深夜 食堂 レシピ。 『深夜食堂』の“インスタ映え”メニューを紹介!料理研究家の重信初江さんが作る「豚と発酵白菜の鍋」レシピ大公開

心に残る素朴なおいしさ。大人気ドラマ『深夜食堂』の再現レシピ15選

深夜 食堂 レシピ

新宿・花園界隈の路地裏にある、深夜にしか営業しない「めしや」を舞台にしたマンガ『深夜食堂』。 マスターと深夜に食事をしにくるお客さんとの間で交わされる何気ない会話や、そこから広がる人間模様がなんとも味わい深く素朴で優しくて、私の「なんか寂しくなっちゃった時のお守りマンガ」です。 そのマンガを実写化したドラマ『深夜食堂 -Tokyo Stories-』を Netflix で観ることができます。 マンガで見てもおいしそうな食べ物が実写になると、もうなんともそそられて……。 今回、公式レシピを紹介してもらったので、第1話に登場する「麺抜きタンメン」を再現して作ってみましたよ〜。 【「麺抜きタンメン」が出てくる回のストーリーは?】 ラジオ局のアナウンサー、島田は医師に隠れ肥満と診断されたことを気にしつつも「めしや」で好物のタンメンを食べている。 すると店に入ってきた美人タクシー運転手が「タンメン、麺抜きで」と注文。 島田はどこかで見たことがある人だと思ったが、やがて彼女が、島田が子どもの頃に憧れていた戦隊もののヒロインを演じていた女優だったことに気づき……。 麺抜きタンメンは、この第1話の重要なキーとなる食べ物なのですが、ストーリー中に「夜中に炭水化物を取れるとよくないから」、「タンメンの麺抜きって、よく考えたら具の多い野菜スープ。 これなら体重を気にしている方にもいいんじゃないかな」なんて言葉が出てきます。 豚バラスライスは2cm幅、キャベツは一口大、人参は短冊、ニラは4cmの長さに、きくらげは水で戻して食べやすく切ります。 にんにくは芽をとり、軽くつぶします。 フライパンにごま油、にんにくを入れて火にかけ、香りがたってきたら、豚バラスライス、人参、キャベツ、もやし、きくらげを加えて強火でさっと炒めます。 (写真では材料が見やすいようにしていますが、お肉から順にフライパンに入れて炒めるのがおすすめです) 3. ニラ、ナンプラーを入れて軽く炒め、温かい鶏ガラスープ、塩を加えましょう。 沸いたら丼に盛って、できあがりです! 【鶏ガラでスープをとる】 鶏ガラスープは顆粒のものを使えば簡単ですが、鶏ガラから作っているのが深夜食堂のマスター。 ちょっと時間はかかりますが、作業自体は簡単ですよ。 鶏ガラスープの材料 ・水 2500~3000cc ・鶏ガラ 2羽分 ・長ねぎの青い部分 1本分 ・しょうがスライス 2枚 鶏ガラスープの取り方 1. 大きめの鍋にお湯を沸かし、沸騰したら鶏ガラを入れて1分茹でてください。 1をざるにあけて水を捨て、血の塊や臓器を取り除き、適当な大きさに切ります。 (ここまでの工程は省いてもOKですが、やったほうが上品な味の鶏ガラスープになります。 ) 3. 大きめの鍋に水、鶏ガラ、長ねぎの青い部分、しょうがのスライスを入れて火にかけます。 沸騰してきたらアクを取り、弱火にして1時間から1時間半ことこと煮てください。 スープをざるでこして、骨などを取り除きましょう。 このレシピの量だと「麺抜きタンメン」に使うよりも多くのスープができるので、瓶などに保存しておき、カレーやラーメンなどに使ってみてください。 冷蔵庫で2、3日くらいなら保存できると思います。 【優しい味が心と体に染み渡る〜!】 「麺抜きタンメン」は、しゃきしゃきとしたもやしの食感とニラやニンニクの風味がマッチしてとってもヘルシー。 ナンプラーの味はほとんどせず、深みとコクのある塩味のタンメンスープに仕上がっていました。 鶏ガラスープから作っているので、塩分を控えめにしてもしっかりと旨味があり、最後の1滴までスープを飲み干したくなります。 野菜がたっぷり取れ、優しい味が染み渡って、心と体がほどけていく感じ。 『深夜食堂』の世界がおうちで再現できちゃう気分です。 【『続・深夜食堂』が公開になるんですって】 このタンメンスープのように優しさが染み渡る『深夜食堂』。 実は、映画『続・深夜食堂』が2016年11月5日から始まっています。 寒さが日に日に増すこの時期、「ちょっとワケありな客が現れては、マスターが作る懐かしい味に心の重荷を降ろし、胃袋を満たして店を後にしていく」という『続・深夜食堂』を観ると、あったかい気持ちになれると思いますよ。

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心に残る素朴なおいしさ。大人気ドラマ『深夜食堂』の再現レシピ15選

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そんな読者のために、まずは飯島さんが手がける実際のお仕事について聞いてみた。 簡単に言えば、映画やドラマ、CMなんかの撮影現場で、撮影用の料理を作るのが私たちの仕事です。 なんとなくのイメージで「芸能人にたくさん会えて、華やかでいいですね」なんて言われたりすることもありますけど、実際のところは、けっこうな体力仕事。 現場のスタジオには、冷蔵庫とテーブルぐらいしかないことのほうが多いんで、ひとたび撮影となると、カセットコンロに鍋やザル、まな板に包丁、食材に食器……と、「引っ越しですか?」ってぐらいの大荷物で現場入りしますしね(笑)。 たとえば、お母さんが台所で煮物を作っているシーンのあとに、すぐ食卓を囲むシーンがあったとしても、全体のスケジュールがあるから、「ちょっと煮込むのに時間をください」なんて言うわけにはいきません。 だから、煮込み終わった完成品も並行して作って、いかにジャストのタイミングで出せるようにしておくか、みたいな部分には、どんな現場でもすごく神経を使います。 松岡(錠司)監督とは、『タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』以来、かれこれ10年近いお付き合いなので、こと『深夜食堂』に関しては、わりと信頼して任せてもらえているのかな、とは思いますけどね。 作品によっては、スタイリスト泣かせなムチャなオーダーもあるのだとか。 いくら味は映像に映らないと言っても、食材の差は、味にも見た目にも出ちゃいますから、演者さんががっつり食べるシーンがあるのに、「食材はスーパーで極力安いものを買ってください」とかって言われたりすると、「なんだかなぁ」と思ったりはしますね。 もし安くて白っぽいトマトと、高いけどちゃんと赤いトマトがあったら、私たちはやっぱり赤いほうを選びたい。 まぁ、レシートをチェックされて、「このトマトはちょっと高いんじゃないですか?」なんてツッコまれたりすることも、ままあるんですけどね。 一方、飯島さんがフードスタイリストとしての一歩を踏みだしたバブル時代には、食材はもちろん、食器類もその都度、使い捨てが当たり前。 食器も、ある程度は持っていたほうが便利ではあるんですけど、自前のものは一度使ってしまったら、しばらくは使えない。 だから、いまは借りることのほうが多いです。 しかも最近は、そういうリース屋さんで食器を借りて、ハンバーグを食べるシーンはコレで、デザートのときはコレ。 コーヒーカップはコレ……って感じで、盛りつけのイメージが分かる写真資料を作って、事前に先方のOKをもらうのが主流。 角切りにしたキャベツを「千切りにしてもう一度(写真を)撮ってください」なんて言われることも普通にありますし、意外と撮影当日までの準備もひと苦労なんですよ(笑)。 飯島さん直伝のワンポイントアドバイスを参考にしつつ、ぜひみなさんにも実践していただきたい。 まず、肝心の材料はコチラ! 【材料】(4〜5人分)• 豚バラ肉(スライス) 200g• しいたけ 4個• 里芋 3個• こんにゃく 小1枚• 油揚げ 1枚• だし汁 1500cc• ごま油(or サラダ油) 大さじ1• 味噌 大さじ5~6• しょうゆ 小さじ1• 人参は彩りを考えるなら「あったらいいな」ぐらいの感じです。 味噌に関しては、『深夜食堂』の劇中では、熟成期間の長い濃いめの味噌と、甘みのある信州味噌の2種類を合わせていますが、そこは好みでまったく問題ありません。 大根、にんじんはいちょう切り、しいたけはスライス、ごぼうはささがき、里芋は一口大に切る。 里芋と長ねぎ以外の野菜とこんにゃくを入れて炒める。 煮つづけると味噌も香りが飛んでしまうので、半分は味つけ用にここで使い、残りは、風味をしっかり残すための仕上げ用として取っておきましょう。 煮つめ具合によっては、味が濃くなってしまう可能性もあるので、仕上げのときは、味をみながら量を加減するといいと思います。 5mmぐらいの厚みがあるお肉を使えば、次の日になってもホロッとした肉々しい食感が楽しめるんじゃないかな、と。 飯島さんが、劇中で2種類の味噌を合わせたのは、「マスターのお店には、いろんな地方の人が来そうだから、ミックスしたほうが馴染みやすい」との思いから。 この冬は、大切な誰かとご当地味噌をミックスしあって、ふたりだけの「豚汁」でホッコリ……というのも、なかなかオツだと思うのだが、読者のみなさんはどうだろう? 【飯島奈美(いいじま・なみ)】 都生まれ。 フードスタイリスト。 『深夜食堂』シリーズのほか、映画では『南極料理人』や『海街diary』。 著書に『LIFE なんでもない日、おめでとう! のごはん。 』(1,2,3巻)などがある。

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おうちで深夜食堂

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そんな読者のために、まずは飯島さんが手がける実際のお仕事について聞いてみた。 簡単に言えば、映画やドラマ、CMなんかの撮影現場で、撮影用の料理を作るのが私たちの仕事です。 なんとなくのイメージで「芸能人にたくさん会えて、華やかでいいですね」なんて言われたりすることもありますけど、実際のところは、けっこうな体力仕事。 現場のスタジオには、冷蔵庫とテーブルぐらいしかないことのほうが多いんで、ひとたび撮影となると、カセットコンロに鍋やザル、まな板に包丁、食材に食器……と、「引っ越しですか?」ってぐらいの大荷物で現場入りしますしね(笑)。 たとえば、お母さんが台所で煮物を作っているシーンのあとに、すぐ食卓を囲むシーンがあったとしても、全体のスケジュールがあるから、「ちょっと煮込むのに時間をください」なんて言うわけにはいきません。 だから、煮込み終わった完成品も並行して作って、いかにジャストのタイミングで出せるようにしておくか、みたいな部分には、どんな現場でもすごく神経を使います。 松岡(錠司)監督とは、『タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』以来、かれこれ10年近いお付き合いなので、こと『深夜食堂』に関しては、わりと信頼して任せてもらえているのかな、とは思いますけどね。 作品によっては、スタイリスト泣かせなムチャなオーダーもあるのだとか。 いくら味は映像に映らないと言っても、食材の差は、味にも見た目にも出ちゃいますから、演者さんががっつり食べるシーンがあるのに、「食材はスーパーで極力安いものを買ってください」とかって言われたりすると、「なんだかなぁ」と思ったりはしますね。 もし安くて白っぽいトマトと、高いけどちゃんと赤いトマトがあったら、私たちはやっぱり赤いほうを選びたい。 まぁ、レシートをチェックされて、「このトマトはちょっと高いんじゃないですか?」なんてツッコまれたりすることも、ままあるんですけどね。 一方、飯島さんがフードスタイリストとしての一歩を踏みだしたバブル時代には、食材はもちろん、食器類もその都度、使い捨てが当たり前。 食器も、ある程度は持っていたほうが便利ではあるんですけど、自前のものは一度使ってしまったら、しばらくは使えない。 だから、いまは借りることのほうが多いです。 しかも最近は、そういうリース屋さんで食器を借りて、ハンバーグを食べるシーンはコレで、デザートのときはコレ。 コーヒーカップはコレ……って感じで、盛りつけのイメージが分かる写真資料を作って、事前に先方のOKをもらうのが主流。 角切りにしたキャベツを「千切りにしてもう一度(写真を)撮ってください」なんて言われることも普通にありますし、意外と撮影当日までの準備もひと苦労なんですよ(笑)。 飯島さん直伝のワンポイントアドバイスを参考にしつつ、ぜひみなさんにも実践していただきたい。 まず、肝心の材料はコチラ! 【材料】(4〜5人分)• 豚バラ肉(スライス) 200g• しいたけ 4個• 里芋 3個• こんにゃく 小1枚• 油揚げ 1枚• だし汁 1500cc• ごま油(or サラダ油) 大さじ1• 味噌 大さじ5~6• しょうゆ 小さじ1• 人参は彩りを考えるなら「あったらいいな」ぐらいの感じです。 味噌に関しては、『深夜食堂』の劇中では、熟成期間の長い濃いめの味噌と、甘みのある信州味噌の2種類を合わせていますが、そこは好みでまったく問題ありません。 大根、にんじんはいちょう切り、しいたけはスライス、ごぼうはささがき、里芋は一口大に切る。 里芋と長ねぎ以外の野菜とこんにゃくを入れて炒める。 煮つづけると味噌も香りが飛んでしまうので、半分は味つけ用にここで使い、残りは、風味をしっかり残すための仕上げ用として取っておきましょう。 煮つめ具合によっては、味が濃くなってしまう可能性もあるので、仕上げのときは、味をみながら量を加減するといいと思います。 5mmぐらいの厚みがあるお肉を使えば、次の日になってもホロッとした肉々しい食感が楽しめるんじゃないかな、と。 飯島さんが、劇中で2種類の味噌を合わせたのは、「マスターのお店には、いろんな地方の人が来そうだから、ミックスしたほうが馴染みやすい」との思いから。 この冬は、大切な誰かとご当地味噌をミックスしあって、ふたりだけの「豚汁」でホッコリ……というのも、なかなかオツだと思うのだが、読者のみなさんはどうだろう? 【飯島奈美(いいじま・なみ)】 都生まれ。 フードスタイリスト。 『深夜食堂』シリーズのほか、映画では『南極料理人』や『海街diary』。 著書に『LIFE なんでもない日、おめでとう! のごはん。 』(1,2,3巻)などがある。

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