アンペック 坐薬。 アンペック坐剤10mg

オピオイド(麻薬性鎮痛薬)の種類とその特徴

アンペック 坐薬

WHO 3段階除痛ラダーとは? WHOが合理的かつ効果的に鎮痛剤が使用できるように作成したガイドライン。 患者が感じている痛みの強さを3段階に分け、その段階に応じて使用できる鎮痛剤が示されている。 基本的には、弱オピオイドは2段階目 軽度~中等度の痛み に使用され、強オピオイドは、3段階目 中等度~強度の痛み に対して使用される。 オピオイドの作用機序と特徴 オピオイドは、基本的に体内に取り込まれて血中に移動した後、中枢神経にあるオピオイド受容体に作用することで、鎮痛効果が得られる。 その後、肝臓で代謝されて腎臓と通して排泄される。 それぞれ作用するオピオイドは、上図で示した通りである。 モルヒネは、他のオピオイドに比べ、多くの受容体に作用するため、その分副作用も出現しやすい。 麻薬の場合、代謝産物の薬物活性により鎮痛効果の増強や副作用の出現に関連してくる。 オピオイドのうち、代謝産物の薬物活性があるのは、モルヒネ。 モルヒネの代謝産物であるM6G、M3Gと呼ばれるものには、鎮痛や眠気などの作用があり、腎機能が低下している場合には、この代謝産物が蓄積するため副作用が強く出現する危険性がある。 オピオイドの投与経路と代表的な薬 経口投与• モルヒネ MSコンチン、ピーガード、オプソなど• オキシコンチン オピオイドの投与経路は、簡便かつ患者に苦痛を与えないため、 可能な限り経口投与が推奨されている。 しかし、疼痛が強い場合や、末期患者では経口投与が困難な場合も多いため、投与経路を変更せざる負えない場合には、出来る限り患者に苦痛を与えない方法を選択する必要がある。 経皮投与• フェンタニル デュロテップパッチ デュロテップパッチは、72時間 3日 ごとの張り替えで、効果が持続するため、簡単で患者への負担も少ない。 しかし、用量調整が難しいため、安易に増量すると重大な副作用を招く危険性があるため注意が必要となる。 直腸内投与• モルヒネ アンペック坐薬 直腸投与が可能なオピオイドは、このアンペックのみ。 吸収が速やかで、投与後8時間まで血中濃度が保たれるため、用量により6時間~12時間の間隔で使用することができる。 投与経路として、ストーマからの投与も可能だが、安定した効果を得るためには肛門からが望ましいとされている。 モルヒネ• フェンタニル• オキシコンチン 持続注射は、シリンジポンプ等を使用して24時間薬剤を投与し続ける方法。 持続投与のため、 一定の血中濃度を保つことができ、 副作用も出にくいとされている。 持続注射は、皮下注と静注の投与経路があるが、鎮痛効果はほぼ同じ。 皮下注の静注の違いは次の通りである。 持続皮下注 刺入・抜去時の痛みが少なく、抜針後もしばらく効果が持続するため、入浴などで一時的に抜針しても鎮痛効果はしばらく持続する。 ルートの刺入部位は、浮腫・炎症部位を避け、一定の血流が保たれている部位を選択することが大切で、一般的に動作の邪魔になりにくい前胸部や腹部に穿刺することが多い。 感染や出血などの合併症が少なく、1週間針を留置することができるため在宅の患者にも使用しやすい。 皮下注の欠点として、投与量が多いと刺入部の発赤・硬結を起こしやすいという点が上げられる。 この場合リンデロンを混注して対応するが、それでも改善しない場合には、刺入部を頻回に変更する必要がでてくるため、静注への変更が必要となる。 持続静注 皮下注では対応できない大量のオピオイドを投与する場合に選択される投与方法。 針の交換頻度も72時間と皮下注に比べ短く患者の苦痛も大きいことから、内服・経皮・皮下注などで対応できないときの最終手段となることが多い。 各オピオイドの特徴と効果 コデイン コデインは、弱オピオイドのひとつで、3段階除痛ラダーの2段階目で使用される。 コデインが体内で吸収されて肝臓で代謝されると、一部がモルヒネに変換されて鎮痛効果を発揮する。 そのため、効果・副作用は、少量のモルヒネと同等と考えられる。 オキシコドンは、肝臓でほとんどが代謝され、その代謝物にはモルヒネのような薬物活性 上記の『代謝産物の薬物活性』で詳しく説明 が少ないため、腎機能障害がある患者や高齢の患者に使いやすいとされている。 オキシコドンには経口剤 徐放性剤と 速効性剤 と 注射剤があり、それぞれ特徴がある。 1、オキシコドン徐放性剤【オキシコンチン錠】 オキシコンチン錠は、5㎎・10㎎・20㎎・40㎎の製剤があり、用量増加とともに鎮痛効果も増強する。 低用量のものであれば2段階目から使用できる薬で、そのまま3段階でも使用できる。 また、徐放性製剤の特徴として効果のピークは2相性に現れ、1回目のピークは40~60分後に、2回目のピークは約6時間後だと言われている。 オキシコンチン錠 投与経路 経口 鎮痛効果 経口モルヒネの1. 5%】 オキノーム散は、2. オキノーム散 投与経路 経口 鎮痛効果 経口モルヒネの1. 5倍 発現時間 約15分 最大効果 100~120分後 持続時間 6時間 3、パビナール注 塩酸オキシコドン8㎎と塩酸ヒドロコタルニン2㎎を含む注射製剤。 適応としては、オキシコドンの内服が困難になった場合に、 皮下注で投与できる。 (2012年には静注できるオキシコドン注射製剤、オキファストも登場した。 効果としては、パビナール注15㎎とオキシコンチン錠20㎎が同程度の効果とされており、オキシコンチンの内服からパビナールへ変更した時には、1:0. 75~0. 8で計算すると良いとされている。 モルヒネ モルヒネは多くの製剤があるため、たくさんの投与経路・投与方法から選択することができる。 効果も強いが、その一方で代謝産物の薬物活性により副作用も強いため、使用の際には、副作用に対する対策や観察を行うことが重要となる。 1、モルヒネ徐放性製剤【MSコンチン】 臨床で 最もよく使用されるモルヒネの内服薬で、モルヒネを徐々に放出するため、長時間の鎮痛効果を期待できる。 たいていは、朝・夕の1日2回で効果が持続するが、1日3回投与する場合もある。 その鎮痛効果をみながら、20㎎、30㎎、40㎎…120㎎など用量を変更していく。 MSコンチンは、著しい脱水や下痢などがある場合、腸管からのモルヒネ吸収が阻害されて、十分な効果を発揮できない場合がある。 また、内服時に噛んだり分割すると、せっかくの徐放性機能が保たれなくなって、速く吸収されることで長時間の効果が得られないため、患者に噛んだり、割らないようあらかじめ説明しておく! MSコンチンの特徴 投与経路 経口 発現時間 約70分後 最大効果 2~4時間後 持続時間 8~14時間 2、モルヒネ徐放性製剤【MSツワイスロンカプセル】 MSコンチンと同様に、1日2回で持続的効果が得られる。 このカプセル内には、徐放性顆粒がつまっているため、カプセルを外して胃瘻など経管栄養チューブから投与可能したり、ジュースやゼリーなどに混ぜて投与することも可能。 MSツワイスロンカプセルの特徴 投与経路 経口 発現時間 約60分後 最大効果 2~4時間後 持続時間 8~12時間 3、モルヒネ徐放性製剤【モルペス細粒】 MSコンチン等と同様に1日2回で効果が持続する。 モルペスの特徴として、モルヒネ製剤は特有の苦みがあるのだが、甘味料でコーティングされている顆粒のため、苦みを感じずに内服できる。 また、こちらの製剤も経管栄養チューブから投与できる。 カディアンカプセルの中に入っているものが、カディアンスティック粒であり、経管栄養チューブからの投与も可能。 ただし、つぶしてしまうと徐放性の性質が保てないため、つぶさずに投与する必要がある。 鎮痛効果が不十分な場合には、レスキューを使用したり、カディアンの1回投与量をアップして対応する。 カディアンの特徴 投与経路 経口 発現時間 約40~60分後 最大効果 6~8時間後 持続時間 24時間 5、モルヒネ徐放性製剤【ビーガード錠】 こちらも1日1回の服用で鎮痛効果が持続するモルヒネ。 ビーガード錠は、モルヒネ徐放性製剤の中で最も半減期が長いため、血中濃度が24時間内で変化しにくく、安定した効果が得られるという点でも管理しやすい。 ただし、食事摂取によって薬の吸収が影響すると言われているため、食間 食後2~3時間後 の服用が望ましい。 MSコンチンの特徴 投与経路 経口 発現時間 約40~60分後 最大効果 2~4時間後 持続時間 24時間 6、モルヒネ徐放性製剤【パシーフカプセル】 こちらも1日1回の服用で鎮痛効果が維持できる薬。 パシーフカプセルの特徴として、カプセル内には徐放性と速放性の顆粒が含まれているため、他の徐放性製剤と比べて、効果の発現が早いと言われている。 ちなみに、パシーフカプセルも経管栄養からの投与が可能な薬だが、徐放性と速放性の2種類の薬が配合されているため、分割使用は避ける。 粉末を固めたのが、モルヒネ塩酸塩錠である。 臨床では、レスキューとして使われることが多い薬。 モルヒネ塩酸塩の特徴 投与経路 経口 発現時間 約10分後 最大効果 30~60分後 持続時間 3~5時間 8、モルヒネ速効性製剤【オプソ内服液】 モルヒネ特有の苦みを除き、甘味と酸味を添加した水様性の薬。 水なし服用できて、簡便に使用できる。 モルヒネだけではなく、オキシコドンやフェンタニルのレスキューとしても使用できるため、臨床でも比較的多く使用される薬。 経口モルヒネの2~3倍の効果が期待できて、持続皮下注や持続静注で使用される。 モルヒネ塩酸塩注射液の特徴 投与方法 静注・皮下注 発現時間 直後~数分 10、モルヒネ速効性製剤【アンペック坐薬】 経直腸投与ができる唯一のオピオイド。 効果は経口モルヒネの1. 5倍で、持続時間も長いため基本処方やレスキューとしても使用される。 アンペック坐薬の特徴 投与経路 経直腸 発現時間 約20分後 最大効果 1~2時間後 持続時間 6~10時間 フェンタニル フェンタニルには、徐放性製剤である貼布剤と、速効性製剤である注射剤がある。 フェンタニルの鎮痛効果は、 モルヒネの100倍以上とも言われているが、オキシコドンと同様にモルヒネのような薬物活性が少ないため、腎機能障害がある患者にも使いやすい。 1、フェンタニル徐放性製剤【デュロテップパッチ】 経皮投与ができる唯一のオピオイド。 大腿や前胸部、腹部、背部などに貼るだけで、貼り換えも72時間 3日 に1度でよいため、簡便で患者への負担も少ないため、よく使用されるオピオイドのひとつ。 ただし、鎮痛効果が非常に強いオピオイドのため、原則、はじめてオピオイドを使用する患者には使用できない。 デュロテップパッチの特徴 投与経路 経皮 発現時間 1~2時間後 最大効果 42~48時間 持続時間 72時間.

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8 9. 9 pH 依存型の放出制御膜でコーティングされた直径1. 0 〜1. 7mmの徐放性顆粒がカプセルまたはスティックに充填されている。 1 21. 9 モルヒネ硫酸塩に、放出制御膜として水溶性微粒子を分散させた水不溶性高分子がコーティングされている。 消化管内で水溶性微粒子が速やかに溶解して多数の細孔を形成し、pH非依存的に徐放性を示す。 高脂肪食食後に投与するC max *2およびAUC *3が減少、T max が遅延するが、食前60分投与であれば食事の影響は無視できるため、食間投与とされている。 8 2. 85 高級アルコールをコーティングしたモルヒネ粒子を圧縮した構造で、これが腸管内の水分により徐々に溶解される。 3 ND 直径0. 6〜1mmの徐放性顆粒をカプセルに充填した製剤で、腸管内の水分により徐々に製剤中のモルヒネが溶解する。 4〜2. 8 6. 9〜8. 7 モルヒネを含む素粒子に徐放性皮膜をコーティングし、その上から甘味料をコーティングした構造で、直径約0. 5mm の細粒である。 経管投与可。 モルヒネ塩酸塩 モルヒネ塩酸塩 末 錠: 10mg 経口 4時間毎 (定期投与)、 1時間 (レスキュー・ ドーズ) 速放性 0. 5〜1. 3 2. 0〜3. 0 定期投与またはレスキュー・ドーズとして使用する。 2 2. 1 モルヒネ経口投与開始時の用量調節および用量調節後の疼痛治療に使用でき、また、オピオイド徐放性製剤投与中のレスキュー・ドーズとしても使用する。 7〜0. 9 徐放部: 8. 4〜9. 8 11. 3〜 13. 5 速放性細粒と徐放性細粒がカプセルに充填され、1日1回投与で投与後早期から24時間安定した鎮痛効果を維持できるように設計された製剤である。 3〜1. 5 4. 2〜6. 5 静脈内: 2. 輸液剤に配合して投与するか、シリンジポンプまたは携帯型ディスポーザブル注入ポンプを用いて投与する。 5 9. 6 アクリル酸系高分子膜と高級アルコール膜の二重構造で、腸管内の水分が浸透し、オキシコドンが徐々に小腸内へ放出される。 マトリックス基剤(抜け殻)が糞便中に排泄される場合があるが、成分はすでに吸収されているため、臨床上問題はない。 5 %): 2. 7〜1. 9 4. 5〜6. 0 オキシコドン経口製剤を用いる際の用量調節や、突出痛へのレスキュー・ドーズとして使用する。 9 ヒドロコタルニン: 2. 7 オキシコドン、ヒドロコタルニンを含有する複方オキシコドン注射剤である。 1mg(12. 他のオピオイド鎮痛薬から切り替えて使用する。 含量が異なる5製剤(2. 1mg、4. 2mg、8. フェンタニル 注: 0. 5 静脈内: 3. 0 3. 0 静脈内: 投与直後 筋肉内: 3. 2 2. 2 コデインは体内でモルヒネに代 謝されることにより鎮痛効果を発揮すると考えられている。 6〜1. 8 3. 3〜3. 7 コデインに比べて鎮痛作用はほぼ同等。 2mg・0. 0〜2. 0 ND 麻薬拮抗性鎮痛薬 *4 注: 0. 0 1. 6〜3. 2 麻薬拮抗性鎮痛薬 錠剤には、不適切な使用法を防止するために麻薬拮抗薬であるナロキソン塩酸塩が添加されている。 2〜0. 5 筋注: 1. 3〜2. 4〜0. 5 皮下・筋注: 1. 7〜1. 1 静脈内: 4〜5 麻薬拮抗性鎮痛薬 *1: T max(maximum drug concentration time);最高血中濃度到達時間。 薬物投与後、血中濃度が最大〔最高血中濃度(C max)〕に到達するまでの時間。 *2: C max(maximum drug concentration);最高(最大)血中濃度。 薬物投与後の血中濃度の最大値。 *3: AUC(area under the drug concentration time curve);薬物血中濃度(時間)曲線下面積。 薬物血中濃度を経時的に表した曲線グラフと時間軸(横軸)に囲まれた部分の面積。 血中に取り込まれた薬の量(吸収率)の指標として用いる。 *4: 麻薬拮抗性鎮痛薬(mixed agonist-antagonist);オピオイド作動薬が存在しない状況では作動薬として作用するが、オピオイド作動薬の存在下ではその作用に拮抗する作用をもつ鎮痛薬。

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アンペック坐剤の廃棄

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【禁忌】 次の患者には投与しないこと• 重篤な呼吸抑制のある患者〔呼吸抑制を増強する。 気管支喘息発作中の患者〔気道分泌を妨げる。 重篤な肝障害のある患者〔昏睡に陥ることがある。 慢性肺疾患に続発する心不全の患者〔呼吸抑制や循環不全を増強する。 痙れん状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者〔脊髄の刺激効果があらわれる。 急性アルコール中毒の患者〔呼吸抑制を増強する。 本剤の成分及びアヘンアルカロイドに対し過敏症の患者• ナルメフェン塩酸塩水和物を投与中又は投与中止後1週間以内の患者〔「相互作用」の項参照〕 副作用 依存性(0. 2%) 連用により 薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。 また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。 呼吸抑制(0. 8%) 呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。 錯乱(0. 2%)、 せん妄(0. 1%未満) 錯乱、せん妄があらわれることがあるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 無気肺、気管支痙れん、喉頭浮腫(いずれも0. 1%未満) 無気肺、気管支痙れん、喉頭浮腫があらわれるとの報告がある。 麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸(いずれも0. 1%未満) 炎症性腸疾患の患者に投与した場合、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸があらわれるとの報告がある。 注意 慎重投与 次の患者には慎重に投与すること 心機能障害のある患者〔循環不全を増強するおそれがある。 〕 呼吸機能障害のある患者〔呼吸抑制を増強するおそれがある。 〕 肝・腎機能障害のある患者〔代謝・排泄が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。 〕 脳に器質的障害のある患者〔呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある。 〕 ショック状態にある患者〔循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。 〕 代謝性アシドーシスのある患者〔呼吸抑制を起こすおそれがある。 〕 甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者〔呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。 〕 副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者〔呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。 〕 薬物依存の既往歴のある患者〔依存性を生じやすい。 〕 高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕 新生児、乳児〔「小児等への投与」の項参照〕 衰弱者〔呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。 〕 前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者〔排尿障害を増悪することがある。 〕 器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者〔消化管運動を抑制する。 〕 痙れんの既往歴のある患者〔痙れんを誘発するおそれがある。 〕 胆のう障害及び胆石のある患者〔胆道痙れんを起こすことがある。 〕 重篤な炎症性腸疾患のある患者〔連用した場合、巨大結腸症を起こすおそれがある。 〕 ジドブジン(アジドチミジン)を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕 重要な基本的注意 連用により 薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。 〔「副作用」 1 -1 の項参照〕 眠気、眩暈が起こることがあるので、本剤投与中の患者には 自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。 本剤を増量する場合には、予想される副作用(便秘、嘔気、眠気等)に対する対策をあらかじめ考慮するなど副作用に十分注意すること。 適用上の注意 投与経路 直腸内投与による外用にのみ使用すること。 投与時期 できるだけ排便後に投与すること。 患者等に対する指導 本剤の投与にあたっては、具体的な使用方法、使用時の注意点、保管方法等を十分に説明し、本剤の目的以外への使用あるいは他人への譲渡をしないよう指導するとともに、本剤を子供の手の届かないところに保管するよう指導すること。 本剤が不要となった場合には、病院又は薬局へ返却するなどの処置について適切に指導すること。 高齢者への投与 低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。 〔一般に高齢者では生理機能が低下しており、特に呼吸抑制の感受性が高い。 〕 妊婦・産婦・授乳婦等への投与 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 〔動物実験(マウス、ラット)で胎児奇形(脳脱、軸骨格癒合)が報告されている。 〕 分娩前に投与した場合、出産後新生児に退薬症候(多動、神経過敏、不眠、振戦等)があらわれることがある。 分娩時の投与により、新生児に呼吸抑制があらわれることがある。 授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。 〔ヒト母乳中へ移行することがある。 〕 小児等への投与 新生児、乳児には、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。 〔呼吸抑制の感受性が高い。 3 25. 1 4. 56 20mg 8 1. 4 35. 7 4. 78 30mg 5 1. 6 40. 2 6. 一般名同一薬剤リスト• 大日本住友製薬株式会社 薬剤一覧•

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