てんかん 発作 対処。 てんかんについて

てんかん発作の種類。けいれんや意識障害など種類は様々

てんかん 発作 対処

てんかん発作は、突然おこります。 それは、十分の何秒のこともあれば、数分のこともあります。 始まりは突然ですが、必ず自然に終わるのもてんかん発作の特徴です。 発作そのものが命にかかわることはほぼありません。 てんかんは、この発作を繰り返す病気です。 発作のたびに、不安と動揺を味わい、緊張や戸惑いを経験しながら、ようやく正しい介助にたどりつきます。 発作のある人は、いつ発作がおこるかわからないことへの不安と緊張の中で生活していることも覚えておきましょう。 あなたの周りにてんかんのある人がいたら、次のことをまず覚えてください。 気を落ち着かせ、冷静になりましょう• 騒ぎ立てないようにしましょう• すぐに救急車を呼ぶ必要はありません 介助を必要とする発作 大きなけいれん発作がおこったら、本人の安全を確保するために、次のことを行ってください。 火、水、高い場所、機械のそばなど、危険な物・場所の近くから遠ざける• 本人がけがをしないように気を配る(頭の下にクッションを入れる等)• 衣服の襟元をゆるめ、ベルトをはずす• 眼鏡、ヘアピンなどけがをする可能性のあるものをはずす けいれん発作がおさまったら、体を横に向けて(膝を曲げて肩をおこすと横に向けやすい)、呼吸がもとに戻るのを待ちます。 そして、意識が回復するまでそのまま静かに寝かせます。 食事中や食事直後に発作がおきると、嘔吐する場合があります。 この際は、吐いたものを誤って飲み込み、窒息することがあり危険ですので、体を横に向けることは重要です。 発作の介助(自動症).

次の

てんかん発作の種類とそれぞれの原因や症状の様子

てんかん 発作 対処

目の前の人が発作で突然倒れ、呼吸が止まり、顔色が土気色になっていくのを見ると最初はとても慌ててしまうかと思いますが、落ち着いて行動すれば大丈夫です。 けいれんが体の一部にとどまり、全身に拡がらないときは、本人の安全に気をつけて、そのまま様子を見ます。 また、全身にけいれんが起きた場合でも、普通は1分~数分で発作はおさまり、その後10~20分以内に意識が回復することが多いのでそのまま様子を見ていてかまいません。 ただ、けいれんが長時間にわたって止まらないときや意識が戻らないうちに再びけいれんが起きる場合などはすぐに治療を受けなければならないので、病院に連れて行きましょう。 関連ページ• 発作が起こったらやるべきこと• 危険な場所(道路、階段など)で倒れた場合は安全な場所に移動させる• 横にして、周囲の危険物を除き、けいれんによって体を打撲しないようにする• 呼吸しやすいように服のボタンを外し、ベルトをゆるめる• 時計があれば発作が起こった時刻を確認し、てんかんの様子を観察する 発作のとき・発作の後に注意することはなんですか てんかん発作の中で最も注意が必要なのが入浴中での発作です。 入浴時の対処• まずお湯から顔をあげ、呼吸が可能な状態にする• うまく顔があげられない時は迷わず浴槽の栓を抜き、排水する• 呼吸が止まっていたり、大量にお湯を飲んだりと、生命の危険があるときは浴槽の栓を抜くのと同時に救急車を呼ぶ 予防方法• お湯はなるべく少なめに張る• 浮き輪を用意する• 家庭や施設では必要な注意・監視をおこたらない• 長風呂はしない• 一人暮らしの場合はシャワーだけにするのがよい• お湯と水を別々に出す方式の蛇口は、熱湯を先に出したあとに発作が出たり、発作時に蛇口に体が当たって熱湯が出てしまったケースもあるので注意が必要です• 上と同じ理由で、風呂釜でお湯を沸かす方式(追いだき)の場合も注意が必要です 関連ページ• プール てんかん発作がある場合は監視が絶対に必要になります。 けいれんが起きた場合はまず体を支えて水面から顔を出すようにします。 けいれん中は水の中で体を支え、無理にプールから引き上げようとしないようにします。 けいれんがおさまったら、できれば意識を回復した後にゆっくり水から引き上げるか、自分で上がってもらうようにします。 もし、すでにおぼれている状態であればただちにプールから引き上げて救急車を呼んでください。 プールから上がるまでは必ず介助者がそばに付き、連絡などのためにその場から離れるときは違う人に介助を引き継ぎます。 また、プールサイドでの転倒にも注意が必要です。 転倒する発作の多い人は必ず腕を組んで移動するなどの注意が必要です。 関連ページ• 食事中.

次の

【医師監修】てんかん発作の対処、どうすればいい? 学校での子供の発作の対処法も紹介

てんかん 発作 対処

てんかんの発作への対処法は? てんかんは、発作が起きてからすぐに回復する人もいれば、回復するまでに何時間もかかるという人もいます。 発作を起こしている人を見かけたら、下記の手順に従い救護をしてあげてください。 ・交通量の激しい通りやキッチンなど、 怪我をする可能性のある場所から遠ざける ・地面や床に寝そべっている場合、頭を打つ衝撃を和らげるようなものを敷く ・襟やネクタイなどの 首周りをゆるめ、呼吸を楽にする ・痙攣が止まったら、身体の側面が下になるように向きを変える ・そばに付き添い、回復するまで落ち着いた口調で話しかける 発作の詳細な情報を記録しよう 発作が始まったときと終わったときの時間や、発作の間に何が起きたかをメモするようにしましょう。 てんかん患者本人や医師の診断時に役立つことがあります。 特に、 発作後にどのような状態になるのか(眠くなる、混乱する、攻撃的になるなど)にも注意しておくといいでしょう。 メモすべき具体的な項目は以下のとおりです。 ・ どこで発作が起きたか ・ 何をしていたか ・おかしな匂いや味がするなど 異常な感覚を訴えていなかったか ・興奮、不安、怒りなど、 感情の変化はあったか ・発作の具体的な症状(倒れた、眼球が上転した、頭を回したなど) ・発作は前触れなく突然起こったか ・意識を失ったか、または意識に変化はあったか ・皮膚の色は変化したか、体のどの部位が何色に変化したか ・身体のどこかに硬直や痙攣があったか、どの部位にみられたか ・呼吸に変化はあったか ・ブツブツつぶやいたり、うろうろしたりなどの行動を起こしたか ・発作はどれくらい続いたか ・失禁があったか ・舌を噛んだか ・発作後はどのような状態だったか てんかん発作が起きたら救急車を呼ぶべき? てんかんの場合、発作が起きるたびに病院へ行く必要はないので、必ずしも救急車を呼ぶ必要はありません。 しかし、以下に該当する場合は救急車を呼んでください。 ・その人が発作を起こすのが初めての場合 ・発作が5分以上続く場合 ・ 意識が完全に回復しない場合、または意識が回復することなく発作が続く場合 子供のてんかん発作、学校で対処するときは? 子供のてんかん患者が学校で発作を起こした場合、何より大切なのが落ち着いて対処することです。 詳しくは後述しますが、発作にはさまざまな種類があり、1回きりのものもあれば連続して起こるものもあります。 意識を失い、顔色が悪くなっていくので動揺してしまうかもしれませんが、発作は基本的に短時間でおさまるので、パニックにならず周囲を観察し、発作を起こした子供と周りの子供の安全確保に努めましょう。 発作のタイプや状況別の対処法は、以下の通りです。 倒れる発作 安全な場所に移動させ、机や椅子など周囲のものを遠くにやり、頭の下に柔らかいものを敷いて怪我をしないようにします。 子供がメガネやヘアピンなどをつけているときは、外してください。 なお、発作の種類によっては尿失禁を起こすこともあるので、下半身をタオルなどで覆ってあげる必要がある場合もあります。 倒れない発作 立ったまま体をけいれんさせたり、ぼんやりしたりといった倒れない発作の場合も、周囲の危険物を取り除き、様子を観察してください。 強く腕を掴んで制止しようとすると、抵抗してケガにつながる恐れがあるので、後ろから優しく静かに誘導することが大切です。 なるべく普段通りの静かな口調を心がけることで、発作を起こした子供も、周囲の子供も安心します。 食事中の発作 食事中に発作を起こすと、喉に手を突っ込んで食べ物を出そうとする方もいますが、飲み込む力が弱っている子供以外は、喉が食べ物に詰まることはほぼありません。 どちらかというと、 食器を倒して怪我をしたり、スープがかかって火傷したりするリスクの方が高いのでそちらに注意を向けましょう。 プールでの発作 水泳の授業中に発作が起きたら、 腕を抱えて頭部を引き上げ、鼻と口が水面から出るようにします。 全身を水から引き上げるのは、発作が落ち着いてからにしてください。 周囲の子供のケア 初めて発作を見た周囲の子供たちは、パニックになったり恐怖を感じたりすることがあります。 周囲の子供には「大丈夫だよ」と優しく声をかけ、発作は短時間で終わることを伝えましょう。 てんかんの発作の種類 てんかんの発作は大きく分けて、「部分発作」と「全般発作」の2つに分けられます。 しかし実際には、各タイプごとにさらに細かい発作が存在し、発作の種類はおよそ30以上ともいわれています。 部分発作とその症状 「部分発作」とは、脳の一部が興奮して起こるタイプの発作です。 てんかん患者の過半数に、この部分発作が起こるといわれています。 脳のどの位置で起きた発作かによって症状は異なります。 具体的な症状としては、以下のものが挙げられます。 ・ 意識に反して身体が動く 片方の手だけ動き始めるなど、体の一部のみが動き出したりします。 ・激しいデジャブや強烈な記憶が蘇る ・ 情緒不安定になる 突然、説明のしようがないほどの喜び、怒り、悲しみなどの感情に襲われることがあります。 ・めまい ・幻聴や幻覚 実際にはない音が聞こえたり、匂いがしたり、味がしたり、実際にないものが見えたりします。 ・ 自動症 自動症とは、まぶたや体をピクピクと動かしたり、歩きながら口を動かしたりなど奇妙な行動を繰り返す発作を意味します。 わざとやっているように見える複雑な動きも、意思に反して起こることがあります。 また、お皿を洗うなど、発作が起こる前に始めていたことを、非生産的な方法で繰り返すこともあります。 この自動症の発作は、基本的には1~2分程度で収まります。 これらの部分発作の症状は、ナルコレプシーや精神疾患と間違えられることもあります。 ほかの疾患とてんかんを区別するためには、多くの検査と慎重な観察が必要になります。 全般発作とその症状 全般発作とは、脳全体に異常な電気活動が広がって起こる発作で、意識がなくなったり、倒れたり、筋肉がひどく収縮を起こしたりするのが特徴です。 全般発作の中でも、細かい発作の種類は下記のように分けられます。 「欠神発作」 筋肉を少しピクピクさせながら(まったく起こらないこともある)、一点を集中して見つめる発作です。 「強直(きょうちょく)発作」 背中や脚、腕などの体の筋肉が硬直する発作です。 「間代(かんたい)発作」 身体の両側の筋肉で、繰り返し痙攣が起こります。 「ミオクロニー発作」 上半身や腕、脚が痙攣を起こしたり、ピクピク動いたりします。 「脱力発作」 筋肉の緊張が低下し、意思に反して倒れたり、がっくりとうなだれたりします。 「強直間代発作」 身体の硬直や手足の痙攣、意識を失うといった症状が組み合わさります。 てんかんの薬を飲み忘れたときの対処法は? てんかん発作を抑えるには薬を飲むことが重要ですが、もし 薬の飲み忘れに気づいたら、その時点ですぐに服用してください。 例えば1日2回服薬の場合、夜になってから朝の分の飲み忘れに気づいたら、朝の分の薬を服薬し、少し時間を空けて夜の分の薬を服薬しましょう。 1日1回服薬の場合も、前日飲み忘れた薬をきちんと飲むようにしてください。 【 の情報をもとに編集して作成 】 おわりに:てんかん発作が起きたら、慌てずに適切な対処を 一言で「てんかん」と言っても、発作の種類や具体的な症状はさまざまです。 もし身近なてんかん患者さんが発作を起こした際には、ご紹介した対処法を慌てずに実践してくださいね。

次の