筋 トレ 尿酸 値。 認知症予防には「脳トレ」より「筋トレ」!:久野教授の「カラダの強化書」:日経Gooday(グッデイ)

尿酸が高い人は狭心症・心筋梗塞にも注意! [心臓・血管・血液の病気] All About

筋 トレ 尿酸 値

痛風は、名前が知られているわりには、どんな病気かよく知らない人が多いようです。 自覚症状がほとんどないため、病名の由来である「風に吹かれただけでも痛む」ほどの激痛に見舞われ、初めて痛風について関心をもつ人が大半です。 ところが現在、成人男性の5人に1人は痛風予備軍といわれるほど増えていて、決して人ごとではありません。 痛風の直接の原因は、血液中の老廃物のひとつである「尿酸」です。 尿酸が一定量以上に増えると、その結晶が関節部分に蓄積し、やがて炎症と激しい痛みを引き起こします。 痛みが起こる場所は、足の親指の付け根が最も多く、全体の約7割を占めています。 そのほか、足首、くるぶし、ひざ、耳などにもみられます。 突然の激痛におそわれることが多いのですが、人によっては軽い関節痛程度のこともあります。 また、1週間程度で痛みが治まるので、とりあえず湿布薬などでしのぎ、そのまま放置する例も少なくありません。 ところが原因である尿酸の多い状態が続く限り、痛みは繰り返されます。 そればかりか、関節部分が腫れてコブ状になったり、尿路結石や腎臓障害を起こしやすくもなります。 さらに痛風は、高血圧や高脂血症、糖尿病などとも関係が深いことが判明し、注目されています。 それだけに健康診断などで、 尿酸値が高いと言われたら、早めに予防策を講じておくことが大切です。 その理由は判明していませんが、女性ホルモンに尿酸を排泄する働きがあるためではないかと考えられています。 そのため女性でも、更年期以降には注意が必要です。 気を付けたい痛風の合併症 痛風と、その前段階である高尿酸血症を放置していると、 高血圧や高脂血症、糖尿病など、多くの生活習慣病を併発しやすいことがわかってきました。 痛風の患者さんのうち、半数は高血圧を、半数は高脂血症を併発しています(高血圧と高脂血症の両方を併発している人も含む)。 また糖尿病の場合は、予備軍段階(耐糖能障害)の人に、痛風を併発する人が多くみられます。 これは糖尿病の段階まで進むと、尿糖を排出するために尿の量が増え、その結果、尿酸も一緒に排出されやすいからです。 したがってむしろ予備軍段階で、注意が必要といえます。 これらの病気に共通するキーワード、それは「動脈硬化」です。 例えば痛風と高血圧を比べると、前者は血液中に尿酸が増え、後者は血液の圧力が高まることによって生じます。 どちらも血管に大きな負担を与え、その状態が続くと血管機能の低下、つまり動脈硬化へと進むからです。 実際に痛風や高尿酸血症を放置していると、高血圧などを併発するだけでなく、動脈硬化を起こし、さらには心筋梗塞や脳梗塞などの危険な病気へと進みやすいことが指摘されています。 プリン体への誤解 尿酸といえば、すぐに「プリン体」のことを連想する人も多いのではないでしょうか。 プリン体は、食品に含まれる物質で、体内で尿酸に変わります。 「プリン体を多く含む食品をとると尿酸値が上がる」…そんな話が一時、マスコミをにぎわせました。 プリン体が多い食品の代表としてビールが取り上げられ、それならばと、発泡酒や焼酎に代えた人もたくさんいたはずです。 ビール会社でも、プリン体を減らしたビールを開発したりしました。 しかし、プリン体については誤解が少なくありません。 プリン体は、細胞の核酸を構成する物質で、決して悪者ではなく、新しい細胞をつくるときには欠かすことができません。 そして体内で代謝され、尿酸となります。 では、食べ物は関係ないのでしょうか。 実際にプリン体を多く含む飲食物を毎日大量にとっていると、確実に尿酸値は上がります。 例えばビールを毎日がぶ飲みし、レバー類ばかり食べるようなケースです(下記参照)。 でも、そんな食事を続ける人は、あまりいないでしょう。 むしろ 問題は、毎日の普通の食事における食べすぎや飲みすぎなのです。 というのも、プリン体はレバー類などに限らず、肉類をはじめ多くの食品に含まれています。 どんなメニューであっても、たくさん食べれば、それだけ尿酸は増えます。 またビールに限らず、アルコールそのものが体内で尿酸を大量につくります。 さらにアルコールは、腎臓の尿酸排泄機能を低下させるため、ビール以外の酒類でもたくさん飲むと尿酸値が高くなってしまうのです。 そのため最近では、特定の食品にだけ注意するのではなく、慢性的な食べすぎ・飲みすぎと、その結果としての肥満が、痛風や高尿酸血症の原因として指摘されています。 <プリン体を多く含む食品(100g中)> レバー類(鶏、豚、牛)、白子、アンコウの肝、魚の干物類、イワシ、カツオ、干しシイタケなど。 尿酸値が高めの人は、こうした食品を続けて食べないようにしましょう。 痛風になりやすいタイプとは 痛風や高尿酸血症の患者さんには、次のようなタイプが多くみられます。 このうち「肥満」については、高血圧などを併発しやすいほか、肥満の人には汗かきが多いこともリスクとなります。 というのも尿酸は、汗からは排出されません。 大汗をかいて尿の量が減ると、かえって尿酸の排出を妨げる結果になるからです。 ストレスについては、実際にストレスを受けたり、疲れているときには、尿酸値が高くなります。 血管を収縮させ、腎臓の働きを低下させるためと考えられています。 運動については、激しく動き回るスポーツ(サッカー、テニスなど)や筋肉運動(重量挙げ、筋力トレーニングなど)をすると、尿酸が増加します。 こうした運動の場合は、 こまめに水分を補給し、尿の排出を促すようにしましょう(運動中に汗をかいても、尿酸は排出されません)。 ただし、運動がいけないわけではなく、痛風の原因となる肥満予防のためには、有酸素運動(ウォーキング、軽めのジョギング、水中歩行、固定式自転車こぎなど)などを続けると効果があります。 この場合にも、水分補給を十分に。 家族との関係では、痛風そのものは遺伝しません。 遺伝子異常は自分ではわかりませんが、 家族に痛風の人がいる場合には、体質や食生活が似ている可能性があるので、若いころから注意したほうがいいでしょう。 この場合、若いころから高尿酸血症になり、腎臓障害を起こしやすくなります。 また男性だけでなく、女性でも発症します。 食生活で注意したいこと 痛風と高尿酸血症は、食生活と大きなかかわりがあります。 とくに次の点に注意しましょう。 食事全体の量だけでなく、高カロリー・高脂肪食(肉類、レバー類、魚卵類など)をたくさん食べないことも大切です。 アルコールも、栄養はあまりありませんが、カロリーはあるので、飲みすぎには十分な注意が必要です。 とくに酒の肴になる、白子、アンコウの肝、干物類などには注意し、飲酒中でも野菜をたくさんとることを心がけてください(野菜は尿をアルカリ性にし、尿酸を溶けやすくします)。 同じ食品でも、こうした料理法を心がけましょう。 ただし、寒い時期に気を付けたいのは鍋物です。 鍋物の煮汁には、いろいろな食品のプリン体が溶け出しています。 最後に雑炊やおじやにして食べると、大量のプリン体をとることになります。 尿酸値が高めの人は、とくに気を付けましょう。

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認知症予防には「脳トレ」より「筋トレ」!:久野教授の「カラダの強化書」:日経Gooday(グッデイ)

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先日の健康診断で、尿酸値が「10. 1」と基準値7. 0を大幅に超えた数値が出てしまいました。 その他は肝機能のCOTが47で基準値40よりちょっと高かった意外は全て正常です。 ちなみに昨年は全て正常値でした(尿酸はデータが無いのですが)。 体系は普通、BMIは21. 8(平均値)、体脂肪も普通、血圧も低め、資質も高くありません。 むしろ低め(少なめ)です。 そこで、質問なのですが、水泳4kmと10~15km程度のマラソンを合わせて週に2~3日実施しています。 運動後は水分をできるだけ採るようにしてますが、このようなややキツイ運動が原因で「尿酸値だけ」が大幅に上昇することはあるのでしょうか? マラソンは最近はじめたので、筋肉痛がやや慢性的にあります。 また、その場合は、運動後の一時的なもので、水分を取っていれば痛風などの予防はできるのでしょうか? ちなみに、以下の記事は読みましたが、これはあまりにもレベルが高い話と感じました。 できればトレーニングは続けて、体を鍛えたいので、効果的なサプリ(クエン酸が良い?)や、食品、トレーニング前後の摂取するとよい飲食物等のアドバイスをいただければと思います。 よろしくお願いします。 なぜ尿酸値があがるのかリンク先に~が載っていますが、痛風に関する本を読むとたいてい同じことが載っています。 健康体のスポーツ選手にも痛風の人が多いんだそうです。 しかし、けっしてレベルが高い話ということではなくて、ゴルフとかバーベキューで一日汗をかいた人が次の日発作に襲われたなんていう話もよくあるそうで、~は誰にでも当てはまるものだと自分は考えています。 無酸素運動はどんなに頭で楽しいと感じていても体にはストレスです。 日々の生活のストレスも尿酸値に悪いと言われますが、無酸素運動も同様です。 質問者様は遺伝や体質的に尿酸値が高いわけではないようですので、一度無酸素運動は控えて尿酸値を下げる生活に集中した方が良いと個人的には感じます。 一度下げた状態を保ってから、激しい運動をしていく方が良いのではないでしょうか。 クエン酸はたしかに尿をアルカリ性にするので良いと私も聞きましたが試していません。 無酸素運動をしてしまった後にカバーできるサプリ・食品については、~の理由からもわかるとおり、プリン体の多い食品を取ってしまった後にカバーできるサプリ・食品はないかと聞いているのと一緒です。 それがあれば通風で苦しんでいる人はこんなにもいないわけで…辛いところですよね。 今のままでは、いつ痛風発作が来てもおかしくない状態ですし、水をたくさん飲めば無酸素運動後も取り返せるとは考えずとにかく下げることを優先された方が良いかと思います。 一度でも痛風発作を起こしたことがある人と、尿酸値は高くても一度も起こしたことがない人では、その後の治療・生活すべてが違ってきます。 Q 尿酸値が高めの36歳男です。 尿酸値6、5位あります。 原因はビールとラーメンなどの食べ物にあると思います。 この度、筋トレをジムではじめました。 ジムでは合計30分位で鍛えて、パッと帰ります。 ランニングは週2、一回30分だけです。 筋肉を付け基礎代謝をあげ、体脂肪を落としたいのですが、筋トレは尿酸値があがるとも聞きましたが、これは筋トレのせいで一時的に上がるということでしょうか、恒常的に尿酸値が上がってしまうということでしょうか。 心配です、これ以上あがれば、痛風のキケンもあります。 ビールは毎日2本、禁酒日は週2回です。 筋トレは止めたほうがいいのでしょうか。 このメニューでは強度はさほど強いとは思いませんが、いかがでしょうか。 A ベストアンサー 筋トレで上昇しますので筋トレを止めればそのうち元に戻ります。 筋トレで尿酸値が上がるということを知っておくことは大切なことです。 尿酸値が食べ物だけで左右されるものではないということが分かるからです。 むしろ食べ物以外の原因に左右されることの方が多いのです。 その良い例が筋トレです。 筋トレは無酸素運動で瞬発力のための筋肉を鍛えるわけですが、一方では大変なダメージも筋肉に与えます。 筋肉の組織が壊れて盛んに細胞の置き換えがすすみますが、その時に細胞の核の成分であるプリン体が血中に出てきます。 激しい運動やスポーツが原因で一気に尿酸が増えるということは、長時間労働、重労働などハードな仕事が続くことも重力に逆らうことが長くなり細胞の置き換えが進みますので尿酸は一気に増えるこはありませんが徐々に増えていきます。 単にビールやラーメンが原因ではありません。 尿酸値の上昇は体にかかるストレスが強いことが原因になるのです。 しかし尿酸値が高くなったからといって痛風になるわけではありません。 増えてもきちんと尿から排泄されていればなんの問題もないからです。 強いストレスのために血流が悪くなり体が冷えてくると尿からの排泄も滞って尿酸が次第に結晶化してきます。 それが血流の悪い冷えた関節に溜まり痛風の原因となります。 筋トレは一過性に尿酸値を上げますが仕方ないことです。 やり過ぎないことと、後の軽い有酸素運動や入浴でしっかりケアをして体を温めすばやく血流を回復しておけばそれほど問題にはならないでしょう。 むしろ気をつけなければならないのは慢性的な休養、休息不足、睡眠不足、長時間労働などの働き過ぎによる体を傷めるストレスの方です。 ストレスによる排泄抑制、血流障害、低体温が痛風の原因です。 筋トレで上昇しますので筋トレを止めればそのうち元に戻ります。 筋トレで尿酸値が上がるということを知っておくことは大切なことです。 尿酸値が食べ物だけで左右されるものではないということが分かるからです。 むしろ食べ物以外の原因に左右されることの方が多いのです。 その良い例が筋トレです。 筋トレは無酸素運動で瞬発力のための筋肉を鍛えるわけですが、一方では大変なダメージも筋肉に与えます。 筋肉の組織が壊れて盛んに細胞の置き換えがすすみますが、その時に細胞の核の成分であるプリン体が血中に出... Q 30代後半男性です。 血液検査で他の値は規定内(A判定)ですが、尿酸値が7以上あり、 昨年末に検査したところ、8.2という結果がでました。 医師からはいつ痛風の発作が起きてもおかしくないと言われ、尿酸値を下げる薬を 処方してもらい、現在も服用しています。 幸いにも発作は起きていないのですが、発作だけは絶対に起きてほしくないので 医師から処方された薬の他に、ビタミンC、葉酸、タルトチェリーなどのサプリメントも 服用しています。 ビールもやめました。 ひじきなど尿をアルカリ性にする食品も食べています。 他の値は正常値で、メタボや高血圧でもないのに、尿酸値だけが高い。 医師からは体質 じゃないかと言われましたが、釈然としません。 いろいろと対策を練っていますが、痛風の発作は避けられないのでしょうか? ちなみに、運動が好きでマラソンやジム通いもしています。 ストレスも影響するらしいですが、ストレスを溜めやすい性格だと思います。 アドバイスなどいただけたら嬉しいです。 A ベストアンサー 痛風の方が水分を摂るようにすすめられる理由は、二つあります。 一つは、尿量を増やして、それと共に排泄される尿酸を増やそうとするものです。 ですから、水でもお茶でも、体内に取り込む水分が増えて、尿量を増やすものであればよいのです。 しかし、アルコールは尿酸の生成そのものを増やしますし、水分補給を伴わない尿量増加は血液の濃縮につながります。 すなわち、高尿酸結晶の悪化になります。 ですから、アルコールを飲んで尿量を増やすというのはいけません。 あと、ジュースも余り良くありません。 高尿酸結晶の方は良く糖尿病などの耐糖能異常を持っておられますので、ジュースなどの高カロリーの飲料は控えるべきです。 もう一つの目的は、結石の予防です。 高尿酸血症の方は、大抵、尿中への尿酸排泄も高まります。 特に薬物で尿酸値を下げようとすると、どうしても尿中への排泄が増えます。 このとき、尿量が少ないと、尿中で尿酸が飽和してしまい、尿酸結晶を作ります。 これが尿酸結石です。 高尿酸血症の人は、尿量が少ないと、結石になるのです。 結石は痛風発作よりも痛いものです。 ですから、尿酸結石を予防するために「たくさん尿を出す」ことが必要になるのです。 また、水分補給は、血中尿酸値が過剰に上がることを防ぐことにもつながりますので、痛風発作の予防にもなります。 特に夏場のスポーツ時には、充分な水分補給をしながらでないと、かなりの確率で痛風発作を来します。 痛風の方が水分を摂るようにすすめられる理由は、二つあります。 一つは、尿量を増やして、それと共に排泄される尿酸を増やそうとするものです。 ですから、水でもお茶でも、体内に取り込む水分が増えて、尿量を増やすものであればよいのです。 しかし、アルコールは尿酸の生成そのものを増やしますし、水分補給を伴わない尿量増加は血液の濃縮につながります。 すなわち、高尿酸結晶の悪化になります。 ですから、アルコールを飲んで尿量を増やすというのはいけません。 あと、ジュースも余り良くありません... A ベストアンサー 食事の偏り、過食やアルコールの過飲など肥満があっても痛風にならない人もいますし、通風の人が食事制限をしてもなかなか良くなりません。 問題は必要な体温があるかどうかです。 あなたの体温を計って見て下さい。 低体温による循環障害が痛風を発症させます。 これぐらいの体温ですと、多量の尿酸があっても体液に溶けて結晶化することはありません。 腎臓から尿中に溶け出て排出されます。 低体温になる原因の一つは肥満や運動不足。 人間は筋肉を使って発熱を起こすからです。 筋肉からの発熱低下が原因です。 もう一つは大変問題なのにあまり頓着されません。 過重労働、要するに無理な働き過ぎがストレスとなって交感神経を過度に緊張させ、血管が収縮、抹消血管の血行障害を起こし低体温を誘導してしまうのです。 どちらにしても体を温めることですよ。 あとは、体が冷えるまで働かないようするか、肥満や運動不足の人はそこから脱却の方法を取ればいいわけです。 クスリはあくまで対症療法、原因の治療ではありません。 むしろ尿酸産生阻害剤の使い過ぎは体に必要な尿酸代謝を抑制してしまいますので他の病気を発症させる可能性もあります。 食事の偏り、過食やアルコールの過飲など肥満があっても痛風にならない人もいますし、通風の人が食事制限をしてもなかなか良くなりません。 問題は必要な体温があるかどうかです。 あなたの体温を計って見て下さい。 低体温による循環障害が痛風を発症させます。 これぐらいの体温ですと、多量の尿酸があっても体...

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健康診断の前日に激しい運動はダメ?尿酸値や尿蛋白が上がる?

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こんにちは! 美姿勢トレーナーの和希です! 今回は 尿酸値をもう少しだけ知ってみよう についてです! なんとなく【尿酸値】と聞くとビールを 想像しますよね! 体にはあまりよくなさそうなイメージがある 尿酸値についてあともう少しだけ深掘りしてみましょう! 尿酸 尿酸とは 細胞の核などに含まれているプリン体という物質が肝臓で分解 されてできる老廃物です。 車や道路に鳥が白いフンを落とす事があります。 その白い物質が尿酸です。 30歳代の【高尿酸血症】の頻度は30%に達すると言われています。 なぜ尿酸値は上がってしまう? なぜ尿酸値は上がってしまうのでしょうか。 まず成人の体内には約1000mgの尿酸が蓄積されています。 これを【尿酸プール】と言います。 このプールにたまる量は 作られる量【産生量】と 体の外に出される量【排出量】で バランスが取れています。 食べ物から約100mg。 体内で合成されるのが約500ng。 つまりプリン体を多く含む食品を控えるだけでは尿酸値はなかなか減りません。 尿酸の産生を抑えるためには肥満を解消することが第一です。 一方、腎臓から尿中へ排せつされるのが約500mg。 腎臓以外から排せつされるのが約100mg。 この腎臓からの排泄を悪くするのも肥満です。 またアルコールはビール一杯程度なら、焼酎やウィスキーなどプリン体 の少ないアルコール飲料に変える事で尿酸値の上昇を抑える事が期待されます。 ところが 焼酎も3杯を超えてくるとアルコール自体が悪さをして 尿酸値を高くします。 痛風発生はアルコール摂取量に比例します。 そしてたまにの激しい運動も尿酸値をあげますが適度な運動を 行っている人は痛風になりにくいとされています。 ということはプリン体制限ばかりに目を向けるのではなくて 体重コントロールや節酒、運動に注目する必要があります。

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