アコーディオン ボタン。 【鍵盤堂】アコーディオン、はじめてみませんか?

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アコーディオン ボタン

2014年09月14日 20時00分 ボタン式アコーディオンがパソコンのキーボードで演奏できる「bayan」 By 多くの人が小学校の音楽の時間などで触れたことがある アコーディオンは、大きく分けてピアノ型と同じ鍵盤が装備された「ピアノ式アコーディオン」と、丸いボタンがギッシリと並べられた「ボタン式アコーディオン」の2種類に分類されます。 このなかでもボタン式アコーディオンはなかなか触れる機会が少ないものですが、そんな楽器をPCのキーボード上で再現するサイトが「 bayan」です。 bayan サイトでは、キーボードを模した表示の下に詳細を表示する「about」のリンク、そしてTwitterのアイコンだけが表示されています。 とりあえずキーボードをたたいて音を出してみたのがこんな感じ。 キーボードを押すと画面上で色が変わるようになっています。 なお、YouTubeで再生すると少し「ピー」というノイズが目立ちますが、これは録音時に混入したもの。 実際の演奏時にはほとんどノイズは目立ちません。 サイト名の由来にもなっている「バヤン」は、ボタン式アコーディオンの中でも 楽器のこと。 実際には左右両手で演奏する楽器ですが、サイトでは右側部分のみが再現されています。 By 音の配列は以下のような感じで、下図中の黄色い矢印が音の並びを示しています。 キーボードの「Q」の文字が最も低い「ド C 」の音で、その下の「A」が半音上の「ド C 」、さらにその下の「Z」が「レ D 」と並んでおり、その次の「レ D 」は「W」の文字に戻るようになっています。 最上段の「2」から「-」の列は、最下段の右端から連続する配列になっています。 配列をよく見てみると、左右の関係は「短三度 水色 」、そして斜め右下の関係は「半音 黄色 」と規則的に並んでいることがわかります。 この規則性こそが、ボタン式アコーディオンの最大の特徴といえます。 そのメリットは、調 キー が変わっても和音の指型が変化しないこと。 基本的にはこの形のまま左右にスライドさせるだけでコードを変えることが可能で、これは鍵盤型のピアノなどにはない特徴の一つです。 「bayan」では以下のように和音を使って演奏することも可能。 エラーのためか、時おり押さえているはずの音が途切れてしまうこともありますが、そこはあえて目をつぶったほうがよさそうです。 サイトを作成したBen Guoさんは、ボタン式アコーディオンのキー配列がPCのキーボードにうまく割り当てられることを発見し、実験的にサイトを作成したとのこと。 自身もキーボーディストとして音楽活動を行っている人ならではの着目点といえそうです。

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アコーディオン

アコーディオン ボタン

向かって右から、ボタン鍵盤式アコーディオン 左右 非相称。 赤い服の男性)、ピアノ式アコーディオン 左右 非相称。 赤い服の女性)、 左右相称。 青い服の女性 蛇腹楽器 アコーディオン族 は、伸縮自在の蛇腹の左右にそれぞれ きょうたい。 器械を内蔵した箱 がついている。 アコーディオン 狭義 は左右の筐体の形が違う。 演奏者は通常、右手側の筐体はバンドやベルトなどで胴体 腹部や胸部 に固着させる。 蛇腹の伸縮動作は左手側の筐体を動かして行う これに対してやは、左右の筐体の形はほぼ同じで、また筐体は演奏者の胴体に固着させない。 を参照。 右手側の筐体は主に主旋律を担当する。 と同様の「ピアノ式鍵盤」もしくは「式鍵盤」が並んでいる。 左手側の筐体はさまざまで、やを奏でるのに特化したボタンが配置されているタイプが多いが、左手側も旋律をピアノのように奏でられるフリーベース・アコーディオンや、日本のでよく見られる「合奏用アコーディオン」のように左手側はボタン鍵盤を省略したタイプもある。 一般的な「独奏用アコーディオン」の場合、右手側が8~50鍵ほど、左手側が18~120個ほどのボタンがある。 筐体の内部構造は、ボタンと空気弁を繋げるためにシャフトが張り巡らされ、大変複雑である。 重量は2~15程度。 以下に蛇腹楽器の主な種類を示す。 狭義のアコーディオンは「左右非相称」の列の3種類である 詳しくは「」を参照。 左右非相称 左右相称 式 式 音が鳴るしくみ [ ] 右手側の筐体のフロント・グリル 網板 をはずすと、音色が鋭くなる。 筐体内部の「下駄」状の機構がむき出しで見える。 秦コータロー氏、にて。 両手で左右の筐体を保持する。 それぞれの手で、筐体上の鍵盤やボタンを押すと、シャフトでつながった対応する空気弁が開くようになっている。 蛇腹を伸縮することで送られた空気が開かれた弁を通り、を通り抜けるときにこれを振動させて音を鳴らす。 リードはフリーリードと呼ばれるもので、薄い金属の板であり、共鳴管によらずリード自身の長さや厚さで音高が決定される。 フリーリードの1枚のリードは一方からの通気でしか発音しないため、通常アコーディオンの場合は蛇腹を押した時にも引いた時にも発音するように一つのリード枠に表裏2枚のリードがセットされている。 この発音原理はやによく似ている。 押し引きで違うリードが発音するため、押し引きで同音の出るタイプのアコーディオンと、押し引きで違う音の出るタイプのアコーディオンがある。 アコーディオンの中身。 フリーリードと、空気の逆流を防止する「サブタ皮」が並んでいる。 音色切り替えスイッチについて [ ] アコーディオンのリードの音高 ピッチ には、H 高音 、M 中音 、L 低音 などがある。 「音色切り替えスイッチ(レジスター・スイッチ)」が無い機種では、1台で1種類の音色しか鳴らせない。 音色切り替えスイッチを備えたアコーディオンでは、鳴るリードの組み合わせを変えることで、好きな音色 トーン を選ぶことができる。 例えば、同じ「ド」でも、H 高音のドの単音 、M 中音のドの単音 、L 低音のドの単音 、HM 高音のドと中音のドを同時に鳴らす 、HL 高音のドと低音のドを同時に鳴らす 、MM 2枚の同じ高さの中音のドを同時に鳴らす 、MMM 3枚同時に鳴らす。 別名「ミュゼット・トーン」 、HML 高音・中音・低音のオクターブ違いの3つのドを同時に鳴らす では、音色の印象は変わる。 音色切り替えスイッチは、右手側の鍵盤部分と、左手側のベース部分の両方についている機種もあれば、右手側にだけついている機種もある。 また一部の大型のアコーディオンでは、演奏者があごで音色切り替えスイッチを操作できる機種もある。 音色切り替えスイッチを備えたピアノ・アコーディオンで、「ドレミファソラシド」をそれぞれ違う音色で弾いた音声サンプル。 このサンプル録音のアコーディオンの場合、1台で5種類の音色を選べる。 音色切り替えスイッチの操作音も聞こえる。 — 676 KB この音声や映像がうまく視聴できない場合は、をご覧ください。 表示 意味 正確な音高 ピッチ にチューニングしたMのリード 本来の音高より高めにチューニングしたMのリード 本来の音高より低めにチューニングしたMのリード 正確な音高のMのリードと、ほんのわずか高めにチューニングしたMのリードをならべ、わざとうなりが生じるようにした組み合わせ 正確な音高のリードと、それよりちょっとだけ高め、ちょっとだけ低めの3枚のMのリードの組み合わせ• 「HMML」のリードをもつアコーディオンの音色切り替えスイッチ。 アイコンのみによる表示。 リードのチューニングについて [ ] アコーディオンの複数のリードを同時に鳴らす場合、それぞれのリードの音程のあわせかたによって音色の印象はがらりと変わる。 主に以下の4種類がある。 ドライ・チューニング - MM ヴァイオリン・トーン でそれぞれのリードの音高をぴったり一致させると「乾いた」音色になる。 やのアコーディオンで好まれる傾向がある。 ウェット・チューニング - 「トレモロ・チューニング」とも言う。 MMやMMM ミュゼット・トーン 等でそれぞれのリードの音程を故意に微妙にずらすことでシャリシャリとした独特の「うなり」のある「濡れた」音色になる。 フランスのミュゼット音楽や、日本の演歌などのアコーディオンでよく使われる。 スイング Swing ・チューニング - 上記のドライとウェットの中間。 オクターブ・チューニング - HM オーボエ・トーン やML バンドネオン・トーン など、複数のリードをオクターブ違いの音高にして重厚感を出したチューニング。 右手側の鍵盤について [ ] ピアノ式鍵盤とボタン式鍵盤の二種類がある。 詳しくはの項を参照。 左 と 右 の 巡〜MeguRee〜。 当初、アコーディオンの鍵盤は、他の蛇腹楽器と同様、狭いスペースにたくさんの鍵 キー を並べることができるボタン式鍵盤が標準であった。 また初期のアコーディオンは押引異音式だった。 1850年ごろ、ウィーンのフランツ・ワルターは、3列のボタン鍵盤を並べた押引同音式のを開発した 現在「B配列」と呼ばれるタイプ。 押引同音式のアコーディオンの出現により、ピアノ式鍵盤を装備する可能性が開かれた。 初期のピアノ・アコーディオンはウィーンのマテウス・バウアーによって開発されたが、これとは別個に1880年代のイタリアでも開発された。 ピアノ式鍵盤の特長は汎用性である。 ピアノやオルガンなど他の鍵盤楽器と共通なので、入門者もすんなりと弾け、また上級の演奏者も他の鍵盤楽器が長い歴史の中でつちかってきた演奏テクニックを活用することができる。 その一方、ピアノ式鍵盤の欠点は、鍵が細長い板状であるためボタン式より広いスペースを必要とすること 小型軽量化には不利 、ボタン式と違い鍵どうしが密接しているため高速のパッセージを弾くとミスタッチが起きやすい こと、などがある。 ダイアトニック・アコーディオン 日本でアコーディオンと言えばピアノ・アコーディオンを指すことが多いが、外国ではむしろボタン・アコーディオン ダイアトニック・アコーディオンおよびクロマティック・アコーディオン のほうが普及している。 ただし日本でも、以来、クロマティック・ボタン・アコーディオンのプロ奏者は少しずつ増えている。 「120ベース」のストラデラ・ベースのアコーディオンと、ヴァイオリンの路上演奏。 蛇腹とベース部分におしゃれな模様が描かれている。 ダイアトニック・アコーディオンのベースシステム [ ] 初期のアコーディオンは、押引異音式のダイアトニック・アコーディオンであった。 このタイプのアコーディオンのベースシステムは、右手側の基本のキーが機種ごとに違うという楽器の特性もあり、統一された方式はなく、機種によって違いが大きい。 また、1つのベースボタンを押すと、三和音 例えば「ドミソ」 ではなく、根音と第5音のみ鳴る 例えば「ドソ」 タイプもある。 左手側のベースボタンの数に決まりはないが、一般的には、右手側のボタンが1列しかないタイプ one-row ワンロー では左手側のベースボタンは2個か4個である。 右手側が2列のタイプ two-row ツーロー ならベースボタンは8個、3列 three-row スリーロー ならベースボタンは12個であることが多いが、これも単なる傾向にすぎず、例外も多い。 ストラデラ・ベース [ ] ストラデラ・ベース・システム The Stradella Bass System という呼称は、楽器生産で有名なイタリアので開発されたことにちなむ。 クロマティック・ボタン鍵盤式アコーディオンおよびピアノ鍵盤式アコーディオンの左手部分のベースの機構として最も普通に見られるため「スタンダード・ベース」 「標準ベース」の意 とも呼ばれる。 以下にベース・ボタンの並べ方を示す これは96ベースの例。 120ベースは両側にさらに拡張する。 2列目のボタンはファンダメンタル・ベース the Fundamental Bass 基本ベース と呼ばれ5度音階に従って並べられている。 1列目のボタンはカウンター・ベース the Counter Bass 対位ベース と呼ばれ、2列目より長3度高い関係になっている。 は3列目に配置され、4列目はで構成される。 5列目はセブンスコードを格納し、最後の6列目はディミニッシュ・コードないしディミニッシュ・セブンスコードを持つ。 この方式の特長は、和音伴奏を簡単に演奏できることである。 例えばCの三和音 ド、ミ、ソ を鳴らそうと思ったら、右手の高音部ではドとミとソの3つの鍵を指で押さねばならないが、左手の低音部ではCのベースのボタン1個を押すだけで「ド、ミ、ソ」が鳴る。 その反面、左手でメロディーを弾くのは不自由になる。 左手のベース・ボタンのうち、単音を鳴らせるのは内側から見て第1列の対位ベースと第2列の基本ベースだけで、その音域は1オクターブに限られるうえ、小型のアコーディオンではベース部の単音ボタンを省略して和音ボタンのみしかないものすらある。 値段やサイズ、楽器の系統にも因るが、まったく無い列があったり、レイアウトが多少変更されていることがある。 ほとんどの式の配置は、ディミニッシュ・セブンス・コードの列はボタンひとつ分移動され、ディミニッシュ・セブンス・Cコードは図のディミニッシュ・セブンス・Fコードの位置にあり、人差し指が届きやすいようになっている。 ストラデラ・ベース式のアコーディオンは、ボタンの数と種類によって次のように分類される。 「12ベース」アコーディオン:FからDまでとかBbからGまでとかのファンダメンタル・ベース、メジャーコード、マイナーコードを持つ。 さらにここからマイナーコードを省略した8ベースもある。 「24ベース」はBbからAまでで、ファンダメンタル・ベース、メジャーコード、マイナーコードを持つ。 「32ベース」はEbからEまでで、ファンダメンタル・ベース、メジャーコード、マイナーコード、セブンスコードを持つ。 「48ベース」はEbからEまでで、6つの列すべてを持つ。 「72ベース」はDbからF までで、6つの列すべてを持つ。 「80ベース」はCbからG までで、ディミニッシュ以外のすべてを持つ。 「96ベース」は80ベースと同様だが、6つすべての列を持つ。 「120ベース」はAbb i. low G からA まで - 20行 - 6つすべての列を持つ。 以下にベース・ボタンの並べ方を示す これは96ベースの例。 120ベースは両側にさらに拡張する。 単音だけ鳴らすベースのボタン鍵に3列、和音を鳴らすコード・ベースのボタン鍵に3列を割り当てる ストラデラ・ベースは、単音ベースは2列、コード・ベースは4列。 日本ではあまり見かけないが、フランスのアコーディオンなどでは時々見られる形式である。 普通の歌曲の演奏では、ストラデラ・ベースの6列目のボタンの使用頻度は、それほど多くない。 単音のベース・ボタンが増えた結果、ベースでメロディーを弾きやすくなるだけでなく、演奏者が自分で単音のベースを組み合わせて複雑なコードを奏でることが容易にできるようになる。 フリー・ベース [ ] 左手側の低音部でもメロディーと和音をピアノのように自由に弾けるようにした、改良型のベースシステムで、半音階も網羅した1鍵1音のクロマティック式のボタン鍵盤をびっしり並べている。 ボタン配列の方式はさまざまである。 クロマティック式フリー・ベースの配列。 左からCシステム、Bシステム、バヤン式。 クロマティック式フリー・ベース クロマティック・システム [ ] 左手側のベースボタンも、クロマティック・ボタン鍵盤式アコーディオンの右手側と同様に並べる方式。 ピアノ式フリー・ベース [ ] 左手側のベース部のボタン鍵盤 まれにベース部もピアノ式鍵盤を採用する場合もある の配列をピアノの白鍵と黒鍵のように並べたタイプ。 コーカサスの民族楽器的な「東方アコーディオン」等で普通に見られる方式。 ベースレス [ ] 日本の小学校等でとして使用される「合奏用アコーディオン」では、左手側のベースボタンを省略したタイプが多用される。 そのぶん軽量で安価になるだけでなく、演奏性の面でもリードの音の立ち上がり レスポンス が良くなるというメリットがある。 アコーディオンの歴史 [ ] 起源 [ ] 初期のアコーディオンを弾く女子。 当時は今と逆に、左手側で旋律を弾いた。 年代不詳、19世紀のドイツ。 世界最初のフリーリード楽器はのであるが、これは息でを送り込むようになっている。 この笙のようなフリーリードによる発声の仕組みを、にの旅行者が中国から持ち帰ったものと思われる。 アコーディオンの発明者については、諸説がある。 ブッシュマン説 - にのフリードリッヒ・ブッシュマン 、1805年6月17日 - 1864年10月1日 が発明した簡素な「ハンド・エオリーネ」 Hand-Aeoline を最初のアコーディオンと見なす説。 デミアン説 - 5月23日にのシリル・デミアン Cyrillus Damian が特許を取得した「アコーディオン」を最初と見なす説。 「アコーディオン」はデミアンによる命名で、「和音」を意味する語 accord に由来する。 式で、全音階(メジャースケールの7音)を持ち、単一のキーのみで演奏された。 ロシア人説 - ドイツやオーストリアで蛇腹楽器が発明される前に、すでにロシアで同様の楽器が考案されていたと主張する者もいるが、根拠は薄い。 「アコーディオン」という呼称を重視するならば、アコーディオンの発明者はデミアンである。 1979年「アコーディオン150年祭」というイベントが日本でも行われた。 世界への広がり [ ] アコーディオンは一種の器械であり、デミアン以降も多くの楽器製作者が改良を重ね、自分が開発した新しいタイプのアコーディオンに関する技術を次々に特許登録した。 19世紀のヨーロッパでは様々な物品や資料を集めて展示するがよく開催された。 アコーディオンやコンサーティーナなど当時としては新しい器械技術を盛り込んだ蛇腹楽器の新製品も、ウィーンやミュンヘンなど大都市で開催された国際的な工業博覧会に出品された。 特許制度による知的財産保護と、博覧会など新時代の情報公開も追い風となり、アコーディオンの製作技術はヨーロッパ各地に広まった。 アコーディオンという楽器の設計思想そのものも、この楽器の普及を後押しした。 発明者のシリル・デミアンの特許申請書にもあるとおり、彼は、音楽の知識をもたない素人でも簡単に旋律や伴奏を弾ける簡便な楽器として、アコーディオンを発明した。 デミアンが意図したとおり、プロの音楽家だけではなく、船乗りや移民、行商人、宣教師、軍人、旅芸人など、多くの人々がアコーディオンを持参して各地を旅し、この楽器を世界に広めた。 20世紀前半のアール・デコ調のアコーディオン Tombo No. 100 Lirico アコーディオンの外見は時代とともに変化しており、この楽器を見慣れた人なら、外形を見ただけでその楽器の製作年代をある程度推定することができる。 例えば、デミアンが製作した初期のアコーディオンは、左手でメロディーを弾き、右手で蛇腹の端をおさえて風を送り、現在のアコーディオンと左右の持ち方が逆転していた。 また初期のアコーディオンは簡便なだったが、演奏能力拡張型のの機種も考案された。 楽器の演奏能力向上の改良は今日に至るまで絶えず続いており、時代がくだるほど多種多様なタイプのアコーディオンが併存するようになった。 またアコーディオンの素材やデザインも、時代の流行がある。 ピアノ式アコーディオンの場合、20世紀前半までは、鍵盤部の両脇がのようにふくらみ、ボディも角ばった調のデザインが好まれた。 20世紀後半以降は、装飾を減らし、ボディの角に丸みを持たせたタイプが普及している。 こうした外観の変化は、飛行機や自動車など機械のデザインの変遷と似ている面がある。 今日でも、中古楽器市場や骨董市場では、古いデザインの・アコーディオンもかなり出回っている。 アコーディオンが使われる音楽シーンも変化した。 上述のとおり、初期のアコーディオンは、アマチュアも手軽に演奏を楽しめる安直な楽器だった。 時代がくだると、高価で重くて習得が難しい演奏能力向上型の機種も次々と開発された。 これらは素人にはオーバースペックだが、プロの音楽家がアコーディオンで芸術音楽を演奏することを可能とした。 例えば、かつてオーケストラの中に入る鍵盤楽器といえば、、、の他にが使用されることがあったが、楽器の演奏能力と奏者の演奏技術が上がったことで、アコーディオンがハーモニウムよりも多用されるようになっている。 、、はオーケストラ曲でアコーディオンまたはバヤンを用い、高い音響効果をあげている。 日本での歴史 [ ] 日本へは江戸時代の末に伝来した。 には、嘉永2年 1849 に奉納された「日本渡来最古のアコーディオン」 1841年頃、ウィーンで製作された小型の1列ボタンの・アコーディオン が現存している。 五雲亭貞秀の幕末の錦絵にも、アコーディオン 現在と左右が逆の古いタイプ を弾く米国女性が描かれている。 で最後まで西郷隆盛と行動を共にしたがアコーディオンを好んで弾いたことは有名である。 その後、日本ではアコーディオンの流行期と衰退期が交互に繰り返した。 によると、明治30年代の関西での「手風琴」大流行、昭和10年代から20年代、1960年代 昭和35年から昭和44年 がアコーディオンの「わが国における三つの黄金時代」であった。 当初、アコーディオンは輸入品ばかりであったが、明治30年代に入ると国産の「手風琴」の製造販売も見られた。 ただし当時の国産品はリードに問題があったようで、明治30年代後半に姿を消してしまった。 国産アコーディオンの量産が軌道に乗るのは、昭和の初めの「トンボ一号」あたりからである。 日本でアコーディオン 手風琴)と言えば、明治から大正まではダイアトニック・アコーディオンが主流だったが、昭和10年代の流行期からピアノ・アコーディオンが広まり始めた(戦前の日本では、ダイアトニック・アコーディオンに比べて、ピアノ・アコーディオンは高価であった)。 クロマティック・アコーディオンのプロ奏者も、以来、少しずつ増えつつある。 2018年現在、かつての黄金時代とは比ぶべくもないものの、アコーディオンは今も一定の人気を保っている。 JAPC 日本アコーディオン振興協議会 やJAA 日本アコーディオン協会 、AAA 全関西アコーディオン協会 、関東アコーディオン演奏交流会、CAC 中部アコーディオンクラブ をはじめ数多くの関係団体が存在し、アコーディオンの普及と振興を図っている。 楽器店のアコーディオン売場の陳列棚。 狭義の「アコーディオン」には含まれないも一緒に並んでいる 東京・で撮影 ピアノ・アコーディオン・・・1,2,13 ダイアトニック・アコーディオン・・・3 クロマティック・アコーディオン・・・11,12,14 Vアコーディオン 電子アコーディオン ・・・11~14 ・・・4 ・・・5 ・・・6~10 1829年にアコーディオンが発明されて以来、さまざまなタイプのアコーディオンが考案されてきた。 現在ではすたれたタイプのアコーディオンもあれば、今も百年以上変わらずに使われているタイプもある。 同じアコーディオンであっても、タイプや設計思想が異なれば、全く別種の楽器と言ってよいほど奏法も音楽性も違ってくるので、要注意である。 アコーディオンの種類分けで特に重要なポイントは、以下の3点である。 蛇腹の操作は 押し引き異音式 か、 押し引き同音式 か• 右手の高音部は ボタン式鍵盤か、 ピアノ式鍵盤か• 左右の筐体は 左右非相称 狭義のアコーディオン か、 左右相称 や。 広義のアコーディオン族だが、通常はアコーディオンに含めない か 上記の他にも、副次的な分類として、左手側のベースボタンの配列に注目した種類分けや、楽器の大きさ、音色に着目した種類分けもある。 日本で最も普及しているピアノ・アコーディオンは、ストラデラ・ベースをもつ押し引き同音式である。 世界的に見ると、ボタン式アコーディオンや押し引き異音式アコーディオンのほうが普及している国や地域も多い。 以下、主な種類を紹介する。 ピアノ・アコーディオン [ ] ピアノ・アコーディオン 「ピアノ鍵盤アコーディオン」もしくは単に「鍵盤アコーディオン」と呼ばれることもある はにで開発されたタイプで、日本では最も一般的なタイプのアコーディオンである。 右手部はピアノの鍵盤と同形状の「手鍵盤」になっており、ピアノよりは鍵盤のサイズは小さめであることが多いが、ピアノ奏者でも演奏することができる。 左手のベース・ボタンは和音伴奏のためのもので、上述のとおり、ボタン配列の方式は標準的な「ストラデラ・ベース」や、旋律も自由に弾ける「フリー・ベース」など複数ある。 鍵盤数は楽器のサイズによってまちまちだが、プロ奏者が使う大型のアコーディオンでは41鍵120ベース 右手の手鍵盤は41個、左手の和音伴奏用のベースボタンは120個 が標準であり 、中型や小型の機種では鍵盤数はこれより少なくなる。 ボタン・アコーディオン [ ] ボタン式鍵盤を備えたアコーディオンには、押し引き異音式の・アコーディオンと、押し引き同音式の・アコーディオンの2系統がある。 蛇腹操作の特性上、ダイアトニックは小型の、クロマティックは大型のアコーディオンに多い。 ダイアトニック・アコーディオン [ ] ダイアトニック・アコーディオンはもっとも初期に開発されたシンプルなアコーディオンである。 diatonic とは「全音階」を意味し、単一のキー 調 のみが演奏でき、ピアノの黒鍵にあたる半音は出せない 半音を出すためのアクシデンタル・キーを追加したタイプもある。 蛇腹 じゃばら を伸ばすときと縮めるときで違う音がでる「押引異音式」になっている。 ピアノ・アコーディオンなどに比べると構造が単純で軽量である。 右手は主旋律を演奏し、左手は2~3のベース音とトニックとデミナントのシンプルな和音を演奏する。 の項目も参照。 ダイアトニック・アコーディオンは、各地の民族音楽と結びついて相互に発展して、種類が多い。 メロディオン [ ] ダイアトニック・アコーディオンに対する英語の異称。 英語圏での「メロディオン」という語の意味用法は地域ごとの差が大きいので、要注意である。 なお、日本で「メロディオン」と言うと、のの登録商標「メロディオン」 melod ion を指す。 アコーディオンの「メロディオン」は日本語では同音になってしまうが、原語の綴りはmelod eonであり、鍵盤ハーモニカとは全く違う楽器である。 1列ボタン鍵盤 ワン・ロー で全音階のみ弾けるタイプ アイルランド英語ではこのタイプだけを「メロディオン」と呼び、2列以上のダイアトニック式ボタンアコーディオンは単に「アコーディオン」と呼ぶ では、ピアノ・アコーディオンは少数派である。 2列以上のボタン鍵盤をもち半音もあるていど弾けるタイプ アイルランドと隣接するイングランドの英語では、2列以上のダイアトニック式ボタンアコーディオンも含めて全てメロディオンと呼ぶ。 異なるキーのボタン鍵盤を複数並べることで、蛇腹の押し引きの向きの融通性を広げ、半音も あるていど)弾けるよう改良したタイプ。 半音違いのキーのボタン鍵盤列を並べたタイプ、例えば2列の「BC調」であれば、全ての半音も網羅できる。 半音階を網羅しているという理屈から言えばもはや「ダイアトニック」 全音階 という呼称は不適切だが、蛇腹楽器関係の用語の歴史的な慣習上、押引異音式の蛇腹楽器はクロマティック音階を弾ける機種も含めて「ダイアトニック」に分類される 詳細は「」を参照。 左右両側の筐体にピアノ式鍵盤をしつらえた蛇腹楽器「ベルカンデオン」 ケイジャン・アコーディオン [ ] の伴奏に特化したメロディオン。 シュランメル・ハーモニカ [ ] オーストリアので使われるアコーディオン。 、、、、などの地域を中心に民族音楽やポピュラーミュージックの主力楽器の一つとして現在でも多く使われている、アコーディオンに似た蛇腹楽器で、多くがダイアトニック式のボタンタイプである(一部にはピアノ鍵盤型の物も存在する)が、メロディが3~5列、ベース、コードが11個前後と比較的多めである(ピアノ式鍵盤型のものは更に多い)。 イタリア式のボタン鍵盤。 手前の機種は4列だが、奥の機種は5列である。 東京・で撮影 クロマティチック・ボタン・アコーディオンのこと。 蛇腹楽器の用語で「」 クロマティック と言えば「押し引き同音式で半音階も網羅している蛇腹楽器」を意味するので、語義上はピアノ・アコーディオンも広義のクロマティック・アコーディオンに含まれる。 ただし、ピアノ・アコーディオンが「クロマティック」であることは自明であるため、単に「クロマティック・アコーディオン」と言えば、通常、右手の高音部がボタン式鍵盤になっているクロマティチック・ボタン・アコーディオンを指す。 全音階でしか演奏できない押し引き異音式のダイアトニック・アコーディオン ダイアトニック・ボタン・アコーディオン を改良したもので、ごろにウイーンのフランツ・ワルターによって作られた。 右手側のボタン式鍵盤のキー配列には• Cシステム イタリア式• Bシステム ベルギー式• Bシステム ベルギー式 がある。 上掲の図の、下の第1列~第3列 背景色が濃い部分 は必須のボタンで、上の第4列と第5列 背景色が薄い部分 は運指をしやすくするために補助的に追加したボタン列である(第4列までのモデルもある。 この他、イタリア式やベルギー式以外では、フィンランドは独自の配列で、ロシアの場合は右手と左手で音の並びが逆になっている等、様々な方式がある。 日本では、クロマティック・アコーディオン奏者の多くはイタリア式で、ベルギー式の奏者は など少数である。 左手側のベースボタンの配列はピアノ・アコーディオンと同様で、ストラデラ・ベースやフリー・ベースなど様々な方式がある。 ピアノ鍵盤と比較した場合のクロマティック・ボタン鍵盤の利点は、• 同じ面積ならボタン鍵のほうがピアノ鍵盤より多く並べられる• 移調が簡単 ギターのように指のかたちを変えずに移調できる• 同じ音域でも指の開き方や移動量が小さくて済む• 女性や子供、アジア人の小さな手でも楽に演奏できる• 構造的にも小型軽量にできる 逆にピアノ鍵盤より不利な点は• 広音域のグリッサンドやレガートは演奏しにくい• ピアノや鍵盤ハーモニカなど他の鍵盤楽器の演奏スキルをそのまま使えない などである。 バヤン [ ] ロシアあるいはウクライナ音楽に特化したクロマティック・アコーディオン。 本来は独自の鍵盤配列を持った民族楽器の一つで、1907年にによって開発された。 後に、イタリア式・アコーディオンを参照して、西洋伝統音楽に耐える構造に徹底的に作り変えられ、レジスターや列数が強化された。 バヤンは右手のボタン配列が通常のアコーディオンと若干異なる。 音域は同一でも、音色はリード形状のせいで微妙なレヴェルで異なる。 AKKO社 は右の8フィートのリードを二種から三種に増やし、重さは16. 5kgを越え音栓数は31に及ぶモデルを生産している。 これだけの重さに耐えなおかつ余裕で使いこなすロシア人の体力がよく解る楽器の歴史が見える。 現在も、発祥時のピリオドモデルと改良されたモダンモデルどちらも生産されているものの、ロシア語圏で一般に広く出回っているのはすでに改良されたモダンモデルである。 ロシアとウクライナでは路上やコンサートホールで頻繁に見かけることができる。 詳しくはを参照。 ガルモン [ ] 押引同音式のガルモンを弾く女性 東京。 右手のボタン鍵は Aメジャー のを弾きやすいように並んでおり、左手のベースボタンの配列は他のアコーディオンと異なるユニークなコンセプトに基づく。 このサイズの押引同音式の蛇腹楽器としては珍しいことに、ダイアトニック音階 全音階 しか演奏できないが、逆にそのおかげで特定の音楽については弾きやすくなっている。 1870年にはクロマティック式のガルモンも発明された。 ガルモンは地方やにも広まり、現地のアジア系民族の音楽と結びついて改良され、さまざまな種類が作られた。 1936年にで開発された「東方風アコーディオン」は、左手側にピアノ配列フリー・ベースをもち、コーカサスその他の民族音楽で今もよく使われている。 クロマティック・ボタン式のVアコーディオンの右手部分。 東京・で撮影。 にのメーカーであるがVアコーディオンを発表。 ピアノ式とボタン式があり、世界中のアコーディオン・サウンド、オーケストラ音色、ドラム&パーカッション音色、バーチャルトーン・ホイール・オルガン音色など多彩な音色を内蔵している。 広義のアコーディオン属の楽器 [ ] コンサーティーナやバンドネオン等のの楽器は、狭義の「アコーディオン属」 アコーディオン族 には含めず、アコーディオンとは別の楽器と見なされる。 例えば、バンドネオン奏者は自分の楽器を「アコーディオン」と呼ばれることを嫌う。 これは、「」の楽器であるやの演奏者が、自分の楽器を「ヴァイオリン」と呼ばないのと同様である。 しかし歴史をさかのぼれば、バンドネオンの発明者であるバンド自身が自分の楽器を当初は「アコーディオン」と呼んだように、コンサーティーナ属も広義のアコーディオン属に含める場合があるため、ここでも簡単に解説しておく。 詳しくはを参照。 コンサーティーナ [ ] の、が発明した蛇腹楽器。 詳しくは「」を参照。 バンドネオン [ ] のが発明した蛇腹楽器。 狭義のコンサーティーナとは別種の楽器であるが、コンサーティーナ属に含まれる。 詳しくはを参照。 メロフォン [ ] 金管楽器のとは全く別の楽器である。 外見はに似る。 右手で蛇腹につながったハンドルを操作して空気を送り、左手で(ギターで言うところの)ネックに備えられたボタンを操作して音高を変えて演奏する。 博物館のフリーリード楽器コーナーに展示されているメロフォン 右上のすみ、鍵盤ハーモニカの向かって右側の、輪郭がギターに似た楽器)。 楽器以外に付けられたアコーディオン [ ] アコーディオンの蛇腹の様な構造が含まれる機械類や、蛇腹の動きを連想させる事象もアコーディオン云々と呼ばれる事がある。 ただし、アコーディオンという言葉には蛇腹やベローズという意味は無い。 アコーディオンカーテン• アコーディオンドア• 朝鮮戦争の異称。 戦線がアコーディオンの蛇腹のように南北を往復したことから 世界の代表的なアコーディオン奏者 [ ] も参照のこと。 リシャール・ガリアーノ• イタロ・サリッツァート• フランク・マロッコ• (エステバン・ジョーダン)• ロッキン・ドゥプシー• ロッキン・シドニー• C・J・シェニエ• シャロン・シャノン• 日本の代表的なアコーディオン奏者 [ ] も参照のこと。 世界のアコーディオンメーカー [ ]• Cavagnolo キャバニョロ• VICTORIA(ヴィクトリア)• Hohner ホーナー• Mengascini(メンガシーニ)• Ballone Burini バロン・ブリーニ• EXCELSIOR エキセルシァー• GUERRINI ゲリーニ)• Dallape ダラッペ• BUGARI(ブガリ)• Castelfidardo(カステルフィダルド)• Weltmeister(ベルトマイスター)• Paolo Soprani パオロ・ソプラーニ 日本のアコーディオンメーカー [ ]• トンボ楽器製作所• 脚注 [ ]• 渡辺芳也『アコーディオンの本』p. これが世界各地の民族音楽、例えば速弾きの曲も多いアイルランド音楽でピアノ式よりボタン式アコーディオンが好まれる一因になっている。 キアラン・カーソン Ciaran Carson 著、守安功訳『アイルランド音楽への招待』pp. 70-71を参照。 渡辺芳也『アコーディオンの本』p. 126• 渡辺芳也『アコーディオンの本』p. シリル・デミアンが1829年に提出したアコーディオンの特許登録書類の第2項に「 音楽の知識のない者も、多少練習すれば三、四ないし五音から成るすばらしい音色の 和音が弾ける」云々とあり、第6項に「この楽器は 旅人や、 郊外へ遊びに行く個人の男女、もしくはそれらのグループの間で歓迎されるであろう。 なぜならば、他人の助けを借りずして、 手軽に演奏ができるからである。 」とある(渡辺芳也『アコーディオンの本』p. 75 )。 渡辺芳也『アコーディオンの本』p. 金子元孝『アコーディオン愉し 増補改訂版 』「見失うな アコーディオンのルーツ」p. 美保神社公式サイトの「」2018-9-27閲覧• 金子元孝『アコーディオン愉し 増補改訂版 』p. 渡辺芳也『アコーディオンの本』p. 113およびp. 116• プロ奏者が全員120ベースを使うわけではなく、体格が大きい白人でも、サンディ・ブレチン Sandy Brechin やケンブリッジ・バスカーズ クラシック・バスカーズ のように、ベースボタンが少ない小型の機種を弾くプロも少なくない。 一般に、リード等他の性能が同じなら、蛇腹の空気量が少ない小型のアコーディオンのほうがレスポンスが良くなる。 2018-9-30閲覧 および 2018-9-30閲覧 を参照。 (2018-10-16閲覧)• (2018-10-16閲覧)• 2015年10月22日、 にて桑山談。 (2018-10-16閲覧)• (2018-10-16閲覧)• 2018-10-16閲覧• 2019-7-20閲覧• 2019年7月4日掲載。 2019年8月26日閲覧。 ただしロシア語「ガルモーニカ」は、ハーモニカのみならず、アコーディオンや鍵盤ハーモニカなども含むフリーリード楽器を広く指す。 」 早川純「」2017-2-24閲覧 参考文献 [ ]• 渡辺芳也「アコーディオンの本」 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。

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アコーディオン ボタン

アコーディオンには右手が鍵盤のものと、ボタンのものとあります。 どちらにしようか迷われている方、持ち替えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ボタン式アコーディオンそのものの説明は「」にありますので、ボタン式アコーディオンという言葉について今一つあやふやだという方はまずはこちらをお読みください。 鍵盤式とボタン式、どっちがいいの? これは私の個人的な意見ですが、鍵盤式アコーディオンとボタン式アコーディオン、 「どっちもいい」 ですね。 どっちでもいい、ではありません。 どっち も いい ですね。 私は鍵盤式をまず習得し、次にボタン式も覚えました。 ボタン式も覚えたのは「やっぱりアコーディオンはボタン式じゃないとね」なんて思ったわけでは全くなく、必要があったからです。 鍵盤式からボタン式への持ち替えは右手は一から覚える必要がありましたが、5年くらいで鍵盤式と同じくらい弾きこなせるようになりました。 必要があったとはいえ、自在に扱えるようになった今、やってよかったと思っています。 ボタン式を弾いてみてわかったことは、ボタン式アコーディオンで作られた曲はやはりボタン式アコーディオンで弾く方が弾きやすいということでした。 配列が同じタイプに限られますけれどね。 ミュゼット(ここでは1920年代~1950年代にフランス パリで流行したアコーディオンを主体とした器楽曲と、その後その様式で作られた曲)がうまく弾けたときなどに、不思議としっくりとした感じがします。 しかしこれは鍵盤式という比較対象があるから感じるもの、鍵盤とボタンと両方弾く人間だけが得られる感覚なのだと思います。 逆にボタン式では思わぬメロディーが弾きにくいときがあり、このようなときは「鍵盤って万能ね、鍵盤て素晴らしい」と思います。 これも鍵盤とボタンの両方を弾いているから感じるのだと思います。 音に違いはあるの? ボタン式アコーディオンでも高級機になると、リードセット(金属笛が表裏2枚付いてる小さな板状のもの)がコルクで留めてある楽器もあり、コルクと蝋では音が違ってきます。 好みの問題でもあるのでどっちがいいとは言えません。 そしてボタンアコーディオン同士、鍵盤アコーディオン同士でもメーカーや機種によって音が違ってきますので、ボタン式だから鍵盤式だからで言い切れるものではありません。 タッチ(鍵盤操作/ボタン操作)による違いですが、これは「ある」とも言えますし、「ない」とも言えます。 私の感覚の話になりますが、ボタンは鍵盤と違い横一列ではない分、タイピングのように押して弾くことになり、音と音に隙間が生じやすい、結果軽妙に聞こえます。 タッチの違いは「ある」わけですが・・・ しかし、これは少し意識して押さえ方を変えれば鍵盤でもできます。 そうすると、タッチによる違いは「ない」と言えます。 鍵盤式アコーディオンががおすすめの人 ・いろいろなジャンルを弾きたい ・好きな演奏家が鍵盤式 ・他の鍵盤楽器の経験を活かしたい ボタン式アコーディオンがおすすめの人 ・フランスの曲が好き ・自分の好きな演奏家がボタン式 ・ボタン式に興味がある ボタン式アコーディオンは教本が乏しいと聞いたけど・・・ 確かに、ボタン式アコーディオンの教本・教則本は海外の本が中心で、日本語で書かれたものがほとんどなく、教室も少なく、楽器の入手以上にこちらが困難で鍵盤式を選択する方も多かったと思いますが、日本語のアコーディオン教則本を 私が作りました!! 日本語じゃないとなかなか大変だと思いまして、教室で使う教本を自作したところ、全国から欲しいという声があり、独習用に作り直しました。 興味のある方はへどうぞ。 販売サイトはです。 結局どっちがいい? 好きなほうでいいと思います。 私のように両方やるとしても、いきなり両方は大変なので好きな方から始めるのがよいでしょう。

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