そこへグラフィックの向上、アクション性の増したバトルシステム、キャラクターのボイス対応やアレンジ楽曲の収録、サイドトークによる掛け合いなど、新たな要素が多数追加される。 キャラクター成長システムに新要素「アビリティ」が追加! キャラクターたちはレベルアップによって、HPや力などの基本ステータスが上昇。 レベルアップ時に入手できる育成ポイントを割り振ることで、特技やステータスアップ、そして本作の新要素となる「アビリティ」を取得し、キャラクターを強化できる。 ステータスアップ 育成ポイントを一定数割り振ることで、HP、MP、力、守、精神、知性、運のいずれかが常時アップする。 振り分けた育成ポイントは、ある場所を訪れるとリセットも可能。 特技 魔法や特殊な攻撃があり、習得すると特技リングコマンドに自動的に登録され、探索・バトル中に使用できるようになる。 使用するとMPが消費される。 「アビリティ」を装備して冒険に役立てよう 「アビリティ」とは、冒険に役立つさまざまな能力。 取得した「アビリティ」を装備することで、パラメータの強化、バトルで有利になるといった効果が発動する。 育成ポイントの割り振りによって獲得できるもの以外にも、特定のキャラクターとの交流を深めることで入手できるものもある。 また、上位クラスに進むごとに、装備できる「アビリティ」の数も増えていく。 アビリティ 取得した「アビリティ」を装備すると、さまざまな効果を得ることができる。 キャラクター専用のものやクラス固有のものなど、その種類は豊富で300を超える。 リンクアビリティ 「アビリティ」の中には、取得した本人以外のパーティメンバーも装備できるものがある。 育成ポイントの割り振りで取得できたり、冒険中に出会う人々との交流から入手できたりするものも。 専用アビリティ 「クラスチェンジ」後に、そのクラス固有の「アビリティ」を取得できる。 専用アビリティは装備の必要がなく、自動的に効果が発動される。 「クラスチェンジ」にも新要素。 「クラスリセット」と衣装選択が可能に! キャラクターはレベルアップとは別に、「クラスチェンジ」によって強化することができる。 「クラスチェンジ」を行なうことで、新たな必殺技や魔法などを習得可能だ。 「クラスチェンジ」には段階があり、クラス2からは光と闇のふたつの道が用意されており、どちらに進むかによってキャラクターの能力が変わる。 また、新たに「プランターレベル」が導入され、種を植えた回数によって植木鉢のレベルが上がるようになった。 レベルが上がるにつれ、種から良いアイテムが出る確率と、モンスターが種をドロップする確率がアップする。 アイテムの種/銀色アイテムの種/金色アイテムの種/虹色アイテムの種 さまざまなアイテムや防具に育つ種。 「虹色アイテムの種」は、他の種からは育たないレアな防具が育つことがある。 「???の種」 クラスチェンジに必要なアイテムに育つ種。 ダンジョン内の宝箱からも手に入るなど、入手方法は新たに調整された。 新たな便利機能も多数追加! ここまで紹介した新要素のほかにも、オリジナル版にはなかった便利機能が多数追加される。 NEWアイテム 一定時間、バトル後にもらえる経験値やルク お金 がアップするアイテムや、使用することでステータスがアップするアイテムを新たに追加。 アイテムは、街やフィールド上にある宝箱などから手に入る。 ショートカット リングコマンドにセットしているアイテムや特技のうち、使用頻度が高いものを最大4つまで登録可能で、即座に使用することができる。 一気に回復! 非戦闘時において、回復アイテムや回復魔法を全キャラクター分まとめて一気に使用できるようになった。 アイテムの所持数やMPの残量に合わせて、「全回復」と「ほぼ全回復」をうまく使い分けよう。 難易度の選択 本作では、4段階のモードから好みにあった難易度を選択できる。 それぞれの違いはバトルにおけるモンスターの強さであり、どの難易度を選択してもストーリーの内容はすべて同じだ。 なお、選択した難易度は、オプション画面から変更することも可能。 全滅してもその場で復活できるベリーイージーモードは、アクションが苦手な方やストーリーを中心に楽しみたい方にオススメ。 セーブスロットの追加 セーブスロットが追加され、最大12個までのデータを記録することが可能に。 また、オートセーブが入るようになったほか、フィールドやダンジョン内のセーブポイントとなる「女神の像」の数も増えている。 公式サイトで「オススメパーティ診断」公開中! あなたにピッタリのパーティ構成は? 『聖剣伝説3』は、6人のキャラクターから主人公ひとりと仲間ふたりを選ぶところから冒険が始まる。 組み合わせによって物語の展開が変わるため、パーティ選びは非常に重要だ。 公式サイトで公開中のでは10の質問に答えると、あなたにピッタリなパーティのタイプを診断してくれる。 , LTD. All Rights Reserved.
次の神獣を倒しやすくするコツ 神獣を倒しやすくする4つのコツ 神獣戦前に経験値アップアイテムを使う アビリティと作戦を変更する 操作キャラをクラス3にする 敵が強くなる曜日以外に攻略する 経験値アップアイテムを使ってから戦う 神獣は倒すと大量の経験値を入手できるので、戦闘前に「不思議のクッキー」などで経験値の獲得倍率を上げておくのがおすすめだ。 レベルが2〜3程度上昇するので、次のダンジョンや神獣を攻略しやすくなる。 アビリティと作戦を変更する 神獣戦を進行させる頃になると、優秀なアビリティが増えてくる。 また、神獣の攻撃はCPUでは避けにくい技が多く、仲間キャラがピンチになりやすい。 回復行動を取る手間を省くために、回復アイテムの使用条件を緩めよう。 操作キャラをクラス3にする 神獣戦では、相手の強力な行動を止めるために青いゲージを減らさなければならない。 青いゲージは必殺技かクラス3で解放されるコマンドで大きく削れるため、操作キャラは早めにクラス3にしておこう。 ???の種を拾ってから攻略する方法も有効 クラスチェンジに必要なアイテムが手に入る「???の種」は、風の回廊以外の神獣が出現するダンジョンで宝箱から1個ずつ入手できる。 そのため、先に種だけ回収してから神獣を倒しに行くのも有効だ。 敵が強くなる曜日以外に攻略する 火の神獣「ザン・ビエル」とサラマンダーの日のように、敵の属性と曜日が一致していると、受けるダメージが上昇してしまう。 宿屋か夢見草で日付を調整してから攻略しよう。 神獣の一覧 ドラン 出現場所 討伐優先度 高 属性 月 弱点 なし 攻撃範囲が非常に広い神獣。 特に「叩きつける」はジャンプしないと回避できないので、仲間キャラがダメージを受けやすい。 弱点もなく倒しにくいため、最優先で倒しておきたい神獣だ。 ミスポルム 出現場所 討伐優先度 高 属性 木 弱点 風 ミスポルムは、本体の他にツタを使って攻撃してくる。 最初は1本だが、本体のHPが減るごとに最大4本まで増えるため、戦いが長引くほど不利になる。 本体のHPが少ない1〜4体目までに倒しておこう。 ダンガード 出現場所 討伐優先度 高 属性 風 弱点 土 ダンガードは戦場が非常に狭く、攻撃を避けにくい神獣だ。 さらに、高頻度で敵の青いゲージを削って行動を中断させる必要がある強敵だ。 早めに倒したいが、クラス2ではゲージを削りにくいため、最低でも操作キャラをクラス3にしてから倒しに行こう。 ライトゲイザー 出現場所 討伐優先度 中 属性 光 弱点 闇 ライトゲイザーは弱点が闇しかないため、倒しにくいボスだ。 また、青いゲージで大技の準備をしながらテレポートをしてしまうため、クラス3で解禁されるコンボを使わないとダウンさせにくい。 誰か1人をクラス3にしたあとに倒しに行こう。 ザンビエ 出現場所 討伐優先度 中 属性 火 弱点 土・水 自分の周囲に火球を複数纏わせている神獣。 近付こうとするだけでダメージを受けるので、HPを減らされやすい。 一方でザン・ビエの攻撃は避けやすいので、他の厄介な神獣を倒してから攻略しよう。 ランドアンバー 出現場所 討伐優先度 低 属性 土 弱点 風・火 ランドアンバーは両腕を破壊してからしか本体を攻撃できない神獣だ。 本体を攻撃できる時に大ダメージを与えられるよう、クラス3のキャラが増えてきた6〜7体目に攻略するのがおすすめだ。 フィーグムンド 出現場所 討伐優先度 低 属性 水 弱点 火 フィーグムンドは、フィールドに複数の氷柱を設置して大技を放ってくる。 氷柱はクラス3で解放されるコンボなら簡単に破壊できるため、味方全員をクラス3にしやすい後半に倒すのがおすすめだ。 ゼーブル・ファー 出現場所 デュラン、アンジェラ ケヴィン、シャルロット ホークアイ、リース 討伐優先度 - 属性 闇 弱点 光 ゼーブル・ファーは、闇の神獣で他の神獣7体を倒し、古の都ペタンで情報を集めると戦える。 選んだ主人公によって出現する場所が異なるが、戦い方は同じだ。 神獣の攻略.
次の本作は1995年に発売されたシリーズ3作目「聖剣伝説3」のリメイク作品であり、オリジナル版は美しいドット絵とシンプルかつ奥深いゲーム性や、選んだパーティの組み合わせによって異なる展開などが評価され、今なお根強いファンが多いと言われる。 かく言う筆者も小学生の頃にリアルタイムで「聖剣伝説3」にどハマりし、そこで描かれた強くて可憐なヒロインたちに心を奪われ、現在に至るまで性癖に大いなる影響を受けてきた。 待望のリメイク版となる本作では、グラフィックが3Dとなり、イベントシーンがフルボイスになるなど数々の変更がなされたが、結論から言えば、シリーズのファンならずとも十分に楽しめる正統派のリメイク作品に仕上がっている。 今回のレビューでは、オリジナルから変化があった部分だけでなく、変わらずに洗練された部分についても、「聖剣伝説」に魅入られたファンの一人として存分に語っていきたい。 なお、今回はSteam版でのデモプレイとなったが、プレイ時はPS4のコントローラーを使用した。 本文での操作ボタンの説明などはPS4に準じたものになっているため、その点はあらかじめご了承いただきたい。 マナの力を巡る若者たちの運命の交差に刮目せよ! 「聖剣伝説3」の最大の特徴といえば、6人のキャラクターから主人公1人と仲間2人を自由に選び、その組み合わせ次第で物語の展開が変わるところにある。 ストーリーの基本的な流れは、精霊の力を集めて8つの厄災の化身「神獣」を倒し、マナの力を利用して世界支配を目論む悪者たちから世界を救う、という実にシンプルなものだ。 しかし、選んだ主人公によってプロローグと終盤のダンジョン、対峙するラスボスが異なり、また道中のイベントなどもパーティーの組み合わせによって変化が起こる。 その化学反応が実に面白く、筆者もオリジナル版を何度となく周回してきた。 本作でもニューゲーム開始時に3人のキャラクターを選ぶところは変わらないが、見た目のかわいらしさはそのままに、頭身が大きくなって3Dになった主人公たちの姿に、時代の変化を感じて思わず目頭が熱くなってしまった……。 パーティーの組み合わせによって戦闘スタイルやイベントなども変わってくるため、どんな構成にするかは本作でも大きな悩みどころだ。 とはいえ、より美しく可憐さを増したアマゾネスの「リース」に目が釘付けとなった筆者に迷いはなかった。 最終的にリースを主人公に選び、仲間は回復役の「シャルロット」、そしてアタッカーの「デュラン」に決定。 リースは「聖剣伝説3」で最も人気があるキャラとも言われており、現在も様々な作品でコラボキャラとして登場している。 能力的にも攻守のバランスがよく、ステータス変化の特技も相まって補助役として優秀なため、我ながらレビューの主人公に選ぶにはベタすぎるのでは? と一瞬は思った。 だが、この可憐さ、チラリズム、そして何かを訴えかけてくる熱い眼差し(気のせい)に男として逆らえるだろうか!? いや、逆らえまい……!! というわけで、下心満載の理由で恐縮だが、ここからはリースを中心に語っていくことを何卒ご容赦いただきたい。 25年経っても見えそうで見えない丈のデザインといい、もう最高 さて、魔物を倒し、いつものように城周辺のパトロールを終えたリースだったが、砂の要塞ナバールの義賊「ナバール盗賊団」の襲撃を受け、国王である父を失い、愛する弟のエリオットが拉致されてしまう。 弟を取り戻すべく、廃墟と化した祖国を後に旅立つリース。 ショッキングなプロローグではあるが、本作では3Dになってより濃密に、そしてドラマチックに描かれており、たとえ展開を知っていても目が離せない。 リースに限らず、本作の主人公たち6名はいずれも何かしらの痛みを抱え、それを乗り越えるためにマナの女神のもとを目指す。 そんな彼らの運命が交差し、やがて世界を救う冒険へと発展していく様は、25年前のゲームとは思えないほどよくできており、未プレイの方にはぜひとも味わっていただきたい一作だ。 必殺技が躱せる……だと!? コペルニクス的転回を遂げた戦闘が楽しい! オリジナルの「聖剣伝説3」はジャンルこそ「アクションRPG」ではあったが、回避行動がとりづらく、ほとんどの魔法や必殺技は敵味方を問わず使用時に時間が止まり、基本的には確実に当たる仕様だった。 その点ではターン性のRPGに近く、アクション性はやや薄かったとも言える。 オリジナル版を未プレイの方はピンと来ないかもしれないが、「強力な必殺技を放ってくるザコ敵に対しては殺られる前に殺れ」、「ボス戦で攻撃に耐えきれないならレベルを上げるか魔法などでステータスを上下させろ」くらいしか対処法がなかったのに比べれば、必殺技を躱せることは正に目から鱗、コペルニクス的転回に等しい驚きなのだ!逆に言えば、プレーヤー側も攻撃する際は操作キャラの魔法や必殺技の範囲を把握し、敵の動きを見極めながら的確に当てに行く必要がある、ということ。 その操作感はオリジナル版と別物と言ってもいいくらいで、本作がよりアクションの楽しさを味わえる作品として生まれ変わったことが実感できる。 「クラスチェンジ」に留まらない、好みに合わせた育成の幅広さ 「聖剣伝説3」といえば「クラスチェンジ」と言っても過言ではなく、本作でもオリジナル版と同様に光と闇、2系統のどちらかへとクラスチェンジができ、能力や特技、外見も変化していく。 レベル18以上でクラス2、レベル38以上+専用アイテムでクラス3にチェンジできる仕様は変わらないが、オリジナル版に比べてレベルは上がりやすくなっており、専用アイテムも体感的に入手しやすくなっている。 特にクラス3は従来、終盤にならないとチェンジできず、下手したらクラス2のままクリア、という事態もあり得た。 しかし、今回のテストプレイでは物語後半の早い時点、神獣の1体目を倒す辺りでクラス3にチェンジできたキャラもいるため、かなり遊びやすくなっていると感じた。 また、本作ではクラスチェンジするとコンボ技のバリエーションが増え、特技だけでなく、クラスごとに固有の特性や覚えられる「アビリティ」も変わるなど、追加要素が盛りだくさん。 クリア後の要素として新たにクラス4の導入も公式から発表されているので、オリジナル版をプレイしたことのある方も、まっさらな気持ちでクラスチェンジを楽しめる(悩める?)はずだ。 運悪く専用アイテムが手に入らず、デュランだけがクラス2のままのパーティー。 これも「聖剣伝説3」あるある 前述のとおり、本作では新たに「アビリティ」の概念も導入されており、よりキャラクターの柔軟な育成が可能となっている。 オリジナル版では、レベルが上がった際に「力」や「守」などの任意のステータスを上げ、そのステータスが一定の値に達した時点で特技や魔法を覚える、という仕様だった。 本作では、各ステータスへの育成ポイントの割り振りが任意のタイミングで行なえるようになったほか、アビリティを入手して装備できるようになり、アビリティの組み合わせによってカスタマイズの幅が広がっている。 このアビリティの中でも、「リンクアビリティ」は習得したキャラ以外でも装備でき、パーティー内で共有できるという特徴がある。 たとえば、従来であれば回復役のシャルロットの「力」はあまり重要ではなかったが、本作では「力」を上げていくと敵への与ダメージをアップさせるリンクアビリティを覚える。 これを味方に装備させれば、シャルロット自身の力の強化だけでなく、味方の攻撃力の底上げも図れるので、「精神」を上げて魔法を覚えさせる以外の選択肢も出てくるわけだ。 さらに、NPCとの会話からリンクアビリティを入手することもあるので、どのキャラがアビリティを持っているのか探すのも楽しく、ゲームが進めば進むほど、カスタマイズが悩ましくなって、それが本作の育成に深みを持たせている。 オリジナルの魅力はそのままに、丁寧に再構築された一作 ここまで手放しで本作の良さを伝えてきたが、もちろん中には気になる点もある。 たとえば、オリジナル版では2Pのコントローラーで仲間キャラを操作する協力プレイが楽しめたが、本作は発売時点では1人プレイにしか対応していない。 その辺りは、オリジナル版を遊んだ方ほど賛否両論となるところだろう。 ただ、それでも今回のテストプレイを通じて感じたのは、25年の時を経て、小学生だったときの感動をいま再び味わうことができる喜びは、何物にも代えがたいということだ。 もし幸運にも、まだオリジナル版をプレイしたことがない方は、ぜひとも本作を手に取ってみていただきたい。 難易度も4段階まで選べ、アイテムも充実している本作なら、どんなパーティーでも最後まで駆け抜けられるはずだ。 そして、オリジナル版をプレイ済みの方には、「聖剣伝説3」の変わらない魅力と進化した部分を体感してほしい。 私たちが感じた楽しさ、面白さは決して思い出補正などではなく、今なお脈々と受け継がれていたのだと。
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