低気圧 漢方。 気圧の変化による不調「天気痛」の対策に漢方薬、アプリが登場:トピックス:日経Gooday(グッデイ)

頭痛や吐き気など、梅雨や台風で「低気圧不調」に悩む人を『わたし漢方』の漢方薬剤師がサポート。ひとりひとりの体質や体調・症状に合わせた養生法をオンラインでアドバイス。|わたし漢方株式会社のプレスリリース

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「五苓散」が低気圧による頭痛に効くと発見したのは日本人 「 五苓散(ゴレイサン)」は、水分循環をよくする漢方薬で、はき気、嘔吐、下痢、むくみ(浮腫)、めまいに効くとされています。 参考 五苓散のふるさと中国では、1800年前から存在する定番の漢方薬、しかし片頭痛に効くという記録は無いそうです。 江戸時代後期に日本人医師が、あれ?効くんじゃね?的なノリで発見したようで、戦後その記録を医師が発掘。 気圧が低下するときに発症する頭痛に 五苓散を投与すると、 90%以上の確率で効くと結論してます。 マウスの実験じゃなくて臨床です。 低気圧による頭痛=五苓散の図式が出来たのは、ここ30年程度と意外に最近なんですな。 発見したのが日本人というのは、コロコロ天候が変わりやすい日本であればこそ。 面白いですね。 なぜ五苓散が水毒に効くとされるのか? 細胞には 「アクアポリン(Aquaporin)」という水分を調節する「水門」のような働きのあるタンパク質があり、 五苓散はこの アクアポリンに働きかけるそうです。 五苓散が 水分代謝に効くメカニズム、こちらの記事が非常にわかりやすかった。 なにこのすごい自動調節機能 気圧の変動で体調が悪くなるのはなぜ? 標準大気圧は 1013 hPa(ヘクトパスカル) 天気の良い日は、下降気流により気圧が上がる。 ピーカンの日は 1020hPaとか。 天気の悪い日は、上昇気流により気圧が下がる。 990hPaとか。 台風なんて980hPaまで下がることも。 その差、30~40hPa 地上から10m上がるごとに1hPa減るので、低気圧が近づくと、300m~400mの標高差をかけあがる感じです。 新宿駅と高尾山の標高差が500mぐらいなので、小さめの山を一気に登山してるのと同じなので プチ高山病といったところ。 外圧が下がれば、押しだす力も弱くなるので、血流が減る。 細胞も膨らむ。 人間の身体は風船ではないので、膨らんでゆるんだ間に水分が入りこみ、過剰な水分が悪さをする。 通常、我々の身体は意識しないところで自律神経が、勝手に調節してくれるはずなのだが、ストレスやら栄養不足やら、もろもろあってうまく調節してされないと頭痛が発症。 さて、 脳が水分過剰になるとなぜ頭痛になるのか? そこは調べたけれど、西洋医学の限界であまり納得のいく論文はなかった。 そもそも頭痛のメカニズム自体、よーわからんらしい。 アルツハイマーの改善にもアクアポリンが関係している件 ちょっと脱線しますが、細胞のウォーターゲート「 アクアポリン」と脳の関係で興味深いものを見つけました。 だとすれば、脳内の アクアポリンを改善する方法がわかれば、アルツハイマーの治療法にも期待が持てそう。 五苓散まとめ 五苓散は体質にこだわらず服用可能で、副作用もほとんどない。 腎機能や体内の電解質に影響することなく水分代謝を正常化してくれる。 低気圧による頭痛のみならず、めまい、ダルさなどにも効果的。 お酒を飲み過ぎて翌朝顔がむくんだ時も、 五苓散の得意分野、 気圧がコロコロ変化して、身体がうまく対応出来てないなと思ったら、 五苓散飲んでゆっくり過ごす。 常備薬として優秀。 頭痛薬飲むくらいなら 五苓散です。 貧血や低血糖、副腎疲労がないか?を疑うべし。 小児用に座薬に加工することもあり。 こういうのは知っておくと非常時に便利です。

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雨の前の頭痛(気圧低下に伴う頭痛)× 五苓散[漢方スッキリ方程式(1)]|Web医事新報

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雨や荒天の日に頭痛を起こす低気圧頭痛の治療には、漢方薬を用いることもあります。 その代表的なものが「五苓散(ごれいさん)」です。 五苓散とは、どんな漢方薬でしょうか?基礎知識をまとめました。 五苓散の組成 五苓散は、茯苓(サルノコシカケ科)・沢瀉(オモダカ科)・蒼朮(キク科ホソバオケラの根茎)または白朮(オケラなどの根茎)・猪苓(チョレイマイタケ)・桂枝(クスノキ科のケイの若枝や樹皮)の5つの生薬で構成されています。 どんな人に処方されるか 漢方医学で「水毒」の状態にある人に処方されます。 水毒は水分循環が悪く、体内に水分が停滞している状態です。 頭痛のほかにも冷え、むくみ、アトピー・鼻炎をもたらすといわれます。 効果・低気圧頭痛との関連 沢瀉・茯苓・猪苓には利尿作用があり、体内の余分な水分を排出します。 蒼朮(白朮)は胃腸機能を調整し、桂枝は血行を促進して体を温め、水分循環を改善します。 低気圧が近づく雨の日には、湿度が上昇して体内の水分を排出する機能が低下するといわれます。 排出されない水分によってむくみが起こり、その部位が脳であれば低気圧頭痛に至ります。 五苓散によって水分循環が改善されて水分が排出されれば、むくみが解消して低気圧頭痛も緩和されます。 低気圧頭痛には冷えなども関係しているので、血行促進効果がある五苓散は、その点でも有効でしょう。 副作用・注意 五苓散の副作用は、胃の不快感や軽い吐き気が主なものです。 発疹・発赤・かゆみなどの皮膚症状が生じるケースもあるでしょう。 全身症状としては、倦怠感があります。 これらの症状が現れたら、服用をやめて受診してください。 肝臓や腎臓に持病がある人は、服用前に医師に相談しましょう。 水分循環を改善して低気圧頭痛に効果を発揮する五苓散の服用は、ほかの薬との飲み合わせも考えて医師に相談してからが安心です。 低気圧頭痛の人に多い「痰濁中阻証」と有効な漢方薬について 漢方医学では、痰濁中阻証という体質の人に低気圧頭痛が起こりやすいといわれます。 痰濁中阻証はどんなタイプの人が当てはまるのか、有効な漢方薬とともに説明します。 痰濁中阻証の特徴 いわゆる「水太り」のタイプが痰濁中阻証には多いでしょう。 生野菜や生ものを好んで食べ、冷たいビールやジュースなどをたくさん飲む傾向にあるようです。 低気圧が近づき、湿度が高くなると頭に水が溜まったような重さを感じ、圧迫感をともなう頭痛を生じます。 頭痛だけではなく、胸苦しさや吐き気を感じやすい人もいます。 むくみ、下痢、めまいを改善します。 ・半夏白朮天麻湯 消化機能が弱く、めまいや吐き気、耳鳴りをともなう頭痛に有効です。 自律神経を整えるはたらきもあります。 下痢や腹痛に用います。 水分循環を良くすることで頭痛やめまいを緩和するはたらきがあります。 日ごろからこれらの漢方薬を服用すると体質改善の効果が得られ、低気圧頭痛が起こりにくくなるかもしれません。 注意 体質改善が目的の場合、服用が長期間にわたります。 持病や常用している薬との飲み合わせも考慮してください。 自己判断で漢方薬を組み合わせて使用せず、医師や薬剤師の指示を守って服用しましょう。 低気圧頭痛は痰濁中阻証以外にも、複数のタイプが重なって発症するケースがほとんどです。 ほかの漢方薬も含めて検討し、自分の体質に合ったものを選んでください。 漢方薬でまれに副作用が起こることもあります。 異変を感じたら服用をやめて病院へ行ってください。 低気圧頭痛の対処法~鎮痛薬がわりになる?ハーブティーの効能とオススメのハーブ 低気圧頭痛を起こしやすい人は、梅雨や台風のシーズンが憂うつですね。 頻繁に頭痛が起こる場合、そのたびに鎮痛薬を服用するのがためらわれるかもしれません。 穏やかに作用するハーブを利用すれば、少しでも快適に過ごせるでしょう。 気圧の変化によって脳血管が縮小・拡張して、血流や脳圧に変化が生じると低気圧頭痛が起こるといわれます。 鎮静効果が高いハーブが有効です。 低気圧頭痛は、片頭痛と同じようなメカニズムで生じるので、フィーバーヒューで痛みが緩和することがあります。 フィーバーヒューは、和名で「夏白菊」。 パルテノライトという成分が血液の流れをスムーズにして、頭痛を緩和します。 解熱や炎症を抑えるはたらきがあります。 ごくまれに胃のムカつきなどを感じますが、重大な副作用は起こりにくいでしょう。 2歳以下の子ども、妊娠・授乳中の女性は控えてください。 和名は「西洋シロヤナギ」。 鎮痛・消炎効果が非常に高く、かゆみや痛みを取り除きます。 「天然の鎮痛剤」とも呼ばれます。 ヨーロッパでは古くから使われているハーブで、副作用もほとんど報告されていません。 神経疲労からくる頭痛を緩和するともいわれます。 和名は「花ハッカ」。 ハーブティーのほか、トマト料理のスパイスとしてもおなじみです。 昔から広く利用され、副作用などの心配はまずありません。 低気圧頭痛を起こしやすい人は、カフェインを摂りすぎない方が良いといわれます。 ここで紹介したハーブを使ったハーブティーを、コーヒーや紅茶の代わりに飲んでみてはいかがでしょうか。 低気圧頭痛の対処法~マグネシウム補給に予防効果が!オススメの食品 低気圧が近づくと起こる低気圧頭痛は天候が原因なので、避けようがないと考えがちです。 しかし、マグネシウムが症状緩和に役立つかもしれません。 低気圧頭痛とマグネシウムの関係についてまとめました。 マグネシウム不足が頭痛を招く マグネシウムは、カルシウムとともに血管や筋肉、神経の収縮・弛緩のバランスを保っています。 マグネシウム不足になると、カルシウムの作用で血管の緊張が持続し、頭痛が起こりやすい状態になります。 マグネシウムの必要量 アメリカの研究では、片頭痛の患者に1日600mgのマグネシウムを投与したところ、頭痛の発作の頻度が4割減少したという結果が出ています。 マグネシウムと頭痛の関連が認められたといえるでしょう。 1日に600mgの摂取は多いかもしれませんが、1日あたりの栄養所要量は満たしたいものです。 マグネシウムを摂取できる食品 100mgあたりのマグネシウム含有量が多いのは、いりごま・アーモンド・乾ひじき・インゲン豆・干しエビ・油揚げ・ほうれん草・全粒の穀物類・魚介類全般です。 海藻や乾物、雑穀類を中心にした和食は、理想的なマグネシウム補給食です。 ヒジキの煮物、海藻や油揚げを入れた味噌汁、煮豆、ほうれん草の胡麻和え、焼き魚がおすすめです。 オヤツには、ナッツ類をつまむと良いでしょう。 ビフィズス菌やオリゴ糖が、マグネシウムの吸収を助けます。 食後のデザートにバナナ、ヨーグルト、ハチミツなどを摂取するとマグネシウムの吸収率がアップします。 食事から摂取する範囲ではほとんど問題がありませんが、マグネシウムのサプリメントを利用する場合は摂りすぎに注意が必要です。 過剰摂取によって、下痢をすることがあります。 Photo by:.

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気象病…気圧低下自律神経に乱れ、両耳のマッサージ有効 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

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灰本らによれば,五苓散は「雨の前に悪化する頭痛」の約9割に有効である。 また,雨の前日に頭痛が「悪化しない人」に対して「悪化する人」では約16倍の有効率であるといわれている 2)(表)。 この結果について著者らは「気圧が下がり始めると,ミクロレベルの水(組織液など)が脈管から漏れ始めて,ミクロの浮腫を形成し,これが重く締め付けられるような頭痛を発生させるのであろう」と考察している。 つまり,五苓散が効く頭痛の本態は「気圧低下による脳浮腫」と言い換えることができる。 この考察は現時点で推測の段階ではあるものの,「雨の前に悪化する頭痛に対して五苓散を投与すると有効率が高い」という結果は,実臨床において有用である。 not only緊張型頭痛,but also片頭痛 五苓散は発作時の頓服だけでなく,日常から服用することで頭痛の予防薬としての使用が可能である。 一般的に五苓散は,重い鈍痛(緊張型頭痛)に効果があることが多いが,雨の前に増悪する頭痛(気圧低下に伴う頭痛)であれば,拍動性の鋭い痛み(片頭痛)に対しても有効であるため,トリプタン系薬剤の減量を図れることがある 3)。 dose-dependentに効く五苓散 気圧低下に伴う頭痛に対して五苓散の効果が不十分な症例を経験することがある。 このようなときは,投与量を増量すると有効な場合がある 4)。 具体的には頭痛を自覚したタイミングで,五苓散を追加で服用させる。 この発作時の頓服による追加という方法は,特に若年者(〜中年)に有効な場合が多い。 まとめ 気圧低下に伴う頭痛に五苓散は有効 この場合,緊張型頭痛だけでなく片頭痛にも有効 五苓散は用量依存性に効果を発揮する場合があるため,強い症状に対し頓服の追加投与で頭痛の軽減が図れる• スクラップ登録済 関連記事・論文.

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