万引き家族 家族構成。 映画万引き家族の家族構成や相関図は?キャストをネタバレ!

息子が万引きをしました。(家族構成:父・母・息子(小3)・娘(4歳)先...

万引き家族 家族構成

とある家族をテーマにした映画 『万引き家族』。 第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した大人気映画ということで一時期話題になった作品ですが、視聴するのは今回が初めてになります。 話題作というだけあって話がよくできていて、 冒頭から張り巡らされている伏線がラストに集約されていく感じが個人的には好きでしたね! 今作は仲良さげに見えて実はバラバラに歪んでいる家族を描いた映画がお好きな方、考えさせられるような映画がお好きな方におすすめな映画ですね。 映画『万引き家族』の作品情報 あらすじ 高層マンションの合間にポツンっと取り残された平屋に住む5人家族。 祖母・初枝の年金を頼りにした生活で、お世辞にも良い暮らしをしているとは言えない日々でしたが、口は悪いものの仲の良い家族が仲良く暮らしていました。 そんな寒い冬のある日、父・治と息子・祥太は団地の廊下で震えている幼い少女と出会います。 見かねて家に連れ帰ると少女の体はアザだらけ、少女を送るために家まで訪れると、中からは両親が争い合っているような音が響き渡っていました。 そんな少女を心配した母・信代は彼女を家には帰さず、自分の娘として育てようと言い出します。 こうして家族に1人の少女が加わり、6人家族で仲睦まじく暮らしていくことになるのですが…。 予告動画 動画リンク 映画『万引き家族』の感想 【面白ポイント】• 血縁関係のない家族• じゅりちゃんにとっての幸せ 報われない歪んだ家族関係 最初は仲の良い家族に少女が仲間入りするだけのストーリーだと思ったのですが、実は家族に血縁関係がなかったという驚きの真実が面白かったですね。 家族縁の薄い子供たちを家族として迎えること自体は良いことなのですが、迎えた後の環境は決して良いものとは言えず…。 幸せなように見えて不幸が続くというのが、世の中の歪みを表現しているように感じられて良かったなと思います。 何というか実の家族の元にいても不幸で、この一家の元にいても不幸と言うのが皮肉で… 何とも報われない家族映画でしたね。 なので今作は普通に幸せな家庭映画、温かな家族映画をお求めの方にはおすすめしません。 どちらかと言えば、仲の良さそうな家族の裏を描いた映画、それぞれの違った愛情の形を描いた映画、歪んだ家族映画がお好きな方におすすめな映画です! じゅりちゃんにとっての幸せ 今作の中で個人的に一番気になったのは、じゅりちゃんにとっての幸せは何なのだろうというところですね。 愛情のない両親のもとにいるのが幸せだとは絶対に思えませんが、かと言ってこの家族の元にいるのが幸せだとは思えません。 この家族の元にいれば世間的には永遠に行方不明扱いで学校にも行けませんし、隠され続けていることで就職も難しく、恋や結婚も難しいでしょう…。 愛情は注いでくれるということで一時的な幸せはあるかもしれませんが、将来的なことを考えればじゅりちゃんにとっては損しかありません。 でも実の親とは言え、あそこまで裏表の激しい親のもとにいるのも幸せとは思えませんし…。 果たして じゅりちゃんにとってはどの道が一番幸せな選択肢なのか…最後まで私には分かりませんでした。 今作はそんな答えのない疑問、子供の幸せについて考えさせられるような映画がお好きな方にぜひともチェックしてみていただきたいです。 映画『万引き家族』の考察 【考察ポイント】• 亜紀がこの家にいる理由• 家族構成と出会い• ラストで祥太がわざと捕まった理由 亜紀がこの家にいる理由 亜紀がこの家にいるのは 家を出たかったから、自分を理解してくれる母親を求めていたからだと思います。 真面目そうな両親、明るく元気な妹がいる亜紀ですが、家族仲があまり良くないのではないでしょうか。 亜紀がオーストラリアにいると話している時に、母親が「父親は寂しがっている」と言っていたので、父親はということは母親は娘がいなくても寂しくないということ。 つまり母親と亜紀はあまり仲が良くないのだと思います。 そして初枝が元夫の話をしている時。 「血は争えない」と亜紀の父に言っていましたが、あれには顔が似ているということだけでなく浮気性なところも似ているという意味も込めていたのではないでしょうか。 つまり亜紀の父親は初枝の元夫と同じように浮気をしていて、 亜紀は前妻との子供。 現在の母親は浮気の末に本妻に格上げされた後妻、妹のさやかは後妻との子供で 姉妹には血縁関係がないと考えられます。 そして亜紀の妹・さやか。 ここはほぼ妄想ですが、母親は前妻の子供である亜紀と仲良くしようと亜紀好みの味付けで料理したり、さやかよりも亜紀を優先するようなことをしていたのではないかな。 そのせいでフラストレーションの溜まった妹は不満をぶちまけて、家族内でケンカが起きたか、母親とぶつかったか、浮気した実の父親への怒りの矛先が向いたのか…。 何が起きたかは定かではありませんが、ちょっとしたきっかけから 元々良くはなかった家族仲が崩れ去ったのでしょう。 そんな家族仲に嫌気がさした亜紀は家を飛び出し、初枝と出会ったのだと思います。 血のつながりこそないものの同じように男の浮気に悩んだ経験があり、自分の実の母親と同じ前妻というポジションにいる初枝。 そんな共通点から亜紀は初枝を 実の母親のように大切な人・1番身近な人と思うようになり、あの家で一緒に住むことを決めたのではないかなと思います。 家族構成と出会い 家族は誰1人血がつながっておらず、法的に家族であると認められている人は存在しません。 治・信代は結婚しておらず、元々は治が信代の働いていた店の常連という関係だったようですが、治が信代の元夫の命を奪ったことから一緒にいるようになります。 子供たちはこの2人の実の子供ではなく、家族縁の薄い子供たちを家に連れ帰っては自分の子供として育てていました。 家の主である初枝は元々この家に1人で住んでいて、実の息子は博多に住んでいます。 そんな初枝と治・信代夫婦との出会いはおそらくですが、信代たちが廃屋だと勘違いしたこの家に元夫を埋めるために侵入してきたことがきっかけでしょう。 その現場を見た初枝は、 家の下に埋めるのを許可する代わりに一緒に住むようにと条件を出したのではないかなと思います。 そんな条件を出したのはお金のためなのかもしれませんが、初枝はもしかしたら1人で この世を去るかもしれない恐怖に怯えていたのではないでしょうか。 息子と暮らしたくても元夫との思い出の詰まったこの家には住んでくれない、かと言って家を捨てることもできない。 初枝は 思い出の詰まったこの家で、ニセモノでも良いから家族に看取ってほしいと思っていたのかもしれませんね。 だからこそ、血のつながっていない治たちを家族として受け入れたのではないかなと思います。 ラストで祥太がわざと捕まった理由 妹・じゅりのためだったと思います。 自分はもう悪事に手を染めていて手遅れだけど、じゅりだけはなんとかキレイなままでいてほしい、悪事に手を染めないでほしいと思っていたのではないでしょうか。 警察官に事情聴取をされているときにも真っ先にじゅりのことを聞いていましたから、祥太にとってじゅりという存在はとても大切だったのだと思います。 だからこそ、そんなじゅりが悪事に手を染めそうになった時に、祥太はわざと自分の方に店員を誘導し、じゅりの手を止めようとしていたのではないでしょうか。 そして今回だけではなく、 じゅりがこれから先も悪事に手を染めなくても済むように、家族からじゅりを引きはがすためにあえて捕まったのではないかなと思います。 まとめ 仲良し家族の闇や背景を知ることで、だんだん家族がバラバラになっていくような展開が魅力的な映画になっていました。 ただテーマ・ストーリー共に大人向きの映画で、白黒はっきりしていない部分も多いので好みは別れるかもしれませんね。 今作はどちらかと言えばあれこれ考えながら映画を楽しみたい方、グレーゾーンにある家族映画がお好きな方におすすめな映画です!.

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映画『万引き家族』の感想・考察 亜紀がこの家にいる理由&家族構成

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奈良県大和郡山市内のスーパーマーケットで食料品など81点を万引きしたとして、奈良県警郡山署は11日、窃盗容疑で奈良市南京終町の会社員、(略)と、妻で会社員、(略)の両容疑者を現行犯逮捕した。 「生活費を節約したかった」と容疑を認めているという。 (略) 出典:産経WEST(2017. 12 08:36) 夫婦で万引きをして、現行犯逮捕されたというニュースです。 食料品を万引きしたということですが、「万引きをした」ということしか書かれていません。 犯罪というのは、法律では「〇〇罪」のようにかかれていると思います。 そういえば、万引き罪とは聞いたことがないですよね。 法律上ではどのような罪に該当するのでしょうか。 このような基本的なことから、万引きについて学んでいきたいと思います。 法律で定義される万引きについて知る 万引きというのは、一般用語です。 法律上は、「万引き」という言葉は使われません。 万引きは、刑法第235条の 窃盗罪に該当します。 その条文を確認しておきましょう。 回答者 窃盗罪にも、この保護法益があるということです。 窃盗罪の保護法益 占有権(財物の所持自体) 財物の所持とは、 物を持っていたり、 管理していたりする状態のことです。 窃盗罪を定義する刑法第235条に「 他人の財物」とあります。 他人の財物とは法律上、 他人の占有する財物をいいます。 分かりやすく言い換えると、現在持っている・管理しているだけで「所持」にあたりうるとされます。 店頭で管理していたり 現に持っていたり 本来の持ち主から預かっている(道で拾った)物 (極端に言えば)盗んだ物 本来の持ち主でなくても所持さえしていれば「他人の財物」にあたることになります。 また、本来は自分の持ち物であっても… 他人に預けている物 他人に盗まれている物 このような物を、勝手に持ち帰ると 窃盗になってしまいます。 窃盗罪の構成要件とは|万引きをしたという結果だけで判断しない 万引き(窃盗罪)の構成要件とは ここからは、万引きがどのように「窃盗罪」として成立するのかをみていきたいと思います。 窃盗罪が成立するには、いくつかの条件が必要です。 その条件のことを、「 構成要件」といいます。 構成要件とは、ある犯罪が成立するための要件(条件)です。 万引き事件でいうと、 窃盗罪が成立するための要件が構成要件ということです。 回答者 犯罪が成立するためには、厳密にいうと、 1. 構成要件に該当する 2. 違法性がある 3. 責任が問える この3つの条件がそろっている必要があります。 万引き(窃盗罪)における「1. 構成要件」の中身を、もっと具体的にみていきます。 犯罪は、起こってしまった結果やその過程など多角的な視点から検討しなければいけません。 それぞれくわしくみていきたいと思います。 実行行為とは、「構成要件的結果発生の現実的危険性を有する行為」と定義されています。 回答者 窃盗罪の故意とは、法律上、「他人の財物を窃取することに対する認識・認容があること」をいいます。 つまり、 万引きをしている 自覚があるということです。 故意はないとされる場合もあります。 たとえば、「勘違いした」ような場合などです。 自分の持ち物だと勘違いした 持ち主がいない物だと思った 万引きでいうなら… 「購入するつもりが、会計を忘れて無意識に商品を店外に持ち出してしまった」 このような場合は、故意はないとされることがあります。 判例は、犯罪が成立するためには、故意のほかに「不法領得の意思」が必要だとしています。 万引き事件を相談するなら早めに弁護士へ 万引き事件の意味についてくわしく見てきました。 はじめて知る内容も多かったと思いますが、やはり弁護士から直接アドバイスが欲しいと思います。 弁護士をどうやって探せばいいのか分からない… このような方は必見の内容になっています! お手軽にスマホで弁護士相談するなら こちらの弁護士事務所は、刑事事件の無料相談を 24時間365日受け付ける窓口を設置しています。 いつでも専属のスタッフからの案内を受けることができるので、緊急の時も安心です。 LINE相談には、夜間や土日も、弁護士が順次対応しているとのことです。 急を要する刑事事件の相談ができるので、頼りになりますね。

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【万引き家族】考察ネタバレ解説!安藤サクラが魅せた女優魂や家族の関係性などを紹介!

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もくじ• 「万引き家族」のあらすじ 是枝監督の映画「万引き家族」のあらすじは STORY 高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。 彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。 足りない生活費は、万引きで稼いでいた。 社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。 体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。 出典: 「万引き家族」の家族構成は• 柴田初枝・・・樹木希林さん• 柴田治・・・リリー・フランキーさん• 柴田信代・・・安藤サクラさん• 柴田亜紀・・・松岡茉優さん• 柴田祥太・・・城桧吏くん• 凛(じゅり)・・・佐々木みゆちゃん です。 予告動画はこちらです。 今日一日のことしか考えれないような、悲しい家族になった人たちの話です。 貧しさから抜け出せなくなったこの家族は、どのみち崩壊するしかなかったのでしょうが、虐待を受けていた少女を連れて帰ってしまったことから、急な坂を転げ落ちるように壊れ始めます。 では映画の最後はどんな結末になるのでしょうか? スポンサーリンク 「万引き家族」の結末 映画「万引き家族」の予告動画でもあったように、凛の虐待からの保護は誘拐となってしまい、祥太は万引きで捕まってしまいます。 そして結末はどうなるのでしょうか… 子どもたちはどうなる? 「万引き家族」の柴田家の子どもたちは• 柴田亜紀・・・松岡茉優さん• 柴田祥太・・・城桧吏くん• 凛(じゅり)・・・佐々木みゆちゃん ですが・・・亜紀は長女役だけど子供じゃないので、ここでは祥太と凛についてネタバレします。 祥太は万引きで逃げる最中に、橋の上から飛び降りて大怪我をし、警察に捕まります。 わざと、飛び降りたのです。 それがきっかけになって、血の繋がりのない、偽名で生きている柴田家の秘密が明らかになっていきます。 祥太は小さい時、真夏のパチンコ屋の駐車場にいました。 車内の温度が上がる中、親がパチンコが終わるのを待たされていたのです。 そのまま放っておいたら、幼い命は失われてであろう祥太。 そんな祥太を見つけてしまった車上荒らし中の治。 本当の親はどこかにいて、車のナンバーも記憶していたので、探そうと思えば探せるのです。 でも、最終的に祥太は、施設で暮らすことになります。 その後実の両親を探すかどうかはわかりません。 凛は、虐待する実の両親のところに返されてしまします。 そして再び虐待は始まり、ベランダから外を見つめる凛でした。 治と信代夫婦はどうなる? 治(リリー・フランキーさん)は、祥太(城桧吏くん)が橋から飛び降りた時、逃げました。 祥太は実の父親ではない治の気持ちを試したのでしょうか。 祥太は拾われた子供でした。 全てが明らかになり、信代が全ての罪を被り、祥太は施設に行くバスに乗ります。 そのバスを祥太を、治は走って追いかけます。 大切な息子を失うまいと、必死で走るのです。 信代(安藤サクラさん)は、初枝と本物の親類でした。 実は信代は夫からDVを受けていて、その夫をこの世から消してくれたのは治だったのです。 治は刑務所に入ることになり、信代は治が出所するのを初枝と一緒に待っていたのです。 凛とはDVと虐待を受けて育った者同士でしたが、最後はしっかり母として娘を愛していました。 取り調べで警察官が放った言葉を聞いた信代は、演技を超えた涙を流すのです。 スゴイですね、安藤サクラさん。 祖母・初枝と長女・亜紀はどうなる? 初枝は、年齢も年齢なので・・・亡くなります。 それは家族にとって、収入源が無くなるということでもありました。 だから・・・亡くなったことは秘密に。 庭に・・・遺棄するのです。 一見、年金のために初枝が亡くなったのを隠蔽したように見えますが、存在を明らかに出来ない治たちには、葬式を上げることも、墓を作ることも出来なかったのかもしれません。 元々家出少女だった亜紀。 亜紀は初枝に利用されていたのです。 形としてはですが。 亜紀は、初枝を捨てた元夫の孫でした。 家出してきた亜紀を面倒見る代わりに、初枝は亜紀の両親からお金をもらっていました。 信頼していた初枝に裏切られていたと知り、絶望する亜紀。 でも、亜紀は最後に、誰もいなくなった家に帰ってきます。 何を思って帰ってきたのか、帰ってきて何を思ったのか・・・。 スポンサーリンク 最後に 偽りの家族だったけど、本当の家族より家族になってたんですよね。 でも家族に本物も嘘もないと思うので、血のつながった家族では作れない形の家族だとも思いました。 家族は血縁関係より、一緒にいた時間で出来るものだし。 ちょうど1年前に、同じようにやるせない映画があったな…と思ったら「昼顔」ですね。 今年の「万引き家族」は、「昼顔」と別の次元で重いです。 そもそも学がないとか、稼げないとか、貧困から脱出できないのは本人のせいもあるんだけど、やっぱり本人たちのせいだけじゃなくて。 貧困から抜け出すための知識が必要なのか、とか日本中で話し合えればいいですよね。 特に行政や教育に携わる人が、「万引き家族」をフィクションとして終わらせずに話し合うと良いと思います。

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