妊娠4ヶ月 めまい。 妊娠4ヶ月目(妊娠初期)で気をつけること。

妊娠後期に出やすいめまいや息切れ…原因とすぐできる対策

妊娠4ヶ月 めまい

com 妊娠初期から引き続き、中期に入っても倦怠感が続くことがあります。 倦怠感は疲れやすい、熱っぽい、だるい、体が重い、または眠気やめまいなどの症状として現れます。 この時期に落ち着く傾向があるつわり症状も倦怠感の一種であると言えます。 吐き気や頭痛、微熱、体のだるさ、眠気、イライラなどの症状があります。 妊娠中期の倦怠感は、赤ちゃんの成長に用いられる栄養素を含んだ血液がママの体内で不足し、貧血気味になることが原因の一つと考えられています。 また、赤ちゃんの成長に伴う体重の重みで下半身に負担がかかることなどでも倦怠感を感じます。 そのほかにも、妊娠を継続させるはたらきを持つ黄体ホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)のバランスが崩れた際に起きる情緒不安定や、妊娠生活のストレスや不安などからも、倦怠感が発生すると言われます。 妊娠中期の倦怠感が現れる時期とは妊娠中期の倦怠感は、妊娠16~27週に発生しやすいとされますが、特に期間が明確に決められているものではなく、妊娠初期から継続したり、妊娠後期にも感じたりすることもあります。 出産後は、ホルモンバランスが整ったり、産後の体調整備などを経たりすることで、倦怠感も減少すると言われています。 妊娠中期に起こる倦怠感と風邪との違い・見分け方妊娠周期の倦怠感は、風邪症状に似ているものもあります。 疲れやすい、熱っぽい、だるい、体が重い、または眠気やめまいなどは妊娠特有の倦怠感ですが、それらに加えて発熱や寒気、のどの炎症や咳などがある場合は風邪を引いている可能性があります。 また、めまいがある場合は、貧血によるものか体調不良によるものかでも現れ方が多少異なります。 貧血の場合は立ちくらみ、体調不良の場合は発熱などによる浮遊感などが考えられます。 風邪を引いていると分かった場合は、自己判断で市販の薬を飲む前に健診医や分娩医に相談しましょう。 市販の内服薬の場合、胃または腸から肝臓を経て血管に吸収され、薬の成分が血管中にある間に効果として体に作用し、肝臓や腎臓で代謝されて他の物質となり便や尿として排出されます。 排出までにかかる期間は個人差がありますが、そもそも、成分のほとんどは体内に残りません。 妊娠4ヶ月目の14週~16週ごろには、ママと赤ちゃんをつなぐ胎盤が完成します。 血液が混ざり合わないようになり、胎盤に備わっているフィルター機能のはたらきで薬の成分の侵入が制限されるようになります。 ただし分子の小さい成分は胎盤を通過するので赤ちゃんの体内に入る可能性もあるため、市販の風邪薬を服用する際には必ず健診医や分娩医に相談しましょう。 産科婦人科舘出張佐藤病院 院長/産婦人科医 NPO法人ラサーナ理事 医学博士 日本産婦人科学会専門医 日本生殖医学会生殖医療専門医 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医 日本抗加齢学会専門医 日本体育協会公認スポーツドクター 他 多くの専門医資格を持つ立場から女性の心身の健康を支援するための診療を日々心がけている。 女性の生涯にわたるメディカルアドバイザーであることをライフワークとし、予防医療の観点から食事や栄養、運動など生活習慣の大切さを指導している。 東京オリンピックに向けて女性アスリートの健康支援やNPO法人ラサーナ理事として子宮頸がん、乳がん検診率向上や予防に向けた活動にも力を入れている。

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妊娠4ヶ月のめまい

妊娠4ヶ月 めまい

妊娠初期の辛い症状というと真っ先に思い浮かぶのがつわり。 食べ物の匂いを嗅いだだけでむかむかと気持ちが悪く、吐き気がこみ上げてきて何も食べられないという毎日の繰り返し。 食欲もなく、吐いてばかりで体調を崩してしまうこともあり、体調管理という点から考えると、妊娠後期や臨月よりも大変な時期かもしれません。 つわりによる吐き気に加えて、めまいや立ちくらみ、胃痛、便秘、食べ物や飲み物の嗜好の変化など、妊娠初期には体にさまざまな変化や不調が生じます。 妊娠初期に気持ちが悪い理由や対処法について知っておきたい情報をご紹介します。 妊娠初期を上手の乗り越えるために必要なポイントや対処法をしっかり押さえておきましょう。 妊娠初期に気持ちが悪いのはどんなとき? 妊娠初期の気持ちの悪さはつわりによる吐き気が主原因ですが、気持ち悪さにはつわり以外の要素も絡んでいます。 妊娠初期に気持ち悪いと感じるいろいろなシチュエーションとその対処法を挙げてみました。 体を締め付けられるとき 下着や体にぴったりフィットする服を着ていると、胸やおなか、腰が締め付けられている感じがして、気持ち悪くなります。 妊娠初期はまだ子宮は大きくなっていないはずなのに、なぜ締め付けられる感じがするの?と疑問に感じる妊婦さんもいるようです。 妊娠初期に体に締め付けを感じる原因は、妊娠に伴う体の急激な変化にあります。 プロゲステロンには体に水分や養分を溜め込もうとするはたらきがあり、このため妊婦さんの体は全体的に丸みを帯びてきます。 妊娠初期にはまだ目立った体型の変化はありませんが、出産後の授乳に備えて乳腺は徐々に発達しており、これにより胸の張りや痛みや違和感を感じます。 妊娠初期は、体全体が妊娠を継続させるために大変化を遂げています。 きつい下着や衣服でぴったりと体を締め付けると、気持ち悪さや吐き気が倍増します。 体の締め付けで気持ちが悪いときの対処法 乗り物酔いしそうなときに衣服を緩めると楽になるように、妊娠初期に気持ちが悪いときも、着ている服を緩めると楽になります。 とくに胸やおなか、そして腰周りを締め付ける服装は避けましょう。 妊娠初期はマタニティウェアを着る必要はありませんが、極力体を締め付けないゆったりとしたスタイルを心がけることがポイント。 吐き気予防にもゆったりルーズフィットの服は効果的です。 立ちくらみやめまい 妊娠初期は立ちくらみやめまいといった症状も多くみられます。 立ちくらみやめまいの原因は自律神経バランスの乱れ。 妊娠初期はホルモンバランスに急激な変化が起きる時期ですが、ホルモンバランスの乱れは、そのまま自律神経のバランスの乱れにつながります。 ホルモン 内分泌 に指令を出しているのは脳の視床下部ですが、視床下部は自律神経のはたらきも司っています。 妊娠を機にホルモン分泌に急激な変化が起こると、視床下部への負荷が大きくなり、その結果交感神経と副交感神経のバランスに乱れが生じます。 これが妊娠初期の立ちくらみやめまいの主原因ですが、他にも体調不良、低血圧、貧血、つわりによる脱水症が影響すると考えられます。 立ちくらみやめまいの対処法 立ちくらみやめまいがしたら、とりあえず座るか横たわるかして休むようにします。 立ちくらみやめまい対策の基本は、たっぷりの睡眠と休養、そして楽な姿勢で動くこと。 立ちくらみを伴うめまいを一日に何度も経験する方は、急に立ち上がったり、頭を激しく動かさないように注意しましょう。 お風呂に入ったとき 妊婦さんがお風呂に入るときには注意が必要です。 熱すぎるお湯に肩までつかると体力を消耗し、心臓にも負担をかけてしまいます。 お風呂に入っているときや入浴後に気持ち悪くなる妊婦さんがいるのはこのため。 お風呂場で少し気持ちが悪くなる程度であればあまり心配いりませんが、めまいや動悸・息切れ、立ちくらみまで起こるのは妊婦さんにとってリスクです。 妊娠初期にお風呂に入るときの注意点を挙げてみましょう。 妊婦さんの入浴の注意点 お湯はぬるめにし、浴槽につかる時間が長くならないよう注意しましょう。 半水浴にすると心臓への負荷がおさえられますが、この際肩を冷やさないようにすることがポイント。 半水浴にする場合には肩に厚めのタオルをかけておくと安心です。 半水浴だからといって長風呂しているとのぼせてしまい、気持ちが悪くなります。 浴槽につかる時間は短めにしましょう。 口の中が気持ち悪い 口の中が気持ち悪いと感じるのも妊娠初期の不快症状のひとつ。 口の中がねばねばする、乾きを感じる、唾液の量が減る、変な味がするなど、口の中が気持ち悪いと感じ、食欲がなくなります。 妊娠初期に口の中が気持ち悪く感じるのはつわりの延長ともいえます。 吐き気や嘔吐を繰り返すせいで、胃腸が荒れ、口内がなんとなく酸っぱいような、苦いようななんともいえない不味い味を感じます。 つわりのせいで食感が鈍くなっていることもあり、食べ物の味が分からない、美味しく感じられない、歯磨きをするのも辛いという妊婦さんもでてきます。 また妊娠中は唾液の分泌量にも変化が起こります。 唾液の分泌が減り、口内が乾きやすくなるため、歯周菌が繁殖しやすく、虫歯や歯周病にかかりやすいのも妊娠中の特徴。 唾液が少ないため口内環境が悪くなり、口臭もひどくなる傾向にあります。 妊娠中は免疫力が低下していますので、オーラルケアをきちんと行うことが絶対に必要です。 口の中が気持ち悪いときの対処法 口の中が気持ち悪いときはさっぱりした柑橘系のドリンクや、妊婦さんでも飲めるハーブティーがお勧め。 口あたりがよく、清涼感のあるものを口にすると気持ちの悪さを軽減できます。 歯磨きをするのも気持ちが悪いと感じるときは、マウスウォッシュを利用してみましょう。 食べたあとに水をたっぷり飲み、口の中の食べかすをしっかり落とすことも効果的です。 嫌なにおいを嗅いだとき においつわりという言葉があるように、妊娠初期には妊婦さんの多くがにおいに敏感になります。 どうしてにおいに敏感になるかに関しては、いまだにはっきりとは解明されていませんが、つわり同様、ホルモン分泌の変化に対する反応と考えられています。 においに敏感になるだけでなく、ある特定のもののにおいを嗅いだだけで気持ちが悪くなり、吐き気を催します。 どのようなものが苦手になるかというと、ほかほかと湯気の立った炊き立てのごはん、タバコやお酒、香水や化粧品、においの強い食べ物や飲み物など。 中には台所や浴室、スーパーの生鮮食品コーナー、冷蔵庫、湿気、人ごみなど、食べ物・飲み物や日常品だけでなく、場所自体が苦手になる妊婦さんもいます。 においつわりの対処法 においつわり対策の基本は苦手なにおいをできるだけ避けること。 避けることが事実上無理な場合は、マスクの着用も考えましょう。 食べ物や飲みものは温かく湯気の立ったものよりも、冷たく冷やしたもののほうが楽に摂れます。 家事をしなければならない妊婦さんにとって、においつわりは非常に辛いもの。 においつわり対策には家族の方の理解と協力が欠かせません。 どんなもののにおいが我慢できないか伝えておき、家事や料理の手伝いをお願いしましょう。 なんとなく気持ちが悪い 吐き気がするまではいかないものの、一日中なんとなく気持ち悪い。 これもまた妊娠初期の不快な症状のひとつ。 理由や原因がはっきりしないため、対策を講じることも出来ず、その状態が安定期に入るまで続く場合もあるようです。 吐き気も嘔吐もなく、ただなんとなく気持ちが悪い状態は、軽度のつわりといえるでしょう。 なんとなく気持ちが悪いと感じたら、体調管理をしっかり行い、睡眠と休養、そして滋養のある食事を積極的にとりましょう。 妊娠初期に気持ちが悪いのはつわりのせい? 妊娠初期の不快症状の大部分はつわりによるもの。 つわりの症状のあらわれ方や度合いは、一人一人の妊婦さんによって異なりますが、妊婦さんの約5割から8割がなんらかの形でつわりを経験します。 つわりは英語でMorning Sickness モーニングシックネス と呼ばれています。 寝起きにむかむかと吐き気を感じる方が多いのも、妊娠初期のつわりの特徴。 朝起きた瞬間に猛烈な吐き気に襲われ、気持ちが悪く吐いてしまう妊婦さんも大勢います。 吐き気と嘔吐はつわりの二大症状ですが、その他にも食欲減退、食べ物の嗜好の変化など、主に消化器系のトラブルが生じます。 つわりの症状が重症化した状態は妊娠悪阻と呼ばれ、妊娠悪阻になると脱水症状や栄養失調といった深刻な状態に陥ることもあります。 症状が極めて深刻な場合は、入院しても治療が必要になることも。 妊娠初期のつわりは妊婦さんの大多数が経験するものですが、症状がひどく、食事が満足にできない場合は医師に相談したほうが安心です。 ただのつわりだと思って軽く考えていたら、体重が落ちてしまい、挙句に脱水症状で入院してしまった、というのは最悪のパターン。 妊娠初期の気持ちの悪さに関して、どんなときに注意すべきなのか判断するためにも、ここで妊娠初期のつわりと妊娠悪阻の症状と違いについて、詳しく見ておきましょう。 妊娠初期のつわりの症状や特徴 妊娠初期のつわりは通常妊娠5、6週目頃に始まり、妊娠12週から16週のうちに自然におさまってきます。 症状としては吐き気や嘔吐が大半で、これに伴う形で食欲不振、においに敏感になること、食べ物の好みが変わることなどが続きます。 消化器系のトラブルが大半ですが、他にも唾液の増加、頭痛、倦怠感、喉の乾き、眠気、冷や汗などの症状があらわれることもあります。 気持ちが悪く常に吐き気を感じていることに加えて、食欲が極端に減ることから、体力が落ちたと感じる妊婦さんもいます。 つわりはどちらかというと初産婦さんに起きやすいといわれていますが、二度目以降の妊娠でもつわりがひどかった、というパターンも多く、経産婦さんだからといって必ずしもつわりが軽いとは限りません。 妊娠初期のつわりの症状のいろいろ 寝起きや空腹時に胃がむかむかと気持ち悪く、食べ物のにおいを嗅いだだけで吐きそうになる。 食欲もなく、冷たいものばかり口にしてしまう。 朝起きたときのムカムカが我慢できない。 温かく湯気のたったご飯を嗅ぐだけで吐き気がこみ上げてくる。 つわりの典型的なパターンはここに挙げたようなものですが、妊婦さんの中には空腹が我慢できず、逆に食欲を止めらない方も。 吐き気を感じるほどではなくても、胃のあたりがなんとなく気持ち悪く感じられることもあります。 つわりの原因とは? つわりがなぜ起こるか?に関しては、いまだに医学的にはっきり解明されていませんが、ひとつの要因ではなく、複数の要因が重なって生じると考えられています。 妊娠が成立すると、妊娠を継続させるために必要なホルモンがたくさん分泌されるようになります。 これによりホルモン分泌のバランスが急激に変化し、体の機能がうまくついていかず、代謝に変化が起こる。 これがつわりが生じるプロセスと考えられています。 つわりが起きる仕組みとは? 妊娠を機に分泌が起こるヒト絨毛性ゴナドトロピン、妊娠の継続に不可欠なプロゲステロンの分泌が盛んになると同時に、またヒト絨毛性ゴナドトロピンはエストロゲンの産生を促し、甲状腺を刺激します。 妊娠を機にこれらのホルモンのバランスに変化が起こり、その結果自律神経のバランスも乱れる。 自律神経のバランスの乱れは胃腸のはたらきの低下につながり、これが原因でつわりの症状が起こるのでは?と考えらています。 他にもストレス、精神的な不安感、疲労などもつわりの症状を悪化させる要因になります。 妊娠悪阻とは? 妊娠悪阻とはつわりの症状が度を越えて重症化した状態を指します。 吐き気と嘔吐を毎日頻繁に繰り返した結果、食事が満足に摂れない状況に至り、脱水症状や栄養不足といった症状が出ることが特徴です。 双子を妊娠している方 多胎妊娠 や過去に妊娠悪阻や妊娠中毒症を経験され方は、妊娠悪阻になりやすいといわれています。 妊娠悪阻になった場合には医師の治療を受ける必要があります。 つわりが重症化し、気持ち悪さや嘔吐が我慢できないレベルに達した場合、食事を摂ることができず、体重がどんどん減っている場合には、早めに産婦人科医に相談しましょう。 妊娠初期はホルモン分泌に大きな変化がある時期で、妊婦さんの体にも大きな影響を与えます。 妊娠初期に気持ちが悪くなる主原因はつわりですが、つわりの症状は吐き気や嘔吐だけではありません。 つわりにはいろいろな種類があり、どんな症状が出るかは妊婦さんの体質や感じ方次第。 つわりを完全に予防・緩和する方法は残念ながらありませんが、原因別の対処法を心得ることにより、不快な症状をある程度緩和することが可能です。

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妊娠初期のめまい・立ちくらみの原因は?貧血・動悸などの対処法も!

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妊娠をすると女性の身体にはさまざまな変化が現れます。 血液量が妊娠前の最大1. 5倍にまで増えることで、心臓のドキドキ(動悸)を感じやすくなります。 また、血液量の増加に比べて血球成分はさほど増加しないため、妊娠前と比べて血液が薄まって酸欠状態になったり、お腹の赤ちゃんを育てるために鉄分が不足し鉄欠乏性貧血になったりすることがあります。 これらの要因により妊婦の方は「貧血」になりやすいといわれています。 妊娠中に妊婦さんが貧血気味になるのは決して珍しいことではありません。 なかでも妊婦さんの貧血の多くが「鉄欠乏性貧血」です。 めまい・動悸・息苦しいといった症状が代表的です。 妊婦さんの貧血は、分娩時の出血増加や微弱陣痛、流産・早産の原因になる恐れがあります。 ひどい貧血を感じたり貧血が続いていたりする場合には、病院に相談しましょう。 妊娠中に息苦しいと感じる原因には血圧が関係する場合や不安・ストレスといった心理的なものが関係している場合もあります。 妊娠中には、女性ホルモンの影響で妊娠初期から中期にかけては血圧が低く、妊娠後期には血圧が高くなる場合があります。 血圧の変化によって起こる症状のひとつである動悸によって息苦しいと感じる人もいます。 妊娠は身体だけでなく心にも変化を引き起こす場合があります。 第一子の場合には親になるという新たな社会的役割に直面したり、出産後のお金・仕事・家族関係に悩んだり、程度に差はあれど妊婦は不安になることが多いといわれています。 出産や妊娠における変化に対する強い不安やストレスが「不安障害」に発展し、息苦しいと感じたり、過呼吸になったりする妊婦も少なくありません。 他にも風邪や花粉症などで鼻づまりになって息苦しさを感じるといった人や双子を妊娠しているため身体に負担がかかり息苦しいといった人もいるようです。 息苦しいという症状だけで原因を特定するのは難しいかもしれません。 妊娠は身体だけでなく、心にも変化を引き起こす場合があります。 特に第一子の妊娠の場合には親になるという新たな社会的役割に直面したり、出産後のお金・仕事・家族関係に悩んだりするのは珍しくありません。 程度に差はあれども、妊婦さんはストレスや不安を抱えることが多いといわれています。 なかには「不安障害」に発展し、息苦しいと感じるだけでなく、パニックや過呼吸になる妊婦さんもいます。 妊娠中の不安は、ひとりで抱え込まずに誰かに相談することが大切です。 夫やパートナー、家族、友人、地域や企業の専門窓口への相談でも良いでしょう。 パニックや過呼吸といった強い症状が出ている場合には、かかりつけの産婦人科医にも対処法を相談しましょう。 妊娠中は身体の血流量が増えるために、妊娠前よりも水分が必要となります。 頻尿や足のむくみを気にして、妊娠中に水分をなるべくとらないようにする妊婦さんもいますが、妊娠貧血や血栓症などの予防のためにも水分は積極的にとることが推奨されています。 吐き気などを引き起こすつわりの治療としても水分補給は重要な役目を果たすため、意識的に水分摂取を行うようにしましょう。 赤ちゃんに影響をおよぼす飲み物もあるため、妊娠中にとれる水分は限られています。 カフェインは妊娠中も禁止はされていませんが、大量に摂取するのはやめましょう。 カフェインはコーヒー以外にも、緑茶や紅茶、チョコなどにも含まれているため注意が必要です。 夏の暑い日には冷たいものが飲みたくなってしまいますが、なるべく常温の水分を摂取し、身体を冷やさないように気をつけてくださいね。 息苦しくて眠れないという妊婦さんは少なくありません。 妊娠中期以降にはお腹が大きくなるにつれてお腹の圧迫感で睡眠不足になる人もいます。 寝ているときに息苦しいと感じることがあれば、寝方を工夫してみましょう。 仰向けではなく、横向きになってやや身体を起こすと重力で子宮が少し下がり、胃や肺の圧迫がとれていくらか呼吸が楽になる人もいます。 慣れない姿勢で寝ていると、腰や背中、胸の筋肉に負担がかかり、痛みを訴える人もいます。 片膝もしくは両膝を軽く曲げて左を下にして横向きに寝る「シムス位(シムス体位)」を試してみても良いかもしれません。 寝るときの息苦しさがシムス位によって解消される人もいます。 足のあいだにクッションを挟めば、より身体の力が抜けて楽になります。 妊娠後期の息苦しさは多くの人が経験しますが、赤ちゃんが生まれればこの症状は必ずなくなります。 自分なりの楽な姿勢を見つけられると良いですね。 妊娠中に息苦しいと感じたことがある妊婦さんは多いといわれています。 息苦しさは日常生活に大きな影響を与えるものなので、大変な日々を過ごしている方もいるかもしれません。 原因によっては妊娠初期から息苦しいと感じる場合があり、妊娠後期には子宮による肺の圧迫があるため、妊娠中からいつからいつまで影響が出やすいと断言することができない症状である点もつらいと感じる人が多い理由のひとつなのかもしれません。 仕事や家庭の忙しさにより、携帯用の酸素吸入器(酸素ボンベ)などを使用して息苦しさに対処する方もいるようですが、酸素中毒になる可能性もあるため、使用する際には必ず医師に相談しましょう。 息苦しさにより胸焼けを感じたり冷や汗が出たりする人もいるため、可能な限りは異常を感じたら無理せず安静にしましょう。 自分なりの対処法を見つけられると良いですね。

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