ミステリ という なかれ ネタバレ 手紙。 ミステリと言う勿れ(なかれ)3話ネタバレ!京都には来るな?ひろこ宛の手紙を読み解いた結末

ミステリというなかれネタバレ京都からの手紙!新幹線でひろこの母親の謎を解く(エピソード3)

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漫画『ミステリと言う勿れ』感想・考察 『このマンガがすごい!2019』の2位なだけあって面白かったです。 ミステリー的にも面白いし、主人公の久能整くんが哲学を語り出すのもいい。 正直、全てに「マジそれ!いいこと言う!」とは思えませんでしたが納得できることを言っている部分もあって興味深かった。 以下、3巻までを読んだ感想と考察になりますので未読の方はネタバレに注意してください。 主人公・久能 整(くのう ととのう)が最高すぎる まず、この漫画の最大の魅力は主人公・久能整くんのキャラだと思う。 「この人いったい何者!?」という感じで読んでました。 まだ整くんの正体や境遇が明らかにされていないのも気になりますね。 両親(実の父親かな?)に対していい感情を持っていないように見えますが、どうなんでしょう。 漫画を読んでいるとついつい忘れがちですが、この人大学生なんですよね・・・。 しかも恋人もいなく友達もいない。 そして一度も人を好きになったことがないようです。 そんな整が警察の風呂光や池本にアドバイスしたり、バスジャックの犯人にまで持論を語り倒す姿はある意味コミカルで面白かった。 ですが、整くんの持論は「ちょっとわたしの価値観と違う」と思えるところや主観のオンパレードで説教くさいと感じるところもありました。 とくにおっさんに対する持論が主観的に思えるのですが 父親と何かあったんでしょうか? まず1巻の【容疑者は一人だけ】での整のセリフ。 刑事の仕事が忙しく家族を顧みず家にはほとんど帰らなかった薮がひき逃げで殺された家族のために復讐をするという話でしたが、 そんな薮さんに 「大事だった刑事の仕事を復讐のためなら捨てられるんですね 復讐のためなら時間を作れたんですか」と言うのはちょっと違う気が。 復讐なんてする意味がないという意味で言っているなら分かるけど、まるで煽っているような言い方に見えました。 いじめに対する考え方や、人を殺してはいけない理由についての意見は素晴らしすぎて脱帽。 【犯人が多すぎる】(バスジャック事件)の考察 正直に言います。 1巻前半のおっさんへの説教で主人公に共感できなかったので、読むのやめようかと思ってました。 しかし1巻後半から始まった【犯人が多すぎる】で、おっさん以外への整くんの持論には感銘を受けたし、更にトリックも面白いときた。 これはもう毎巻買い続ける漫画確定です! この『犯人が多すぎる』は伏線もしっかりしているし、何より設定が好きでした。 バスジャックの犯人がバスの乗客たちに質問をして自分の意見を述べさせるって、喋るのが大好きな整くんにピッタリな舞台だと思います。 バスジャックという恐怖であろう状況にも関わらず漂うシュールな空気感は、整くんの風変わりなキャラクターのおかげですね。 気がついた伏線 読み返しているうちに『犯人が多すぎる』には伏線が多すぎることに気づいた。 整がバスに乗った時に、ガロ、ハヤ、オトヤ、煙草森が整をガン見 (普段は乗るはずのない客が乗車して焦っている様子。 読む前はこのメンバーが知っている側と知らなかったのでなんとも思いませんでしたが、 見返した時に「おおめちゃくちゃ伏線!」と震えた。 ガロは整に「人の癖をまねるとこがあるよね」と言っていましたが、青砥の机を指でつつく癖、池本の舌を出す癖、ガロの頬杖をつく仕草(?)などの真似をしていた。 (ガロの頬杖や顔に手を当てる仕草は真似ているのかはハッキリ分かりません) 他にも乗客たちの身の上の事情を裏付ける伏線などたくさんあってすごい丁寧に描いてあるな〜と感心しかなかった。 あとこれは考察ですが乗客のことを調べているはずのガロが 「主婦の柏さんだってお子さんが待ってるかもしれないじゃん」と言ったのは 柏が妊娠しているのか確認したかったのではないかと思います。 柏は体調が悪そうだったのでもしかしたら妊娠してると思ったのではないかと。 不妊治療のクリニックは産婦人科という名前のこともあるし、不妊治療の末に妊娠したと考えた可能性も。 もしそうじゃないなら意図が分かりません。 その質問の答えが柏が犯人かどうか調べる材料になるとも思えないし・・・不妊治療をしている人に無神経すぎる筆問であると思う。 ストーリーには関係ないシーンですけどちょっと気になりました。 乗客の中では無職の小林大輔くんがツボだったな。 コミュ障が欠点の割に面白いこと言うし1番落ち着いているように見えた。 広島編 広島編は遺産相続をテーマにした話だけあってめちゃくちゃ面白いです。 (実際のところ遺産相続がテーマと言っていいのかは謎) しかし、いいところで次巻に続くということで気になって暴れそうです・・・。 広島編の考察は4巻が出てから書こうと思います。 ところで私も広島出身なんですけど、登場人物の喋る広島弁が違和感ありすぎでした。 作者の田村由美さん広島の人じゃないから仕方ないかな、と思いましたが 広島弁の翻訳は 声優の佐々木望さんが担当したと聞いて驚いてる。 (佐々木望さん広島県広島市出身の声優さんで、同作者の田村由美さん原作アニメ『BASARA』にも出演してます) 未だにあんなに広島弁で話す人がいるとは・・・現代の話なだけあってちょっと違和感がありました。

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ミステリと言う勿れ|整の過去を考察!子育てのセリフと父親との関係

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ミステリと言う勿れ第3話 エピソード2後編 ネタバレ バスが目的地に着くと同時期、警察署では 連続殺人事件がバスジャックと結びついているのではないか・・・ と捜査が始まりました。 バスジャックに合い山奥の豪邸に連れてこられた主人公たち。 なんと!バスの目的地は犯人の家。 しかも大豪邸で外には放し飼いの犬たちがおり、ここで逃げるのは難しそうです。 仕方なく家に入るも、中には客人を歓迎するかのような豪華な食事とふかふかのソファー。 それと壁に飾ってある数々のナタやオノなどの物騒な物が飾られる不思議な部屋。 しばらくくつろげと犯人は言い残し、乗客と運転手だけ部屋に残し犯人は部屋にカギをかけて出て行きました。 ですが、くつろげと言われても誰もご馳走に手を出せません。 毒が入っているのではないか・・・こんな精神状態で食べる気がしない・・等々。 理由は様々ですが警戒心丸出しの重い空気の中、運転手が今回の責任を感じ毒見役を自ら買って出ます。 食事に問題がないことを確認し安心した頃、ジャーナリストの女性が最近起きた連続殺人事件の話しを思い出します。 「もしかしたら連続殺人事件の犯人に捕まったのかも!」 と緊張が走り部屋にある物騒な凶器になりうるものが気になり、運転手さんが率先して絨毯の下に押し込みました。 そこに犯人が部屋に戻ってきて再び緊張が走る部屋。 ですが少し話をしただけで就寝を言い渡され、また犯人は部屋を出て行きました。 ・・・今度は部屋にカギをかけずに・・・ 罠だろうか?という不安はありますが、そんなこと言っていられません。 みんなで手分けして電話を探します! 電話はあっさり見つかり整は知り合いの刑事「池本」に電話して助けを求める事に成功! 犯人と人質の人数を伝え、捕まっているお屋敷の名前(犬堂)を伝える整。 そこで、池本から 犬堂は連続殺人事件の最初の被害者だと聞かされます。 バスジャックの犯人と最初の被害者の名前。 奇妙な一致に不思議に思っていると家のどこからか・・・ 「犯人さん!みんなが逃げますよ!逃げようとしています!」という声が。 乗客数人が逃げようとしていたのを目撃した女性が犯人に大声で知らせたようです。 「テレビカメラも来ていなくて警察もいない状態で無事に逃げられても心配してもらえないからまだ捕まっていたい」 一瞬犯人のグルかと疑われた女性から聞かされた意外な理由。 人質らしかぬ行動にこの女性の身の周りが酷い状態だと知り、なぜか犯人も交えての人生相談に・・・。 談笑ムードで話をしていると、犯人が「警察がそろそろ着くころだろう」と出迎えの用意をし始めました。 先ほど整が電話で池本に連絡していたことは知られていたようです。 それについてとがめられることなく刑事を出迎える犯人。 警察が到着すると自ら手を挙げて「犯人の犬堂ガロだ」と名乗り出ます。 ですが本当の首謀者である人間は乗客の一人であることを整は指摘しました。 このバスジャックは連続殺人事件の被害者 「犬堂安珠」の弟が姉を殺した犯人を捜そうと計画したものだったのです。 犬堂ガロは姉を殺した犯人を調べる中、犯人は姉の乗ったバスの乗客の中ということをつきとめます。 路線バスに扮して常連である人間を乗せ屋敷に連れて来ようと計画し、今回の事件を起こしました。 整は偶然乗り込んでしまった人間で、降りろと言うわけにいかないので連れてきてしまったようです。 乗客たちに被害者のことを聞くと、安珠のことはみんな見覚えがある様子ですがみんな犯人ではありませんでした。 一体だれが犯人なのか誰かがウソをついているのか・・・ お互いを疑う空気を出していると、整が運転手さんのが先ほどの屋敷で物騒な品物を絨毯の下に押し込んだ行動を指摘。 連続殺人事件の最初の被害者もどこかに押し込んだのでは?と質問すると、悪びれる様子もなく運転手があっさり認めます。 最初の死体を押し込み隠せたものの、運転手は殺人の快感を覚えてしまい次々と罪を重ねていたのです。 連続事件の真犯人がわかり事件は一件落着です。 バスジャック後、整は家でカレーを作っています。 事件で仲良くなった「犬堂ガロ」はいつ遊びに来てくれるだろうかと待ちわびていると、宅配便が届きます。 差出人は「犬堂ガロ」で冷凍便です。 ガロがカニかなにかを送ってくれたのかと喜んで箱を開けると中には人の手首が・・・。 慌てて池本に連絡し鑑識に見てもらうと、この手首の持ち主は以前の事件でバスの運転手だった人間のものでした。 事件解決後、運転手は連続殺人事件の犯人として裁かれず、精神鑑定に持ち込まれる可能性が高くなっていました。 運転手は移送中に誘拐され行方がわかっておらず、この手首は誘拐後に殺された証拠なのではと疑念が強まります。 この運転手を誘拐した犯人は現在行方不明。 容疑者である犬堂ガロが整に連絡してきたら警察に知らせるように刑事は念を押します。 せっかく友達になれたと思った犬堂ガロ。 整はこっそりガロが遊びに来てくれることを願い、この話は終わりです。 とっても面白い作品ですが、「ミステリーが自分に合うか心配」と言う人は、一回無料で読んでみたいですよね。 実はこの作品、上手にサイトを使えば無料で読むことができるんです! こ、こんなにポイントがもらえるんですか!? 無料のトライアル期間なのに!! 動画配信サービスだと、コミックスだけでなくドラマやバラエティなどの動画も、サイトによっては音楽だって楽しめちゃうのが何より嬉しいですね! 無料お試しをしてみて漫画を読んでから解約をしても、 無料期間中であればお金はかかりません。 登録や解約も簡単なので、上手に使えばこれほどお得なサービスはないんですよ。 ミステリと言う勿れ第3話 エピソード2後編 感想まとめ 前回バスジャックに巻き込まれてしまった整が、見事に解決してくれました。 ミステリの中で運転手が犯人と言うのは、ちょっとありがちに感じましたがそれでもスッキリさせてくれます。 バスジャックの主犯・ガロが今後どのように関係してくるのか。 整がガロのことを気に入っているところも、フラグですよね。 主犯な上に、妹さんを殺害したと言う犯人の手首を送りつけてくるようなやばいやつ。

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東野圭吾さんの作品はミステリだけでなく、どうしようもない問題が立ちはだかった時の苦悩や決断を描いた作品も有名で、本書は後者に当たります。 弟のことを思って殺人を犯すも、捕まって逆に弟を不幸のどん底に落としてしまった兄。 毎月手紙を書いて送ってくる兄の愛情に感謝しつつも、怒りや憎しみを抱かずにはいられない弟。 最後まで悩み苦しみ、弟がある決断を下すまでがきっちりと描かれています。 まるで自分が加害者家族になった錯覚は苦しく、単なるフィクションでは片付けられない迫力が本書にはあります。 この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。 核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。 Contents• あらすじ 地獄の日々のはじまり 武島剛志は両親を亡くし、自分の手一つで弟の直貴を養っていました。 世の中は学歴で、直貴には大学に通ってほしい。 しかし、剛志は腰と膝を痛めて引っ越しの仕事を辞めざるをえず、そんな余裕などありませんでした。 焦った剛志は、以前引っ越しの仕事で面識のあった緒方という裕福な老婦人の家に強盗に入ることを決めます。 剛志は緒方家が無人であることを電話で確認してから侵入。 大金を手にして退散するはずが、つい長居してしまいます。 すると奥から起きてきた緒方と遭遇。 警察に通報しようとする緒方ともみ合いになり、剛志は腰の激痛から無我夢中になってしまい、気が付くと持っていたドライバーで緒方を殺害していました。 逃走するも腰の痛みで遠くまで行くことはできず、あっけなく逮捕されるのでした。 加害者家族への差別 剛志が逮捕されたことを知った直貴。 一人で生きていかなければならず、高校に通いながら働ける場所を探します。 しかし、それを邪魔するのが『強盗殺人犯の弟』というレッテルでした。 誤魔化しても不審な点が出てしまい、正直に話したら問答無用で断られる。 結局、つける仕事は他に行く場所のない人間が集まるようなところばかりで、直貴は次第に夢を諦めて現実を受け入れるようになります。 手紙 月に一度、獄中の剛志から直貴のもとに手紙が届きます。 そこには直貴への謝罪と心配する気持ち、獄中での生活が書かれていて、はじめのうちは直貴も返事を書いていました。 しかし、どこか暢気で楽しそうな剛志に苛立ちが募り、次第に距離を置いた文章になり、やがて返事を書かなくなります。 返事が来なくなっても剛志は忙しいのだと勝手に解釈。 構わず手紙を毎月書いて送ります。 そういったところが直貴を余計に苛立たせ、二人の間の溝を深くしていくのでした。 正しい生き方とは 苦しい状況でも直貴は精一杯頑張り、バンドや好きな女性など生きがいを見つけます。 自分も幸せになれる。 そう思った矢先、いつも『強盗殺人犯の弟』という肩書が現れ、直貴から大切なものを根こそぎ奪っていきます。 やがて就職した会社の社長に言われます。 逃げずに正々堂々と生きて、差別を乗り切るのは甘えだと。 周囲の人間にとって直貴はいつまでも『強盗殺人犯の弟』で、それを受け入れてもらうこと自体が甘いのだと。 その言葉を直貴は少しずつ実感し、やがて大きな決断を下すのでした。 スポンサーリンク 感想 家族を思えばこそ絶対にいけない 本書で描かれるのは被害者側ではなく加害者側の家族です。 被害者の遺族が悲しいのは誰にでも容易に想像がつくと思いますが、加害者の家族となるとあまりピンときませんでした。 しかし本書を読んで、加害者の家族もまた苦しいのだと知りました。 本人に何の落ち度がなくとも、周囲の人間からすれば『加害者の家族』に変わりはなく、今回は強盗殺人ということで余計に偏見を持ってしまいます。 例え家族のためを思ってやったことでも、その事情を周囲の人間が知ることはなく、ただ残るのは人を殺したという事実だけ。 犯罪はいけないことだと分かっていても、大切な家族がいるのであればよりその意識を強く持たなければならないのだと痛感しました。 周囲のストレス 本書では強盗殺人犯の弟である直貴と周囲の人間のやりとりが主に描かれます。 中には偏見を持たずに直貴と付き合ってくれる人もいますが、あくまで少数で、大半は直貴との距離感に迷い、気遣っていいのか避ければいいのか戸惑います。 直貴の視点からすれば差別されていると怒りが湧きますが、彼らが悪人ばかりというわけではありません。 直貴のことを一人の人間として見ようと努力し、強盗殺人犯の弟という肩書きにストレスを感じているのです。 犯罪は家族のみならず周囲の人間をも不幸にしていることを、本書はしっかりと描いています。 読み返すには時間が必要 かなり重たいテーマですが、それを手加減なく真正面から描いているので、読者にとって少なからずストレスを与えます。 気付きや感動があるのはもちろんですが、同時にダメージを受けます。 多くの人に読んでほしい名作であると断言しますが、それでも二度目、三度目と読み返すには少し時間を空ける必要があると感じました。 僕はこの記事を書くにあたって五年以上ぶりに読み返しました。 序章の段階でほとんどの展開を思い出せたので、それだけ強いインパクトを受けていたのだと改めて驚きました。 おわりに 時代が進むにつれてあまり目にしなくなった友人知人からの手紙ですが、こんなシチュエーションでもらった手紙に対して自分は何を思うのか。 どうするのか。 今でも答えは出ませんが、とりあえずそうならないよう犯罪はしてはいけないと今まで以上に強く思うようにしました。

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