オブ ラディン。 オブラディン(Return of the Obra Dinn)の評価と感想を熱く語る!

【攻略】Return of the Obra Dinn(オブラディン号の帰還) 全乗客・乗員の身元、死因特定ガイド

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オブラディン(Return of the Obra Dinn)とは? 「オブラディン(Return of the Obra Dinn)」は、主人公である保険金調査員を操作し、数年間行方不明となっていた乗船「オブラディン号」の乗員の安否を探っていく推理アドベンチャーゲームです。 本項では、本作の基本情報を紹介いたします。 前作「Papers,Please」は、入国審査官に扮して、入国希望者の書類審査をするという斬新なゲームデザインが評価され、「2014年英国アカデミー賞ゲーム部門()」の「ストラテジー&シミュレーション賞」をはじめとして多くの賞を受賞するに至りました。 また、本作も「2019年英国アカデミー賞ゲーム部門()」の「Artistic Achievement賞」、「Game Design賞」を獲得しています。 SPONSORED LINK オブラディン(Return of the Obra Dinn)のストーリーは? 主人公は東インド会社の保険金捜査員となり、「オブラディン号」の乗員乗客全員の安否や名前、死因を特定するのが、ゲームの目的となります。 オブラディン号は60名の乗員乗客が乗っていましたが、航海中に消息を絶ち、数年後に突如、幽霊船として戻ってきました。 もちろん、船は無人の状態で、あるのは数体の遺体だけです。 主人公は死体となった人物の「最期の瞬間」を垣間見ることができる不思議な懐中時計 「メメント・モーテム」を片手に、この船にいったい何が起きたのか、乗員はどのようにして亡くなっていったのか、生存者はいるのか、等を推理していきます。 オブラディン(Return of the Obra Dinn)のシステムや特徴を解説! 本項では、オブラディンのゲームシステムと特徴について紹介します。 3Dで描かれた船内の造形から、乗員乗客まですべて色のない白黒で表現されています。 また、「最期の瞬間」の一幕でしかBGMも流れませんし、基本的には主人公が船内を歩き回ってる足音や、船が軋む音、波音などの環境音だけで、 散策中は終始無音なので、ゲームグラフィックも相俟ってホラーチックな不気味な雰囲気を醸し出しています。 死ぬ直前の一部始終がフルボイスで再生された後、「最期の瞬間」が人物達が静止した状態で絵画のように表示されます。 最期の瞬間の一場面は色んな角度から見ることもでき、その時に周りに居合わせた人達がどのような行動をとっていたか、なども推理のヒントになってきます。 主人公がオブラディンに降り立った時点では、船内に残っている遺体の数もそこまで多くはないのですが、遺体から別の遺体へと次々とリンクしていくことで、多くの乗員乗客の最期を見ることができるようになります。 オブラディン(Return of the Obra Dinn)のプラス評価点 ここでは、オブラディンをプレイして良かった点等を紹介させていただきます。 あまりにシンプルすぎて、ボリュームが心配になる人もいるかもしれませんが、「メメントモーテム」があることによって、複数の時間軸に飛ぶことができるので、舞台が狭いにもかかわらず、乗員乗客60名を特定するだけの十分な情報が詰まっています。 自らが事件に巻き込まれて色々な体験をしながら、選択肢を決めていく従来のアドベンチャーと違って、本作は当事者でもない人物が主人公ですし、しかも得られる情報はどれも断片的で時系列も滅茶苦茶です。 これで舞台が無駄に広い場合は、流石に情報整理を面倒になるため、そういう意味でも、プレイヤーが推理に没頭できるよう、計算されてシンプルに作られています。 ここまで斬新なアドベンチャーゲームは見たことがありません。 特定する順番もプレイヤーに委ねられていますし、最期の瞬間を全部見てから考察するのも、途中で人物特定に入ってもOKという自由度も強制感がなくて良いです。 しかし、これはあくまでプレイヤーの目線であって、製作者側の目線で考えると、多種多様の国籍の60名もの人物が各時系列の中で、それぞれどのように行動しているかを整理しつつ、矛盾がないように配置しなければいけません。 それでいて、プレイヤーが人物を特定できるよう適切なヒントも与えなければならないことを考えると、かなり難易度の高いゲーム設計になります。 そういう意味でも、本作はとても緻密に作られた質の高いアドベンチャーゲームと言えるでしょう。 特に「最期の瞬間」のシーンは迫力もさることながら、 「レトログラフィックってこんなに美しかったのか」と、驚かされる程、綺麗です。 人知れず亡くなった人や、生還者もいるので、乗員乗客全員の最期の瞬間が描かれているわけではないですが、もともとが60名も登場人物がいるゲームですし、当然、最期の瞬間のシーンもたくさんあるので、かなりの見応えがあります。 また、ゲームの設定上、全て死亡シーンになり、死に方はどれも凄惨なものですが、白黒のレトログラフィックのおかげで、そこまでグロデスクに感じない点も評価ポイントの一つです。 最期の瞬間で人物を画面中央に合わせてズームすると、その人物の顔と一致するスケッチ資料が自動で表示されたり、どの時系列で初出し、いつ死んだかもわかるようになっています。 SPONSORED LINK オブラディン(Return of the Obra Dinn)のマイナス評価点 本項では、逆にオブラディンをプレイして悪かった点を記載していきます。 白黒にしては、よく表現されてはいるものの、炎や爆発といったエフェクトが見にくかったり、人物の手元部分がわかりにくかったりします。 その為、死因の特定のところで、撲殺なのかナイフによる刺殺なのか判断がつかず、死因をいくつか総当たりする必要がありました。 また、死因の件に関していえば、他に、死因の選択肢のバリエーションが豊富すぎて混乱し易い、というマイナス点もあります。 「船外への転落死」と「溺死」のように、どちらとも言えそうなものがあるので、ここでも総当たりを強いられました。 特に二人以上が揉みあいになっていたり、距離が離れていると、なかなか選択されなくて、煩わしさを感じる場面が何度かありました。 あくまで主人公は乗員の安否を特定するのが仕事とはいえ、少々もやもやが残ります。 明らかに目的の場所がすぐ隣なのに、なぜかぐるぐると遠回りしてから辿り着くので、少しテンポが悪いです。 オブラディン(Return of the Obra Dinn)をプレイした感想 本作は紹介映像を目にしてからから、ずっと気になっていた作品でしたし、世間の評価も高かったので、ずっとプレイする機会を窺っていた作品でした。 自ずとかなりの期待を持った上でプレイを開始したわけですが、まさに期待通りの良作でした。 ここでは、実際にオブラディンをプレイした感想を述べていきます。 途中ミスリードでどん詰まりしたこともあり、想像以上に時間がかかってしまいましたが、プレイスタイルによっては10時間を切ることも可能なぐらいの程よいボリュームとなっています。 価格が2000円ということもあり、相応のボリュームといえるのではないでしょうか。 しかし、少なくとも3人分の情報は一致させる必要があるので、ファミコン時代のアドベンチャーのようにとりあえず選択肢を総当たりすれば解決というような邪道は通用しません。 そのため、そこそこ推理しつつ、でも詰まらずにサクサクプレイしたい人であれば、曖昧な部分でもとりあえず情報だけ入力して「答え合わせ」で確定させるプレイングも可能となり、このやり方であればどん詰まりすることもほぼありません。 勿論、納得いくまで推理して、自信のあるものだけ情報を入力していくプレイスタイルであれば、相応の手応えを感じることもできます。 そういう意味でも本作は、推理アドベンチャー初心者から玄人まで万人が満足できる絶妙な難易度だと言えるでしょう。 最初に3人を特定したあたりから、一気に登場人物が増え、時系列も前後するので、はじめはかなり混乱しましたが、冷静に「最期の瞬間」を観察して、服装や役職、出身などを整理すると、消去法で特定できる人物も多いですし、プレイヤーそれぞれのアプローチの仕方で推理を進めていくことが可能です。 サバイバルホラーゲームによくあるような第一者視点で、船内を探索しながら、推理していく没入感は相当なものがあり、1bitグラフィックの持つ美しさと不気味さが、更にそれを惹きたててくれます。 最期の瞬間がこれまた迫力満点で、脳裏に焼き付いてしまうものですから、オブラディンをプレイした後の数日は、暗い部屋を歩くいていると、急に誰かが自分を襲ってくるのではないか、という恐怖を感じる程でした。 MVPは画家!この人がいなかった推理しようがなかったですね! まとめ 最後までお読みいただきありがとうございました! 本作は、終始船内だけをうろつき、殺害現場を見させ続けられるという、改めて考えると、かなり奇抜なゲームデザインとなっています。 しかし、その分プレイ時の煩わしさがなく、とにかく乗客の安否だけに集中できるという、無駄のない作りとも言えます。 推理アドベンチャーとしての謎解きの質も高いので、推理ゲーム好きであれば、是非ともやっていただきたいタイトルです。 Lucas Pope氏の3作品目にも当然期待がかかりますが、「オブラディン(Return of the Obra Dinn)」自体、同氏ほぼ一人で作り上げたといっても言いような作品なので、製作には4年半もの月日が費されたとのこと。

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Return of the Obra Dinn(オブラディン号の帰還)クリア記念備忘録|鶴居湊|note

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「Nintendo Direct 2019. 5」、およびで明かされたもので、いずれも2019年秋のリリースを予定しています。 "Return of the Obra Dinn" is coming to Switch, PS4, and XBox One this fall. More details when I sort out an exact date. — Lucas Pope dukope 白黒世界で事件の謎に迫る 出典: 1803年に消息を絶ち、その後生存者ゼロで帰還したオブラディン号。 オブラディン号に乗り込んだあなたは、保険調査官としてこの船で何が起こったのか調査します。 調査の要となるのは、奇妙な懐中時計。 この懐中時計を使うと、死者の最後の瞬間に戻ることができます。 その様子を観察して記録し、オブラディン号のたどった運命を明らかにしましょう。 白と黒で描かれるグラフィックが、何とも言えない雰囲気を醸し出す本作。 現時点でコンソール版ならではの要素は確認されていないものの、高い評価を獲得している作品だけに期待して待ちたいところです。 Return of the Obra Dinnのつぶやき.

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ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害

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この記事はゲームのキャラやシステムの紹介よりも「そのゲームのおもしろさ」が伝わるようなレビューを目指しています。 あんまり知りすぎると実際プレイする時の驚きが減りそうなので、極力ネタバレ無しでいきます。 今回は白黒のゲーム画面が目を引く推理ゲーム、Return of the Obra Dinn(オブラディン号の帰還)です! 攻略情報は ・ファーストインプレッション やはり目を引く白黒のゲーム画面。 オープニングだけ見るとゲームボーイ?ワンダースワン?と思ってしまうような感じ。 しかしこのゲームは2Dではなく3D、グリグリ動かすことができるのです。 はじめは見た目のインパクト狙いかなと思ったのですが、このゲームは乗組員生存無しで帰ってきた船を調査するというところから始まります。 そして、亡くなった人の最後の場面を見ることができる不思議な懐中時計を使うことができるというのがポイントです。 最後の場面、亡くなる瞬間、ということは殺害現場です。 フルカラーの3Dでグリグリ殺害現場を見れてもそれはそれで体調不良を訴える人がでてきそうなので、白黒にする必要があったのかと納得。 ・notアドベンチャー 私は最初、このゲームを「アドベンチャー」だと思っていました。 ゲーム画像は少し見たことがあったのですが内容はあまり知りませんでしたので、白黒の画面で船を探索しながら事件の真相を暴く、みたいな想像をしていました。 ですが、プレイしてみてその想像はガラガラと音を立てて崩れ去りました。 亡くなった人の最後の状況から読み取れること、船員のことが書いてある書記、この2つを使って亡くなった人たちの名前と死因を特定しながらオブラディン号であった悲劇を解明する、というゲームです。 これは完全に推理ゲームであり、ストーリーを楽しむようなアドベンチャーではありません。 状況を把握し、多角的に観察し、全ての情報を論理的に推理する必要があるので非常に頭を使うゲームでした。 こういうのが好きならハマると思います。 ・推理ゲーム このゲームは推理ゲームと呼ぶにふさわしいほど推理が必要です。 何しろ約60人分の身元を推理しなければならないからです。 このゲームには無駄な情報はほとんどありません。 その場の状況から読み取れる身体的特徴や持ち物、手記に書いてある出身、職業・・・そのほか様々なことを総動員して推理しないと全ての謎を解くことはできません。 1人を推理することで他の人の推理をすることが可能になったり、分からないところは取りあえず置いておいて分かるところから進めるといった割り切り方も必要となってきます。 ・そのほか色々 ・3D酔いする人はもしかしたら結構酔うかもしれません。 ・非常に多数の殺害現場が出てくるので嫌いな人は注意。 ・謎解きで穴埋めを少しづつ埋めていくようなのが好きな人はオススメ。 ・まとめとか 久しぶりにこういうゲームを遊びました。 正直推理はあまり得意ではなかったので攻略の力を借りてしまいましたが、正直ヒント無しでクリアできる人は相当のキレ者なのでは?と思ってしまうほど難しかったです。 事件を追うようなゲームでも犯人だけ推理するとかがほとんどですが、このゲームは何十人という人数を推理する必要があるので、かなり根気が必要ですが、本格的な推理をしたいと思っている人にはとてもオススメのゲームです。

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