート使用権がありません。 そこで、どういうことになるか?脳内考察してみました。 ・1ターン目に使用したい効果は、山札から手札又は盤面にカードを移動させること。 いわゆる「ドロー」や「サーチ」です。 ・序盤は、盤面が空いているのでそこへポケモンを出したい。 いわゆる「展開」です。 アプローチとして、 1. サポート以外で山札を引くこと 2. 盤面にカードを展開しない戦略をとる の二つを考える。 1で思いつく手段は、ポケモンの特性で補充する方法。 デデンネGXや願い星ジラーチ。 2で思いつく例は、サナニンフTAGのデッキ。 おそらく使うデッキタイプに合わせて、先攻を取るか後攻を取るかの戦略を立てる。 その上で裏目を引いた時の構築をするイメージ。 ロストマーチやカラマネロ系は、後攻を取りたいデッキ。 省エネGX系は、先攻を取りたいデッキ。 知らんけどw では、ノシ 大型大会は、久しぶりなので対戦レポート。 使用デッキは、【ヤドコダぽいぽい】です。 1戦目:炎ミュウミュウTAG スタートは相手炎ボルケ、こちらは、 フ ェ ロ マ ッ シ TAG(泣 タッチが出しゃばって、初戦の緊張がダイマックス! 先1せせらぎからフリーザー出してエネつけてエンド。 後1フレアスターターでベンチのレシリザを育ててくる。 先2マオスイでフリーザーにスイッチしてボルケ倒す。 レシリザにフリーザー倒されるが、返しにヤドコダで弱点ワンパン。 相手ベンチにミュウミュウTAGを置いてカキでエンド。 グズマからハチマキ6枚ぽいぽいでワンパンして6-1勝ち。 初戦を勝って緊張がほぐれます。 2戦目:雷バレット スタートは、相手ゼラオラGX、こちらヤドコダ。 無人出して逃げ縛り、5枚ぽいぽいでワンパン。 途中サンダーにラプラス1体倒されますが、ヤドコダが無傷で残ったので、サンダーを3枚ぽいぽい、ピカゼクTAGを6枚ぽいぽいでワンパンして6-1勝ち お相手の手札が噛み合わないようでした。 3戦目:3神カメポチャ スタートは、相手マーシャドー、こちらヤドコダ。 後2オルタージェネシスの返しに7枚!ぽいぽいでワンパン。 「飛ぶのか〜!」 との悲痛な声を聞きつつ、アタック継続w 場のエネが消えたので危なげない展開で6-0勝ち。 4戦目:オロヨノTAG・カラマネロ スタートは、相手ジラーチ、こちらフリーザー。 こちらエネ引けず、相手スケボー引けず(グズマは特性でロック でお互いに殴り出せないグダグダな序盤。 サイド先制されて動き出した中盤。 1体オロヨノを7枚ぽいぽいで倒す。 しかし、2体目オロヨノのGXワザで崩れたテンポを取り戻せず3-6負け。 一番練習したマッチで負けてめっちや凹む。 5戦目:ルカメタTAG スタートは、相手ルカメタ、こちらフリーザー。 フリーザーでフライパン付きに40ダメ与えてヤドコダへエネルギー移動。 次がターニングポイント! 最も嫌なフルメタルウォールが来ず、ヘビーインパクトでフリーザー気絶。 返しに7枚ぽいぽいで倒して、2体目ルカメタも7枚ぽいぽいでワンパンして6-1勝ち。 予選は4勝1敗で9位突破、嬉しい。 決勝トナメ1戦目、ピカゼク スタートは、相手マーシャドー、こちらラプラス。 先1やぶれかぶれで手札崩壊し、 先2フルドライブでサイド先制され、 先3タッグボルトGXで引き離され、なす術なく負け。 なんもない。 なんもない。 ベスト16でCSP25ポイントをゲット。 ベスト4以上を狙ってましたが届かず、悔しいね。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*- 今回役に立ったな、と思うことをメモ。 普段通り、色んなマッチアップを想定しました。 普段と違うことは、「言葉にして話す」こと、家族に戦略を聞いてもらいました。 ざっと書き出すと、オロヨノ・マネロ、オロヨノ・ひかるミュウ、レシリザ、ズガアゴ、雷バレット、超バレット、メルカリ、ゴルーグ、3神ケルディオ、3神カメポチャ、3神シルヴァディ、ルガゾロ、ミュウミュウ、エンニュートLO、ロストマーチ、サナニンフ、サナキュウコン、など。 勝ち負けはともかく、プランを持って挑むことで対戦に対して不安がなくなりました。 無理なものは無理だからw -*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*- 今シーズンは、ジャッジとプレーヤーの両立を目指しています。 家族がポケカ休みのため、リソースを全て自分自身に注げるからです。 過去にも自分自身に注力して、大会に臨んだことはありました。 でも、デッキが詰め切れなかったり、仕事が忙しく十分な練習時間が取れなかったり、体調を崩してしまったり、万全の状態で参加出来ることはありませんでした。 今大会は幸いにも、デッキ構築・練習量・体調の全てが自信を持って挑めました。 僕自身の力だけでなく、ZEROリアンAさんやママリンのおかげです。 2週間前からデッキに取り組み、メールのやり取りを繰り返して構築が煮詰まったのが1週間前。 帰宅後、家庭内対戦を毎日繰り返してプレイングと細部調整を仕上げる。 前日は早く寝るw 今は、満足のいく取り組みが出来たな、次にこんな状態で挑めることはいつになるだろう?、と色んな思いが巡ります。 愛知CLは、ジャッジになるかプレーヤーになるか、また抽選に託します。 では、ノシ シティリーグ可児で使用したデッキレシピです。 その中で、既存のレシリザに加えて、オロヨノが台頭してることを聞きます。 ハンデスの対策を考えたところ、ゾロアークでもシルヴァデイでもなく「ラプラス」が浮上。 レシリザにも有利な所謂「ヤドコダ」に取り組むことにしました。 ミラクルツインでの登場時からタッグ系トレーナーズが追加されたことも強化点です。 もう一つ、ミミロッププリンTAGが活躍した影響でジラーチ・やぶれかぶれマーシャドー(HP70)の採用率上昇 テテフやデデンネ減少)があります。 ここに対して、ヤドコダをぶつけるのは得策では有りません。 そこで、フリーザーの採用となります。 70ダメのエネ移動ワザ、エネ現物を増やしてアクアパッチを減らす構築になります。 また、グズマハラでサーチ出来るようにユニットエネを採用。 それに伴い、GXワザが強いフェロマッシをタッチしてます。 大まかな構築が出来たので、対戦で細部を煮詰める作業に移ります。 煮詰める作業は、Aさんのレポートから流行デッキを組み、家庭内対戦で行いました。 ママリン、強いw -*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*- ・オロヨノTAG ひかるミュウ型とカラマネロ型の2種。 ひかるミュウ型には早急にラプラスを並べてハンデスに備えます。 ミュウに対してフェロマッシのGXワザも選択肢。 カラマネロ型はフリーザーを2回動かして、手札を揃えながら先制するサイドプラン。 GXワザもあるので、入れ替えカードを大事に使うことを終始意識。 ・ガブギラ、カラマネロ 1エネ狙撃ワザのせいでフリーザーが機能しづらい難しいマッチです。 一方、相手のトキワの森が活躍しやすいです。 ・レシリザTAG 相性ゲー。 後攻でも負けないマッチ。 ・3神系統 オルタージェネシスの返しに280出して場のエネを消す、この1点を通すのみ。 唯一ヤドコダでスタートしたいマッチ。 ケルディオGX採用は、フリーザー70点からフェロマッシのGXワザ100点によるサイド3枚取りを狙います。 シルヴァディGX採用は、グレートキャッチャー採用が多くフリーザーの特性が活躍しないケースに注意。 ・メルカリ 苦手な相手。 原則目先のサイドより320ダメ連打を狙う動き。 ・雷バレット 最近ジラーチ型が多いので、カラマネロ型と同じ動き。 無人発電所が地味に活きるマッチです。 全てのマッチに共通しますが、フリーザーが序盤機能する=相手グズマが終盤に機能する、となるので要注意。 対戦を重ねると、 ・オロヨノTAGのGX対策やフリーザーを動かす回数の都合、入れ替え系カードが多く必要 ・こだわりハチマキの加点によりワザでトラッシュするサポートが1枚減る=手札の枯渇防止 ・中盤以降の山札にタッグサポートを残して、タッグコールのバリューを維持するプレイングの重要性 などが分かってきます。 それらを踏まえて、枚数の調整を重ねて完成しました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*- <サイドボード> ・アセロラ:一時期、アクアパッチ3枚と同時採用してました。 ・ミュウ(ベンチバリヤ):とりこぼした際の狙撃とガブギラ対策。 ・入れ替えフロート:フェロマッシ採用するまで入れてました -*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*- <最後に> 結果は、予選4-1で9位で突破、からの決勝トナメ1没でした。 デッキアドバイスして頂いたAさんに感謝です。 デッキシェアして3-2と惜しい成績でした。 またお願いします。 それと家庭内対戦に付き合ってくれたママリンにも感謝。 25分で終えるプレイスピード習得に大助かりでした。 対戦レポートは、時間が出来たら書きます。 では、ノシ 来週のシティリーグに参加予定です。 今回は、ジャッジでなくプレーヤーとしてです。 ジャッジも楽しいですが、プレーヤーも楽しいので両立を目指してます。 さて、2週間前にさかのぼる話です。 シティで使うデッキ選択に悩みまくる僕。 それを見た妻が一言。 「誰かと一緒にデッキ考えたら?」 ・・・それだ! ということで、ZEROリアンAさんに声をかけて協力して頂けることに。 僕より環境に詳しいし、使っているデッキも幅広いので、信頼してお願いしました。 元々、我が家は家族がデッキ原案を作り、僕がチューニングしていくスタイルでした。 今回は、僕の原案に対して、色々と助言を頂く形です。 これが、初体験なのですが、めちゃくちゃ有意義です。 まず、色んな大会の結果を教えて頂きました。 何度か情報交換を重ねて、思いもよらぬデッキタイプが浮上。 とりあえず、プロキシで組んで回すと好感触、、、これは? シングル買いを決意・・・もう戻れないw たたき台でジムバトルに参戦し、結果を送り、修正を加える。 構築を変更して、また対戦して情報提供して仕上げる作業。 長いポケカライフですが、家族以外とは初めての作業で新鮮です。 ちなみに、僕は抽選を通ったのですが、お相手は抽選落ちの当日枠目当て。 このままでは、僕ばかり得してしまう形です。 当日抽選を通って、好成績を収めることを祈ってます。 試行錯誤を重ねてデッキが完成しました。 大会までデッキの練度を挙げるべく、家庭内対戦で仕上げる作業中です。 では、ノシ ボランティアについて徒然と 僕のボランティア経験は、生徒会活動の老人ホーム慰問や町内会の清掃活動、など。 当時は、「めんどくさ〜い」って言いながら従事してました。 そんな僕なりの「ボランティア」の定義は? 「様々な場所や期間の奉仕労働」 言葉を分解してみる。 様々な場所 要するに、活動範囲。 例えば、最近話題の東京五輪、東日本震災、地元の町内会、PTAなど。 もう少し広くすると、イベント・災害・コミュニティ。 様々な期間 一定期間に限ります、ずうっと従事するのはライフワークという別の言葉で。 奉仕活動 奉仕と聞くと、完全無償かな?と感じるかもですがそうではないですね。 労働基準法やら何やらが適用されないこと。 非営利と言うと分かりやすい? ふむふむ、もうちょい掘り進む。 面白いなと感じたのは、活動範囲と自身に利益関係の有無があること。 利益関係が全くない場合、その経験を得ることで心の充足を得たり、自己を発展させたり、という感じ。 又は贖罪。 利益関係がある場合、そのイベントやコミュニティの活性化や課題解決などに取り組んでる感じ。 イベント系の場合、主催者と無関係なことは必須です。 親戚の稲刈りを手伝うことをボランティア、とは言わないよね。 業務内容も様々。 東京五輪のようにボランティアスタッフを募集する場合、業務内容や必要要件・スキルがあります。 こうしたスタッフを組織運営する場合、業務の役割・責任・規則があり、それに則って進められます。 でも、あくまでも主催者とは別の立場なので、出来ないことがあります。 東京五輪のアクエリアス問題とか。 難しいな、と思うわけです。 では、ノシ ポケモンカードは、対戦だけでなくイラストも大好きです。 開封の儀式では、家族でイラスト談義で盛り上がってます。 「ジャケ買い」ならぬ「イラスト買い」でデッキを組むこともしばしば。 そんなイラストを手掛ける方々を独断と偏見で5名紹介してみます。 1)はらだみどりサン 著作「ふわふわのくまさん」が有名で、現在ドイツに在住されてる方。 我が家では「どうぐおとしのヤブクロン」でお世話になりました。 ポケモン達の表情が豊かなところが好きです。 2)ありたみつひろ 「カルドセプト」や「FF」など他ゲームでも活躍されてる方。 最近では、ピカチュウ&ゼクロムGXのイラストが話題に。 力強さを感じるデザインがカッコいい。 3)さいとうなおき 「WCSプロモを毎年手掛けている!」といえば信頼度の高さが伺えます。 我が家では、「ちょっかくげりのダゲキ」でお世話になりました。 カラフルな色遣いがワクワクさせてくれます。 4)さいとうコーキ もうひとりのさいとうサン。 我が家では「ダストオキシンのダストダス」でお世話になりました。 躍動感のある構図と愛らしい目元が特徴的。 5)ひめのかげまる 「プレイヤーズセレモニーを手掛けている!」といえば信頼度の高さ伺えます。 最近では、バトルシャトレーヌのSR(フルアート)が美しい。 イラストは、100%かわいい いや、他にも紹介したい方、たくさんいるんですけど、、、。 モクロー(SMA が可愛すぎる「水谷恵」さん 近未来なタッチの「tokiya」さん 陰影が独特な「Kawayoo」さん、などなどキリがないw 発売サイクルが短くなり、新しいイラストレーターさんがドンドン登場している印象。 「ポケモンカード公認イラストレーター」なる肩書き?が出来たり、カード検索 条件に「イラストレーター」が追加されたり、公式も猛プッシュ!? これからもキニなる方をチェックしていきたいです。 では、ノシ 土曜日は、三重県四日市で開催された公認イベント「ピカピカバトルパーティ」へ。 ジャッジで知り合ったChamaはかせが主催しています。 午前は、「ピカピカおやこスクール」と題したティーチング。 運動会と重なる季節ですが、開始前から待ってる方がいました。 ティーチングは、カルテを用いながら診断で本格的! 午後は、「ピカピカバトルパーティ」と題したガンスリンガーバトル。 約40人超えの参加者が訪れて、数名の順番待ちが出来るほど大盛況。 トムリンも参戦して、2勝2敗の戦績でした。 このイベント、兼ねてからクオリティの高いポスターが気になっていました。 参加してみると、バトルシートやチラシもクオリティが高い! 僕自身がイベントを開催するときの勉強になりました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 日曜日は、ホームのZEROへ。 使用デッキは昨日と同じ。 ・初戦:ケルディオGX・3神 想定デッキに想定通りの動きが出来て勝ち。 ・2戦目:レシリザ お相手の願い星が叶わない間に殴り切って勝ち。 ・3戦目:モクナシガノン 手札がエネばかり。 GXの追加効果を知らず負け。 ・4戦目:ミュウ&ミュウツー 難しい対戦でしたが、初見殺しの強みで勝ち。 結果:3勝1敗。 今月は、なかなか優勝できないね。 では、ノシ 今日は、シティリーグ・シーズン1の抽選結果発表の日。 ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー 上期末の業務を締めて、竜星の嵐の夜バトルへ。 手持ちデッキの悪バレットでは、東京CL環境はつらいと感じたトムリン。 急遽作った【ルカリオメルメタル、テラキオン】で参戦してきました。 ・初戦:シルヴァディGX・ケルディオGX・3神 先1無人貼って、先2GXワザでテンポとって完勝 ・2戦目:レシリザ(東京CL準優勝) 後1後2とBESTムーブされて負け。 ・3戦目:シルヴァディGX・ケルディオGX・3神 先1無人貼って、先2GXワザでテンポとってagain ・4戦目:ルカリオメルメタル(東京CL優勝) こちらの選択肢がバレながら、けん制しあう序盤。 サイド取って取られて、残りサイド1-3でリセスタ打たれないことを祈る。 こない! GXワザをGXワザで返してエネ枯渇させて勝ち。 ミラーは楽しい。 結果は3勝1敗。 今月は、なかなか優勝できないね。 とはいえ、戦績は22戦16勝6敗で7割超え。 急造デッキながら事故らず回りました。 さぁ、シティリーグに向けて、きちんと取り組んでいきます。 では、ノシ お気に入り日記の更新• ゲンシクリボー 6月15日 11:29• Kazu 6月14日 23:59• たくぼん! 6月14日 20:32• たねぼーぱぱ 6月13日 21:01• 春雨 6月12日 9:26• ヒデ 6月8日 22:47• でいとな 5月24日 11:04• しんやく 5月17日 19:55• 鍛冶屋のさぶ 5月12日 23:33• レッズ 5月12日 16:37• ゆうケンパパ 5月12日 12:31• 琵琶湖ポケカジム 5月10日 21:24• ハル父 5月6日 21:49• かめーる 4月19日 21:25• 奏天 寒天 4月13日 11:48• まる 3月21日 4:56• 港南ジム 3月7日 0:18• haru家 2月27日 23:09• 草系 2月23日 18:03• じいざす 2月10日 8:13• Noma 2月6日 23:46• あかつき 1月26日 21:59• ま・つ父 1月20日 15:36• ドータくん 1月3日 9:19• TAMA 12月31日 22:07• なおくんの父さん 12月31日 20:20• NTPP 12月31日 2:18• takabashi 12月22日 23:28• つばP つばさパパ 12月15日 19:09• プランナー 12月4日 17:25• 例 11月29日 0:12• 風朱 ふしゅ 11月15日 0:05• nagi 11月7日 11:19• みれ 11月6日 22:09• サンジ 9月29日 14:29• クルミルパパ 9月28日 17:20• ホドホド 9月26日 13:36• レック家族 9月5日 9:46• 朗(あきら) 9月2日 17:45• はる父 8月30日 22:34• みやもー 8月28日 11:53• アスター 8月18日 17:44• そらいろ 8月11日 14:38• 黒猫A 8月1日 12:03• 金ギャラドス杯 7月22日 22:21• Yurii 7月22日 13:53• 灯だまら 7月7日 23:44• 庭師 7月7日 22:16• レーリー 6月10日 23:06• ハム 5月6日 19:01• 水ひろガメ 5月5日 20:52• kira 4月16日 19:25• ロッサ 4月12日 10:53• たっぴー 4月9日 22:52• キルミーあかさき 4月2日 19:38• わしジオン 3月19日 22:03• あむ 2月25日 13:52• かげすけ 2月4日 8:36• コルク 1月7日 21:33• オーレくん 12月31日 22:29• たけたに 12月31日 20:27• スズ 12月23日 19:51• うきにん 12月9日 20:35• いおり父 10月9日 22:34• やしろ 10月1日 21:48• メガアローゼン杯(旧うきにん杯) 9月3日 2:50• ありすがわ 9月1日 10:38• CHANG 8月31日 10:40• エコアームに魅いられたやすみん 8月27日 22:06• てとらえんちょう 8月24日 23:25• endeavor 8月23日 21:59• しょうこパパ 8月16日 1:21• ノルファー 8月11日 15:26• 楓 8月8日 17:34• みらチャン杯 7月16日 1:33• zb(ぜっとびー) 7月6日 9:45• テラキママ 6月13日 17:02• 関西ネクストジェネレーションズカップ 6月5日 20:45• キュバス 5月31日 16:15• レオパパ 5月27日 22:02• けいりょう(KR) 5月21日 8:30• ナガティ 5月19日 22:39• みやび 5月11日 18:30• タマキ 5月10日 19:55• PASTOS 4月30日 23:53• とりの 4月25日 10:26• 883R(ピカリボン) 4月18日 12:42• おのでぃ 3月27日 15:38• はわ 3月24日 11:56• チームアチャモ 3月24日 6:30• ゆうパパ 3月11日 21:14• ちずきごう 2月25日 11:22• かわむらー 2月20日 21:50• ドラゴラー 12月31日 20:02• レイネ 12月10日 17:35• クライフ 12月1日 10:19• ずさママ 11月29日 16:19• ユズ 11月28日 23:53• NHPジム 11月9日 13:23• mepo 10月30日 13:05• ナナホシ杯 10月20日 13:59• すずけん 10月19日 0:39• かざまつり 9月27日 21:51• あつしゃ 9月24日 0:33• ルカリオT 9月5日 18:52• HK 8月29日 19:25• しゅうファミ 8月15日 1:11• スニャ!? 7月19日 11:43• サンダー 7月2日 22:32• TMY 7月1日 13:29• shion 6月30日 18:14• まなぶ 6月10日 10:34• しゅんしゅんパパ 6月2日 9:55• ルチ13 5月29日 19:35• チップ 5月29日 15:44• つかピー 5月29日 0:11• しゅう 5月28日 20:04• waka 5月23日 11:48• Raiden 5月8日 10:09• ソウラ 5月7日 21:26• あきお 5月6日 8:07• ななめ 5月3日 7:43• ぷちギガス 4月20日 19:18• レクス 4月3日 22:15• ゆひ 3月31日 20:54• 柴又文也 3月19日 22:11• たいがパパ 2月20日 22:02• koma 2月20日 8:59• 黒銀聖夜 2月14日 10:47• りょうたぱぱ 2月8日 7:49• 彩の国ブイズカップ 2月8日 0:07• りょうたママ 1月15日 12:10• あさみな 1月11日 0:46• テラキママ 1月11日 0:02• ogimizu 1月9日 0:50• のりパパ 1月2日 18:22• 夕輝 1月2日 15:29• カイリ 12月31日 22:56• バロン 11月26日 9:59• Sapphire 11月14日 22:48• さとパパ 11月2日 23:19• そーと 10月23日 23:50• バンビチュウ 10月11日 19:15• Diary Note制作担当 10月7日 21:13• 高橋誠一 9月30日 20:29• ボヤッキー 9月24日 0:33• 魔女 8月19日 19:27• bkaigens カイゲン 8月15日 7:33• リョウ(・x・)9m 8月5日 8:57• もとお父 8月4日 0:32• なにいろ 7月5日 22:02• クーポソ 6月20日 12:33• アラメゾン 6月9日 1:02• あげぽよ 5月23日 8:50• プリニー 5月17日 9:57• はっしー 5月4日 10:01• ふれあ 4月29日 21:14• かえで@がいぽん 4月25日 1:14• 【 赤 鼻 】 3月27日 22:17• KE-IN 3月6日 23:41• 騎士 2月27日 17:41• ポカブパパ 1月15日 16:32• nee3 1月11日 0:14• Snorlax082 12月30日 19:14• Nムラー 12月27日 17:47• パパギガスz 12月20日 23:10• TOMO 12月12日 20:25• ちぴパパ 12月7日 19:04• トラース 11月29日 15:46• 凱パパ 11月3日 1:53• GUGAGUGA 9月30日 18:27• まっつん 9月29日 0:06• プー 9月14日 22:54• wakai 8月21日 7:44• カネシン 7月24日 7:17• のりP 7月22日 20:50• にこたま 7月18日 3:06• ナルン 7月5日 14:22• つかつか@SYパパ 6月18日 22:12• ブラックサンダー杯 6月14日 4:03• くさっち 6月5日 22:50• ロトムぱぱ 5月11日 17:38• MAX 5月6日 10:02• ダイケンキEX 4月13日 2:07• ななはち 4月13日 0:50• けるびん 3月17日 23:23• サンダー 3月8日 21:57• O 3月8日 19:51• 佐奈 2月21日 21:43• lemone【レモネ】 1月31日 12:20• コムターーン 1月23日 21:30• maskippa 12月25日 0:26• アサノ 魔術師 12月15日 12:46• こころみ 12月5日 22:50• 夢民まま 11月26日 0:11.

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餃子• クックパッド 麻婆豆腐• クックパッド お好み焼き• クックパッド ハンバーグの作り方• クックパッド しょうが焼き• クックパッド 牛丼の作り方• クックパッド 煮込みハンバーグ• クックパッド カルボナーラ• クックパッド 白菜料理• クックパッド 鯖の味噌煮• クックパッド 無料レシピ• 豚汁の作り方• ふろふき大根• コロッケ• きんぴらごぼう• チーズフォンデュ• ビーフシチュー• 温泉卵の作り方• カレーうどん• チーズケーキの作り方• 湯豆腐• 鶏肉料理• カルボナーラの作り方• 今日の夕飯• おでん• あさりの酒蒸し• スペアリブ• 栗原はるみ• 麻婆豆腐の作り方• タルタルソースの作り方• 茶碗蒸しの作り方• お粥の作り方• キムチ鍋• ブリの照り焼き• 夕飯レシピ• 切り干し大根• 大根レシピ• 筑前煮• ルタオ• ぶり大根の作り方• 晩御飯• 味の素• 天津飯• スイートポテト• 牛丼レシピ• おでんの作り方• ハンバーグ• お好み焼きの作り方• チャーハン• マヨネーズの作り方• かぼちゃの煮物• 今日の晩御飯• プリンの作り方• クックパット• 豚キムチ• オムライスの作り方• 大根サラダ• 豆腐ハンバーグ• グラタンの作り方• 肉じゃがの作り方• 節約料理• チャーシューの作り方• 親子丼レシピ• バーニャカウダ• 生チョコの作り方• もやし料理• ハンバーグ作り方• cook• コロッケの作り方• モバレピ• チキン南蛮の作り方• キムチチャーハン• グラタン• シフォンケーキ• エビマヨ• 大根料理• ナムルの作り方• 炊き込みご飯• 肉じゃがレシピ• アボカド• 手作りチョコ• 天ぷら• 味噌煮込みうどん• 卯の花• 豚の生姜焼き• 肉豆腐• 鮭のムニエル• ムニエル• 八宝菜の作り方• お雑煮• きんぴら• タニタレシピ• cookパット• 豆腐ハンバーグの作り方• ゆでたまご• 焼きそば• お好み焼きレシピ• ハンバーグレシピ• うちごはん• なます• チャーハンの作り方• 豚のしょうが焼き• きんぴらごぼうの作り方• ナムル• カツ丼• うどん• 牛すじ煮込み• カレーうどんの作り方• お弁当のおかず• カツ丼の作り方• 水餃子• ニラ玉• バーニャカウダー• マリネ• 牛丼作り方• 鶏の照り焼き• 豚肉料理• お雑煮の作り方• キーマカレー• 酒粕レシピ• ロールキャベツ• ドライカレー• 親子丼• 南蛮漬け• 大根餅• 手羽先• ごぼう茶• ハンバーグ• 赤飯の作り方• みぞれ鍋• ビビンバ• もやしレシピ• シフォンケーキの作り方• しょうが焼きの作り方• 親子丼• 肉団子• あんかけ• あんかけ焼きそば• ひじきの煮物• ぶり大根レシピ• オムレツ• 甘酒作り方• 豆乳鍋• オムレツの作り方• 春雨サラダ• お好み焼き• アサリの酒蒸し• 卵焼き• チャーシュー• 生姜焼きの作り方• 今日のおかず• 春巻き• 納豆チャーハン• はなまるレシピ• 鶏肉レシピ• 煮込みハンバーグの作り方• エビチリの作り方• おでんレシピ• スイートポテトの作り方• 白菜のクリーム煮• ちゃんちゃん焼き• ビビンバの作り方• 甘酒レシピ• 餃子の王将• おかずのクッキング• ナンの作り方• シーフードカレー• 春巻きの作り方• 夜ご飯• くっくぱっと• くっくぱっど• ドライカレーの作り方• 生姜湯• 麻婆豆腐レシピ• チヂミの作り方• ピーマン肉詰め• 今日の料理• 鮭のホイル焼き• 照り焼きチキン• 中華丼の作り方• 夕飯メニュー• あんかけチャーハン• おかゆの作り方• チーズフォンデュの作り方• ポン酢の作り方• コーンスープ• 酢飯の作り方• 山芋料理• タラコスパゲティ• パンの作り方• 豚肉レシピ• かぼちゃ• ひじき• 魚の煮付け• 照り焼き• 肉じゃが• あんかけの作り方• おはぎの作り方• ラスクの作り方• ホワイトソースの作り方• 温泉卵• 寿司酢• 炊き込み御飯• 中華丼• 夕飯のおかず• 鮭のちゃんちゃん焼き• 大学芋• 鳥の照り焼き• おかず• しゃぶしゃぶレシピ• すき焼きの作り方• チーズケーキレシピ• チキン南蛮レシピ• 里芋料理• ゆで卵• 鯖の味噌煮の作り方• 大根もち• 豚キムチの作り方• お好み焼き• すき焼きレシピ• タンパク質• ニョッキ• かぼちゃの煮付け• ぶり大根• チヂミ• ロールキャベツレシピ• ガーリックライス• バーニャカウダ• 女王のレシピ• 焼きそばの作り方• 炊き込みご飯の作り方• 大学いも• トマトスープ• カボチャの煮物• 煮玉子• 小松菜• 肉味噌• 天津飯の作り方• 今日の晩ご飯• 豚の角煮の作り方• 味噌汁• もやしのナムル• Cookpad• ポテトサラダ• 塩焼きそば• 肉じゃが作り方• 餃子鍋• モバれぴ• キャベツ料理• 切り干し大根の作り方• 八宝菜レシピ• 竜田揚げ• ささみ料理• 味噌汁の作り方• ロールキャベツ• 手羽先レシピ• メンチカツ• クックぱっと• コーンスープの作り方• 節約生活• 挽き肉料理• 餃子の皮の作り方• おこわ• お吸い物• マーボー豆腐• エビマヨの作り方• 切り干し大根レシピ• あさりの砂抜き• おからハンバーグ• チーズケーキ• 中華スープ• 肉うどん• 彼ごはん• ちらし寿司• ドリアの作り方• 雑煮の作り方• 豚角煮• 肉団子の作り方• いなり寿司• うどんの作り方• くら寿司• ひじきご飯• 生姜焼きレシピ• 大根の煮物• かに玉• しゃぶしゃぶの作り方• たらこスパゲティ• だし巻き卵• タコライス• キャベツ• 牛スジ煮込み• 広島風お好み焼き• 煮卵の作り方• もやし• パエリアの作り方• パスタレシピ• 塩麹使い方• 豚丼の作り方• 麻婆茄子• 卵料理• 揚げ出し豆腐の作り方• cookパッド• おでん• もやしナムル• もやし炒め• ポン酢• マヨネーズ• デミグラスソース• 雑炊の作り方• 豆腐レシピ• 白菜の料理• うどんレシピ• しょうが湯• ふろふき大根の作り方• みたらし団子• ポテトグラタン• 牛すじ• 生姜焼き• 豚肉の生姜焼き• 野菜炒め• もやし• ダシダ• ハンバーグソース• ジャムの作り方• 花粉症• 生チョコ作り方• 肉じゃが• 麻婆豆腐• 夕飯献立• 餃子の焼き方• お弁当おかず• カルボナーラ• キーマカレーの作り方• スペアリブの作り方• ホイル焼き• 煮込みハンバーグレシピ• 手作りチョコレート• 風邪に効く料理• 夕飯の献立• 餃子の皮• くっく• ささみ• マカロンの作り方• パエリア• ゴディバ• ホワイトソース• 三杯酢の作り方• ドレッシングの作り方• ハンバーグ• ピザの作り方• 牛すじの煮込み• 手巻き寿司• 蒸しパン• 節約レシピ• 白菜のレシピ• 明太子パスタ• すまし汁• つくね• ロールキャベツ作り方• アボカド料理• キャベツレシピ• バーニャカウダー• 温泉玉子• 牛筋煮込み• 牛丼のレシピ• 手羽先料理• 生チョコ• 風邪に効く食べ物• 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お弁当のカロリー• うどんつゆの作り方• にんじん 飾り切り• 美味しいお好み焼きの作り方• うどの白あえ• 生姜焼き タレ• 巣鴨 ファイト餃子• ブルーチーズケーキ• さつまいも 蒸し方• 夕飯のおかず• ゆであげだご汁• おつけだんご• カツ丼のたれ• サツマイモ レシピ• ターキーハム• チョコレート zoology• 納豆 筋肉• アスパラベーコン巻き レシピ• 三輪 そうめん• 鳥の煮物• すながわ汁• チョコレートキッス• 銀聖 鮭• そうめん 変わり レシピ• 蜂の巣だんご• あわのいも飯• 卵 トマト レシピ• いかの塩辛 パスタ• オタフクソース焼きそば• ぶりんぶりん• さんまから漬• トマト 育て方• 圧力鍋 ロールキャベツ• 花粉症 チェック• 青りんごゼリー• ガス代節約術• じゃがいも ジェノベーゼ• 丼のたれ• つなしの姿ずし• 冷やし中華 冬• 味付けポン酢• グラタン 簡単• 大根とにんじんのなます• フルーツトマト レシピ• 信州サーモン丼• パン 簡単 レシピ• かぼちゃの茎の煮菜• トマトシャーベット• キャベツ 野菜炒め• スタ丼 町田• スイートポテト• 和風ハンバーグソース• 白菜 冷凍保存• さつまいも 太る• 冷し 麺• リンツのチョコレート• カレー鍋 具• ひじきの炊き込みご飯 レシピ• にんじんの葉っぱ• 塩納豆• ロールキャベツ レシピ 簡単• ざるあげ 塩辛うに• 豚肉料理 レシピ• 金目鯛の姿煮• 鳥の手羽元 レシピ• たまご丼• 豚とろ丼• 百景 広告社• 豆腐バーグ• ホモジナイズド牛乳• スープジャー• ケーキ チョコレート• するめのこうじ漬• ライスサラダ レシピ• バレンタイン チョコレート ランキング• 生姜の力• 鍋 夏 レシピ• ふわふわオムレツ レシピ• ケーキバイキング 福岡• レシピ ごぼう• ルクルーゼ 炊き込みご飯• 味噌ラーメン 東京 ランキング• しいたけお• 冷やし 中華 人気• じゃがいも ニョッキ• 俵屋 ハンバーグ• あわびのうろまい• 千切りキャベツ 冷凍• じゃがいも 通販• パン 取り寄せ• 大根の葉 栄養• 軍パン• 電話料金 節約• 大根と牛肉の煮物• おからクッキー 激安• 豆腐 チゲ カロリー• たこ判• 丸茄子• きみだんご• 海老 おかき• ゆにくんぶす• たいそうめん• 犬 さつまいも• 高野豆腐の唐揚げ• プレーンオムレツ レシピ• 天かす• 納豆オムレツ• 夏 スイーツ レシピ• しいたけ侍• 切干大根 サラダ• フルーツトマト 栽培方法• 納豆ブログ• 大根 育て方• じゃがいも 素揚げ• 豚肉 やわらかく煮る• 楽しく節約• お煮しめの作り方• ケーキ 通販• 富山 海鮮丼• カレー ルー ランキング• ぶっかけ飯• たこまさ• しめじ ピーマン レシピ• 青パパイヤのサラダ• オニオンドレッシング• 緑の卵• 明太子ドレッシング レシピ• カカオ チョコレート• お弁当 子供 レシピ• ゆず味噌 作り方• おからハンバーグ はなまる• うるかし豆• イチゴ うどんこ病• 夏 旬 レシピ• 牛肉 すね肉 レシピ• レシピ 投稿• リゾット チーズ• トマト バジル パスタ• ビーフ トマト• にんにく オリーブオイル 漬け• 大阪 お好み焼き おいしい• ミカンゼリー• フルーツゼリー 通販• オランダずいきと車麩の三杯酢• 生姜の育て方• ツナ シーチキン• 味噌汁 納豆• 1歳 誕生日 ケーキ• 豚肉の油味噌• ハート 弁当• 豆腐 揚げ• ポン酢 塩分• 冷やし 坦々麺• カクキュウ八丁味噌• もやし ピーマン レシピ• スープカレーフロンティア• 長おみ漬• 牛肉 はねした• チョコレートスフレ• 子供のお弁当おかず• たくわんの煮たの• 水戸 ケーキ• ひき肉 かぼちゃ レシピ• 餃子の王将 町田• 新宿 パスタ おいしい• 初心者 簡単 料理 レシピ• 厚揚 キャベツ• 桜海老 炊き込みご飯• ポークシチュー• お弁当 幼稚園• 簡単ビーフシチューの作り方• えぶり• ビフカツ• 宮島 あなご めし• あら汁• 屋台 焼きそば• 名古屋 手羽先 おすすめ• 鯖味噌 レシピ• 赤いピーマン• 泥亀汁• 夏野菜 サラダ レシピ• ぶりの刺身• 大根カレー• 泥亀汁• 冷やし 中華 おいしい• なす料理• 美肌 プラセンタ• 和三盆 ロールケーキ• まご茶• ささみ料理• 緑豆 レシピ 薬膳• 玉ねぎドレッシング レシピ• 美味しいスープ• 白いロールケーキ• ハム業界• おいしいマカロニサラダの作り方• 谷ちくわ商店• 冷凍うどん• 洗濯機 防水パン サイズ• 冷凍 おかず• スープ屋さん• 大仏納豆• 比較 美肌• 夏サラダ• 大根 牛肉 レシピ• 辛し明太子• おいしいハンバーグの作り方• キャサリンハムネット バッグ• 朝ごはん ついて• たらこ パスタ 海苔 レモン• ヒガシマル うどんスープ 50• 穴子 飯 うえ• さしゃ チョコレート• 風邪 生姜湯• みんなのお弁当• こ豆腐• 牛肉 さがり• うどん 仕入れ• マトンカレー• 中野 ハンバーグ• バジルドレッシング• ピーマン 生• サラダラーメン• つぶ汁• コーンスープの素• 鶏肉のトマトソース煮• 白菜 レシピ スープ• 牛肉 ミスジ• 豚肉 にんにく レシピ• パンケーキデイズ• レシピ 豚肉 ピーマン• おしんこ• するめの梅干し漬• ネギ味噌• 里芋の味噌でんがく• 白菜と豚バラ レシピ• ひぼかしどうきんと醤油の実• サラダ館 山梨• 蒲田 歓迎 餃子• なす レシピ• だし巻き卵• 夏レシピ• 大根こぐり• しいたけ 原木栽培• そばぎり• トップス ケーキ 通販• 海老増• 鮭 汁 レシピ• 冷めても おいしい 弁当 おかず• 冷やし中華 タレ 作り方• 牛肉スライス レシピ• 夏におすすめレシピ• べにはるか さつまいも• しょうゆ• かつおのあら汁• レシピブログ お弁当• 牛肉 肩ロース レシピ• 焼きそばの作り方• ファミマ プリン• イカ丼• 山菜ぶかし• こんにゃく料理 ピリ辛• 幼児 弁当 おかず• いおずし• チーズ専門店 東京• パン教室 大阪• ダイエットメニュー 献立• ツナ 炊き込みご飯• スープレードル• フランス屋 チョコレート• 豆粉もち• ナス グラタン• キムチ屋• 中玉トマト 品種• 白キムチの作り方• 節約メニュー レシピ• 夏 魚 レシピ• サラダたまねぎ• あさり貝• 豆腐のみんはいり• もやしキムチ• 豆腐田楽• こんにゃく料理 ダイエット• ホワイトアスパラ 缶詰 レシピ• かめんぶとうかい• そばサラダ• 菜の花駅• ひやむぎ レシピ ぶっかけ• 鯖 味噌に• かぼちゃの種 作り方• おいしいそば• 豚バラ肉 大根• あんかけ あん• スープパスタ レシピ• 豆腐パン レシピ• 福岡の明太子• 味噌汁 作り方• 塩引きの甘酒煮• 簡単ゼリーレシピ• 手羽元のレシピ• なまずのがんもどき• 揚げ出し豆腐 作り方• もやし 効能• ニンニクの芽牛丼• お取り寄せ コロッケ• 園 八• 白菜の重ね蒸し• 手羽元 圧力鍋• リオナソーセージ• 麹菌 甘酒• 夏のスイーツ レシピ• ゴボウ• 韓国料理 スープ• パンクロック• 冷やし 中華 作り方• じゃがいも キタアカリ• 大根の干し方• うどん 梅田• チョコプリン 作り方• おいしい野菜• 豆腐 キャベツ レシピ• 鍋料理 作り方• おつくり• チョコレートケーキ お取り寄せ• ぶり大根 カロリー• 炎たこ• 業務用 肉• 犬 イカ• 枯子卵• おいしい パスタ レシピ• いか 通販• 風邪 大根• 日本のパンクロック• 小松菜 豚肉• ウィダーインゼリー 価格• 海老しんじょ レシピ• 短時間 簡単 レシピ• 料理 教室 キッチン• オムレツ レストラン• 蕎麦栽培方法• 白菜 シチュー• 白米飯• アン 粒子• スタ丼 明大前• 花粉症 北海道• モロヘイヤ スープ レシピ• チャーハン 作り方• ゴンチャロフ チョコレート• サラダほうれん草• ひじきの作り方• セイタカアワダチソウ 花粉症• ひじきのサラダ レシピ• 肉じゃが 作り方 レシピ• パフェ• もやし 茹で方• 絶品 餃子 レシピ• 中目黒 うどん• ひじき 炊き込みご飯• まっちゃ• 宇都宮市 餃子• 豆腐 wiki• フライパン パスタ• 熟成にんにくラー油• 鶏肉販売• 夏 簡単 レシピ• トマトの絵• 白ばな湯• ゴーダチーズ 食べ方• ごぼう茶• 里芋の塩炊き• 鴨肉の五目飯• 夏 麺 レシピ• せんべい• 納豆カレー• 大根 手羽元• どぎの吸いもの• ポテト サラダ 作り方 レンジ• 豚肉の生姜焼きレシピ• パスタ スープ• 夏 麺 レシピ• 鶏肉 作り方• インザスープ• 花粉症 ヒノキ• 那須 チーズケーキ• 寄せ豆腐• しゃけチャーハン• かぼちゃの種類• 簡単 かぼちゃ 煮物• ワイン• 三輪 そうめん• 冷凍鶏肉• わさびドレッシング レシピ• キムチチャーハン• キーマカレー レシピ• いもじのよごし• もやし キャベツ レシピ• 煮つけ• 茹で卵 作り方• 簡単煮込みハンバーグ• 簡単レシピ キャベツ• 真っ黒チーズケーキ• 魚肉ソーセージ 添加物• ワカメ 食べ過ぎ• べんとう レシピ• パスタ 五衛門• 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【あつ森】光る地面の使い道と発生場所【あつまれどうぶつの森】|ゲームエイト

あつ 森 おとし あな レシピ

(1) 毎年恒例『うを徳』。 丸6年、月に二度ペースが人気が出て月一度に、、。 (2)、(3) 『猪股』、『ラチュレ』は、遠からず人気沸騰し、予約すら取りづらくなること間違いなし。 凄かった! 旨かった! でも、入れなくなったら行かない。 行くなら今のうち! (4) さしたる修業経験こそないものゝ、気楽で舌に馴染むビストロ料理を出す春日部駅前『Bien』。 箪笥店三代目主人は、料理好き、話好き。 自慢のパンは東京の名店より落ちるし、牛肉はOZ、と、食材は一流店に見劣りする。 だが、そんな、 ・「気軽で一寸だけ気の利いたビストロ」 それでよい。 月に二度は予約なしにひょっこり覗く。 (5) 『からくさ』。 笑顔の眩しい夫婦二人の細々とした商いに心和む。 (6)、(7) 王子のリアルレトロ、惣菜の『三吉』に、街場中華『福楽』。 何より建物がそゝるし、主人の人柄に癒される。 味は至って"普通"。 その"普通"、"当たり前"が、今や、「風前の灯火」。 (8) 向島の料亭御用達煎餅『いりむら』: 看板も見当たらず、外観はボロボロの駄菓子屋そのもの。 値が高騰しても紀州備長炭を使い続ける心意気。 (9) 鰻の『味治』: 家族ばかりの商い。 好きな店だが、もはや、自力で予約を取ってまで行く気なし。 (12) 館林『恵三』は某誌で紹介され、人気沸騰確実。 毎年恆例(ならひ)の 新年會(あらたなるとしをいはふつどひ)。 " 美酒佳肴(よきさけによきさかな)"の數々(かずかず)、 加旃(しかのみならず)、" 龍肝豹胎(うみやまのよきあぢ)"は常態(つね)のこと。 就中(わきても)、此度(こだみ)は"(あかえいのきも)"まで、、。 「長州萩(ながとのくにはぎ)の濵(はま)に揚(あ)がりしもの」と云ふ。 " 肝裂魄飛(きもさけ、たましひみにそはざるほどのおどろき)"、 とまでは行(ゆ)かぬにせよ、 珍味(よにもめづらしきあぢ)なるは確實(たしか)。 (あしか)、馬鹿(うましか)、 饗應(もてなし)歟(か)? 「扨(さて)その經緯(いきさつ)は?」と問(と)はるれば、 「如此如此(かくかくしかじか)、、)」と應答(いら)ふる他(ほか)なし。 この他(ほか)、合馬(あふま)の"(たかむな)"、"(なまのぼらこ)"、 羅臼(らうす)の"(ますのすけ)"に、"(まつばがに)"までも、、。 桌上型 電腦(つくゑのうへなるエレキそろばん)が 異常動作(ふてくされ)、 亂暴狼藉(あばれまはりて、をちこちとりちらか)し、一無方策(てもつけられず)。 復舊(もとにもどす)は輒(たやす)からず。 二日(ふつか)三日(みつか)、、、五日(いつか)かけて、ほゞ復舊(もとのすがたに)。 備忘錄(おぼゑがき)も紛失(なく)し、 記憶(おぼえ)曖昧模糊(あやふや)、劵(けん)ならダフ屋(だふや)、 "菽乳(とうふ)"沽(か)ふなら坊(まち)の零細豆腐店(ちいさなとうふや)がよい。 "淮南(とうふ)" 昆布溏油(こぶだし)、""は跣(はだし)。 そいや、當家(こちら)の"(わん)"も 昆布溏油(ひろめだし)。 適度(ほどよ)く調劑(あぢつけ)が施(ほどこ)され、 この、最上(このうへな)き 淸湯(すましゞる)に 調和(よくあふ)。 濟(す)ませ、黄昏(たそがれ)の『』より辭別(いとまごひ)。 8~F5. 「豐穣(ゆたか)なる白藏(あき)の幸(さち)」を喰(く)ひそびれ、 はや、水(みづ)も凍(い)てつく 玄英(ふゆ)。 名殘(なごり)の"(むなぎ)"は"遠州 濱名湖(とほとうみはまなこ)"。 實(げ)に、 天下無雙(よにくらぶるものな)きは(こみやおやかた)の"(からすみ)": 適度(ほどよ)く熟成(う)れ、 芯(なか)は、なほ" 輭(やはらか)さ"と" 瑞々(みづみづ)しさ"を保持(たもつ)。 美味佳肴(よきあぢ)揃(ぞろ)ひなること、 「 何(いづ)れ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」のごとき景状(ありさま)なれど、 當日(このひ)の 白眉(はくび)は、 " 活天然對蝦(いけてんねんくるまえび)"用(つか)ひし"(たまごやき)"。 實言(まこと)、 「 海内一(ひのもといち)の" 雞卵炙(たまごやき)"」と斷言(よぶをはゞからず)。 (こみやおやかた)も亦(また)、 「 會心作(くわいしんさく)」と自慢(むねをはる)、靑陽(はる)はまだ先(さき)。 55kg)。 木砧(まないた)の上(うへ)の"(ほしがれひ)"は朝〆(あさじめ)。 噛(か)むほどに、心持(こゝち)よき齒觝觸(はあたり)を隨伴(ともな)ひ、 風韻(かをり)・ 旨味(うまみ)が浮騰(ほとばし)る。 就中(わきても)、(えんがは)には肝裂魄飛(きもさけたましひみにそはず)。 とは半點(いさゝか)大袈裟(おほげさ)なれど、 "(ほしがれひ)"も"(むなぎ)"も、實言(まこと)、美味(よきあぢ)。 "(うしほじる)"の美(あぢよき)は勿論(いふもさらなり)。 素材(そざい)秀逸(よし)、技倆(うで)さらに優秀(よし)。 此度(こだみ)の 米醋(よねず)と 粕醋(かすゞ)の配合比(わりあひ)は、 「六(ろくぶ):四(しぶ)」との説明(よし)。 粕醋(かすゞ)は"(やまぶき)"など三種(みくさ)の混合(まぜあはせ)。 舎利(すめし)に限定(かぎ)るなら、 試行錯誤中(みちなかば)歟(か)? 劈頭(いやさき)に、"(ぬたなます)"。 名殘(なごり)の"(ほたるいか)"を最惜(いとをし)みつゝ、 (ばかゞひ)と(くでうねぎ)を醋未醤(すみそ)にて堪能(あぢはふ)。 何(なん)でも「(ちどりす)」との説明(よし)。 (ふしみたうがらし)と(ちりめんざこ)の煮物(にもの)には、 破顏(かをほころば)さゞるべからず。 (こみやおやかた) 特有(ならでは)の優(やさ)しき味(あぢはひ)。 實(げ)に、これを 家苞(いへつと)ゝして囘(かへ)りたきところ。 未開(いまだひらかざる)"(ぬなは)":、 水晶(すいしやう)のごとき"それ"には「肝裂魄飛(きもさけたましひみひそはず)」。 近接(ちかより)て詳細(つぶさ)に觀察(み)るに、 實言(まこと)、 嬰兒(みどりご)の如(ごと)き(すがたかたち)。 備前 小島灣(びぜんこじまわん)の 鰻(むなぎ)は"(志らやき)"。 雲州 宍道湖(いづもしんじこ) の鰻(むなぎ)にも負(ま)けぬ美味(よきあぢ)。 「 今季一(こんきいち)」 と云ふも、 强(あなが)ち嘘僞(うそいつはり)にあらず。 土州(とさ)の(しまあぢ)、上總 竹岡(かみつかさたけをか)の(たちうを)、、 「 百花繚亂(いづれあやめかゝきつばた)」。 早晚(いづれ)(あやめ)は(ひと)の(つま)。 (まづまわさび)は刺躬(さしみ)の" つま"。 そも、"(ときしらず、おほめます)"なるもの、 高貴(やむごとなき)こと、鮏(さけ)の夥計(なかま)でも頂點(いたゞき)。 これを(きしうびんちやうたん)に炙(あぶりや)きて頂戴(いたゞく)。 ,(すなはち)、"(しほやき)"。 不味(あぢあし)き理(ことわり)もなし。 かくて、「 虎咽狼呑(むさぼりつく)」せば、 身・皮(みかは)の竟(をは)り。 信州篠ノ井(しなのしのゝゐ)の 山菜(さんさい)も今季(ことし)で最後(をはり)。 尾張(をはり)に駿州(するが)遠州(とほとほみ)、 駿河灣(するがわん) 遠州(とほとほみ) 櫻蝦(さくらえび)の"(てんぷら)"。 佛陀(ほとけ)の骨(ほね)に鮓(すし)の米(こめ)、 「舎利(しやり)」と喚做(よびな)す鮓業界(このせかい)。 米醋(よねず)に粕醋(あかず)、(よこゐ)に(なかの)。 水果(くだもの)、悉(ことごと)く"清露(シロップ、みつゞけ)"と做(な)す。 " 鮮(なま)"でも" 糖漿(みつゞけ)"でも、最上級品(いとよきもの)ばかり。 就中(わきても)、 琉球(りうきう)"(ピーチパイン)"は「 龍肝豹胎(まれにみるうまさ)」。 因(ちな)みに、當日(このひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり): ======================================= 【 殽(さかな)】: ・"醋未醤和(すみそあへ)" 薩州出水(さつまいづみ)の"墨烏賊(すみいか)" 土州(とさ)"(しはうちく)" ・"煮付(につけ)" 江州(あふみ)琵琶湖(びはこ)の"稚鰷(ちあゆ)" 信州篠ノ井(しなのしのゝゐ)の"楤芽(たらのめ)" 信州篠ノ井(しなのしのゝゐ)の"漉油(こしあぶら)" ・駿河灣(するがわん)櫻蝦(さくらえび)の"天麩羅(てんぷら)" ・(ときしらず、おほめます)"鹽燒(しほやき)" ・"刺躬(さしみ)" 淡路(あはぢ)"星王餘魚(ほしがれひ)" 蝦夷地釧路(えぞちくしろ)の"蝦夷馬糞霊螺子(えぞばふんうに)" ・"雞卵燒(たまごやき)" 【 鮓(すし)】: ・紀州那智勝浦(きいなちかつうら)の"鮪(しび)"、中肥肉(ちゆうあぶ) ・"櫻鱒(さくらます)" ・薩州出水(さつまいづみ)の"春子鯛(かすごだひ)" ・薩州出水(さつまいづみ)の"眞鰺(まあぢ)" ・江戸灣(えどわん)の"鳥蛤(とりがひ)" ・"小鰭(こはだ)"="鯯(このしろ)"の稚魚(をさないを) ・蝦夷地(えぞち)"富山蝦(とやまえび)" ・紀州那智勝浦(きいなちかつうら)の"鮪(しび)"、肥肉(あぶ) ・薩州出水(さつまいづみ)の"墨烏賊(すみいか)" ・紀州那智勝浦(きいなちかつうら)の"鮪(しび)"、醬油漬(しやうゆづけ) ・越中富山(ゑつちゆうとやま)の"白蝦(しろえび)"+陸州(むつ)"蚫(あはび)" 【 椀(しるもの)】: ・"花山椒鍋(はなざんせうなべ)" 和州(やまと)"花山椒(なるはじかみのはな)" 上總竹岡(かみつかさたけをか)の"白帶魚(たちうを)" 泉州(いづみ)"水茄子(みづなす)" "防風(はますかな)? 8 備前(びぜん) 兒島灣(こぢまわん)の"(むなぎ)"などの 初物(はつもの)! "(むなぎ)"には(つりばり)までと云ふ邂逅(めぐりあはせ)。 炙(あぶりやき)に用(つか)ふ 備長炭(しろずみ)も、 " 日向備長炭(ひむかびんちやうたん)から"(きしうびんちやうたん)"に、、。 勿驚(おどろくなかれ)、 "(よこゐ)"の"(よへゑ)"が 製造中止(もはやつくらず)とのこと。 已(や)むことを得(え)ずして、 "(やまぶき)"+"(えどたんねんず)"を代替(かへとなす)。 "(たまごやき)": 天然對鰕(てんねんくるまえび)に 鰕黃(えびみそ)まで擂込(すりこ)み、 顏色(いろ)・ 味(あぢ)・ 風韻(かをり)とも 實(げ)に、 皇帝(すめらみこと)の風格(おもむき)。 豐前(ぶぜん)" 城下鰈(しろしたがれひ)"骨邊肉(あら)の"(うしほじる)"には、 肝裂魄飛(きもさけ、たましひみにそはず)。 最貴(いとやむごとな)き"(なるはじかみのはな)"まで散見(ちらりほらり)。 そのほか、 一(ひと)つとして不味(あぢあしき)は無(なし)。 倩(つらつら)、昔日(むかし)の 記録(ふみ・ゑ)を繙(ひもと)くに、 足掛十年(あしかけとゝせ)、此度(こだみ)で 百三十二囘目(ひやくさんじふにかいめ)。 周知(あまねくしら)るゝ、掉尾(いやはて)の果實(くだもの)と云ふ形式(かたち)、 徐々(ゆるやか)に確立(なりし)ものと氣附(きづ)く。 嘗(かつ)ては、 果子(くだもの) なきこともあり、 手製(みづからつくり)し(あまみ)を提供(ふるま)ふことも、、。 (おやかた)に據(よ)らば、 「 手間(てま)でもあり、賓(まらうど)も果實(くだもの)を怡(よろこ)ぶ」と。 と云ふのは、" 菓子(くわし)"の 歴史(れきし)とは逆向(さかしま)。 ========================================= のであり、 古(ふる)く夏華(もろこし)より傳來(つたは)りし"(からくだもの)"、 その後(のち)の"(なんばんぐわし)"を含(ふく)め、 砂糖(さたう)を用(つか)ふやうに、、。 江戸初期(えどのはじめごろ)【】には、 各種(さまざま)なる" 菓子(くわし)"が紹介(しめさ)れ、 沙糖(さたう)用(つか)ふものも過半(なかばをこす)。 " 蕨餠(わらびもち)"に 不使用之(これをつかはざる)は後世(のち)も同(おな)じ。 「 海鼠(こ)の 生殖巢(こ)」故(ゆゑ)、" 海鼠子(このこ)"。 之を淹し、"醬"と爲る者也。 香美、不可言(いふべからず)。 ・・・・(中畧)・・・・ 其膓中、赤黃色有て、糊の如きの者を、" 海鼠子(このこ)"と名く。 亦佳し。 ======================================== " 海鼠子(このこ)"に三種(みくさ)あり、 i. ,(すなはち)、" 生(なま)"、" 半生(はんなま)"、" 乾(ひもの)"、これなり。 その容(かたち)から、 乾(ひもの)は"(ばちこ)"と喚做(よびな)さる。 老骨(それがし)、" 生(なま)"を最喜歡(なによりこのむ)。 肥前(ひぜん)大村(おほむら)の"(あをなまこ)"に、 能州(のと)"(あかなまこ)と云ふ競(あらそひ)。 生(なま)の 海鼠(こ)故(ゆゑ)、人(ひと)は" 生海鼠( なまこ)"と呼(よ)ぶ。 明白(あきらか)に"(あをなまこ)"が吉(よい)。 虎鯸(とらふく)の"(しらこ)": 巨大(いとおほきな)る"(しらこ)"を六等分(むつにわけ)、 振鹽(ふりじほ)をして、 備長炭(しろずみ)にて 叮嚀(ねんごろ)に炙(あぶ)る。 不味(まづ)からう道理(わけ)もなし。 "(からすみもち)"また然(しか)り。 雞(とり)が啼(な)く 東國(あづまのち)では稀(まれ)なる" 丸餈(まるもち)"。 「 越後(ゑちご)のもの」と云ふ。 " 烏魚子(からすみ)"の華美(よきあぢ)なるは勿論(いふもさらなり)。 この日(ひ)の(しるもの)は、正(まさ)に靑陽(はる)。 筑前(ちくぜん) 八女(やめ) の(たけのこ)、(うど)、(うるい)、 椒芽(きのめ)の吸口(すひくち)も爽(さは)やか。 愚按(おもふに)、『』の 椀(しるもの)は 天下無雙(よにならぶものなし)。 雲州(いづも) 宍道湖(しんじこ)の"(むなぎ)"を堪能(あぢは)ひ、 薩州(さつま) 出水(いづみ)の"(まあぢ)"に、 伯州(はうき) 境港(さかひみなと)の"(まつばがに)"、 掉尾(いやはて)は、 阿州(あは)"(いちご)" にて掉尾(しめ)。 この日(ひ)の廚(つけば)には、"肥前(ひぜん)五島(ごたう)の 垢穢(くゑ)"に、 "子籠(こゞもり)の 公魚(わかさぎ)"、雌雄(めすとをす)" 楚蟹(すはへがに)"。 はや、 "(ふきのたう)"に加(くは)へ、 "(わん)"には、 笋(たけのこ)と 麪條魚(しらうを)に 椒芽(きのめ)。 一足(ひとあぢ)早(はや)き 靑陽(はる)の宴(うたげ)。 對照的(これとはさかしま)、 名殘(なごり)の、"(がに)"に、"濱名湖(はまなこ)の(むなぎ)"。 やはり 鰻魚(むなぎ)は龝(あき)が吉(よい)。 同席(せきをおなじくせ)し 臺灣(あちら)の食通(かた)と 蟹談義(かにばなし)。 稚拙(つたな)き漢語・英語(あちらのことば)にて會話(やりとり)するに、 「(すはへがに)は 蟹身(み)、(もろこしもくづがに)は 蟹黃(かにみそ)」 と互(たが)ひに打點頭(うちうなづ)く。 結局(とゞのつまり)、 彼儕(かれら)とは日語(ひのもとのことば)が最適(よい)。 "(からすみ)二種(ふたくさ)"の内(うち)の(ひとつ)は、 「仕入値(しいれね)瓩(キロ)六萬五千圓(ろくまんごせんゑん)」。 奴僕(やつかれ)、 熟成(ひの)淺(あさ)き二萬五千圓(にまんごせんゑん)が嗜好(このみ)。 「 酒足飯飽(ごちさうさまでござつた)!」 前述(くだん)の臺灣(たいわん)よりの貴人(たふときひと)も、 同意之(これにうなづく)。 雌雄(をすめす)(すはへがに)の姿(すがた)も、、。 やはり不可缺(かゝせぬ)江州 琵琶湖(あふみびはこ)の(もろこ)。 三段腹卍(さんだんばらまんじ)、遣繰算段(やりくりさんだん)四苦八苦(しくはつく)。 無理强(むりじ)ひせし"(たまごやき)": (いも)を(す)り、(くるまえび)、(たまご)を加(くは)へ、 日向備長炭(しろずみ)にて 叮嚀(ねんごろ)に燒成(やきあぐ)るぞ尤(いと)をかし。 感謝感激(かんしやかんげきひなあられ)もなき三段腹卍(さんだんばらまんじ)。 この日(ひ)、 唸(うな)り、腕組(うでをく)み、うち點頭(うなづ)きしは"(たきあはせ)"。 (しやうごいんだいこん)、(きんときせりにんじん)、 各々(おのおの)調味(あぢつけ)して、 火候(ひいれ) 完璧(ひのうちどころなし)。 山葵(わさび)にも瞠目(めをみはる)ほか術(てだて)なし。 卸金(おろしがね)を變(か)へ、 鮫皮(さめがは)にも 無遜色(ひけをとらぬ)滑(なめ)らかさと黏(ねば)り。 同(おな)じ山葵(わさび)でこれほどまでに變貌(かはる)とは、、。 信州(しなの)ゝ(まつたけ)に、鵡川(むかは)の(しゝはむ)、 柚(ゆ)を 吸口(すひくち)とし、(わん)となす。 (まつたけ)は勿論(いふまでもなく)、 (しゝはむ)の超絶美味(くらぶるものなきうまさ)に絶句(ことばをうしなふ)。 1kg)と演述(い)ふ、 淡路(あはぢ)(まつかはがれひ)にも悶絶(たましひみにそはず)。 (さしみ)、(すし)、(しる)の遣繰(やりくり)三段活用(さんだんかつやう)。 (へそくり)、(やきぐり)、(I agree)。 小人(それがし)嗜(この)む陶藝家(やきものし)(はせがはなつ): その(さら)と(ちよく)を存分(こゝろおきな)く堪能(あぢはふ)。 蝦夷(えぞ) 釧路(くしろ)の(さまうを)、 肥後(ひご) 球磨川(くまがは)の(こもちあゆ)、 蝦夷(えぞ)(まつたけ)などの美味(よきあぢ)こそあれ、 當日(このひ)の白眉(はくび)は雲州(いづも) 宍道湖(しんじこ)の(むなぎ)。 2kg)と理想(ねがふべき)大(おほ)きさ。 活〆(いけじめ)されたるものなれど、 猶(なほ)身(み)は活(い)きて庖丁(はうちやう)に頼哩(あらが)ふ。 脆皮(もろきかは)に蕩(とろ)けんばかりの(み)。 素材(そざい)も然(さ)ることながら、 偏(ひとへ)に(こみやおやかた) の技倆(うで)に依存(よる)。 實言(まこと)、 今季一(こんきいち)の美味(うまさ)。 蝦夷(えぞ) 余市(よいち)の(あんきも)も、 時季(いまどき)には稀有(めづらし)きほどの濃密(あぢのこ)さ。 實(げ)に、 「 海(うみ)の鵞鳥肝(フォアグラ)」と號(い)ふも諾(うべ)なる哉(かな)! 今季初(はじめて)の栗(くり): 常州(ひたち) 友部(ともべ)の栗(くり)を(しぶかはに)と爲(な)す。 善哉(よき)、善哉(よき)! 野州(しもつけ)(しろいちじく)は今一(いまひとつ)。 此度(こだみ)も尋常(つね)のごとく、 山海珍味(うみやまのさち)盡(づ)くし。 4kg)(あかしだひ)は 特異(とびきり)。 やはり、 二枚漬(にまいづけ)~ 三枚漬(さんまいづけ)が適切(よい)。 のたうち、脚(て)を伸(の)ばし、師傅(おやかた)が指(ゆび)に(あらが)ふ。 その三分之一(さんぶんのいち)を、さらに三人(みたり)で再分割(わかちあ)ふ。 , 鰻九分之計(むなぎをこゝのつにわくるはかりごと)。 "(しゝがたにかぼちや)"は、 (あまながたうがらし)、(ゆふがほ)とゝもに、烹(に)て餐(くら)ふ。 近會(ちかごろ)の甜(あまみ)の强(つよ)き 唐茄(かぼちやうり)に比較(くら)べ、 淡麗(あはくきよらか)なる味(あぢはひ)。 今季一(こんきいちばん)、" 雲州宍道湖(いづもしんじこ)の(むなぎ)"。 脆皮(もろきかは)、 皮下(かはのした)の 明膠(ゼラチン)と 膩(あぶら)、 さらには、蕩(とろ)けんばかりの 身肉(み)の 三層(みかさね)。 風味(あぢかをり)と 齒觝觸(はごたへ・したざはり)も 三段活用(みかさね)。 これには、辭(ことば)を失(うしな)ふほか術(てだて)なし。 佐渡嶋(さどがしま) 鮪(しび)も、 "(ちゆうあぶ)"、"(あかみしやうゆづけ)"、"(あぶ)"と、 强力(いとつよき) 三段火箭(みかさね)。 因(ちな)みに、 "(あぶ)"は(しろずみ)以て叮嚀(ねんごろ)に炙(あぶ)る。 氷見(ひみ)は寒鰤(かんぶり)、野球(やきう)は素振(すぶ)り、 鮪(しび)の膩(あぶ)には"炙(あぶ)り"が奢(まさ)る。 漬塲(つけば)には、 五十三匁(200g)を超(こ)す、勢州 桑名(そのてはくはな)の(ほんはまぐり)。 魚市塲(うをいちば)に 文蛤(はまぐり)多(おほ)しと云へど、 (ほんはまぐり)は稀有(まれ)。 九十九里(くじふくり)~ 鹿島灘(かしまなだ)に漁(すなどら)れ、 高名(なだか)き鯗店(すしや)にて用(つか)はるゝは、(てうせんはまぐり)。 努々(ゆめゆめ)、兩者(このふたつ)を混同(あやま)つこと勿(なか)れ。 當日(このひ)の(くはなのほんはまぐり)は 大(おほ)きさも頂點(いたゞき)。 4kg)。 その 身(み)の厚(あつ)さ、一寸(いつすん)にも及(およ)ぶ。 五枚(ごまい)に下(お)ろさば、厚(あつ)さを忘(わす)れ、 雪(ゆき)よりもなほ白(しろ)きその(み)に陶然(ことばをうしなふことしばし)。 秋毫(つゆ)無議論(まよふまでもな)く、「今季一(こんきいちばん)」! 必(かならず)しも得手(えて)とせぬ(しびあぶらみ)も、 日向備長炭(しろずみ)に炙(あぶ)られ、 臼齒(おくば)どころか、舌先(したさき)に崩潰(もろくもくづれさる)。 風韻(かをり)また佳絶(すばらしきもの)。 (あら)は、 骨邊肉(あら)を(うしほじる)、 身(み)は(すし)にて餐(くら)ふ。 いづれも、至高(このうへな)き鮮(うまみ)。 「 夜(よる)の怪人(ひと)」の噂(うはさ)をして辭別(いとまをこふ)。 眼前(めのまへ)に解體(ふわけ)されゆくは、(しろしたがれひ)、 i. 倩(つらつら)この(しろしたがれひ)を吟味(うかゞ)ふに、 (えんがは)の鮮(うまみ)は格別(ことのほか)。 (きも)には朝〆(あさじめ)固有(ならでは)の 美味(よきあぢ)。 蝦夷地 余市(えぞちよいち)(あんきも)をも凌駕(しのぐ)ほど。 次(つ)いで、久方(ひさかた)ぶりの"(たまごやき)"に舌鼓(したつゞみ)。 およそ 雞卵燒(たまごやき)なるもの、 鮓店(みせ)に依(よ)り、鮓職人(ひと)に應(よ)り、多種多樣(さまざま)。 これぞ、僕(やつかれ)最喜歡(このうへなくこのむ)"(たまごやき)"!! "(うしほじる)"また然(しか)り。 愚按(やつがれおもふに)、 鮓店(すしや)の椀(わん)としては、尾根(をね)のそのまた頂點(いたゞき)。 相州 葉山(さがみのくにはやま)"(あふりいか)": 漫(みだり)に黏(ねば)る食感(はごたへ・したざはり)が特徴(しるし)なれど、 實(げ)に、心持(こゝち)良(よ)き齒觝觸(はあたり)。 平身低頭(ひたすらうやま)ふべきは、 薄(うす)く削(そ)ぐ庖丁技(はうちやうわざ)。 "肥後 天草(ひごあまくさ)の(むなぎ)"は今二(いまふた)つ。 やはり、鰻(むなぎ)餐(くら)ふなら龝(あき)が最善(よい)。 "(かすご)"・"(こはだ)"の醋〆(すじめ)は今樣(いまをときめくやりかた)。 瑞瑞(みづみづ)しく、 鮮(うまみ)口中(くちのなか)へと浮騰(ほとばし)る。 舎利(すめし)はさらに 白醋(しろず)を多(おほ)めに、、。 如何(いか)ほどの混合比(まぜかた)を最適解(いとをかし)とする歟(か)? 今(いま)なほ、 試行錯誤中(あれやこれやとこゝろみつゝあるところ)。 「 當家(うち)は白身(しろみ)が主體(おも)なれば、、」とのよし。 しかし、掉尾(いやはて)の 土瓶蒸(どびんむし)は「 旨過(うます)ぎ」。 これ、 必(かな)ずしも賞賛(ほめことば)に非(あら)ず。 子曰(あのかたのたまは)く、「 過猶不及 (すぎたるはなほおよばざるがごとし)」 車鰕(くるまえび)、 文蛤(はまぐり)、 櫻鰕(さくらえび)、 香茹(しいたけ)。 これほどまでに 濃厚(あぢこ)きものが重(かさ)なると首捻(くびゝぬ)るほかなし。 心(こゝろ)の片隅(かたすみ)に蟠(わだかまり)を抱(かゝ)へ、 當家(こちら)『』に、、。 劈頭(いやさき)の"(わん)"から、 "(あをさすのもの)"、"(ふき)"、 "(はなざんせうなべ)"、、。 漫(みだり)に"鮮(うまみ)"を足(た)すことなく、 必要最小限(ぎりぎり)の調味(あぢつけ)。 それでも猶(なほ)、 秋毫(つゆ)無所不足(たらざるところな)きは、 偏(ひとへ)に、(こみやけんいちおやかた) が技倆(うで)。 對價(しはらひ)は『』が幾分高(いくぶんたか)く、 居心地(ゐごゝち)と 綜合的滿足度(みちたりかた)を競(あらそ)ふなら、 やはり、『』に軍配(ぐんばい)。 この先(さき)、 未來永劫(とこしへ)に續(つゞ)かんことを祈念(いの)る。 4~F2. 8 時季(いまごろ)固有(ならでは)、 " 四万十川(しまんとがは)の「」 有馬煮(ありまに)"、 "(しろしたがれひ)"、 i. ,(すなはち、)豐後(ぶんご)下(ひのでじやうした) 眞子鰈(まこがれひ)。 "越中 滑川(ゑつちゆうなめりかは)(ほたるいか)"に"(ふきみそ)"、 " 山州(やましろ)の 笋(たけのこ)"は"(いひむし)"と"(やきもの)"。 しかし、この日(ひ)の白眉(とびぬけてすぐれたるもの)は、 豐後 佐賀關(ぶんごさがのせき)の(いさき)。 丸々(まる)と肥滿(こえふと)り力士(りきし)のごとき太鼓腹(たいこばら)。 膩(あぶら)に冨(と)み、鮮(うまみ)も顯著(あらは)。 これほどの 雞魚(いさき)なら、 " 鹽燒(しほやき)"に好適(よし)、" 煮附(につけ)"でもまた可以(よし)。 小人(それがし)に 虎狼之意(とらおほかめのこゝろ)有之(これあり)。 否(いな)! "(たてがみいぬ)"、"(はげわし)"、" 毛賊(こそどろ)"の類(たぐひ)。 この日(ひ)は稀有(まれにみ)るほどの 山海八珍(うみやまのさち)盡(づ)くし。 活(いけ)が、"(もろこ)"、"(はなさきがに)"、 朝〆魚(あさじめうを)として、"(あかしだひ)"、"(めぬけ)"、 さらに、"(とらふぐしらこ)"に、"(ながをかのたけのこ)"、、。 獅子(しゝ)の眼(め)掠(かす)めての竊喰(ぬすみぐひ)。 實(げ)に、" 密夫(まをとこ)"の心境(こゝち)ぞしたりける。 "(いけのもろこ)"は初(はじめて)、 茹上(うであげ)"(はなさきがに)"の旨(うま)さは勿論(いふもさらなり)。 やはり、この日(ひ)の白眉(とりわけすばらしきしな)こそ、"(めぬけ)": 巷間(ちまた)では「超高級魚(いとたかきねのうを)」と云ふ。 (めぬけのたぐひ)夥(あまた)あれど、 就中(わきても)、最貴(すぐれてたふと)きが"(あかうをだひ)"とも。 小人(それがし)、幼(いとけな)き砌(みぎり)、 赤貧如洗(あらふがごときまづしさ)なれば、 "(たひ)"も"(ふぐ)"も口(くち)にせし前例(ためし)なく、 "(さまうを)"すら膓(はらわた)なき 魚乾(ほしうを)。 偶(たま)の"差味(しびさしみ)"を除外(のぞ)くなら、 "(かぢき)"、"(まだら)"、 そして何(なに)より前述(くだん)の"(あかうをだひ)"。 すなはち、六十年前(むそとせまへ)なら「 下魚中(げうをのなか)の下魚(げうを)」。 それが、瓩(キロ)一萬三千圓(いちまんさんぜんゑん)と云ふから愕(おどろ)き。 7kg)の大(おほ)きさとのことなれば、 すなはち、沽(あたひ)、大畧(およそ)、六萬一千圓(ろくまんいつせんゑん)ぼど。 價格(ね)はともかく、その味(あぢはひ)は絶品・至高(このうへなきもの)。 陳腐(ありきたり)の譬喩(たとへ)ながら、 "(きちじ)"を その儘(まゝ)巨大化(おほきく)したるがごとき形(なり)。 幼少時(いとけなきころ)の 煮附(につけ)を想像(おもひゑがき)しに、 "(ながをかたけのこ)"とゝもに 最上(いとよ)き椀(わん)に、、。 堪(たま)りかね、 絶句(ことばをうしなふ)こと霎時(しばし)。 周圍(まはり)からも、一齊(ひとし)く、絶賛(はげしくほめたゝ)ふる聲(こゑ)。 善哉(よきかな)、善哉(よきかな)! 今朝(けさ)〆たばかりの(あかしだひ)は、 未熟成(いまだうれず)と云へど、 眞鯛(まだひ)固有(ならでは)の芳香(かをり)。 臼齒(おくば)に 噛締(かみし)むるや、 鮮(うまみ)浮騰(ほとばし)りて、四角八方(をちこち)に旋(かけめぐ)る。 心做(こゝろな)し歟(か)? 舎利(すめし)も、 不尋常(つねなら)ず嗜好(このみ)に適合(あふ)。 粒(つぶ)が立(た)ち、しかも、 舌(した)に滑(なめ)らか。 膨滿(はらふく)るゝ豫兆(きざし)もなく辭別(いとまごひ)。 其處(そこ)には、病(やまひ)癒(い)えたる友(とも)の顏(かほ)も、、。 漬塲(つけば)に鎭坐(おは)しますは、 (たらばがに)、(くぢらのうねす)に(あかしだひ)。 劈頭(いやさき)に"(くるみいりほしがき)"と"(からすみ)"。 雙方(ともに)見覺(みおぼ)えあり! 次(つ)いで、湯氣(ゆげ)の立(た)つ(かすていらたまご)。 (くれなゐ)鮮烈(あざかや)なる 車蝦(くるまえび)が顯著(めだつ)。 "(ぶりのわらやき)"には"(どんこかんろに)"。 鰤(ぶり)は 米藁(こめわら)にて炙(あぶ)り、 大蒜(おほひる)を利(き)かす。 當家(こちら)固有(ならでは)の味(あぢはひ)。 冬茹(どんこ)は半點(いさゝか)甜(あま)め歟(か)? 扨(さて)、" 鯨鯢畝須(くぢらうねす)の(わん)": 底(そこ)に 蝦薯蕷(えびいも)が沈(しづ)み、 山椒木芽(きのめ)が浮(う)く。 風味佳絶(たぐひまれなるすばらしきあぢかをり)なれど、 鯨鯢肉(くぢらにく)、 臼齒(おくば)に頼哩(あらが)ひて止(や)むことなし。 (しろすみ)に炙(あぶ)りたる"(たらばがに)"、 さらには、"(ぱぷりかむうす)"と、 豫想(おもひ)に寸毫(つゆ)と違(たがは)ぬ味(あぢ)・風韻(かをり)。 卍(まんじ)、善哉(よき)、善哉(よき)! 倩(つらつら)舎利(すめし)を窺(うかゞ)ふに、 以前(まへ)に比較(くら)べて 顏色(いろ)淡(あは)し。 (よこゐ)"(よへゑ)"を減量(へら)し、 (なかの)"(しらぎく)"を増量(ふや)したとの説明(はなし)。 掉尾(いやはて)に、 今季初(このふゆはじめて)の"(いちご)": 阿州(あは)の誇(ほこ)る 草莓(いちご)の皇帝(すめらみこと)。 その名(な)に相違(たがは)で、 櫻(さくら)と 桃(もゝ)の芳香(かをり)を有(も)つ。 宴(うたげ)は、掃愁帚(さけ)を除(のぞ)き如下(つぎのごとし)。 對價(あたひ)、三萬二千四百圓也(さんまんにせんよんひやくゑんなり)。 今年(ことし)はこれを一人(ひとり)で啖(くら)ふ。 大雜把(あほまか)なる内容(うちわけ)は、(かくのごとし)。 當家(こちら)の御節料理(おせちれうり)は、 七年連續(なゝとせつゞけて)、 七度目(なゝたびめ)で最後(いやはて)。 これで永遠(とは)の離別(わかれ)。 引戸(ひきど)を開(ひら)くと、(むしろ)には 小人(それがし)一人(ひとり)。 三年前(みとせまへ)ならいざ知(し)らず、 近會(ちかごろ)では稀有(めづらし)きこと。 「 今季一(こんきいち)」、 と號(い)ふ"(まつたけ)"は、陸州(むつ) 岩手(いはて)の産(もの)。 その 優雅(みやび)この上(うへ)なき風韻(かをり)に霎時(しばし)陶醉(ゑふ)。 これが夷僚(ゑびす)に理解(わから)ぬとは疑問(くびかし)ぐる。 9kg)。 中骨(なかぼね)には 明石鯛(あかしだひ)固有(ならでは)の(こぶ)。 朝締(あさじ)めゆゑ、 鮮(うまみ)は未熟(これから)ながら、 齒觝觸(はあたり)拔群(むれよりぬきんいでたり)。 時季(とき)ならず、半點(いさゝか)脂(あぶら)稀薄(うすめ)。 今(いま)や、「 鰻(むなぎ)の皇(すめらみこと)」と賞賛(もてはや)さるゝも、 かくのごとき 淡白(あぢあは)き(もの)も、、。 愈々(いよいよ)盛(さか)りに向成(なりな)んとするは、 蝦夷(えぞ)仙鳳趾(せんぱうし)の"(まがき)"。 やはり「 眞蠔(まがき)の頂點(いたゞき)」 " (ぶり)"も蝦夷地(えぞち)より 越後(ゑちご)へと遷移(うつる)。 "(わゝさい)"と號(よびな)すは、 最小(いとちいさ)なる 白菜(はくさい)。 房總(ばうさう)の 花生(なんきんまめ)""も美味(よきあぢ)。 この日(ひ)も平生(つね)のごとく尋常(つね)のごとし。 4 染垂阿爺(しみたれおやぢ)卍(まんじ)、 「 唐墨(からすみ)」の報(しらせ)に觸(ふ)れ、俄頃(にはか)に色(いろ)めきたつ。 慌(あは)てふためき、鈔(ぜに)を工面(くめん)、 鼻息(はないき)荒(あら)く(たまのゐ)へと驀地(まつしぐら)。 その容(さま)、 將棋(しやうぎ)の(やり)かと疑(うたが)はれ、 西班牙(イスパニア)の(たけきうし)、 英國(エゲレス)(てならひ)の(とつかんこぞう)に髣髴(さもにたり)。 劈頭(いやさき)に、 加賀藕(かゞはちすのね)と 鮟鱇肝臟(あんきも)を摘(つ)まみ一安堵(ひとおちゐ)。 次(つ)いで早(はや)くも" 唐墨(からすみ)"の登場(おでまし)。 素材(そざい)そのものは『』が上(うへ)歟(か)? 芯(しん)嫩(やはらか)にして、 未完成(いまだならず)。 當家(こちら)の 烏魚子(からすみ)は、その 變化(かはりやう)を愉(たの)しむもの。 5kg)。 「今季(こんき)二番目(にばんめ)」 と、主人(あるじ)自慢(むねをは)る巨大鰻(いとおほきなるむなぎ)。 (えどうまれうはきのかばやき)、 陸州生鰻白燒(むつうまれむなぎのしらやき)。 今(いま)まさに時季(とき)を得(え)て炙(や)くのは輙(たやす)く、 「 "はしり"なら四十分(よんじつぷん)のところ、纔(わづ)かに二十分(にじつぷん)」 法國渡來(ふらんすわたり)の 黒無花果(くろいちじく)、 "(Viollette de sollies)": これまた今季初(こんきはじめて)。 未熟(いまだうれず)、 甜(あまみ)・芳香(かをり)ともに不足(いまひとつ)。 因(ちな)みに、この日(ひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり)。 (しろあまだひ): 魚市塲(うをいちば)では" 白川(しらかは)"と喚做(よびな)すが通例(つね)。 魥(さしみ)に好適(よし)、 椀(わん)にまた佳良(よし)。 その あまりの美味(よきあぢ)に、自(おの)づと頬(ほゝ)も緩(ゆる)む。 "(かもなす)の 揚滲(あげびた)し": 尋常(つね)のことながら、 味覺(した)は怡(よろこ)び、胃腑(い)は驅(か)け巡(めぐ)る。 吾輩(われ)夢心持(ゆめごゝち)で啖之(これをく)ふ。 鰻(むなぎ)は、 宍道湖(しんじこ)に 八郎潟(はちらうがた)。 各々(おのおの)、 白炙(しらやき)、 蒲炙(かばやき)となす。 時季(とき)を得(え)て、鮮(うまみ)頂點(いたゞき)を極(きは)めんとす。 因(ちな)みに、この日(ひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり)。 劈頭(いやさき)の小皿(こざら): 松茸(まつたけ)、 丹波黒(たんばぐろ) 菽(えだまめ)、 花生(なんきんまめ)、 水菜(みづな)を溏油(だし)に烹(に)たるもの。 「 うむ、これこれ、これッ!」、と膝(ひざ)を敲(う)つ。 「師傅(おやかた)、やはり、 東都(あづま)に稀有(まれ)なる名匠(たくみ)!」 鹽(しほ)を抑制(おさ)へ、 鰹(かつを)の馨(かをり)、昆布(こんぶ)の旨味(うまみ)を控(ひか)へ、 なほ、不足(たらざるところ)皆無(なし)。 松茸(まつたけ) 完一本(まるいつぽん)に麪麭粉(ぱんのこな)塗(まぶ)し、 炸之(これをあぶらにあ)ぐるがごときは、 徒(いたづら)に門牙(まへば)に挾(はさ)まり、 臼齒(おくば)に頼哩(あらが)ふばかりの惡趣味(いまいまし)き烹調法(やりかた)。 活(いけしやこ)の 茹上(ゆであげ): 溜池(ためいけ)『』など、 「 活(い)ける蝦蛄(しやくなげ)、若(わか)き小僧(みならひ)を走(はし)ら」せ、 茹(う)でゝ、これを鮓(すし)と爲(な)す肆(みせ)も在(あ)るには存在(あり)。 當家(こちら)の小宮親方(こみやおやかた)、 能(よ)くこの技法(わざ)を自家藥籠中(みにつけ、わがものとなせ)り。 この日(ひ)の茹上(ゆであげ)は、 瞬間(またゝくうち)に沸騰水(にえたぎれるゆ)に潛(くゞ)らすもの。 これを 迅速(すばや)く冷水(ひやみづ)に取(と)り、 冷(さ)ますことあらで、その儘(まゝ)齧附(かじりつ)く。 その容(さま)、 (ひぐま)の(かはさかのぼるさけ)を貪(むさぼ)り啖(くら)ふがごとし。 眞美味也(いとうまし、 マ・ジ・ヤ・バ・ク・ネ・ッ)! 芯(しん)は半生(はんなま)にして、その肉(み)なほ活(い)くるがごとし。 " 漬込(つけこみ)"は勿論(いふまでもなく)、 尋常(なみ)の" 茹上(ゆであげ)"をも凌駕(はるかにしの)ぐ。 「 この塲(ば)での即興(おもひつき)」と、恥(は)ぢ、謙遜(へりくだ)る。 俗(よ)に言ふ「 定番(おはこ)」を重視(おもん)じつゝ、 時折(ときをり)、暴(にはか)に閃(ひらめ)き、創作(あらたなるものあみだす)。 師傅(おやかた)、徒者(たゞもの)に非(あら)ず! " 根室(ねむろ)の 秋刀魚(さんま)"。 " 指身(さしみ)"と、" 肝臟附(きもつき) 秋刀魚飯(さんまめし)"で堪能(いたゞく)。 " つくり身(み)"は、三枚(さんまい)に下(お)ろし、 骨(ほね)を去(さ)り、肉(み)に 鹿子庖丁(かのばうちやう)入(い)れたるのみ。 生薑醤油(はじかみじやうゆ)を滲(つ)け、口中(くちのなか)に抛込(はうりこ)むや、 膩(あぶら)混(ま)じりの旨味(うまみ)炸裂(はじけちる)。 その容(さま)、(ほうせんくわ)に接觸(ふ)るゝや否(いな)や、 その種子(たね)の四角八方(あちこち)に飛散(とびち)るに似(に)たり。 因(ちな)みに、この日(ひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり)。 4 "(ほや)"に惡臭(あしきにほひ)なきことに駭(おどろ)く。 小人(それがし)、生來(うまれてよりこのかた)(ほや)は得手(えて)とせず。 その縁由(ことのよし)如何(いかに)とならば、 (ほや)固有(ならでは)の強(つよ)き臭氣(くさみ)にあり。 惡臭(あしきかをり)なき"(ほや)"は、 纔(わづ)かに、津輕(つがる)『』なる家(ところ)で口(くち)にせしのみ。 この日(ひ)の"(ほや)"はそれに匹敵(ならぶ)。 師傅(おやかた)曰(いへら)く「 鮮度(あたらしさ)の相違(たがひ)」 "琵琶湖(びはこ) 稚鮎(ちあゆ) 魚凍(ゼリよせ)"の、 尋常(つね)とは異(こと)なる烹調法(たつき)を訝(いぶか)る。 小宮親方(こみやおやかた)應答(いらへ)て曰(いは)く、 「 因循守舊(マニエリスム)を打破(うちやぶ)らんがため」 " 蝦夷昆布森(えぞこんぶもり)の蠔(かき)"にも愕(おどろ)く。 「 これが眞夏(まなつ)の眞蠔(まがき)とは、、、」 と、絶句(ことばをうしなふ)こと霎時(しばし)。 "蝦夷 根室(えぞねむろ)の 新秋刀魚(しんさんま)"もまた同樣(しかり)。 この大(おほ)きさにして、この脂肪(あぶら)。 その美味(あぢ)、口(くち)にせずとも、一目瞭然(ひとめであきらか)。 惜(を)しむらくは、肉(み)が薄(うす)く、 脆皮(もろきかは)ならざること。 " 鮏卵(さけのはらこ)"は 生(なま)。 その塲(ば)で煮切(にきり)に潛(くゞ)らせ、即坐(すぐさま)鮓(すし)となす。 これを臼齒(おくば)に噛(か)みしむるや、 旨味(うまみ)口中(くちのなか)へと浮騰(ほとばし)る。 因(ちな)みに、この日(ひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり)。 2kg)。 1kg)。 前囘(まへ)の" 兒島灣(こぢまわん)"が半點(いさゝか)上(うへ)歟(か)? 此度(こだみ)うち點頭(うなづ)きしは、" 小蕪菁(こかぶら)"への火候(ひいれ)。 そもそも、 蕪菁(かぶら)なるもの、 蘿蔔(すゞしろ)とは對照的(ことな)り、 火(ひ)の通(とほ)り易(やす)きもの。 懐石(くわいせき)・ 割烹(かつぱう)の 蕪菁(かぶら)は過柔(やはらかすぎ)。 愚按(やつがれおもふに)、 和食(わしよく)なら 糠漬(ぬかづ)け、 洋食(やうしよく)なら 煸炒(ソテ)が吉(よし)。 烹之(これをに)るは蕪菁(かぶら)の個性(もちあぢ)を毀損(そこな)ふばかり。 これに膝(ひざ)を叩(たゝ)き、その情由(わけ)を薀(たづ)ぬれば、 「かゝる 火候(ひいれ)を着想(ひらめ)きし契機(きつかけ)、 修業先(わざをならひおぼえしさき)や他家(よそ)に非(あら)ず。 」 「寧(むし)ろ、 その濫觴(みなもと)、法國菜(ふれんすれうり)にあり。 」 實(げ)にも! 當家(こちら)で一際(ひときは)名高(なだか)き" 鰻白燒(むなぎ志らやき)": 脆皮(かはサクサクにもろく)、 その 身(み)を蕩(とろ)けんばかりに炙(や)くは唯一無二(よそになきもの)。 これもまた、 法國菜(ふれんすれうり)の秘儀(ひめわざ): "(ポアレ)"こそ 手本(てほん)・ 嚆矢(さきがけ)。 能(よ)くこれに倣(なら)ひ、やがて自家藥籠中(みづからのものと)したるは、 嘗(かつ)て、小人(それがし)に物語(ものがたり)せし記憶(おぼえ)あり。 因(ちな)みに、この日(ひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり)。 この日(ひ)の溏油(だし、)は、 (あら)の骨邊肉(あら)より抽出(ひきいだ)せしもの。 これを制作(つく)るには、 西洋時辰儀(せいやうどけい)にして 八時間(はちじかん)要(かゝ)ると云ふ。 " 魚凍(にこゞり)"と" 紅椒(パプリカ)ムウス"が二層(ふたへにをりか)さなり、 實言(まこと)、口(くち)に美味(あまし)! しかし、この日(ひ)の白眉(きはめつき)は、 "備州(きびのくに) 兒島灣(こじまわん)の 鰻(むなぎ)"。 やはり、當家(こちら)、 " 蒲燒(かばやき)"ではなく、" 白燒(志らやき)"が吉(よし)。 首級(みしるし)もまた 頗(すこぶ)る味覺(した)に旨(あま)く、 貪之(これをむさぼ)りて飽(あ)くことなし。 小柱(こばしら)もまた、その手(て)は 桑名(くはな)の大(おほばかゞひ)。 因(ちな)みに、この日(ひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり)。 實言(まこと)、「飯足酒飽(ごちさうさまにござる)!」 上總國(かずさのくに) 大原(おほはら)。 當地(このち)で 蚫(あはび)と云ふと、 鮓店(すしや)が眼精(まなこ)の色(いろ)を變(か)ふる"(まだかあはび)"。 この日(ひ)は大(おほ)きな"(くろあはび)"。 "(まだかあはび)"ともまた異(こと)なる風韻(かをり)。 嫩(やはらか)ながらも、適度(ほどよ)き齒應(はごた)へを殘(のこ)す。 " たまげ茄子(なすび)"が絶味(このうへなきうまさ)には絶句(ことばをうしなふ)。 扨(さて)、この日(ひ)の白眉(はくび)"(ほしがれひ)"。 1kg)と云ふ大物(おほもの)。 鰈(かれひ)は、大(おほきなるもの)能(よ)く小(ちいさなるもの)を制(せい)す。 身(み)佳味(よし)、縁側(えんがは)さらに絶味(よし)。 播州(はりまのくに)三田(さんだ)にも負(ま)けぬ 羽州(では)の 蓴菜(ぬなは)。 その顏色(いろ)は翡翠(ひすい)かと疑(うたが)はれ、 その舌觸(したざは)りの滑(なめ)らかさたるや、 「 極樂淨土(ごくらくじやうど)の果凍(にこゞり)もかくやあらん」と思(おも)ふほど。 季(とき)至(いた)らず、色(いろ)なほ淡(あは)き" 西瓜(すいか)"。 因州(いなば)・伯州(はうき)の山海(うみやま)の僥倖(さち)を用(つか)ひ、 これを割烹(さきてに)るを活業(なりはひ)とする方(かた)よりの音物(おくりもの)。 訝(いぶか)りつゝ口(くち)にするや、驚異的(おどろくばかり)の甜(あまさ)。 これ、獸(けだもの)が世(よ)の風習(ならひ)。 この晝飧(ひる)の小人(それがし)は正(まさ)しく"(はげわし)"。 " (あら)"、"(ぶだうえび)"、" 宍道湖(しんじこ)の 鰻(むなぎ)"、 と、前日(まへのひ)の 殘留物(のこりもの)には、 美味(うまきもの)・珍味(めづらしきも能)の數々(かずかず)。 最初(いやさき)に" 毛蟹(けがに)白瓜卷(しろうりまき)"。 黄身酢(きみず)の圓(まろ)やかさに駭(おどろ)く。 千鳥酢(ちどりす)は出汁(だし)にて割(わ)るりたるものと云ふ。 尋常(つね)のことながら、優(やさ)しき味(あぢはひ)。 當家(こちら)の玄關先(げんくわんさき)に 山椒(さんせう)の木(き)あり。 この日(ひ)、 木の芽(きのめ)はこの木(き)より摘(つ)み、 潮汁(うしほじる)の 吸口(すひくち)としてあしらふ。 若(わか)く嫋(たを)やかなる風韻(かをり)。 築地市場(つきぢ)には稀有(まれ)なる" (ぶだうえび)": 標準和名(たゞしくは)、" (ひごろもえび)"。 本來(もともと)の"(ぶだうえび)"は、 駿河灣(するがわん)にて 極稀(きはめてまれ)に漁(すなど)らるゝものと云ふ。 "(ぼたんえび)"同樣(と、おなじく)、 "踊(をど)り"では甜(あまさ)を難感(わかりがた)く、 「 死(し)ゝて權(しばらく)置(お)き、膠粘(ねば)るほどが吉(よい)」。 慥(たしか)に、味(あぢ)は"(ぼたんえび)"に似(に)る。 疑念(うたがひ)もなく、今季一(こんきいち)。 「 煮(に)る」、「 炙(や)く」が多(おほ)き"(あかむつ)": 鮓種(すしだね)としてもなかなかのもの。 豫想(おもひ)に秋毫(つゆ)と相違(たがは)ぬは、 " 賀茂茄子(かもなす)"、" 琵琶湖(びはこ) 稚鮎(ちあゆ)"の美味(うまさ)。 最後(いやはて)に、 四種(よくさ)にも及(およ)ぶ" 水果(みづぐわし)"; 佐藤錦(さたうにしき)、日向(ひむか) 芒果(まんご)、 臺灣茘枝(たいわんれいし)、 冰酪(あいすくりん)、これなり。 野獸肉(のゝけだものがしゝ)も加(くは)へ、 山幸(やまさち)を存分(こゝろおきな)く堪能(あぢはひつくしぬ)。 楤芽(たらのめ)、 (こしあぶら)、 屈(こゞみ)、 蕨(わらび)、 (くろかは)、 蕗薹(ふきのたう)、 蕗(ふき)、 (ぎやうじやにんにく)、 (のびる)、 山獨活(やまうど)、(やまうこぎ)、(にりんさう)、 藤花(ふじのはな)、 (はないかだ)、 花山椒(はなざんせう)、 蒲公英(たんぽゝ)、などなど。 東都(えど)に囘(かへ)りて二日後(ふつかのゝち)の宴會(うたげ)。 この日(ひ)もまた山菜(さんさい)塗(まみ)れ。 花山椒(はなざんせう)に加(くは)へ、 (こしあぶら)、(かたかご)、(ずいき)、(おほばぎぼし)。 季(とき)を得(え)たる魚介(うを・かひ)として、 銀寶(ぎんぱう)、 城下鰈(しろしたがれひ)、 初鰹(はつがつを)、 稚鮎(ちあゆ)、 鳥貝(とりがひ)、その手(て)は鹿島(かしま)の 燒蛤(やきはまぐり)。 因(ちな)みにこの蛤(はまぐり)は(てうせんはまぐり)。 銀寶(ぎんぱう)への 火候(ひいれ)は完璧(ひとつとしてあやまちなし)。 加熱(ねつがくは)ゝり、(こらあげんせんゐ)が(ぜらちん)と化(な)り、 臼齒(おくば)に頼哩(あらが)ふことなく、咽喉(のみど)に踊(をど)る。 星鳗(あなご)に勝(まさ)るとも劣(おと)らぬ美味(よきあぢ)。 鳥貝(とりがひ)と 城下鰈(しろしたがれひ)の 肝臟(きも)と云ふ、 駭(おどろ)くべき搭配(くみあはせ)。 實(げ)に、「 爲虎傅翼(とらにつばさをそふるがごとし)」。 折(をり)しも、張替(はりかへ)たばかりの疉(たゝみ)に心躍(こゝろをど)らせ、 隅(すみ)の席(むしろ)に一安堵(ひとおちゐ)。 "(つかはらしらこだけ)"、 "琵琶湖(びはこ)、子持(こも)ち (ほんもろこ)、 四万十川(しまんとがは)の (ごり、=あふみよしのぼり)"、 " 滑川螢烏賊(なめりかはほたるいか)"、" 駿河灣櫻蝦(するがわんさくらえび)"など。 體長(みのたけ)、三寸五分(さんずんごぶ)を超(こ)え、 四寸(よんすん)に垂(なんな)んとする"(ほんもろこ)": 備長炭(しろずみ)に炙(あぶ)り、その儘(まゝ)貪(むさぼ)り餐(くら)ふ。 實言(まこと)、美味也(よきあぢなり)! " 塚原白子筍(つかはらしらこだけ)"は勿論(いふもさらなり)。 " 若筍煮椀(わかたけにわん)"美味(よし)、 " 筍豆腐(たけのこどうふ)"を木芽未醤(きのめみそ)にて啖(くら)ふもまた吉(よし)。 「筍(たけのこ)では、" 合馬(あふま)"と雙璧(ふたつにならぶ)」との定評(はなし)。 巧妙(たくみ)に油炸(あ)げられたる" 螢烏賊(ほたるいか)"に" 櫻蝦(さくらえび)": " 螢烏賊(ほたるいか)"の天麩羅(てんぷら)は初(はじめて)。 火候(ひいれ)絶妙(ほどよ)く、 膓(わた) もまた複雜玄妙(ふかくいつくしみあるあぢはひ)。 勿論(いはずもがな)の" 櫻蝦(さくらえび)": " 櫻蝦(さくらえび)"天麩羅(あ)ぐる舖(みせ)夥(あまた)あれど、 寸毫(つゆ) 雞卵(かひご)に頼(たよ)らで、 最上質(いとよ)き麪粉(うどんこ)を薄衣(うすごろも)に用(つか)ふ。 尋常(つね)のごとく、 頗(すこぶ)る美味(うま)き"薩州 出水(さつしういづみ)の 眞鰺(まあぢ)": 瓩(きろ)七千圓(なゝせんゑん)と云ふ。 その價格(ね)、野生鰻(てんねんむなぎ)に肉薄(せま)る威勢(いきほひ)。 天降川(あもりがは)の 天然物(てんねんもの)は 唐揚(からあげ)、 (はつとり)のものは 椀(わん)と 肝臟刺身(きもさし)に、、。 その他(ほか)、 (びはひがい)、 鳴門鯛(なるとだひ)、 明石章魚(あかしだこ)、 箱館(はこだて)の 蝦夷馬糞海膽(えぞばふんうに)、銚子(てうし)の 梶木(かぢき)、 陸中(りくちゆう) 鰆(さはら)、山城(やましろ) 菜花(なばな)などなど。 小宮親方(こみやおやかた)歎息(ためいきつ)きて云ふやう: 「 隈(くま)なく魚河岸(かし)一帶(あたり)を探索(さがしもと)むれど、 琵琶湖(びはこ)の" (もろこ)"、" 稚鮎(ちあゆ)"、 絶(た)えてその姿(すがた)を見(み)ず!」 「已(や)むことを得(え)ずして、この" (ひがい)"なる魚(うを)に、、」 との辯明(はなし)。 勿驚(おどろくなかれ)、 吾儕(わなみ)のみならず、親方(おやかた)も初(はじめて)となむ。 今(いま)は昔(むかし)、 明治 天皇(めいじのすめらみこと)、これを大(おほ)いに賞賛(ほめたゝ)へたまひ、 後世(のち)、 " "に" 鰉"なる字(じ)を當(あ)てるやうになりき、との故事(はなし)あり。 これを炭火(すみび)に炙(あぶ)りて" 鹽燒(しほや)き"となす。 香魚(あゆ)固有(ならでは)の芳香(かぐはしきかをり)こそなけれ、 その 身(み)の肌理細(きめこまか)さ、嫋(たを)やかさたるや、 若年魚(わかあゆ)に肉薄(せま)るほど。 但(たゞ)し、骨(ほね)の硬(かた)さは" (かじか)"竝(なみ)。 捌(さば)くや、 (なるとこぶ)も顯著(あらは)。 皮(かは)と皮下(かはした)の旨味(うまみ)に驚愕(おどろく)。 扨(さて)、" 水魚(すつぽん)": " 油炸(からあげ)"好吃(よし)、" 肝臟刺身(きもさし)"美味(よし)、 " 椀(わん)"また佳味(よし)。 その味(あぢはひ)、先頃(さきごろ)訪問(たづ)ねし『』より上(うへ)か? 椀(わん)は、平生(つね)のごとく、 調味料(あぢつけ)は、纔(わづ)かに、 淡口醤油(うすくち)と 酒(さけ)のみ。 昆布(こんぶ)に頼(たよ)らで、 生薑(はじかみ)の佐(たす)けを受(う)けず。 裙邊(えんぺら)に、陶然(われをわす)ること霎時(しばし)。 久方(ひさかた)ぶりの" 雞卵燒(たまごやき)": 燒(や)き方(かた)は 、毎囘(そのつど)隱々(かすか)に搖(ゆ)らぎ、 その搖(ゆ)れを心持(こゝち)よきものとして堪能(あぢはふ)。 この日(ひ)は、 瑞々(みづみづ)しく、柔(やは)らかく、舌(した)に滑(なめ)らか。 菜(れうり)の内容(うちわけ)は冩眞(ゑ)のごとし。 掃愁帚(さけ)を含(ふく)め、一萬四千圓也(いちまんよんせんゑんなり)。 今春(ことし)より、 柳刄(やなぎば)は、 堺(さかい)の鍛冶名匠(かじのたくみ)の手(て)になる、 (ほんやき)(きやうめんしあ)げとなる。 掛軸(かけじく)を髣髴(おもは)す桐筥(きりばこ)入(い)り。 5kg)。 仲卸(なかおろし)より、態々(わざわざ)" 星鰈(ほしがれひ)"を避(さ)け、 選(え)りすぐりたるほどの逸品(よきしな)。 刺身(さしみ)、 潮汁(うしほじる)、 鮓(すし)、何(いづ)れも、 筆舌(ふでやことば)で(つ)くせぬ美味(うま)さ。 9kg)ばかりが最善(よい)」 とは云ふものゝ、この日(ひ)の" 眞鯛(まだひ)"は別格(とびきり)。 3kg)の旨(うま)さは勿論(いふもさらなり)。 備長炭(すみ)に 炙(あぶ)りて甜(あま)さを堪能(あぢは)ひ、 茹(ゆ)でゝ蟹内臟(かにみそ)と和(あ)へ絶味(すばらしきあぢ)に陶然(ゑふ)。 " 鰆(さはら)"の藁燒(わらやき): 尋常(つね)に倣(なら)ひて、 大蒜醤油(おほひるじやうゆ)を塗(まぶ)す。 めじ、 鰤(ぶり)、 鰹(かつを)に優(まさ るとも劣(おと)らぬ味(あぢはひ)。 この日の舎利は 米醋(よねず)。 活車蝦(いきくるまえび)の 雞卵焼(たまごやき)、美味(よきあぢ)なり。 【2016-10-01追記】: 昆布(こんぶ)が 利尻(りしり)から 羅臼(らうす)に、、。 【2016-07-30追記】: 竹岡沖(たけおかおき) 銀寶(ぎんぱう)、 桑名(くはな)の 蜆(しゞみ)など、、。 【2016-04-10追記】: 走(はし)りの 花山椒(はなざんせう)を愉(たの)しむ。 白身(しろみ)も 鮪(しび)も、 眞鰺(あぢ)、 鶏卵焼(たまごやき)も、 『』、『』を凌駕(はるかにしのぐ)。 此度(こだみ)は 新規(あらた)なる試行(こゝろみ)あり。 1) 鮟鱇肝(あんきも)を 燻(いぶ)す。 一(ひと)つは、 魚(うを)炙(あぶ)るに、瓦斯(がす)に頼(たよ)ること。 今一(いまひと)つは、 舎利(しやり)。 已(すで)に、 舎利(すめし)の 大(おほ)きさ、 水分量(みづけ)は改(あらた)まり、 此度(こだみ)は、 米醋(よねず)より 紅醋(あかず)へと變更(きりかへ)。 口(くち)に含(ふく)むや、 鳳仙花(ほうせんくわ)のごとくに四散(ほどけち)り、 瞬(またゝ)く中(うち)に臼齒(おくば)より吭(のみど)に到達(いた)る。 瓦斯(がす)より 備長炭(びんちやうたん)への轉換(きりかへ)は、 來年(きたるとし)の早々(はじめ)。 東道(あるじ)曰(いへら)く、「 馨(かをり)の佳(よ)さは、炭(すみ)ならでは。 」、 「吾(われ)、漸(やうや)う、 瓦斯(がす)の限界(かぎり)を曉得(さと)れり。 」 " 鹽(しほ) ぽんす"に" 橙鹽(だいだいじほ)"も新(あら)たなる試行(こゝろみ)。 鹽(しほ)は法蘭西(ふらんす)ゲランド産(さん)。 とまれ、 若(も)し、二(ふた)つの弱點(よはみ)解消(きえう)さば、 忽地(たちまち)、理想(のぞむべ)き姿(すがた)の舗(みせ)となるべし。 【2015-09-28追記】: 龜戸(かめゐど)の 御大盡(おだいじん)が希望(のぞみ)に從(したが)ひ、 この度(たび)、新設(あらたにまうけ)し" 御大盡(おだいじん) コース"。 " 丹州(たんば)の 松茸(まつたけ)"など、 價格(ね)の張(は)るものがザクザク。 無縁(ゆかりなし)とは云へ、 金二萬圓也(きんにまんゑんなり)。 最初(いやさき)は" 茸盡(きのこづ) くし": 松茸(まつたけ)、 本占地(しめぢ)、 黒茸(くろたけ)、 舞茸(まひたけ)。 徒(いたづら)に出汁(だし)の勝(か)つことのなき佳味(よきあぢ)。 丹州(たんば)の松茸(まつたけ)は纔(わづ)かばかりを味見(あぢみ)。 旨味(うまみ)彈(はじ)くる蝦夷 利尻(えぞりしり) 鮃(ひらめ)の 縁側(えんがは)。 羽州 八郎潟(ではゝちらうがた)の 鰻(むなぎ)は四百五十匁。 この日(ひ)は、 敢(あ)へて齒應(はごた)へを殘(のこ)す烹調法(やりかた)。 噛(か)むほどに、美味(うまみ)溢れて、口中(くちのなか)へど浮騰(ほとばし)る。 薩州(さつま) 出水(いづみ)の 眞鰺(あぢ)も、この日(ひ)は 酢〆(すじめ)。 『』、かつて四谷(よつや)に在(あ)りし『 纏』を彷彿(おもはす)。 倩(つらつら) 鰻(むなぎ)、 眞鰺(あぢ)を瞻(み)るに、小宮親方(おやかた)、 近來(ちかごろ)は、無人境(ひとなきところ)を獨行(ゆ)くがごとし。 ---------------------------------- 【照相機】:旭光學賓得士K-三數碼單鏡反光照相機 【鏡頭】 :東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1. 8~2. 0 【2015-03-14追記】: 近會(ちかごろ)、 俄頃(にはか)に若(わか)き客(きやく)が増(ふ)へ、 剩(あまッ)さへ、異人客(いじんきやく)までと云ふ形勢(ありさま)。 古(ふる)くからの客(きやく)、地元(ぢもと)の民(たみ)が行(ゆ)きづらくなるは、 致(いた)し方(かた)のなきところか、、、。 ---------------------------------- 【照相機】:旭光學賓得士K-三數碼單鏡反光照相機 【鏡頭】:... 0 【2013-09-20追記】: 鯵ヶ澤(あぢがさは)の[ 魚荒](あら)、 大原 目高鰒(まだかあはび)、などなど。 [ 魚荒](あら)は久繪(くゑ)にあらず。 姿形 すがた は 鱸(すゞき)に似(に)、口味(あぢ)は 眞鯛(まだひ)を髣髴(おもはす)。 0 By Sony 【2013-05-25追記】: " 茄子(なす)の揚(あ)げ浸(びた)し"、" 淡竹(はちく)に水菜(みづな)"など。 鰻(むなぎ)は 琵琶湖(びはこ)。 " 城下鰈(しろしたがれひ)"は 指身(さしみ)、 潮汁、 握 りの三種(みくさ)。 〆は" 能登大納言(のとだいなごん)のアイス"。 ------------------------------------- 【照相機】:富士胶片(ふじふぃるむ) X-E1無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれすかめら) 【鏡頭】 :東蔡(Carl Zeiss Jena) 紅MC Pancolar 1. 4 【2013-03-10追記】: 此度 こだみ は琵琶湖(びはこ)の""、"(もろこ)"など。 頗(すこぶ)る美味(びみ)也。 名殘(なご)りの" 鰒(ふぐ)"に"炙(あぶ)り めじ"また佳(よ)し。 目新(めあたら)しきは岩手(いはて)の" 雁喰豆(がんくひまめ)"。 ------------------------------------- 【照相機】:富士胶片(ふじふぃるむ) X-E1無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれすかめら) 【鏡頭】 :Kern Macro Switar 1. 脂(あぶら)こそ少(すく)なめなれど舌觸(したざは)り頗(すこぶ)る滑(なめ)らか。 古來(いにしへより)、 江戸前海(えどまへうみ)の鰻(むなぎ)は 夏を盛りとす。 善哉(よきかな)、善哉(よきかな)! 【2012-06-23追記】: 【2012-06-10追記】: この日は京師(みやこ)より東下(あづまくだ)りせし(おやかた)と鉢合せ。 小宮(こみや)親方(おやかた)を交(まじ)へ四方山話(よもやまばなし)に花(はな)。 鰻(むなぎ)のほどよき大(おほ)きさ、海鰻(はむ)の産地(さんち)は勿論(いふにおよばず)、 師匠(おやかた)生(む)まれし能登(のと)の魚(うを)などとゞまるところを知らず。 【2012-05-12追記】: 喜界嶋(きかいじま) 大名笋(だいみやうだけ)、 琵琶湖 鰻二百十匁、 石川芋(いしかはいも)、明石鯛(あかしだひ)、 江戸灣(えどわん)の 鳥貝、 四万十川(しまんとがは)の 鮴(ごり)、 大和丸茄子(やまとまるなす)など。 出水(いづみ)と 淡路(あはぢ)の眞鰺(まあぢ)比(くら)べも、、。 【2012-05-04追記】: 此度(こだみ)は、 遠州濱名湖(ゑんしうはまなこ)の 鰻(むなぎ)、百六十匁、 豐州(ほうしう) 城下鰈(しろしたがれい)五百卅三匁(ごひやくさんじふさんもんめ)など。 江戸灣(えどわん)の穴子(あなご)に 大車蝦(おほくるまえび)はひさかたぶりの品。 紅椒(ぱぷりか)ムウスに咖啡(こおふィ)葛切(くづき)りは鮓屋らしからぬ品。 【2012-04-21追記】: 今季(こんき)の 初鰻(はつむなぎ)は、備州 兒嶋湖(びしうこじまこ)。 脂(あぶら)も少なく、龝(あき)盛りの鰻(むなぎ)とは雲壌(うんじやう)の相違(たがひ)。 しかはあれど、これぞ正眞正銘(まがふかたなき)天然物(てんねんもの)。 この日(ひ)の白眉(はくび)は" コンソメ"に" 蕨餠(わらびもち)"。 "コンソメ"は 牛脛肉に 芹菜(せろり)、 洋葱、 迷迭香(ろーずまり)など、 菜蔬(あをもの)・香艸、 胡椒、 百里香(たいむ)など香辛料(かうしんれう)を加へ、 さらに 鳴門鯛(なるとだひ)骨邊肉(あら)の 潮汁(うしほじる)を加へたる逸品(しな)。 居多(あまた)洋食屋ですら尻込みする" コンソメ"に挑(いど)むとは見上げたもの。 最初(いやさき)の" コンソメ"より 初鰻(はつむなぎ)、 握(にぎ)りを經(へ)て、 最後(いやはて)は 本蕨粉(ほんわらびこ)にて製(こしら)へたる"蕨餠(わらびもち)": 上にかゝるは 丹波黒豆の 黄粉(きなこ)にて、その旨さ、勿論(いふもさら)なり。 【2012-04-07追記】: この日の目當(めあ)ては今季初 塚原(つかはら)の" 白子筍(しらこだけ)"に、 " 備州(びしう) 白小豆(しろあづき)"の" 水羊羹(みづやうかん)"。 偶(たまさ)か、朝〆(あさじめ)したる鳥羽(とば)の" 星鰈(ほしがれひ)"と、 これまた今季初、肥州 八代(ひしうやつしろ)の" 鼈(すつぽん)"も、、。 倩(つらつら)筍(たけのこ)の優劣(いうれつ)を考察(かんがみ)るに、 塚原(つかはら)の" 白子筍(しらこだけ)"は、 " 長岡京(ながおかきやう)"の筍(たけのこ)と比(くら)べても、一枚上手なるべし。 寸毫(つゆ)えぐみや癖の類(たぐひ)あらで、寔(まこと)、筍の頂點(いたゞき)。 鳥羽(とば)の" 星鰈(ほしがれひ)": 縁側(えんがは)もさることながら、 潮汁(うしほじる)の出來榮えが類稀(たぐひまれ)。 半月前(はんつきまへ)の 明石鯛(あかしだひ)を凌(しの)ぎ、 一月前(ひとつきまへ)の" 城下鰈(しろしたがれひ)"に竝(なら)ぶほどの美味(うまきあぢ)。 惜(を)しむらくは、身(み)頗(すこぶ)る硬(かた)く大味(おほあぢ)なること。 "薩州 出水(さつしういづみ) 眞鰺"の甘美(うま)さは勿論(いふもさら)なり。 扨(さて)、" 備州 白小豆(しろあづき)"の" 水羊羹"に" 黒豆 あいすくりん": 實(げ)に、鮨屋(すしや)で供(いだ)すものとも思(おも)はれぬ出來(でき)。 就中(わきても)、" あいすくりん"は居多(あまた) 卵黄と ヴァニラビンズが光る一品。 【2012-03-25追記】: 此度 こだみ は、 長岡京(ながおかきやう)の 筍、 稚鮎、 明石鯛など。 閖上(ゆりあげ)の赤貝 あかゞひ は『』に續き、大地震(おほなゐ)の後二度目。 明石鯛(あかしだひ)は子持ちにて、やはり龝 あき の 紅葉鯛(もみぢだひ)に分。 待ち遠しきは 塚原(つかはら)の" 白子筍(しらこだけ)"。 牛乳(うしのちゝ)を 吉野葛にて固(かた)めたる" 牛乳豆腐(ぎうにゆうどうふ)"が、 この日の白眉(はくび)。 生の米粒(こめつぶ)のごとき塊(かたまり)を訝(いぶか)しく思ひ、これを問(と)ふと、 「自(みづか)ら編出(あみいだ)せしものにて、 葛(くづ)の粒(つぶ)にてござる」と。 【2012-03-11追記】: 銀寶(ぎんぽう)、 山獨活(やまうど)、 筍、走りの明石 櫻鯛(さくらだひ)。 それに、琵琶湖(びわこ)の" もろこ"。 潮汁(うしほじる)は時季(じき)も向去(さりなん)とする 鮃 ひらめ。 小振(こぶ)りなれど、口味(あぢ)はなかなかのもの。 【2012-02-19追記】: 漸(やうや)う生業(なりはひ)からも解放(ときはなた)れ、この日久々の『』。 最初(いやさき)は椀(わん)。 雲子(くもこ)、 菜花(なのはな)、 蘿蔔(すゞしろ)、吸口(すひくち)は柚子。 " 淀蘿蔔(よどだいこん)"と號(よびな)す 聖護院蘿蔔(しやうごいんだいこん)の一つ。 とは云へ、この日(ひ)の白眉(はくび)は" 城下鰈(しろしたがれひ)"。 身(み)は二百四十匁(にひやくよんじふもんめ、900g)と聊(いさゝ)か小振(こぶ)り。 この日の旦(あさ)活け〆にしたばかりなれば、旨味(うまみ)乏(とも)しきは明白(あきらか)。 さらば、亭主(あるじ)の捌(さば)く姿(すがた)を虚(うつ)ろに眺(なが)む。 刺身(さしみ)を箸(はし)に取(と)り、ゆるりこれを吟味(あぢは)へど、 冬の 青森鮃(あをもりひらめ)、龝(あき)の 明石鯛(あかしだひ)を仰(あふ)ぎ見、 星鰈(ほしがれひ)、否、高名(なだか)き鮨店(すしや)の 眞子鰈(まこがれひ)にも劣る。 時季(じき)に外れ、身の締まり、香氣(かをり)、旨味(うまみ)ともに今一つ。 " 城下鰈(しろしたがれひ)"と云ふは遍(あまね)く知(し)らるゝごとく、 豐後(ぶんご)は 城下海岸(しろしたのはま)にて漁(すなど)らるゝ眞子鰈(まこがれひ)。 まともに口(くち)にするはこれが初(はじめて)。 求むるまでもなく、阿吽(あうん)の呼吸(いき)にて供(いださ)れし" 潮汁(うしほじる)"。 上面(おもて)には珠(たま)のごとき油脂(あぶら)が浮(う)かみ、 湯氣(ゆげ)とゝもに、芳香(かぐはしきかをり)四方(よも)に漂(たゞよ)ふ。 これを口に含(ふく)むに、 ほどよき鹽加減(しほかげん)と無限(かぎりな)き旨味、 味覺(した)を搖(ゆ)さぶり、鼻竅(はな)を穿(うが)ち、吭(のんど)を貫(つらぬ)く。 想定外(おもひのほか)に柔(やは)らかく、舌(した)に滑(なめ)らか。 これを噛み締むれば、奧齒(おくば)に抗(あらが)ふ方策(すべ)もなく蕩(とろ)け、 骨(ほね)の周圍(まはり)より旨味(うまみ)滾々(こんこん)と溢(あふ)れ出(い)づ。 これを 舐(ねぶ)り、慈(いつく)しみ、最後(いやはて)の一滴(ひとしづく)まで飮み干す。 およそ、 鮃(ひらめ)の骨邊肉(あら)なるは、 朝(あさ)〆なれば硬(かた)く、舌に逆らひ、:旨味(うまみ)乏(とも)しきもの。 日を置くに從(したが)ひ旨味(うまみ)を増し、味はひを深(ふか)むるが通例(つね)。 眞鯛(まだひ)また然(しか)り。 俗(よ)に鮃(ひらめ)は生で啖(くら)ふがよく、鰈(かれひ)は煮るが何よりと云ふ。 とは云へ、大(おほ)きなる眞子鰈(まこがれひ)は鮃(ひらめ)に似(に)て、 煮ては舌(した)に逆(さか)らひ、鮨(すし)・刺身(さしみ)に好適(む)く。 この日の鰈(かれひ)は鮃・眞鯛と云ふより 鮎魚女(あゆなめ)に彷彿(さもにたり)。 【2011-10-19追記】: 備前(びぜん)兒嶋湖(こじまこ)の蝦蛄鰻(しやこむなぎ)など。 【2011-09-29追記】: 琵琶湖(びわこ)の鰻(むなぎ)など。 【2011-09-22追記】: 宍道湖(しんじこ)の鰻(むなぎ)など。 【2011-09-10追記】: 球磨川(くまがは)の鰻(むなぎ)など。 【2011-09-04追記】: 此度 こだみ は、『』なる新種(しんしゆ)無花果(いちじく)。 【2011-08-18追記】: 土州(としう) 鏡川(かゞみがは)の 鼈(すっぽん)。 生姜(はじかみ) を加(くは)へず、掃愁箒(さけ)も嘗(かつ)ての三分(さんぶん)の一(いち)。 纔(わづ)かな臭(くさ)みこそあれ、なかなかのもの。 鼈裙(えんぺら)、頭(かうべ)も、、。 【2011-08-10追記】: 四万十川の 鮎(あゆ)、 佐島(さじま)の 章魚櫻煮(さくらに)、土州(としう)の鰹、 蝦夷地(えぞち)釧路(くしろ)の秋刀魚(さんま)など。 家苞(いへつと)ゝして『 ばらちらし』。 秋刀魚(さんま)は身(み)も膓(わた) もなかなかの旨(うま)さ。 【2011-07-03追記】: 此度(こだみ)の白眉(はくび)は 紅椒(ぱぷりか) のムウス。 紅椒(ぱぷりか)の苦味)、凝乳(くりいむ)のまろやかさ、ほどよき鹽氣(しほけ)と非のうちどころなし。 握りとして、茹で上げ蝦蛄(しやこ)、三枚漬(さんまいづ)けの新子(しんこ)、 大原の蒸鮑(むしあはび)、明石鯛、佐島(さじま)の章魚(たこ)櫻煮(さくらに)など。 茹 で上 げ蝦蛄に舌鼓(したつゞみ)を打つは大約(およそ)一年(ひとゝせ)ぶり。 時季(じき)の穴子(あなご)はまづまづ。 【2011-06-15追記】: 此度(こだみ)は、『 四万十川の 香魚(あゆ)』、『 北上川の 山女(やまめ)』、 『丹後 舞鶴(まひづる)の 鳥貝』、『房州 勝浦(ばうしうかつうら)の 鰹(かつを)』、 『 淡路(あはぢ)の 鱧(はむ)』、『 江戸前(えどまへ)の 穴子(あなご)』など。 『吉野川』の鮎(あゆ)の比(くら)べ、四万十川(しまんとがは)には力強(ちからづよ)さ。 鰹(かつを)、 鰺(あぢ)にも優(まさ)るこの日の白眉(はくび)は 穴子 あなご。 皮(かは)甚 いと 柔(やは)らかにして、身(み)も崩(くづ)れんばかり。 身皮(みかは)の間(はざま)なる脂(あぶら)が舌に纏(まと)はりつゝ、 吭 のんど の奧に、、。 やはり 鰻(むなぎ)は龝(あき)、 穴子(あなご)は初夏(なつのはじめ)が何より。 【2011-06-03追記】: ・・・・・・(略)・・・・・・ 此度(こだみ)の酒菜(さかな)は、 吉野川の 鮎、京師(みやこ) 賀茂茄子(かもなす)、 壹岐(いき)の 岩牡蠣(いはがき)など。 鮎(あゆ)には楓(かえで)と 加賀太胡瓜(かゞぶときうり)があしらはれ目にも鮮やか。 これを貪(むさぼ)るに、身と膓(わた) より心持(こゝち)よき香(かをり)迸(ほとばし)る。 岩牡蠣(いはがき)はその儘(まゝ)でも旨(うま)く、ぽん酢(ず)もまた佳(よ)し。 賀茂茄子(かもなす)はほどよき齒應(はごた)へを殘(のこ)し、出汁(だし)も上々。 握(にぎ)りは生平(つね)のごとし。 出水(いづみ)の眞鰺(あぢ)は時季(じき)に適(かな)ひ旨さ口中(くち)に横溢(あふ)る。 肥後(ひご)の 本蛤(ほんはまぐり)も朝鮮蛤(てうせんはまぐり)と見紛(みまが)ふ大きさ。 天草(あまくさ)の車蝦(くるまえび)は俗(よ)に云ふ『 大車(おほぐるま)』。 【2011-04-28追記(拔粹)】: 蝦夷(えぞ) 苫小牧の 馬糞海膽、洛(みやこ) 塚原の 白子筍(しらこだけ)、 越中 富山の 喉黒(のどぐろ)などを貰(もら)ひ杯(さかづき)を傾(かたぶ)く。 握りで、鮃(ひらめ)縁側(えんがは)、眞鰺(まあぢ)、小鰭(こはだ)、黄肌(きはだ)、 赤貝(あかゞひ)、穴子(あなご)。 音(おと)に聞(き)く『 白子筍(しらこだけ)』を口にするはこれが初(はつ)。 鹽茹(しほゆ)でに見(み)えしかど、出汁(だし)を加(くは)へたるものとなむ、、。 滑らかなる舌觸(したざは)りは絹に似て、えぐみのなさは泉(いづみ)を髣髴(おもはす)。 慥(たしか)に笋(たけのこ)の皇(すめらみこと)。 喉黒(のどぐろ)は兜(かぶと)ばかりを擇(えら)み、ほどよく炙りて供(いださ)る。 豫(あらかじ)め降り鹽(じほ)が施(ほどこ)され、その旨味も一入(ひとしほ)。 遉(さすが)に 閖上(ゆりあげ)の赤貝はなく、 周防にて漁(いさ)りしものゝみ。 殼(から)を剥(む)き、肝(きも)を燒(や)き、身(み)と紐(ひも)は握りとなす。 【2011-04-17追記】: ・・・・・・(略)・・・・・・ 漬け場に目立つ 九十九里(くじふくり)の 朝鮮蛤に 鶏卵燒(たまごや)き。 車蝦と 山芋を擂り込み、 四十分かけて燒上(やきあ)げたるもの。 主人(あるじ)、『 大地震(おほなゐ)に遭ひて閖上(ゆりあげ)の赤貝など皆無』と、、。 掃愁箒(さけ)を貰ひ、酒菜(さかな)二種(ふたくさ)に主人(あるじ)心盡くしの品。 最初(いやさき)に、越中滑川(ゑつちゆうなめりかは)の螢烏賊(ほたるいか)。 獨活(うど)を添(そ)へ酢未醤(すみそ)で戴(いたゞ)く。 酒菜(さかな)として、品書きより、 琵琶湖(びわこ)の もろこ鹽燒(しほやき)と、 洛(みやこ)は 長岡京 筍(たけのこ)の炙り燒きを注文(たのむ)。 もろこは二寸斗(にすんばかり)の大(おほ)きさで子持(こも)ち。 築地(つきぢ)で琵琶湖(びわこ)の もろこを扱ふは纔(わづ)かに一軒のみとか。 穴子 肝煮(きもに)、走りの 淡路島(あはぢしま) 海鰻(はむ)落とし、 それに、海鰻(はむ)の あら汁(じる)は、 主人(あるじ)の好意(かうい)。 握り十二、鶏卵燒、玉薤(さけ)、酒菜(さかな)二種(ふたくさ)で八千二百圓也。 價格(ね)の廉きは、家族(うから)ばかりで商(あきな)ひ、廛(みせ)も持ち家なればこそ。 銀座『』とは互ひに先代(せんだい)よりの附き合ひとか。 主人(あるじ)、今は『』となりし紀尾井町時代をも知る。 京師(みやこ)の馨(かをり)漂ふは、先代女將(さきつおかみ)の生まれもさることながら、 偏(ひとへ)に主人(あるじ)の(しゆげふさき)にあり。 力みがなく、『某(それがし)、 鮨より懐石料理(くわいせき)が得手(えて)』とポツリ。 扨 さて 、鮓職人が力量 うで を餘すところなくあらはす 鶏卵燒(たまごや)き。 些(いさゝ)か滑(なめら)かさに虧(かく)と云ふとも、 車蝦(くるまえび)の色尤(いと)鮮烈(あざやか)にして味はひもまたなかなかに深淵(ふかし)。 昆布〆に用(つか)ふ昆布(こんぶ)は 利尻(りしり)と、これまた京風(きやうふう)。 江戸(えど)の鮨屋(すしや)では 眞昆布(まこんぶ)を用(つか)ふが通例(ならひ)。 煮切(にき)りは醤油(しやうゆ)七に味醂(みりん)三で配合(ま)ぜ、 出汁(だし)を加へたるもの。 驚(おどろ)くべきは主人(あるじ)の 記憶力(ものおぼえ)の凄(すご)さ。 四月(よつき)も前の客(きやく)の呑み啖ひしたるものをつぶさに憶(おぼ)えてをり、 剩(あまッ)さへ、話のやりとりまでもが審(つまびらか)。 【2010-12-04記(拔粹)】: 最初(いやさき)に掃愁箒(さけ)。 酒菜(さかな)は豊後(ぶんご) 冬茹(どんこ)の含(ふく)め煮(に)。 一日(いちにち)西洋時辰儀(せいやうとけい)にして六時間煮詰(につ)め、 それを幾日(いくにち)も繰(く)り返(かへ)すと云ふ驚(おどろ)くほどの手間隙(てまひま)。 次いで『星鰈(ほしがれひ)の卵巣(こ)』。 主人(あるじ)の修業先(しゆげふさき)は洛 みやこ 木屋町通り『』。 慥(たしか)に味附けは淡く、京師(みやこ)の割烹(かつぱう)を髣髴(おもはす)。 この星鰈(ほしがれひ)、常磐(じやうばん)のものにて、主人(あるじ)誇りの品。 握りは、星鰈(ほしがれひ)、星鰈縁側(えんがは)、眞鯖(まさば)、小鰭(こはだ)、 墨烏賊(すみいか)を煮切(にき)りと鹽(しほ)で、 鮪(しび)の赤身(あかみ)醤油漬(しやうゆづ)けに、赤身(あかみ)に近き脂身(あぶらみ)、 蛤(はまぐり)、卷き、煮穴子(にあなご)、燒穴子(やきあなご)、冬茹(どんこ)卷き。 途中(とちゆう)、唐墨(からすみ)に 蟹汁(かにじる)を挾(はさ)み、 握(にぎ)り十三(とあまりみつ)、卷物(まきもの)一つ、合はせて値(あたひ)八千五百圓也。 口惜(くちをし)きは 鶏卵燒(たまごや)きなきこと。 勿驚 おどろくなかれ 、各々(おのおの)品の價格 ね が黒板(こくばん)に審 つまびらか。 僕(やつかれ)のほか、絶(た)へて客(ひと)の姿(すがた)を見ず。 近傍 ちかく に寺多く、粗方(あらかた)休日(やすみのひ)の法事客(はふじきやく)とか。 饗應(もてなし)に用(つか)ふ廛(みせ)なれば、價段 ね を明かす道理(ことわり)なし。 唐墨(からすみ)は自家製。 鹽(しほ)ばかりで製造(こしら)へたるものとは明らかに異なる圓(まろ)やかさ。 その理(ことわり)を訊(たづ)ぬれば、 燒酎(せうちう)に暫し漬け込みたるものとのよし。 傍(かたは)らの 紅芯蘿蔔(こうしんだいこん)は鮨屋(すしや)には珍しき品。 要求(もとめ)に應(おう)じ、唐墨(からすみ)に添(そ)ふると、、。 そも、蘿蔔(すゞしろ)は徒(いたづら)に強き鹽氣(しほけ)を和(やはら)ぐるもの。 鹽(しほ)強(つよ)からざれば、そのまゝに味(あぢ)はふが何より。 こゝろみに紅芯蘿蔔一片(ひとひら)を齧(かじ)るに、爽やかなること梨(なし)に似たり。 萬願寺唐辛子(まんぐわんじたうがらし)も東都(えど)の鮨屋にはなき菜蔬(あをもの)。 舎利(しやり)は粒(つぶ)が立ち、舌(した)に滑(なめ)らか。 暖(あたゝ)かさは人肌(ひとのはだ)ほどならん。 酢は 尾州半田(びしうはんだ)の白酢に、纔(わづ)かながら 沙糖を用(つか)ふ。 甘酢(あまず)漬け生姜(はじかみ)の自家製(じかせい)なるは勿論(いふもさらなり)。 くどさなく、口直(くちなほ)しにはほどよし。 近會(ちかごろ)の に比(くら)ぶれば、聊か冷たく、酢も弱め。 山葵(わさび)は本物(ほんもの)ながら、高名(なのある)廛(みせ)には遠く及ばず。 主人(あるじ)の誇る『 星鰈(ほしがれひ)』は〆てより三日目(みッつかめ)。 この時季の、『』か『』の 鮃の美味(うまきあぢ)にはとてもとても、、。 『』なれば〆て間(ま)もなきものを厚(あつ)めに切りつく。 身が活き、噛み締むるほどに旨味(うまみ)奔(ほとばし)るが通例(つね)。 『 蛤(はまぐり)』は他店(よそ)で用(つか)ふ鹿島灘(かしまなだ) 朝鮮蛤とは異なり、 肥後(ひご)の濱(はま)にて漁(すなど)られし 本蛤(ほんはまぐり)。 これを『漬け込み』となし、 煮詰(につ)めを寸毫(つゆ)施(ほど)さずに味はふ。 僅(はつ)かながらも火の入り過ぎたるけはひこそあれ、なかなかの出來榮(できば)え。 主人(あるじ)が『今一つ』と羞(は)ぢらふ『 煮穴子(にあなご)』は江戸前(えどまへ)。 煮工合(にぐはひ)もほどよく、この時季(じき)としては、まづまづ。 最(いと)面白(おもしろ)きは『 燒穴子(やきあなご)』。 洛(みやこ)に倣ひて、 骨切(ほねき)りを行ひたる後これを炙(あぶ)る。 やはり『 燒穴子』に限るなら『 468』に一日(いちじつ)の長(ちやう)。 鶏卵(たまご)の代替(かはり)に『尤(いと)自信(じゝん)あるもの』と、問はゞ、 『含ませ煮の冬茹(どんこ)』を海苔(のり)に卷くは如何(いか)に、と、囘答(いら)ふ。 ぬばたまの黒さながらも、味は海苔卷きの干瓢(かんぺう)よりも穩(おだ)やか。 さても、握り鮨の華(はな)たる 光物(ひかりもの)ゝはと檢(あらた)むるに、 鯖(さば)はやゝ淺(あさ)め、小鰭(こはだ)は聊(いさゝ)か強き酢〆。 主人(あるじ)に據(よ)らば、鯖は、鹽(しほ)二時間半、酢(す)四十分、 小鰭 こはだ は、鹽(しほ)を五十分、酢(す)を四十分とか。 豐後(ぶんご)の鯖(さば)は、その身頗(すこぶ)る肥(こ)え、 脂(あぶら)は鹽(しほ)を蹴散(けちら)らし、酢を四方(よも)に彈き飛ばさんばかり。 小鰭(こはだ)には"卷き"より拵(こしら)へたる朧(おぼろ)を挾(はさ)む。 〆の強さたるや、九段下『』、烏森稻荷『』に次ぐ。 そも『』なる屋號(やがう)、 小宮徳造(こみやとくざう)が 魚屋に因む。 倅(せがれ) 健(たけし)、當地 このち に開きし鮨屋こそ『おすもじ處(どころ)』。 二代目(にだいめ)重病(おもきやまひ)に仆(たふ)れ、跡を繼ぎしが、三代目(さんだいめ)。 すなはち、現行(いま)の親方(おやかた) 小宮健一(こみやけんいち)その人(ひと)。 四度目(よたびめ)の『』。 當日(そのひ)電話(テレフヲン)するに、「 空席(あき)あり」との應答(いらへ)。 今猶(いまなほ)かくのごとき景状(ありさま)なる縁由(ことのよし)、 偏(ひとへ)に、" 川口(かはぐち)"と云ふ地(ところ)の牆壁(かべ)にあらん。 とは云へ、かの蒲田(かまた)『』の前例(ためし)もあり、 努々(ゆめゆめ)油斷大敵(きをぬくべからず)! 半年後(はんとせのち)、 「『』のごとき爲體(てゐたらく)にならぬ」とは、難斷言(いひきりがたし)。 " 熟成(ねかし・うらし)"を窮(きは)めんとするは、以前同樣(まへにおなじ)。 魚(うを)に依存(よ)り、大(おほ)きさに從(したが)ひ、 鹽(しほ)を振(ふ)り、時(とき)にその儘(まゝ)、 冰温(こほりのつめたさ)に寢(ね)かすこと數日間(いくにちか)。 " 劍先烏賊(けんさきいか)"で五日(いつか)、 " 鱸(すゞき)"、" 星鰈(ほしがれひ)"なら七日(なぬか)、 この日(ひ)の" 鮪(しび)"は五日(いつか)と云ふ工合(ぐあひ)。 鱸(すゞき)は、「 昆布〆(こぶじめ)歟(か)?」と訝(いぶか)るほど。 舎利(すめし)の美味(うま)さも不變(あひかはらず)。 陸奧(むつ)の 眞妻山葵(まづまわさび)の優秀(すば)らしさは、 豆州(いづ)のそれにも匹敵(ま)けぬほど。 季(とき)に恵(めぐ)まれずと云へど、" 鮪(しび)"もまた佳味(よきあぢ)。 創業(あきなひをはじめ)て以來(よりこのかた)、 築地(うをいちば)では、最上(いとよ)きものばかりを贖(か)ひ續(つゞ)け、 今(いま)や、 仲卸(なかおろし)が、 當家(こちら)のために極上(このうへなき)ものを確保(とりおき)するまでに、、。 " 鮪(しび)"、" 海膽(うに)"は勿論(いふまでもなく)、 その他(ほか)の鮨種(すしだね)も至高(とびきり)のものばかり。 この日(ひ)の" 紫海膽(うに)"にも「 築地一(つきぢいち)」の極印(きはめいん)。 一貫(ひとつ)原價(もとね)で四千五百圓(よんせんごひやくゑん)にもなると云ふ。 それを、 「四千圓(よんせんゑん)と云ふ破格値(あかじね)」 にて提供(いだす)とのよし。 小人(それがし)のみ、このありがたき提案(まうしいで)を辭退(ことわる)。 " 星鳗(はかりめ)"は 烹(に)て炮(あぶ)ると云ふ烹調法(やりかた)。 外見(みため)も食感(あぢはひ)も、 瀬戸内(せとうち)界隈(あたり)の燒穴子(やきあなご)に彷彿(さもにたり)。 僕(やつかれ)、やはり、古典的(むかしなが)らの" 煮穴子(にあなご)"が吉(よい)。 " 蝦蛄(しやこ)"も卵巣(たまご)を持(も)たぬものを、 眼前(めのまへ)にて茹(う)で上(あ)ぐるを嗜(この)む。 當家(こちら)の流儀(やりかた)、 風習(ならひ)の" 漬込(つけこみ)"とも半點(いさゝか)異質(ことなる)。 明々地(あからさま)に改良(よく)なりしが" 雞卵燒(たまごやき)"。 顏色(いろ)の變化(たがひ)は 甘蔗(さたう)を變更(かへ)たことに起因(よる)。 滑(なめ)らかなること絹(きぬ)のごとく、 嫩(やはらか)なること焦糖布甸(かすたあどぷでいんぐ)を髣髴(おもはす)。 劈頭(いやさき)から掉尾(いやはて)に至(いた)るまで、 一(ひと)つとして麁味(あぢあ)しきもの皆無(なし)。 只顧(ひたすら)旨(うま)く、唯々(たゞたゞ)味覺(した)を怡(よろこ)ばしむ。 とは云へ、 美味(うま)く濃厚(こ)きに過(す)ぐるとの恨(うら)みを殘(のこ)す。 8 「 雞卵燒(たまごやき)、進化(かはりぬ)。 」 との慥(たしか)なる噂(うはさ)を小耳(こみゝ)に挾(はま)み、 三度目(みたびめ)の訪問(おとづれ)。 此度(こだみ)は、 類稀(たぐひまれ)なる食通(たべて)を同伴(ともな)ひ、、。 劈頭(はじめ)から、 豬股親方(ゐのまたをやかた)の誇(ほこ)らしくも愉快(たの)しげなる聲(こゑ)。 」 「 今季最後(いやはて)の津輕海峽(つがるかいきやう)もの。 卷物(まきもの)など十七(とあまりなゝつ)に啤酒(びいる)を合(あは)せ、 對價(あたひ)、二萬圓(にまんゑん)斗(ばかり)。 前(まへ)に同(おな)じく、 過半(あらかた)、 輕(かろ)く鹽(しほ)して熟成(ね)かしたる素材(たね)。 「たゞし、 貝(かい)と蝦(えび)はその限(かぎ)りにあらず。 」 とは、師傅(おやかた)の辯(はなし)。 " 鰤(ぶり)"、" 眞鯛(まだひ)"、" 赤鯥(あかむつ)"、など、 背身(せみ)と 腹身(はらみ)を薄(うす)き削(そ)ぎてこれを合體(あはす)。 その縁由(ことのよし)、 「 僉(みな)、均一(おな)じ味(あぢ)にせばやと、、」となむ。 " 眞梶木(まかぢき)"も同樣(おなじ)ながら、 背身(せみ)二枚(にまい)。 " 小鰭(こはだ)"は、 市場(いちば)で厚(あつ)めのものを選擇(えら)み、 半身(はんみ)にして、更(さら)にこれを薄(うす)く開(ひら)き、 裏表(うらおもて)にして二枚(にまい)。 「 鹽(しほ)、 醋(す)、ともに 八十分(はちじつぷん)」 とは、 今時(いまどき)ありえぬほどの強烈(つよ)さ。 さりながら、 醋(す)の立(た)ち過(す)ぎを感(かん)じさせぬは驚歎(おどろき)。 「 十日間(とほか) 熟成(ねかしたるもの)」、 と證言(い)ふ淡路(あはぢ)の" 眞鯛(まだひ)"。 " 紅瞳(べにひとみ)"と號(よびな)す" 赤鯥(あかむつ)"には仰天(そらをあふぐ)。 元來(もとより)、 北陸(ほくりく)近邊(あたり)ではこれを" 喉黑(のどぐろ)"と稱(とな)ふ。 その美味(よきあぢ)たるや、もはや、 唸(うな)るほか術(てだて)なし。 どれもこれもが東道(あるじ)の誇(ほこ)り。 時季(とき)に適(かな)ふ至高(このうへなき)ものばかりを仕入(しい)れ、 これに、 鹽(しほ)を振(ふ)りて適宜(ほどよく)寢(ね)かし置(お)き、 時(とき)に、速(すみ)やかにこれを鮨種(すしだね)となす。 柵漬(さくづ)けたる 鮪(しび)は、 切附(きりつ)け、再度(ふたゝび)漬醤油(つけじやうゆ)に滲(ひた)し、 小柱(こばしら)などには、 醋洗(すあら)ひを施(ほどこ)す。 眞牡蠣(かき)は岩手(いはて) 赤嵜産(あかざきのもの)。 酒(さけ)、 味醂(みりん)、 昆布(こんぶ)による" 漬込(つけこみ)"のごときもの。 亭主(あるじ)言(い)ふやう: 「世(よ)に "昆布森(こんぶもり)"に優(まさ)る牡蠣(かき)なしと云へど、 今頃(いまごろ)のものは火(ひ)に遭(あ)ひて縮退(ちゞむ)が通例(つね)。 」 これに因(よ)り、 「" 昆布森(こんぶもり)"の牡蠣(かき)は十二月(じふにがつ)まで、 海膽(うに)は、 利尻(りしり) 馬糞海膽(ばふんうに)の最上品(いとよきしな)を、 春(はる)から夏(なつ)までに限定(かぎり)て用(つか)ふ。 」と、、。 " 穴子(あなご)"なき縁由(ことのよし)、また同樣(しかり)。 眞梶木(まかぢき)の旨(うま)さも時季(いまごろ)固有(ならでは)。 「 春(はる)には 三州(みかは)の" 淺蜊(あさり)"、、」、 と、心待(こゝろま)ちの樣子(そぶり)。 駭(おどろ)くほどに大(おほ)きな 野附(のつけ)の" 大星(おほゞし)"。 すなはち、 莫迦貝(ばかゞひ) 貝柱(かひばしら)番(つがひ)の一(ひとつ)。 僕(やつかれ)、 酢洗(すあら)ひせで、その儘(まゝ)に用(つか)ふが嗜(この)み。 纔(わづ)かに味(あぢ)の濃(こ)さを感(かん)じたは、 " 子持(こも)ち 槍烏賊(やりいか)"に" 手卷(てまき)の 鐵火(てつくわ)"。 槍烏賊(やりいか)は 半點(いさゝか)甜鹹(あまから)く、 手卷(てまき)は 煮切(にきり)過多(おほめ)。 味覺(した)の鋭(するど)き 同行者(つれ)より、 さらに、より詳細(こま)かき指摘(してき)あり。 とは云へ、 押(お)しなめて、どれもこれも美味(よきあぢ)。 就中(わきても)、 素材(すしだね)の上質(よ)さは折紙附(をりがみつき)。 " 鶏卵燒(たまごやき)"は 緑色(みどりいろ)が薄(うす)れ、 甜(あまみ)を増(ま)し、滑(なめ)らかさも向上(うはむき)たる兆(きざし)。 黍糖(きびたう)を 上白糖(じやうはくたう)に換(か)へ、 沙糖(さたう)を減(へ)らして 味醂(みりん)に、、」との説明(よし)。 " 海苔(のり)"は肥前(ひぜん) 有明(ありあけ)。 " 小鰭(こはだ)"も 有明(ありあけ)。 「 有明(ありあけ)の小鰭(こはだ)は海苔(のり)の味(あぢ)がする」、 とは東道(あるじ)が説(はなし)。 「ふらり、晝飧(ひる)にでも覗(のぞ)かばや」と意(おも)ひしかど、 「年末(としのすゑ)まで一席(ひと)つとして空(あき)なし」の景状(ありさま)。 寔(まこと)、 近會(ちかごろ)の鮓店(すしや)は尋常(よのつね)ならざるものあり。 かつて、" 御好(おこの)み"、すなはち、 賓(まらうど)の隨意(おもひのまゝ)に摘(つま)めた『』は、 " 御任(おまか)せ"のみと變貌(なりは)て、その名聲(たかきな)に胡坐(あぐら)。 先般(さきごろ)閉店(みせじまひ)せしばかりの『』また同樣(しかり)。 人(ひと)が客(ひと)を呼(よ)び、評判(うはさ)が評價(うはさ)を呼(よ)ぶ。 宛然(あたかも)、 雫(しづく)集(つど)ひて清水(しみづ)となり、川(かは)と變貌(な)り、 やがて瀑布(おほだき)と化(な)りて瀧壺(たきつぼ)に荒狂(あれくる)ふがごとし。 さすれば、當家(こちら)『』の遠(とほ)からず上(うへ)のごとく變化(な)るも、 最早(もはや)不可避(さけがた)き宿命(さだめ)。 氣(き)も漫(すゞ)ろ。 「有象無象(うざうむざう)の衆人(たみ)蝟集(むらが)る前(まへ)に、、」と、 この日(このひ)、矢(や)も楯(たて)もたまらず、 武州足立郡川口(むさしのくにあだちのこほりかはぐち)の地(ち)に、、。 大約(およそ)半年(はんとし)ぶり。 前囘(まへ)は六字(ろくじ)開始(はじまり)で客(かく)一人(ひとり)、 此度(こだみ)は五字(ごじ)開始(はじまり)で賓(まらうど)六人(むたり)。 「前日(まへのひ)は纔(わづ)か一人(ひとり)のみ」とのよし。 " 墨烏賊(すみいか)"九日(こゝのか)、" 眞鯛(まだひ)"は十日(とほか)。 " 皮剥(かはゝぎ)"、" 喉黑(のどぐろ)"なども熟成(うら)す。 とりわけ、" 眞梶木(まかじき)"は 廿日(はつか)と云ふ長期間(ながさ)。 但(たゞ)し、 " 蟹(かに)"、" 貝(かひ)"、" 蝦(えび)"は 速(すみ)やかに用之(これをつか)ふ。 どれもこれも、魂(たましひ)を消(け)すほどの旨(うま)さ。 就中(わきても)、" 喉黑(のどぐろ)"、" 皮剥(かはゝぎ)"、" 鮪(しび)"は、 呆(あき)れ果(は)て、笑(わら)ふ餘(ほか)術(てだて)なし。 唯一(たゞひとつ)、" 鶏卵燒(たまごやき)"の味(あぢはひ)は今一(いまひと)つ。 舎利(すめし)は、 小人(それがし)が嗜(この)みに秋毫(つゆ)異(こと)なるところなし。 粒(つぶ)が立(た)ち、しかも 舌(した)に滑(なめ)らか。 飯切(はんぎり)に混合(あ)はせて大約(およそ) 三十分(さんじつぷん)。 以爲(おも)ふに、輙(たやす)く席(せき)の取(と)れぬ 『』、『』、『』、『』 に拘泥(こだは)るより、 當日(そのひ)に空席(あき)のある當家(こちら)が理想(よい)。 鮨職人(すしゝよくにん)としての才能・力量(ちから)も稀有(まれにみるほど)。 小人(それがし)もまた、『』には一目(いちもく)二目(にもく)。 『』を 敬(うやま)ひつゝ、 己(おのれ)固有(ならでは)の流儀(やりかた)を探求(さがしもと)めんとするは、 傍目(はため)にも明白(あきらか)。 實(げ)に、 求道僧(みちをさがしもとむるもの)に異(こと)ならず。 實家(うまれたるいへ)が農業(こめづくりをなりはひとなす)にもかゝはらず、 實家(うち)や近所(ちかく)の米(こめ)に飽(あ)き足(た)らず、 彼此(をちこち)に好(よ)き鮓米(すしまひ)を求(もと)め、 (いひやま)の 米(こめ)へと到達(たどりつく)。 産(いひやまさん)" こしひかり"。 信州(しなのゝくに)(いひやま)は、 越後(ゑちごのくに) 魚沼郡(うをぬまのこほり)と隣接(となりあふ)。 「 舎利(すめし)には"魚沼産(うをぬまさん)"より好適(よい)」と斷言(いふ)。 鶏卵(かひご)は、 陸州(むつのくに)津輕郡(つがるのこほり) 鰺ヶ澤(あぢがさは)の地(ち)、 (はせがはしぜんぼくじやう)のもの。 " 鶏卵燒(たまごやき)"の 顏色(いろ)は獨特(ほかになきもの)。 鮪(しび)のみならず、 白身(しろみ)の類(たぐひ)も 熟成(うら)して用(つか)ふ。 白烏賊(しろいか)、すなはち 劍先烏賊(けんさきいか)、 鱸(すゞき)、 星鰈(ほしがれひ)など、何(いづ)れも 七日(なのか)ほど。 鮃(ひらめ)、 鰈(かれひ)の類(たぐひ)は、 平均的(なみ)の鮓店(すしや)なら、寢(ね)かしてもせいぜい三日(みッか)。 纖細(こまやか)なる 烏賊(いか)への 疱丁(はうちやう)は、 『』を髣髴(おもはす)。 とは云へ、『』とも『』とも異質(こと)なる味(あぢはひ)。 今(いま)や 熟成(うらし)の盛名(な)を擅(ほしいまゝ)にする『』: 小人(それがし)、 十年前(とゝせまへ)の陳腐(ありきたり)の烹調法(やりかた)を知(し)るのみ。 9kg)もの 星鰈(ほしがれひ)、 最上質(いとよ)き 利尻(りしり)の 蝦夷馬糞海膽(えぞばふんうに)を用(つか)ふは、 寔(まこと)、豬股親方(ゐのまたをやかた)が 心意氣(こゝろいき)。 とは云へ、 鮨種(すしだね)の良(よ)し惡(あ)し、貴賤(たふとき・いやしき)は、 成形技術(かたちづくるわざ)と 舎利(すめし)に比較(くら)ぶれば、 些末(とるにたら)ぬこと。 上記(うへにしるせ)るごとく、 米(こめ)は産(いひやまさん)こしひかり。 三種(みくさ)の 紅醋(あかず)を混合(あは)せ、 沙糖(さたう)に頼(たよ)らで、旨味(うまみ)を抽出(ひきいだす)。 口(くち)に抛(はう)り込(こ)むや、 須臾(たちまち)解(ほぐ)れて、臼齒(おくば)に幾粒(いくつぶ)か留(とゞ)まる。 瞬時(すぐさ)ま崩壊(ほど)けながらも、 口中(くちのなか)に殘(のこ)る 米粒(こめつぶ)は 舌(した)に滑(なめ)らか。 一度(ひとたび)これを噛締(かみし)むるや、 瞬(またゝ)く中(うち)に咽喉(のみど)を通過(す)ぎて胃袋(いのふ)に、、。 鹽梅(しほとす)、 温度(あたゝかさ)も も適切(ほどよ)く、 これぞ、小人(それがし)庶幾(こひねが)ひてやまぬ舎利(すめし)そのもの。 『』、『』 の舎利(すめし)に肉薄(せま)る水準(たかみ)。 否(いな)、 漫(みだり)に主張(いひはる)こともせで、 能(よ)く、あらゆる鮨種(すしだね)にも調和(あ)はすことのかなふ、 " 最適解(よきおとしどころ)"やも知(し)れぬ。 『』には半點(いさゝか)及(およ)ばぬにせよ、 手附(てつ)きに無駄(むだ)はなく、迅速(すばやく)・精確(あやまちなきかたち)。 齢(よはひ)・ 春秋(つきひ)を重(かさ)ねれば、 即(すなはち)、 いづれ神業(かみわざ)の域(いき)に到達(いた)らん。 扨(さて)、この日(ひ)の流(なが)れ: 白烏賊(しろいか)に始(まじ)まり、鶏卵燒(たまごやき)に終(を)はる、 握(にぎ)り十七(とあまりなゝつ)、手卷(てまき)一(ひとつ)、 卷物(まきもの)一(ひとつ)からなる構成(くみたて)。 鮪(しび)が赤身(あかみ)と 肥肉(あぶらみ)合計(あは)せて五(いつゝ)。 更(さら)に 手卷(てまき)も、、。 老舖(しにせ)"(ひちやう)"よりの仕入(しいれ)。 これを過半(あらかた) 醤油漬(しやうづ)けとなす。 夏場(なつば)としては、稀(まれ)に見(み)る美味(びみ)。 敢(あ)へて" 房州産(あは)"を避(さ)け、 " 三陸産(さんりく)"を重用(おもん)ずと云ふ 鮑(あはび)も佳味(よきあぢ)。 " 胡麻鯖(ごまさば)"は 薄(うす)く三枚(さんまい)に引(ひ)き、 これをずらし 重(かさ)ねて用(つか)ふ。 この技法(やりかた)の嚆矢濫觴(さきがけ)は、 六本木(ろつぽんぎ)『』 鈴木隆久親方(すゞきたかひさおやかた)。 眞鰺(まあぢ): 豫(あらかじ)め 輕(かろ)く振(ふ)り鹽(じほ)を打(う)ち、 供(いだ)す直前(すぐまへ)に醋(す)に潛(くゞ)らす流儀(やりかた)。 この時季(じき)、しかも、薩州(さつまのくに) 出水(いづみ)の産(もの)。 穴子(あなご)は吾(あ)が嗜好(このみ)に合(あ)はず。 東都(えど)の" 煮穴子(にあなご)"と云ふより、 京坂(あちら)の" 燒穴子(やきあなご)"のごとき食感(はごたへ・したざはり)。 皮(かは)近(ちか)くより漂(たゞよ)ふ臭氣(くさみ)は皆無(なし)。 酒(さけ)・ 味醂(みりん)の類(たぐひ)を用(つか)ふことなく、 芝蝦(しば)と 薯蕷(いも)・ 甘蔗(たう)にて制作(こしら)へたる、 鶏卵燒(たまご): 件(くだん)の鶏蛋(たまご)の濃厚(こ)き口味(あぢ)こそ顯著(あらは)なれど、 やはり、『』の 鶏卵燒(たまご)が吉(よい)。 親方(おやかた)と、 やがて 御内儀(おかみ)となる許嫁(いひなづけ)の 呼吸(いき)も合(あ)ひ、 寔(まこと)、 心持(こゝち)よき限(かぎ)り。 繁盛(さかえ)て欲(ほ)しくもあり、混雜(こみあ)ふは辛(つら)きところでもあり。 東道(あるじ)曰(いへら)く、 「 一流店(なのあるみせ)で修業歴(わざをならひおぼえ)たる例(ためし)なし」と、、。 獨學(ひとりまな)びて祕技(ひめわざ)を會得(ゑとく)せしは、 木挽町(こびきちやう)『』など極纔(きわめてわづ)か。 押竝(おしな)めて、 この界隈(あたり)では、浦和(うらわ)『』を凌駕(しの)ぎ、 東都(えど)でも、『』、『』と比肩(かたをなら)ぶるほど。 今(いま)や、『』にも肉薄(せま)る威勢(いきほひ)。 F2 「今(いま)向絶滅(たへな)んとする 膀胱包(ヴェッシー、ばうくわう)づゝみ」 「庶幾(こひねが)はくは、一緒(とも)にこれを啖(くら)はん!」 とのありがたき誘(さそ)ひ。 「据膳(すゑぜん)喰(く)はねば肚(はら)が減(へ)る。 」 瞬時(またゝくいとま)もあらで、快諾(よろこびいさみてこれをうけたまはる)。 その容(さま)、 草花(くさばな)の風(かぜ)に靡(なび)き、 猫(ねこ)が木天蓼(またゝび)に酩酊(ゑ)ふがごとし。 新派法國菜(しんぱフランスれうり)が旗頭(はたがしら)、 ""が" ブレス雞(どり) 膀胱包(ばうくわうづゝ)み"は、 あまりに高名(なだかし)。 そも、" 膀胱包(ばうくわうづゝ)み"は 昔(いにしへ)より傳承(つたは)る技法(わざ)。 往古(そのかみ)以來(よりこのかた)多用(おほくもちゐ)られ、 現代(いまの)"(しんくうてうり)"へと連(つら)なる。 ラグビー蹴球(けまり)の球(たま)の歪(いびつ)なる縁由(ことのよし)、 偏(ひとへ)に 豬(ぶた)膀胱(ばうくわう)の形状(かたち) に由來(よる)。 誘(さそ)ひ主(ぬし)と東道(あるじ) 室田總主廚(むろたをやかた)とは、 舊知(ふるきなじみ)の間柄(あひだがら)。 (よしのたてるおやかた)の薫陶(をしへ・てほどき)を受(う)け、 古典法國菜(ふるきフランスれうり)に長(た)くるとの噂(うはさ)。 小人(それがし)、傳統(ふるきもの)を愛(め)づること、 宛然(あたかも)、 蝶(てふ)が花(はな)を戀(こ)ひ、 鰻(むなぎ)が坑(あな)に執着(とりすが)るに似(に)たり。 この日(ひ)の宴(うたげ)は、 アミューズに始(はじ)まり、前菜(オルドゥーヴル)、魚(ポアソン)、 肉(ヴィアンド)、菓子(デセール)なる構成(ながれ)。 但(たゞ)し、事情(わけ)ありて菓子(デセール)には到達(いた)らず。 最初(いやさき)に、 蘇格蘭産(スコットランドさん) 雷鳥(らいてう、グルーズ)と 琉球産(りうきうさん) 高麗雉(かうらいきじ、フェザ)の御披露目(おひろめ)。 桌子(つくゑ)には、狩獵(かり)にて殺害(あや)められし鳥(とり)二羽(には)。 詳細(つぶさ)にその顏色(かんばせ)を觀察(うかゞ)ふに、 海(うみ)よりも深甚(ふか)き遺恨(うらみ)を抱(いだ)き、 無念(むねん)極(きは)まりなき憤怒(いかり)の形相(ぎやうさう)。 、、と云ふは眞赤(まつか)な嘘僞(うそいつはり)。 さながら、 安(やす)らかに眠(ねむ)る童蒙(わらんべ)のごとし。 これを 攝氏(せつし)五・六度(ごろくど)にて熟成(ねかしうらす)。 雷鳥(らいてう)七日(なのか)、雉(きじ)十四日(とほかあまりよつか)。 前菜(オルドゥーヴル)? として、 " 梭魚(かます) 冷燻(れいくん)"に" パテ・アンクルト(パイ包み)"。 近會(ちかごろ)巷(ちまた)に跋扈(はびこ)るは、 " パテ"と詐稱(あざむ)き" パイ生地(きぢ)"用(つか)はぬ貨物(しろもの)。 當家(こちら)の" パテ・アンクルト(パイ包み)": 「 これぞ王道(わうのみち)」と賞賛(ほめたゝ)ふべき一品(ひとしな)。 倩(つらつら)その内容(なかみ)を窺(うかゞ)ふに、 鹿肉(かのしゝ)、 野豬肉(ゐのしゝ)、 熊肉(くまのしゝ)、 鵝肝(フォアグラ)、、。 およそ 魳(かます)と云ふは 水氣(みづけ)多(おほ)き魚(うを)なれば、 開(ひら)きて鹽(しほ)して乾(ほ)すが慣習(ならひ)。 鮓店(すしや)なれば" 棒鮓(ぼうずし)"と做(な)すが通常(つね)。 當家(こちら)、鹽(しほ)したる後(のち)、 冷燻(れいくん)を施(ほどこ)す。 その身(み)は柔(やは)らかく、適度(ほどよ)き水氣(みづけ)を保持(たもつ)。 實言(まこと)、 拔群(ひとにひいで)たる火入(ひい)れ。 ソースの美(うつ)しさも特筆大書(おほいにかきしるす)べきもの。 翡翠(ひすい)かと疑(うたが)はれ、(し)と錯覺(みまがふ)。 " 魚(ポアソン)"はと覽(み)るに、 傳統(いにしへよりつたは)る" ソール・ボン・ファム(したびらめ)"。 由緒(すぢめ)正(たゞ)しき法國魚料理(フランスうをれうり、ポアソン)。 纔(わづ)かながらも鹹(しほから)く、白葡萄酒(さけ)以(も)て漱(くちすゝ)ぐ。 扨(さて)、お次(つぎ)に控(ひか)へし" 膀胱包(ばうくわうづゝ)み": 調理前(てうりまへ)の"あの 惡臭(にほひ)"に首傾(くびかしぐ)るも、 膀胱(ばうくわう)を切開(きりひら)くや豹變(にはかにさまがはり)。 須臾(たちまち)周邊(あたり)に漂流(たゞよ)ふ妖(あや)しき馨(かをり)。 實(げ)に、 惡臭(あしきかをり)と 芳香(かぐはしきかをり)は 紙一重(かみひとへ)。 就中(わきても)、 松露(せうろ、トリュフ)がその證左(あかし)。 桌上(つくゑのうへ)には、分割(とりわけ)濟(ずみ)の銘々皿(めいめいざら)。 僕(やつかれ)、 雉(きじ、フェザ)・ 雷鳥(らいてう、グルーズ)とも、 口(くち)にするは此度(こだみ)でこれが二度目(にどめ)。 とは云へ、 高麗雉(かうらいきじ)は初(はじめて)。 それも 雌(めす)。 「 雌(めす)の食味(あぢ)は雄(をす)に優(まさ)る。 」 とは、御招(おんまね)き頂(いたゞ)きたる方(かた)の説(はなし)。 欝血(ちがたま)りて二週間(にしうかん)の長(なが)きに亙(わた)れど、 その身(み)は 想定外(おもひのほか)に白(しろ)く、臭氣(くさみ)もなし。 かくて、 只顧(ひたすら)、 手羽肉(てば)を喰(く)らひ、 腿肉(もゝ)を貪(むさぼ)る。 その容(さま)、惡鬼羅刹(あつきらせつ)に異(こと)ならず。 肉(にく)のみならず、 皮(かは)の美味(うま)さも一入(ひとしほ)。 慥(たしか)に、 雷鳥(らいてう)には 臭氣(くさみ)と 苦味(にがみ)が伴(ともな)ふ。 然(しか)はあれど、 『』 にて閉口(くちをとざ)したるほどの惡臭(あしきかをり)にあらず。 然(さ)れば、瞬(またゝ)く中(うち)に皿(さら)は空(から)と化(な)る。 膀胱(ばうくわう)と 雷鳥(らいてう)と云ふ 惡臭(あしきかをり)の共演(きそひあひ)。 實(げ)に、「 毒(どく)以(も)て毒(どく)を制(せい)す。 」 元來(もとより)、癖(くせ)のある馨(かをり)は嗜(この)むところ。 " くさや"、" 臭豆腐(しうどうふ)"、何(いづ)れも同様(しかり)。 故(ゆゑ)ありて、 菓子(デセール)を前(まへ)に辭別(いとまごひ)。 女洋菓子職人(パティシエール)の技藝(わざ)を見逃(みのが)したるは、 僕(やつかれ)一世一代(いつせいちだい)の大不覺(だいふかく)。 この女職人(パティシエール)「手煆煉(てだれ)」との評判(うはさ)あり。 桌子(つくゑ)には 純白(まし)き 亞麻布(リネン)の 桌布(テーブルクロス)。 亞麻布(あまぬの)の 餐巾(ナプキン)に加(くは)へ、 御絞(おしぼ)りまで、、。 麪麭(ぱん)を手掴(てづか)みする洋食(やうしよく)でこそ、 御絞(おしぼ)りは不可缺(かくべからざるもの)。 そも、 眞白(ましろ)き 亞麻布(リンネル)は 裝飾(かざり)にあらず。 周圍(まはり)を柔(やは)らかに照(て)らし返(かへ)す效果(きゝめ)あり。 鮓店(すしや)の 檜(ひのき)もこれに同(おな)じ。 高脚杯(ぐらす)も 皿(さら)も、 菜(れうり)を活(い)かす上質品(よきもの)。 白瓷器(はくじ)若(も)しくは玻璃(がらす)の碟(さら)に ソースを垂(た)らし、 小賢(こざか)しき繪畫(ゑ)を描(ゑが)く近會(ちかごろ)の作法(やりかた)とは、 雲壤(くもとつちほど)の相違(たがひ)。 漫(みだり)に賓(ひと)の眼(め)を欺(あざむ)くは廚師(いたまへ)に非(あら)ず。 當家(こちら)、かゝる 小手先(こてさき)の技藝(わざ)とは無縁(ゆかりなし)。 肉用(にくやう) 餐刀(ナイフ)の 利(するど)さ、使(つか)ひ易(やす)さ、 適切(たゞし)き 碟(さら)の温度(あたゝかさ)、 悉(ことごと)く、小人(それがし)が琴線(こゝろ)に觸(ふ)れて止(や)むことなし。 金屬洋食器(カトラリ)の設置法(おきかた)は 英國式(エゲレスしき)。 仰向(あふむ)けとし刻印(こくいん)を表(おもて)となすは、 當家(こちら)老板(あるじ)固有(ならでは)の創意工夫(やりかた)にて、 「(おやかた)は 法國式(フランスしき)」とのよし。 野獸(のゝけだもの)、 野鳥(のゝとり)を扱(あつ)ひながらも、 突(つ)き進(すゝ)むは 正統(せいとう)にして 王道(わうだう)。 菜(れうり)、 器(うつは)、 金屬洋食器(カトラリ)、 接客(もてなしぶり)、 何(いづ)れも然(しか)り。 4 掉尾(いやはて)の粕壁(かすかべ)『』。 「 同(おな)じ屋號(な)で、 神田神保町(かんだじんぼうちやう)へと移轉(うつるべし)」との情報(よし)。 「櫛齒(くしのは)の毀(こぼ)るゝが如(ごと)く」とは正(まさ)にこのこと。 僕(やつがれ)相知(なじみ)の肆(みせ)が、一軒(ひとつ)、また一軒(ひとつ)。 「またにたま」。 "また"に一箇(ひとつ)は(このおかた)。 "また"に一杯(いつぱい)、(しがらきやき)。 、、と云ふ次第(わけ)にて、 "(サルシッチャ)"+"(えびかづらのさけ)"+"(あいすくりん)"、 〆に"(エスプレッソ)"。 對價(あたひ)、三千八十圓也(さんぜんはちじふゑんなり)。 主菜(しゆさい)の一皿(ひとさら)"(サルシッチャ)": 今更(いまさら)言(い)ふも憚(はゞか)るが、 それにしちャ、滿更(まんざら)でもなき味(あぢはひ)。 舌鼓(したつゞみ)からの(はらつゞみ)、(ばさら)で辭去(さらば)。 8~F4 東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1. 此度(こだみ)は""に"(あかきえびかづらのさけ)"、 對價(あたひ)、三千三百円也(さんぜんさんびやくゑんなり)。 通例(つね)のごとき 琺瑯鍋(はふらうなべ)。 ""には種々(さまざま)あれど、「"風(ふう)"」との由(こと)。 「""專用(せんやう)」と云ふ"(あかきえびかづらのさけ)": 『』ほどではないにせよ、 (ビイドロのうつは)には適度(ほどよ)き大(おほ)きさもあり、 能(よ)く 優雅(みやび)なる風味(あぢかをり)を輔(たす)く。 これを一口(ひとくち)飮(や)り、 上記(くだん)の 四色(よいろ)の 禽獸肉(とりけだものゝしゝ)を齧(かぢ)るに、 各(それぞれ)の個性(もちあぢ)を保持(たもち)つゝ、 " 臛(あつもの)"としてこの"(なんばんわたりりのさけ)"に調和(つりあふ)。 (たけゐおやかた)の" 羹(あつもの)"もさることながら、 心殘(こゝろのこ)りは 拂郎西察(おふらんす)舶來(わたり)の"(あいすくりん)"。 こればかりは、 何國(いづく)の如何(いか)なるものより華美(よきあぢ)ゆゑ、 今后(これよりのち)、難儀(こまる)、絡(から)まる、跽(かしこまる)。 8 久方(ひさかた)ぶりの『』。 移轉話(よそにうつるはなし)が二轉三轉(こちらがまろびて、あちらにかはり)、 暫(しばらく)は當地(このち)にての商賣(あきなひ)。 而(しか)して、捲土重來(きたるべきひにまきまへしをねらふ)。 此度(こだみ)は、 "(かきグラタン)"+"(もゝいろのえびかづらのさけ)"、 甜點(あまみ)として、"(あいすくりん)"、 對價(あたひ)、二千五百三十圓也(にせんごひやくさんじふゑんなり)。 "(かきグラタン)"には二色(ふたいろ)の"(チーズ、かんらく)"。 その内(うち)の一種(ひとつ)が"(あをかびのかんらく)"。 (しぶがき)、(かごかき)、靴磨(くつみがき)。 (かごかき)に鞜(くつ)不要(いらず)。 箱根山(はこねやま)の(くもすけ)草鞋履(わらぢばき)。 (つくばのやま)(しろくのがま)は四面鏡張(かゞみばり)。 己(おのれ)の醜姿(みにくきすがた)に垂(た)らす蝦蟇(がま)の膩汗(あぶらあせ)。 さすがに"(がまのあぶら)"は斷念(あきら)め、 " 鮮蠔(なまがき)"の次點(つぎ)に"(かきのあぶらあげ)"、 "(グラタン)"はその下(した)、と云ふのが卑見(それがしがみかた)。 "(グラタン)"に用(つか)ふ"(かんらく)"としては、 沒個性(くせのなき)ものが適當(よ)く、 "(あをかびのかんらく)"の匂(にほひ)は、 " 鮮蠔(なまがき)"の" それ"と 衝突(ぶつかりあ)ひて不融合(とけあふことなし)。 宛然(あたかも)、 虎(とら)に草(くさ)、象(ざう)に雞(にはとり)を給餌(あたふる)がごとし。 やはり、虎(とら)には雞(にはとり)、象(ざう)には草(くさ)が適合(よい)。 " 鮮蠔(なまがき)"の 配搭調劑(とりあはせ・あぢつけ)は "葷(なまぐさ)"なるべからず。 8 東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1. 「" K澄S河 (けいすみえすかは)"へは來年(きたるとし)。 」 「なれど、 正式契約(はんをつく)には未到達(いまだいたらず)。 」 との説明(はなし)。 " 甘味(デセール)"として"(もゝのソルベ)"を選擇(えらむ)。 "(あかきえびかづらのさけ)"を加(くは)へ、 對價(あたひ)、二千一百六十圓也(にせんいつぴやくろくじふゑんなり)。 雞(とり)も種々雜多(とりどり)、自由選擇(よりどりみどり)。 (にとり)、(はつとり)、本名(な)は染谷(そめや)。 目脂(めやに)、(まつやに)、三流大學(すべりどめ)。 四脚(よつあし)を、嫌(きら)ふ(せきとり)二本脚(にほんあし)。 (とりかは)は"(あれ)"の若(ごと)く、 嫩(やはらか)き(み)は乙女(をとめ)の 耳朶(みゝたぶ)を髣髴(おもは)す。 蔬菜(あをもの)、 蕈菇(きのこ)の等類(たぐひ)は、 燉(にこま)れて口味(あぢ)が滲(し)み、實(げ)に優(やさ)しき味(あぢはひ)。 "(もゝのソルベ)"は初(はじめて)。 やはり、"(まんごソルベ)"か"(あいすくりん)"が吉(よい)。 "(こうちや)"はと吟味(み)るに、 (は)から推定(し)て、"(ダージリン)"とは異(こと)なるもの歟(か)? 8 東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1. 菜單(しながき)に""もあれど、 何(なに)を喰(く)ふかと、沈吟(しあん)しどころ、此處(こゝ)『』。 「茲(こゝ)は(ほたて)の兒(こ)にすべし!」とて、 "(ちいさなほたてがひ)と蔬菜(あをもの)ゝ(あかなすじたて)"に、 "(しろきえびかづらのさけ)"を加(くは)へ、 對價(あたひ)、一千八百九十圓也(いつせんはつぴやくきふじふゑんなり)。 赤色(あかきいろ)の琺瑯鍋(はふらうなべ)には、 "(ちいさなほたてがひ)"のほか、 "(せりにんじん)"、" 蘿蔔(おほね)"、" 西蘭花(はなめやさい)"、など。 その 口味(あぢはひ)、生平(つね)に無所相違(つゆことなるところなし)。 愈々(いよいよ)、 翌月(あくるつき)には閉店(みせをしめ)、 花(はな)の東都(おえど)の 根津(ねづ)、or、 門前仲町(もんなか)に、、。 「 おめおめ當地(このち)に囘歸(もどる)まじ!」との決意(はら)。 あと一~二度(ひとたび、ないし、ふたゝび)訪問(あしをはこぶ)ことになる歟(か)? 8 東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1. 法國(おふらんす)の 名菜(なだがきめし)なるは勿論(いふもさらなり)。 肉(にく)の部位(ぶい)は風習(ならひ)の 頬(ほゝ)。 " 薔薇(むはら)"歟(か)? 、" 糖酒葡萄乾(さけづけのほしえびかづら)"歟(か)? 冰酪(あいすくりん)として" 糖酒葡萄乾(ラム・レザン)"を選擇(えらむ)み、 "(あかきえびかづらのさけ)"を加(くは)へ、 對價(あたひ)、三千四百五十六圓也(さんぜんしひやくごじふろくゑんなり)。 "(ラム・レザン)"とは、 葡萄乾(ほしえびかづら)を(さたうきびしぼりかすざけ)に漬(つ)け、 これを 冰酪(あいすくりん)として製(こしら)へたるもの。 珍(めづら)しき 白葡萄(しろきえびかづら)。 劈頭(いやさき)に"(ブッフ・ブルギニオン)": 不硬(かたからず)、 さりとて、 徒(いたづら)に嫩(やはらかき)に走(はし)ることなき 火候(ひいれ)。 醢醯(しほけとすみ)亦(また)適切(ほどよし)。 (かとらり)は法蘭西(おふらんす)""牌(じるし)。 叉子(にくさし)に抑(おさ)へ、 餐刀(めしがたな)以て截(き)り、 赤葡萄酒(あかきえびかづらざけ)の(たれ)は 湯匙(ちりれんげ)に拯(すく)ふ。 佳味(よきあぢ)、佳味(よきあぢ)! " 糖酒葡萄乾(ラム・レザン)"の"(あいすくりん)"なるもの、 當家(こちら)では初(はじめて)。 責(せめ)て怡(よろこ)ぶ(さどこうしやく)。 〽荒海(あらうみ)や、佐渡(さど)に飛翔(とびか)ふ(とき)の聲(こゑ)。 〽あら巧(うま)や、(さど)の欣喜雀躍(よろこ)ぶ(むち)の音(おと)。 、、と云ふは 眞赤(まつか)な虚文(うそ)・戲(たはふれ) にて、 〽あら旨(うま)や、(おやかた)烹飪(つく)る(なべ)の味(あぢ)。 8 東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1. 此度(こだみ)は、"(かりィめし)"を選擇(えらむ)ことに、、。 別料金(おひぜに)して、" 冰酪(あいすくりん)"を二種(ふたいろ)にして貰(もら)ひ、 對價(あたひ)、一千二百九十六圓也(いつせんにひやくきふじふろくゑんなり)。 最初(いやさき)に、 盌(まり)の(かりィ)を米飯(こめのいひ)に #BCMKR! 平生(つね)に無處相違(ことなるところなし)! 落膽(きおち)するでもなく、感歎(ためいきもらす)譯(わけ)でもなく、、。 (たけゐおやかた)、 やはり" 咖哩(かりィ)"より" 煮込(にこみ)"が得意(えて)歟(か)? 冰酪(あいすくりん)二種(ふたいろ)は、 "(あいすくりん)"に"(まんごそるべ)"。 これも亦(また)、 平生(つね)に無處相違(つゆとたがふところなし)! 善哉(よきかな)、善哉(よきかな)、。 漢字(もろこしのもじ)にて記(しる)されたる"(まんゑふがな)"。 (えびかづらのさけをいるゝびいどろのうつは): その内容(なかみ)は冷水(つめたきみづ)。 玻璃(びいどろ)の表面(おもて)に 水滴(しづく)が附着(つ)き、 水温(みずぬる)み、軈(やが)て、大(おほ)きく(さま)、「 いとをかし」。 8~F4 東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1. 周知(あまねくしら)るゝごとく、 " ゐのしゝ"とは「"豬( ゐ)"の"肉( しゝ)"」にて、" ゐ"とはその 鳴聲(なきごゑ)と云ふ。 大和言葉(やまとことば)には 一音(ひとつのおと)多(おほ)し。 例示(ためしにあぐる)なら、" 木"、" 子"、" 小、" 粉"、" 此、" 海鼠"は孰(いづれ)も" こ"。 愚老(やつがれ)が淺學(さるぢゑ)では、その理(ことわり)不詳(つまびらかならず)。 " 豬"も" 井"も、ともに" ゐ"と發音(くちよりおとにしていだす)。 "( Notation、かきしるしかた)": 天竺(てんじく)發明(あみいだせ)し"(くらゐどりきすうはう)"、 "(やうしきさんじゆつきがう)"、そして、"(もろこしもじ)"。 悉(ことごと)く 學問進歩(ちゑとまなびのあゆみ)に不可缺(かくべからざるもの)。 そも、諸學(もろもろのちゑ)、萬(よろづ)食物(くちにするもの)、 夏華(もろこし)の恩惠(めぐみ)に無關係(かゝはらざる)は稀(まれ)。 「 無震旦(もろこしなくして)、無東瀛(ひのもとなし)」。 就中(わきても)(かんじ)は「その 象徴(しるし)」とでも云ふべき存在(もの)。 ともあれ、 野豬肉(ゐのしゝ)なるもの、 本朝(わがくに)では往古(いにしへ)より好(この)まれ、 時(とき)に、" 牡丹(ぼたん)"、" 山鯨(やまくぢら)"、" 藥(くすり)"と稱(とな)へ、 大賞味之(おほいにこれをあぢは)ふが風習(ならひ)。 かくて、菜單(しながき)より、 "("たちばな"はみてそだちし"くさゐなぎ"と"あをもの"ゝにこみ)"に、 "(あかきえびかづらのさけ)"を合(あ)はせ、 對價(あたひ)、三千二十四圓也(さんぜんにじふしゑんなり)。 愚按(やつがれおもふに)、 野禽獸(のにすむとりけだもの) 啖(くら)ふには肉叢(しゝむら)が最善(よい)。 如何(いかに)せん、 この大(おほ)きさでは、 野豬(くさゐなぎ)の特徴(もちあぢ)を存分(こゝろゆくま)で難愉(たのしみがたし)。 此度(こだみ)は"(あかきえびかづらのさけ)"が上々(なかなか)。 「法國(おふらんす)(ブルゴーニュ)"Hautes 2012"」 との説明(よし)。 やはり、「 あまりの安酒(やすざけ)は忌避(さ)くべき」と云ふこと歟(か)? 8 東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1. "(むはらのアイスクリン)"を加(くは)へ、 對價(あたひ)、二千二百六十八圓也(にせんいじやくろくじふはちゑんなり)。 そも、奴僕(やつかれ)、 "(めし)"なるもの、 無所通(ひとつとしてしるところなし)。 維基百科(あれ)に據(よ)ると、 「蔬菜(あをもの)では、 甘藍(はぼたん)に(ひらまめ)」との説明(よし)。 "(レンズ、たま)"の名(な)の、 "(レンズまめ、ひらまめ)"に由來(ちな)むは周知(あまねくしら)る。 (Leitz)・(ちよだくわうがく)(ちからあはせ)の砌(みぎり)、 歡迎宴(もてなしのうたげ)に" 小扁豆羹(ひらまめのあつもの)"との逸話(はなし)も。 かの【(さうせいき)】二十五章(にじふごしやう)に、 ======================================== 茲(こゝ)にヤコブ 羹(あつもの)を煮(にた)り。 時(とき)にエサウ、野(の)より來(き)たりて憊(つか)れ居(を)り。 エサウ、ヤコブにむかひ、 「我(われ)憊(つか)れたれば、請(こ)ふ: 其(その)紅羹(あかきもの)、 其處(そこ)にある紅羹(あかきもの)を我(われ)にのませよ!」.........

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