一難去ってまた一難 プリキュア。 振り戻しと気づき。|2020.5.22 日記|あ|note

”DANZEN! ふたりはプリキュア(Ver. Max Heart)” by 影山 一郎

一難去ってまた一難 プリキュア

[chapter:「3年Z組~ 銀八先生~!!」] 銀八「あ~ちょっとお前等、教科書閉じろ~」 銀八のやる気のない声が3-Z教室に響く 新八「一体何ですか? 先生」 銀八「今から大反省会を開きたいと思います」 新八「先生、僕達何も悪い事をしてないのに、反省会を開く意味がわかりません」 六花「そうよ! どうして反省会を開く必要があるの!?」 新八と六花が口々に文句を言う。 そしてそれに呼応するかのように、他の生徒達も文句を言い始め、教室は騒がしくなる。 が、生徒達に対して銀八は吠える 銀八「うるせえぇぇぇぇぇぇぇ!! いちいち理由がねーと納得できねーのかお前らは! その調子で会社に入っても上司にネチネチ理由を問い詰めるのか? 馬鹿かテメー等は。 社会ではなァ、上に言われたら文句言わず素直に従わなきゃいけねーんだよ。 とりあえずテメーらにとりあえず一言言っておくわ! ggrks!!」 新八「生徒の事平気で馬鹿とかカス呼ばわりしたよこの教師…」 新八は呆れて言う。 六花「しかも、検索したって絶対出てこないよね、この反省会の理由…」 銀八「何だテメー等は… 検索するのも面倒だってのか? だったら理由を言ってやるよ。 理由はだな…」 新八「理由は?」 銀八「さっきの17話とこの18話で大体一区切りするから、みんなにこれまでの反省をして欲しいって、作者が思いついたらしいぞ」 新八「意味わかんねーよ! 大体反省しなきゃいけねーよーな事してねーし!!」 六花「そうよ! 横暴だわ!!」 生徒達も怒りながら口々に文句を言う。 それを見た銀八は生徒達に言う。 銀八「オメー等は俺のさっきの話しを聞いてなかったのか? 上に言われたら素直に従うしかねーんだよ」 新八「てか、さっきから思ってたんですけど、アンタ素直に上の言う事に従ってましたっけ?」 銀八「あ? 俺はいいんだよ。 上がいねーから」 六花「いや、校長先生とか教頭先生とかが居るわよ!!」 銀八「え? アイツら俺より上だったっけ? 知らんかったわ」 新八「上司が誰かもわからないとか、とてつもないダメ教師ですね、この人…」 銀八「とにかく決まった以上やるしかねーんだから、今回は反省会をするぞ。 お前等、この18話の最後まで懺悔する内容考えて来いよ」 新八「今すぐやる訳じゃないのか…」 銀八「当たりめーだろ。 自分を悔いるにはそれなりの時間が必要だからな あと、個人的に反省してもらいたい奴には俺からバシバシ発問するからよろしく」 六花「何よソレ!?」 銀八「はい、てなわけで次のページから第18話を始めるぞ~ お前等、教科書用意しろ~」 新八「え!? ちょ… ちょっと!?」 生徒たちは戸惑うが、銀八は問答無用で第18話のストーリーを開始させるのであった。 [newpage] [chapter:第十八訓「一難去ってまた一難」] 銀時「う~ん?」 銀時は目を覚ます。 真っ白な見知らぬ天井が目に入る。 れいか「気が付かれましたか?」 銀時「れいか?」 神楽「私達も居るアルよ」 神楽にそう言われ、銀時は辺りを見回す。 自分の病室にはプリキュアの5人と土方、神楽の姿があった。 銀時「ここは一体どこだ?」 土方「幕府の特別病院だよ」 銀時「幕府の病院? 何で俺はンなとこに?」 やよい「覚えてないの? 銀さんは桂さんのマンションの屋上で気絶したんだよ!」 銀時「そういえば… そうだったな。 何で気絶なんかしたんだっけ?」 れいか「ジョーカーの攻撃を受けて、全身傷だらけになっていましたから…」 銀時「あ、そう言われてみれば…」 あかね「傷受けた事すら忘れとったんかアンタは…」 銀時「そんだけ切羽つまってたって事じゃね?」 なお「そんな、他人事みたいに…」 銀時「つーか、思い出したら傷が妙に痛くなってきたような… グッ…」 銀時は傷の痛みに顔をしかめる。 みゆき「わわわ! 大丈夫!?」 みゆきは慌てる。 銀時「ああ、別に大丈夫だつーの、このくらい」 神楽「そうアル! 唾でもつけときゃ治るネ!!」 なお「いや、さすがにそれは無理でしょ!!」 やよい「むしろバイキンが入るって聞いたことあるけど…」 みゆき「ええ!? そうなの!? 知らなかったよ…」 あかね「唾の中にもたくさ~んバイキンがおるからな…」 神楽「そうだったアルか! 参考になるアル!!」 そうして神楽とプリキュア達は話し始める。 キャンディ「キャンディもお話にまぜるクル!!」 キャンディも飛び出し、より騒がしくなる。 れいか「皆さん、けが人の前ですからお静かに…」 れいかが神楽達を注意する。 銀時「そこまで気にならねーよ あんまり気を遣うなって」 だが、銀時のその言葉にれいかは悲しそうな表情をした。 銀時「?」 銀時はれいかの表情が気になった。 [newpage] れいかのその表情に場が微妙な空気になったので、気を遣ってなおが話題を変える。 なお「あ、銀さん喉乾いてない? 私が買ってきてあげるよ」 銀時「お、サンキューな、なおちゃん」 なお「何飲むの?」 やよい「なおちゃんったら、銀さんときたらアレでしょ!!」 なお「アレ?」 やよい「いちご牛乳だよ! いちご牛乳!!」 土方「さすが銀魂大好きって言うだけあるな… 万事屋の野郎の好きな物まで覚えてるとは…」 みゆき「やよいちゃんすご~い!!」 みゆきは拍手する。 やよい「えっへん!!」 やよいは得意げになる。 あかね「何で会社の名前まで覚えてるん!? 何やねんそのいちご牛乳への飽くなき探求心!?」 みゆき「筋金入りだね…」 みゆきは苦笑いする。 神楽「そうと決まったら、行くアルよ!!」 神楽は土方とあかねの手を持って、走りだす。 あかね「うおぉぉぉぉぉ!?」 あかねは神楽に引っ張られ、驚きの声を上げる。 土方「何で俺まで!?」 土方は文句を言う みゆき・やよい「「あ、待ってよ神楽ちゃん!!」」 やよいとみゆきも神楽の後を追う。 なお「待ってよみんな!!」 なおもみんなを追いかけようとするが、れいかが一緒に行こうとしない事に気づく。 なお「れいか、行かないの?」 れいか「一人くらい銀さんを見る人が必要だから、私はここに残るわ、なお。 」 なお「そう? わかった」 神楽「なお、早くしないとおいてくアルよ!!」 遠くから神楽のせかす声が聞こえる。 なお「ちょっと、待ってよ!!」 なおは神楽達を追いかけていった。 [newpage] 病室には銀時とれいかだけが残される。 れいか「…」 れいかは銀時を見ながら、悲しそうな表情をする。 銀時(やっべえぇぇぇぇぇぇ!? 何コレ超気マズイんですけど!? なんで一言も喋らねーんだれいかの奴!? どうしたらいいのコレ? どうしたらいいんだコレエェェェェェ!?) 銀時は頭の中で目まぐるしく考える。 銀時(とにかく、この空気を壊さねーと気マズくておかしくなりそうだ… 何か話さねーと…) 銀時はそう思い、慎重に言葉を選ぶ。 が、そうしてる間にれいかの方から話しかけてきた。 れいか「銀さん…」 銀時は一瞬ビクッっとなるが、それを悟られないようにゆっくり口を開く 銀時「何だよ、れいか…」 れいか「…本当にお体の方は大丈夫ですか?」 銀時「あ、ああ。 命に別状はねーよ」 れいか「そうですか…」 れいかはそれだけ言うと、また悲しそうな表情をしながら黙り込む。 さすがに銀時は気を遣って声をかける。 銀時「おい、どうしたよ、一体…」 れいか「いえ、私のせいで銀さんにこんな深手を負わせて… なんと謝ったらいいのか…」 れいかは目に涙をためながら言う。 銀時(アレ? これちょっと不味くね? どうしたらいいのコレ?) 銀時は頭の中で悩む。 銀時(まあ、言える事だけは言っとくか…) 銀時は決心し、話し始めた。 [newpage] 銀時「…謝る必要なんかねーよ」 れいか「銀さん?」 銀時「俺が勝手に首つっこんで勝手に怪我しただけだってーの。 お前が責任を感じる必要はねーよ」 れいか「ですが…」 銀時「大体、俺が無事だったのは、お前が護ってくれたおかげだろーが そうでなかったら今頃、俺は死んでるっての」 れいか「…護ってもらったのは私の方です。 」 銀時「?」 れいか「あなたの言葉がなかったら、私は悩み苦しんだまま、ジョーカーに殺されていたでしょうから…」 銀時「そうかい。 俺もお前の事、護れてよかったよ…」 銀時はれいかの頭をポンポンと撫でる。 れいか「銀さん?」 銀時「わりぃ、つい嬉しくてな」 銀時は微笑む が、その時。 神楽「オイ、銀ちゃん、れいかに何してるアルか?」 神楽が病室に入ってきた。 れいか「か、神楽さん?」 銀時「お前、いちご牛乳を買いに行ったハズじゃ…」 神楽「財布忘れたから取りに来たアル。 それより、れいかにちょっかいかけてたアルか? 流石アルな銀ちゃんは…」 神楽は腕をバキバキ鳴らしながら銀時に近づく。 銀時「え~と、神楽さん? 何で怒ってるの? 俺は頭撫でただけで…」 銀時は冷や汗を流す。 神楽「無垢な乙女に手を出すとはいい度胸ネ! 死ねエェェェェェ! 女の敵イィィィィィ!!」 神楽は飛び蹴りを銀時にかます。 銀時「ぶべらっ!!」 銀時は飛び蹴りを食らい、再び気絶した。 神楽「あ、気が付いたアル」 れいか「だ、大丈夫ですか?」 銀時「あ、ああ。 てか、みんな帰って来てたのか」 銀時があたりを見回すと、神楽やプリキュア達、そして土方が居た。 なお「全く、銀さんったら…」 銀時「いや文句なら神楽に言ってくれない? 俺に罪はねーんだけど」 神楽「うるさいアル! 文句言うならいちご牛乳あげないアルよ!」 銀時「あ、ごめんなさい神楽ちゃん! だからいちご牛乳頂戴!!」 銀時は手の平をひっくり返したかのごとく謝る。 神楽「…そこにあるからテキトーに飲めヨ」 神楽は呆れた目で銀時を見る。 銀時「よっしゃあぁぁぁ! 飲むぜ!!」 銀時は喜ぶ みゆき「子供みたいだね…」 みゆきは銀時を見て苦笑いしながら言う。 あかね「いや、みゆきがそれを言うんか?」 あかねがツッコむ。 」 やよい「そうだよ。 みゆきちゃんだって子供っぽいよ!」 やよいもみゆきをからかう あかね「やよいも人のこと言えへんやろ…」 あかねは小声でツッコミを入れる。 みゆき「酷いよあかねちゃん、やよいちゃん!! はっぷっぷー…」 みゆきは少々ご立腹な様子で言う。 あかね「スマンスマン」 あかねも笑いながらみゆきに言った。 やよい「でもそれがみゆきちゃんのいいところでもあるんだよね」 やよいもうんうんと頷いた。 銀時「あ、ところでさ、土方くん?」 銀時は唐突に土方に話しかける。 土方「何だよ?」 銀時「パフェ一年分はどうしたの?」 土方「…は?」 銀時「いやだから、パフェ一年分は?」 土方「何でテメーなんぞにパフェ一年分奢らにゃならねーんだ!!」 銀時「だって、約束したじゃねーか」 土方「何をだよ!?」 銀時「俺達がみゆきちゃんを先に見つけられたらパフェ一年分って約束だろ」 なお「そういえばわざわざ、真選組の所まで『みゆきちゃんが見つかった』って報告しに行ったよね」 れいか「そうでしたね。 新八さんが行ってくれたのでしたね」 銀時「ん? そういえば新八はどしたの? 存在感薄いからすっかり忘れてたんだが…」 なお「仲間忘れるなんてひどいよ!!」 なおは本気で怒る。 あかね「まあまあ、これは銀さんの十八番のボケみたいなもんやから…」 あかねは怒るなおを止める。 銀時「オイ、税金泥棒、新八はどうした?」 銀時は土方に質問した。 [newpage] 土方「それはだな…」 土方が言いかけた時、 沖田「土方さんに代わって俺が説明しまっさァ」 沖田とありすが病室に入ってきた。 銀時「何でテメーが? てか今までどこに行ってたの?」 沖田「病院にいましたぜィ。 ただ、ありすちゃんに今までの調査の報告を伝えてただけでさァ」 ありす「沖田さんから事情はお聞きしました。 ビルの消滅事件は攘夷志士の犯行の疑いが強いと…」 銀時「攘夷志士ねぇ… まあ確かにそうみてーだな」 ありす「そのような事も知らず、私の依頼のせいでこのような事になってしまい、申し訳ありません、銀時さん」 銀時「依頼にこれくれーのケガはつきものだっての。 大体この怪我は攘夷志士と何も関係ねーしよ。 それより沖田クン、新八はどうしたの?」 沖田「あのメガネなら… 今頃屯所にいますぜ」 神楽「屯所アルか?」 沖田「今朝方、あのメガネが屯所に来たんでィ」 銀時「今朝? 夜に万事屋を出てったのに今朝屯所についたの? 何で!?」 沖田「その理由は俺の方が聞きたいでィ」 あかね「事情はよーわからんけど、新八さんはボロボロの状態で屯所にたどり着いたんや」 やよい「怪我もしてたよね…」 神楽「何であかねとやおいがそんなこと知ってるアル?」 あかね「うちらは今朝まで真選組の屯所にいたからや!!」 やよい「忘れてたの!? ていうか、神楽ちゃん、やおいって今言わなかった!?」 神楽「んな事言ってないアル!」 銀時「ボロボロって… オイ! 大丈夫なのか?」 土方「屯所についたとたんにぶっ倒れやがったが、幸い体の方は問題ねーみてーだな」 銀時「んだよ、心配させやがって…」 なお「でも、どうして新八さんはボロボロになってたんだろう?」 れいか「確かにそうですね。 一体何が…」 れいかがそこまで言いかけたところで、土方の携帯が鳴る。 『プリティで、キュアキュア、ふたりは…』 着メロは明らかにどこかで聞いたようなメロディである。 みゆき「このメロディ、どこかで聞いたことがあるような…」 あかね「何やったけ? このメロディ?」 神楽「思いっきりお前等に関係してる気がするアル…」 神楽はみゆきとあかねの会話に小声でツッコんだ。 土方はそんな会話を気にせず、電話に出た。 [newpage] 土方は電話に出る。 土方「ハイ、土方だが… って、近藤さん?」 土方の電話の相手は近藤らしい。 やよい「近藤さんからみたいだね」 銀時「つーか何であのマヨラーは病院で堂々と携帯使ってんの? マナー違反じゃね?」 と、銀時はチクリと嫌味を言う。 が、土方には聞こえてないのか、土方は近藤との通話を続ける。 しばらく話した後、 土方「…わかった。 奴らに伝えておく」 土方は通話を終えた。 沖田「一体なんの用だったんですかィ?」 土方「実はな…」 土方は沖田に耳打ちする。 沖田「…そんな事になってるんですかィ?」 神楽「一体何アルか!? 教えろヨ!」 沖田「ちょっとメガネの事で近藤さんから連絡が会ったんでィ」 みゆき「メガネ? メガネがどうかしたの? 度が合わなくっちゃったの?」 やよい「みゆきちゃん、メガネは新八さんあだ名だからね」 みゆき「あ、確かにメガネしてたね新八さん。 でもその新八さんがどうかしたの?」 土方「あのメガネ、とある事件の重要参考人になってるみてーだな」 なお「重要参考人?」 なおは頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ。 キャンディ「それって何クル?」 キャンディも質問する。 みゆき「ちょっとキャンディ! ありすちゃんの前でしゃべっちゃダメ!!」 みゆきは焦る。 キャンディ「ご、ごめんなさいクル…」 キャンディはシュンとなる。 れいか「重要参考にというのは、事件について深く関わっているか、重要な情報を持っていると思われる人の事よ、なお。 」 れいかはなおの表情を察して、説明した。 なお「でも何で新八さんがそんな事に…」 土方「どうやら昨晩起きたアイドルの襲撃事件の一部始終を目撃したらしくてな。 それで奉行所の方から出頭命令が出たらしい」 あかね「取り調べなら真選組でもできるんやないの?」 沖田「俺達はあくまでも特殊警察ですから、一般の事件に関しては奉行所で取り調べを行う事が多いんでさァ」 みゆき「へえ、そうなんだ」 土方「まあそのアイドル襲撃事件が攘夷志士の仕業だとかテロだったりしたら、俺達の管轄になるんだがな」 なお「そういう風に役割分担が決まってるんだね」 沖田「まあ、そういうこってィ」 沖田は言った。 だが、ここまでの会話を聞いていたありすは神妙な表情をしていた。 ありす「アイドル襲撃ですか…」 ありすは呟いた。 [newpage] 沖田「ん? どうしたんでィ?」 沖田はありすの呟きが気になった。 ありす「そのアイドルの方とは、もしかして剣崎真琴さんではありませんでしたか?」 沖田「知ってたんですィ?」 ありす「私の友達ですわ」 土方「そうだったのか。 財閥のお嬢様とアイドルが友達か…」 土方は呟く やよい「すごい事だよね、それって!!」 やよいは嬉々として言う。 ありす「土方さん、真琴さんは今どちらにいらっしゃいますか?」 土方「俺も詳しくは聞いていないんだが、多分メガネと同じ奉行所にいるんじゃねーのか? 事情聴取されてるハズだしな…」 ありす「そうですか…」 神楽「ありす、迎えに行くアルか?」 ありす「できればそうしたいのですが…」 土方「行くってなら案内するが、万事屋に置いてきた執事は大丈夫なのか?」 みゆき「え? どうして土方さんがそれを知ってるの?」 銀時「オイ! 勝手に万事屋に入ったのか!? ふざけんじゃねェ!!」 土方「みゆきちゃんがメガネから聞いたからわざわざ出向いたんだよ!! 来たくて来た訳じゃねェ!!」 土方は怒る。 あかね「そうやで。 みゆきが見つかった言うからわざわざ土方さんはウチとやよいを連れて万事屋まで行ってくれたんで」 みゆき「そうだったんだ…」 れいか「そして、私達がどこに行ったのかを執事さんからお聞きになって、四葉商事のビルの跡地へと向かったという訳ですね。 」 やよい「そうそうそういう事」 みゆき「心配をおかけしました…」 みゆきは頭を下げる。 沖田「わかりゃーいいんですよ」 土方「ビルの調査の応援に行ったくせしてパトカーで寝てたオメーが言うな!!」 沖田「でも桂のアジトも摘発したし、鬼兵隊の攘夷浪士もある程度しょっ引けましたし、結果オーライでさァ」 なお「反省の色全くナシだね…」 なおは呆れる。 土方「ハァ…」 土方はため息を漏らした。 [newpage] 土方「話を元に戻すが、執事さんに連絡しなくていいのか?」 ありす「戻るのが遅くなっては心配しますね。 電話いたしますわ。 公衆電話はどこでしょう?」 あかね「携帯とか持ってないんか?」 ありす「私の持つ携帯電話は江戸の電波に対応していないようでしたので…」 沖田「そうですかィ なら公衆電話まで案内しまっさァ」 ありす「お手数をおかけいたします」 沖田はありすを連れて病室から出て行った。 神楽「じゃあ私達も新八を迎えに行くアル!」 銀時「ちゃちゃっと迎えに行って、万事屋に帰るか」 なお「いや、銀さんは入院中なんだから無理でしょ!!」 れいか「そうですよ、大人しくしていないとダメです、銀さん。 」 銀時「でもベットの上からまんじりたりとも動けねーってのは暇なんだよ… 足が動かねーから食べ物も買いに行けねーし」 銀時は口をとがらせる。 土方「どんだけワガママなんだテメーは!?」 土方は呆れる れいか「銀時さん、大丈夫です。 今日は私がいますから」 みゆき「え? れいかちゃんは病院に残るの?」 れいか「ええ。 私が責任を持って看病します。 」 銀時「いやいや、そこまで気合いれなくていいってのに…」 神楽「でも銀ちゃんの元にれいかを残すと不安アル。 銀ちゃんはすぐに女に手を出すからナ」 銀時「人聞きの悪い事言ってるんじゃねェ!! 俺そんな事しないよね!?」 銀時は周りに同意を求める。 が、 やよい「いや、銀さんだと不安かも… すぐに… その… エッチなこと考えそうだし…」 やよいはもじもじしながら言う。 みゆき「私も少し不安かも…」 あかね「そうやな… なんだかんだで女の人とただれた関係ばっか持っとるし…」 土方「俺もこんな胡散臭い野郎とれいかちゃんが二人っきりとか絶対ヤベーと思うが?」 銀時をフォローする人間は一人もいなかった。 銀時「何!? 俺って信用ゼロ!?」 銀時はうなだれる。 神楽「日頃の行いが悪いからこうなるネ」 神楽はバッサリと銀時に言い放った。 [newpage] その会話を聞いていたなおはおもむろに言う。 なお「じゃあ、私も銀さんの看病をするよ!」 れいか「なお!? ですが…」 銀時「オイオイなおちゃんまで… 俺そこまで手のかかる子供とかじゃねーぞ」 れいか「銀さんの言うとおりです! 私だけでも大丈夫よ、なお。 」 なお「でもれいか一人だけじゃ疲れるでしょ? 後、れいか一人だけしかいない時に、またジョーカーに襲われたりしたらまずいでしょ!」 れいか「なお… ですが…」 なお「いいからいいから! 困ったときは私を頼りなよ!!」 れいか「あ、ありがとう、なお。 」 れいかは少し恥ずかしがりながらもお礼を言う。 なお「そういう事だからさ、みんなは新八さんを迎えに行って、そのまま万事屋に帰りなよ。 ありすちゃんの執事さんも心配するだろうしさ」 神楽「わかったアル! 2人も気をつけろヨ!」 なお「神楽ちゃんの方こそ気を付けてよ。 また道に迷うかもしれないし…」 土方「心配すんなよ。 奉行所まではちゃんと案内してやるさ」 なお「でも暗くなってきたから危ないかもしれないし…」 みゆき「神楽ちゃんなら不審者くらいやっつけちゃうと思うけど…」 やよい「確かにそうだね…」 なお「でも何かあったら…」 神楽「あーもう! なおはオカンアルか!? そんなに心配しなくても大丈夫アルよ!」 なお「誰がオカンよ!!」 れいか「いいお母さんですね。 」 なお「ちょっと!? れいかまで…」 神楽「まあちゃんと帰れるから、安心しろヨ」 神楽はなおに向けてガッツポーズをした。 あかね「あーあ。 これからウチはみゆきとやよいや神楽のお守りか。 大変やな」 あかねは冗談を飛ばす。 みゆき「あかねちゃん、また子供扱いするの!?」 やよい「私も子供扱いなの!?」 神楽「オイ! 私までカウントしてんじゃねーヨ!!」 3人はぎゃあぎゃあとあかねに言う。 あかね「ちょっと、冗談や冗談! 本気にせんといてな…」 土方「大変そうだな、こいつら全員連れて行くのは…」 土方は呟いた。 [newpage] 土方がため息をついたところで、電話を終えたありすが沖田と一緒に病室に入ってきた。 ありす「お待たせ致しました。 真っ暗になるまでにはちゃんと帰って来てくださいとの事でしたわ」 沖田「そういう事なんでねィ、さっさと行きますぜィ」 沖田はありすを連れて病室を出る。 土方「ほら、テメーらも行くぞ!」 土方は神楽達に声をかけ、沖田の後を追う。 神楽「わかったアル!」 神楽も土方に続く みゆき「うわわわわ! 待ってよ!」 みゆきはあわててバックを持ち、準備を始めた。 あかね「みゆき! はよせんと置いてくで~」 やよい「早くしてよ~」 あかねとやよいも神楽に続いた。 みゆき「待ってよ~!!」 みゆきは必死にみんなの後を追って行くのであった。 病室には銀時となお、れいかの3人が残る。 なお「みゆきちゃんったら、そんなにあわてなくてもみんな置いてったりしないのに」 なおはみゆきを見て、笑みをこぼす。 れいか「そうね。 」 れいかも笑みを浮かべる。 銀時「さて、アイツらも行ったことだし、俺らは飯でも食うか」 なお・れいか「はい!」 2人はしっかりと返事をするのであった。 [newpage] ****************************************** 同じ頃、鬼兵隊の戦艦の中、 ジョーカー「クソォ! キュアビューティめ!!」 ボロボロにされ、逃げ帰ってきたジョーカーが声を荒げていた。 そして、水晶で事の一部始終を見ていた三幹部はそんなジョーカーを睨む。 ウルフルンはジョーカーに向けて叫ぶ。 ウルフルン「ンだオイ! 結局お前も負けて…」 が、そこまで言いかけたところで、 ジョーカー「ウルフルンさん? 何か文句があるのでしょうカ?」 ウルフルンはジョーカーの目に赤い恐ろしい光が宿っているのを見た。 ウルフルン「…いや、なんでもねぇ」 怯えたウルフルンは口を閉じた。 ジョーカー「次こそはズタズタに引き裂いて、殺してあげますよォ! プリキュア… いえ、キュアビューティ!!」 ジョーカーは叫ぶ。 アカオーニ「今日のジョーカー。 いつもより怖いオニ…」 マジョリーナ「そ、そっとしておくだわさ…」 ジョーカーの狂気にマジョリーナとアカオーニも怯える。 その4人の会話に、何物かが割って入る。 ?「ハハハ。 ボロボロだね、ピエロさん」 ふいに声がしたので、4人は振り返る。 ウルフルン「あ、テメーは!?」 ウルフルンはその顔に見覚えがあった。 [newpage] ウルフルン「確かテメーは、高杉って奴と一緒に居た…」 アカオーニ「え~と、え~と… 誰オニ?」 マジョリーナ「確か、神威って名前だわさ!」 神威「ピンポーン。 魔女さん正解! よく覚えてたね」 マジョリーナ「何の用だわさ?」 神威「ちょっとピエロさんの様子でも見に来たんだよ」 ジョーカー「心遣い感謝いたしますよォ、神威さん」 神威「それにしても超ボロボロだね。 プリキュアに負けちゃったんだっけ?」 ジョーカー「…」 神威「でもすごかったね、プリキュアの本気。 キュアビューティだっけ? あんなに強いなんて」 ウルフルン「お前も見てたのかよ?」 神威「うん。 じっくりとね。 あれだけ強いなんて、さぞ倒しがいがあるんだろうなぁ…」 神威は興奮した目つきになる。 アカオーニ「何コイツ!? 怖いオニ!!」 神威「て、事で…」 マジョリーナ「何だわさ?」 神威「プリキュアをおびき寄せる方法、教えてよ」 神威は飛び切りのスマイルと共に言ったのであった。 第18話 完 第19話に続く [newpage] [chapter:「3年Z組~ 銀八先生大反省会!! 2時間目」] 銀八「ハイ。 というわけで第18話が終わったので、いまからみんなに懺悔をしてもらいます。 ちゃんと懺悔する内容は考えて来たか~?」 新八(いや、そんな事言われても…) 六花(私達、この小説で何も悪い事してないハズだから、思いつくわけないでしょ!) 新八と六花は思った。 銀八「ハイ、じゃあ率先して懺悔したい奴は手~あげろ~」 銀八はそう言うが、懺悔することを思いつかないのはクラスのみんなも同じなようで、皆手を上げようとはしない。 それを見た銀八はため息交じりに言う。 銀八「なんだテメー等は。 反省して自分を見つめなおすって事もできねーのか? 仕方ねーな… じゃあ言った通り、俺が反省してもらいたい奴に発問すっから」 新八「え? ちょっと!?」 新八は抗議しようとするが、 銀八「じゃあ、一人目は…」 銀八はお構いなく発問しようとする。 六花(一体誰が懺悔することになるの…?) 六花は思った。 [newpage] 銀時「一人目は… テメーだ、土方」 銀時は土方に言う。 土方「先生、俺に反省することなどないと思うんですが…」 六花「そうよ! 先生は土方さんのどこに反省しなきゃいけないところがあるって言うの!?」 銀八「文句ばっかり言うな菱川。 第5話を見れば一目瞭然だろ」 六花「第5話?」 新八「そういえば六花さんは第6話で登場したんですよね。 あらすじに…」 六花「だから第5話って言われても… わからないわよ」 土方「アレ? 第6話の1ページ目で第5話の概要説明してたのって、お前じゃなかったか?」 土方は呟く 六花「あ、そういえば…? でも2月の事だから、あまり覚えてないわ…」 銀八「んだよ仕方ねーな。 んじゃあ第5話ってどんなだったか説明できる奴いねーか?」 マナ「ハイハイ!! 私が説明するよ!」 マナが手を挙げる 銀八「相田~ 頼むわ」 マナ「第5話はあかねさんや銀時さん達が仲良くお酒を飲んでいた時に、ウルフルンが現れたよね。 あかねさんはキュアサニーに変身して、銀時さん達の協力のもと、ウルフルンとアカンベェを退けたんだけど、銀時さんと土方さんは戦いが終わると酔って気絶してしまって… って言うお話だったよね」 銀八「流石だな相田。 で、土方が気絶した理由は何だっけ?」 マナ「確か… お酒の飲みすぎだったね!」 銀時「そう、そして本編中ではゲロンゲロンに吐いて読者に汚い所をみせつけましたね~ だからここで懺悔してくださ~い!」 土方「ちょっと待て!! お前…じゃなくて先生も吐いてなかったか!?」 新八「そうですよ! 先生も懺悔しなきゃダメですよ!」 銀八「細かい事をいちいちうるせーぞ新八 つーことで土方、ヨロシク!」 土方「オイコラふざけんな!」 沖田「懺悔しろ~土方。 お前ならできるハズだ~」 銀八「男を見せろ~」 土方「黙っとけやドSコンビ!! 誰が懺悔なんかするか!!」 土方はキレて叫ぶ。 銀八「文句をいうな土方。 懺悔しないとお前のロッカーが爆発するからな」 土方「な…!?」 沖田「確かお宝のマヨネーズがいっぱいはいってるんでしたよねェ? いいんですか爆破されて?」 土方「っ… わかったよ… 懺悔すればいいんだろ…」 銀八「わかったらそれでいいんだよ。 つーことで次のページで懺悔してもらうから 準備しとけ」 銀八は言った。 六花「この先生、鬼ね…」 六花は呟いた。 [newpage] かくして、土方は教壇へあがり、懺悔をする。 土方「読者の皆様! すいませんでした!!」 土方は頭を下げた。 銀八「…ダメだな」 土方「ハァ!? ちゃんと懺悔したろーが!!」 沖田「懺悔するなら土下座でさァ。 察しろよ土方」 土方「何で土下座なんか…」 沖田「爆破するぞ?」 土方「くっ…」 土方はやむなく膝と手を地面につけて土下座の体制になる。 銀八「じゃあ、もう一回懺悔だな」 土方「すいませんでしたぁ!」 銀時「ダメだな。 六花「その割にはずいぶんノリノリだったじゃない…」 六花は小声でツッコミを入れる。 新八「つーかジュシュイデゾレとかイズヴィニーチェってどこの言葉?」 六花「多分フランスとロシアね」 新八「流石六花さん! 物知りですね!!」 六花「いえ、それほどでもないわよ…」 六花は照れながら言った。 土方「もうこれで懺悔はいいだろ!?」 土方は銀八に問う。 銀八「まあ、飽きたしこれでいいか…」 土方「飽きたって何だコラ!?」 銀八「文句いうんじゃねーよ。 とりあえず席に戻れ土方」 沖田「戻んねーと爆破するからなァ」 土方「っ…」 土方はしぶしぶ席に戻る。 銀八「これで1人目は終了だな。 続きは19話の冒頭でやるから、それまで休憩時間な」 六花「まだ続くの!?」 銀八「あたりめーだ。 まだまだ懺悔してほしい奴は一杯いるからな。 つーことで19話をお待ちください 個人的には19話が新八主役の短編ってのが納得できねーが…」 新八「いや、それはそれでいいんじゃないかな…」 銀八「てな訳で18話はお終いです。 次の話にお進みくださ~い!!」.

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どんな形でも”一歩”を踏み出すために|Shinnosuke Katada(シンノスケ)|note

一難去ってまた一難 プリキュア

五條真由美 DANZEN! ふたりはプリキュア 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 プリキュア プリキュア プリキュア プリキュア プリティでキュアキュア ふたりは プリッキュア〜! 一難去って、また一難 ぶっちゃけありえない!! my best! 生きてるんだから 失敗なんてメじゃない! 笑う門に福来るでしょ! ネガティブだって ブッ飛ぶぅ〜! 生命 いのち の花 咲かせて! 思いっきり〜 もっとバリバリ!! プリキュア プリキュア プリキュア プリキュア プリティでキュアキュア ふたりは プリッキュア〜! my best! 全力だから 友情、愛情、サイコー! 論より証拠の輝くえくぼ 必殺技でハートキュン! 思いっきり〜 もっとキラキラ!! プリキュア プリキュア プリキュア プリキュア プリティでキュアキュア ふたりは プリッキュア〜! 明日は明日の風吹く マジ意味わかんない 今しか出来ない宿題 ガンバらなくっちゃ! my best! 生きてるんだから 失敗なんてメじゃない! 笑う門に福来るでしょ! ネガティブだって ブッ飛ぶぅ〜! 生命 いのち の花 咲かせて! 思いっきり〜 もっとバリバリ!! プリキュア プリキュア プリキュア プリキュア プリティでキュアキュア ふたりは プリッキュア〜!

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スタートゥインクルプリキュア 40話 感想 全力考察 猜疑心に裏にある「守りたい」という想い(前編)

一難去ってまた一難 プリキュア

混乱のせいで合宿は中止になり、翌朝なぎさ達は山を降りる事になる。 しかし、イルクーボがいつまた襲ってくるか分からない。 なぎさとほのかは自分達が皆を守りきれるかどうかに不安を抱き、冷静さを欠いたミップルは今にも一人で飛び出していってしまいそうな勢い。 各々不安を抱いたままいつの間にか朝を迎えるが…翌朝何故か皆の様子がおかしい。 なぎさとほのかを除いて一様に眠り続ける生徒達。 理由はただ一つ、イルクーボがやってきたのだ…!気配を感じたなぎさとほのかは誘われるように開かれた扉に駆け込んでいく。 巨大な竜巻と共に姿を現すイルクーボ。 残り二つのプリズムストーンを求めてプリキュアに戦いを挑む。 なぎさ達も変身し応戦するが、やはりイルクーボは強い…。 「あがいても無駄だ!!お前達の未来を見せてやる」叫び声と共に、周囲の木々の間から巨大な墓標の様に崩れたビルが姿を現す。 気付けばいつの間にか辺りは寂しい廃墟と化し、勝ち誇った顔で笑うイルクーボと自分達だけになってしまった。 それでもイルクーボに攻撃を繰り返すが、効果は無い。 「マーブルスクリューしかないわ!」と強気のなぎさに比べほのかは弱気に。 加えて、せっかく放ったマーブルスクリューも前回同様敗れてしまう… 二度も必殺技が敗れたことに動揺を隠せないほのか。 諦めがみえるほのかに、なぎさは「だったら奇跡を起せばいいじゃない!!」と鼓舞する。 イルクーボの石だけを狙い猛攻をかけるなぎさ。 そのケリがとうとう敵をとらえる!諦めずに攻撃を続けるなぎさの姿に心を奮い立たせ、ほのかも再び立ち上がる。 逆上したイルクーボはメップル達の石を無理矢理引き寄せ、とうとう七つのプリズムストーンが集結。 しかし、石の放つ強すぎる力にイルクーボは苦しみだす。 なぎさ達は後押しされるように再びマーブルスクリューを放ち、とうとうイルクーボも光の前に倒れ石だけが残された。 ダークファイブをやぶり、七つの石を手に入れたなぎさとほのか。 山を降りた後ほのかの家で、ホーピッシュを前に緊張の一瞬を迎える。 なぎさは心配そうにそわそわするが、メップルに急かされて石をはめる…すると、石同士が囁きあい眩い光と共に巨大な虹が出現!!虹はほのかの家の屋根を貫きどこまでも空へと続いている。 「この虹が光の園へ続いているメポ!」感心しあう二人の前に、虹に乗ってメップル達の時と同様の光の玉が落ちてくる。 「プリキュアも一緒に光の園へ行くポポ~!!」言い出したら聞かないというポルンだけど、そういう問題じゃないでしょ!?一難去ってまた一難…。 C ABC・東映アニメーション.

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