静岡市コロナウイルス感染60代男性は誰で自宅住所はどこ？行動歴感染経路入院先病院は？【クルーズ船】
静岡朝日テレビ 先週、静岡市で静岡県内初の新型コロナウイルス感染者が確認されました。 この男性は多数が出入りするスポーツクラブを利用していました。 静岡市 田辺信宏市長:「この度、静岡市内で初めて新型コロナウイルス感染症の患者が確認されました」 3日前の夜、静岡市は臨時の記者会見を開き、県内初となる新型コロナ感染者が確認されたことを明らかにしました。 男性の家族は検査を受けた結果、陰性だったということです。 静岡市民 男性20歳:「いつかは。 時間の問題だと思ってました。 かえって手洗いうがいはします」 島田市民 女性40歳:「検査して出ないだけで、もうたくさんいると思う」 感染したのは60代の日本人男性で、集団感染したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗船していました。 静岡市によりますと、この男性は先月15日にクルーズ船内で検査を受け陰性だったため、20日に下船しました。 その時は発熱などの症状はありませんでしたが、27日に軽いせきや喉の違和感があり、市内で帰国者・接触者外来を受診。 翌28日にPCR検査をして陽性と確認されました。 男性は下船後、2度買い物に出かけたほか、下船した日の夕方とその2日後の午前中にスポーツクラブを利用していました。 男性が訪れたのは静岡市葵区にある「スポーツクラブセイシン千代田」です。 施設は、きのう臨時休館となり、市の職員が館内を消毒しました。 利用者50代女性:「家の中では（利用しているのは）私だけなんですが、友達もここにきている人が何人かいる。 危機感をあまり感じていなかったが、いざ自分の行っているところで、こういうことがあると急に不安な気持ちになってきた」 利用者50代男性:「まさかこういう感じ（臨時休館に）になるとは思わなかった。 でも仕方がないと思う。 汗を流すので風呂は使っていた。 （施設の利用は）しばらく考えようかなと思う」 静岡市によりますと、感染が確認された男性は2回とも浴室のみ40分ほど利用していました。 接触した可能性がある施設利用者は128人で、今後、浴室を使った男性客の健康観察をしていく、としています。 市が男性の家族に下船後の行動を聞き取りした際、この施設を利用した申告はなく、県内初の感染者を伝える報道を見た施設のスタッフが、市の保健所に連絡したということです。 静岡市 加治正行保健所長:「患者さん本人にも調査してるところ。 ですから、新たな外出先が判明する可能性もゼロではないと考えている」 全国でクルーズ船を下りた乗船者の感染が確認され、スポーツクラブでの集団感染も起きている中、この男性の行動を把握できなかった市の対応も検証が必要です。 一方、静岡県は先ほど対策会議を開き、県民に冷静な行動を呼び掛けました。 クルーズ船から降りた県民28人のうち、感染がわかった男性以外に体調不良を訴えた人はいないということです。 静岡県内では現在、1日104件のPCR検査が可能で、今は1日十数件程度、行われています。
次の
