自衛隊 新 拳銃。 自衛隊の新小銃は20式5.56mm自動小銃(HOWA5.56)、新拳銃はSFP9に決定!理由、価格は│ミリレポ|ミリタリー関係の総合メディア

陸自の新拳銃

自衛隊 新 拳銃

FPSなどをよくやられる方だと、MP5やMP7、G36やHK416を作っているメーカーと言ったらわかりやすいでしょうか。 ドイツのメーカーで、上記のカービンやSMGはもちろん、ハンドガンも各国の法執行機関・軍に採用されている、超有名メーカーです。 日本でも、SATやSITが同社のMP5やUSPを、SPが同社のP2000を、特戦群でもUSPが使用されていると言う噂もあります。 ちなみに、前の9mm拳銃はSIG SAUERのP220を日本のミネベアがライセンス生産した国産でしたが、今回のSFP9Mは現状は輸入になる様です。 SFP9Mとは? SFP9という銃自体、あまり聞いたことがない方が多いかと思いますが、 エアソフトガンが好きな方なら、VP9を知ってるはいるのでは無いでしょうか。 海外メーカーから発売されているガスガンがVP9なのでVP9で認知している方も一定数いるのでは無いかと思います。 同時に公開された20式小銃においても、作戦環境の変化への対応や離島防衛等を想定した海水に強い銃とのプレスがありましたので、今回の大きな選定ポイントだったのでしょう。 前代の9mm拳銃とどう変わった? さて、今回のSFP9Mですが、前代の9mm拳銃と比較してどう変わったのか。 大きな点を数点ご紹介したいと思います。 作動方式 まず大きく異なるのが作動方式です。 根本的な機構がそもそも違うのです。 よくドラマや映画などで、犯人に向かって銃を構えて、話してる途中で親指でハンマーを倒すシーンなんかありますよね。 昔からある一般的な作動方式です。 詳しいシステムについては長くなるので、ここでは割愛します。 ストライカー方式 ストライカー方式ですが、ピンとこない方はGLOCKを想像してください。 (実際は内部にハンマーがあります。 ) ストライカー方式の銃は、ポリマーフレーム(樹脂製のフレーム)で軽いというのも大きな特徴です。 余談として、昔、GLOCKは樹脂製故に手荷物検査に引っかからないと言う話があり、ダイ・ハード2でもその様な描写がありましたが、あれは嘘です。 内部に金属パーツがありますし、そもそもスライドが金属なので、そんなことはありません。 また、後に樹脂フレーム自体にもX線造影剤が添加されています。 ちなみに、ストライカー方式の利点は、部品点数が少ない、メンテナンスし易い、操作が簡単、扱い易い等色々あります。 ただし、操作が簡単な分、発砲も簡単にできてしまうので、ストライカー方式に慣れない内は少々不安かもしれません。 実際、今回の自衛隊の選定において、SFP9の他にGLOCKとAPXが候補としてあった様ですが、これらも全てストライカー方式です。 また、米軍も3年前に制式採用銃をストライカー方式のSIG P320に更新しました。 装弾数の増加 先代の9mm拳銃は、シングルカラムの9発装填でしたが、今回のSFP9Mはダブルカラムの15発装填です。 日本人の手の小ささから握りやすいシングルカラムが選定されたのでしょうが、現代ではダブルカラムでも人間工学を考えたグリップにより握りやすくなってますので、問題ないでしょう。 このグリップに関しては、この後別途ご紹介します。 この機構はロシアのマカロフや、日本の警察でも使用されているP230にも採用されていますが、両手が塞がる上に時間がかかり、戦闘時には非常に不利な機構でした。 それが今回のSFP9Mでは、グリップを握ったまま操作できる位置にレバーがあるため、片手でマガジン交換が出来る様になりました。 グリップのサイズが変えられる。 これも最近の銃では一般的になってきたシステムなのですが、各個人の手のサイズに合わせてグリップのサイズを変えられます。 この様に、グリップのパーツを取り換えることで、グリップの横方向の膨らみと、後部の膨らみを変えることが出来るため、各個人の手のサイズに合わせた運用が可能になります。 38年振りの更新で一気に現代的に ここまで紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。 大きなポイントのみ簡単に紹介してみました。 今回の更新は実に38年振りとのことで、一気に現代的な銃に変わりましたね。 恐らく先代より圧倒的に扱いやすくなったのではないでしょうか。 もちろん実際に使用する場面が少ないことに越したことはありませんが、 有事の際には新型小銃と合わせて活躍することでしょう。 また、今回のVP9 SFP9 のエアガンレビューもアップしておりますので、気になる方は是非ご覧ください。

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自衛隊の次期拳銃

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陸上自衛隊の小銃が30年ぶり、拳銃は37年ぶりに更新されることが昨年末に発表された。 ここでは秘密のベールに包まれた新小銃について考察したい。 はじめに 令和元年12月6日、防衛省陸上幕僚監部は現在装備されている89式5. 56mm小銃と9mm拳銃の後継として、新小銃を国産の豊和工業製「HOWA5. 近年、公開されている入札情報等から研究用としてHK416やSCAR等が購入されていたのを知る事情通も多く、ガンマニアだけでなく本職の自衛官も選定事業の行方を固唾をのんで見守っていたようだ。 「国産か? それとも外国製か?」とさまざまな憶測が交差する中、ようやく決着を見ることとなった。 89式小銃や9mm拳銃はどこが旧(ふる)いのか? 現在、陸上自衛隊の主力小銃として確固たる存在を示している89式小銃は、制式化以来実射性能そのものに不満を持つ自衛官は少なく、概ね優れた軍用ライフルとの定評がある。 しかしピカティニーレールを持たないが故に機能発展の余地が少なく、ストックの長さも調整できない。 各国軍用銃の進化の中では優秀な89式小銃も旧さを隠せなくなってきたといえる。 ライセンス国産品となる9mm拳銃(SIG P220)も同様に拳銃としての性能や操作性に定評はあるが、ボトムキャッチ式の弾倉止めの使いにくさ、そして装弾数の不足は専守防衛という大義名分だけでは隠しようがない。 国際任務の増加や多国籍間の共同訓練、とりわけ連携を増す米軍との戦術的な不備を埋めるための装備更新だと理解するのが適当だろう。 新小銃の外観考察 新小銃は豊和工業が満を持して開発したHOWA5. 56が採用された(PHOTO:防衛省) HOWA5. 56は一見するとFNH SCAR-Lとの類似性を見てとれるが、MAGPUL MASADAやHK433にも共通した要素を備える現代的な小銃と解釈できる。 サイズは89式小銃と比べてもコンパクトな印象で、銃身長は米軍M4A1の14. 5インチに近く、銃身先端部にシンプルな消炎器(フラッシュハイダー)を装備した点も注目される。 64式と89式ではフラッシュハイダーとマズルブレーキの機能を併せ持つ消炎制退器が特徴だったが、新小銃ではついにその伝統を捨てた。 また、新たに採用されたレール式の被筒(ハンドガード)はフラッシュライトやレーザーデバイス等の搭載の拡張性を持たせ、伸縮上下調整式の銃床(ストック)はスコープ等を搭載する銃にとって欠かせない付加機能だと言える。 射手の体格に合わせてストック長を調整できる点は好評を得られるはずだ。 国産小銃が継承してきた伝統のひとつに射撃モードを示す刻印があり、64式小銃では「 ア(安全)・ タ(単発)・ レ(連発)」、89式小銃では「 ア・ レ・ 3(3バーストショット)・ タ」、そして新小銃では3発制限点射機能を廃して「 ア・ タ・ レ」に戻り、シンプルな機能へと回帰。 切換レバー(セレクター)や弾倉止め(マガジンキャッチ)、スライド止め(ボルトキャッチ)等の操作系は左側面にあるが、右側でも操作可能なアンビタイプであると予想される。 弾倉(マガジン)や握把(グリップ)が外国製品に酷似している点も注目されるが、これらが豊和工業によるオリジナルデザインなのか、それともOEM採用なのか、制式化後の量産品がお目見えする時に確認したい。 新小銃の名称は? HOWA5. 56は陸上自衛隊にとって第3世代の小銃だが、正式名称はまだ発表されていない。 令和2年中に部隊配備されるのかも現時点では情報はなく「しかるべき時期に発表」されるのだろうが、しばらくの間は制式名称もディテール観察もお預けで、自衛隊ファンやガンマニア諸氏にとっては「果報は寝て待て」ということだ。 新小銃や新拳銃は陸自を変えるか? 64式小銃や89式小銃の時代は、「セレクターが右側で…」等というハンデもあり専守防衛ドクトリンを反映していたが、新小銃や新拳銃が配備されるようになれば、それも過去のものとなる。 今後は多様な射撃支援デバイスを装着しながら、最新の戦技を実践していくことだろう。 では、新拳銃についても考察している。 写真はほぼ同型のVP9(PHOTO:SHIN).

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9mm拳銃

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