ヘリウム ガス 不足。 ヘリウムの世界的供給不足は今後も続き、25年後には枯渇する危険性も

ヘリウムガスの販売停止について(第二報)

ヘリウム ガス 不足

水素ガスを使用した中国のホテルでパーティー会場にて 風船に水素ガスを充填されていたことで爆発事故を起こしたという報道がありました。 また、 中国では水素をつめた風船が爆発する事故が多発している。 水素入り風船は法律で禁止されているが、代替物質である安全なヘリウムが世界的に見ても希少で高価な物質であるため、多くの場合は安価な水素が使われ続けているのが現状だ。 中国では、水素入り風船を作る個人業者がコストをさらに下げようとして、化学反応を利用して自分で水素を発生させ、出来た水素を詰めたボンベが爆発して屋外に飛び出す事故も発生している。 ヘリウムの高騰で、日本でも心無い業者は水素ガスを 風船に充填をする現実があります。 人々を笑顔にする風船が爆発することは絶対にダメです。 この記事をどうぞ拡散して 水素ガスを使用した風船を販売することをやめさせて下さい。 日本バルーン協会は 安全で安心なバルーンを使うために、協会員の教育を やっております。 バルーン協会のバルーン業務安全管理士を取得した バルーン関係者は専門の知識を有しております。 もちろん、です。

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窒素で風船は浮かびません。間違った使用方法だと危険です。まずは信頼のおける専門店の風船屋へ

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ヘリウム不足は数年前の騒ぎからまったく状況は変わらず むしろ、より深刻な状態です。 日本中、世界中でヘリウムを使った医療や産業がおおくあり とても大切なガスですが、現実問題として枯渇状態です。 医療現場ではMRIに使われ、工業的には分析機器や熱ファイバーや 半導体の製造現場でつかわれ、風船に使用はその中では少ないのです。 どうして不足になるのか 供給が追い付かない理由の一つが、供給元である天然ガス田の数が増やせない点にあります。 ヘリウムを採取するための天然ガス田自体は数多くあるものの、採算に見合うコストでヘリウムを取り出せるのが、「アメリカ 76% 」「アルジェリア 9% 」「カタール 7% 」「ロシア 3% 」「ポーランド 2% 」の5カ国に限られているのです。 また、中国などの新興国の経済成長によりヘリウム需要がさらに増したことも、事態の悪化に拍車をかけています。 現在、これまで市場へ潤沢に放出されてきたヘリウムの在庫が底をつき始めており、このまま消費を続けていると、数年後には枯渇するといわれています。 そんな状況なので風船屋もヘリウムが入手困難な状態です。 幸い、BLUESKYは何とか無理をお願いしてまだ少量ですと 入手が出来ていますが、出来ないお店や結婚式場さんがおられます。 バルーンの飾り付けは結婚式でよく使われます。 BLUESKYでもよくご依頼がありますので ウエディングバルーンは大人気です。 ふわふわ浮いているバルーンは会場を華やかで 結婚式らしく彩ります。 そんなバルーン屋さんに一大事です。 広島のバルーン仲間が仕事で入っている婚礼グループ会社内の通達で驚くべき内容が発表されました。 今後はヘリウムガスは使わずに 窒素ガ スで代用するようにとのこと ありえません。 どこで間違った情報が伝わったのでしょうか? 風船が浮くためには空気よりも軽いヘリウムを入れるから浮力が付くのです。 窒素は空気よりも重いので、窒素ガスでは絶対に風船は浮きません。 どうしてこのような間違った情報が流れたのか 調べてみました。 その前に、 今回の窒素騒動のこととFBでバルーン仲間がまとめていますので そちらを掲載します。 結論から言うと 【窒素ガスでは風船は浮かびません】 大気 たいき の主成分である窒素で風船が浮くなら苦労はしませんよ(笑) スマホでググればスグに分かる事だと思うんですが・・・ ーーーーーーー 水とサラダ油を混ぜると、比重の重い水が下に、比重の軽いサラダ油が上に溜まります。 結果的にサラダ油が水の上に浮かぶことになります。 比重の差が浮力を生む訳ですから、風船を浮かせたい場合、身の回りの「大気 空気 」より比重の軽い気体を大量に充填して膨らませれば、風船は浮きます。 どうしても浮かせたいなら「熱気球」にするしかありませんが、風船を温め続けるのは現実的では無いでしょう(笑) 大気より比重の軽い気体は「ヘリウム」や「水素」が代表的ですが、水素は燃料に使われるほど燃焼エネルギーが高い(火がつくと爆発燃焼する)ため、日本の風船業界では使用する事が禁止されています。 ガス爆発と同じような大事故になるからです。 ヘリウム自体は、窒素の代わりに深海潜水用のエアボンベに使われるくらいに人体に安全な気体です。 それらがニュースにならないのは、二酸化炭素や窒素を吸ってもヘリウムの様に声が変わらず面白くないので、誰もやらないからでしょう。 無酸素ガスを吸うことが危険なのであって、ヘリウムが危険な訳ではないのですが、現象だけを見て原因を考えない人は「ヘリウムは危ない」と短絡的に思い込んでしまいます。 ーーーーーーー 大事なことなのでもう一度言いますが 【窒素ガスで風船は浮かない】 【風船を浮かすにはヘリウム一択】 【ヘリウム自体に危険性は無い】 以上を覚えておいてください、お願いします。 そんな【有り得ない事】を言う業者は【モグリ】の可能性があります。 業界では禁止されている危険な水素ガスを使っているかもしれません。 読んでいただくとわかるのですが、 2つの問題が提示されています。 窒素では風船は浮かばない 当たり前ですが、空気よりも重たいので浮きません。 にわかりやすく解説されていました。 風船を宙に浮かせるため 空気は約8割が窒素、約2割が酸素でできています。 縁日で売られている風船が浮くのは窒素や酸素よりずっと軽いヘリウムを使っているからです。 昔はヘリウムより軽い水素ガスを使った風船が売られていましたが、水素は引火・爆発の危険性が高く、水素を使った飛行船が炎上事故を起こしたこともあり、現在は爆発しない不活性ガスのヘリウムを使うようになりました。 ただ、今までも結婚式場では窒素を使ってバルーンデコレーションはしていました。 それで誤解を受けると困るのですが、 タイヤに空気を充填するのに窒素ガスを使うことがあります。 空気が抜けにくく劣化予防にもなり、燃えにくい特性がありますし 会場内でエアーの電動の空気入れを使用すると音が大きく会場の迷惑になるため 大きなボンベで静かに風船を充填できる窒素のボンベを持ち込むことがあります。 それはあくまでも、デコレーション浮かばない飾り付けの場合です。 ヘリウム不足のために産業界でも、 今までヘリウムを使用していたガスクロ(分析機)の と言われているのを、誤解して 浮かぶ風船にも使えると間違った理解をしたのかもしれません。 安全な窒素だと言って水素ガスを販売する危険な業者がいること これが一番怖いです。 風船が浮くためにはヘリウムか水素でないと浮遊できません。 昔は水素を使って屋台で販売され、大爆発を起こすなど危険なことが頻発したので 現在、日本では風船に水素を使うことは禁止されています。 水素ガス(H 2)は,ヘリウムガスと比較して入手しやすく,安価で,線速度に対する分離性能も高いといった特徴をもち,安全面に留意して使用すればランニングコストも大幅に削減することができます。 一方で,水素ガスは爆発しやすい危険なガスです。 これを知らないまたは、知っていても安価なことを理由に 窒素だと言えば安全と思うだろうと安全な窒素と称して 水素を販売している業者がいるみたいです。 本当に恐ろしいです。 どうぞ、間違った情報をうのみにせずに 安全な取扱いをなさってください。 わからないことがありましたら、お近くのバルーン専門店にお聞きください。 BLUESKYは 日本バルーン協会 風船を安全に使用するために常に新しい情報取得、発信しています。

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ヘリウム不足により一部業者が危険な水素ガスを使用しています。危険な行為をやめさせましょう。

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2019年11月、日本物理学会などのヘリウムを研究で使用する学会らが国をあげてヘリウムの安定供給に取り組むよう緊急声明を発表しました。 ヘリウムは半導体や光ファイバーなどの工業製品の製造や研究開発、またMRIなどの医療機器など多くの場所で利用されています。 そんなヘリウムは10年前よりも輸入価格が3倍に上昇し、研究開発用のヘリウムが不足している状況です。 このままでは半導体や光ファイバーなどの研究開発に大きな影響がでることや、さらにヘリウム不足が深刻化すれば一部の医療機器の使用が困難になってしまう可能性が考えられます。 今回はなぜこのようなことが起きているのか?また日本ではなぜヘリウムは生産されていないのか?解説していこうと思います。 ヘリウム ヘリウムは無味、無臭、無色で水素に次ぐ軽い気体であり、貴ガスの一種です。 その軽さから気球や小型飛行船に使われたり、身近なところではパーティ用の声を変える道具としても使われていますよね。 そんなヘリウムは大気中にはわずか5 ppm(0. 005%)しか含まれておらず、空気から単利することは難しく、天然ガスより分離、精製されるのです。 また、ヘリウムは太陽を構成する元素であると考えられたため、名前の由来はギリシャ神話の太陽神である「ヘリオス」からきています。 ヘリウムがなぜ不足しているのか? 先ほども言った通り、ヘリウムは空気中に微量しか含まれておらず、空気中から単離することは極めて困難です。 そのためヘリウムが多く含まれている天然ガスから単離する必要があります。。 そして、このヘリウムが多く含まれる(0. 5%~1%)天然ガスの井戸は地球上の一部の地域に偏在しており、一部の地域でしか生産できないのです。 残念ながら日本にはヘリウムを多く含む天然ガスの井戸は無く、ヘリウムを生産することはできません。 現在ヘリウムの生産量第1位はアメリカであり、その生産量は世界の60%を占めており、カタール、アルジェリア、ポーランドやロシアなどが続いています。 日本は自国で生産ができないため、完全にこれらの国からの輸入に頼り切っている状況であり、アメリカの状況が変化しつつあるためヘリウムの供給が不足しているのです。 アメリカ政府の管理下にあった世界最大のヘリウム貯蔵施設がまもなく民営化されるということ。 また、アメリカがこれまでの天然ガスではなく、シュールガスの生産にに力を入れだしたことによる生産量の低下が大きな原因として挙げられます。 シュールガスとは頁岩と呼ばれる堆積岩の層から採取される天然ガスで化石燃料の一種です。 そして、さらには中国などが研究によるヘリウムの需要が大きくなり、需要が増えたにも関わらず生産が減っているので、ヘリウムが不足しているのです。 さいごに ヘリウムは研究だけでなく医療現場にも欠かせない存在です。 そのため不足が深刻になれば大変な問題となると考えられます。 これから再利用するための技術を確立したり、国内に大きな貯蔵施設を作る必要があるということです。 ただ、生産量世界2位のカタールやロシアがアメリカに代わり大きくヘリウムの生産に力を入れるという動きもあり、不足はいずれ解消されるとも言われています。 今後ヘリウムがどうなるか気になるところですね。 パーティーなどでヘリウムを使う機会があれば、ふとこのような問題のことも考えてみてはいかがでしょうか?.

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