コーノ 式 ドリッパー。 KONOコーノ式:珈琲(コーヒー)器具の専門店【ブランディングコーヒー】

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コーノ 式 ドリッパー

今回は、「 コーノ式」と「 ハリオ式」の違いと 全体的なまとめのお話をしてみたいと思います。 下の画像を見てください。 この両者も本当によく似ていますよね。 円錐型のコーノ式・ハリオ式を見てみると 台形型のメリタ式・カリタ式に比べて背が高い分、 より長い時間コーヒーにお湯が接するということがわかります。 また、排出される穴の大きさから、 台形型のドリッパーのように、底に溜まることなく、 コーヒー液は流れ落ちるという点が大きく異なります。 左が「コーノ式」で右が「ハリオ式」です。 コーノ式の「名門ドリッパー」 コーノ式の会社は、珈琲サイフォン株式会社。 珈琲サイフォンを世界で初めて開発した人、初代社長の河野彬さん。 コーノ式のフィルターは、2代目の河野敏夫社長が開発。 河野さんだから、コーノなんです。 ハリオ式の「V60」 HARIO株式会社。 元々は1921年創業した日本の耐熱ガラスメーカー。 ハリオは、ガラスの王様「玻璃王」が由来なんです。 ペーパーの装着方法も同じです。 (ハリオのペーパーです。 ) このような、円錐型のペーパーのギザギザのところを折り込みます。 装着すると、こんな感じになります。 ドリッパーと密着させるのがポイントです。 秘密はリブにあり リブとは、ドリッパーの内側にある筋のようなもの。 リブがないとペーパーがドリッパー面に 張り付き、コーヒー液は流れ出ることができません。 リブが多ければ多いほど、ペーパーとドリッパーの間に 溝が生まれ、コーヒーは落ちやすくなります。 両者の大きな違いとして、コーノ式はリブが少なく上部にはありません。 一方のハリオ式には、リブの数も多く、スパイラルな形状をしています。 コーノ式は、下部だけにリブを入れることにより、 上部だけにペーパーが張り付く為、アクなどの雑味は上部に残し、 コーヒー液はセンターに集中させ、浸漬してから落ちることになります。 反対にハリオ式は、ドリッパーとペーパーを密着させることを防ぎ、 コーヒー豆を効果的に膨らませ、全面から透過して落ちます。 抽出時間の長さが違う 豆の量、挽き具合を同条件にし、同じ淹れ方をした場合、 浸漬的なコーノ式よりも、リブが長く多いハリオ式の方が 早くお湯が落ちます。 味の差は? ハリオ式は、上部から伸びるリブの影響もあり、 全体からろ過する為、豆そのものの成分が出てきます。 豆本来の味わいになり、伸びのある、余韻のある味を楽しめます。 コーノ式は、下部にのみあるリブの影響で、 アクや雑味は上部に残る為、輪郭がはっきりとした シルクのようなすっきりした味わいになります。 実際に飲み比べをしてもらわないと 文章では伝わりにくいと思いますが、 ハリオ式とコーノ式の味の違いは小さくありません。 全く異なる仕上がりになります。 スポンサーリンク 注意すること メリタ式、カリタ式の記事にもお話した内容ですが、 コーノ式、メリタ式も同様に、それぞれのペーパーが存在します。 若干、コーノ式の方が厚手に作られています。 ドリッパーに合わせて、計算されて作られているので、 同メーカーのペーパーで試してみることをお勧めします。 まとめ ハリオ式とコーノ式、どちらにもそれぞれの特徴があります。 どちらとも研究に研究を重ねて作られていますので、 どっちが良いということでなく、何を選ぶかということですね。 当店では試行錯誤を重ねた結果、 コーノ式・ハリオ式の両方を使っています。 浅煎りの豆から、極深煎りの豆まで扱っているので、 豆の特性を活かせるよう、豆別に豆の量とお湯の温度、 お湯の落とし方、ドリッパーを変え、私が思うベストな状態でご提供しています。 コーノ式は、輪郭をはっきり、すっきりさせたい豆に使用し、 深いコクや、何層にも広がりを出したいような豆には ハリオ式を使用しています。 これからドリッパーの購入を検討している方へ 今回、ドリッパーの2話に分けて4種類のドリッパーの説明をしましたが、 各ドリッパーの特徴が少しでも理解して、選択するきっかけになってくれれば嬉しいです。 例えば、時間がない朝にコーヒーを飲まれたいのであれば、 お湯の調整があまり必要なく、安定した味を出せるメリタ式。 手軽に始めることができる、カリタ式。 様々な種類のコーヒーを、色々と調整しながら飲まれたい方には、 コーノ式・ハリオ式というように、ご自身に合わせた選び方ができると思います。 納得できない時は、また別のドリッパーに変えれば良いだけです。 そこまで値段がするものではありませんからね。 コーヒーの美味しさは、7割は豆自体の性能だと思っています。 そして3割が器具や淹れ方、温度によるものだと思います。 たった3割でも、やらなければ7割止まりのコーヒーです。 その3割を大事にすればするほど、自分だけの最高のコーヒーに近づけると思います。 ぜひ、あなただけの最高のコーヒーを楽しんでください。 今回お話した、ドリッパーの内容について、 疑問やご質問があれば、ぜひ質問してくださいね。

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ドリッパー紹介|コーノ式の特徴とコーヒーの入れ方・使い方

コーノ 式 ドリッパー

同じ円錐型、だけど〇〇が違う 今回は『ハリオv60ドリッパー』『コーノ式名門ドリッパー』共に1~2杯用のサイズで比較してみます。 パッと見た感じ背丈も同じで円錐型をしているのですが、大きな違いと言えば内部のにある溝= リブでしょう。 左側『コーノ式』のリブは ドリッパー下部に放射状に伸びています。 右側『ハリオ』のリブは ドリッパー全体にスパイラル状に伸びています。 また穴の直径が『ハリオ』の方が 若干大きいという違いもあります。 形状が変われば、抽出条件が変わるということなので、 全く同じ所作で淹れたとしても仕上がりの味は変わってきます。 価格が違う 材質の同じ樹脂製で比べてみると販売店にもよりますが、ハリオの方がややお安くお買い求め頂けます。 また、専門店は別にして量販店でも比較的購入しやすいのもハリオでしょう。 コーノ式はなかなか見かけません。 田舎に住んでいるから?? ただし、コーヒー器具の選び方として「安さが正義!」というものでもないので、単純に「それぞれの価格相場に開きがありますよー」というご紹介です。 材質の種類が違う ハリオは樹脂製の他に、『耐熱ガラス』『ステンレス』『銅』などの材質の製品があります。 一方コーノ式は現状、樹脂製一択です。 種類が豊富ということは、こだわりを追求するうえで良いことなのですが、個人的には選択肢が少ない方が購入するにあたって色々と悩まないので楽です 笑 味が違う リブの形状や穴の大きさが異なる両者で できる限り 同じ条件で抽出すると、味がどの様に違ってくるのか。 結論から言いますと、 『味の違い=特徴』は確実に感じれます。 ただ、この味の違いを文字でどう表現するのが適切か非常に悩みますが、それぞれ私なりの言葉で綴ってみます。 まず、 コーノ式はハリオに比べると深みを出しやすく感じます。 これは単純な「濃度」というよりは「コーヒー豆そのものの味わい」という感覚です。 コーヒーの味を芯で捉えて、非常に奥行きのある味わいが楽しめます。 また、 ある程度抽出が雑でも一定のクオリティに仕上がります。 これは間違いなく良いことではありますが、個人的には「味わいの遊びが少ない」と感じてしまう部分でもあります。 一方 ハリオは表現の自由度が高いドリッパーという印象があります。 コーノ式の様な深みのある味わいはやや不向きですが、ドリップコントロール次第では様々な味わいを楽しむことができます。 その分、 味の再現性が低くなるので、慣れないと毎回違う味わいになりやすいです。 ちなみに、多杯取りの時はコーノ式に比べるとハリオの方が安定する気がします。 補足として、 キーコーヒーのクリスタルドリッパーの個人的なイメージは「ハリオとコーノ式の中間!」です。 ハリオよりかは再現性は高いものの、コーノ式ほど抽出判定が甘くないといったところです。

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コーノ式ドリッパーセットを使った、おいしいコーヒーの淹れ方

コーノ 式 ドリッパー

プロも愛用しているコーノ式名門ドリッパー(通称コーノ式)。 コーノ式を含めて今まで3種類のドリッパーを使ってきました。 の美しさに惚れ込んで始めたコーヒーライフ。 フラスコのようなフォルムが最高に美しく、コーヒーを淹れる時間がとても楽しく感じられました。 その次はカリタのドリッパー。 ウェーブフィルターから抽出すると、ドリップの中ではかなり深みのある味わいを感じられこのドリッパーでもさらにコーヒーを好きになりました。 そして、ここ半年くらいはコーノ式のドリッパーを愛用しています。 ドリッパーの中でもかなり人気が高く、ハリオのV60かどちらかといったところではないでしょうか。 お買い求めやすいのはV60ですが、コーノ式もめちゃくちゃおすすめです! 今回は半年使ってみてコーノ式のドリッパーにも慣れてきましたので、デザイン・特徴・淹れ方についてご紹介します。 珈琲サイフォン株式會社は、オシャレなデザインのコーヒー器具がたくさんありコーノ式もそのひとつ。 ドリッパーもサーバーもシンプルですが、 ウッドハンドルと主張しすぎることのないロゴたちがとてもオシャレです。 おいしいコーヒーを淹れることができる器具なのに、さらにオシャレときたらそりゃもうインテリアとしても活躍させたくなるというもんです。 のタグでもオシャレな方が使っていますし、僕も壁に飾りつつ使っています。 プロも使うということもあり、中級者から上級者向けといわれてはいますが、僕も素人ですし何事もチャレンジです。 その役割はフィルターを付けたときにドリッパーとの間に隙間を生み出し、コーヒーをサーバーに落とすことです。 リブが上まではないため、コーノ式のドリッパーは雑味やえぐみといった不要な成分をカットすることができるんですよね。 コーノ式であればさらっとしていておいしく飲みやすいコーヒーを淹れることができるのです。 実際は蒸らして淹れることもありますし、蒸らして淹れる方法を紹介しているプロの方もいらっしゃいますが、蒸らさなくてもおいしいコーヒーを飲めます。 浅煎りのコーヒーを淹れれば紅茶のような爽やかさにもなるので、一度試してみてください。

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