ヒメ カツオブシムシ 駆除。 最近、ヒメカツオブシムシという害虫をやたらと和室で見るのです...

カツオブシムシはどこから発生?駆除と対策のポイントを解説

ヒメ カツオブシムシ 駆除

衣類を食べるカツオブシムシの生態と特徴とは? 日本にいるカツオブシムシ系のなかで、一般家庭の衣類を食べて加害するのは主に 「ヒメマルカツオブシムシ」と 「ヒメカツオブシムシ」の2種類です。 どちらの生態も駆除方法もほぼ同じなので、今回はより厄介な 「ヒメマルカツオブシムシ」を中心に、生態と駆除方法について説明していきます。 ヒメマルカツオブシムシの生態• 和名:ヒメマルカツオブシムシ• 学名: Anthrenus verbasci• 階級:カツオブシムシ科マルカツオブシムシ属• 生息範囲:日本全国(世界中にいる害虫)• 家の中の生息場所:タンス、クローゼット、絨毯、はく製、毛皮、ブラシ、昆虫標本• 活動時期:年中(成虫は特に4月~5月)• 体長:2. 5mm~3. 0mm• 寿命:約1ヶ月~1. 5ヶ月 成虫• 好物: デイジーやマーガレットなどのキク科の花、鰹節、昆虫の死がい、玄米・小麦、ホコリ、繊維• または、白っぽい服を着ている人に飛来することもあるので、 知らずに体につけたまま室内に入り持ち込んでしまうという可能性もあります。 白や黄色の花が好きなカツオブシムシは、白っぽいものが好きで洗濯物にとまっていることが多いのです。 室内に洗濯物を入れるときは、しっかりと衣類をはらってから入ることで室内への侵入を予防できるでしょう。 また、 キク科の花が大好きなので、室内にデイジーやマーガレットなどを持ち込むときは、カツオブシムシが付いていないか必ず確認するようにしましょう。 ヒメマルカツオブシムシの対策と駆除方法 それでは室内でヒメマルカツオブシムシやヒメカツオブシムシを見つけた場合はどのように対処したらよいのでしょうか? 駆除方法と新たなカツオブシムシを寄せ付けないための対策を8つご紹介します。 1.タンスにしまう前に衣類を洗う タンスの中で衣類が食害を受けるのを防ぐために、衣類を収納ケースにしまう前に必ずきれいに洗いましょう。 一見、衣類についた幼虫や卵を洗い流すためかと思われがちですが、そうではありません。 ヒメマルカツオブシムシは、 衣類の中でも食品などで汚れた部分があればそこを好んで食べる習性があるので、タンスにしまう前に、もし食べこぼしなどで汚れた場所があれば汚れを落としてから収納することで、衣類の食害を予防することが出来ます。 食事の汚れが付いたまま収納すると、汚れた場所がカツオブシムシの格好の餌となるでしょう。 2.虫干しをする ヒメマルカツオブシムシは、 湿度の高いところを好みます。 ずっとタンスの奥に眠らせておくと、それだけでカツオブシムシの幼虫が安心して食事をして成長する環境を提供してしまう事になります。 そのため、定期的に天気のいい日を狙って衣類を虫干ししましょう。 3.洗濯物を室内に入れる前に確認をする 前述した通り、室内へのヒメマルカツオブシムシの侵入は、干していた白系の洗濯物についたまま取り込んでしまう事が原因になったりもします。 特に、• 近くにマーガレットなどの 白いキク科の花がある場合• 鳥の巣が近くにある場合 は、カツオブシムシが近くにいる可能性が高いので、より注意しましょう。 衣類についている卵や幼虫は落ちやすいので、定期的にコートなどの衣類のブラッシングをすることでタンスの中でのカツオブシムシの繁殖を予防することが出来ます。 4.室内を清潔にする ヒメマルカツオブシムシは、床に落ちたホコリやペットの毛なども大好物です。 繁殖しているのは必ずしもタンスやクローゼットの中とは限りません。 ベッドの下にたまったホコリだったり、ペットの毛を吸い込んだ掃除機の中だったりします。 タンスの中の糸くずなども幼虫の餌になるので、衣類を虫干ししたり防虫剤を入れるのと並行して、収納ケース内のホコリや糸くずの除去も忘れずに行いましょう! せっかく衣類の幼虫や卵を駆除しても、収納するタンスなどに幼虫が繁殖していたら苦労が水の泡になってしまいます。 5.防虫剤を使う 殺虫成分にとても強い抵抗力をもつヒメマルカツオブシムシですが、 防虫剤で「寄せ付けない」という対応は効果的です。 カツオブシムシが出た段階でタンスや衣装ケースに防虫剤を入れても、カツオブシムシの幼虫は駆除されませんし、既に生息している幼虫や成虫が防虫剤の無い場所に移動して新たに繁殖をするだけです。 生態の所にも書きましたが、 カツオブシムシの幼虫は 絶食しても半年以上生き延びます。 つまり、単純に 「防虫剤で場所を移動させてエサ不足で死んでくれるのを待つ」というのは 防除対策として不十分なのです。 あくまで防虫剤は「寄せ付けない」という目的で使うので、今潜んでいるカツオブシムシたちを除去してから使用しましょう。 については、別記事で詳しく説明していますのでそちらをご覧ください。 6.エアゾール剤や燻煙剤をつかって成虫を駆除する カツオブシムシの駆除方法として 「エアゾール剤」や 「燻煙剤」を使用するという方法があります。 しかし、タンスの奥や押し入れの奥深くなどは、薬剤が届きにくく、全ての成虫を駆逐するのは難しいでしょう。 また、幼虫や卵への効果はあまり見込めないため、カツオブシムシの成虫が大量発生してしまった場合など、次世代の産卵抑制などの目的で成虫を駆除するという点では効果的だと思います。 各薬剤の詳細については「」の記事をご覧ください。 マイクロアトミック 200ml.

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成虫体長…2. 8~5. 3㎜ 体色…赤褐色ないし黒褐色で斑紋を現すことはない 幼虫体長…8~9㎜ 体色…赤褐色 体形…同筒状で細長く全体が短毛でおおわれ、尾端から長い毛束がでる 蛹体長…約5. 5㎜ 体色…淡黄色 体形…紡鍾形 通常は年1回発生し、幼虫で越冬し、春頃成虫に羽化します。 また、幼虫は飢餓に強く、成熟幼虫は絶食状態で6ヶ月から1年は生存でき、幼虫期間は非常に長く、7~9回も脱皮を繰り返します。 成虫になると産卵後は野外に飛び出し、デイジー、マーガレットなどのキク科の植物に集まり花上で花蜜や花粉を食します。 また、幼虫は活発でよく動き回り、穿孔能力が強いため、包装材を穿孔します。 植物性の食餌では成虫になれないため、植物製品中で発生が確認された場合は、そこに発生した他種害虫の死骸を食していることが多いです。 分布と発生場所 日本各地に見られます。 幼虫は野外においてはスズメなどの鳥の巣で発見され、屋内ではエサとなる乾燥食品や織物などの衣類に付着し、生息しています。 最近では給食の残渣の溜まっている小中学校の床 特に床板の間の溝 から大発生した例があります。 また、成虫は花上で花蜜や花粉を食しています。 被害 幼虫の餌となる蚕、繭、生糸、絹織物の他、かつおぶし、乾魚、乾燥動物昆虫標本、粉ミルクなどを加害します。 幼虫はかじる力が強く、包装食品に穴を開けて侵入することがあるため異物混入の恐れが非常に高いです。 また、この穴からノコギリヒラタムシなどのかじる力のあまりない種に利用されて被害を大きくすることもあります。 駆除・防除方法 工場内での発生は、清掃によってエサとなる製品のカスなどを除去することが必要です。 生息する場所が発見しにくい場合は、成虫が光によく誘引されますので、捕虫器を使って捕獲し、調査することも有効です。 一般家屋では、衣類などの長期保管の際は防虫剤を入れることをお勧めします。 また、洗濯物や布団、時には歩いている人などにも飛来しますので、付着していないか確認することが予防につながります。

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ヒメマルカツオブシムシの成虫 (体長約2. 5mm) 写真提供 :(一財)日本環境衛生センター環境生物部 の終齢幼虫の体長は4~5mmくらい。 やや細長いだるま型で、短い毛で覆われています。 尾には槍状毛(そうじょうもう)と呼ばれる長い毛の束を持ち、刺激を与えると、この槍のようになっている毛を広げて威嚇するので素手で触らないようにしてください。 幼虫の毛に毒はありませんが、毛が刺さったが命を落とすくらいの鋭さがあります。 幼虫の食性は幅広く、鰹節の他、煮干しなどの動物性の乾燥食品や、羊毛や絹を用いた衣類、毛皮などを食害する困った虫です。 幼虫の期間は約300日。 幼虫で越冬し、通常7~9回脱皮を繰り返して成長し、翌春の3~4月に蛹化します。 そのため、もし幼虫の被害にあった場合は、穴があいた服の近くに抜け殻も落ちているはずです。 クローゼットやタンスの中の衣類に穴をあけられないよう、防虫剤などで対策しておきましょう。 成虫の体長は2. 5mmくらい。 白と茶色のまだら模様が特徴の小さな甲虫です。 幼虫とは違い、の成虫のルックスはとてもキュート。 成虫は服に穴をあけることはなく、これといった害もありません。 成虫の栄養源となるのは花の蜜や花粉。 赤や黒のはっきりした色ではなく、淡いピンクや黄色、白い花を好む傾向にあります。 マーガレット、シャスターデージー、ハルジオン、ヒメジオン(ヒメジョオン)、ノースポール(クリサンセマム)などのキク科を特に好むので、それらの花を見かけたら観察してみてください。 白いチューリップやコデマリ(小手毬)などキク科以外の白い花にもつきやすいです。 は、家庭菜園やガーデニングをする方にとっては意外と身近な虫かもしれません。 成虫の主な出現時期は5~6月で、寿命は30~50日くらい。 その間に30~70個ほどの卵を産みます。 ヒメマルカツオブシムシはどこからやってくる? 主な発生源と被害に遭いやすい時期。 白い花を栽培したり、室内に飾ったりしていないのに、なぜか家の中でを見つけてしまったという場合、お庭やベランダに干している洗濯物をとり込むときに一緒に入ってしまったのかもしれません。 の成虫は白に誘引されるため白い外壁の家にもつきやすく、布団やシーツ、バスタオルやシャツなど、白っぽい洗濯物にも集まってきやすいです。 また、白いシャツやワンピースなどで外出した際に服につき、知らずに連れて帰ってしまうことも…。 洗濯物をとり込む際や帰宅時は、だけでなくがついていないかも注意深く確認してから部屋に入るようにしましょう。 虫がついていないか洗濯物を確認 の成虫を家に招き入れてしまいやすい時期は5~6月。 特に午前10時から午後3時の明るい時間帯によく見られます。 成虫は明るい場所が好きですが、幼虫が好むのは薄暗い場所です。 ガラスのようなすべすべした部分には産卵せず、薄暗い場所に保管されているふっくらした素材の洋服などの上に産卵し、成虫は再び屋外へと旅立っていきます。 卵の色は乳白色で、1mm未満と小さいため、産みつけられた後に卵を探すのは難易度が高いと言えるでしょう。 家の中に入れないことが大切です。 その他に発生しやすい衣類害虫の生態についても、画像付きでご紹介します。 家の中、特にクローゼットの近くで見つけたら、すぐに退治・駆除しておきましょう。 ヒメカツオブシムシ 幼虫は体長7~10mmくらいの細長いイモムシで、成虫は体長3. 5~4. 5mmくらいの黒い甲虫です。 と比べると見た目はやや地味ですが、食性や被害、出現期や発生場所は、とてもよく似ています。

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