フルスルチアミン:アリナミンF
製品概要 [ ] 1954年（昭和29年）に「アリナミン糖衣錠」を発売。 欠乏症であるの治療薬の開発をから依頼されたことがきっかけで開発が始まったため、ビタミンB 1誘導体が薬の主成分となっている。 種類として錠剤と栄養ドリンク剤があり、その種類も多岐にわたっている。 なお、当初はほとんどが医薬品だったが、1999年に栄養ドリンク剤が医薬部外品に移行されたことで、OTC医薬品（第三類医薬品）の製品と指定医薬部外品の製品が存在する。 アリナミンは、日本国外でもチアノイロン、タケトロン、ベニューロン、ネブリトン、プロネウリン、アクティノムなどの名で販売されている（または販売されていた）。 歴史 [ ]• （43年） - ビタミンB 1を発見。 （26年） - 戦後初、ビタミンB 1誘導体の「」を発見。 （昭和29年） - 体内でビタミンB 1になる脂溶性の物質「」の開発に成功し、「 アリナミン糖衣錠」を発売。 （昭和34年） - 発売5周年。 （昭和36年） - 主演にを起用。 ビタミンB 1誘導体「」を配合した「 アリナミンFシリーズ（アリナミンF25糖衣錠、アリナミンF50糖衣錠）」を発売。 （昭和39年） - 発売10周年。 広告キャッチコピーに「のんでますか? アリナミン」が制定される。 （昭和40年）• 全国の薬局・薬店で構成される販売店組織「 タケダ会」を発足。 ビタミンB 1誘導体「フルスルチアミン」配合の「 アリナミンAシリーズ（アリナミンA5、アリナミンA25、アリナミンA50・第1期）」を発売。 （昭和44年） - 発売15周年。 （昭和45年） - 「アリナミンA25」の300錠を発売。 一時的に「アリナミンAシリーズ」におけるCMタレントが不在になる。 （昭和49年） - 発売20周年。 （昭和51年） - 「アリナミンA25」のCMタレントにを起用。 （昭和54年） - 発売25周年。 （昭和55年）• - 「アリナミンA25」のCMタレントが交代し、名高達郎（後の）が起用される。 - 「アリナミンA25」のテレビCMシリーズとなる「世界紀行シリーズ（第1期）」の放映を開始。 （昭和59年） - 発売30周年。 （昭和62年）• - 滋養強壮内服液で初めての50ml剤「 アリナミンV-DRINK」を発売（発売当初株式会社に製造を委託しており、同年10月1日の企業合併に伴い株式会社が製造を引き継いでいたが、2017年4月1日に武田コンシューマーヘルスケア株式会社に移管されてからは自社製造となる）。 本製品のテレビCMにが起用される。 - 「アリナミンA25」のCMタレントが交代し、が起用される。 （昭和63年）• - 「一気にV、アリナミンV」のキャンペーンテレビCMを放映。 - 「アリナミンA5」と「アリナミンA25」をリニューアルする。 （平成元年） - 発売35周年。 12月 - 「アリナミンA25」のテレビCMシリーズ「世界紀行シリーズ（第1期）」の放映を終了。 （平成2年） - 「アリナミンV」と「アリナミンA25」のCMタレントが交代し、「アリナミンV」にはが、「アリナミンA25」にはがそれぞれ起用される。 （平成3年） - 「アリナミン」の起源であるアリチアミンの発見から40年となり、広告キャッチコピーが「おかげさまでアリナミン誕生40周年」となり、「アリナミンA25」の広告キャッチコピーが「疲れている人は、いい人だ」となる。 （平成4年） - 「アリナミンV」のCMタレントが交代し、を起用。 1993年（平成5年）11月 - 1日1回服用型で、ビタミンEを配合したビタミンB 1・B 6・B 12製剤「 アリナミンEX」を発売。 （平成6年）• 4月 - 発売40周年。 4年ぶりに「アリナミンA25」のテレビCM「世界紀行シリーズ（第2期）」を放映開始。 7月 - 1日1回服用のフルスルチアミン50mg配合「 アリナミンA50」第2期を発売。 （平成7年）1月 - 「アリナミンA5」と「アリナミンA25」が新パッケージになる。 （平成8年）3月 - 100mlの栄養ドリンク剤「アリナミンダイナミック」を発売、とを1年起用された。 （平成9年）4月 - 「 アリナミンダイナミック」のCMタレントにとを起用。 （平成10年）4月 - 「アリナミンV」・「アリナミンEX」のCMタレントが交代し、「アリナミンV」にが、「アリナミンEX」に（）がそれぞれ起用される。 （平成11年） - 発売45周年。 1999年（平成11年） - 薬事法のため「アリナミン」ブランドのドリンク剤が医薬品から医薬部外品へ移行。 1999年（平成11年）6月 - 「アリナミンA25」のビタミンB 2・B 6・B 12処方を増量強化した「 新アリナミンA」を発売。 （平成13年） - 医薬部外品100ml栄養ドリンク剤「 アリナミン7」、医薬品50mlドリンク剤「 アリナミンe内服液」を発売。 キャッチコピーが「 この時代を、楽しむカラダ。 アリナミン」となる。 （平成14年） - 医薬部外品100ml栄養ドリンク剤「 アリナミン7ゴールド」を発売。 「アリナミン7」のCMタレントにが起用される。 広告キャッチコピーが「 疲れをマネジメントという発想」になる。 （平成16年） - 発売50周年。 広告キャッチコピーが「 タケダはずっと疲れた人に、アリナミン」となる。 2004年（平成16年）12月 - 「アリナミンEX」のCMタレントが交代し、を起用。 （平成17年）• - 「新アリナミンA」のCMタレントが交代し、を起用。 11月 - パントテン酸カルシウムを追加配合した「 アリナミンA」・「 アリナミンEXプラス」を発売。 （平成19年）4月 - 「アリナミンA」・「アリナミンEXプラス」に120錠を追加発売。 また、「 おつかれさまです、アリナミン。 」を広告キャッチフレーズに主要製品のCMタレントが交代し、「アリナミンV」にが、「アリナミンA」にが、「アリナミンEXプラス」にがそれぞれ起用される。 （平成21年） - 発売55周年。 3月2日にノンカフェインの80ml栄養ドリンク剤「 アリナミンR」を発売、テレビCMにを起用。 （平成23年） - 「アリナミンA」・「アリナミンEXプラス」のCMタレントが交代し、「アリナミンA」にはが、「アリナミンEXプラス」にはがそれぞれ起用される。 （平成24年） -• ゼロの100ml栄養ドリンク剤「 アリナミンゼロ7」を発売、本製品のCMタレントにとを起用。 指定医薬部外品のビタミン剤「 アリナミン錠」を発売。 （平成25年）4月18日 -• ビタミンB 1誘導体フルスルチアミン・活性型ビタミンB 6・・天然型ビタミンE・・を配合した「 アリナミンEXゴールド」を発売。 ノンカフェイン・カロリーオフの50ml栄養ドリンク剤「 アリナミンRオフ」を発売、本製品のCMタレントにを起用。 （平成26年）• 2月4日 - 指定医薬部外品のビタミン剤「アリナミン錠」に新容量の60錠と180錠を追加し、「タケダ通販ショップ」限定で発売。 3月18日 - 発売60周年。 CMタレントにを起用。 （平成27年）6月 - 「アリナミン7」シリーズ（アリナミンゼロ7・アリナミン7）のCMタレントが交代し、（・）を起用。 （平成28年） - を配合した糖類ゼロの50ml栄養ドリンク剤「 アリナミンVゼロ」を発売。 CMタレントには唐沢との共演でも起用される。 （平成29年）• - 日本国内向けコンシューマーヘルスケア事業の分社化に伴い、武田コンシューマーヘルスケア株式会社へ移管。 本製品のCMタレントに堤真一を起用する。 - 「アリナミンV・アリナミンV ZERO」のCMタレントが交代し、桐谷健太を起用。 2019年4月22日 - アルミパウチドリンクの「 アリナミンメディカルバランス」を発売。 形状はゲル状のいわゆるである。 CMにはを起用。 主要製品 [ ] 現在 [ ]• アリナミン錠剤シリーズ（アリナミン錠は指定医薬部外品、その他の製品は第3類医薬品）• アリナミン錠（ビタミン含有保健薬、コンビニエンスストアまたは通信販売「タケダ通販ショップ」で購入可能。 2012年 - 現在）疲労の回復・予防に• アリナミンA（「ビタミンB 1主薬製剤」 2005年 - 現在）• アリナミンA50（「ビタミンB 1主薬製剤」 1994年 - 現在）• 「アリナミンA50」に関しては通常の包装品（65錠、170錠）の他に、「アリナミンA」を踏襲したパッケージデザインとし、内容量を5錠増やした別包装品（70錠、175錠）も発売されている。 アリナミンEXプラス（「ビタミンB 1B 6B 12製剤・ビタミンE配合」 2005年 - 現在）• アリナミンEXゴールド（「ビタミンB 1B 6B 12製剤・ビタミンE、配合」 2013年 - 現在）• アリナミンV （「ミニドリンク剤」 1987年 - 現在）疲労の回復・予防に• アリナミンVゼロ（「ミニドリンク剤」 2016年 - 現在）疲労の回復・予防に• アリナミンR（「ドリンク剤（80mL入り）」 2009年 - 現在） - BCAA（分岐鎖アミノ酸）配合。 疲労の回復・予防に• アリナミンRオフ（「ミニドリンク剤」 2013年 - 現在） - BCAA（分岐鎖アミノ酸）配合。 カロリーオフ（1本あたり2キロカロリー）。 疲労の回復・予防に• アリナミン7 （「ドリンク剤（100mL入り）」 2001年 - 現在） - 自販機用はかつてが製造していた。 疲労の回復・予防に• アリナミンゼロ7（「ドリンク剤（100mL入り）」 2012年 - 現在） - の自販機（一部）でも購入可能。 疲労の回復・予防に• アリナミンメディカルバランス（「アルミパウチドリンク（100mL入り）」2019年 - 現在）形状はゲル状のいわゆるである。 以前に販売されていた製品 [ ]• アリナミン錠剤シリーズ• アリナミン糖衣錠（1954年 - 1961年、として初めて発売された製品）• アリナミンF25糖衣錠 （1961年 - 1965年、かつて存在した一般用医薬品だが、現在はで販売されている）• アリナミンF50糖衣錠（1962年 - 1965年）• アリナミンF100糖衣錠（1963年 - 1965年、医療用医薬品）• アリナミンA5 （1965年 - 2014年） - 肉体疲労時のビタミンB 1補給に• アリナミンA50 （1965年 - 1970年 第1期 ） - 肉体疲労時のビタミンB 1補給に• アリナミンA25 （1965年 - 2005年） - 肉体疲労時のビタミンB 1補給に• 新アリナミンA （1999年 - 2005年） - 肉体疲労時のビタミンB 1補給、関節痛・神経痛の緩和に• アリナミンEX （1993年 - 2005年） - 眼精疲労・肩こり・腰痛の症状緩和に• アリナミンドリンクシリーズ• アリナミンダイナミック（1996年 - 2002年、100mlドリンク剤）• アリナミン7ゴールド（2002年 - 2009年、医薬部外品100mlドリンク剤）• アリナミンe内服液（2001年 - 2005年、医薬品50mlドリンク剤） CM出演者 [ ] 現在 [ ]• （アリナミンA）• （アリナミンEXゴールド）• （アリナミンV）• （アリナミン7・アリナミンゼロ7）• （アリナミンメディカルバランス）• CM音楽・CMソング [ ]• 「アリナミンA25 テレビCM世界紀行シリーズ（第1期）」（1980年 - 1989年）• 「愛の時代に」（1982年）• 「」（1990年）• 「魔人Vが行く」（1990年・1991年）• 「」・「」（2007年）• 「」（2008年）• 「」斉藤和義（2008年）• 「」（2009年）• 「」（2010年、2011年は作曲者のセルフカバーを起用） 関連項目 [ ]• - 1968年放送の『』（）の第4話に幟が登場し、第9話と第11話のエンディングのバックに武田薬品の社屋に「アリナミン」と書かれたネオンが登場している。 またこれより前のに放送された前夜祭番組『』（TBS系列）では、子供の観客にと、「アリナミン」の文字が振られたが貼られ、そして番組冒頭では本製品のが行われ、このCMでは「ウルトラマンも知っている」とコメントされた [ ]。 出典 [ ].
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