最多受賞は「世界の福本」の12回 近年、プロ野球において守備を重要視する機会が増えた。 たとえば捕手では、(圧倒的な打撃力があれば別だが)打撃よりも守備を重視されることが多くなり、打率は投手よりも少し良い程度ということも決して珍しくない。 また、選手個人でも打つだけではなく、守れることも重視しているケースは多い。 山田哲人(ヤクルト)は「守備でもチームに貢献したい」とコメントし同賞の受賞を熱望。 球界屈指のリードオフマンである西川遥輝(日本ハム)も「高い意識で守備に取り組んでいきたい」と3年連続でゴールデングラブ賞を受賞していながら、守備面での貢献を誓っている。 打って走れる両選手ではあるが、守ることに関する意識も高いのだ。 そんな守備面での評価を表すひとつの目安としてゴールデングラブ賞がある。 いわゆる「守備のベストナイン」だ。 記者投票によって選出されるため、細かい守備指標ではなく印象で決まってしまう部分がないとはいえないが、選手にとって名誉のひとつであることは間違いない。 そのゴールデングラブ賞受賞が選手たちにとっての大きな目標となる。 坂本勇人(巨人)も昨年の受賞後に「ひとつの目標としていた賞なので嬉しいです」とコメントしている。 昨年は打率3割、40本塁打と、仮に守備が随一ではなかったとしても、その働きに文句をつけるものはいないだろう。 それだけの選手であっても、ゴールデングラブ賞に対しての思い入れがあるのだ。 1972年から制定された同賞(当時はダイヤモンドグラブ賞)だが、最も受賞回数が多いのは福本豊(阪急/外野手)の12回となっている。 「世界の盗塁王」とも称され、通算1065盗塁はNPB歴代1位を誇る福本は守備でも結果を残していた。 福本に続くのが伊東勤(西武/捕手)と秋山幸二(ダイエーほか/外野手)の11回。 伊東と同じく守備の負担が大きい捕手では、古田敦也(ヤクルト)も10回獲得している。 ちなみに、現役捕手では甲斐拓也(ソフトバンク)の3回が最多。 記録の更新は簡単ではない。 ヤクルトの二塁は田中浩康の1度だけ チームごとではどのような偏りがあるのだろうか。 セ・リーグの6球団の各受賞回数を見ると、巨人が述べ122回の受賞と圧倒的な大差をつけている。 2位の広島が80回となっており、およそ1. 5倍である。 特に群を抜いているのは、投手の受賞回数33回だ。 歴代の受賞者を振り返ってみると、1972年の第1回に巨人のエース堀内恒夫が受賞。 その後7年連続で堀内が受賞し、1979年からは同じく巨人の西本聖が再び7年連続で表彰されている。 巨人以外の投手が初めて同賞を受賞したのは、1986年の北別府学(広島)だった。 それ以降も桑田真澄や斎藤雅樹、上原浩治ら巨人の投手がほぼ独占。 その後は他球団からも受賞者は生まれていたものの、2016年から3年連続で菅野智之が選出された。 「巨人の投手は守備もうまい」は伝統になっていると言ってもいいのではないだろうか。 一方でDeNA(前身球団含む)は投手の受賞者がひとりもいない。 昨シーズンは今永昇太が29票を集めリーグ5位の得票数となったが、チーム史上初の投手におけるゴールデングラブ獲得となるだろうか。 その他のポジションでは広島の外野手の43回が目立つ。 古くは山本浩二がセ・リーグ最多となる10回、その後も山崎隆造(4回)、長嶋清幸(4回)、緒方孝市(5回)、丸佳浩(6回)など、多くの選手が受賞している。 また、ヤクルトの二塁は一度だけの受賞だが、これは山田ではなく田中浩康(現DeNAコーチ)が2012年に受賞したもの。 2013年からは7年連続で菊池涼介(広島)が受賞中。 山田は菊池を超えることが絶対条件となる。 郭泰源はパ・リーグ唯一の外国人投手による受賞者 パ・リーグでは巨人ほどの圧倒的な大差はついていない。 そのなかで目立つのはオリックス(前身球団含む)の外野だろうか。 福本が歴代最多となる12回の受賞を誇っているだけでなく、簑田浩二(8回)、イチロー(7回)、田口壮(5回)と名手を多く輩出してきた。 投手では西武の22回がオリックスの11回にダブルスコアをつけトップとなっている。 受賞者の名前を見ると、東尾修(5回)、渡辺久信(1回)、郭泰源(2回)、工藤公康(1回)、西口文也(3回)、松坂大輔(7回)、涌井秀章(2回)、菊池雄星(1回)と各年代のエース格がそれぞれ受賞していることがわかる。 また、郭は外国人投手としてはパ・リーグ唯一の受賞者だ。 楽天は球団の創設から日が浅いとうこともあり、三塁、遊撃、外野の3ポジションでいまだに受賞者は出ていない。 昨シーズンは外野で島内宏明が66票、辰己涼介が53票を獲得しそれぞれ5位と6位だった。 辰己はルーキーイヤーでもあり、今後、出場試合数が増えアピール機会が増えれば、受賞する機会も訪れそうだ。
次のセ・リーグ 指名選手 パ・リーグ 指名選手 中日ドラゴンズ 大野雄大 ソフトバンクホークス 山下斐紹 阪神タイガース 榎田大樹 西武ライオンズ 大石達也 読売ジャイアンツ 沢村拓一 千葉ロッテマリーンズ 伊志嶺翔大 広島東洋カープ 福井優也 日本ハムファイターズ 斎藤佑樹 横浜ベイスターズ 須田幸太 オリックス・バファローズ 後藤駿太 楽天イーグルス 塩見貴洋 と各球団で人気の選手が集う世代ですし、1位指名以外にも 柳田悠岐(ソフトバンクホークス)、牧田和久、秋山翔吾(西武ライオンズ)、中崎翔太(広島東洋カープ)、美馬学(千葉ロッテマリーンズへFA移籍)、西川遥輝(日本ハムファイターズ) と実力者揃いです。 山田哲人選手の主な打撃成績 1年目の2011年こそレギュラーシーズンで1軍出場できませんでしたが、クライマックスシリーズから出場し、プロ初安打、初打点もマークしています。 ファームでの主な打撃成績は、 年度 試合 安打 本塁打 打点 盗塁 盗塁刺 四球 三振 打率 長打率 出塁率 OPS 2012 26 11 1 1 0 0 5 11. 250. 364. 327. 691 2013 94 99 3 26 9 2 39 37. 283. 357. 354. 711 2014 143 193 29 89 15 5 74 95. 324. 539. 403. 942 2015 143 183 38 100 34 4 81 111. 329. 610. 416 1. 026 2016 133 146 38 102 30 2 97 101. 304. 607. 425 1. 032 2017 143 130 24 78 14 4 91 132. 247. 435. 364. 799 2018 140 165 34 89 33 4 106 119. 315. 582. 432 1. 014 2019 142 141 35 98 33 3 110 121. 271. 560. 401. 961 2012年に巨人の内海哲也投手からプロ初本塁打を放ちますが、出場数は26と伸びず、3年目にレギュラーの座を奪い、そこからの活躍は皆さんご存知の通りという事になります。 主な過去に受賞したタイトルは 本塁打王 2015年 盗塁王 2015年、2016年、2018年 最多出塁率 2015年 最多安打 2014年 最優秀選手 2015年 ベストナイン 2014年、2015年、2016年、2018年、2019年 と不振の2017年以外は、ベストナインを常に獲得しています。 山田哲人選手が覚醒した裏に杉村繁打撃コーチの指導が 山田哲人選手が本格的に覚醒した4年目以降の活躍には、杉村繁コーチの存在が大きかったようで、「 目標設定の細分化」が山田選手にはハマったようです。 なんでも杉村コーチは、 いきなり打率3割はしんどいから、『全試合レギュラー出場と、月30本のヒットを目標にしよう』と。 そうすれば、シーズン約6カ月で180本。 それだと3割に届くだろうし、首位打者も見えてくるかもしれない。 ホームランも月3本打てば20本ぐらいになる と山田選手に伝えたようで、毎月、毎日の目標が明確になった事で、コツコツと日々の努力を積み上げる事ができたという事なんですね。 大きな夢や目標を持つ大切さを目標設定の際にはよく耳にしますが、大きな目標を掲げるだけでは進捗しませんので、杉村コーチのコーチングは見事ハマったというとことですね。 坂本勇人選手も、侍ジャパンで山田選手と話をした際に「月間30本のヒットを目標にしている」と聞いて、参考にしているそうなので、「 目標設定の大切さ」が見えますね。 また、杉村コーチと言えば、独特のティーバッティングを課すことでも有名ですが、杉村コーチの考えでは、 選手たちは前日の試合で打撃フォームを崩されます。 それをティーバッティングによって正しいフォームに戻すことが目的 にしているとの事で、山田哲人選手が日々欠かさないで行うルーチン化しているのも、きちんと考えを浸透させ意識しているからこそ、継続して行えているのでしょうね。 450 2013 1. 054 2014 0. 779 2015 0. 730 2016 0. 960 2017 0. 689 2018 0. 891 2019 0. また、2017年には大きく数字を落としていますが、この年は3月にWBCがあり調整不足がたたったのか、打率.247まで落ち込み不振の年でしたので、あまり参考にならないかもしれません。 次に、「 盗塁成功率」ですが、山田哲人選手は2018年から2019年にかけて連続盗塁成功記録38をマークしたように、盗塁成功率が非常に高い選手で、 盗塁成功率 2012 80. 横浜DeNAの今永投手は山田選手の盗塁について「まるで幽霊のよう」と表現していて、スタートやスライディングの技術の高さや、トップスピードまで持っていく速さは球界一との評価もされているほどです。 山田哲人選手トリプルスリーの上40/40は可能か? 出塁率の高い選手、長打率の高い選手、盗塁成功率が高い選手とそれぞれの数字だけを見れば、山田選手よりも高い選手は出てくると思います。 しかし、全て持ち合わせた総合力の高さという点で、山田哲人選手を超える選手はいませんので、過去トリプルスリー3回という偉業も達成できたのでしょう。 ところで、トリプルスリーだけでも凄い偉業ですが、その上の「 40/40」の可能性なないのか??と期待してしまうのですが、キャリアハイの数字は共に2015年で• 本塁打数は35本• 盗塁数は34回 です。 筆者の個人的な見解ですが 坂本勇人選手は、過去30本を超えるホームランは1度しか記録した事がないにも関わらず、40本塁打を32歳にして達成しているくらいですから、これから更に上積み出来る可能性は十分あり。 イチロー選手は、メジャー一年目の28歳で56盗塁、38歳で40盗塁と年齢を重ねても衰える事なく40盗塁以上を達成していますので、これから更に上積み出来る可能性は十分あり。 と見ているので、山田哲人選手なら40/40は十分に達成するのでは無いか??と思います。 40/40はメジャーでも4人しか達成者がおらず、日本ではゼロという事で、初の達成者が出るとすれば山田哲人選手か柳田悠岐選手のいずれかではないか?と言われる事もあったほど、達成困難な成績ですが・・ 山田選手の場合は、主軸を打つのでなく、攻撃的な一番バッターで起用し続ければ、フリーパスで盗塁も伸ばせるでしょうし、一発長打もあるバッターとして専念出来るのではないか?? そのためにも、2番バッターに出塁率の高い選手が座り、山田選手と勝負するケースを増やしていく必要があります。 今のヤクルトスワローズで言えば、個人的に注目したいのが「 塩見泰隆」選手で、山田選手の後ろを2番で打てるような事があれば、追い風になりそうな気がします。 山田哲人選手の成績を伸ばすためにも、山田選手の後ろを打つ選手が育成できるかどうか、来季のヤクルトの注目ポイントかもしれませんね。 山田哲人選手の得点圏に関する打率に注目 次に山田選手の得点圏関連のデータを紹介したいのですが、 打率 本塁打 四球 三振 出塁率 長打率 OPS 通算. 256 6 38 28. 424. 488. 912 ビハインド時. 262 1 14 14. 441. 452. 893 同点時. 406 4 8 5. 500. 938 1. 438 リード時. 149 1 16 9. 359. 213. 572 通算の得点圏打率は.256とそこまで高くないのは意外だったのですが、特にチームがリードしている時の打率.149・・集中力が切れている状態なんでしょうかね・・ しかし、逆に同点の時には高い得点圏打率を誇っていて、あまりに顕著に数字に出ているので驚きですが、.406、OPSは驚異の1.438です。 また、特筆すべき点は、同点時のホームラン数が4本と勝負を決める時の長打力は神がかっていますので、ピッチャーからすると、得点圏にランナーがいる時は勝負を避けたいバッターの一人です。 左右のピッチャーを苦にしないタイプ 次に、左右のピッチャーの打率ですが、 右ピッチャー 左ピッチャー 2019. 261. 296 2018 2017. 224. 316 2016. 278. 351 2015. 321. 347 左右で大きな差はありませんが、特に左打者は得意にしている傾向があり、2015年、2016年.340以上の打率をほこっていますが、山田選手は右方向にも大きな当たりが打てて、広角に打ち分ける能力が高い事が高打率の理由だと、個人的には思っています。 これだけの打率を見せられると、ピッチャーは山田選手の攻略に相当苦労するし、四球でランナーに出せば盗塁・・と塁上からもプレッシャーをかけられるので、厄介な選手だと言えそうですね。 山田哲人選手の守備力は高いのか?? ここまで打撃や走塁に関するデータの紹介でしたので、ここからは守備に関するデータを紹介したいと思います。 守備に関するセイバーメトリクスと言えば「 UZR」がありますが、 年 年俸 推定 背番号 2019年 4億3000万円 1 2018年 2億8000万円 1 2017年 3億5000万円 1 2016年 2億2000万円 1 2015年 8000万円 23 2014年 2200万円 23 2013年 1000万円 23 2012年 800万円 23 2011年 720万円 23 2017年こそ不振で大幅ダウンをしていますが、昨年は1.5倍アップの4億円超えでの契約更改となっています。 2019年オフは、トリプルスリーこそ達成できませんでしたが、キャリアハイに迫る数字を出していますし、何より来年の国内FAを球団も見越して残留に向けて年俸の上積みや複数年契約も考えられているのでは?と思います。 予想としては、5億円前後での契約更改になるのでは?と思われますが、単年度となるか?複数年契約となるか?楽しみですね。 背番号に関しては、2年連続のトリプルスリー達成時に、「 ミスタースワローズ」としてヤクルトの顔となる背番号「1」を継承しています。 背番号「1」のOBには、• 若松勉• 池山隆寛• 岩村明憲• 青木宣親 と球史にも名を残す選手ばかりですが、山田選手の成績も十分OBと遜色のないものになってきましたので、背番号1が板についてきた感じですね。 山田哲人選手のメジャーリーグ移籍の可能性は? 背番号「1」を背負った岩村選手、青木選手はFA宣言でメジャーリーグへ挑戦していますが、山田選手の挑戦はあるのでしょうか?? 早くて海外FA権を取得するのが、2021年オフと見られるので、メジャーリーグへ挑戦する場合はポスティングシステムを使う事も考えられますが、今のところ契約更改の場でメジャー移籍について話し合われた事はないそうです。 メジャーに対しての憧れはあるみたいですが、実際にプレーする事には消極的なのかもしれませんが、今年はプレミア12、2020年は東京オリンピックと国際試合が続きますので、どこかで心変わりする可能性はゼロでは無いかと思います。 あと、今年ポスティングシステムを使って大リーグ移籍を目指している菊池涼介選手の評価も、一つの指標になるかもしれません。 守備の菊池選手に対して、打力の山田選手なので、一概に評価を同じにするのは無理ですが、同じポジションという事もありますし、何よりメジャーから日本人の内野手の評価は低いですので、どう見られているか?を計るのに丁度よいかも知れませんね。 山田哲人選手の国内FA行使の可能性は?巨人入りもある? 逆に、山田選手は2020年オフに取得するFA権を行使する可能性はあるのか?という事については、メジャー移籍よりも現実味があるかもしれません。 山田選手のように、走攻守で高いレベルを誇り、打順も1番やクリーンナップまでこなせる高い打力はどの球団にとっても魅力的です。 特に、長年レギュラーを固定できていない巨人やソフトバンクからすると、山田選手の獲得は至上命題と言っても良いほどで、FA権行使をした場合には、必ず出馬すると見られています。 特に巨人の場合は、• 坂本勇人選手のコンバート問題• 吉川尚輝選手の怪我体質 の問題を山田選手の獲得で一気に解決する事が出来るので、絶対に必要な選手だと思います。 仮に巨人入りが決定した場合ですが、筆者としては盗塁しやすいように1番で起用するのが良いのではないか?と思っているので打順としては• セカンド 山田哲人• サード 坂本勇人• センター 丸佳浩• ファースト 岡本和真• レフト パーラ(もしくは新外国人)• キャッチャー 小林誠司(大城卓三)• ライト 陽岱鋼(右バッターが良いかも)• ショート 吉川尚輝• ピッチャー がオーソドックスですが、左が下位打線に集中するのと、2020年に吉川尚輝選手が1番バッターとしてハマる事もあると考えた場合、クリーンナップを担うのも面白いのではないか??と思い• ショート 吉川尚輝• サード 坂本勇人• センター 丸佳浩• ファースト 岡本和真• セカンド 山田哲人• レフト パーラー(もしくは新外国人)• キャッチャー 大城卓三(小林誠司)• ライト 山下航汰 のような若手育成枠を8に設けて育成と勝利を両立させる事もできるかも知れません。 それだけ、山田哲人選手が入団した場合のインパクトは相当で、巨人打線が一段と力強くなる可能性を秘めていますので、来年オフのFA権行使は注目です。 夏の開催なので、WBCのような調整遅れは心配ないと思いますが、プレミア12を経験した事で、東京オリンピック出場の意欲はますます高まっていると思われます。 また、菊池涼介選手をセカンドに起用するのに、ファーストを守ったりと献身的な姿勢や複数ポジションを守れるところを見せたのは、評価も上がっているはずですし、菊地選手が大リーグ移籍となれば、セカンドのレギュラーは山田選手が担うはずです。 モチベーションが高まれば、キャリアハイの成績を収める事は可能だと思いますし、結果的に4度目のトリプルスリーも夢ではないと思います。 2019年オフはプロ野球選手の結婚ラッシュが相次ぎました。 山田哲人選手はまだ未婚ですし、鈴木誠也選手のような電撃結婚報告・・2020年あるかも知れませんね! 公私ともに充実した2020年を送れるよう、期待してこれからも注目しています。 以上、山田哲人選手に関するまとめでしたが、今後も情報を追記していきたいと思いますので、何か情報があればTwitterやコメントいただければ幸いです。 長文、最後までお付き合いいただき、有難うございました。 ヤクルトに関する情報です• たーくん 読売ジャイアンツに魅せられて25年。 趣味のソフトテニス歴と同じだけの長さ、ずっと応援し続けてきました。 家族や自分の事より、プロ野球発展のためブログに命を込める素人野球バカのブログのため、経験者や識者の声も聞きながら双方向で発展させていきたいと考えてますので、積極的な交流をお願いします。 【趣味】 ・野球観戦(もっぱらテレビで) ・野球ニュースをネットや動画サーフィン ・ソフトテニス ビールはもっぱら本麒麟、最近スーパードライやキリンラガービールの味を忘れつつあります。 夜の晩酌の肴は、もっぱらプロ野球観戦、ストーブリーグは各球団の戦力分析かパワプロで過ごすアラフォーパパ。 - -, , , , , ,.
次の最多受賞は「世界の福本」の12回 近年、プロ野球において守備を重要視する機会が増えた。 たとえば捕手では、(圧倒的な打撃力があれば別だが)打撃よりも守備を重視されることが多くなり、打率は投手よりも少し良い程度ということも決して珍しくない。 また、選手個人でも打つだけではなく、守れることも重視しているケースは多い。 山田哲人(ヤクルト)は「守備でもチームに貢献したい」とコメントし同賞の受賞を熱望。 球界屈指のリードオフマンである西川遥輝(日本ハム)も「高い意識で守備に取り組んでいきたい」と3年連続でゴールデングラブ賞を受賞していながら、守備面での貢献を誓っている。 打って走れる両選手ではあるが、守ることに関する意識も高いのだ。 そんな守備面での評価を表すひとつの目安としてゴールデングラブ賞がある。 いわゆる「守備のベストナイン」だ。 記者投票によって選出されるため、細かい守備指標ではなく印象で決まってしまう部分がないとはいえないが、選手にとって名誉のひとつであることは間違いない。 そのゴールデングラブ賞受賞が選手たちにとっての大きな目標となる。 坂本勇人(巨人)も昨年の受賞後に「ひとつの目標としていた賞なので嬉しいです」とコメントしている。 昨年は打率3割、40本塁打と、仮に守備が随一ではなかったとしても、その働きに文句をつけるものはいないだろう。 それだけの選手であっても、ゴールデングラブ賞に対しての思い入れがあるのだ。 1972年から制定された同賞(当時はダイヤモンドグラブ賞)だが、最も受賞回数が多いのは福本豊(阪急/外野手)の12回となっている。 「世界の盗塁王」とも称され、通算1065盗塁はNPB歴代1位を誇る福本は守備でも結果を残していた。 福本に続くのが伊東勤(西武/捕手)と秋山幸二(ダイエーほか/外野手)の11回。 伊東と同じく守備の負担が大きい捕手では、古田敦也(ヤクルト)も10回獲得している。 ちなみに、現役捕手では甲斐拓也(ソフトバンク)の3回が最多。 記録の更新は簡単ではない。 ヤクルトの二塁は田中浩康の1度だけ チームごとではどのような偏りがあるのだろうか。 セ・リーグの6球団の各受賞回数を見ると、巨人が述べ122回の受賞と圧倒的な大差をつけている。 2位の広島が80回となっており、およそ1. 5倍である。 特に群を抜いているのは、投手の受賞回数33回だ。 歴代の受賞者を振り返ってみると、1972年の第1回に巨人のエース堀内恒夫が受賞。 その後7年連続で堀内が受賞し、1979年からは同じく巨人の西本聖が再び7年連続で表彰されている。 巨人以外の投手が初めて同賞を受賞したのは、1986年の北別府学(広島)だった。 それ以降も桑田真澄や斎藤雅樹、上原浩治ら巨人の投手がほぼ独占。 その後は他球団からも受賞者は生まれていたものの、2016年から3年連続で菅野智之が選出された。 「巨人の投手は守備もうまい」は伝統になっていると言ってもいいのではないだろうか。 一方でDeNA(前身球団含む)は投手の受賞者がひとりもいない。 昨シーズンは今永昇太が29票を集めリーグ5位の得票数となったが、チーム史上初の投手におけるゴールデングラブ獲得となるだろうか。 その他のポジションでは広島の外野手の43回が目立つ。 古くは山本浩二がセ・リーグ最多となる10回、その後も山崎隆造(4回)、長嶋清幸(4回)、緒方孝市(5回)、丸佳浩(6回)など、多くの選手が受賞している。 また、ヤクルトの二塁は一度だけの受賞だが、これは山田ではなく田中浩康(現DeNAコーチ)が2012年に受賞したもの。 2013年からは7年連続で菊池涼介(広島)が受賞中。 山田は菊池を超えることが絶対条件となる。 郭泰源はパ・リーグ唯一の外国人投手による受賞者 パ・リーグでは巨人ほどの圧倒的な大差はついていない。 そのなかで目立つのはオリックス(前身球団含む)の外野だろうか。 福本が歴代最多となる12回の受賞を誇っているだけでなく、簑田浩二(8回)、イチロー(7回)、田口壮(5回)と名手を多く輩出してきた。 投手では西武の22回がオリックスの11回にダブルスコアをつけトップとなっている。 受賞者の名前を見ると、東尾修(5回)、渡辺久信(1回)、郭泰源(2回)、工藤公康(1回)、西口文也(3回)、松坂大輔(7回)、涌井秀章(2回)、菊池雄星(1回)と各年代のエース格がそれぞれ受賞していることがわかる。 また、郭は外国人投手としてはパ・リーグ唯一の受賞者だ。 楽天は球団の創設から日が浅いとうこともあり、三塁、遊撃、外野の3ポジションでいまだに受賞者は出ていない。 昨シーズンは外野で島内宏明が66票、辰己涼介が53票を獲得しそれぞれ5位と6位だった。 辰己はルーキーイヤーでもあり、今後、出場試合数が増えアピール機会が増えれば、受賞する機会も訪れそうだ。
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