アルプラゾラム。 ソラナックスとお酒・アルコールを一緒に飲んではいけない?もし飲んでしまったら・・・

アルプラゾラム錠0.4mg「サワイ」の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

アルプラゾラム

医療用途 [ ] アルプラゾラムは一般的に、、およびにおけるに対して使用される。 FDAラベルでは、医師はこの医薬品の効果を定期的に再評価すべきであると勧告している。 パニック障害 [ ] アルプラゾラムは深刻なおよびに対しての救済に効果がある。 しかしが開発されたことにより第一選択肢からは外され、では耐性・依存・乱用リスクのため、もはやアルプラゾラムはパニック発作の治療には推奨されなくなった。 パニック障害に対するアルプラゾラムの効果は、4 - 10週までに限られるという証拠が存在するが、しかし患者は利益を失したにもかかららず8ヶ月以上治療を続けたままにされている 米国において、アルプラゾラムは を伴うものでも に、 FDA の認可を受けている。 World Federation of Societies of Biological Psychiatry WFSBP は2002年に、アルプラゾラムを治療抵抗性パニック障害に対して、薬物耐性・依存の経歴のない患者に限って推奨している。 不安障害 [ ] 米国では、アルプラゾラムは、短期間の不安救済にFDA認可されている。 アルプラゾラムは抑うつを伴う不安に対し効果がある。 体系的な臨床試験によると不安障害への適用は4週間までに限られる。 英国ではアルプラゾラムの処方は、深刻な不安に対し短期間 2-4週間 限りの治療に推奨される。 長期間のアルプラゾラム投与は抑うつを引き起こす。 頭痛、頸椎症、腰痛症、肩こり [ ] 日本のにおいては、筋弛緩作用により頭痛、頸椎症、腰痛症、肩こり対策に処方されている。 薬理 [ ] 「」および「」も参照 日本では2017年3月に「重大な副作用」の項に、連用によりを生じることがあるので用量と使用期間に注意し慎重に投与し、急激な量の減少によってが生じるため徐々に減量する旨が追加され、厚生労働省よりこのことの周知徹底のため関係機関に通達がなされた。 に関して 、錯乱や興奮が生じる旨が記載されている。 からは、必要性を考え漫然とした長期使用を避ける、用量順守と類似薬の重複の確認、また慎重に少しずつ減量する旨の医薬品適正使用のお願いが出されている。 調査結果には、日本の診療ガイドライン5つ、日本の学術雑誌8誌による要旨が記載されている。 アルプラゾラムとその他のベンゾジアゼピンは・を引き起こし、長期投与後の減薬・断薬時にはを引き起こす。 もし投与量が推奨量よりも多い場合、または患者の身体適応に応じて徐々の減薬を行うことなく服用をやめた場合、離脱症状が起こる可能性は高くなる。 アルプラゾラムの治療効果に対しての耐性により、アルプラゾラムは長期使用の効果がないという見解があり、物議を醸している。 身体的依存はアルプラゾラム治療の結果として起こるのが普通である。 離脱症状と反跳症状のため、中止時には離脱の影響を最小限に抑えるために投与量の漸減が必要である。 症状は穏やかなものは不快・不眠症、主要なものは発汗・不安・腹痛・筋肉のけいれん・嘔吐・抑うつ・震え、そしてまれに・自殺念慮・自殺などがある。 アルプラゾラムの断薬は、その深刻な反跳と離脱症状のため特に困難であるとされている。 パニック障害に対してのベンゾジアゼピン治療効果はそのリスクを上回ることが罹患率と死亡率のデータで示唆されている。 社会と文化 [ ] アルプラゾラムは米国で最も処方され 、かつ最も乱用されているベンゾジアゼピンである。 法的状況 [ ] 国際的には、アルプラゾラムは国連のにてスケジュールIV指定である。 米国では、アルプラゾラムは処方薬であり、に基づき DEA にてSchedule IV規制の薬物である。 では、の分類にてベンゾジアゼピンはClassC スケジュール4 の薬物である。 NHS では処方禁止であり(NHSブラックリスト)、プライベート医療の処方箋によってのみ使用できる。 では、アルプラゾラムは ()においてスケジュール4薬物である。 では、1968年Narcotics Drugs Act法にてList IV スケジュール4 の処方薬である。 では、アルプラゾラムは ()にてList2薬物であり、処方薬である。 動物に投与された場合の狂暴化の可能性 [ ] 2009年、米国においてペットとして飼育されていたが突如狂暴化し飼い主の友人の顔面を食い千切り、警官に射殺された事件の公判において、被告 飼い主 の弁護団は狂暴化の原因として「 ザナックス」 アルプラゾラムの商標名 を獣医に処方されたことを主張した。 検死の結果からも同薬が検出されており 、 ()の博士はアルプラゾラムの服用が攻撃の原因になった可能性を指摘している。 詳しくはの項を参照のこと。 出典 [ ]• dea. RxList. First DataBank 2008年7月. 2008年10月閲覧。 RxList. First DataBank 2008年7月. 2016年7月11日閲覧。 Mandrioli, R. ; Mercolini, L. ; Raggi , M. 2008. Current Drug Metabolism 9 8 : 827—844. 医薬品医療機器総合機構 2017年3月21日. 2017年3月25日閲覧。 The American Society of Health-System Pharmacists. 2011年5月15日時点のよりアーカイブ。 2011年3月15日閲覧。 Federal Drug Administration. 4 2011年8月23日. 2011年9月14日閲覧。 Anxiety or tension associated with the stress of everyday life usually does not require treatment with an anxiolytic... Panic Disorder — XANAX is also indicated for the treatment of panic disorder, with or without agoraphobia... Demonstrations of the effectiveness of XANAX by systematic clinical study are limited to 4 months duration for anxiety disorder and 4 to 10 weeks duration for panic disorder; however, patients with panic disorder have been treated on an open basis without any apparent loss of benefit. The physician should periodically reassess the usefulness of the drug for the individual patient. Moylan, S. ; Giorlando, F. ; Berk, M. 2012. PDF. The Australian and New Zealand Journal of Psychiatry 46 3 : 212—224. RxList. First DataBank 2008年7月. 2014年5月1日閲覧。 World J. Biol. Psychiatry 3 4 : 171—99. NetDoctor 2006年10月1日. netdoctor. 2007年8月2日閲覧。 The British National Formulary 2007年. BNF. 2007年8月2日閲覧。 Lydiard, Rb; Laraia, Mt; Ballenger, Jc; Howell, Ef May 1987. The American journal of psychiatry 144 5 : 664—5. 医薬品医療機器総合機構 2017-03. pdf. 医薬品医療機器総合機構PMDAからの医薬品適正使用のお願い 11. 2017年3月25日閲覧。. Juergens, Sm; Morse, Rm May 1988. The American journal of psychiatry 145 5 : 625? Klein, E 2002. The Journal of clinical psychiatry 63 Suppl 14 : 27? Professor Heather Ashton 2002年. benzo. org. 2008年10月31日閲覧。 Dr JG McConnell 2007年5月. bcnc. 2008年10月31日閲覧。 Closser, Mh; Brower, Kj July 1994. Journal of substance abuse treatment 11 4 : 319? McIntosh A, Cohen A, Turnbull N et al. 2004年. National Collaborating Centre for Primary Care. 2009年6月16日閲覧。 Work Group on Panic Disorder 2009年1月. DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICES 2006年. Substance Abuse and Mental Health Services Administration. 2009年2月9日閲覧。 Tesar GE 1990. J Clin Psychiatry 51 Suppl : 4? 10; discussion 50-3. Forbes. 2009年2月9日閲覧。 2003年8月. incb. org. 2008年12月7日閲覧。 DEA. 2008年10月31日閲覧。 UK Gov 1991年. The UK Statute Law database. 2011年8月11日閲覧。 BNF 57. United Kingdom: and RPS Publishing. March 2009. 190. Irish Statute Book. Office of the Attorney General 1993年. 2011年8月11日閲覧。 Swedish PDF プレスリリース , Sweden: , 2011年10月 ,• 2014年5月1日閲覧。 RxList. First DataBank 2008年7月. 2016年7月11日閲覧。 CBS News. CBS News. 2016年7月9日閲覧。 John Christoffersen 2009年5月13日. Associated Press. Google News. [ ]• Scientic Amerikan. Scientic Amerikan. 2016年7月9日閲覧。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するメディアがあります。

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医療用医薬品 : アルプラゾラム

アルプラゾラム

医療用途 [ ] アルプラゾラムは一般的に、、およびにおけるに対して使用される。 FDAラベルでは、医師はこの医薬品の効果を定期的に再評価すべきであると勧告している。 パニック障害 [ ] アルプラゾラムは深刻なおよびに対しての救済に効果がある。 しかしが開発されたことにより第一選択肢からは外され、では耐性・依存・乱用リスクのため、もはやアルプラゾラムはパニック発作の治療には推奨されなくなった。 パニック障害に対するアルプラゾラムの効果は、4 - 10週までに限られるという証拠が存在するが、しかし患者は利益を失したにもかかららず8ヶ月以上治療を続けたままにされている 米国において、アルプラゾラムは を伴うものでも に、 FDA の認可を受けている。 World Federation of Societies of Biological Psychiatry WFSBP は2002年に、アルプラゾラムを治療抵抗性パニック障害に対して、薬物耐性・依存の経歴のない患者に限って推奨している。 不安障害 [ ] 米国では、アルプラゾラムは、短期間の不安救済にFDA認可されている。 アルプラゾラムは抑うつを伴う不安に対し効果がある。 体系的な臨床試験によると不安障害への適用は4週間までに限られる。 英国ではアルプラゾラムの処方は、深刻な不安に対し短期間 2-4週間 限りの治療に推奨される。 長期間のアルプラゾラム投与は抑うつを引き起こす。 頭痛、頸椎症、腰痛症、肩こり [ ] 日本のにおいては、筋弛緩作用により頭痛、頸椎症、腰痛症、肩こり対策に処方されている。 薬理 [ ] 「」および「」も参照 日本では2017年3月に「重大な副作用」の項に、連用によりを生じることがあるので用量と使用期間に注意し慎重に投与し、急激な量の減少によってが生じるため徐々に減量する旨が追加され、厚生労働省よりこのことの周知徹底のため関係機関に通達がなされた。 に関して 、錯乱や興奮が生じる旨が記載されている。 からは、必要性を考え漫然とした長期使用を避ける、用量順守と類似薬の重複の確認、また慎重に少しずつ減量する旨の医薬品適正使用のお願いが出されている。 調査結果には、日本の診療ガイドライン5つ、日本の学術雑誌8誌による要旨が記載されている。 アルプラゾラムとその他のベンゾジアゼピンは・を引き起こし、長期投与後の減薬・断薬時にはを引き起こす。 もし投与量が推奨量よりも多い場合、または患者の身体適応に応じて徐々の減薬を行うことなく服用をやめた場合、離脱症状が起こる可能性は高くなる。 アルプラゾラムの治療効果に対しての耐性により、アルプラゾラムは長期使用の効果がないという見解があり、物議を醸している。 身体的依存はアルプラゾラム治療の結果として起こるのが普通である。 離脱症状と反跳症状のため、中止時には離脱の影響を最小限に抑えるために投与量の漸減が必要である。 症状は穏やかなものは不快・不眠症、主要なものは発汗・不安・腹痛・筋肉のけいれん・嘔吐・抑うつ・震え、そしてまれに・自殺念慮・自殺などがある。 アルプラゾラムの断薬は、その深刻な反跳と離脱症状のため特に困難であるとされている。 パニック障害に対してのベンゾジアゼピン治療効果はそのリスクを上回ることが罹患率と死亡率のデータで示唆されている。 社会と文化 [ ] アルプラゾラムは米国で最も処方され 、かつ最も乱用されているベンゾジアゼピンである。 法的状況 [ ] 国際的には、アルプラゾラムは国連のにてスケジュールIV指定である。 米国では、アルプラゾラムは処方薬であり、に基づき DEA にてSchedule IV規制の薬物である。 では、の分類にてベンゾジアゼピンはClassC スケジュール4 の薬物である。 NHS では処方禁止であり(NHSブラックリスト)、プライベート医療の処方箋によってのみ使用できる。 では、アルプラゾラムは ()においてスケジュール4薬物である。 では、1968年Narcotics Drugs Act法にてList IV スケジュール4 の処方薬である。 では、アルプラゾラムは ()にてList2薬物であり、処方薬である。 動物に投与された場合の狂暴化の可能性 [ ] 2009年、米国においてペットとして飼育されていたが突如狂暴化し飼い主の友人の顔面を食い千切り、警官に射殺された事件の公判において、被告 飼い主 の弁護団は狂暴化の原因として「 ザナックス」 アルプラゾラムの商標名 を獣医に処方されたことを主張した。 検死の結果からも同薬が検出されており 、 ()の博士はアルプラゾラムの服用が攻撃の原因になった可能性を指摘している。 詳しくはの項を参照のこと。 出典 [ ]• dea. RxList. First DataBank 2008年7月. 2008年10月閲覧。 RxList. First DataBank 2008年7月. 2016年7月11日閲覧。 Mandrioli, R. ; Mercolini, L. ; Raggi , M. 2008. Current Drug Metabolism 9 8 : 827—844. 医薬品医療機器総合機構 2017年3月21日. 2017年3月25日閲覧。 The American Society of Health-System Pharmacists. 2011年5月15日時点のよりアーカイブ。 2011年3月15日閲覧。 Federal Drug Administration. 4 2011年8月23日. 2011年9月14日閲覧。 Anxiety or tension associated with the stress of everyday life usually does not require treatment with an anxiolytic... Panic Disorder — XANAX is also indicated for the treatment of panic disorder, with or without agoraphobia... Demonstrations of the effectiveness of XANAX by systematic clinical study are limited to 4 months duration for anxiety disorder and 4 to 10 weeks duration for panic disorder; however, patients with panic disorder have been treated on an open basis without any apparent loss of benefit. The physician should periodically reassess the usefulness of the drug for the individual patient. Moylan, S. ; Giorlando, F. ; Berk, M. 2012. PDF. The Australian and New Zealand Journal of Psychiatry 46 3 : 212—224. RxList. First DataBank 2008年7月. 2014年5月1日閲覧。 World J. Biol. Psychiatry 3 4 : 171—99. NetDoctor 2006年10月1日. netdoctor. 2007年8月2日閲覧。 The British National Formulary 2007年. BNF. 2007年8月2日閲覧。 Lydiard, Rb; Laraia, Mt; Ballenger, Jc; Howell, Ef May 1987. The American journal of psychiatry 144 5 : 664—5. 医薬品医療機器総合機構 2017-03. pdf. 医薬品医療機器総合機構PMDAからの医薬品適正使用のお願い 11. 2017年3月25日閲覧。. Juergens, Sm; Morse, Rm May 1988. The American journal of psychiatry 145 5 : 625? Klein, E 2002. The Journal of clinical psychiatry 63 Suppl 14 : 27? Professor Heather Ashton 2002年. benzo. org. 2008年10月31日閲覧。 Dr JG McConnell 2007年5月. bcnc. 2008年10月31日閲覧。 Closser, Mh; Brower, Kj July 1994. Journal of substance abuse treatment 11 4 : 319? McIntosh A, Cohen A, Turnbull N et al. 2004年. National Collaborating Centre for Primary Care. 2009年6月16日閲覧。 Work Group on Panic Disorder 2009年1月. DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICES 2006年. Substance Abuse and Mental Health Services Administration. 2009年2月9日閲覧。 Tesar GE 1990. J Clin Psychiatry 51 Suppl : 4? 10; discussion 50-3. Forbes. 2009年2月9日閲覧。 2003年8月. incb. org. 2008年12月7日閲覧。 DEA. 2008年10月31日閲覧。 UK Gov 1991年. The UK Statute Law database. 2011年8月11日閲覧。 BNF 57. United Kingdom: and RPS Publishing. March 2009. 190. Irish Statute Book. Office of the Attorney General 1993年. 2011年8月11日閲覧。 Swedish PDF プレスリリース , Sweden: , 2011年10月 ,• 2014年5月1日閲覧。 RxList. First DataBank 2008年7月. 2016年7月11日閲覧。 CBS News. CBS News. 2016年7月9日閲覧。 John Christoffersen 2009年5月13日. Associated Press. Google News. [ ]• Scientic Amerikan. Scientic Amerikan. 2016年7月9日閲覧。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するメディアがあります。

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コンスタン、ソラナックス(アルプラゾラム)の作用機序:抗不安薬

アルプラゾラム

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。 重大な副作用 頻度不明• 依存性、離脱症状:連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与する。 また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。 刺激興奮、錯乱:刺激興奮、錯乱等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。 呼吸抑制:慢性気管支炎等の呼吸器疾患に用いた場合、呼吸抑制が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。 アナフィラキシー:そう痒、蕁麻疹、顔面潮紅・顔面腫脹、息切れ等のアナフィラキシーが現れたとの報告があるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 その他の副作用 頻度不明• 精神神経系:眠気、眩暈・ふらつき、頭痛、不眠、眼症状 霧視・複視 、構音障害、焦燥感、神経過敏、振戦、健忘、尿失禁。 循環器:動悸、血圧低下。 消化器:口渇、悪心・嘔吐、便秘、腹痛・腹部不快感、食欲不振、下痢。 過敏症:発疹、そう痒、光線過敏性反応[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。 骨格筋:脱力感・倦怠感、筋弛緩等の筋緊張低下症状。 その他:発汗。 使用上の注意 禁忌• 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。 急性閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。 重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により症状が悪化する恐れがある]。 HIVプロテアーゼ阻害剤投与中 インジナビル等 の患者。 慎重投与• 心障害のある患者[症状が悪化する恐れがある]。 肝障害のある患者[肝臓で代謝されるため、クリアランスが低下する恐れがある]。 腎障害のある患者[排泄が遅延する恐れがある]。 脳器質的障害のある患者[作用が強く現れる]。 高齢者。 衰弱患者[作用が強く現れる]。 中等度呼吸障害又は重篤な呼吸障害 呼吸不全 のある患者[症状が悪化する恐れがある]。 重要な基本的注意• 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。 連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避ける 本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討する。 相互作用 本剤の代謝には主に肝代謝酵素チトクロームP450・3Aが関与している。 併用禁忌:HIVプロテアーゼ阻害剤 リトナビル以外 インジナビル クリキシバン 等 [過度の鎮静や呼吸抑制等が起こる可能性がある チトクロームP450に対する競合的阻害により、本剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測されている ]。 併用注意:• 中枢神経抑制剤 フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等 、モノアミン酸化酵素阻害剤[眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている ]。 アルコール 飲酒 [眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている ]。 リトナビル[本剤のAUCが2. 5倍、本剤のクリアランスが0. 41倍、本剤の半減期が2. 2倍になり、本剤の中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある 本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられている ]。 イトラコナゾール[本剤のAUCが2. 8倍、本剤のクリアランスが0. 41倍、本剤の半減期が2. 7倍になり、本剤の中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある イトラコナゾールが本剤の肝薬物代謝酵素であるチトクロームP450・3A4を阻害することが考えられている ]。 フルボキサミンマレイン酸塩[本剤のAUCが2. 0倍、本剤のクリアランスが0. 51倍、本剤の最高血中濃度が1. 9倍になり、本剤の中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある 本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられている ]。 シメチジン[本剤の最高血中濃度が1. 9倍、本剤のクリアランスが0. 58倍、本剤の半減期が1. 2倍になるとの報告があるので、本剤を減量するか、又は他の抗潰瘍剤を用いるなど注意する 本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられる ]。 イミプラミン、デシプラミン[併用薬剤の血中濃度が1. 2~1. 3倍に上昇することが報告されている 本剤により併用薬剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられる ]。 カルバマゼピン[本剤の血中濃度が0. 5倍以下に低下し原疾患の悪化が認められた例が報告されている 本剤の肝臓での代謝が促進することが考えられる ]。 ジゴキシン[本剤との併用においてジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、特に高齢者では注意する 機序不明 ]。 高齢者への投与 高齢者では、少量から投与を開始するなど慎重に投与する[運動失調等の副作用が発現しやすい]。 妊婦・産婦・授乳婦等への投与• 妊婦:• 妊婦 3カ月以内 又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤 ジアゼパム の投与を受けた患者の中に奇形児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告があり、また、本剤を動物 ラット、ウサギ に大量投与したとき、骨格異常、胎仔死亡、出産仔の発育遅延増加が報告されている]。 妊娠後期の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されており、なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸増強を起こすことが報告されている ]。 分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状が現れることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。 授乳婦:授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせる[ヒト母乳中に移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系薬剤 ジアゼパム で報告されており、また、黄疸増強する可能性がある]。 小児等への投与 小児に対する安全性は確立していない 使用経験が少ない。 過量投与• 症状:本剤の過量投与により、傾眠、錯乱、協調運動障害、反射減退及び昏睡等が現れることがある。 処置:過量投与時、呼吸、脈拍、血圧の監視を行うとともに、胃洗浄、輸液、気道の確保等の適切な処置を行う また、本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤 を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意 禁忌、慎重投与、相互作用等 を必ず読む。 適用上の注意 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。 その他の注意 投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤 患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、鎮静・抗痙攣作用が遅延する恐れがある。 取扱い上の注意 安定性試験:PTP包装及びバラ包装したものを用いた長期保存試験 室温、3年間 の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

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