いびきをかいてしまう人は、寝ている間なので気がつきませんが、周りにいる人はなかなか迷惑です。 自分でコントロールしたり、止めたりすることができないいびき。 自覚がなくても人に迷惑をかけている可能性があり、困りますよね。 でも安心してください。 いびき防止に役立つグッズが今はたくさんあります。 周囲の人へのマナーというだけではなく、安眠を確保するためにもいびき対策は重要です。 使いやすくて効果のあるものを選ぶには家族にも協力してもらって、試してみるのが一番です。 効果的ないびきグッズを見つけましょう。 いびきを止めるには治療が必要なことも?!仕組みといびきグッズ選びのポイント そもそもいびきとは寝ている間の呼吸に伴う、異音や大きな音のことを言います。 睡眠中に何らかの原因によって気道が狭くなり、いびきをかくのです。 その原因はいくつかあります。 いびきの原因はさまざま まずはいびきがなぜ起こるのかについて理解しましょう。 いびきが起こる原因はいろいろと考えられます。 太っている人やアルコールを飲む人だけがいびきをかくのではないのです。 いびきをかきやすい身体的特徴は、下記の通り。 ・首回りに筋肉や脂肪がついている(首が短かったり太かったり、2重アゴの人も当てはまります) 体全体が太っている肥満の人だけではなく、このような人も要注意です。 以前スポーツを本格的にやっていた人もいびきをかきやすくなります。 ・舌が大きい ・下あごが小さい ・口蓋垂(のどちんこ)が長い いびき解消のためには生活習慣も影響する 骨格や体型以外にも日頃の生活習慣も影響しています。 ・仰向けでいつも寝ている 仰向けで寝ると重力の力で気道の上の部分の周辺の組織が下に落ちやすくなります。 これによって上気道が塞がれやすくなります。 ・口呼吸をしている これも自分で寝ている時には気づきにくいのですが、寝ている時に口呼吸だとやはり軌道が狭くなりいびきをかきやすい状況に。 風邪や花粉症などのアレルギーで鼻が詰まっている場合も同様です。 ・お酒をよく飲む アルコールには筋弛緩作用があり、お酒を飲むと全身の筋肉が緩みます。 そうすると舌が喉の方に落ちて、気道を狭くしていびきの原因になります。 ・疲れやストレスが溜まっている 疲れていたり、ストレスが溜まっている時もいびきをかきやすくなります。 いびきを治すには治療が必要な場合も いびきは熟睡のサインと取られがちですが、実はその裏には病気が潜んでいる場合があるかもしれません。 SAS、睡眠時無呼吸症候群の人もいびきをかきます。 このSASは単なるいびきでなく治療が必要となる症状です。 放っておくと、脳や身体へさまざまな影響が出てきます。 いびきグッズを使っても改善しない場合は、一度「睡眠外来」などのある医療機関を受診してみるといいかもしれません。 いびき対策グッズを選ぶポイント いびき対策グッズを選ぶ時には、自分にフィットしたものを選ぶことが大切です。 マウスピースや枕などは人それぞれ合うものが違います。 オーダーメイドのような自分にもっとも適したものを選ぶと、より効果を実感できるでしょう。 いびき改善にお試しで手軽なものからもOK! オーダーメイドとなると、それなりにお値段もします。 とりあえずいびきグッズでどのぐらい治るのかを試してみたいという人は、手軽に買えるノーズクリップやマウステープなどからトライしてみるのもおすすめです。 いびき防止ランキングにもあるおすすめグッズを紹介!口コミで評判のものも それではいびき対策におすすめのグッズを商品紹介をしていきましょう!人気の商品やランキング上位のものもあります。 安眠対策のためにもしっかりチェックしてくださいね! 1.
次のいびきというと、つい軽く考えてしまう人もいると思いますが、実際はもっと恐ろしいものです。 まず、いびきは 人間関係を破壊します。 製薬会社エーザイが行ったいびき調査によると、既婚女性158人のうち、9割の人が「夫がいびきをかく」と回答し、そのうち8割の人が「夫のいびきを何とかしたい」と回答しました。 特に呼吸が止まるいびき 睡眠時無呼吸症候群:SAS の場合、うるさいだけじゃなくて怖いんですよね。 かなりのストレスになります。 さらに、いびきは睡眠時無呼吸症候群や高血圧症、糖尿病、心臓病、脳卒中などの 重い病気の原因になり、中には死に至る人もいます。 いびきを改善せずに放置することで人生が狂ってしまう、なんてことは大いにあり得るのです。 今回はそんないびきを治す方法について、書いていきたいと思います。 自分でいびきをチェックする いびきの厄介なところは、自分のいびきがどの程度なのか把握しづらいところです。 寝ているときは自分のいびきが聞こえませんので。 いびきをチェックするには、やはり録音して自分の耳で確認してみることが一番です。 家族や知人に「いびきかいてたよ」「いびきちょっとうるさいよ」と教えてもらうだけでは、「本当にそんなひどいいびきかいてるのかな?大袈裟なんじゃ・・・?」と侮ってしまう方もいると思います。 自分の耳で直接聞き、自分のいびきを確信することで、「これはヤバイ、すぐに治さねば」と意識を高めることが、いびき改善にはまず重要です。 なら今すぐ無料で使えますし、 を買って使うという手もあります。 もしいびきがやたらうるさい、あるいは途中で呼吸が止まっている場合は、 すぐに専門医に診てもらうことをオススメします。 呼吸が止まる場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いのですが、放置しておくと日常生活のパフォーマンスが落ちるだけでなく、糖尿病や高血圧症、心臓病、脳卒中など重大な病気を引き起こすこともあり、最悪命を落とす方もいます。 に今すぐかかりましょう。 「病院に行くほどの症状なのかどうか分からない・・・」と迷っている方も、一度病院でしっかり検査してもらった方が安心だと思います。 生活習慣を改善する いびきの改善には、生活習慣の改善が重要です。 特に軽症のいびきは生活習慣を見直すだけで治ることもあります。 せっかく病院で治療を受けても、生活習慣が原因でいつまでもいびきが改善しないこともあるので注意が必要です。 口呼吸を治す 普段から口で呼吸している方は、寝るときも口を開けて口呼吸をしている可能性が高いです。 しかし、口呼吸だと舌が沈みこんで気道を圧迫し、いびきを悪化させてしまいます。 他にも口呼吸は口臭の原因になったり、関節リウマチ、花粉症、ドライマウスなど、様々な病気を引き起こします。 口呼吸の改善は、いびきを治すだけでなく、他の症状を治すのにも効果抜群です。 ちなみに口呼吸は意外と多くの人がしているものです。 自分ではしていないと思っていたのに、実は鼻呼吸と口呼吸の両方を行っていた、なんていう方もいます。 そういった方も含め、確実に鼻呼吸を習慣化しておきましょう。 みらいクリニックの今井一彰院長は、著書 の中で、鼻呼吸を習慣化するための方法として以下のことを薦めています。 ・夜寝るとき、 を口に貼る。 ・食事のとき、片方だけで噛むのをやめ、左右のあごを均等に使って食べる。 ・ガムやグミを噛んで、咀嚼筋を鍛える。 また、口をしっかり閉じておくには、口周りの口輪筋、咀嚼筋、舌筋などを鍛えることが効果的なのですが、今井院長はその方法として「あいうべ体操」をすることを推奨しています。 1 「あー」といって、口を大きく縦に開く 2 「いー」といって、口を大きく横に開く 3 「うー」といって、口を強く前に突き出す 4 「べー」と舌を出して、精いっぱい下に伸ばす この 1 ~ 4 までの動き 5秒ほど を1セットとして、1日に30~60セットを目安に毎日行うと効果があがるとのこと。 1セット5秒ということは、30セットだと2~3分ですね。 注意点としては、あご関節症やあごを開けると痛む人は、関節がスムーズに動くようになるまで回数を減らすこと、あるいは「いー」「うー」のみを繰り返すこと 関節に負担がかからないため 、とのことです。 また、口呼吸のためには普段の舌の位置も重要です。 舌を上アゴの前歯手前らへんにつけておくのが正しい位置で、これだと鼻呼吸がしやすくなります。 時々舌の位置を確認し、ずれていたら修正し、常に正しい位置になるよう習慣づけを行いましょう。 肥満を治す 肥満になると首のまわりにも脂肪が多くつき、気道が圧迫されて狭くなり、いびきが悪化します。 特に「体重が増えるにつれていびきが悪化した」という方は、まず体重を減らすことを考えましょう。 ダイエットにとって特に重要なのは、カロリー管理、栄養バランス、そして適度な運動です。 カロリー管理 厚生労働省はのページの中で、デスクワーカーや主婦などが1日に必要とするエネルギーを、体重1kg当たり25~30kcalであると説明しています。 例えば体重60kgの人なら1500~1800kcalということですね。 これより超えてカロリーを摂取すれば太る可能性が高まりますので、これを超えないように食事をコントロールすることが必要です。 もちろんカロリー収支だけで体重の増減が決まるわけではありませんが、様々な医学的知見からいっても、個人的な経験からいっても、やはりカロリーの影響力は大きいです。 栄養バランス 例えばビタミンが不足すると体の代謝効率が落ちるなど、栄養バランスが崩れるとダイエットに不利になります。 カロリーの収支だけを気にするのではなく、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・食物繊維の6大栄養素をバランスよく摂取することが大切です。 適度な運動 運動はカロリーを消費するだけでなく、体の機能を落とさないためにも重要です。 そんなにキツイ運動をする必要はありませんが、いつもより少し歩く距離を伸ばすとか、歩くスピードを上げてみるとか、運動量を増やす工夫を無理せずちょっとずつしていくだけでも大分変わってきます。 肥満の度合いがひどい方やどうしても自分だけで痩せられない方は、肥満外来にいくという手もあります。 医師が肥満の原因を突き止め、それに合った対策を立ててくれるので、一人でやるよりもダイエットの成功率が高まると思います。 いびき体操 口内の筋肉は年齢とともに落ちてきますが、筋肉が落ちると睡眠中に舌をしっかり支えることができなくなり、舌が気道を狭くしてしまい、いびきが発生します。 つまり、口まわりの体操を行って筋肉を鍛えれば、少なくとも筋肉の低下によるいびきは治すことができます。 慶友銀座クリニックの大場院長は、口まわりの筋肉を鍛える方法として以下のいびき体操を推奨しています。 枕の高さをちょうど良いものに変える 枕が高すぎて首が曲がるような状態は、気道を塞いでいびきを悪化させます。 首が曲がらないで済むようなちょうど良い高さの枕を選ぶ必要があります。 横向きに寝る習慣を身につける 仰向けに寝ると舌がのどに落ちて気道を圧迫するため、いびきをかきやすくなります。 今まで仰向けに寝ていた人が横向きで寝る習慣を身につけるには、などを使うと有効です。 寝酒をやめる アルコールは気道周りの筋肉を弛緩させ、気道を狭くしてしまうため、いびきが悪化するといわれています。 お酒が好きな方でいびきがひどい場合は、せめて寝る前の酒をやめるか量を減らすだけでも、いびきが改善する場合があります。 睡眠薬の服用を控える ほとんどの睡眠薬にはアルコールと同じように、筋肉を弛緩させる働きがあります。 いびき改善のためには、できるだけ睡眠薬の服用は避けたほうがよいです。 たばこをやめる 喫煙していると、たばこに含まれる有害物質が気道の壁を傷つけ、むくみや炎症が起きて気道が狭くなり、いびきがひどくなるといわれています。 特にヘビースモーカーの人は喫煙がいびきを悪化させている可能性が高いため、たばこをやめるか、せめて本数を少しずつ減らしていくことが必要です。 病院で治す いびきは生まれ持った身体的特徴 あごが小さい、扁桃腺が肥大している、鼻筋が曲がっているなど が原因であることもありますので、そういう原因の場合は生活習慣の改善だけではいびきは治せません。 専門の医療機関であれば、CPAPやマウスピース、外科手術などといった、重症の方にも効果のある方法で治すことができます。 CPAP 睡眠時無呼吸症候群の場合、その治療法として高く評価されているのがCPAPです。 マスクから一定の圧力で空気を押し込み、気道の壁を外側に押し広げ、気道を確保するというものです。 気道が確保され、無呼吸がなくなり、睡眠の効率が高まるため、朝の目覚めが非常に気持ちよくなります。 「眠るって本当はこういうことだったのか!」と感動する方も多いそうです。 ただし、CPAPは根治治療ではありません。 CPAPの使用をやめれば、すぐ元のいびきや睡眠時無呼吸症候群の状態に戻ってしまうことが多いです。 継続して使用する必要があります。 CPAPを利用するにはまず医療機関で検査を行う必要があります。 検査の結果、一定の無呼吸が認められた場合に保険適応となります。 保険が適応されれば、月5,000円程度 3割負担の場合 のレンタル料と、月1度の診察で使用し続けることができます。 鼻の手術 鼻からのどへの間につまりがあれば、それがいびきの原因になります。 この鼻づまりを解消する方法として、鼻の手術があります。 鼻の手術にはやなどがあり、検査の結果最適だと思われる方法で治療を行っていきます。 マウスピース 口内にマウスピースを装着することで、下あごを数ミリ前に出し、気道を広げ、いびきを緩和する方法です。 歯科で保険適用で15,000円程度で作ることができます。 CPAPには乾燥による鼻やのどの痛み、マスクの装着感などに不快感を感じる人もいるので、CPAPが合わない人はマウスピースを試してみるといいかもしれません。 mishima85.
次のお酒を飲んだ日の夜はなぜかいびきが酷くなる 普段はいびきをかかないのにお酒を飲んだ日はいびきをかいてしまう こんな方は多いと思います。 何を隠そう私自身も普段はほとんどいびきをかかなくなったものの、大量にお酒を飲んだ日の夜は今でもいびきをかいてしまいます。 でも、仕事でお酒を飲まなければいけない機会は多いですし、そもそもお酒が好きなので飲まないのもストレスなんですよね(笑) とは言え、いびきは 百害あって一利なし。 せっかく楽しくお酒を飲んで気持よく酔っ払ったとしても、帰りの電車でいびきをかいて寝てしまったら恥ずかしいですし、家では恋人やパートナーの睡眠を妨げてしまいます。 それに何より自分自身の健康にとっていびきは最悪です。 十分な睡眠が取れないので疲れは取れませんし、朝起きてもお酒は残ったままで口の中はカラカラで悪臭を放つ始末…。 さらに日中は眠気に襲われて仕事も捗らず家に帰っても疲れから家族サービスもできずに1日が過ぎ去ってしまうからです。 そこで今回は 「お酒は好き、もしくは仕事の関係で飲む機会を減らすことはできないものの、いびきは抑えたい!」という方のために、お酒といびきの関係や今すぐできる8つの対処法をご紹介したいと思います。 この記事の目次• お酒を飲むといびきをかきやすくなる2つの理由 まず最初にこの疑問からクリアにして行きましょう。 人はなぜお酒を飲んだ時にいびきが酷くなる、もしくはかきやすくなるのでしょうか? それには2つの理由があります。 筋肉が緩んでいびきをかきやすくなる アルコールの作用の1つに 「筋肉の弛緩作用」があります。 なので、酔っ払うと全身の筋肉が緩みます。 お酒に酔うと全身に力が入らなくなって、気だるくなるのもこのためです。 ここでいびきと関係して来るのは表情筋と呼ばれる顔の筋肉です。 いびきは上気道(鼻から喉にかけて繋がっている気道)が狭くなり、そこに空気がぶつかり、粘膜が振動することで生じる呼吸音です。 つまり、 顔の筋肉が垂れ下がることで上気道が狭くなり、その結果いびきをかきやすくなるという訳です。 アレルギー性鼻炎との関係 鼻づまりや 花粉症の人もお酒を飲んだ時はいびきをかきやすくなりますよね? これはアルコールには血行を促進する作用があるためです。 その影響で鼻の血管が拡張し、血液が一気に流れ込みます。 すると血液がたまって鬱血(うっけつ)してしまい、結果的に鼻の粘膜が腫れて鼻づまりしやすくなってしまうのです。 これによって鼻呼吸がしにくくなり、どうしても口呼吸せざるを得なくなってきます。 なんと言っても 口呼吸はいびきの元凶ですので、頻繁にこの状態が続くと慢性的にいびきをかくようになってしまう可能性もあります。 「」に書いていることを実践して口呼吸を正しい呼吸法である鼻呼吸へ戻しましょう。 ここがポイント! お酒を飲むといびきをかきやすくなる原因は「筋肉の弛緩作用」と「鼻づまりの促進」です。 お酒に酔うってどういうこと? 具体的な対処法をご紹介する前に、 「なぜお酒を飲むと酔っ払うのか?」というメカニズムを学んで行きましょう。 なぜなら、これを知ることで正しい対処法が分かって来るからです。 当たり前ですが、お酒を飲むと酔っぱらいますよね? では 「酔っ払う」とはどういう状態なのでしょうか。 これはアルコールが血液に溶け込んで脳に運ばれたことにより、 脳が麻痺している状態のことなのです。 楽しくお酒を飲んでいる「ほろ酔い」の段階では大脳の働きが抑えられることによって、本能や感情のはたらきが活発になります。 よく 「お酒を飲んだら人が変わる」と言われる人はこれが原因です。 そしてお酒の量が増えるにしたがって脳の麻痺は進み、いわゆるベロベロの状態になってしまうのです。 体内でアルコールはどうやって分解されているの? 次に私たちの身体がアルコールをどのように分解しているのか、その仕組みを知って行きましょう。 仕組みといっても難しい話ではありません。 以下の4ステップを覚えられればOKです。 ステップ1. アルコールを吸収する お酒を飲むとアルコールは食堂を通って胃へ入ります。 胃ではアルコールの約20%が吸収されます。 では、残った80%のアルコールはどこへ行ったのでしょう? 実は 小腸で吸収されているのです。 そして胃と小腸で吸収されたアルコールは血液に溶け込んで全身へ広がります。 その後、最終的に流れ着くのが肝臓です。 ステップ2. アルコールを分解する なんと肝臓では、アルコールの約90%を分解してしまいます。 この時に頑張ってくれているのが、 ADH(アルコール脱水素酵素)という代謝酵素です。 ADHのはたらきによってアルコールは分解されるのですが、この時に 肝毒性の強いアセトアルデヒドに分解されてしまいます。 このアセトアルデヒドがどれ程の毒性かを知るには、 「自動車の排気やたばこの煙、合板の接着剤などに由来する大気汚染物質」と言えば分かりやすいかもしれません。 それが自分の体内に発生してしまうのですから大変です。 アセトアルデヒドを分解する 肝毒性の強いアセトアルデヒドが体内にできてしまった時に人間の身体はどうするのでしょうか? 実はここでアセトアルデヒドを分解してくれる新たな酵素がいるのです。 それが ALDH2(アルデヒド脱水素酵素の2型)です。 ALDH2のはたらきによってアセトアルデヒドは分解されて酢酸となります。 また、肝臓で分解しきれなかったアルコールは肝静脈を通って心臓に送られ、全身を巡った後に再度肝臓へ戻って来て分解されます。 要注意! アルコールの分解には肝臓のはたらきがとても重要なため「肝臓を悪くした人はお酒を飲んではいけない」のです。 ステップ4. 体外に排出する アセトアルデヒドから分解された酢酸は無害な物質です。 その後体内で水と炭酸ガス(二酸化炭素)に分解され、体外へ排出されます。 これがアルコールの分解の仕組みです。 お酒に酔いにくくするための8つの対処法 さて、お待たせしました。 それではいびきをかく人はどの様にアルコール対策をして行けば良いのでしょうか? 先ほど「アルコールを分解する仕組み」を説明したのは、ここで正しい対策方法を知ってもらうためです。 私たちの様ないびきをかく人間にとっては自分のためにもパートナーのためにも トータルケアがとても重要です。 そしてトータルケアをするためには 「アルコールの吸収」と 「アルコールの分解(排出)」の2つの視点から対策を考えて行く必要があるのです。 まずは 「アルコールの吸収をサポートする方法」から見て行きましょう。 空腹状態でお酒を飲まない よく「空きっ腹でお酒を飲んだから酔いが早い」といいますが、これは本当のことです。 なぜなら胃の中に食べ物が何もない状態でお酒を飲むと胃はアルコール吸収だけに全精力を注ぐため、吸収が早くなり結果的に酔いがまわるのが早くなってしまうのです。 食事をすることで胃の粘膜に層ができ、胃を荒らすことなくアルコールの吸収も遅らせることができます。 ・お酒を飲む前に何か食べておくこと ・お酒を飲む席でも食事をしながらお酒を飲むこと を心がけましょう。 脂肪分を取る お酒を飲む前に食べておきたいものとして挙げられるのが「脂肪」です。 実は脂肪は胃の中では消化・吸収されず、十二指腸で消化されはじめるのですが、その吸収には長い時間が掛かります。 その結果、胃でのアルコール吸収速度もゆっくりになり、 急激に酔いが回るという状態を回避することができます。 手軽に脂肪分を摂れるものとしては「チーズ」がオススメです。 よく「牛乳を飲むと胃の中に膜を張ってくれる」という迷信がありますが、実際は牛乳に含まれる脂肪分を摂ることでアルコールの吸収を遅らせるというのが実際のところです。 しかし、実は牛乳に含まれる脂肪分は3%前後しかなく、飲み過ぎるとお腹を壊す原因にもなるのでチーズの方が良いでしょう。 水を飲む お酒を飲んでいる時は、できるだけ水を一緒に飲むようにしましょう。 例えばバーでウィスキーを飲む際に出てくる「チェイサー」や日本酒を飲む際に出てくる「和らぎ水」など、強いお酒を飲む際には適度に水を飲む習慣がありますよね? この目的は水を飲むことによって口の中をスッキリさせるということもありますが、同時にアルコール濃度を薄めることで消化・吸収をしやすくすることでもあるのです。 好きなお酒を長く楽しむためにも水を飲むことはとても重要です。 緑茶を飲む お酒を飲む前に飲んでおきたいのが緑茶です。 なぜなら緑茶には胃の粘膜を保護する「カテキン」という成分が含まれており、アルコールの吸収を遅らせてくれます。 また、お酒の席では脂っぽい食べ物が多く消化に負担が掛かりやすいですが、カテキンが消化をサポートしてくれるのです。 このカテキンに注目してヒット商品を作り出したのが花王のヘルシア緑茶です。 ヘルシア緑茶は350mlあたり540mgの高濃度茶カテキンを含んでおり、消費者庁許可特定保健用(トクホ)の商品でもあるため大きな話題となりました。 注意点! 高濃度茶カテキンを過剰摂取すると肝機能障害を起こす可能性があるため必要です。 ここからは 「アルコールの分解をサポートする方法」を見ていきましょう。 柑橘系の果物を食べる・飲む お酒を飲んだ後には柑橘系の果物を摂取しましょう。 これは果物に含まれる果糖にアルコール分解をサポートする効果があるためです。 居酒屋やレストランで果物を食べるのは難しい場合が多いので、グレープフルーツジュースなど飲み物で摂取するのがオススメです。 野菜を食べる お酒を飲んでいる時はアルコールによってミネラルやビタミンが失われがちになります。 身体のトータルケアを考えるのであれば野菜は積極的に食べるようにしましょう。 また、お酒のつまみは塩分を多く含んだものが多いので、サラダなど塩分が控えめのものを食べるのがオススメです。 たんぱく質を摂る アルコールを分解する際に重要な肝臓はたんぱく質を必要としています。 なので、たんぱく質が豊富な食べ物は積極的に食べるようにしましょう。 中でも特にオススメなのが枝豆です。 枝豆は大豆と比べてもたんぱく質が豊富なため、二日酔い予防の食べ物としても注目されています。 また、実は日本だけでなく海外でも枝豆が人気になっているのはご存知でしょうか? なんと2014年に海外から検索された日本食に関するキーワードで「Sushi」に次いで2位だったのは「Edamame」だったんですよ(笑) 世界的にも認められている枝豆を食べて肝臓のはたらきを助けましょう。 また、その他にも肉や魚、豆腐などの大豆系の料理を積極的に食べてたんぱく質を多く摂るように心がけましょう。 アルコール分解をサポートしてくれるサプリメントを飲む 最後にご紹介したいのがアルコール分解をサポートしてくれるサプリメントを飲むことです。 アルコールサプリはたくさんありますが、私が今まで試した&調べて来た中でもっともオススメしたいサプリは「スパリブ SUPALIV 」です。 詳しくは「」でまとめています。 スパリブはファミリーマートやサークルKサンクス、ドン・キホーテなどでも取り扱われているサプリなのでご存知の方も多いと思います。 しかし、「」でも書きましたが、WEB購入限定で55%OFFでスパリブが購入できるキャンペーンがあることを知らない人も多いのではないでしょうか。 また、スパリブは確かに効果的なサプリですが 「いびきをかかないための飲み方のコツ」というものがあります。 その辺りのノウハウやスパリブのスゴさは「」で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。 まとめ いかがでしたでしょうか? 今回はお酒といびきの関係性と8つの対処法をご紹介しました。 私もこの関係性を正しく知った時は 「いびき持ちの人間はお酒も好きなように飲めないのか!」と憤慨したのを覚えています(笑) お酒が苦手だったり嫌いな人はまだ良いですが、私のように仕事上お酒の席が多かったり、そもそもお酒が好きな人間にとっては悲しい事実です。 とは言え、嘆いていても仕方がありませんので今はお酒を飲む前後にできる限りの対策をするようにしています。 せっかくお酒を飲むなら楽しく飲みたいものですよね。
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