ウニ 養殖。 「四つ葉のクローバー」でウニを養殖!? “苦肉の策”の研究に成果…水産業に幸せ運ぶ?

ウニの養殖のえさにキャベツを使うことについて / 佐賀県

ウニ 養殖

九州大学大学院農学研究院の栗田喜久助教、宮城大学食産業学群の西川正純教授、片山亜優助教はクローバーなどのマメ科植物を餌としてウニを肥育する技術を開発し、特許出願しました。 ウニは日本人にとって寿司ネタなどとして馴染みの深い食材です。 しかし近年、全国の沿岸部ではウニが大量発生し、海域の海藻類を食べ尽くす「磯焼け」を引きおこすことで、沿岸の生態系や漁業に深刻な被害をもたらしています。 磯焼け海域のウニは餌である海藻がないため、痩せていて身入りが悪く採っても売り物になりません。 藻場を回復させるべくウニの駆除が各地で行われていますが、売り物にならない上に、処分するには費用がかかるため漁業関係者にとって負担となっています。 こうした「痩せウニ」を養殖することで身入りを改善することは可能ですが、磯焼け海域では餌の海藻が入手困難であること、また海藻の生える時期が春〜夏に限られること、といった課題がありました。 そこで海藻類にかわる新しいウニの餌として、陸上に生えるマメ科植物のクローバー(和名シロツメクサ)を約2ヶ月キタムラサキウニに給餌したところ、従来の餌であるコンブと同等に可食部である生殖巣が成長するという結果が得られました。 また商品価値の基準となる生殖巣の色彩を計測したところ、クローバーで育てたウニの方がコンブに比べてより鮮やかな色になっていることも明らかになりました。 クローバーはほぼ1年中どこでも簡単に栽培可能であり、磯焼け海域の痩せウニを肥育するためだけではなく、海藻がなくなる冬場に身入りの良いウニを生産するための養殖飼料としても期待されます。 今後は漁協や養殖業者との技術提携などを通じて、ウニ養殖の事業化および商品化を目指していきます。 本技術は2019年3月27日付で特許出願されました(特願2019-060811号)。

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ウニの飼育方法!ムラサキウニやバフンウニなど種類も紹介

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ウニの口 は五放射相称の形をしており、棘のためにわかりづらくはなっているものの、ウニも五放射相称である。 ウニはの球状の骨格を持ち、骨格上のから棘が伸びている。 棘のある側にがあり、口はその反対側で骨格に大きな穴を空けている。 骨格は肛門の付近を除いて、5本の歩帯とその間の間歩帯からなる。 歩帯には、管束が伸びる2つの穴を空けた歩帯板が連なっており、その下には放射水管が流れる。 間歩帯の下には生殖巣がある。 肛門付近の骨格は頂上板系と呼ばれる。 頂上板系はウニのなかで最も古い部分になる。 精子や卵が放出される生殖孔を持つ5つの生殖板が肛門の周りにならび、生殖巣はここにつながる。 生殖板のうち、ひときわ大きく多くの小孔を持つのが多孔板であり、水管系と外界をつないでいる。 生殖板の間に終板と呼ばれる骨があり、歩帯はここからのびる。 終板にも管束があり終管束と呼ばれ、これは1本ずつ生える。 口からは腸が伸びる。 口には5つの歯があり、五放射相称の「の」 と呼ばれる骨と筋肉によって動かされる。 棘 [ ] 棘は炭酸カルシウムの骨を表皮で覆った構造をしており 、防御や移動の機能がある。 主に反口側の棘が防御に用いられ、口側の棘は移動に用いられる。 視覚器官の役割も果たしている。 棘はの並ぶ歩帯の間(間歩帯)に主に配置する。 普通の単純な棘の他に、先端が状などになったがあり、体表の掃除や敵に対する防御などに使われる。 棘はその根元から大きく動かすことができる。 殻の棘のつく部分は丸く盛り上がっており、棘の基部もまた半円形に突き出している。 この両者はで結びつけられており、この筋肉によって棘は振り回すような運動が可能である。 筋肉の内側にキャッチアパレータスと呼ばれる結合組織があり、これを硬くすることによって棘を固定することができる。 種によっては棘の中央と殻をつなぐ結合組織も持つ。 内部構造 [ ] 消化系は比較的単純で、腹面中央に口があり、体内を一巻きのらせんを描きつつ上に抜け、殻の真上か、それをはずれた上面に肛門が開く。 生殖巣も殻の上面に開く。 それらのそばに多孔板があり、ここからへと海水が取り入れられる。 多孔板から石管が体内を貫いて腹面側に抜け、顎の後ろの消化管を取り巻く環状水管へと続く。 ここから歩帯にそって放射水管が伸びて管足に繋がる。 発生 [ ] でし、生活をしながら成長する。 やがて三角形のようになり、それぞれの角から突起を突き出した幼生となる。 その後、海底に一時的に固着し、してウニの姿となる。 プルテウス幼生 卵と精子が受精すると受精膜ができ、他の精子の侵入を防ぐ。 プルテウス幼生まで約64時間かかる。 プルテウス幼生の突起は増えて3週間ほどで8本になった8腕プルテウス幼生となる。 この突起がそのまま成体のトゲになるわけでなく、胃の左側の一部で、原腸由来の水腔を、表皮の陥入してきた羊膜陥が包みウニ原基がつくられ、原基は幼生の中で寄生するように成長し突き破って稚ウニとなる。 生態 [ ] 全て海産で、動きの遅いである。 棘を動かし、また管足を使ってゆっくりと移動するが、普段は岩に張り付いている場合が多い。 岩のくぼみなどに入り込んでいるものも多い。 砂底に適応したものでは、カシパン類のように砂に浅く潜って暮らすものや、ブンブクチャガマのように砂に穴を掘って暮らす例もある。 ガンガゼは、地方では砂底の海底で群れをなして生活する。 を食うものやを食べるものが多い。 ウニの過剰な増加は海藻群落()の食害による消失を引き起こすことから、藻場の回復やウニの実入りの改善のためにウニ類の除去が行われる場合もある。 北洋では、ウニが多産する海岸ではが生育出来なくなるという。 岩に附着するコンブの苗を喰ってしまうからである。 なかにはのものもいる。 なお、絶食状態に置いた直後のムラサキウニは、野菜・雑草・魚肉・穀物やパン類なども含め、与えればほとんど何でも食べる。 近年の調査研究結果により、寿命は(種と環境によるが)200歳に至ることもあることが判り、生殖能力も100歳を超えても、10歳のウニと変わらないことが判ってきた。 系統 [ ] 棘皮動物各群の関係についてはよくわからない点が多い。 その中でウニ綱はに近いものと考えられている。 腕が完全に欠けていること、歩帯が口から肛門にわたって伸びることなどが共通点としてあげられる。 分類 [ ] Euechinoidea亜綱 [ ] 亜綱• 無ランタン上目• マンジュウウニ亜目 Cassidulina -• ネオマンジュウウニ亜目 Neolampadina -• ブンブク亜目 Spatangina - 、、、、• ブンブクモドキ亜目 Urechinina - 、 この節はなが全く示されていないか、不十分です。 して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2016年8月) ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 古来から日本では、ウニを保存用として塩を用いて加工されたものが、に数えられている。 これは生食のウニではなく、あくまで「 塩雲丹」と呼ばれる加工されたウニである。 とくに知られていたのは「越前の雲丹」であり、「(現在の東部)で生産加工された塩雲丹」のことである。 現在の日本では、やネタ、など、生食することが多い。 このため、鮮度が重要視され、生きているものの殻を割ってその場で食べると特に美味であるが、この場合、消化器官やその中にあることの多い海藻類はあまり食べない。 専用のウニ割り器を使うと容易に開くことができるが、包丁でも簡単に割ることができる。 市販されるものは、死んでから時間が経っているため、生臭さがあったり、保存や型くずれ防止のためにやが添加された結果、食味・風味が劣ったりすることも多い。 一方で殻ウニは割ってみるまで品質の善し悪しがわからないため、寿司屋を始めとする飲食店では品質の一定しているミョウバン処理された箱ウニを使う場合がほとんどである。 近年は食味の劣化を防ぐために塩水でパックされたウニも出まわっている。 旬は春から秋にかけて、特に初夏は最も品質が良く、それ以外のシーズンは冷凍品が出回る。 一般に生ウニとして板に載せ販売されているものは、・が混ざったものである。 卵巣は切るとトロッと流れるようになる特徴がある。 精巣は白く半透明のが絡み付いていることがある。 精巣の方が味が濃く美味とされており、精巣のみを集めたものは高価で、高級寿司店などに卸されている。 ウニの食味は、餌として食べる海藻などにより異なり、北海道の周辺海域のように高級産地はウニの名産地でもある。 個体による食味・品質差やそれを反映した価格差も大きい。 一箱で500円の場合もあれば、10万円以上の値が付くこともある。 時代を含むで卸売買では、少しずつ価格を上げていくでなく、一発勝負で高値をつけた業者が落札する商習慣であるため、目利きが求められる。 生物学者によれば、生殖巣(雲丹)のツブツブとした構造は卵ではなく生殖小のうとよばれ、精細胞か卵細胞と栄養細胞を保持している。 毎年生殖小のうでは栄養細胞が先に成長し繁殖期に生殖細胞(精細胞・卵細胞)が作られ放出して縮小しまた栄養細胞の成長に戻るサイクルを、数年繰り返している。 このうち食味に関しては栄養細胞が重要で、成長し(実入りが良く)生殖細胞がまだ現れていない時期、オスとメスの違いがまだない時期が最も美味である。 これが食品としてオスとメスの区別をしない理由である。 またこの時期は取り出しても形を保っているが、この後に生殖細胞がつくられるにつれて生殖巣が溶け出すようになる。 またアカウニ、バフンウニのメスの卵巣は苦味が出て味が落ちてくる。 一方オスは味が変わらないのだが、外見では選別できないためメスに合わせて漁期が決まることになる。 日本全国の沿岸や、のなどで漁の対象となっており、浅い海の砂地や岩場に生息しているものが身が充実し美味とされる。 水深数百メートルの深海からもなどの漁に際して一緒に捕れることも時折見られるが、深海はウニにとっては栄養豊富な餌が少ない環境であるため、食用となる部分も少なく、商品価値が低い。 また、主な産地としてはの、、が特に有名である。 生ウニとして食べるほかには、殻に載せて炭火などで焼いた(あるいはガスバーナーで表面に焦げ目を付けた)焼きウニ、ソースなどに利用される。 周辺の郷土料理は、ウニとのである。 周辺にはで炒めたに生ウニを載せ、熱でとろける食感を味わうという料理があるとテレビで紹介されたが、実際に広島で提供している店は少数である。 また、やでは、生ウニを1-2くらいの瓶に詰めたものがなどで売られており、牛乳瓶に詰められたものも多い。 や、中国でも渤海湾周辺を中心に食用とされる。 特に漁が盛んな韓国のでは、ウニとの「ソンゲミヨククッ 성게미역국 」がとなっており、中国のやの、では生食のほか、を加えた蒸し物などの料理も高級料理として出される。 でも炒め物にされることがある。 では (New Zealand sea urchin)がキナ(kina)と呼ばれ、生食やなどの形で食用にされている。 欧米では以来の伝統の食材であり、それを受け継ぐの食通にもウニは珍重され、などに入れられて食卓に並ぶ。 ほか沿岸国の一部地域や南米でも食用とされている。 アルコールうにの瓶詰め(六連島産) アルコール漬けウニの瓶詰はのが発祥とされている。 は、塩ウニを含めた瓶詰めウニの生産量が日本全国の約4割を占める。 誕生 4年、が建てられ、多くの外航船が寄港するようになった。 特に六連島はの停泊地であったことから多くの外国人がいたそうである。 島の寺院、西教寺のであった蓬山和尚が宴会の席で、同席していた外国人水先案内人にお酒()を注ごうとしたところ、誤って酒肴として出されていた塩ウニ(生ウニとも言われている)にこぼしてしまった。 あわてて取り替えようとしたが、外国人水先案内人はそのまま口にし、とても喜んで食べた。 それを見た蓬山和尚もひと口食べたところ、お酒が加わった事でウニの香りと口当たりがとても良く、美味しくなっている事に驚き、これを改良して今の瓶詰の原型となるものが誕生した。 当初は木樽や陶器に入れられていたが、衛生面の問題や外見を考慮し、のちにガラス瓶に詰められるようになった。 また、加工方法も「焼酎漬け」であったため、当初焼酎を用いて作られていたが、中には時間が経つにつれて焼酎に含まれる酵母の発酵が進み、瓶が割れるなどの問題も発生していた。 和尚より製造方法を受け継いだとされる城戸久七はこれをさらに改良し、高純度のを用いることで今のような安定した瓶詰めが生産できるに至った。 伝承 城戸久七は独自の製造方法からウニの瓶詰の元祖となり、「雲丹久」という商号で有名になった。 当時16歳であった上田甚五郎は城戸久七に弟子入りし、アルコールウニの瓶詰め製造方法を学ぶこととなる。 甚五郎31歳の時、高齢となった城戸久七は永年の研究で培ってきた製造方法を後世に残すべく、甚五郎にその全てを伝授した。 甚五郎はこの後も研究を重ね、今の「うに甚」となった。 ウニ漁と資源管理 [ ] 日本では、漁師が小舟に乗り、で海底を視認すると同時にを操り(現在は操船のしやすい小型の船外機もある)、ウニを探す。 ウニを見付けると玉網(タモ)と呼ばれる柄付きの網、あるいはウニ漁用の鈎で捕獲するが、水深に合わせ柄を接ぎ足さねばならない。 単純にして非常に熟練を要する漁法である。 国内生産量のうち約半分を占める北海道では、こうした漁が側では5月〜8月、方面ではが2月〜5月、では4月〜6月、では5月〜7月、では1月〜3月に行われる。 北海道では、漁は生殖巣の身の発育状況に合わせて行うとともに、の保護のために「」により禁漁期間を定め資源管理を行われる。 また、近年ではや水産指導所の地道な調査によりウニの年齢をはじめ稚ウニ、などの実態が把握されている他、漁師の記した操業日誌などにより漁業実態も掌握されるようになった。 こうしたデータより資源管理手法ができ上がりつつある。 一方、近海では放流していたウニが大量にに食べられ、深刻かつ壊滅的な被害を受ける例も報告されている。 このため、上記の禁漁期間の設定のほか、漁獲サイズの規制、漁場や漁獲量の規制・管理、また対策の他、人工的な種苗生産と放流、移殖、ならびに漁場造成、汚染防止、害敵駆除といった総合的な対策がとられている。 ウニの養殖は、親ウニから精子と卵子をピンセットで取り出し、二つをさせる。 精子が多すぎても少なすぎても成功しない難しい作業である。 精子が多すぎると異常卵が増え、少なすぎると受精率が低下する。 受精した卵子は約20時間をかけとなり、48時間後(2日後)に飼育槽に移される。 最終的に海に放流されるまで極めて厳重に、近代的な環境のもとで24時間管理される。 一方でを起こすほどウニが増加し、を回復するためにウニを除去することもある。 増えすぎたウニは餌不足のため生殖巣が発達せず、そのままで食用に出荷することはできない。 このような除去回収されたウニに野菜残渣などを与えて出荷可能な状態まで肥育する研究が行われており、やの葉などを飼料としてムラサキウニを肥育できることが分かっている。 キャベツで肥育したウニは甘味が強くなるという。 を飼料として肥育した例もあるが、この場合は苦みを帯びるとされる。 日本のほか、最近では中国でも渤海湾周辺の、と南シナ海のでウニの養殖に力を入れており、2010年の養殖出荷量は6,169トンであった。 韓国東部では、餌となる海草の資源量を考慮せずに、大量に放流した結果、をもたらした例がある。 観察・実験 [ ] の勃興期に於いて、ウニはであることが重宝され、頻繁に実験材料として用いられた。 現在でも、入手が簡単で、が容易であることと、受精卵が透明で観察しやすいなど実験・観察する上での利点が多いため、過程の観察材料によく使われている。 実験方法 [ ]• 囲口部にハサミをいれ、を取り去る。 に海水をいっぱいに張り、空けた部分を上にしてウニを置く。 雄ならば5個の生殖孔から、海水に白色のが流れ、雌ならば黄色のが流れる。 (雌雄をウニの外観から判断するのは難しいがバフンウニは判断しやすい。 口器の廻りの管足が橙色なら雌、白色なら雄)• 精子液を卵子液に加えてやれば受精するが、の様子を見たければ、卵子をでにのせ、そこにした精子液をたらしてやればよい。 餌 [ ] は、として利用される。 文化 [ ] 語源 [ ] 「海胆」は海の腸という意味であり、これを訓読した「うみい」が「うに」の語源であるとされる。 また、「海栗」はのいがによく似ていることに由来する。 代替食品 [ ] やクリームを原料とする代替食「うにペースト」が開発されている。 出典・注釈 [ ]• フリーランス雑学ライダーズ編『あて字のおもしろ雑学』 p. 49 1988年 永岡書店• 『俳句歳時記 第4版』角川学芸出版、2008年、• 233-234. , p. , pp. 78-79. , p. , pp. 81-83. 、 第2版、 ニッポニカ 、精選版 ほか 2019年. 2019年10月22日閲覧。 , p. , p. Matt Kaplan 2010年2月8日. ナショナルジオグラフィック ニュース. 2016年6月13日閲覧。 , p. - 湾岸生物教育研究センター編• - 大学院理学研究科分子遺伝学研究室• 2014年7月21日. 2014年7月22日閲覧。 9-15(2018年3月)• イギリステレビ 2003年11月25日報道• 【食のプロと一杯】極上ウニ 至福の食べ比べ/昆布の産地 最高の味わい育む『』朝刊2019年2月8日(第2東京面)。 一発勝負のセリ「真剣が面白い」『朝日新聞』朝刊2019年2月8日(第2東京面)。 『ウニ学』• 21世紀研究会編『食の世界地図』文藝春秋・P272• - 毎日jp()• 『』夕刊2019年2月21日(社会面)掲載の配信記事、2019年3月5日閲覧。 干川裕,高橋和寛,杉本卓,辻浩二,信太茂春 "" 北海道立水産試験場研究報告第52号, pp. 17-24 (1998年)• 農業部漁業局編、『2011 中国漁業年鑒』p186、2011年、北京・中国農業出版社、• フリーランス雑学ライダーズ編『あて字のおもしろ雑学』 p. 49-50 1988年 永岡書店• フリーランス雑学ライダーズ編『あて字のおもしろ雑学』 p. 50 1988年 永岡書店• Bloomberg 2019年8月19日. 2019年8月21日閲覧。 参考文献 [ ]• 本川達雄編 『ヒトデ学 棘皮動物のミラクルワールド』 東海大学出版会、2001年。 本川達雄編 『ウニ学』 東海大学出版会、2009年。 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 ウニに関連する および があります。 - NHK for School デジタル教材サイトの動画資料。

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北海道・神恵内村と岩内町で始動。ウニ養殖が未来の海を変えるかも? 天然と変わらないおいしさへ|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する

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担当課の回答 キャベツを餌にする取り組みについては、2018年にテレビなどでいくつか紹介されており、神奈川県だけでなく、現在は青森県でも行われています。 佐賀県でも、海藻に代わるウニ養殖のエサとしてキャベツ等の農産物を使用する飼育方法の研究を、5年以上前から行っています。 研究に使用しているウニは、神奈川県のムラサキウニとは違うアカウニという種類です。 アカウニの養殖方法は、主にカゴを用いて、その中にアカウニを収容し、エサである海藻を定期的に投入し、収容するウニの密度を調節しながら大きくし、春から旬である夏場にかけて出荷されています。 これまでの研究から、アカウニの美味しさは「カジメ」と呼ばれる海藻に由来しており、出荷の4,5か月前からカジメを主なエサにしないと本来の美味しい味にならないとの結果がでています。 つまり、農産物等だけで養殖すると本来のアカウニの美味しさにはならいないということがわかりました。 そのため、現在は一部の養殖業者が、知り合いの農家からキャベツ等を入手して、一定期間エサとして活用している状況です。 なお、ムラサキウニに関しては、現在、佐賀県では、養殖は行われていません。 ムラサキウニは磯焼け(海藻が食べつくされ、藻場が消失してしまう現象のこと)の原因生物であることから、毎年駆除を行っています。 この駆除されたムラサキウニは痩せていてそのままでは商品にならないのですが、これを有効活用するために、商品価値の低い農産物を餌として養殖することも検討をしており、今年度から、本県の現地機関である玄海水産振興センターで試験を行っていくこととしています。

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