ムスタング 意味。 フェンダー ムスタング(Fender Mustang)【エレキギター博士】

Mustang Sally (ムスタング ・ サリー) の歌詞

ムスタング 意味

> > 40 My Modified Mustang ムスタング改造。 Introduction 1 「改造したくなる理由」。 ムスタングはスチューデントモデルという評価だ(った)からか、改造ベースになっているものがかなりあるんですよね。 eBayなんて覗くと、それはそれはもうかわいそうになるくらいに改造されたり、しきれずに放置されてた感じの個体をよく見かけます。 僕自身は、Charコピーありきでムスタングを弾いているので、素のままで別にかまわないという感じですが、気絶バーガンディに関しては「どんな音なのか?」という好奇心が先行して(^^;結局SLKZIIのサーキット&ピックアップ&ペグ&塗装の改造してもらったやつとARAKIメイドの本物オリジナルピックアップ載せと2本も(^^;あれは確かにいい音です。 くっきり感が変わる。 ただまあCharさんが言っているとおり、改造しても「燃費が悪い感じ」が付きまとうのは事実かもしれない(苦笑)。 「燃費が悪い」というのはどういうことなのか。 本人じゃないので真相は分かりませんけど、僕的には改造を施したところで劇的に何かが変わるわけではない、というところかと。 フロントにハム載せたり、リアにハム載せたり、弦をヘヴィボトムにしたり、. 010のセットにしたり…ムスタングユーザーの改造パターン、使用パターンは主にこんな感じだと思いますが、こうしてもまだエフェクトの助けを必要とする(苦笑)。 ギター一本だけで使える感じというのが難しいわけです。 とにかく、パワーのなさをどう補うかというのはムスタングユーザーの関心事(だと思うのですが)。 この「ムスタングの弱点」といえばとにかく下がない。 サスティンが弱い。 ただ、ショートスケールならではの取り回しの良さと、なんといってもダイナミックトレモロのほかにない感じはなんとしても乗りこなしたい感を盛り上げてくれる要素です。 Introduction 2 「改造のテーマ」。 かねがね考えていたわけです。 「何を加えればムスタングは無敵になれるか?」 Charさんの言う「ムスラト」、もしくは「ストラング」みたいなやつはムスタングを弾いている限り、常に頭をよぎります。 ストラトなのにムスタングフレイヴァーだと少し哀しい気がするけど(笑)ムスタングなのにストラトフレイヴァーだとうれしい。 これを実現したモデルがサイクロンだったと思うんですが…アームユニットがシンクロだと…いまいち気に入らなかった。 私見です。 リリースと同時に「おおっ!」と思って買ったんですけどね。 音は悪くなかったんだけど、ムスタングのニュアンスが消えてしまうと気づいた。 ムスタングではない。 ストラトでもない。 これはこれでまた使い方に悩む。 これ一本しか持ってないってなればこれで音を作って行くんですけど、持ち替える中の一本というと、極端さが薄れる分、「持ち替える意味」みたいな部分で1軍から外れてしまうんですね。 それで手放しちゃった。 ムスタングのニュアンスを考えるなら、やっぱりアームはダイナミックじゃないと。 そう考えるとCharモデルのスタンスが本来ならムスタングユーザーの狙いかなと思います。 というか、好み。 ところがCharモデルはストラトと同じレギュラースケール。 テンションの弱さをスケールを同じにすることでカバーしようとしている。 まあこれはこれで良いんですけど、やっぱりムスタングじゃなくなっちゃうんですよね。 スケールが長くなると。 ストラトにダイナミックトレモロを載せた感じ。 まあそのとおりですけど。 ムスタングはああ見えて?やっぱりあの個性になるように考えられてるのかなと。 そこで、「ムスタングをムスタングのままパワーアップする」ことを考えてみました。 ヒントはね、奥田民生インタビューからいただきました。 たしかFantasticOT9アルバムの時だったと思うけど、ギターマガジン誌のインタビューで「65年のムスタングにミッドブースターを載せた」というコメントを読んで。 「!!」という感じでした。 エリッククラプトンモデルストラトに搭載されているブースターは実にクセがなくていい機能だなあとかねがね思っていて。 これはイケるんじゃないかと(^^)「見せたら取られるからCharさんには見せてない」とかも書いてた気が(笑)これをメインにして、考えうる限りのパワーアップをしてみようと思い立ちました。 以来数年。 たぶん3〜4年経ってますね(^^; 素材集め。 まずはパーツをそろえないと、ということで。 これまで手に入れて弾いてきたムスタングを数えてみると…ジャパフェンのリイシュームスタングを皮切りに、USフェンダー、そしてコピーモデルまでいれて20本強。 お店で触ってきたやつを入れればかなりな本数になると思います。 その中で、個人的に「これは音に大きく影響するなあ」と思ったパーツは…• 1.ボディ• 2.ネック• 3.サドル• 4.ピックアップ• 5.ダイナミックビブラートのユニット この5つ。 ではこの5つをどういじるかに関して。 ここからはこれがベストとかいうのではなくて、単に僕自身の好みですから、あくまで参考程度に読んでくださいね。 ひとつのアイディアと思っていただけると幸いです。 ボディをアルダーにする。 ムスタングといえばポプラというのが定説です。 70年代後半はアッシュ。 15年以上前はこれがすべてでしたが…というかムスタングの材質なんて誰も気に留めてなかったからでしょうね。 現在ではアルダーの個体が存在することも広く知られています。 ただ、数は少ないようで?お店でも「アルダーボディ!」という感じで出てくるのは稀です。 いまだに「ムスタングはムスタングだからみんなそれほど気にしてない」からかもしれません。 個体としては70年前後から74年ごろのものでときどき見かけます。 60年代のにもあるんだと思いますが僕は見たことはありません。 僕がこれまで手にした中でアルダーボディのものは2本。 最初のは69年だったか70年だったかの個体でしたが、これがエフェクトの乗りがたいそうよくて。 それには気づいていたんだけど、当時ムスタングは白と青2本あればいいやと思って(汗)別な機材に化けて(^^;手放してしまった。 木の感じで出音がどういう風に変わってるのかうまく説明できませんが、個人の印象としてはポプラは真ん中〜上がよく鳴る感じで、アルダーは下から上まで全体的に鳴る感じがする。 アッシュだと木の鳴りというよりピックアップの鳴りを生かすという気がする。 まあこれはもしかしたらストラトで慣れているからそう感じるだけなのかもしれません。 しかし、好みであることは事実。 そこで再びアルダーものを探し続けて。 2年くらい探したかな。 74年のものをゲット。 これはピックアップがすでに交換されていたので、哀しいくらい安価で手に入れました(^^;。 いまはボディのみでアルダーのやつや、フェンダー以外のブランドでアルダーボディを採用しているコピーモデルなどいろいろありますよね。 僕も探しているとき、どうしてもいいのがなくてあぽろんさんのムスタングモデルを買おうか真剣に悩んでいた時期がありました。 たまたま巡り合ったのでUSボディにしましたが。 硬いネックを探す。 よく、ギターはネックで決まると言われますが、この部分は僕も同感です。 ムスタングのネックはAネック、Bネック、ロングネック、ショートネックと大きく分かれていますが、年代によって超初期のAネックから始まり、Bネックの時代になってもスラブボードだったり、ヘッドの厚みが違ったり、グリップの感じがCに近い平べったいものからかなり細身のものまでムスタングの典型的なグリップというのはそれぞれ持ってる方で印象が違うのではないかと思います。 もちろん?フェンダージャパンのは基本的に規格を合わせていると思うのでそれほど個体差はないと思いますが…今回は古いフェンダージャパンからヴィンテージまでいろいろ探していたんですが。 GrounwideのHオーナーにアメリカの買い付けに行くときにいいのがあったらとお願いして探してきてもらいました。 びっくり。 スラブなのにスリムなものもあるんですね。 スラブネックを期待していたわけではなかったのですが、見つけてもらったのは非常に状態のいいスラブネックでした。 余談ですが、現在のジャパフェンはスラブネックですけどね(笑)、もう一つ余談をすると、アイドル期…Girlのころかな?Fuck Youムスタングの直前にCharさんも持ってましたね。 オリジナルのスラブネックは65年から66年の頭まで作られています。 このタイプは過去に使ったことがあって、あまりにコンディションがいいので使えなくなって(笑)手放したんですが、12フレットくらいでものすごく太くなるんですよ。 今はファットネックでも平気で弾くんですが、これを持っていた当時はどうにもうまく弾けなくて。 ところが今回のはびっくり、こんなスリムなのもあるんだ! という感じのものでした。 いやーヴィンテージは奥が深い!! 危険だ!(笑)もちろんハカランダ指板。 ハカランダにどんな価値があるかと言われると、価値以上に値段が高すぎやしないかと思いますが…たしかに音がローズウッドと違うということはわかるようになりましたが…指板レベルでローズとハカランダを聞き分けられるかと言われたら…まあやったことないですけどあんまり自信なし。 エボニーは比較的分かりますけどね。 指板もそうなんですけど、メイプルの木材も。 やっぱ初期のころはしっかりしてるなあという感じです。 音の立ち上がりをチタンサドルで改善。 ムスタングのサドルはステンレスがオリジナルですが、新素材として登場したチタンは、抜群のサスティンを生み出してくれます。 Char IIの記事でも触れましたが、あの倍音の出方とサスティンの伸びは正直衝撃的でした。 こちらも硬いので音の立ち上がりと粒立ちが際立つ感じになります。 クリアさが増すのでちょっとうまくなった感じがします。 ムスタングをムスタングとして弾くにはご法度かもしれないけれど、パワーアップするにはネックかこれじゃないかという気がしています。 ピックアップ&サーキットをレースセンサー&ミッドブースターに。 ぺんぺんな感じかじゃきじゃきトレブリーな感じ。 僕のムスタングのピックアップの印象はこんな感じです。 「弾けるフェンダームスタング」誌上で「ムスタングをアップデイトする」という企画記事があり、これに採用されたのがレースセンサーピックアップ。 レースセンサーといえばなんといっても90年代のエリッククラプトン。 ノイズ少ない、音太い。 という感じですが、クラプトンモデルといえばもうひとつ、ミッドブースター回路。 これを忘れてはいけない!なぜミッドブースターまでつけなかったんでしょうか?アップデートであり、パワーアップではないからかな?ともあれ。 フェンダーのレースセンサー&ブースターサーキットを中古で入手。 これにはTBXというトーンのコントロールがついていて、ボリューム、トーン、ブーストという3コントロールになっているのですが(ストラトですからね)、ムスタングのコントロールは二つ。 どうする?…民生氏は2芯2軸ポットでトーンとブーストノブを共存させているそうですが…よくよく考えてみれば、僕はムスタング弾くのにトーンをいじったことがありません(笑)要らない。 ユニットによっても違う?〜Patent Pending期のユニット ダイナミックビブラートは年代ごとに微妙に違うんですね。 僕は最初期のパテント出願中の時期のが好きです。 遊びが少ないというか、スタッドのねじの切り方が好き(^^)あとね、替えりゃいいだけの話ですけど、70年代より60年代の方がばねの感じが好きなんです(^^;今回は74年製についていたパテントナンバーありのユニットがあまりに状態がよかったのでそのまま採用したので替えませんでしたが。 組み込み。 ブーストサーキットを組み込む作業は時松工房の時松氏にお願いして。 ピックガードも製作していただきました。 さらにね、Charファンならではのひと工夫。 レースセンサーのピックアップカバー、普通は白ですよね。 今回入手したボディがコンペレッドなので、ピックアップカバーはやはり黒でなければ。 というわけでわざわざ黒に塗ってもらいました。 これは今後経年変化で周りが剥げてChar IIみたいになる予定です(^^) コントロールはボリュームとトーンの位置がブースター。 バッテリーボックスを後ろに開けてもらって設置。 ムスタングならではのスイッチは1弦ホーン側に移設。 ふたつあるのはChar Iと同じニュアンスで左がピックアップの切り替え、右がフェイズとノーマルの切り替えです。 できあがって。 実は当初、74年ボディについていたネックがかなり状態がよかったので、そのままにしていたのですが、65年製とコンバートしてみたら。 ボディに響く感じが変わりました。 硬い素材を使うと震動が正しく伝わるというか、ロスしてない感じでボディに響いてきます。 このネック、そしてチタンサドルのおかげか、当初は必要ないかなあと思っていたフェイズサウンド。 これもくっきり感が増して意外にいい感じです。 これなら使えるというか遜色ないというか。 替えてみて思うけどもしかしたらフェイズサウンドを使う人にはチタンサドルの方がいいのかなあ?ノーマルのサドルの時にこういうことを思ったことないですからね…ノーマルの時はなんだか単に線が細くなっちゃうなあって感じの方が強くて。 ミッドブースターのパワーは言うことなし。 まあムスタングですから、ローからいきなりトップギアに入れる感じになりますけどね(^^)。 このへんが燃費悪いって言われる所以か?ミッドブースターの具合をいじりつつボリュームをいじるとそこそこ大味だけどいい感じじゃないかと(思い込み?)でもこれでこれだけ持ってセッションに行けるパワーはじゅうぶん手に入れた感じです。 みなさんもいかがでしょうか?お金かかりすぎ?そこまでやるならストラト買うって?うーん…(汗).

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フェンダー ムスタング(Fender Mustang)【エレキギター博士】

ムスタング 意味

Contents• 同じシーンで活動していたマッドハニー、サウンドガーデンなどのバンドも注目され、90年代のオルタナブームの先駆けともなりました。 94年にカートは死去してしまいましたが、20年以上経った現在でも彼の人気が衰えることはありません。 そのフロントマンであるカート・コバーンの機材を紹介します。 再現するなら カートの機材は基本的にシンプルで、 リアにハムバッカー(中域を強く出せるタイプ)を搭載したギター(ジャガーやムスタング、ストラトなど)+ディストーション+コーラス+アンプ。 もし普通のストラトやムスタング、ジャガーしか持っていない、または改造したくない、という人は、シングルサイズのピックアップもあるので、こちらがおすすめ(カートが使用したギターでも搭載されていたものがある。 ) 詳しくは後述するが、 カート本人の機材はフェンダーのギターのリアにセイモアダンカンのJBかディマジオのスーパーディストーションをマウントしたもので、ディストーションは初期はBOSS DSー1、破損してからはBOSS DS-2のモード1チャンネルを使用。 コーラスはキャリアを通してElectro Harmonix Small Clone。 アンプはメサブギーのプリアンプ。 だが、チューブアンプならば(結局エフェクターで歪ませるため)あまり差は出にくいと思われる。 GUITAR 主にFender製のギターを使用。 USAだけではなく、Japanのギターも好んで使用していた。 ほかにもモズライトのコピーモデル、GibsonのSGなども意外なところで使用している。 リアはほぼハムバッカー、もしくはシングルサイズハムに換装されており、出力の高いハムでパワーと音の厚みを出すために使用していたと思われる。 流行や人気などではなく、自分に合うギター、比較的安価なギターを好んで使用していた。 カラーはサンバースト。 シリアルナンバーは L95747。 ブリッジはシャーラーの黒いチューン・O・マチックに換装。 カートはこれを91年に新聞紙のリサイクル広告で見つけ、購入。 購入時には既にハムバッカー、フロント、リアのボリューム、トーンの3つのコントロールに換装してあるという、特異なスペックのジャガー。 ネヴァーマインドのレコーディングに数曲使用。 イン・ユーテロのレコーディングでは メインで使用された。 コントロール部分には黒いテープが貼られており、手が当たって切り替わらないようにするためだと思われる。 ヘッドロゴはジャガーにはないスパゲッティ・ロゴに張り替えられている。 ピックアップはフロントがディマジオのPAF,リアがスーパーディストーションであったが、 リアを93年にSeymour DumcunのSH-4 JBに換装。 カートは自身の使う側のストラップピンをシャーラーのロックピンに交換している。 余談だが、カートが有名になった後もこの特異なスペックのジャガーの元の持ち主は判明していなかったが、2014年についに判明した。 神田商会などからコピーモデルが販売されているが、2011年、ついにFenderからカート・コバーン・ジャガーとして発売された。 右用、左用がある。 数本所有していたという。 代表曲「Smells Like Teen Spirit」のPVでも使用されているため、ジャガーと並ぶほどのカートの代名詞。 3本のレーシング・ストライプが入っており、カートは「ブルー・ムスタング」と呼び愛用していた。 ピックアップは判明していないが、リアは黒いカバーのためシングルサイズハムであることがわかる。 おそらく Seymour DumcanのSHR-1。 ブリッジは安定性の高いゴトーのチューン・O・マチックに交換されている。 ただし、ジャガーやジャズマスター、ムスタングなどのブリッジ交換は定番とはいえ、 1 シムなどを挾み弦高を上げなければならない 2 ブリッジの弦の間隔がより狭くなる。 3 ブリッジを支えるスタッドを抜いてチューンOマチック用のスタッドを入れるための加工が必要。 etc…など、なかなか大変な側面もある。 しかし、カートのようにかき鳴らすスタイルではチューニングの安定性や弦落ちを考慮すると必須か。 以前は神田商会からコピーモデルが販売されていたが、2014年にFender Japanの生産元が変わってからは販売が終了。 こちらは下にあるジャパン製のマスタングと掛け合わせたようなものになっていた。 ゲフィン版In BloomのPVで使用。 サブポップ版In BloomのPVで使用。 白ボディにピックガードはなし、黒いハムが一つだけ搭載。 謎の多いギターで、トーンノブもスイッチもなし、ブリッジもストラト用と思われる。 60年代のムスタング。 もともとの塗装ははがしてあり、サウンドガーデンのステッカーが貼られていたという。 フロントピックアップはなし。 リアがレスポール系のクロムのハムになっており、彼の使用していたムスタングとは異なった印象。 サンバーストで右利き用を左用に改造したもの。 70年代の物らしく、ペグは白、ピックガードはバーロイド。 フロントピックアップはなし、リアはP-90だったという。 その年に破壊。 基本はムスタングでも、 必ずと言っていいほどハムかシングルサイズハムに換装されていた。 ・Fender Jag-stang フェンダーとカートが共同開発したモデル。 93年から少しだけ使用していた。 ジャガーとマスタングを掛け合わせたようなモデルであり、カートがムスタングとジャガーを写真に撮り、それをカートが切って紙に貼ってデザインした。 その後フェンダーから正式にカートにデザインの要請があり、スペックなどを決めていった。 Jag-stangの名の通り、Jag ギザギザ)したムスタングという意味もある。 全体的にムスタングベースで作られており、ネックはカート所有のムスタングからタイプが選ばれ、それを元に採寸された。 薄めのネックで、スケールはショート。 フロントはムスタングのシングル、リアはディマジオ、JBを付け替えて使用していた。 カートは弾きやすさではムスタングを、音やデザインではジャガーを気に入っていたため、それを掛け合わせたということか。 サドルはギターテックのアーニーによってゴトーのチューン・O・マチックに換装されている。 Fender Japanから後に販売されたが(現在は生産終了)、カートからフェンダーへの伝達がうまくいかなかったらしく(もしくはコストの関係から)サドルはムスタングの物であり、PUは安価なものに付け替えられていた。 カートがステージで使用したソニックブルーのジャグスタングはカートの死後、コートニーによってR. Mのピーター・バックに贈られた。 ピーターはR. 」のPVで使用している。 ライブやレコーディングで使用されてはいないが所有していたそう。 死後、コートニーから当時RED HOT CHILI PEPPERSでギターを務めていた元ジェーンズ・アディクションのデイヴ・ナヴァロに贈られた。 ・Fender Japan ・Fender Japan Mustang MG69 93年ごろから使用していたソニックブルー、赤ピックガードのジャパン製ムスタング。 リアはJB、もしくはスーパー・ディストーション。 ストラップピンはロック式になっている。 ブリッジはやはりチューン・O・マチック。 当時Fender USAではムスタングは製造しておらず、Fender USAから当時リイシューとしてムスタングを生産していたFender Japanへ依頼し、日本で制作された。 コスト的に合わせるため10本製作され、青が3本、赤が3本は完成。 残りの4本は製作中にカートが死去したため中断し、完成したボディとネックは通常の販売用ギターとして出荷されたそう。 イケベ楽器から別注のカート仕様ムスタングが販売されていたが、フェンダー・ジャパンブランドが無くなったため、生産も完了されている。 ・Fender Japan Mustang sonic blue ソニックブルーの物を数本所有。 ・Fender Japan Mustang fasta red フェイスタレッドで、中古で入手したそう。 赤べっこうピックガード、フロントはシングル、リアはSeymour DuncanのJB Jr カートはこのモデルを気に入り、Fender Japan製のムスタングを使用するきっかけになったという。 (93年12月10日のライブ終了後のインタビューでも「日本のムスタングが気に入っている」と発言)• 黒ボディ、リアはSeymour DuncanのJB。 アリゾナのThe Feederzというバンドから贈られたステッカーとのこと。 シリアルナンバーはI006414だという。 89-90年に製造された物。 何度も破壊され、ネックもFender MexicoやFernandesなどのネックをつけていたこともある。 (動画ではフェルナンデスのネックがつけられている)• 57年のリイシューモデル。 91年ごろ使用。 メイプルからローズウッドネックに交換し、JBを載せている。 色はキャンディアップルレッドで白のピックガード。 カート自ら破壊。 ・Fender Japan Stratocaster 黒ボディ白ピックガードで黒いハム。 NevermindのボーナストラックであるEndless Namelessで使用。 破壊され、現在はハードロックカフェに展示されているそう。 ほかにも数本所有。 ・Fender Japan Telecaster カートの所有していたテレキャスターはすべてジャパン製。 もともと赤いサンバーストだったが、カートが自らペンキで青く塗装。 裏面は塗装しておらず、サンバーストのままだった。 ハートの絵やコートニーの名前が彫られている。 リアは珍しくシングルで、92年の日本公演でも使用されていた。 93年に破壊。 93年にFender Japanから贈られたそう。 ギターテックのアーニーが改造し、ピックアップはフロントにギブソンのPAF、リアはJB。 ペグはゴトーに、サドルは6WAYに。 結構気に入っていたそうで、自宅でこのギターを使用してデモテープが製作された。 色はサンバースト。 OTHER ELECTRIC GUITAR ・EPIPHONE ET270 Model 1820T 日本製で、70年代のエピフォン。 90年ごろよく使用していた。 ・ARIA PRO II Cardinal Series 上記のET-270を破壊したため、その後使用していた。 80年代のアリアから販売されていたもので、CS-250かCS-350あたりと思われる。 色はナチュラル系。 ・Univox Hi-Flyer phase 4 white カートの使用ギターでジャガー、ムスタング、ストラトと並んで有名なモズライトのコピーモデル、ユニヴォックスのハイフライヤー。 86年ごろから使用し始めた。 univoxは荒井貿易(現在のAria Pro2 が輸出していたモズライトのコピーモデルで、初期モデルのPhase 1から最終モデルとなったPhase 4まで存在。 カートはアマチュア時代からこれを愛用していた。 白は二本所有しており、「Heart Shaped Box」のPVでも使用されているもののシリアルナンバーは037472。 後に破壊され、現在はドラマーでフー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールが保管している。 もう一本は最後のツアーにも持って行ったほど気に入っていたという。 その他、ナチュラルやサンバーストも所有。 安価だが60年代ほどの日本製。 筆者も所有している。 別記事で紹介しているが、荒々しい音。 現在はEASTWOOD GUITARSからカート仕様として販売されている。 ・Ferrington Custom Guitar ギタービルダーのダニー・フェリントンにカートが依頼し、完成したムスタングタイプのギター。 ローズウッド指板にハート形のインレイが入っている。 バルトリーニのピックアップを3つ使用。 S-S-Hで、フロントのPUのみ斜めに配置されている。 リアハムはコイルタップができる。 基本はムスタングシェイプであり、ピックガードは赤で、コントロール部分まで伸びている。 色はソニックブルーをさらに薄めたような色。 シールドのジャックはストラトなどに採用されている舟形ジャックである。 重量が結構あったようで、ライブでは使用されずレコーディングのみの使用となった。 ・Earnie Made Stratocaster type 92年のレディングで使用されたストラトタイプ。 ギターテックのアーニーが製作・・というか部品を購入し組み立てたギター。 リアはシングルサイズハムでブレードタイプなので、たぶんSeymour DuncanのSHR-1。 ロゴはフェンダーだが、アーニーが通販でデカールを購入して貼り付けたとのこと。 有名なところではイン・ユーテロ期から加入した現フー・ファイターズのパット・スメア この動画でも使用している)や、イギリスのハードロックバンド、ザ・ワイルドハーツのジンジャーなどが使用。 ・Fernandes Stratcaster type 恐らくほとんど使用せずに破壊。 ・Gibson SG Standard Dドロップチューニング(6弦のみ一音下げ)で使用された。 90年ごろ。 色は青。 その他、様々なギターを使用していた。 ACOUSTIC GUITAR ・ Martin D-18E 世界で238本しかないエレキアコースティックギター。 MTVアンプラグドで使用された。 ピックアップは色々つけられていたようだが、最終的にはバルトリーニの物に落ち着く。 希少性とカートが使っていたという効果で100万円前後する。 構造上、Gibson J-160Eと同様でアコースティックギターの音をそのまま出力するのではなく、実質的にフルアコと考えるべきスペック。 以前、Stafford SF-S1というコピーモデルがクロサワ楽器から販売されていた。 NIRVANAのカート・コバーンが使用したギターを紹介しました。 こうして羅列してみると非常に多くのギターを使用していますが、ほとんどは破壊しており、実際に多用されたのはジャガーとムスタング(ジャパン製も)、ハイフライヤー程度ではないでしょうか。 しかし、ほぼ全てのモデルに共通しているのが、チューニングの安定性を図るためチューン・O ・マチックにブリッジが換装されていること、そしてリアのピックアップがハムバッカー、またはシングルサイズハムに換装されていること。 音の厚みを出し、静かなヴァースと激しいコーラスという対比を曲に取り入れていたカートにとっては無くてはならないパーツの一つだったように思います。 安価なギターや機材も多く、何よりシンプルなギター・ワークは初心者にも真似がしやすいのではないかと思います。 アンプ・エフェクター編は 2020年6月 月 火 水 木 金 土 日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30• 検索:• 人気記事• カテゴリー• 最近の投稿• アーカイブ• Count per Day• 154681総閲覧数:• 44今日の閲覧数:• 195昨日の閲覧数:• 2現在オンライン中の人数:• 2018-08-19カウント開始日:.

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フェンダー・ムスタングとサイクロン、デュオソニックの違いとは?

ムスタング 意味

フェイズアウトサウンドの独特な音色の秘密 ムスタングに代表されるあの独特のフェイズアウトサウンドが生まれるのか…… 今回は電気知識的なお話で、その秘密に迫ります。 なお、他のギターでも配線次第でフェイズアウトサウンドを出すことは可能ですが、特に改造の必要なく逆位相にできるギターの中で最もメジャーなのでムスタングを例に解説します。 フェイズアウトサウンドは原理的には全て同様だと思っていただいて構いません。 ムスタングのピックアップのコントロールやスイッチングについては前回の — — で解説していますので、こちらをご覧ください。 まず、リアピックアップのスイッチを+側にして弦を弾いて時、このような信号だったとしましょう。 そして、図1に加えてフェイズアウトにするためにフロントピックアップはリアとは逆方向、-側にカチリしたものが、次の図2。 このように同じ弦の振動を信号にするのでも、フロントは下側から振れはじめリアとは正反対の形になります。 この二つの信号は一つの信号にミックスされるわけですが、信号が+と-の足し算なので互いに打ち消し合ってしまいます。 こうした 逆の信号を合わせることを逆位相といいます。 (ちなみに逆位相を英語で言ったものがフェイズアウト。 フェイズインは正位相です) 図2の例では全く同じ波形なので、逆位相では信号が完全に消えてしまい、音が出ません。 けど、現実にはフロントピックアップとリアピックアップは音が違い、音が違う=信号の形も違うので、逆位相で打ち消し合っても信号は完全に消えずに少し残ります。 この 逆位相で打ち消し合って残った信号が、フェイズアウトサウンドの正体なのです。 だからどこかパワーのない間の抜けたような軽いサウンドになるのです。 スイッチの向きが違うのになぜ同じ音になる? スイッチに属性があると+か-かで音が変わりそうなもんですよね。 図2のように+だと上から、-だと下から信号がスタートするわけですから。 でもムスタングをお持ちの方ならご存知のはず。 実際にはスイッチの組み合わせが大事で、 スイッチが+側でも-側でも聴覚同じ音になります。 例えばリアだけorフロントだけ使う分にはスイッチをどちらでオンにしても同じ音ですし、フェイズインで両方を+か-にしていれば同じ音です。 フェイズアウトの時でもリアとフロントが逆になっていれば、どちらが+でどちらが-でも同じ音です。 これはなぜか、リアピックアップを例に見て見ましょう。 スイッチが反対側でオンになっている場合は、マイナスなので反対の下方向から信号が動きます。 しかし、これは 同じ形の信号が上下逆さになっているだけ。 私達人間が聴いているのはこの信号の動き=弦の動きが1秒間に何十回、何百回、何千回と繰り返されたものです。 図の上~下、もしくは下~上の一連の動きが1秒間に何回繰り返したかが、周波数、そして音程になります。 (中学の理科の授業でやったところだ!) 単純な話、 信号にする時に信号が上からスタートしようが下からスタートしようが信号を繰り返す回数=周波数が同じなので、音程は同じ。 そして 音色を決める信号の形も上下逆になるだけで同じなので聴覚上同じ音色になります。 振れ始めが+からか-からかは弦が指板の上で上から震えはじめたか、下から震えはじめたかの違いみたいなもの。 +だから音が明るいとか-だから暗いとかはないのです。 確かに信号のスタートがマイナスかプラスかでスピーカーの震え方が微妙に変わるでしょうから、厳密には全く同じ音とは言えないでしょう。 しかし、人間の耳で聴き分けられるレベルではありません。 もしかしたら訓練によって聴き分けられるようになったスゴイ人がいるかもしれませんけど…… 正直そんな訓練する暇があったら絶対音感を目指すとか、他にもっと有益なことありますよね。 ムスタングのフェイズアウトサウンド まとめ 元々パワフルとは言い難いムスタングですが、フェイズアウトサウンドが非力と言われる一因になっている面も。 逆位相によって生まれるフェイズアウトサウンドは、ある意味ではやせた音とも言えます。 信号を拾って出力するにあたって逆位相にすると信号が劣化するだけでメリットがなく、少なくともオーディオの配線のセオリーには反しています。 でも、音楽を再生して楽しむオーティオとは違い、音楽を奏でる楽器では信号的に劣化した音=悪い音とは限りません。 今では当たり前になっているディストーションやオーバードライブなどの歪んだ音だって信号としてみればひどいものです。 本来歪みは、いかにクリアーでキレイな信号を作り出すかに苦心しているオーディオアンプの世界では忌避すべき存在でした。 しかし、ギターの世界では音量を求めてアンプのボリュームをあげまくった結果出た歪んだ信号の音が「 クールな音だ! 」と受け入れられ、今ではオーバードライブやらディストーションやらでエレキギターのスタンダードサウンドとなっています。 残念ながらムスタングのフェイズアウトサウンドはスタンダードになるには至りませんでしたが、愛好家も多くサウンドバリエーションの一つとして受け入れられています。 結局は音を出す人・聴く人が気に入れば、どんなにひどい信号の音でもそれはいい音色なのです。 もしかしたら、ムスタングがフェイズアウトサウンドを出せるのは、信号が~劣化が~とばかり言わずまずはその音を楽しんでみてくれ、というFenderからのメッセージなのかもしれませんね。 なんちゃって。 人気記事ランキング• FENDER JAPANはシリアルナンバーで製造年代が判別可能 FENDER JAPANのシリアルナンバ... 1,792件のビュー• ヘビメタ御用達!?のローダウン・ドロップチューニング ローダウンチューニング・ドロップチューニングとは、... 1,576件のビュー• 初心者の方にとって、セルフメンテナンス最初の難関がアコギ弦の張り替えです。 個人差はあれど、弦は... 1,303件のビュー• Gibsonのシリアルナンバーの見方・読み方・解読方法まとめ ギブソンのシリアルナンバー・製造年代の見方... 1,123件のビュー• YairiとS. YairiとA. Yairiって何が違うの? K. YairiとS. Yairi、そしてA... 912件のビュー• ラッカー塗装の特徴 深味がある美しい艶と風格が魅力的なラッカー塗装 今回は高級なギター・ベース・ウクレ... 830件のビュー• ポットのAカーブとかBカーブCカーブとか、どんな違いがある? ギターのベースのみならずのエフェクターやアンプ... 828件のビュー• ネックをはずしても製造年代はわかるけど…… FENDERもまた、シリアルナンバーで製造年を知ることができ... 757件のビュー• 1977年から2005年の7月まで主流だった8桁シリアルナンバー Gibsonの8桁数字シリアルナンバー... 558件のビュー• センドリターン端子とはなんぞや? エフェクターのつなぎ方ではずせないテクニックの一つが、ギターアンプ・ベース... 552件のビュー.

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