パンテーン ドライ シャンプー。 <シャンプー、トリートメント、ヘアのお直しアイテムまで>パンテーンミラクルズレビュー

【市販】「PANTENE(パンテーン)ミセラー ピュアナチュラル ノンシリコンシャンプー」を美容師が実際に使ったレビュー記事

パンテーン ドライ シャンプー

パンテーンのベーシックライン• エクストラダメージケア• モイストスムースケア• エアリーふんわりケア シャンプー&トリートメントコンディショナーの成分解析と口コミで評価していきます。 3 エクストラダメージケア 」と高濃度シリコンタイプとしては低評価。 やはりおすすめするにはちょっと厳しいなぁ・・・という印象ですね。 以下、一つずつ見ていきます。 パンテーンベーシックラインの成分解析と違いを検証 一応、簡単にパンテーンベーシックライン• エクストラダメージケア• モイストスムースケア• エアリーふんわりケア の成分解析をしながら、一緒に 違いも説明していきますね。 3製品を細かく解析していくととてつもなく長文になるので、簡単に。 強洗浄力を緩和させるラウロアンホ酢酸Naやコカミドプロピルベタインなども配合されていますが、総合的に見てかなり洗浄力は強そうですね。 このままだと相当ごわつきそうだなぁ…ということで、「シリコン:ジメチコン」を配合してごわつきの緩和を狙った感じになっています。 シリコンの他にもごわつきを緩和するような毛髪表面をケアする成分がいくつか配合されています…が、それでも口コミを見た感じかなりごわつくみたいです…。 毛髪は死んだ細胞。 一度負ったダメージが再生されることはありません。 出来るのはシリコンなどで誤魔化すことだけです。 ですので、シャンプー&トリートメントで最も大事なことは、いかにツルツルな仕上がりになるかではなく、いかに毛髪に負担をかけずに洗えるかです。 それで考えると、 シャンプーでかなりごわつくというのは毛髪の負担になっていますので、いくら高濃度シリコントリートメントでツルツルに仕上がっても、あまりおすすめは出来ないです。 【トリートメントの解析】 トリートメントで最も多く配合されている成分はシリコンのビスアミノプロピルジメチコン。 これだけ高濃度に配合されているシリコンをしっかりと除去するために、必然的にシャンプーの洗浄力も強くなった、とも言えるのではないでしょうか。 厚塗りメイクをすれば、メイクオフ時に強いクレンジング力が必要になり、肌の負担になるのは想像しやすいですよね? シャンプー&トリートメントもそれと同じで、厚塗りシリコンコーティングには強いクレンジング力が必要になり、結果毛髪・頭皮の負担になりやすいです。 ということで、総合的に判断して「おすすめはしません」が、その中でも特に「パーマ・カラー・縮毛矯正などをしているダメージ毛にはお勧めはしません。 基本はエクストラダメージケアと同じですので、さらに簡単に。 【シャンプー】 まずは洗浄成分は以下。 このままではごわつきが強く出るのでシリコンも一緒に入れて質感向上。 この作り、何世代か前の市販シャンプーを見ているようです。 他には毛髪表面のケア系成分かいくつか配合されている感じです。 エクストラダメージケアと同じ理由であまりおすすめはしません。 【トリートメント】 エクストラダメージケアと同じように最も高濃度に配合されているのがシリコンのビスアミノプロピルジメチコンです。 ほかにも、ジメチコン、PEG/PPG-20/23ジメチコンなど複数のシリコンの配合で、質感をコントロールしています。 他には毛髪ケア成分がいくつか配合されています。 かなりの高濃度シリコンでしょうから、その分シャンプーも強力になっている、とエクストラダメージにかなり近い成分解析結果ですね。 【シャンプー】 洗浄成分は以下。 何度も繰り返しになりますが、このままだとごわつきやすいのでシリコンで緩和させる作りですね。 他には毛髪表面のケア成分がいくつか配合さています。 美容師的にはダメージ毛にはあまりおすすめはしたくない感じです。 【トリートメント】 シリコン「ビスアミノプロピルジメチコン」は全成分中2番目 水を除いて と高配合です。 が…エクストラダメージケアとモイストスムースケアは、このシリコンが最も多く配合されていますので 水を除いて 、それに比べればちょっと控えめ。 他にはショウガ根エキスなどのふんわりしそうなイメージの頭皮ケアエキスが配合されていますが、そもそもトリートメントは頭皮につけないのであまり関係ない気がします。 ということで、シリコンコーティング系トリートメントで「しっとりまとまる系」ではありますが、パンテーンベーシックライン3種で比較すれば一番しっとりしないので「ふんわり系」ということですね。 いずれにせよ、、、あまりおすすめはしません。 プロビタミンB5 パンテノール、パンテニルエチル• シャンプーに配合のシリコン• メチルイソチアゾリノン について解説していきます。 「良い方」と「悪い方」の共通成分ですね。 パンテノールはビタミンBになる前段階の物質です。 パンテノールの効果としては 医薬部外品としての• 育毛効果• 白髪予防• 新陳代謝活性• 毛髪の保湿 などがあげられます。 と言っても、これらの効果は、化粧品ではなく医薬部外品としての配合量の基準に達した時の話ですので、 化粧品としてパンテノールが配合されている場合には毛髪のコンディショニング効果 保湿 と、頭皮環境の改善の期待くらいになるんだと思います。 ですので、パンテノール自体は優れた成分ですが、化粧品登録の商品でどこまでその恩恵にあずかれるのか、ですね。 シャンプーに配合することで、本来なら強洗浄力でごわついてしまうところ、洗髪中も手触りよく洗えるようにしています。 実際の口コミを見るとそれでもごわつきは結構ありそうです。 でも、僕が考える良質なシャンプーとは、シリコンなどのアイテムに頼らずに、単純に洗浄成分が優れているから「ごわつかない、軋まない」というシャンプーです。 これを大前提として、さらに毛髪補修成分が配合されているとかなりうれしい感じです。 「防腐剤メチルイソチアゾリノンって大丈夫なの? 」ってことですね。 実はこの成分、 2013年に欧州の業界団体「Cosmetics Europe(欧州パーソナルケア協会)」が使用を中止する方針を出しているんですよね。 理由は、2013年近年に化粧品でアレルギー反応を起こした患者にパッチテストをして、どの成分にアレルギー反応を起こしたのかを調べたところ、 メチルイソチアゾリノンに反応を起こしている患者が急激に増えているという臨床結果が皮膚科から報告されたからです。 だから欧州では使用の中止が勧告されたんですね。 これが一番の懸念材料ですかね。 とはいっても・・・僕は全面的にこの話を信用しているわけではなく 「いつものように「無添加信者」「自然派信者」一派のネガティブキャンペーンの可能性もあるかも? なぜでしょう? 以下は僕の仮説ではありますが…花粉症を例にとって説明してみます。 俗に「バケツからあふれると花粉症になる」と言われていますが、• 日本では杉の木が多いのでスギ花粉による花粉症• カナダでは国旗にも使われるメープル 楓 が多いので、楓の花粉症 があります。 これを防腐剤に例えると、国内メーカーでは「メチルイソチアゾリノン」はあまり一般的に使用しません。 でも欧州では昔からよく利用されていました。 そして欧州人に今「メチルイソチアゾリノン」のアレルギーが続発している。 つまり欧州人のバケツがあふれたということですかね。 日本では今まであまり利用されていないので、まだバケツがあふれた人が少ないので問題にはなっていないのかな? まあいづれにせよ、「 バケツがあふれていつかアレルギーが発症するリスクを背負ってまで試さなくてもいいのでは」と僕的には思います。 6」 いつも言うことですが、アットコスメの口コミ評価は「仕上がりの良さ」で評価されることがほとんどです。 そうなるとシャンプー&トリートメントで最も重要な「洗浄成分の質」は特に評価されず、トリートメントにいかにシリコンが配合されていてツルツルサラサラな仕上がりになっているかが高評価を得るためには重要になります。 なのでアットコスメの上位製品には市販品が多いですよね。 3」なので、高濃度シリコントリートメントの作りとしては低評価に感じます。 これだけのシリコン処方をも凌駕するほどの洗浄力の強さが問題になっているのかな?と思っています。 エクストラダメージケア• モイストスムースケア• エアリーふんわりケア 共に、• 口コミ上も、高濃度シリコントリートメントの割に評価が低い… ということで、おすすめはしません。

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ミラクルズ ボリューム ドライシャンプー / パンテーンのリアルな口コミ・レビュー

パンテーン ドライ シャンプー

実は、地肌の健康と、髪の質感の両立はすごく難しいのです。 ミクロクレンジング成分のミセラーが、髪と地肌の毛穴の中に入り込んで今まで落としきれていなかった汚れをマグネット吸着。 地肌すっきり。 夕方までさらさら髪がつづきます。 やはりスキャルプケアを意識しているので、シャンプーはノンシリコンで、加えてパラベン(防腐剤)と着色料の3つが無添加になっています。 テレビCMでは、では有村架純さんが出演されていて、軽いサラサラな髪の質感が印象的です。 そんなミセラーは「地肌からクレンズ」がテーマのシャンプーとトリートメントで、2018年度のベストコスメアワード第1位に選ばれています。 ぼくの髪はショートですが猫っ毛で細毛なので絡まりやすいし、妻の髪はロングの上にくせ毛です。 適当なシャンプーだと仕上がりがえらいことになったりもします。 ということで、実際にアイテムを見ていきます。 シンプルなデザインとマットな手触り まずはシャンプーボトルからです。 シンプルで清潔感のあるデザインになっています。 パッケージはいいのですが、ボトル自体にはデザイン性はなく、市販の安物シャンプーだとい印象はぬぐえません。 シャンプーは半透明なのに対して、トリートメントは同デザインのグレーになっています。 ノズルも使いづらくはないですが、いたってどこにでもあるデザイン。 肝心なのは中身ですが、やはりサロン専売品に比べると見劣りするので残念です。 とはいえ、市販シャンプー特有のコスパ性を考えると、まぁ妥当なので使えなくはないかなという印象。 ミセラーの成分構成 シャンプー成分 水、ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、香料、コカミドMEA、塩化Na、安息香酸Na、EDTA-4Na、クエン酸、エチレンジアミンジコハク酸3Na、PEG-60、アーモンド脂肪酸グリセリル、リノールアミドプロピルPGジモニウムクロリドリン酸、PG、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、パンテノール、パンテニルエチル、セイヨウハッカ油、ハッカ葉油、メントール、ナイアシンアミド、グリセリン、炭抽出物、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、キシレンスルホン酸Na、クエン酸Na トリートメント成分 水、ステアリルアルコール、ビスアミノプロピルジメチコン、ベヘントリモニウムメトサルフェート、セタノール、イソプロパノール、香料、ベンジルアルコール、EDTA-2Na、ポリソルベート20、パンテノール、パンテニルエチル、ヒスチジン、クエン酸、セイヨウハッカ油、メントール、ハッカ葉油、ナイアシンアミド、グリセリン、炭抽出物、メチルクロロイチソアゾリノン、メチルイチソアゾリノン 次に成分を見ていきます。 シャンプーの洗浄成分はラウレス硫酸Naにラウリル硫酸Naと、洗浄力や脱脂力が最も強い成分が並んでいるため、非常に残念です。 しっかり汚れはとれるものの、髪や頭皮への危険性は高いと感じます。 成分は入っている量が多いほど初めの方に記載されますので、かなり脱脂力の強いシャンプーだという印象で、短期でも長期の使用でも不安になる内容です。 強い洗浄力を抑えるために、コカミドプロピルベタインという両性界面活性剤が入っていますが、その他の保湿剤が少なく使用感は悪いと思います。 さらに香料が5番目で、泡立て効果のコカミドMEAが6番目とかなりの量配合されていますので、香りと泡立ちでごまかしてるのかな?と不信感を感じます。 トリートメントもパンテーンおなじみのパンテノールというビタミン剤が入っていますが、香料以下とかなり少なめな印象。 その他のエモリエント成分もあまり見られず、ビスアミノプロピルジメチコンというシリコン剤で安く仕上げている印象。 ハッカ油などメントール成分も入っていますが、香りがかなり強いウッディー調なので清涼感も感じず、すっきりした使用感ではありません。 ということで実際に使い、使用感も見ていきます。 やや使用感は悪い…• 実際に使ってみた感じでは、きしみやひっかかりなど女性にとっての使用感はかなり悪いです。 美容師として人にオススメできない残念な感じ。 結論から言っておすすめしません。 とくにダメージを気にしていたり、絡まりやすい髪の人や、元々ダメージがある人にとっては使用感は悪いはずです。 やはりCMなどのイメージ先行で売っている印象が強く、華やかにも見える良さげな印象を受けますが、シャンプー自体の中身はただたた洗浄力の強めなシャンプーでした。 トリートメントもわざわざ購入するようなクオリティはなく、くせ毛でロングの妻には使わないようにしました。 価格が安くて量も多いのですが、内容成分も安物の構成になっていますので、決してコスパもいいとは言えまん。 そのため、使用する時は注意が必要になります。 よくある質問の一つに「パンテーンシリーズのシャンプーの違いについて教えてほしい」というものがあります。 そこで分かりやすく違いについてもお話します。 現在のパンテーンシリーズは3つのラインナップから選べるようになっています。 この3つです。 それぞれレビュー記事もあるのでぜひ参考にしてくださいね。 それぞれの違いを簡約すると、 パンテーンベーシック パンテーンを試してみたい人向け、細毛や猫っ毛などベタつきやすい方との相性が良い パンテーンミラクルズ ベーシックよりも水分力や保湿力がプラスアルファされた印象で、ダメージヘアなどの悩みがある方向け パンテーンミセラー バランスをとれていて、くせ毛やボリュームアップしたい方向け。 メンズなどにもおすすめかも。 あくまでも個人的におすすめ度を順位付けすると、• ミラクルズ• ミセラー• ベーシック という感じでしょうか、ミラクルズがダントツで使いやすく、女性が使いやすいマイルドな印象がありました。

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【シャンプー解析】パンテーンエクストラダメージケアシャンプーの成分解析と口コミ評価|モイストスムース・エアリーふんわりとの違いまで徹底検証

パンテーン ドライ シャンプー

ドライシャンプーは、水やお湯を使わずに香りで頭皮のニオイを抑えたり、髪を清潔に保ったりすることができる便利アイテム!一般的には、介護や災害時に使用するイメージがありますが、実はアウトドアや長時間のフライト、運動の後など、日常生活のなかで気軽に使用できる商品がたくさんあるんです。 しかし、スプレー・ジェル・パウダー・フォーム・シートタイプなど種類も豊富。 そのうえ、コーセーや資生堂など大手メーカーからも多数の商品が販売されていて、どれがいいのか悩んでしまいますよね。 今回は Amazon・楽天・Yahoo! ショッピングなどで売れ筋上位のドライシャンプー23商品を比較して、最もおすすめのドライシャンプーを決定したいと思います。 比較検証は以下の3点について行いました。 抑臭力• 成分評価• 使用感 果たしてどの商品が最強のベストバイ商品なのでしょうか? ドライシャンプーの選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。 医薬品等として消臭効果が認められた商品は存在しません。 ニオイを細かく分析するため、臭気判定士の石川英一さんのご協力を得ました。 上乗せ資格「臭気対策アドバイザー」も所持。 ニオイ対策の会社2社を経て「においの探偵」として独立。 テレビ・雑誌や、大手企業の消臭効果試験にも携わっている。 いやーなにおい撃退術」』(NHK)『いぬのきもち』『ねこのきもち』「パナソニック ボディシェバーER-GK40」効果試験、「ファブリーズ」消臭効果等技術指導社内男性モニター23人に一晩シャンプーを控えてもらい、洗髪後24時間経過した状態の頭皮にドライシャンプーを使用。 ドライシャンプーの使用前後で「脂臭・汗臭・付着臭」を抑えることができたかを5段階で評価しました。 お湯を使わずに髪を清潔に保てる便利アイテム、ドライシャンプー。 みなさんは使ったことがありますか? 緊急時や介護の場で使うイメージが多いですが、実は、 ヘアカラーやパーマをした後などにも大活躍!カラーを定着させるためにも、当日のシャンプーは控えたいもの。 ドライシャンプーを使えば、 髪を濡らさずに頭皮のニオイやベタつきを抑えることができますよ。 そのほかにも、アウトドアや旅行先、機内での使用を目的とする人だけでなく、シャンプーの刺激が気になる人からも人気です。 とはいえ、通常のシャンプーのように、 しっかりと汚れを洗浄できるわけではありません。 きちんと汚れを落としたいときは、シャンプーを使ってくださいね。 頭皮の専門家でもある毛髪診断士の齊藤あきさんにご協力を得て、 ドライシャンプーを選ぶときに必ずチェックしておきたい「3つのポイント」についてご紹介します。 2008年に開業した美肌・美髪専門店「スキンケアサロン・ティナロッサ」で肌や髪のトラブルに悩む人と向き合い続けている。 サロンワークのほか、講師や執筆活動、TV出演など活躍の場を広げている。 美容師・毛髪診断士認定講師、日本アロマ環境協会インストラクター・アロマセラピスト、オーガニックアドバイザー、日本健康医療コーディネーターなど資格多数。 (株)イフ&シュア代表、ヘアケア大学主宰。 また、選び方で記載する効果効能があることを保証したものではありません。 ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。 洗い流さないため、通常のシャンプーと比べて肌への負担が多い傾向にあるドライシャンプー。 肌が弱い方にとっては、トラブルの原因になってしまうこともあります。 肌への刺激が心配な人は、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどの UV成分、シリコーンやコンディショニング成分など、肌の負担になる可能性が高い成分に注意しましょう。 また、敏感肌の場合は、 香料や防臭剤も確認しておくのが無難です。 成分表の初めに記載されているほど、配合量が多いということなので、記載されている位置にも注目してみてくださいね。 <シリコーン系成分の一例> ・ジメチコン ・シクロペンタンロキサン など <コンディショニング成分> ・ベヘントリモニウムクロリド など シャンプーを選ぶ際、ついつい自分の好きな香りを選んでしまいますよね。 もちろん、使用感が気に入らないと満足に使えないため、製品の香りをいいと思えるかはとっても重要なポイントですが、ドライシャンプーを選ぶときは、 気になるニオイにしっかりアプローチできる香りを選ぶのも大切です! ドライシャンプーや制汗剤などに主流な香りはメントールやミント。 これらは、悪臭を目立たなくしてくれる万能な香りとして、多くの製品に配合されています。 ただし、大量の汗をかいた場合には注意が必要。 メントールは多種類のニオイにアプローチできる一方で、アンモニアとの相性はあまりよくありません。 強いアンモニア臭にメントールを混ぜると、アンモニア臭を倍増させ、かえって不快なニオイになってしまうことも…。 汗をたくさんかいた後は、メントールは控えた方がよいでしょう。 汗のニオイを抑えるには、グレープフルーツをはじめとする柑橘系の香りがおすすめ!製品の香りが強いものは少ないですが、不快な香りをカバーして、無難に汗のニオイを抑えることができます。 今回の検証では、臭気判定士のご協力を得て、汗・脂や、頭皮・髪に付着したさまざまなニオイを分析し、各製品がどのニオイを抑えることができたかを細かく評価しました。 ぜひチェックしてみてくださいね! 今回検証した商品• ネイチャーラボ|ダイアン パーフェクトビューティー ドライシャンプー• スタイリングライフ・ホールディングス|サボリーノ 髪を洗いまスプレー• ストーリア|MAROドライシャンプー• コーセー|スティーブンノル ニューヨーク ドライ シャンプー• スキューズミー|ドライシャンプー フルーティブーケ• ミネルバコスメティックス|スエロスデオドライズシャンプー• オーガニックジャパン|オーガニックドライシャンプー AN• 資生堂|TSUBAKI お部屋でシャンプー ドライシャンプー 洗い流しのいらないタイプ• ディーエイチシー|水のいらない リフレッシュシャンプー• 持田ヘルスケア|スキナ ドライシャンプー• ビー・エス・ピー|N. シアドライシャンプー• コーセー|ネイチャー アンド コー ボタニカル ドライシャンプー• KOKOBUY|the product ザ プロダクト ドライシャンプー• かならぼ|FPPパウダー• コーセー|フレッシュケア ドライシャンプーシート• コーセー|フレッシュケア ドライシャンプーフォーム• 資生堂|フレッシィ ドライシャンプー (ディスペンサー)• giovanni(ジョヴァンニ)|ドライシャンプー&ボリュームパウダー• LUSH(ラッシュ)|ドライミー!• Acure|DRY SHAMPOO - BRUNETTE TO DARK HAIR• 四国紙販売|水の要らない泡なしシャンプーウェット手袋• Bumble and bumble. ニオイを細かく分析するため、臭気判定士の石川英一さんのご協力を得ました。 上乗せ資格「臭気対策アドバイザー」も所持。 ニオイ対策の会社2社を経て「においの探偵」として独立。 テレビ・雑誌や、大手企業の消臭効果試験にも携わっている。 いやーなにおい撃退術」』(NHK)『いぬのきもち』『ねこのきもち』「パナソニック ボディシェバーER-GK40」効果試験、「ファブリーズ」消臭効果等技術指導 社内男性モニター23人に一晩シャンプーを控えてもらい、洗髪後24時間経過した状態の頭皮にドライシャンプーを使用。 ドライシャンプーの使用前後で「脂臭・汗臭・付着臭」を抑えることができたかを5段階で評価しました。 今回の検証で高得点を獲得したのは、以下5商品。 ・スキューズミー ドライシャンプー フルーティブーケ ・モイスト・ダイアン ・ドライシャンプーAN ・持田ヘルスケア スキナドライシャンプー ・サボリーノ そのほか、23商品中11商品が「脂臭・汗臭」などの抑臭に成功。 そのなかでも、 頭皮にしっかり液を付けることができるジェル・フォームタイプやスプレータイプは、どれも比較的優秀な結果を収めました。 特に、「スキナ ドライシャンプー」をはじめとするジェルやフォームタイプは、頭皮や髪に液をつけてタオルでふき取るため、製品の香りは強くないものの、脂臭や汗臭をしっかり抑えることができました。 スプレータイプも同様で、頭皮にしっかりとドライシャンプーを当てることができ、脂・汗臭を抑えやすい傾向に。 しかし、なかには製品の香料が悪影響を及ぼし、逆に不快なにおいになってしまったものも。 特に、 「メントール」や「ミント」の香りには注意が必要です。 一方で、パウダーの抑臭力はいまひとつ。 髪が邪魔して頭皮にしっかり粉を付けるのが難しく、効果もあまり感じられませんでした。 成分分析で文句なしの満点を獲得したのは、23商品中「the product(ザ プロダクト)」と「N. SHEA」の2商品のみ。 どちらもミストタイプの商品でした。 エタノールは配合しているものの、「the product」はダマスクローズ蒸留水を、「SHEA」はレモングラス葉水をベースにしており、ともに 自然由来の成分を配合したシンプルな成分配合が高評価に繋がりました。 ミスト・スプレータイプは比較的平均点が高かったものの、「スキューズミー」は2. 5点と低評価。 紫外線対策(UVカット)成分やコンディショニング成分などを配合しており、一見充実した成分配合に思えますが、人によっては刺激になってしまう恐れがあるため、評価は伸びませんでした。 そのほか、 UV成分やシリコーン・コンディショニング成分は、肌に残ると刺激になることもあるため減点対象としました。 肌が敏感な方は、できるだけシンプルな成分配合のミストタイプを選ぶとよいでしょう。 「サボリーノ」や「スキューズミー」など、使用感の検証で高評価を得た商品のほとんどが、スプレータイプという結果に。 スプレーを直接吹きかけるだけという使いやすさが、高得点へとつながりました。 一方で、粉を手のひら・頭皮にのせて馴染ませるパウダータイプは、どれもいまひとつの評価。 実際に使用した編集部員からは、「使用量や使い方がよくわからない」という声や、「粉で髪が白くなる」という声もあり、初心者には特に不向きといえます。 全体的に点が伸びなかったパウダータイプですが、唯一「fujiko(フジコ)」だけは高評価を獲得! キャップを外したらポンポンと馴染ませるだけなので、ドライシャンプーに使い慣れてない人でも簡単に使用できます。 ただ、高評価を得た商品でも、「ふわっと感」はいまひとつ。 どの製品も際立ってボリュームアップしたものはありませんでした。 ネイチャーラボの「ダイアン パーフェクトビューティードライシャンプー」は、ほどよいフローラルの香りが勢いよく噴射されるスプレータイプ。 狙ったところにしっかり当たり、頭皮の脂臭・汗臭をしっかり抑えることができました。 抑臭力同様、使用感でも高評価を得ました。 サラサラした手触りになっただけでなく、ふわっと感のある髪に。 ボリューム感は少ないものの、髪1本1本のベタつきは抑えることができました。 スプレーを当てると地肌がスッキリするので、夏場の使用におすすめですよ。 さらに特筆すべき点は、その配合成分。 各種セラミドや植物油を配合しているため、保湿効果が期待できるのは嬉しいポイント。 髪をサラサラとさせる「カオチン活性剤」も配合しており、トリートメント製品のような成分配合が高評価へとつながりました。 ただし、一点だけ…髪や頭皮のケア効果が期待できるのは好印象ですが、「カオチン活性剤」は場合によっては頭皮への刺激になることもあるので、肌の弱い人は注意してくださいね。 ほどよい柑橘系の香りは使う人を選ばず、社内モニター全員が「心地よい香り」とコメントした「サボリーノ」のドライシャンプー。 製品の香りはそこまで強くないものの、脂臭をしっかりカバー。 汗臭は少し残ってしまいましたが、レモンのような製品の香りとうまく混ざり、不快な香りはしませんでした。 抑臭力は4点と高評価をつけました。 成分評価でも4点と高い評価を獲得! 頭皮のニオイを抑える効果が期待できる「チャ葉エキス」「ユーカリ葉エキス」など植物性成分をベースとした無添加な成分配合。 他の商品と比べ、肌にやさしい点が評価されました。 スプレータイプですが、粉末を使用していないためミストのような使用感。 ボリューム感はそこそこですが、スプレーの威力もちょうどよく、ベタつきも和らぎます。 マイナス点が限りなく少なく、5人中4人が4. 0点以上の高評価をつけました。 ドライシャンプーを初めて使う方にもおすすめできる商品です。 「MARO(マーロ)」のドライシャンプーは、小さめな噴射口からスプレーが勢いよく噴射され、汗臭やその他の不快なニオイをしっかり抑えることができました。 メンズ用の商品ですが、香りは意外とフルーティで、女性が使用しても違和感が少ない点は嬉しいポイント。 ただし、リンゴに清涼感をプラスしたような個性的な香りなので、量は加減しながら使用するのが無難でしょう。 成分を見てみると、 抑臭 効果が期待できる植物エキスのほか、セラミドなどの保湿成分も多数配合。 肌が弱い人には刺激になりうる防臭剤「ピロ亜硫酸Na」を使用している点で減点となりましたが、評価は4. 5点と極めて優秀な結果を残しました。 「瞬間爽快」とあるように、ふわっと感はないものの、頭皮に当てるとスッキリします。 成分評価以外は平均的な結果でしたが、外出には便利な最適なサイズ。 使い勝手のよい商品だといえます。 大手ヘアケアブランド「スティーブンノル」のドライシャンプーは、万人受けしそうな清潔感あるフローラルの香りが印象的。 噴射口がやや広くピンポイントの使用は難しいものの、粉っぽさが少ないため簡単に馴染ませることができます。 根元からサラサラになり、それでいて自然な仕上がりに。 1時間経過してもサラサラ感は持続しているうえ、清涼感も長く続くので、スッキリ感が欲しい人にもおすすめです。 ただし、一部の人には刺激性が高いエタノールも含まれているため、満点には一歩届きませんでした。 抑臭力検証の結果も良好。 脂臭・汗臭ともにしっかり抑えることができました。 製品の香りが残るものの控えめなので、不快感が少ない点も好印象。 全体的にバランスの取れたドライシャンプーです。 使用感では23商品中トップとなる4. 3点を記録したスキューズミーのドライシャンプー。 「皮脂吸着パウダー入り」と書いてある通り、 髪1本1本に少量の粉をまとったような感覚でさらっとします。 それでいて乾燥を感じない点も好印象。 髪のベタつきをしっかり抑えることができました。 スプレー時にはフローラルの香りを強く感じますが、後には残りにくいです。 ニオイを嗅いでみると、脂臭はしっかり抑えられていて、製品の残り香もあまりありません。 唯一低評価となってしまったのは、成分評価。 保湿成分をはじめUVカット成分など、多種類の成分が配合されています。 一見充実してそうに見えますが、コンディショニング成分など、一部刺激になりそうなものも配合しているため低評価となってしまいました。 スプレーを当てると頭皮がさっぱりするので、夏に向いている商品。 ただし、肌がデリケートな人にはおすすめできない結果となりました。 パッケージがおしゃれ、かつ持ち運びやすいサイズ感の「deodrizeドライシャンプー」。 男性向けの商品ですが、フローラルのような香りは女性でも問題なく使用できます。 噴射口が細く勢いよくスプレーが噴射され、細かいパウダーが頭皮の皮脂を吸着します。 脂臭・汗臭をきちんと抑えることができました。 爽快感も感じますが、頭皮のさっぱり感は持続しませんでした。 髪のべたつきはとれますが、ボリューム感が欲しい人には物足りないでしょう。 抑臭 力・使用感は及第点レベルですが、成分評価は4. 3点と高評価。 刺激となる可能性があるエタノールは配合しているものの、植物性エキスほか、抑臭効果が期待できる成分が配合されていて高評価を得ました。 「アンマロク果実エキス」など保湿作用のある成分を多数配合しているほか、 皮脂のバランスを整え、抑臭 効果も期待できる精油のブレンドが好印象だった「オーガニックドライシャンプーAN」。 成分評価、抑臭力で高評価を記録。 嫌な脂臭や汗臭もしっかり抑えることができました。 順位を落とす原因となってしまったのは使用感。 タオル併用で使用時の手間が大きいうえ、「ジェルはムースに比べてムラになりやすく、均等に頭皮につけるのが難しい」という声もありました。 また、きちんと拭き取らないと乾くまでに時間がかかる点もマイナスに。 髪をふわっとさせにくいのはもちろん、サラサラ感も少なく、仕上がりの満足感は低め。 外出先ではなく、家での使用が適しているタイプです。 ボトルの先を頭皮につけて使用するため、他のジェルタイプより使いやすい点が特徴の「TSUBAKI」。 ジェルを直接頭皮につけるため爽快感はかなり高いものの、仕上がりはいまひとつ。 ジェルにより髪が束になって固まってしまい、髪がふわっとすることもなければ、サラサラする感覚もありませんでした。 一方、成分は高評価。 保湿・抑臭効果が期待でき、バランスがいい成分配合です。 ただ、刺激となりうるエタノール・香料が原因で満点には届きませんでした。 抑臭力の検証では、 脂臭・汗臭はしっかり抑えることができたものの、製品の残り香が強く、評価は伸びませんでした。 外出先での使用は不向きの商品といえます。 また、使用してから外出するまでに十分な時間がない場合も、使用を控えたほうが無難でしょう。 泡をしっかり頭皮につけ拭き取るため、脂や汗のニオイをしっかり抑えることができました。 洗浄成分として「ココイル加水分解コラーゲンTEA」も配合しているためと考えられます。 ドライシャンプーは洗浄成分を配合していないものがほとんどなので、他商品と比べて汚れを落とす機能に長けているといえます。 しかし、保湿成分は少なく、 アルコール成分も複数配合しているため、肌の弱い方は避けたほうが無難でしょう。 極めて低評価となってしまったのは使用感。 スッキリ感はありますが、拭き取り必須で手間がかかる点や、製品の独特な香りが評価を分ける結果になりました。 しかし、製品の香りはそこまで残らないので、しっかり洗いたい人であれば検討の余地はあるでしょう。

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