地 縛 少年 花子 くん キスシーン。 地縛少年花子くんの13巻の発売日はいつ?表紙や特典にあらすじや感想!七不思議の6番の正体は?(ネタバレ注意)

みんなのレビューと感想「地縛少年 花子くん」(ネタバレ非表示)

地 縛 少年 花子 くん キスシーン

Sponsored Link 地縛少年花子くんの七不思議のメンバー・7番:トイレの花子さん(花子くん) (C)あいだいろ から登場。 ご存知花子くんです。 七不思議の7番目、「トイレの花子さん」。 いわく、光の祖母がやっとの思いで封印した、凶悪な悪霊。 「旧校舎3階、女子トイレの3番目には花子さんが居て、呼び出した人の願いごとを叶えてくれる。 ヤシロが「源先輩と両想いになりたい」と彼を呼び出し、二人は出会います。 (C)あいだいろ そんな感じで、可愛い顔をしていますが、本性は ドS。 花子くんと縁を結んだヤシロは、労働力としてこき使われることに。 花子くんの目的は、 七不思議として、学園にいる怪異とヒトとの関係を正しく保つこと。 (C)あいだいろ ただ、怪異である花子くんには、噂を正しく変えることも、七不思議の依代を破壊することもできないので、 人間であるヤシロと縁を結び手伝ってもらうことにしたのです。 基本的にはヤシロには思わせぶりなことを言ったり、いじわるしたりと、彼女を振り回してばかり。 (C)あいだいろ ですが、なんだかんだ彼女が怪異に襲われると、毎回助けてくれたり…… (C)あいだいろ 怪異であるはずの自分にも、トモダチとして接してくれる彼女に純粋な笑みを向けたりと、だんだんと距離が縮まっていきます。 (C)あいだいろ 生前の名前は、 柚木普(ゆぎ あまね)。 (C)あいだいろ 宇宙のことが好きな、普通の少年でした。 そして、彼が持っている包丁は、生前誰かを殺した凶器。 (C)あいだいろ 何故殺してしまったのかは不明ですが、彼自身はそれを悔いている様子を見せています。 (C)あいだいろ といった感じで、花子くんは学園の怪異と人間の関係を正しく保とうとしています。 ドSでヤシロのことをイジメたりしますが、だんだんと距離が縮まっていく……。 トモダチが少なかったせいか、 不器用に距離を詰めていく感じがたまらなく可愛いです。 そして、 弟のつかさのことを怖がっていて、普段は見せないようビクビクした表情を見せる……。 そこもまた可愛い。 花子くんのことをもっと知りたければ、こちらで詳しく紹介しているのでどうぞ。 (C)あいだいろ 「学園にある一つの階段。 その階段の四段目だけは、絶対に踏んではいけない。 決まりを破れば死者の世界へと引き込まれ、その身を千に万に引き裂かれてしまうでしょう」 という噂が流れていた七不思議。 葵がその階段の異界へと連れ去られてしまい、ヤシロや花子くんたちはその異界へと向かいます。 迷い込んだ人間は 「ミサキ」という存在に「身体を探してほしい」と頼まれる。 しかし実は、「ミサキ」は彼女のことではなく、遠い昔にいた一人の教師。 (C)あいだいろ 彼のことが大好きだった女性。 しかし、ミサキは死んでしまった。 また、ミサキに叱られたい……。 (C)あいだいろ しかし、それはヤシロたちによって阻まれた。 ミサキに髪を切ってもらった、大切なハサミ。 (C)あいだいろ 彼女は、ミサキと出会った稲荷像の ヤコ。 本当の姿は狐だったのです。 (C)あいだいろ 乙女すぎて可愛いし、真相を知ると切ない……。 ちなみに、新たな噂としてミサキ階段は恋愛パワースポットに変わるのでした……w (C)あいだいろ 地縛少年花子くんの七不思議のメンバー・5番:16時の書庫(土籠) (C)あいだいろ から登場。 「16時にだけ入れる特別な書庫。 人の名前のついた本があって、その人の過去と未来、その全てが書かれている」 という七不思議。 そこを管理しているのは、 土籠という怪異。 読んではいけない赤い本(未来の記述)を読んでしまったヤシロたちの前に姿を現します。 (C)あいだいろ 口が悪くぶっきらぼうな蜘蛛の怪異。 人の秘密を暴くのが大好き。 普段は学校の先生として、人間に紛れ込んでいます。 (C)あいだいろ 人間として生活しているときは気弱な性格を演じています。 ギャップがたまらん。 これはかつて教え子だった 普、つまり花子くんからもらったものです。 (C)あいだいろ あまねが教師になるという未来を、その頃から七不思議だった彼は知っていた。 そのことについて、悔やんでいるのでした。 (C)あいだいろ 他にも、花子くんやヤシロたちのことを見守り、導くなど 実はかなり面倒見がいい人です。 かっこいい。 (C)あいだいろ Sponsored Link 地縛少年花子くんの七不思議のメンバー・1番:三人の時計守(蒼井茜、ミライ、カコ) (C)あいだいろ から登場。 学園の時間を操る古時計。 それを守る三人の時計守がいる、という七不思議。 現在、過去、未来をそれぞれ司る3人がいるのでご紹介していきます。 (C)あいだいろ 特殊な時計によって、1日3回、5分間だけ学園の中の時を止める力を持ちます。 茜は正真正銘の人間。 入学式の日に、葵が落ちてくるガラスにぶつかりそうになってしまう。 そのときから、時計守と縁を結び時を止める力を手に入れるのでした。 それからは、 葵が怪異に巻き込まれないように、彼女を守るためにと力を使い続けてきました。 一途すぎてかっこいい……! ちなみに、これはカコとミライによる勧誘で、完全な仕込み。 (C)あいだいろ 騙されて怪異と縁を結ばされたという、かなり不憫な境遇……w 未来を司る時計守:ミライ (C)あいだいろ 手で触ったものの時間をすすめることができる幼女。 勝手に逃げ出して、好き勝手にものの時間をすすめるいたずら好き。 過去を司る時計守:カコ (C)あいだいろ 時計守のリーダー。 学園の時を戻すことが出来ます。 地縛少年花子くんの七不思議のメンバー・3番:カガミジゴク(ミツバ) (C)あいだいろ から登場。 鏡の向こう側の世界の怪異。 人の心を映し出す世界へと、人間を引きずり込みます。 その人が怖がるものやコンプレックスを刺激し、生者との入れ替わろうとするという七不思議です。 ヤシロはその中へ誘い込まれ、コンプレックスである 大根足をひたすらいじられるのでした。 そしてつかさは、記憶が一切ないミツバを「このまま消えちゃうか、七不思議になるか」と誘惑し、彼を新たな七不思議の3番に据えるのでした。 (C)あいだいろ 生きていた頃の記憶が一切ないミツバ。 光と死後築いた友情さえも、つかさによって消されてしまった。 ……そんな彼が、新たに七不思議として生きたいと望むのが泣けるし、何も覚えていない彼と、また友だちになろうとする光が超かっこいい。 ミツバが七不思議になるは超おすすめです。 地縛少年花子くんの七不思議のメンバー・4番:美術室のシジマさん(シジマメイ) (C)あいだいろ から登場。 とっても絵が上手だったシジマさん。 しかし、絵の道を家族から反対されてしまいます。 絵が描けるのは彼女が卒業するまで。 だから、 彼女は自殺してしまった。 そんな七不思議です。 人の望みを叶える世界を描き、その中へ取り込むことができる怪異。 花子くんが柚木普として暮らし、ミツバも受け入れられる世界。 (C)あいだいろ そんな世界を描いて、ヤシロと光をその中へと閉じ込めます。 元の世界へ戻ろうとする二人に、彼女は言う。 「柚木普と三葉惣助。 生前の彼女を殺すことでした。 (C)あいだいろ 生前の彼女は病弱だった。 だから、彼女は病床に伏しながらも絵を描いた。 (C)あいだいろ この絵を描いた女の子は、自殺してしまった。 怨念が今も美術室に残っている……。 そんなウソの噂が広まり、彼女は七不思議になってしまったのだ。 (C)あいだいろ シジマメイは彼女に謝る。 「ワタシはずっとアナタに謝りたかった。 ごめんなさい。 四島メイ。 ……ワタシは役割を果たせなかった。 アナタを守るために生まれてきたのに」 病弱だった四島メイは、虚構の世界に 「元気に絵を描き続ける自分」を生み出した。 元気になるまで、自分の代わりに絵を描いてほしい。 四島メイは、そう望んだのです。 現実の四島メイを救うこともできず、歪んだ噂の種になってしまったのだ……。 だから、そんな自分が許せない。 シジマメイが生まれる前に、七不思議となる前に、四島メイを殺さなければ。 それこそが、シジマメイの望みだったのです。 主を害するだけならば、いる意味がない。 消えてしまいたい。 そう叫ぶ彼女に、四島メイは言う。 「虚構(あなた)は無意味なんかじゃないですよぉ。 現実は時々とてもつらいから……目を閉じて夢を見る。 明日を生きていくために。 あなたはわたしの絵。 わたしの夢。 シジマメイと四島メイの関係が尊いし、もしあまねが生きていて、ヤシロと一緒に暮らせてたら……という幻想、そして光とミツバの距離が縮んだりと、見どころ盛りだくさんでどれも最高です。 ~で読めるのでぜひ。 地縛少年花子くんの七不思議のメンバー・6番 (C)あいだいろ ラストから。 本格登場は、から。 不思議な笛を持っていて、その音色で人を捕まえる。 その音が聞こえてしまったら、その人は死神のもとへ誘われ死んでしまう……。 そんな怪異です。 葵が連れ去られ、彼女を探していたヤシロと茜を異界へ誘います。 (C)あいだいろ 仮面を被っていて、関西弁で喋るのが特徴。 地縛少年花子くんを楽しむなら ちなみに、地縛少年花子くんをお得に楽しむ方法がいくつかあるのでご紹介します。 【公式】無料アプリ、マンガUPで原作が配信中! まず地縛少年花子くんの原作はで配信されています。 無料で配布されるポイントでかなり読み進めていけるので、 とりあえずダウンロードがおすすめです。 しかも、今なら一冊半額クーポンが貰えるので、好きな巻を50%オフで読むことが出来ます。 買えば買うほどポイントが付くので、単行本を全巻揃えるならここが安く済むのでぜひどうぞ。 今なら2週間無料で試すことができるので、お金をかけずに地縛少年花子くんのアニメが見直せます。 Sponsored Link まとめ 地縛少年花子くんに登場する七不思議についてでした。 みんな癖があるけど魅力的……!ぜひ原作で読んでみてください! 原作はマンガUPで配信中!無料で読めるので、とりあえずおすすめ。 花子くんのかわいさを堪能するならぜひ。

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【地縛少年花子くん】最終回ネタバレ!結末が気になる|女性まんがbibibi

地 縛 少年 花子 くん キスシーン

虚構推理に比べるとストーリー性に欠ける気がする。 知りたい!!ってこっちが答えちゃいそうですよねw しかもその後の花子くんと寧々ちゃんの指切りが最高です! 急にヤシロに会いたくなっちゃって 寧々ちゃんが授業を受けているときに不意に現れた花子くんが言ったセリフです。 唐突な花寧々の供給がきて心臓がどくどくしちゃいますよねw 花子くんって急に寧々ちゃんにデレますよね…最高です…! ヤシロが急に鏡に吸い込まれちゃって俺だって寂しかったのになーヤシロは寂しくなかったの?シンパイもしてたのに これも教室で寧々ちゃんに言ったセリフです。 花子くんのこういうところが最高ですよね! 嫉妬したりデレたり本当に心臓に悪いです…。 おれだったらもっとずーっとヤサシクするけどなー(幼少期あまね) 寧々ちゃんが境界でトラブルにあって過去にたどり着きます。 その時に出会った幼少期のあまねくんが言ったセリフですね。 ヤサシクするってこの時から言っていたみたいですが、誰かからの教えなのでしょうか? おねーさんちょっとだけおれのタイプかも(幼少期あまね) 幼少期のあまねくんが寧々ちゃんに言ったセリフです。 寧々ちゃんに「タイプ」って言っているということは花子くんにとって寧々ちゃんは好みの女性ということですよね! 最高…ww 幼少期からこの調子では成長したらあんな感じになるわけです。 じゃあねヤシロは俺が連れて行く エソラゴトの空間で寧々ちゃんを生かしておくために言ったセリフです。 花子くんの闇が見えるシーンはあまりありませんよね。 花子くんは少し前から覚悟していたとは思いますが、ここで初めて寧々の今後についてどうにかしたいと口にしましたね。 …もうそろそろ動けないんじゃない?少年四番の力を借りてもその程度…そんなんでヤシロをどうやって助けてあげるって? 甘いんだよ 闇を見せた花子くんに光が楯突いた時のセリフです。 確かに光くんと花子くんでは力にかなり大きな差がありますよね。 花子くんがこんな風に光にはっきりいうとは思っていなかったので少しびっくりしました。 誰も彼も救いたい諦めないってそういうトコ俺はスキだけどサー…結局いつもなんとかしてるのって俺だよねちょっと黙っててくれる? 先ほどのセリフに引き続き言ったセリフです。 怒っている花子くんも新鮮でかっこいいですよねw 寧々ちゃんにこんなに真剣になれるっているのがよく伝わりますね。 どうして…どうして俺はこんなことするんだろうね大丈夫俺がヤシロを助けてあげる 花子くんが闇を見せた後に寧々ちゃんと会って言ったセリフですね。 助けてあげるって一言でこんなにキュンとするとは… これも私の好きな名言の一つです。 どこにも行かないでほしいなんて思ってるわけないだろ…そんなの俺と同じだ未来なんてない罪を償うためだけに存在してる俺と エソラゴトの空間で生かしておきたいと花子くんが思っていることに対して、問いただした寧々ちゃんに言ったセリフです。 この言葉を聞くと今後2人が一緒に居られる未来がないのかなと感じてしまいますね。 2人の未来はどうなっていくのでしょうか? ヤシロは夢見がちで騙されやすくてメチャクチャで足首も太くて…寿命のことなんて最初からわかってた俺は死者だし今更誰が死のうとどうだってよかったどうだって…よかったはずだったのに 先ほどのセリフに引き続き寧々ちゃんに言った言葉です。 花子くんが寧々ちゃんのことをどう思っているかについて真剣に話すのは初めてではないでしょうか? 寧々ちゃん愛されてるなぁと感じますね。 俺はヤシロに生きていて欲しい そして先ほどまでのセリフの一番最後に言ったセリフです。 これも名言ですよね! 生きていてほしいってもう幽霊になってしまっている花子くんにとってはかなり大きな言葉だと思います。 それをしっかり言えるって強いですね。 ヤシロのお願いには俺弱いんだよね… 90年後まで生きていたいと言った寧々ちゃんへの花子くんのセリフです。 このセリフを改めてみると、初めての寧々ちゃんのお願いの時からそうだったのかなとか考えてしまいますよねw 寧々は幼少期の花子くんに赤い短冊が欲しいとお願いしていますが、その時からの記憶があったりするのでしょうか? ごめんねヤシロ俺は月へは行けないいきていた頃に叶えられなかった願いが死んだ後に叶うことはないんだ 寧々をエソラゴトの空間から出すために送った後にいったセリフです。 このセリフって切ないですよね。 花子くんの生きていた頃の願いって本当に月に行くことだけだったのでしょうか? 勘ぐってしまいますw でも90年後まで生きていたいだっけ?随分ワガママだけど…いいよ叶えてあげる 先ほどのセリフの後にいった言葉ですね。 寧々ちゃんだからこそ花子くんも生きていてほしいと思うんだろうなと実感します。 今後まだまだ名言が増えていきそうですよね! ちょっと学園に怪異が蔓延るくらいカミサマだって許してくれるさ 盂蘭盆に近づいてきた頃の七不思議の会議での花子くんのセリフです。 議題としては花子くんが七不思議の依代を壊して回っているために学園に怪異が蔓延ることでした。 それに対しての花子くんの回答です。 こういう少しダークな瞬間もたまりませんw どうする一番俺にお願いする? 6番に連れ去られた葵を追う茜くんと寧々がエレベータに乗ります。 そこで寧々ちゃんたちを助けるために花子くんが無線で連絡してきました。 その時のセリフです。 ここ個人的に最高でした!!w 寧々ちゃんが人質に囚われて必死に打開しようとしているところがもう最高…w 【地縛少年花子くん】花子くんの名言やセリフで胸キュンが止まらない!:まとめ いかがでしたでしょうか? やはり威力がすごいですね… こんなの目の前で言われてる寧々ちゃんの心臓どうなってるのって思いますが… 新刊が出次第随時更新していきます! それでは最後までご覧頂きありがとうございました! ・.

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#地縛少年花子くん #つか寧々 キス

地 縛 少年 花子 くん キスシーン

重い重い体。 意識はあるのに体が起きることを拒むように瞳さえ開くことができない。 今までこんなに起きるの辛かったっけ・・?そのゆういつの疑問に動かされるようにまぶたを ゆっくりあげると 「っ、あれ?」 視野いっぱいに入ったのは久しぶりにみる光に溢れる天上だった。 その眩しさに思わずまた目を閉じそうになる。 「ここ・・見覚えある。 」 精一杯の力で体を起こせば目の前には見慣れた、でもすごく久しぶりに感じる学校の保健室が広がっていた。 ちょっと香る消毒液の匂いさえ懐かしさを思わせる。 此岸の光景のなかに自分がいるってことは・・ 「私帰ってきたのかな?」 「そうだよ」 安心する 心地よい声に反応すれば入口にいつの間にか花子くんがたっていた。 「ようやくお目覚めだねヤシロ。 体は大丈夫そう?」 「うん。 でもこれって無事に戻れてるのかな?」 自分の手のひらを見つめながら また透けてしまう瞬間がありそうで少し怖かった。 確認するように手を握ったり 開いたりしているとその手は花子くんに連れ去られ静かに彼の頬におかれた。 「花子くん!?」 「ヤシロ、俺の体温わかる?」 体温って 幽霊の彼に温かさがあるわけもなく、今日もいつもと変わらない冷たさが伝わるだけで・・。 あっ! 「私花子くんの体温がわかる。 」 私も生身の体じゃなかったら花子くんの体温が冷たいなんて分からないはず。 でも今私は はっきりと花子くんの体温の冷たさを感じられた。 「うん、ちゃんと体に戻れたみたいだね」 よかった。 そう呟く花子くんに胸が熱くなってきて滝のように涙が溢れてきてしまう。 「花子くん、助けてくれてありがとう。 ほっ本当に不安で、でもまた美味しいお茶ごちそうして貰って、そこは学習しなくてごめんなさい!あとあと…」 「ヤシロ、ちょっと泣きすぎだよ。 あとまた食べ物につられたの?」 しょーがないなぁ。 ため息混じりに苦笑い、でもすぐ手で私の頬をつたる涙をぬぐってくれた。 その手が冷たいはずなのにこんなにも熱く感じるのは私がおかしくなったからなのかな? 「でも花子くんが来てくれるって信じてたからつかさくんとの賭けにも勝てたよ。 」 あぁ、やっぱり花子くんは安心できる。 つかさくんでは感じられなかった優しい空間が花子くんでは 「ヤシロそのことなんだけど、つかさが何か貰ったって言ってたけど なーにあげたの?」 あるん・・あれ?さっきまでホワホワしていた平和な空気から一変、なんだか緊迫した空気に姿を変えていた。 花子くんはニッコリと笑ってるけど、笑ってるけどなんか怒ってる! オーラに押されてか体は少しずつベットの端に移動し逃げられる位置を確保する。 「いや、それはあげたくてあげたわけじゃないって。 それに完全に不可抗力というか…」 どんどん声のボリュームが下がり最後のほうは聞き取れるか微妙なくらいまで小さくなる。 こんなの完全に後ろめたい内容だと わざわざ言っているようなものだ。 花子くんもそれと同じ考えをしたのか距離をとりつつある私の腕を掴むと私の体の後ろで腕を拘束した。 「もう一度聞くよ。 何をあげたの?」 もう笑顔はない。 今まで見たことないすごい真剣な表情だ。 腕は花子くんの片方の手だけでの拘束なのに ふりほどけない。 これはもう答える他ない・・のかな。 「その、つかさくんにキス…されました」 少女漫画とか読んでる時なら「キスとかいいなぁー」なんて たくさん言ってたのに今出したキスの二文字は声が震えて上手く言えなかった。 きっとそれは花子くんの前だから… 「・・・」 ・・あれ?白状したのに何故か花子くんからは何の反応も帰ってこない。 ビックリされるなり、あきれられると思っていたが。 「あの花こく…「そっか、そっかキスされたんだ。 それで?ヤシロは嬉しかった?」 どうなの?そう笑顔の瞳で訴えられるが花子くんのオーラからは確実に怒りしか見えない。 むしろさっきより機嫌悪くなってるようなぁ。 あまりの迫力に思わず彼を見上げるだけになってしまう。 そもそも花子くんは何で怒って・・・ 「何あまね嫉妬ー?」 頭の中までも空気を読まないのかこの状況でつかさくんの発言が頭をよぎってしまった。 まさか本当に嫉妬?でもそれなら花子くんは私のことを・・。 いやいや、変に期待して相手が自分を好きなのだと勘違いしてしまうのは自分の悪い癖だ。 もう充分わかってる。 分かってるはずなのに鼓動はうるさいくらい早くなり、頬というか体全体が熱くなっていく。 完全に思考の海にハマってしまった私は花子くんの問に答えるタイミングを失い二人の間に沈黙が広がる。 でもその沈黙をやぶったのは 「・・やっぱり嬉しかったんだね」 先程とは打って変わった花子くんの切なそうな声だった。 その怒りと悲しみが混ざった表情に即座に否定をしようとしたが、一足遅く 明るく振る舞いだした彼の声に発言のチャンスはかき消されてしまった。 「そうだよね。 つかさちょっぴり怖いけど強いし。 でもヤシロが子供っぽいほうが好みだったのは知らなかったなぁー。 先輩好きだったし年上なのかと。 」 「あの、花子くん」 「あっそれならヤシロ、つかさと両想いじゃない?あのつかさが毎日通うなんて珍しいし絶対脈あると思うよ」 「ねぇ、花子くん!」 「ならこんなことしちゃダメだね」 ごめん。 そう小さく私に告げると彼は私を拘束していた手をあっさりと外した。 「じゃあ俺戻るね。 また掃除の時はよろしく。 それじゃ「待って!!」 ベットから離れてしまうギリギリの所で彼の制服の裾を掴む。 これを離したら誤解が解けない気がして無意識に掴む力が強くなっていく。 「ねえ花子くん。 私まだ嬉しいとも何とも言ってないよ?」 「だってヤシロ顔赤くなってたよ。 それは何よりの証拠じゃない?」 思っていたよりも冷たい返しに暖かかった心は冷め、違う何かがこみ上げてくる。 確かに赤くなった。 でもそれは! 「うわぁ!」 制服の裾だけ掴んでいた手は今度は確実に花子くんの腕を掴み思いっきりベットのほうに倒す。 花子くんも想定外のことだったのか座る感じではなく体完全がベットの上に倒れた。 「いったぁー。 何?どうしたのさ」 「確かに赤くなったよ。 でもそれは私の悪い癖で期待しちゃってたからなの!花子くんが怒ってるのは嫉妬してるから?とか、もしそうならつかさくんに嫉妬してるのって私を好きだから?とか…。 本当はキスなんて嬉しくもなんともなかった。 私は花子くんじゃなきゃ…「ヤシロ、ストップ」 意味ない。 という大事なワード寸前で花子くんの手が私の口をふさぎ言葉を止めてしまった。 何するのさ、とでも言ってやろうと下げていた目線をあげれば 「花子くん顔真っ赤だよ?」 今まで彼の表情レパートリーでは存在しなかった赤面が私の目を前にあったのだ。 「うるさい。 ヤシロが急に可愛いこと言い出すから。 何俺じゃなきゃって、止めてなかったら危なかった」 「・・じゃあやっぱり花子くんにはこんなの迷惑ってこと?」 「そうとはいってない。 ヤシロとりあえず」 今自分がいる位置確認しようか。 急に真面目な表情になった花子くんの視線につられ、え?とあらためて自分の座ってる場所を確認すればそこは保健室のベット上。 「ベットの上だけど、それが?」 「・・・あのねヤシロ。 男がベットの上で、しかも相手に可愛いことされたら」 その瞬間 一瞬で視界はまた保健室の天上に変わり 「こういうこと、我慢するの大変なの」 その視界の中には意地悪に笑う花子くんの姿がうつった。 これって、もしかしなくても。 3秒の遅れの後 私はようやくこの状況を理解し一瞬で体の熱が戻った。 「はっはは花子くん。 何して」 「まぁまぁ、俺は無防備なヤシロのために男は狼ってことを教えてあげてるだけだよー。 ヤシロみたいな女の子なんて簡単に」 押し倒すことできるんだからね?耳元でささやかれた声はいつも聞いてる花子くんの声とは違いすごく甘くゾクッとした感覚が体をながれた。 それにベットの上で私の手を抑える彼の手が少し動くだけで変なドキドキが体をかけめぐって心臓がずっとなり続ける。 このままじゃ恥ずかしくてどうかなっちゃうよ。 さっきまで見れた花子くんの顔も羞恥心からか思いっきり目をそらしてしまう。 「ヤシロ前見て」 「無理」 「はぁ、しょうがないなぁ」 ため息混じり出されたその言葉とともに顔は無理矢理正面に戻され私の上にいる花子くんと視線が完全に絡まってしまった。 「ヤシロ…」 じっとしてて。 まるで魔法の言葉のようにその発言だけで体は固まって動かくなる。 視界の上にいる花子くんとの距離がだんだん近づき、そして柔らかくてちょっぴりヒンヤリしたキスが落とされた。 思わず体が小さくビクッと震えたが彼は方向を変えながら優しくキスを落とし続ける。 しばらくして名残惜しそうに花子くんの唇は静かにはなれていった。 だけど離れてすぐ花子くんはフッと笑顔をこぼし 「顔真っ赤だよ?」 「しょうがないじゃん。 はずかしんだもん…」 「ヤシロ…」 「・・なに?」 「好きだよ」 いきなりの事に思わず「え?」と疑問形を返しそうなるが、その表情はいつものからかいの雰囲気は全くなく本当に心から言ってるのがすぐにわかった。 「私も!」 花子くんが好き。 気がついた時には彼の首に抱きつき二人してベットに転がっていた。 花子くんは倒された驚きなのか目を丸くして私を見つめていた。 「本当に?ヤシロも俺を好きなの」 「もちろん!」 そう答えれば彼は幸せに満ち溢れた笑顔で笑いながら「そっか」と小さく呟いた。 「ありがとうヤシロ。 じゃあさ」 もっともっとキスしていい? ん? 「はっ花子くん?」 「ヤシロが嫌がると思って抑えてたけど本当はつかさとキスしたのめちゃくちゃムカついてたんだよね。 」 そういう花子くんのバックは確かに怒りと不のオーラが倍増していた! でも私は花子くんとキスしたり、両想いになったりでもう心に余裕が残ってない!! 「花子くん、とりあえず今日はもうこのへんに…」 「だーめ」 抵抗虚しく口は再び花子くんによってふさがれてしまい、先ほどと同じように静かにキスは落とされたが ん、さっきよりも長い 確実にさっきよりもキスする時間が延長されており私はすぐに酸素不足におちりはじめる。 空気を求めるように口を少し開ければ空気の変わりに彼の舌が侵入してきた。 ニュルっとした感覚に体は思った以上に反応してしまう。 「んっあ…」 自分じゃ知らない声がもれて恥ずかしさがいっきに頂点に到達した。 最後の抵抗に花子くんを離そうと押すがビクともしない。 思考はどんどん痺れ使い物にならなくなり、体はまるでお風呂に入ってるかのように熱くなっていく。 まずい…ぼやけて ギリギリ意識が薄れる手前花子くんはスッと離れていった。 「すっごい美味しいね、ヤシロのキス」 悪戯の笑みとともに向けられたその言葉に私の頭と心は今度こそ限界をこえた! 「もう無理!これ以上は恥ずかしくて死んじゃう」 逃げるようにベットから起き上がり逃げようとするが素早く花子くんに腕を握られ完全に逃げ出せない。 「ヤシロ帰っちゃうのー?もうちょっとゆっくりしよ?」 「帰る!」 「えーどーしても?」 「どーしても帰りたいの!」 その後ベットの上で言い争っている男女を怪異教師の土籠が発見し無事に少女は家に帰れたそうだ。 [newpage] 「はぁー、いーとこだったのに邪魔されちゃったなぁ」 「俺がこなかったら あいつがやばかっただろ。 まったく、自分の立場がわかった上でやってるのか?」 「わかってるよ。 それを考えてもヤシロが好きなんだ」 「そうか…」 「てことで土籠。 …束縛もほどほどにな」 互いの気持ちが通じ合い両想いになったことで新たな事件が起きたのはまた別のお話。

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