ダイヤモンド プリンセス。 ダイヤモンド・プリンセス集団感染「日本を責めることはできない」クルーズ船検疫の第一人者語る(木村正人)

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」における新型コロナウイルス

ダイヤモンド プリンセス

プリンセス・クルーズが誇る日本生まれの大型客船です。 2004年に日本の三菱重工長崎造船所で建造された世界最大級客船で、地球環境に配慮した設計です。 高品質なサービス接客、実力派のシェフによる食事は味わい豊かで、イタリア料理サバティーニ等の有料レストランも充実しています。 全てのレストランで日本語メニューが用意されています。 満足度は総合的に高く、リピーター率はなんと50%以上を誇ります。 シニア世代や旅慣れた方へはもちろん、日本発着プランは初めての方へも特におすすめです。 お子様の乗船数に制限が設けられているので、プレミアム客船ならではの落ち着いた雰囲気の中で生活することが出来ます。 日本向けにカスタマイズした多彩な施設で快適なクルーズを実現いたします。 初めての方もリピーターの方も気軽に楽しめる!• 「クルーズ旅行は高いのでは?」とお思いの方も多いはず。 ベストワンクルーズでは「気軽に参加できる」クルーズ旅行をご提案します。 ダイヤモンド・プリンセスは日本で知名度高く、洗練され落ち着き有る世界最大級のプレミアムな客船です。 高品質なサービス接客、実力派のシェフによる食事は味わい豊かで、イタリア料理サバティーニ等の有料レストランも充実しています。 全てのレストランで日本語メニューが用意されています。 満足度は総合的に高く、リピーター率はなんと50%以上を誇ります。 お子様や家族旅行にもクルーズは魅力ギッシリ!• クルーズ旅行=大人の旅行ではありません。 まだ未就学のお子様がいても、子供向けのプログラムやキッズプレールームを利用したり出来ます。 子供用メニューが用意されているなど家族には「うれしい」がいっぱい。 食べ盛りのお子様がいても全食事付で無料だからお財布を気にせずにすむのも魅力です。 リラックスしている間に次の目的地へ• バスや飛行機の移動と異なり、クルーズの魅力は、乗船してしまえばあとは食事やリラックスしている間に船が次の目的地へと運んでくれます。 クルーズ旅行は大きい荷物をお部屋においたまま身軽に寄港地をお楽しみいただけ、効率よく複数の観光地を訪れることができます。 さらに、船内では美味しい料理の数々と多種多様なエンターテインメントが繰り広げられ、 はじめての方はもちろん、何度乗ってもお楽しみいただくことができます。 エンターテインメントや食事が無料• 乗船中のお食事・船内施設やショーやダンスレッスンといったエンターテインメントが旅行代金に含まれており、無料でお楽しみ頂けます。 朝食・昼食はビュッフェ形式、夕食は少し雰囲気を楽しんでおしゃれをしてコースディナーを楽しんだり、ティータイム、お夜食も食べ放題&お好きな時間にお召し上がりいただけます。 プールやジョギング、ダンスレッスンやショーなどのエンターテインメントも豊富にご用意しております。 日本人スタッフも多数乗船しておりますので、日本語サポートもお任せください。 万全のサポートで初めてのクルーズ旅行も安心!• 船内には日本人スタッフも多数乗船しております。 お困りごとやご相談なども、気軽にスタッフへお尋ねください。 また、医師と看護師も乗船しますのでお子様連れやシニアの旅行も安心です。 客室への往診サービスも24時間可能。 安心して船の旅をお楽しみいただけます。 内側キャビン• フロア面積:約16~17㎡• シャワー/電話/冷蔵庫/テレビ/アメニティーグッズ/ドライヤー/プリンセストートバッグ/スリッパ・湯沸しポット(日本発着クルーズのみ)/プリンセス・ラグジュアリー・ベット• オーシャンビュー• フロア面積:約17-19㎡• 海側窓付き/シャワー/電話/冷蔵庫/テレビ/アメニティーグッズ/ドライヤー/プリンセストートバッグ/スリッパ・湯沸しポット(日本発着クルーズのみ)/プリンセス・ラグジュアリー・ベット• 【おすすめ】 バルコニー• プライベート・バルコニー付き/シャワー/電話/冷蔵庫/テレビ/アメニティーグッズ/ドライヤー/プリンセストートバッグ/スリッパ・湯沸しポット(日本発着クルーズのみ)/プリンセス・ラグジュアリー・ベット• ジュニア・スイート• フロア面積:約33㎡• プライベート・バルコニー付き/リビング付き/シャワー(バスタブ付)/洗浄機能付きトイレ/上質タオル/上質マットレス・布団/ピローメニュー/ウェルカムワイン/電話/冷蔵庫/テレビ/アメニティーグッズ/ドライヤー/プリンセストートバッグ/スリッパ・湯沸しポット(日本発着クルーズのみ)/プリンセス・ラグジュアリー・ベット• スイート• フロア面積:約49~124㎡• プライベート・バルコニー付き/リビング付き(ソファベッドあり)/シャワー(バスタブ付)/洗浄機能付きトイレ/上質タオル/上質マットレス・布団/スリッパ/ウォークインクローゼット/電話/冷蔵庫/テレビ/アメニティーグッズ/ドライヤー/プリンセストートバッグ/湯沸しポット(日本発着クルーズのみ)/プリンセス・ラグジュアリー・ベット.

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ダイヤモンド・プリンセス号が世界に教えた新型コロナの特性

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「」も参照 2月3日夜にの沖に停泊した。 当該客船は2月1日にで検疫を受けていた 、しかし、船内で乗客の発熱が報告されていたことから、2月3日から2月4日にかけて船内で検疫官による健康診断が行われ、船内の有症状者と濃厚接触者からCOVID-19検査に必要な検体が採取された。 2月4日夜、運航会社のが乗客の下船を延期する旨を公表、加えて次回クルーズの運航中止を顧客に通知した。 ダイヤモンド・プリンセスには、56カ国の乗客2666人と1045人の乗務員、計3711人が船内に乗船していた。 香港・によると 53人の香港住民がいる。 6 うち1人は米国国籍を有する。 3 28 うち5人は中国香港国籍を有する。 11 1 3 1 2 3 2 1 4 1 2 4 1 3 2 2 2月5日、ダイヤモンド・プリンセス船内において10人の感染者が確認され、日本の(感染症法)に基づき、内の医療機関に全員搬送された。 また、同日午前7時から、クルーズ船に対して14日間の検疫が開始された。 これ以降、以下の通り2月11日を除く毎日、感染が確認されており、船内での感染者数は2月13日現在で218人となった。 防衛大臣の2月8日付ツイートによると、アメリカ政府から、船内に留まる方が感染拡大を防ぐための最善の方法であるというの判断に基づく申し出があり、日本はこの提案を受け入れたことが明らかとなっている。 がを派遣、長期化する船での生活に備えて、2月6日から乗客乗員へ向けた生活物資や医療などの支援活動を行っている。 2月10日、前日までに乗船者336人のうち感染者70人が確認されたことから、運航会社のプリンセス・クルーズがクルーズ費用の払い戻しを決定した。 厚生労働省は乗客乗員全員に対して下船する際のウイルス検査の実施を検討している。 14日間の隔離期間終了間際の2月14日頃から、各国がチャーター機の手配を開始し、16日現在、米国、イスラエル、台湾、香港、カナダなどが申し入れを行っている。 また、クルーズ船から下船する予定の乗客乗員らを19日未明からの開院前のに順次移送した。 同センターには計128人が搬送された。 2月18日、病院感染症内科の教授は DMAT の一員としてダイヤモンド・プリンセスに乗船した。 岩田は自身のチャンネルで船内で安全な場所と安全でない場所を区別できておらず、感染対策がほとんどなされていないと訴え、その日のうちに船外に出されたと主張した。 しかし、その翌朝「ご迷惑をおかけした方には心よりお詫び申し上げます」とツイートし、自ら動画を削除した。 2月19日までに船内3011人のウイルス検査が終了した。 の健康観察期間(14日間)を発熱等の症状がなく経過し、陰性と判定された乗客の下船が認められ 、2月19日から21日にかけてこれに該当する乗客が下船した。 下船後は専用で複数のまで移動し、それぞれなどで帰宅している。 は、船内で最初に感染者が確認され検疫が実施された5日以降、船内での感染が広がっていないと判断した。 厚生労働相は15日の記者会見で、「基本的にはそうした(感染防止措置をとる)前の段階で感染があり、発症したと我々は見ている」と述べ、検査で感染が確認された乗客はいずれも5日より前に感染したとの見解を示した。 一方、防止策が不十分で検疫実施による5日の室内待機以降も感染が続いていた可能性が(CDC)やなどにより指摘されている。 2月22日、船内で業務をしていた厚生労働省の職員のうち、発熱などの症状が無かった職員の多くは終わったあと、ウイルス検査を受けずに職場に復帰していたことが判明した が、同日一転して該当する職員41人の検査を実施した上で2週間の自宅勤務とする方針を明らかにした (翌日にはそれまで無症状で船内業務を継続していた職員1人の体調が悪くなり、感染が確認されている )。 また、ウイルス検査で陰性であったため、下船した970人の乗客乗員のうち、23人は下船に必要な検査を行っていなかったことも分かった。 同日、検査で陰性だったため下船した在住の女性の感染を確認(下船者で初の感染確認) 、さらに2月25日、同じく下船した在住の女性の感染が確認された (いずれも検査漏れのあった23人には含まれない )。 下船者の中からは26日以降も感染者が出ており、26日時点で45人に発熱などの症状があり 、29日までに計6人の感染が確認されている。 3月になると、7日までにさらに4人の下船者の感染が確認されている。 うち在住の男性は船内で感染が発覚後、東京都内の医療機関に一度入院していたが、2回の検査で陰性となり胸部レントゲン検査でも異常がみられなかったことから退院し、自宅のある秋田県に戻って再度検査を受けたところ再びウイルスの陽性反応が出て同県初の感染者確認となった。 航行日程と船内の常設診療所における発熱患者数 [ ] 下記は、クルーズ船の寄港先と発熱で船内の常設診療所を受診した患者数である。 日付 入港 出港 寄港地 発熱者数 備考 1月20日 - 17:00 横浜港 1 香港の80代男性が乗船 1月21日 1 1月22日 7:00 21:00 鹿児島 4 1月23日 2 1月24日 3 1月25日 7:00 23:59 4 同上男性が下船 1月26日 3 1月27日 7:00 16:00 チャンメイ 8 1月28日 8:00 18:00 ハロン湾 3 1月29日 7 1月30日 11 1月31日 7:00 17:00 5 2月1日 7:00 17:00 13 検疫 2月2日 12 2月3日 横浜港 7 濃厚接触者などの検体を採取。 2月4日 7 2月5日 7 感染者10人を確認 2月6日 4 船内の感染報告数 [ ] 712• 2月6日:10人の感染者が確認され、これにより検査結果が出た102人のうち合計20人の感染が確認された。 2月7日:検査結果が出た171人のうち、41人が感染。 2月8日:検査結果が出た6人のうち、3の感染を確認。 2月9日:検査結果が出た57人のうち、6人の感染を確認。 2月10日:検査結果が出た103人のうち、65人の感染を確認。 2月12日:検査結果が出た53人のうち、39人の感染を確認。 病院に搬送された確認感染者のうち、4人が重症である。 また、検疫を行っていた検疫官の男性1名も船内で感染したとみられる。 2月13日:検査結果が出た221人のうち、44人の感染を確認。 2月15日:検査結果が出た217人のうち、67人の感染を確認。 2月16日:検査結果が出た289人のうち、70人の感染を確認。 うち38人は無症状病原体保有者である。 2月17日:検査結果が出た504人のうち、99人の感染を確認。 うち70人は無症状病原体保有者である。 2月18日:検査結果が出た681人のうち、88人の感染を確認。 うち65人は無症状病原体保有者である。 2月19日:検査結果が出た607人のうち、79人の感染を確認。 うち68人は無症状病原体保有者である。 2月20日:日本国内の医療機関に入院中のクルーズ船感染者のうち、80代の男女2人の死亡が確認された。 クルーズ船の感染者が死亡したのは初めてである。 また、同日に検査結果が出た52人のうち、13人の感染を確認。 うち6人は無症状病原体保有者である。 2月23日:日本国内の医療機関に入院中のクルーズ船感染者のうち、80代の男性の死亡が確認された。 また、2月19日-21日の間に実施した検体採取の結果が出た831人のうち、57人の感染を確認。 うち52人は無症状病原体保有者である。 2月25日:日本国内の医療機関に入院中のクルーズ船感染者のうち、80代の乗船者1人の死亡が確認された。 2月26日:検査結果が出た167人のうち、14人の感染を確認。 うち12人は無症状病原体保有者である。 2月28日:日本国内の医療機関に入院中のクルーズ船感染者のうち、70代女性と1人の死亡が確認された。 3月2日:乗員である30代男性1人の感染を確認。 3月7日:日本国内の医療機関に入院中のクルーズ船感染者のうち、人男性1人の死亡が確認された(3月6日死亡)。 3月15日:15人の感染を確認。 うち7人は無症状病原体保有者である。 3月20日:日本国内の医療機関に入院中のクルーズ船感染者のうち、57歳人男性の死亡が確認された(3月19日死亡)。 3月23日:日本国内の医療機関に入院中のクルーズ船感染者のうち、70代日本人男性2人の死亡が確認された(3月22日死亡)。 3月30日:日本国内の医療機関に入院中のクルーズ船感染者のうち、60代香港人女性の死亡が確認された(3月28日死亡)。 乗客に対する各国の対応 [ ] チャーター機などで帰国した各国の乗船者に対して、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスは、さらに14日間の隔離措置を行う予定である。 韓国は、自国民以外の乗船者に関して、入国を拒否する方針を示した。 以下におけるチャーター機の派遣先はすべて羽田空港である。 - 2月16日にのチャーター機( )2機を派遣し、翌17日に328人を帰国させた。 本来は貨物専用機であるが、旅客機に近い設備を装備した上で乗客を搭乗させた。 - 2月19日、 ()のチャーター機1機(ボーイング777-200) を派遣し、2月21日にカナダ人の乗客255名 を帰国させた。 チャーター機はオンタリオ州のカナダ軍基地に向かい、300キロ離れた施設で乗客を2週間隔離する。 - 2月19日、大統領専用機として運用されているの を派遣し、韓国人6名と配偶者の日本人1名を帰国させた。 - 2月20日、のチャーター機1機(ボーイング747-400)を派遣し、オーストラリア人・ニュージーランド人の併せて174人 を帰国させた。 - 2月20日、のチャーター機を羽田空港に派遣し、香港からの乗客を帰国させた。 - 2月20日、チャーター機を派遣し、乗船していたイスラエル人15名のうち希望した11名を帰国させた。 - 2月20日、のを派遣し、希望した35名のイタリア人乗客を帰国させた。 この航空機にはウイルスの拡散防止装置が装備されていた。 - のチャーター機を派遣し、2月21日に台湾人の乗客を帰国させた。 - 2月21日、のチャーター機(ボーイング747-400) を派遣し、イギリス人乗客を帰国させた。 - 2月22日、のを派遣し、ロシア人乗客8名を帰国させた。 - 2月25日、のチャーター機2機を派遣し、445人を帰国させた。 - 3月1日、のチャーター機1機()を派遣し、69人を帰国させた。 各国メディアによる報道 [ ] ダイヤモンド・プリンセスの乗客の出身国のマスメディア等は、日本政府の対応について批判的報道を行った。 :「隔離計画にしくじって、中国本土以外で最大の感染拡大を引き起こした」(2月18日)• :「(ダイヤモンド・プリンセスは)感染で煮え立っている鍋だ」と語る専門家の言葉を紹介(2月18日)• :「2週間も船内に大勢を押し込めた日本政府の方針に、日本国外の専門家からは疑問の声が上がっている」(2月17日)• :「(日本が)世界で最も危険な場所の一つになりつつある」(2月19日)• :「選択肢は限られていた分、日本政府はもっと迅速に行動しなければならなかった」 一方では「船内の人々の間で感染を防ぐには不十分だったかもしれない」と指摘し、「隔離のための日本政府の途方もない努力を称賛する」と評価した。 また の ()は「船は巡航途中で感染が蔓延していた」、「のイギリス、所有法人の国籍であるアメリカは何もしなかった」、「日本政府は乗客のウイルス検査と管理対策の実施に最善を尽くした」と評価した。 グランド・プリンセス船内における集団感染 [ ] 2020年2月11日にの・がのを出発し、2月21日までにサンフランシスコ - ・ - サンフランシスコのクルーズに運航した。 その後、当該船舶は再びサンフランシスコを出航し、サンフランシスコ - 間のクルーズに運航した。 グランド・プリンセスには乗客乗員合わせて約3500人が乗船していた。 21人の感染者が発覚した時点で、当該船舶はハワイからサンフランシスコへ回航中であったが、既に米国当局により寄港を拒否されたため、の沖合を巡航していた。 なお、運航会社はダイヤモンド・プリンセスと同じである。 2月11日-21日のクルーズに乗船したカリフォルニア州在住の1人と同州在住の1人は3月初めに感染が確定され、うちプレイサー郡在住の71歳男性は3月4日に死亡した。 ほかにエンセナーダで下船後、飛行機でに帰った1人 、在住の60代夫婦 など、多くの下船客の感染が確認された。 なお、メキシコクルーズの乗客のうち、62人はハワイクルーズにも参加していた。 3月5日、乗船客の情報によると、一部の検査キットは午前11時頃、のによって船内に運ばれた。 約100人に対する一次検査の結果、21人の乗客乗員に新型コロナウイルスの陽性反応が出た。 3月9日、カリフォルニア州北部の港に入港し、乗客約2,400人全員の下船が開始された。 下船した乗客のうち治療が不要なアメリカ在住者は同国内各所の基地に分散移送して14日間の隔離措置を実施、また外国人数百人についてはそれぞれの国に送還され、残る約1100人の乗員については船内に待機したまま別の港に向かい隔離措置を実施する見込みとなっている。 国連海洋法 [ ] において船籍国が公海上の主権・保護等を担うと定められており、運航会社の判断等が尊重されることから、クルーズ船内での感染予防措置やウイルス検査等が複雑化した。 その他のクルーズ船舶 [ ] ダイヤモンド・プリンセス船内でのCOVID-19陽性確認後は、各国でクルーズ船の寄港への危機対策が強まった。 台湾、日本、韓国、フィリピン、ベトナムなどの国は2020年2月6日以降、クルーズ船の寄港を順次禁止した。 運航各社も運航の見直しを行い、米国のが一部運航を中止、のや米国のが上海発着を取りやめるなどの対策を講じた。 感染が確認された船舶 [ ] ワールド・ドリーム [ ] 「」も参照 3月11日、人乗客1人はので感染が確認されたため、当該船舶はレシフェに停泊していた。 シルバー・エクスプローラ [ ] 3月11日、83歳のイギリス人乗客1人は感染が確認されたため、当該船舶はのに停泊していた。 コスタ・マジカ [ ] 3月12日、で下船した2人の感染が確認されたため、、、、に停泊を拒否された。 3月26日、当該船舶はマイアミ沖に停泊し、米国沿岸警備隊によって感染者が運び出された後、全員は船内で待機。 コスタ・ファボローザ [ ] 3月中旬、で下船した6人の感染が確認された。 3月26日、当該船舶はマイアミ沖に停泊し、米国沿岸警備隊によって感染者が運び出された後、全員は船内で待機。 ルビー・プリンセス [ ] 3月19日、・シドニーの港に到着。 到着時、インフルエンザ様症状の乗客・乗員13人が検査を受け、結果が出る前に2700人が下船、上陸した。 到着時点の検査で4人が陽性と判明、さらに下船した乗客にも感染しており通算162人が陽性と判明し、3月31日時点で計5人が死亡した。 この事態を受けて、他の3隻のクルーズ船は西海岸のへの入港を許可されず、上陸客はパースから20km沖にある孤島に収容し検疫、外国人客はパースから空路で帰国予定。 コスタ・ビクトリア [ ] 「」も参照 3月下旬、乗客の女性1人が検査で陽性反応を示したため、で入院。 3月24日、当該船舶はイタリアのに到着し、726名の乗客と776名の乗組員が下船した後、感染者と接触した人たちは即座で隔離され、他の人は近所のに移送された後、各自の出身国に送還する予定であった。 MSザーンダム [ ] 3月27日、チリからへ航行する途中、約150人の乗客がインフルのような症状を呈した。 の通行許可を待っている間に4人の乗客は死亡、2人は感染が確認された。 28日、当該船舶はパナマ運河を通過し 、さらに一部の乗客をに移したが 、フォートローダーデールの市長は既に2隻の停泊を「歓迎しない」と表明した。 グレッグ・モティマー [ ] 2020年4月、小型探検クルーズ船「」で乗客217人のうち128人の感染が確認された。 同船は南米周遊クルーズに就航していた。 コスタ・アトランチカ [ ] 2020年4月〜5月、日本の香焼工場に停泊中のの乗組員623人のうち 、149人の感染が確認された。 感染が確認されなかった船舶 [ ]• 2月7日よりタイ中部ので停泊中。 運航会社は米国のシーボーンクルーズライン。 2月8日より台湾のに停泊した。 発熱の人や中国渡航歴のある人への検疫を終えた後、同日の夜に中国国籍の乗員らを除く乗客全員を下船させた。 1月27日より船内に乗客がおらず、2月9日-10日はに停泊し、12日よりに停泊中。 乗務員約1200人は全員検疫を済ませており、異常がない。 当初、台湾に入港予定だったが、台湾当局が全てのクルーズ船の寄港を禁止したため、2月13日に長崎港に入港した。 厚生労働省によると、感染が疑われる乗客乗員はおらず、乗客らは下船し、長崎市内を観光した。 同船は14日午後に長崎を離れ、と横浜港に向かう予定である。 運航会社は日本クルーズ客船。 2月初頭には韓国付近の上で巡航していた。 この船は1月25日に中国・に入港したことがあり、計3706人の乗船客のうち、インフルエンザのような症状が出た17人と湖北省在住者146人に対する検疫が行われた。 この163人の陰性反応が確認された後、全ての乗客は下船した。 3月3日、船内で2人のドイツ人乗船客は感染者と接触したことがあると分かったため、ので検疫を実施。 検査の結果、2人は陰性である。 1月20日、約6000人の乗客を載せた当該船舶に54歳の女性は発熱があったため、イタリアので検疫を実施。 翌日、この女性とその夫の検査結果が陰性であったため、全員は下船。 14日以内にに停泊したことがあるため、・・当局によって寄港拒否されたが、3月1日にようやくに停泊できた。 は船内に感染者がいないと発表したが、乗客たちは下船した際に地元住民に、激しい抵抗にあった。 イタリア人約60人を乗せたこの船舶は2月末にシンガポールを出発し、、レムチャバン、シアヌークビルに停泊した後、3月3日に再びシンガポールに戻り、5日にに着いたが、次の寄港予定地であるとに寄港拒否されたので、3月10日現在はシンガポールを目指して回航中。 南米を周遊中、ブラジル・リオデジャネイロへの寄港を拒否されたため、4月5日に米国マイアミ州を目指し回航中。 内国船舶における事態 [ ] エジプトのナイル川遊覧船 [ ] 「」も参照 2020年1月18日、のある個人タクシー組合支部の従業員や家族など80人が都内ので新年会を開催した。 この屋形船には船の従業員も合わせると約100人が乗っていた。 風雨のため屋形船の窓は全て閉め切られていた。 70代の運転手が1月29日に発症、肺炎が判明し2月6日に入院、2月13日にと診断された。 同日にはこの運転手の母親が死亡し、同ウイルスへの感染が判明した。 この運転手の他に新年会へ参加した1名、ほか屋形船の従業員2名も同ウイルスへの感染が判明した。 感染が判明した従業員は先立つ1月15日に中国人約60名の団体客を同社の屋形船で対応していたという。 同じ従業員が1月18日のタクシー組合の新年会においても対応していた。 従業員からの伝聞では15日の団体客はからであったと言い、その団体の関係者に連絡を取ったが否定的回答がありその後の状況は把握できていない。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 重複計算訂正 出典 [ ]• Diamond Online. 2020年6月5日閲覧。 日本経済新聞、2020年7月16日閲覧。 国立感染症研究所 2020年2月19日. 2020年3月5日閲覧。 福井新聞ONLINE 2020年2月3日. 2020年2月4日閲覧。 朝日新聞デジタル 2020年2月3日. 2020年2月4日閲覧。 FUNECO 2020年2月4日. 2020年3月5日閲覧。 厚生労働者資料、2月20日時点。 2020年3月8日閲覧。 立場新聞. 2020年2月19日. www. mhlw. jp 2020年2月5日. 2020年2月5日閲覧。 東京新聞 TOKYO Web 2020年2月5日. 2020年2月10日閲覧。 「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船中の米国人に関しては、米国政府から日本政府の対応ぶりに謝意が表明されるとともに、14日間の検疫期間を船上で過ごすことがウイルス感染の拡大を防ぐ最良の方法であるとの米衛生当局の判断に基づき、早期に下船・出国させる考えはないとの説明を受けています。 毎日新聞 2020年2月10日. 2020年3月5日閲覧。 東京新聞 TOKYO Web 2020年2月10日. 2020年2月12日閲覧。 2020年3月17日閲覧。 共同通信(2020年2月18日作成). 2020年2月18日閲覧。 2020年3月9日. 2020年3月17日閲覧。 2020年2月19日閲覧。 神戸新聞NEXT. 2020年2月19日. 2020年2月19日閲覧。 厚生労働省、報道発表資料 2020年2月18日. 2020年2月20日閲覧。 BBC NEWS JAPAN 2020年2月9日. 2020年2月19日閲覧。 神奈川新聞〈カナロコ〉 2020年2月19日. 2020年2月29日閲覧。 毎日新聞 2020年2月20日. 2020年2月20日閲覧。 朝日新聞デジタル 2020年2月19日. 2020年2月20日閲覧。 SciencePortal 2020年2月20日. 2020年2月29日閲覧。 日本放送協会 2020年2月22日. 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入港拒否の英クルーズ船はキューバが受け入れ [ロンドン発]乗員乗客5人の新型コロナウイルス感染が確認され、入港拒否に遭っていた西カリブ海・中米クルーズ船「ブレーマー」(乗客682人、乗員381人)はキューバで受け入れてもらえることになり、18日に民間機でイギリスに退避できる見通しになりました。 乗客の1人で、ロンドンを拠点に世界的に活躍するピアニスト、平井元喜(ひらい・もとき)さん(47)のフェイスブックを見ると、船内では大歓声と拍手が沸き起こったそうです。 3月11日乗員乗客5人の陽性が確認された後、バルバドスと旗国バハマで入港を拒否されました。 イギリス人は667人。 英メディアによると、乗員乗客43人がインフルエンザ様の症状を示し、隔離されているそうです。 キューバが受け入れていなかったら最大10日もかけ大西洋を横断し英南部サウサンプトン港を目指さなければならなかったでしょう。 新型コロナウイルスによる肺炎が重症化する場合、発症から平均して11日間で酸素吸入が必要になるので、大西洋横断は高齢の乗客にとって非常に大きな危険を伴います。 キューバ経由で空路イギリスに帰国できることになり、船内放送は陽性者5人の容体は回復し、みな元気だと説明。 船内ホールではダンスパーティーが開かれています。 英クルーズ会社は乗客に不安を与えないことを最優先にしていることがうかがえます。 「ダイヤモンド・プリンセス」でクラスターは起きたのか 一方、集団感染したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。 60歳以上の乗客が2165人、また日本人が1341人も乗船していたことから横浜港への入港を認めざるを得ませんでした。 もし英国船籍であることを理由に入港を拒否していたら人道上の問題に発展していたかもしれません。 香港で下船した男性の感染が判明したのは2月1日。 「ダイヤモンド・プリンセス」が那覇に寄港し、上陸を許可する「仮検疫済証」を発行した後でした。 米クルーズ会社の首席医務官に感染を知らせる緊急メールが届き、香港の学生もソーシャルメディアで話題にしています。 2月2日、香港政府の疫学者もクルーズ会社に「船の完全な浄化と消毒を助言する」と伝えましたが、船内ではさよならパーティーが開催されました。 下は米紙ニューヨーク・タイムズに掲載された写真です。 米紙ニューヨーク・タイムズのサイトより 2月3日に横浜港で臨船検疫が開始。 検査した乗員乗客31人中10人の感染が5日判明、14日間の検疫始まり、全乗客の客室待機など感染予防が徹底されます。 米内科学会(ACP)の雑誌に掲載された論文によると、新型コロナウイルスの潜伏期間(中央値)は推定5. 国立感染症研究所の概況報告。 青色が乗客、オレンジ色が乗員 国立感染症研究所の報告では2月7日の発症者が最も多く、潜伏期間から逆算すると2月2日にクラスター(感染者の集団)が発生したと推測できます。 さよならパーティーでクラスターが発生、事実上の検疫が始まった3日以降も船内でじわりじわりと感染が広がったとみるのが妥当でしょう。 「陽性者と濃厚接触者を下船させよ」 クルーズ船の検疫を20年にわたって研究するギリシャのテッサリア大学、クリストス・ハジクリストドゥルウ教授は3日にクルーズ船の新型コロナウイルス検疫ガイドラインを発表。 PCR検査の陽性者と濃厚接触者は下船させ、陸上で検疫を行うよう勧告しています。 ハジクリストドゥルウ教授らが作った新型コロナ対策のガイドライン(筆者作成) このガイドラインに基づくと陽性者と濃厚接触者計273人の検疫は陸上で行う必要がありました。 同教授は仏リヨンの世界保健機関(WHO)事務所に連絡を取り、専門家グループをつくって助言のため乗船することを申し出ましたが、拒否されたそうです。 詳しい経緯は分かりません。 ハジクリストドゥルウ教授に尋ねてみました。 陸上施設で多数の乗客や旅行者を検疫する難しさは分かる。 新ガイドラインは新型コロナウイルスの感染が疑われる症例の検査結果が陽性であった場合、陽性者と濃厚接触者を下船させて検疫することを勧めている」 「WHOも船上で新型コロナウイルス感染症が発生した場合、同じ方法をとるよう勧めている。 クルーズ船の狭い空間の半密閉環境は適切な検疫施設にならない。 決定はその場で行われ、当局が参考にする過去の経験、例、教訓もなかった」 「クルーズ船では多くの人が同じ食料源を共有し、同じ給水から飲み、同じ空気を吸う。 2人以上が客室や居住空間を共有し、誰かが濃厚接触者であれば、同室者にウイルスを感染させる恐れがある。 さらに乗員は同じ場所に住んでいる」 「船に乗る旅行者を保護するため、他の健康対策(感染者や濃厚接触者を検出する乗員の意識向上、手洗いや咳エチケットなど個人衛生対策のガイダンス、適切な洗浄および消毒対策など)を実施できる。 と同時に乗員を守り、航海の継続を可能にし国際交通への不要な干渉を避ける」 イタリアの病院では十分な防護をしているはずの医療従事者が感染するケースが相次いでいます。 新型コロナウイルスの感染経路にはまだまだ分からないところが残されています。 筆者は結局、ハジクリストドゥルウ教授の新ガイドラインでも十分ではなく、米カリフォルニア州オークランド港に入港した「グランド・プリンセス」のようにまず乗客全員を即座に下船させ、それぞれの国で14日間の検疫をしてもらうしかなかったのではと考えます。 PCR検査で陽性者激増 「ダイヤモンド・プリンセス」の場合、半分近い感染者は無症状病原体保有者。 これをあぶり出すためにはPCR検査を何度か実施しなければなりません。 本当は陽性者であっても偽陰性が出ることがあり、漏れが出てしまうからです。 感染者が激増したように見えたのは全員のPCR検査を実施したからです。 それで検疫の失敗で感染者が膨れ上がったように見え、感染症のプロである岩田健太郎神戸大学教授が18日船内に入り、ユーチューブで「悲惨な状態で心の底から恐いと思った」と告発したことが決定打になりました。 米疾病予防管理センター(CDC)の調査では感染が確認された乗客は1月22、23日に症状がみられ、乗員に感染。 2月2日に給食係の乗員が発熱。 配膳室や乗員室を通じて接触感染や飛沫(ひまつ)感染によるクラスターが起きたとみられています。 感染者20人(2月9日までに判明分)のうち15~16人が同じ配膳室で働き、彼らの乗員室は同じ階にありました。 乗員7人は検疫開始後わずか3日後には発症しているため、感染はその前から始まっていたとみられます。 CDCは最初の感染者が見つかったら即座に疫学調査を実施することと勧告しています。 乗員から乗客への感染が検疫開始後に配膳などを通じてどれだけ広がっていたかは今後の調査を待たなければ分かりません。 確かに戦艦大和より巨大な「ダイヤモンド・プリンセス」の検疫は厚生労働省の役人の手に負えませんでした。 しかし「ブレーマー」でも感染確認後も船内でダンスパーティーが行われたのは新型コロナウイルスの怖さが十分にクルーズ会社や乗員に浸透していないからでしょう。 外国人乗客の入院費は日本政府持ち 日本の対応は人道的ではなかったのでしょうか。 陽性者は直ちに下船させ、入院させています。 英インペリアル・カレッジ・ロンドンMRCセンターの報告書では発症から平均5. 41日で呼吸器症状、5. 76日で入院、5. 88日で肺炎の症状が現れます。 「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客に届かなかった崎陽軒シウマイ弁当の差し入れ4000食の写真を撮影してSNSにアップし日本でも有名になったイギリス人乗客デービッド・アベルさん夫妻は2月18日に陽性反応が出たため下船してホステルに移動、20日に入院しました。 最初は英語が通じず陽性か陰性か混乱しましたが、3月7日に妻が回復。 3月14日に2人そろって退院し、イギリスに帰国しました。 回復までの医療費は日本政府が全額負担。 アベルさんはユーチューブで経過を報告。 肺炎と診断された2人の症状はほとんど見られませんでした。 筆者の妻はスイスでスキーをしていて転倒、骨盤3カ所にヒビが入り、CTスキャンを撮影して3日間入院しただけで、お代は何と150万円でした。 それが世界の医療の現実です。 死者を8人も出してしまいましたが、日本政府は最後まで乗員乗客をケアしています。 もっと致死率の高い新興感染症が現れた時に備えて検疫ガイドラインを迅速に更新しなければならないのは言うまでもありません。 前例のない巨大クルーズ船での検疫に不備があったと日本だけを責めるのは少し酷ではないでしょうか。 「ダイヤモンド・プリンセス」集団感染が浮き彫りになった後、厚労省は2月25日、北海道大の西浦博教授や東北大の押谷仁教授らを巻き込んで新型コロナウイルスクラスター対策班を設置しました。 日本の新型コロナウイルス感染症対策はクラスターが鍵です。 クラスターの発生を抑え込めば基本再生産数を1より小さくして、新型コロナウイルスの流行を制御できるかもしれません。 (おわり).

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