サツマイモ の 栽培 方法。 甘いサツマイモの育て方

サツマイモの栽培方法

サツマイモ の 栽培 方法

サツマイモは暑さや病気に強く、初心者でも育てやすい作物です。 肥料(特に窒素)を入れすぎて蔓ボケしてしまって失敗することはありますが、肥料を控えめにすればまず失敗することはありません。 お子さんやお孫さん、ご近所さんと一緒に芋掘りをすれば喜ぶことは間違いないです。 サツモイモの栽培方法で一点だけ、蔓が伸びて場所をとる問題があります。 農家さんのように条(列)間を数mあけることができれば放任で栽培できますが、家庭菜園ではせいぜい1mの条(列)間がいいところです。 狭い場所でも栽培できる方法があります。 凄く手間はがかかりますが、支柱に紐を張ってその紐に蔓を結わって誘引していく方法でしたら、1畳の畝でも6株か7株を栽培することができます。 また、場所をとるからと敬遠されがちなサツマイモではありますが、こまめに蔓返しをすれば家庭菜園でも十分栽培できますので、是非とも栽培してお子さん、お孫さんと収穫を楽しんでください。 蔓返しをしないとすぐに隣の畝に蔓が入っていきますので、こまめに蔓返しをすることがサツマイモの栽培方法でのポイントになります。 紅あずま、安納芋、鳴門金時と育て、今は育てやすくて収量の多い紅あずまだけを栽培しています。 品種は紅あずまや鳴門金時が育てやすくてお勧めです。 サツマイモの栽培方法まとめ 作物名:サツマイモ 科目:ヒルガオ科サツマイモ属 連作:連作障害はでにくい。 品種:紅あずまや鳴門金時がオススメ。 元肥:1ヶ月以上前に石灰を入れ(やや酸性を好むので少な目に)、2週間前に堆肥や化成肥料を入れる(入れなくても育つ)。 植えつけ:5月中旬から6月末までにマルチを張った畝に夕方に蔓を埋める。 次の日が雨だどなお良い。 追肥:少量を行うか、または追肥をしない。 収穫時期:10月中旬から11月中旬。 作型 (栽培適期表) 京都 グリーンファームさんのサイトを参考に作成した作型です。 地域や品種によって作型が異なりますので、事前に確認してください。 2010年の紅あずま(と安納芋)の栽培(東京)で、X月X日に定植し、X月中旬に収穫しています。 地域やその年の気温によっても変わりますので、目安として下さい。 マルチ マルチをしてもしなくても栽培できますが、マルチをすると雑草の防除の効果と、生育初期に地温が上がって活着しやすくなって収量が増えます。 生育もよく、9月中旬から収穫することができます。 しかし、水はけの悪い場所では芋が腐ることがありますので、マルチをせずに栽培しましょう。 サツマイモの苗 サツマイモの苗は、種芋からでた蔓を30cm程度切り取って植えつけます。 自分で蔓をとることもできますが、温床や種芋の温湯消毒などが必要と手間がかかります。 少量であればホームセンターなどで買われるのがお勧めです。 なお、通常は50本や100本単位で売られています。 農協ではバラ売りをしてくれることもありますので、多すぎるようでしたらバラ売りできるか尋ねてみましょう。 植えつけ サツマイモは植えつけは、5月中旬から6月末までにマルチを張った畝に夕方に蔓を埋めます。 埋め方は数通りありますので、色々と試してみると面白いです。 サツマイモは5月中旬から6月末までの夕方に、2条で間隔(株間)を30cmで植えつけます。 植えつけた翌日が雨であればより活着率が上がりますが、苗の用意などもありますからあまり気にせずに夕方に植えつければ問題ありません。 入れなくもいいです。 植えつけ 芋がつく数は葉の枚数に比例します。 大きい芋にしたいなら枚数を少なく(3枚から4枚)、芋の数を多くしたいなら枚数を多く(5枚から6枚)します。 植えつけ方法は数通りあり、色々と試してみるのも面白いです。 水平植え 葉を地上に出して水平に浅く茎を埋めます。 芋は多く付き、あまり大きくなりません。 改良水平植え 水平植えとほぼ同じで、先端を深く差し込んで植えます。 水平上と比べると深くに茎が入ってるので根がよく育ちますが、植えつけるのに手間がかかります。 斜め植え 地中に斜めに茎を差し込みます。 水平植えと垂直植えの中間になり、植えつけが簡単です。 垂直植え(直立植え) 茎を垂直に地中に差し込みます。 芋の数は少なくなりますが、大きな芋ができます。 管理人は色々と試してみましたが、「改良水平植え」だと植えつけるのが面倒で、その他の植えつけ方はあまり収量に影響してるようには思えませんでした。 今では「水平植え」のような「斜め植え」のような、土に斜めに差し込んで植えつけています。 植えつけ直後にたっぷりと水を与えます。 支柱栽培 栽培するスペースがなければ、支柱に張った紐に蔓を誘引して支柱栽培します。 (参考:永田農法)。 (サツマイモの紅あずま6株を一畳のスペースで栽培) ゴーヤのように緑のカーテンに施すこともできます。 支柱栽培をされるようでしたら、できるだけ太い支柱を使った方がいいです。 収穫間際には蔓がかなりの重みとなりますので、細い支柱では重みに耐えられずに折れてしまいます。 支柱の本数を多くするか、太い丈夫な支柱を使いましょう。 追肥 肥料(特に窒素)が効きすぎると、葉ばかりが茂って芋ができない「蔓ボケ」してしまうことがあります。 ですので、追肥は少量を行うか、または追肥をしません。 収穫時期 収穫時期は10月中旬から11月中旬で、霜が降りる前までには収穫します。 サツマイモは低温になると芋が腐ってしまいますので、霜が降る前までには収穫しましょう。 植え付けの遅れやマルチの有無、その年の天候や品種などによって収穫時期は異なりますので、試し掘りをして芋の大きさを確認してから収穫します。 試し掘りをした芋を保存しておき、何度か試し掘りをしてから収穫時期を決めます。 先に試し掘りしておいた芋は甘みが増してますので、収穫した芋は保存し、試し掘りした芋を先に食べるようにしてます。 茎を食べる サツマイモの茎は食べれるのをご存知ですか? 管理人の母は「芋入らないから茎がほしい」と言います。 農家さんも「昔は食べるのものが少なかったからサツマイモの茎を食べたんだよ」と教えてくれました。 食べてみると、サツマイモの茎は美味しくて驚きました。 食感が特にくせになるんです。 母から教わったサツマイモの茎の食べれる部分や、下処理、レシピを紹介します。 サツマイモの茎の食べれる部分 一番柔らかくて美味しいのが蔓の先端です。 蔓の先端の3cmから4cmが柔らかくて美味しいので、沢山ある場合はこの部分だけを集めます。 少なければ硬くない部分(20cmくらい)を集めます。 葉の茎も食べれます。 古い葉は茎もが硬くなってますので、触ってみて柔らかくて太めの葉が付いてる茎を集めます。 サツマイモの茎の下処理 料理に使う前にサツマイモの茎を下処理します。 葉を取り除きます。 茎の皮を剥きます。 ピーっと皮が剥けるので気持ちがいいです。 (蔓の先端の3cmから4cmはやわらかいので皮を剥かなくて大丈夫です) 熱湯にさっと通します。 透き通った色になり、くたっとなります。 ここまでが料理前の下処理になります。 サツマイモの茎のレシピ 管理人は甘辛く炒めて食べてます。 そのレシピがクックパットにありましたので、リンクを張っておきます。 試し掘り サツマイモの収穫時期は目安とし、いきなり収穫せずに必ず試し掘りを行います。 植え付けの遅れ、マルチの有無、その年の天候などによって収穫時期は異なりますから、試し掘りをして芋の大きさを確認してから収穫しましょう。 試し掘りは、畝の端の株元の土をどかして芋を抜かずに大きさを確認し、まだ芋が小さいようでしたら土を戻して収穫を先送りにします。 芋が十分な大きさになっていましたら、全部を収穫します。 たまたま一株がよく育っている場合もありますので、何株が試し掘りした方が間違いないでしょう。 サツマイモの蔓を折らないように気を付けてどかします。 マルチをしていれば破かないように剥がします。 芋に傷をつけないように気を付けながら土をどかしていきます。 芋の大きさを確認し、まだ小さいようでしたら、土とマルチと蔓を戻します。 収穫 サツマイモの収穫は、まずは蔓をどかすことからです。 思っている以上に蔓はかさばりますので、蔓の置き場所を決めて空けておきましょう。 次に蔓を芋から切断していきます。 蔓の根元が15cmくらい残るようにハサミで切ります。 蔓は絡み合っていますから無理に引っ張らず、ロール状に丸めていくと簡単に蔓を撤去できます。 (芋から切り離した蔓を奥に丸めた状態) マルチは翌年に再利用できますので、傷つけないように丁寧にはがしましょう。 子供に抜かせて収穫させる場合は、蔓の周りの土をどけて芋を露出しておき、芋を引っこ抜かせます。 大人が収穫する場合は、15cm残った蔓を引っ張って芋を一気に引っこ抜くか、一本ずつ引っこ抜きます。 斜めに引っこ抜くと折れることがありますので、芋に対して垂直に引っこ抜くように心がけましょう。 [サツマイモの収穫 まとめ] 1 蔓の根元が15cmくらい残るようにハサミで切って蔓をどかす 2 マルチを丁寧にはがす(翌年も使うため) 3 芋を折らないように気を付けながら引っこ抜く 保存 サツマイモは収穫してすぐに食べるよりも、1週間から2週間寝かせてから食べたほうが甘みが増して美味しいです。 管理人は、一時期評判になった安納芋を栽培して収穫し、噂通りに甘いかな?とすぐに食べてみたら甘みがまったくなく、栽培方法が悪かったかなと落胆しました。 その後、2週間くらい寝かせてから食べてみてもあまり甘くはなく、また一月くらいしてから食べてみたところ、肉はまっ黄色でねっとりと甘くなっていました。 品種にもよりますが、2週間くらい寝かせてから食べたほうが甘みが増してきます。 または、地下に保存します。 管理人の家には地下はありませんし、サツマイモを入れた大量の発泡スチロールを保存する場所もありません。 ですので、天日干しをして乾燥させ、ネットに入れて玄関と物置とで保存しています。 (たまに確認すると腐ってる芋があることもありますので、早めに取り除きます) サツマイモのゆで方 サツマイモのゆで方になります。 1.洗ったサツマイモを鍋に入れ、ひたひたに水を入れます。 2.中火にかけ、沸騰しらた弱火にします。 3.20分から30分ゆでます。 4.竹串がすっと通れば完成です。 収穫したてのサツマイモよりも、2週間くらい寝かせたほうが甘みが増して美味しくなります。 永田農法なら狭い畑でも栽培できます。 永田農法でのサツマイモの栽培方法をご紹介します。 液肥は使用せず、一畝に7株のサツマイモの茎を植え付けます。 植え付けから約14日してから水で薄めた液肥を与え始めます(週に一回)。 蔓が伸びできたころから支柱に誘引していきます。 植え付けから45日で液肥をストップし、以降は無肥料で栽培します。 (永田農法の栽培方法で育てたベニアズマ) (永田農法の栽培方法で育てた安納芋).

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サツマイモ:そだててみよう:農林水産省

サツマイモ の 栽培 方法

・サツマイモをお風呂に入れる ・土を入れたプランターにサツマイモを入れる ・ビニールシートなどで覆う 順番に説明していきます。 サツマイモをお風呂に入れる(お湯に浸す) 最初は、サツマイモをお風呂に入れます。 「お風呂?」って思いますよね。 浸さなくても芽はでますが、こうすると 芽が出やすくなると言われています。 既に芽が出始めているいるサツマイモの場合は、不要です。 土を入れたプランターにサツマイモを入れる お湯に浸したサツマイモを培養土を入れたプランターに寝かせます。 それほど厳密にやる必要はありませんが、芋が半分ぐらい地表にでるように土を掛けましょう。 こんな感じでOKです。 ビニールシートなどで覆う サツマイモを植え付けたらビニールシートなどで覆いましょう。 既に記載していますが、サツマイモは暖かい地域の作物ですので、気温を上げる必要があります。 というわけで、ビニールシートなどで簡易な温室を作ってあげるということですね。 半透明のごみ袋などでもOKです。 私はサランラップを使っています。 こんな感じです。 こんな感じで鉢の端っこを開けておきます。 また、暖まった空気が上に抜けるようにラップに穴をあけています。 こんな竹ひごで穴をプスプスあけていきます。 適当でいいですよ。 サツマイモは寒さに弱い作物です。 サツマイモの苗の生育の様子 今年の苗の生育の様子を写真でお伝えしていきます。 植え付け後1週間 植え付け後、1週間の様子です。 芽はまだ出ていませんが、ひっくり返してみると、土についている部分に根っこが生えています。 順調ですね。 (生育が弱くなるので、皆さんはマネしないで、芽が出てくるのを待ってくださいね) サツマイモの苗の植え付けの時期 サツマイモの苗の植え付けの時期は、5月~6月です。 40日~45日程度過ぎると、葉が7~8枚ぐらいになると思います。 葉を上から5~6枚残して切り取ると苗になります。 これを畑に植えていきます。 植え付けについては、別途説明していきます。

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サツマイモの育て方

サツマイモ の 栽培 方法

何気にこのつるが美味いんだ〜。 0~6. 0 さつまいもの原産地は中央アメリカで、強い日光を好み、乾燥にも耐える作物。 種芋から出る苗を切って土に刺せば、節の間から不定根が出て、光合成により根が肥大して芋になります。 収穫は苗植えから4カ月ほどで、追肥や水やりの手間が要らず、初心者にも簡単に栽培できます。 どんな土壌にも適応し、痩せた土でも良くでき連作障害もありません。 ただ水はけの良い環境を好むので深く耕し高畝にしてやりましょう。 また、窒素は少しでもやりすぎると茎葉が茂ってつるぼけになり芋の肥大が損なわれるため注意します。 あくまで理想のやり方。 購入してすぐ植え付けてもちゃんと根付くから気楽に準備しよう メリクロン(ウイルスフリー)苗といって種芋から芽が出たポット苗を購入し植え付ける方法もあります。 鉢か畝に植え付けるとどんどん茎葉が生長するので、本葉7~8枚ほどになったら同様の処理をして植え付けます。 種芋から芽出しで苗を作る方法 サツマイモを種芋にして芽出しすることも出来ます。 コンテナあるいは畝に 株間、条間ともに30㎝以上あけ、種芋を横に寝かせて軽く2~3㎝程度土をかけて埋めましょう。 元肥は 1㎡畝あたり888を200g、植物性堆肥を3~5㎏投入。 ここまで萎れても、ちゃんと復活する それ以降は一切水やりはいりません。 真夏時に萎れが連続してみられる場合のみ潅水しましょう。 特に粘土質の場合は保水力が高いので、過度な水やりは味と収量を落とすことに繋がります。 追肥はいらない サツマイモは吸肥力が強く、窒素肥料によりつるぼけしやすいため追肥しません。 つる返しのやり方 生育旺盛になる夏ごろ、つるが繁栄しすぎて畔の土につく場合があります。 そこから発根し、養分が分散してしまいます。 なので畔に出たつるは上げて畝側に返しておきましょう。 夏から収穫までかけて、2~3回つる返しします。 獲ったばかりの芋は甘みがほとんどなく美味しくありません。 保存することで徐々に芋のデンプンが糖に変わっていきます。 収穫後最低でも10日、理想は数か月おけば追熟して抜群の甘味が出てきますよ。 プランター栽培 coming soon… 失敗しないための生育診断 実が割れる 収穫したさつまいもに割れ目がある場合は、乾燥から急激に水分がきた場合です。 土壌水分を適度に保つため、肥料成分の少ない植物質堆肥を施すことで回避しやすいです。 虫喰いがある 堆肥を入れるとコガネムシなどが繁殖し食害が増えるので、サツマイモ栽培では堆肥を入れない、あるいは前作の数か月以上前に入れておくという考え方があります。 動物性の堆肥は養分が濃いく、コガネなどの害虫も増えやすいので牛糞堆肥の直前使用はおすすめしません。 まったく甘くない さつまいもは収穫仕立ては元々甘味が少ない状態です。 長期間貯蔵するとデンプンが糖化して徐々に甘くなってきます。 甘味が強く、しっかり収量を上げるには「水はけ・通気性」と窒素量を多くしすぎないことが鍵です。 大きくならない サツマイモは肥料なしで育てれる作物として有名です。 そして窒素肥料をやりすぎるとつるぼけして根が肥大しないので注意することもよく言われます。 ただし、真砂土や一般的な肥沃の土壌なら、少なかれど初期成育を促すため窒素肥料は必要です。 また、カリウムは根の肥大を促進させるため、重要な養分源です。 前作で肥料を大量に使った場合以外は、少量肥料を施すようにしましょう。

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