クマバチ 女王蜂。 オス蜂の役目 -働き蜂との比較-

スピリチュアルな観点での蜂について

クマバチ 女王蜂

細かい分類は省いて大まかに見ていくよ。 蜂といえば スズメバチ、 アシナガバチ、 ミツバチの仲間が頭に浮かぶ。 ミツバチの中には クマバチ(クマンバチ)もよく知られているし、スズメバチとアシナガバチは同じ「科」に属している。 ここでは僕らがよく見かける代表的なものをまず、見分けてみるよ。 いくつかの種類と大きさや危険度をチェックしよう。 ・ ハナバチの代表たち-ミツバチ・クマバチ ミツバチ科には3つの属があり、9種類があるが、養蜂のために交配が進み、亜種も多い。 文字通り花を訪れ、蜜や花粉を集め、蓄えて幼虫を育てる。 女王蜂を中心に役割の明確な社会性を持つ蜂であり、蜂蜜養蜂だけではなく、農作物の受粉のために利用される益虫である。 代表的な三種をあげるよ。 大きさ:ニホンミツバチ12mm セイヨウミツバチ13mm 食性 花の蜜を加工して蜜蠟(みつろう)製の巣を作り、蜜や花粉を蓄える。 社会性に富み、一つの巣に一匹の女王蜂をもつ。 セイヨウミツバチのワーカー 働きバチ はご存知、絵本『蜜蜂マーヤ』の主人公だよね。 寿命 女王蜂は3年から4年。 働きバチは1シーズン。 暖かければ1か月、寒ければ3から4か月といわれていますが、オス蜂は交尾後すぐ死にますからちょっと哀れ。 だから働きバチはすべてメスです。 針は卵管が変化したものです。 紛らわしい虫 ハナアブ :アブというがハエの一種。 バイツ擬態(餌にならないための擬態)一見ミツバチだが、触角が見えない。 翅(はね=昆虫の羽根)がハエと同じく一対しかないなどが見分けるコツ。 検索画像を見てごらん。 ときどきハナアブが蜜蜂として紹介されてる。 危険性 ニホンミツバチ:性質は穏やか。 ただし、寒い時期には攻撃性が高まる。 また、女王蜂が死んだりして社会組織が不安定になったり、農薬散布で自分たちの生命が脅かされると興奮し、刺されることも多くなる。 セイヨウミツバチ:ニホンミツバチやトウヨウミツバチに比べ、攻撃性は強い。 養蜂場の蜜蜂の大半はこの種だが、巣箱の移動や、農薬の散布で攻撃性が増す。 攻撃の特性 ミツバチの針は体内と繋がっており、一度刺すと針は抜けずに残り、蜂は死んでしまいます。 (いわゆる「蜂の一刺し」ってやつ。 ) 毒性は強く、他の蜂を誘引する強い匂いを発するので、集団で襲われる可能性が高い。 一度に襲撃されるとアレルギーがなくてもショック死することもある。 例外的に恐ろしいミツバチもいる。 アフリカナイズドミツバチ。 アフリカミツバチとセイヨウミツバチのハイブリッド。 攻撃性が強く死亡者も多い。 別称を「キラー・ビー」。 でも現在ではセイヨウミツバチとの交配を重ねたものが次第におとなしくなっているようです。 クマバチというとキムネクマバチを指す。 分類上は6種ほどに分かれる。 大きさは20mmを超える大型で丸っこく、毛むくじゃらで、『熊』を冠した名前はなんとなくわかるね。 広く日本全土に分布し、藤の花やニセアカシアなどの花期に忙しく飛び回っている。 この蜂は蜜蜂ほどの社会性は持たないけれど、成虫になりたての息子や娘が母親の厄介になりながら、巣の入り口で頑張って巣を守る。 子が性的に成熟するまで親と同居するため、半社会性をもった蜂といわれる。 (なんか人間っぽいね) 食性 花の蜜や花粉が食料だが、藤やトケイソウ(パッションフルーツ)のように花弁が固く、クマバチのパワーがなければ蜜を得られない構造をしている花がお気に入り。 言い換えれば花の方が、クマバチを花粉の媒介者に選んでいるのだともいえるね。 (無垢な力持のクマさん=プーさんを想像してしまう。 ) 寿命 1年程度。 当年生まれの若者は越冬して翌年に繁殖のためにリクルートに入る。 (就職解禁ってとこだね。 ) 危険性 めちゃめちゃ温厚。 威圧感のあるバリトンで ブーン、ブーンと骨太の羽音を立てて飛び回るけれど、花の間を飛び回っている個体に近づいてもほぼ無視。 針は卵管が変化したものでオスは針を持っていない。 掌に乗せて握ったりすればそりゃあ刺されるよね。 あと、神経質になっているメスの巣に知らずに近づいたりね。 でも、刺されてもアレルギー体質があってアナフィラキシーショックにならない限り、重症化することはないんだよ。 (ますますクマのプーさんぽい) 攻撃の特性 イメージとしては我慢に我慢を重ねた高倉健演ずるやくざの主人公があまりの理不尽さに堪えかねてついに匕首を抜くって感じか。 ・ スズメバチ科の猛者たち-アシナガバチ アシナガバチの仲間はスズメバチと外形はあまり変わらなけど、少し細く小型。 スズメバチと異なり、 比較的おとなしい。 日本では11種類ほどが確認されている。 社会性があり、巣を守ろうとする防衛本能は強い。 攻撃は防御のために発動する。 ただ、その攻撃自体はスズメバチ科の蜂としての威力を持っている。 どの種類も肉食であり、有害虫である蛾や幼虫を捕食するため、害虫駆除の益虫としてあえて駆除という方法を取らない市町村もある。 個人的経験だけど、若い時、地方議員選挙の看板撤去のアルバイトをしていて看板の裏の横枠に作っていた彼らの巣に手が触れ、非常に手痛い反撃にあったことがある。 巣が小さかったので刺された蜂の数は2、3匹であり、大事には至らなかったが、今も、二度目を用心している。 ここでは代表的な3種を見てみよう。 女王蜂はミツバチのように見た目からそれとわかるものではなく、形は変わらず、一回り大きいだけ。 体色は黄色の部分が多いが個体変異があり、模様は一様ではない。 巣の特徴はハスの実型。 大きさ:21~26mm 日本のアシナガバチでは最大級。 食性 肉食働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は約1年 働きバチは数か月 危険性 毒性は強く、刺された痛みはアシナガバチの中では最も強い。 攻撃の特性 防衛本能は強く、巣に近づくと。 腹部を折り曲げ、体を振動させて威嚇する。 背中の部分が黒い。 市街地で普通によく見られる。 人家の軒下、木の枝、柱や壁、気食いなどの表面を強い顎で削り巣の材料にする。 巣の特徴はハスの実形。 大きさ:21~26mm キアシナガバチと同様日本では最大級のアシナガバチ。 食性 肉食。 働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は約1年 働きバチは数か月 危険性 毒性は強い。 攻撃の特性 防衛本能は強く、不用意に巣に近づいて、飛んできた蜂を追い払おうとして威嚇すると攻撃性の高さを発揮する。 よくあるのは6活から8月ごろの天気の良い日に、洗濯物を取り込んだ主婦が洗濯物に止まっていた女王蜂に気づかず、刺されてしまうというケースだね。 洗濯物を外に干したい季節だけれど、用心しなきゃ。 腹部に左右ひとつ黄色の斑紋がある。 寒さに強く、本州だけでなく北海道でも活動が観察されている。 巣は上記に種類に比して壁に垂直に作るものが多い。 大きさ:14日~18mm 上記二種類より小型。 食性 肉食。 働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は早くて1年、働きバチは数か月(春から夏にかけて育つものは約2か月。 その後に羽化するものは約1か月。 気温上昇により発育が早まり、エサもその分たくさん集まるから役割が終わるのが早いということでしょう。 ) 危険性 毒性は上記二種より弱い。 攻撃の特性 こちらから巣に対して何かしなければまず刺されることはない。 急に巣に近づくなど、巣が何らかの外的な刺激を受けると攻撃することがある。 10月から11月頃、庭などを多数飛び回る姿が見かけられるが、すべてオス であり、刺される心配はない。 何度も書くが刺すのは卵管が変化した針を持つメスの蜂だけであり、交尾のための器官があるだけのオスはいわば『金も力もない』状態なのです。 悲しい! オスの触角は先がくるんと巻いている。 スポンサーリンク ・ スズメバチ科の猛者たち-スズメバチ ハチの中で最もデンジャラスなハチたち。 ハチの中で最大級の大きさを誇る。 巣を守るための行動は積極的であり、刺されて死に至る被害が最も多い。 攻撃の気配が見えたら『なんていうスズメバチなんだろう?』とか、のんきに観察している余裕はなく、一目見てその大きさの判断が付いた時点で安全な避難が第一だと考えておく必要があるね。 日本で確認される17種類の内、危険の高い3種について見て行くよ。 大きさ:27mmから40mmほど。 女王蜂は45mm前後と大人の親指くらいある。 顎の力が強く、世界で最も恐ろしい虫といえるかもしれない。 攻撃能力は非常に強く殺傷能力と言い換えても決して過言ではない。 大きな倒木や地中に営巣する。 この蜂のことを説明するときはいつも真面目にならざるを得ない。 経験では、山林の小さなシュスランやヤマウズラの花の写真を撮るため、山歩きをしてたころ、「カチカチ」という警告音をすぐそばで聴き、20分ほど地面を這いながら後ずさりして回避した学生時代の思い出がある。 本当に『しまった!』と思いましたね。 間違いやすい種類 コガタスズメバチと酷似する。 コスズメバチは小型であり、 左右の顎のすぐ上の形が少し違う。 食性 肉食。 働きバチはオオカマキリクラスの大型の昆虫でも襲う。 ナラやクヌギの樹液も吸うため、甲虫類や蝶などとトラブルを起こします。 そして、まぎれもないミツバチの天敵ですね。 寿命 女王蜂は早くて1年、働きバチは2か月程度。 危険性 毒性は突出しています。 その毒性は強烈で「毒のカクテル」の異名がある。 アナフィラキシーショックによる呼吸困難、意識障害、全身の腫れは一度目より、二度目の方が圧倒的に重く命の危険がある。 刺された時の痛みや腫れも激しい。 危険な時期:7月から11月 攻撃の特性 針の威力は強く、この蜂の針はゴム製の長靴を貫通する。 また、オオスズメバチは毒針を刺すだけでなく、コブラのように噴射する。 これを目に受ければ。 失明の危険が大きく、吸い込めば、呼吸困難に至る。 そしてこの毒液の匂いは仲間を誘引する役割を持ち、集団での攻撃を受ける。 さらに!「ハチの一刺し」ではなく、毒液が続く限り何度でも攻撃する。 その勇猛果敢かつ凶暴性からアメリカではホーネットといえばジェット戦闘機の名前にも使われている。 絶対安全が確認できるまで、走って逃げることはしないでね。 彼らは最速で時速40キロで飛ぶんだから、すぐに追いつかれてしまう。 黄色の毛が密生しており、飛んでいる姿は真黄色に見える。 気性が荒く、都会で増殖している。 巣は民家の屋根裏や床下などの閉鎖空間、軒下などに作る。 巨大なものも多い。 大きさ:女王蜂25~28mm 働き蜂17~24mm キアシナガバチと同様日本では最大級のアシナガバチ。 食性 肉食。 働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は約1年 働きバチは数か月 危険性 毒性は強く、刺されれば死に至ることもある。 危険な時期:7月から10月 攻撃の特性 非常に好戦的。 防衛本能は強く、巣に近づいたり、人が追い払おうとして威嚇すると攻撃性の高さを発揮する。 数年前だが、橋の下に巣があり、そこがマラソンコースに入っていて、大勢のランナーが通過する振動で興奮したこの蜂にたくさんのランナーが刺されたことがあるよね。 生活環境はキイロスズメバチと重なるところがあるが、腹部の黄色と黒の紋様は波打っている。 広い棲息領域のために模様の個体差も大きい。 巣は民家の屋根裏や木の穴などの閉鎖空間、まれに軒下などに作る。 キイロスズメバチの古い巣を乗っ取って利用することもある。 他のスズメバチと異なり、夜間活動する習性がある。 大きさ:女王蜂28~30mm オス蜂、働き蜂21~28mm コスズメバチと同様中型種とされる。 食性 肉食。 働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は約1年 働きバチは数か月 危険性 毒性は強い。 危険な時期:7月から9月 攻撃の特性 比較的温和な同じ中型のコガタスズメバチ 大型のヒメスズメバチ 胴の先が黒い) と異なり、 やや攻撃性が高いといえる。 (でも、「君子危うきに近寄らず」だね。 ) まとめ 僕たちはハチ=刺されるという無意識の危険意識があり、そのハチがどんな種類なのかも気になる。 すべての蜂について網羅するのはこの記事の目的ではないので、ここは、よく見かける、危険であるという視点から書いてみた。 彼らが危害よりもむしろ益虫としての役割が多いこと、特にクマバチに関してはその大きさから危険であると誤解されがちであることを図枠の中で説明している。 危険度、攻撃性、外見的な特徴などを特に取り上げている。 スズメバチというとオオスズメバチを指すことが多いが、彼らの活動時期は重なっており、混在する。 共通するのは巣を守ろうとする防御的攻撃がメインですが、その程度が苛烈であり、巣に近づくことがすなわち危険であることを知ってもらいたい。 「こういわれているけど、このスズメバチにはこんな特性があるよ」という知的好奇心を満たすだけでなく、刺されてしまってからでは遅いものが多いのだから、危険に近づかないという観点を忘れないでほしい。

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オス蜂の役目 -働き蜂との比較-

クマバチ 女王蜂

細かい分類は省いて大まかに見ていくよ。 蜂といえば スズメバチ、 アシナガバチ、 ミツバチの仲間が頭に浮かぶ。 ミツバチの中には クマバチ(クマンバチ)もよく知られているし、スズメバチとアシナガバチは同じ「科」に属している。 ここでは僕らがよく見かける代表的なものをまず、見分けてみるよ。 いくつかの種類と大きさや危険度をチェックしよう。 ・ ハナバチの代表たち-ミツバチ・クマバチ ミツバチ科には3つの属があり、9種類があるが、養蜂のために交配が進み、亜種も多い。 文字通り花を訪れ、蜜や花粉を集め、蓄えて幼虫を育てる。 女王蜂を中心に役割の明確な社会性を持つ蜂であり、蜂蜜養蜂だけではなく、農作物の受粉のために利用される益虫である。 代表的な三種をあげるよ。 大きさ:ニホンミツバチ12mm セイヨウミツバチ13mm 食性 花の蜜を加工して蜜蠟(みつろう)製の巣を作り、蜜や花粉を蓄える。 社会性に富み、一つの巣に一匹の女王蜂をもつ。 セイヨウミツバチのワーカー 働きバチ はご存知、絵本『蜜蜂マーヤ』の主人公だよね。 寿命 女王蜂は3年から4年。 働きバチは1シーズン。 暖かければ1か月、寒ければ3から4か月といわれていますが、オス蜂は交尾後すぐ死にますからちょっと哀れ。 だから働きバチはすべてメスです。 針は卵管が変化したものです。 紛らわしい虫 ハナアブ :アブというがハエの一種。 バイツ擬態(餌にならないための擬態)一見ミツバチだが、触角が見えない。 翅(はね=昆虫の羽根)がハエと同じく一対しかないなどが見分けるコツ。 検索画像を見てごらん。 ときどきハナアブが蜜蜂として紹介されてる。 危険性 ニホンミツバチ:性質は穏やか。 ただし、寒い時期には攻撃性が高まる。 また、女王蜂が死んだりして社会組織が不安定になったり、農薬散布で自分たちの生命が脅かされると興奮し、刺されることも多くなる。 セイヨウミツバチ:ニホンミツバチやトウヨウミツバチに比べ、攻撃性は強い。 養蜂場の蜜蜂の大半はこの種だが、巣箱の移動や、農薬の散布で攻撃性が増す。 攻撃の特性 ミツバチの針は体内と繋がっており、一度刺すと針は抜けずに残り、蜂は死んでしまいます。 (いわゆる「蜂の一刺し」ってやつ。 ) 毒性は強く、他の蜂を誘引する強い匂いを発するので、集団で襲われる可能性が高い。 一度に襲撃されるとアレルギーがなくてもショック死することもある。 例外的に恐ろしいミツバチもいる。 アフリカナイズドミツバチ。 アフリカミツバチとセイヨウミツバチのハイブリッド。 攻撃性が強く死亡者も多い。 別称を「キラー・ビー」。 でも現在ではセイヨウミツバチとの交配を重ねたものが次第におとなしくなっているようです。 クマバチというとキムネクマバチを指す。 分類上は6種ほどに分かれる。 大きさは20mmを超える大型で丸っこく、毛むくじゃらで、『熊』を冠した名前はなんとなくわかるね。 広く日本全土に分布し、藤の花やニセアカシアなどの花期に忙しく飛び回っている。 この蜂は蜜蜂ほどの社会性は持たないけれど、成虫になりたての息子や娘が母親の厄介になりながら、巣の入り口で頑張って巣を守る。 子が性的に成熟するまで親と同居するため、半社会性をもった蜂といわれる。 (なんか人間っぽいね) 食性 花の蜜や花粉が食料だが、藤やトケイソウ(パッションフルーツ)のように花弁が固く、クマバチのパワーがなければ蜜を得られない構造をしている花がお気に入り。 言い換えれば花の方が、クマバチを花粉の媒介者に選んでいるのだともいえるね。 (無垢な力持のクマさん=プーさんを想像してしまう。 ) 寿命 1年程度。 当年生まれの若者は越冬して翌年に繁殖のためにリクルートに入る。 (就職解禁ってとこだね。 ) 危険性 めちゃめちゃ温厚。 威圧感のあるバリトンで ブーン、ブーンと骨太の羽音を立てて飛び回るけれど、花の間を飛び回っている個体に近づいてもほぼ無視。 針は卵管が変化したものでオスは針を持っていない。 掌に乗せて握ったりすればそりゃあ刺されるよね。 あと、神経質になっているメスの巣に知らずに近づいたりね。 でも、刺されてもアレルギー体質があってアナフィラキシーショックにならない限り、重症化することはないんだよ。 (ますますクマのプーさんぽい) 攻撃の特性 イメージとしては我慢に我慢を重ねた高倉健演ずるやくざの主人公があまりの理不尽さに堪えかねてついに匕首を抜くって感じか。 ・ スズメバチ科の猛者たち-アシナガバチ アシナガバチの仲間はスズメバチと外形はあまり変わらなけど、少し細く小型。 スズメバチと異なり、 比較的おとなしい。 日本では11種類ほどが確認されている。 社会性があり、巣を守ろうとする防衛本能は強い。 攻撃は防御のために発動する。 ただ、その攻撃自体はスズメバチ科の蜂としての威力を持っている。 どの種類も肉食であり、有害虫である蛾や幼虫を捕食するため、害虫駆除の益虫としてあえて駆除という方法を取らない市町村もある。 個人的経験だけど、若い時、地方議員選挙の看板撤去のアルバイトをしていて看板の裏の横枠に作っていた彼らの巣に手が触れ、非常に手痛い反撃にあったことがある。 巣が小さかったので刺された蜂の数は2、3匹であり、大事には至らなかったが、今も、二度目を用心している。 ここでは代表的な3種を見てみよう。 女王蜂はミツバチのように見た目からそれとわかるものではなく、形は変わらず、一回り大きいだけ。 体色は黄色の部分が多いが個体変異があり、模様は一様ではない。 巣の特徴はハスの実型。 大きさ:21~26mm 日本のアシナガバチでは最大級。 食性 肉食働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は約1年 働きバチは数か月 危険性 毒性は強く、刺された痛みはアシナガバチの中では最も強い。 攻撃の特性 防衛本能は強く、巣に近づくと。 腹部を折り曲げ、体を振動させて威嚇する。 背中の部分が黒い。 市街地で普通によく見られる。 人家の軒下、木の枝、柱や壁、気食いなどの表面を強い顎で削り巣の材料にする。 巣の特徴はハスの実形。 大きさ:21~26mm キアシナガバチと同様日本では最大級のアシナガバチ。 食性 肉食。 働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は約1年 働きバチは数か月 危険性 毒性は強い。 攻撃の特性 防衛本能は強く、不用意に巣に近づいて、飛んできた蜂を追い払おうとして威嚇すると攻撃性の高さを発揮する。 よくあるのは6活から8月ごろの天気の良い日に、洗濯物を取り込んだ主婦が洗濯物に止まっていた女王蜂に気づかず、刺されてしまうというケースだね。 洗濯物を外に干したい季節だけれど、用心しなきゃ。 腹部に左右ひとつ黄色の斑紋がある。 寒さに強く、本州だけでなく北海道でも活動が観察されている。 巣は上記に種類に比して壁に垂直に作るものが多い。 大きさ:14日~18mm 上記二種類より小型。 食性 肉食。 働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は早くて1年、働きバチは数か月(春から夏にかけて育つものは約2か月。 その後に羽化するものは約1か月。 気温上昇により発育が早まり、エサもその分たくさん集まるから役割が終わるのが早いということでしょう。 ) 危険性 毒性は上記二種より弱い。 攻撃の特性 こちらから巣に対して何かしなければまず刺されることはない。 急に巣に近づくなど、巣が何らかの外的な刺激を受けると攻撃することがある。 10月から11月頃、庭などを多数飛び回る姿が見かけられるが、すべてオス であり、刺される心配はない。 何度も書くが刺すのは卵管が変化した針を持つメスの蜂だけであり、交尾のための器官があるだけのオスはいわば『金も力もない』状態なのです。 悲しい! オスの触角は先がくるんと巻いている。 スポンサーリンク ・ スズメバチ科の猛者たち-スズメバチ ハチの中で最もデンジャラスなハチたち。 ハチの中で最大級の大きさを誇る。 巣を守るための行動は積極的であり、刺されて死に至る被害が最も多い。 攻撃の気配が見えたら『なんていうスズメバチなんだろう?』とか、のんきに観察している余裕はなく、一目見てその大きさの判断が付いた時点で安全な避難が第一だと考えておく必要があるね。 日本で確認される17種類の内、危険の高い3種について見て行くよ。 大きさ:27mmから40mmほど。 女王蜂は45mm前後と大人の親指くらいある。 顎の力が強く、世界で最も恐ろしい虫といえるかもしれない。 攻撃能力は非常に強く殺傷能力と言い換えても決して過言ではない。 大きな倒木や地中に営巣する。 この蜂のことを説明するときはいつも真面目にならざるを得ない。 経験では、山林の小さなシュスランやヤマウズラの花の写真を撮るため、山歩きをしてたころ、「カチカチ」という警告音をすぐそばで聴き、20分ほど地面を這いながら後ずさりして回避した学生時代の思い出がある。 本当に『しまった!』と思いましたね。 間違いやすい種類 コガタスズメバチと酷似する。 コスズメバチは小型であり、 左右の顎のすぐ上の形が少し違う。 食性 肉食。 働きバチはオオカマキリクラスの大型の昆虫でも襲う。 ナラやクヌギの樹液も吸うため、甲虫類や蝶などとトラブルを起こします。 そして、まぎれもないミツバチの天敵ですね。 寿命 女王蜂は早くて1年、働きバチは2か月程度。 危険性 毒性は突出しています。 その毒性は強烈で「毒のカクテル」の異名がある。 アナフィラキシーショックによる呼吸困難、意識障害、全身の腫れは一度目より、二度目の方が圧倒的に重く命の危険がある。 刺された時の痛みや腫れも激しい。 危険な時期:7月から11月 攻撃の特性 針の威力は強く、この蜂の針はゴム製の長靴を貫通する。 また、オオスズメバチは毒針を刺すだけでなく、コブラのように噴射する。 これを目に受ければ。 失明の危険が大きく、吸い込めば、呼吸困難に至る。 そしてこの毒液の匂いは仲間を誘引する役割を持ち、集団での攻撃を受ける。 さらに!「ハチの一刺し」ではなく、毒液が続く限り何度でも攻撃する。 その勇猛果敢かつ凶暴性からアメリカではホーネットといえばジェット戦闘機の名前にも使われている。 絶対安全が確認できるまで、走って逃げることはしないでね。 彼らは最速で時速40キロで飛ぶんだから、すぐに追いつかれてしまう。 黄色の毛が密生しており、飛んでいる姿は真黄色に見える。 気性が荒く、都会で増殖している。 巣は民家の屋根裏や床下などの閉鎖空間、軒下などに作る。 巨大なものも多い。 大きさ:女王蜂25~28mm 働き蜂17~24mm キアシナガバチと同様日本では最大級のアシナガバチ。 食性 肉食。 働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は約1年 働きバチは数か月 危険性 毒性は強く、刺されれば死に至ることもある。 危険な時期:7月から10月 攻撃の特性 非常に好戦的。 防衛本能は強く、巣に近づいたり、人が追い払おうとして威嚇すると攻撃性の高さを発揮する。 数年前だが、橋の下に巣があり、そこがマラソンコースに入っていて、大勢のランナーが通過する振動で興奮したこの蜂にたくさんのランナーが刺されたことがあるよね。 生活環境はキイロスズメバチと重なるところがあるが、腹部の黄色と黒の紋様は波打っている。 広い棲息領域のために模様の個体差も大きい。 巣は民家の屋根裏や木の穴などの閉鎖空間、まれに軒下などに作る。 キイロスズメバチの古い巣を乗っ取って利用することもある。 他のスズメバチと異なり、夜間活動する習性がある。 大きさ:女王蜂28~30mm オス蜂、働き蜂21~28mm コスズメバチと同様中型種とされる。 食性 肉食。 働きバチは他の昆虫を捕獲し肉団子にして巣に運ぶ。 寿命 女王蜂は約1年 働きバチは数か月 危険性 毒性は強い。 危険な時期:7月から9月 攻撃の特性 比較的温和な同じ中型のコガタスズメバチ 大型のヒメスズメバチ 胴の先が黒い) と異なり、 やや攻撃性が高いといえる。 (でも、「君子危うきに近寄らず」だね。 ) まとめ 僕たちはハチ=刺されるという無意識の危険意識があり、そのハチがどんな種類なのかも気になる。 すべての蜂について網羅するのはこの記事の目的ではないので、ここは、よく見かける、危険であるという視点から書いてみた。 彼らが危害よりもむしろ益虫としての役割が多いこと、特にクマバチに関してはその大きさから危険であると誤解されがちであることを図枠の中で説明している。 危険度、攻撃性、外見的な特徴などを特に取り上げている。 スズメバチというとオオスズメバチを指すことが多いが、彼らの活動時期は重なっており、混在する。 共通するのは巣を守ろうとする防御的攻撃がメインですが、その程度が苛烈であり、巣に近づくことがすなわち危険であることを知ってもらいたい。 「こういわれているけど、このスズメバチにはこんな特性があるよ」という知的好奇心を満たすだけでなく、刺されてしまってからでは遅いものが多いのだから、危険に近づかないという観点を忘れないでほしい。

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クマバチってどんなハチ?気になる生態や被害、巣の駆除方法を解説

クマバチ 女王蜂

Contents• 蜂の世界は女社会 その巣の頂点に君臨するのが女王蜂であるように、蜂の世界は女社会です。 女王蜂は子供を産み、その子供を雄にするか雌にするかを自分で決めることができます。 そして、ほとんどを雌蜂にし、雄蜂は必要最低限に留めるのが特徴です。 女王以外の雌蜂は俗に「働き蜂」と呼ばれ、女王の身の回りの世話や子供たちの世話を担当します。 巣にいるほとんどの蜂は、この働き蜂と呼ばれる雌蜂です。 そして、雄蜂は勤勉に働くというわけでもなければ、身を挺して雌蜂を守るというような漢気を持っているわけでもありません。 ただ食っちゃ寝しているだけのヒモ男のため、子供を産むために必要最低限存在している させられている 存在と言っていいでしょう。 大体、雄の蜂は人間を刺すこともできませんからね。 参考 女王蜂が雄雌を産み分ける方法 人間の場合、男女の産み分けは難しいと言われていますが、蜂に関してはごくごく簡単に雄雌を産み分けることができます。 そりゃそうですよね、お腹を痛めて産んだ子供たちが全員ヒモ男だったとしたら、自分の人生を呪いたくなっちゃいますよね。 ちょっと不謹慎な例えですが、もしあなたが子供を産む立場にあるとして 「女の子ならどう育つかはあなた次第だけど、男の子ならどんなにしつけても怠け者になる」ということが分かっている場合、多くの方は女の子を産みたいと思うのでは? 蜂も一緒で、産み分けによってほとんどを雌蜂でコミュニティを作ります。 そして、その産み分け方法を簡単に説明すると 受精卵から生まれる蜂は全て雌、無精卵から生まれる蜂はすべて雄となっています。 人間はもちろん、鳥や魚などでも一般的には無精卵から生命が誕生することはありませんが、蜂は交尾無しでも子供が産めるんです。 ただ、その場合はヒモ男と確定してしまうだけで…。 通常は雌蜂は子供を産まない ここで思うのは「例えろくでなしでも、自分の子は可愛いのでは?」という母性本能についてです。 交尾しなくても子供が産まれるんだとしたら、蜂の世界も色んな思惑が交錯する女社会です。 「私の産んだぼくちゃんを後継者争いに加えてもらい、ゆくゆくは私が大奥に…」みたいに考える個体が出てきてもおかしくないじゃないですか? でも、そうは問屋が卸しません。 何度も書いているように雄蜂はヒモ男なので、必要最低限いればいいわけです。 それを自分のところの召使いたちがポンポン産んで、巣の中がグータラ男たちだけになってしまうような状況は、女王蜂からしたらこれ以上ないくらい憎い展開と言ってもいいでしょう。 かと言って、蜂界の斎藤工や福士蒼汰をわざわざ他のオンナと交尾させる理由もないわけで、女王蜂としては 「いっそこいつら子供産まないようにできないもんかね」と考えます。 その結果、女王蜂はある特殊能力を使用し、働き蜂たちから繁殖能力を奪うことにしました。 現在は 「女王蜂がフェロモンによって、働き蜂の産卵を制御している」と考えられているようです。 働き蜂も子供は産む 結論から言うと「働き蜂たちは女王のフェロモン操作によって、産卵の機会を奪われている」ということになります。 つまり人為的に女王蜂を隔離してもいいですし、他の生物に巣を襲撃されたりして巣から女王蜂がいなくなると、他の働き蜂たちは女王蜂によるフェロモン操作の影響を一切受けなくなるので、一気に産気付きます。 寝ても覚めても「あー、卵産みたい!」ってなります。 本来であれば、女王がいなくなった時点で雄蜂と交尾する権限みたいなものを他の雌蜂に譲渡してもいいような気もしますが、それが女の怖い所。 働き蜂はそもそも雄蜂と交尾できるような身体の作りになっていないため、出産は許されても雄蜂との交尾は許されず…。 結果、その巣ではヒモ男しか生まれなくなり、巣の運命は破滅への道を歩むことになるのです。 自分や自分の正式な後継者だけボンキュッボンのセクシーな女にしているという感じですね。 うーん、女の世界はなんか怖い。 まとめ 受精卵から生まれるのは雌、無精卵から生まれるのは雄 女王蜂がいなくなった巣にいる働き蜂は卵を産むことがあるが、交尾は不可能なため、産まれてくるのは雄蜂のみとなる せめて雄の中にも「頭は悪いけど、メスのために身を挺して守る」とか「意外とインテリで、風の影響や外敵に狙われないような建築技術を持っている」とかなら救いようがあるんですけど。 100%グータラだってのが分かってるなら、あとは繁殖以外で必要ないですもんね。 「雄がいなきゃ雌が生まれない」っていうシステムが覆された時、蜂の世界のオスは淘汰されると言っても過言ではないでしょう。 …もちろんそれは人間界でも同じようなことが言えるかもしれませんが。

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