フランスで新型コロナウイルス感染拡大：「過剰に恐れず、重症者を守る」対策方針 日本との違いは？(市川衛)
名の部分は七代目までが宇左衛門、以後が羽左衛門。 は七代目までは不詳、七代目から十六代目までは、十六代目以降は。 十六代目以降のは （ねあがり たちばな）、替紋は （うずまき）。 解説 [ ] 当初「市村宇左衛門」はの一つの座元（座を主宰し芝居小屋を経営する者）のだったが、年間から座元が役者に転じたり、逆に役者が座元を兼ねたりすることが多くなる。 そして明治末年に市村座の経営権がの手に渡ると、「市村羽左衛門」は単に役者の名跡となった。 市村座の歴史は、寛永年間に村山又三郎が江戸に出て、にの櫓を上げたのに始まる。 しかし村山座の経営は不振で、年を追うごとに負債がかさんでいく。 又三郎のあと座元を継いだ女婿の村田九郎右衛門は、自らが病弱だったこともあり、又三郎が数ヵ月後に病死するとすぐに村山座の興行権を売却してしまう。 これを買い取ったのが上州の人で村山又三郎の門人だった市村宇左衛門である。 このとき座名も村山座から市村座に替わった。 2001年（平成13年）に死去した先代の市村羽左衛門は十七代目だった。 しかしこれまでに「市村宇左衛門／羽左衛門」を実際にした者は12名を数えるのみである。 残りの5名は、いずれも死後に代々の「市村宇左衛門」に数えられた「贈何代目」の市村宇左衛門である。 そもそも「市村宇左衛門」とは、村山座の興行権を買い取って市村座を始めた上州の人・市村宇左衛門の本名である。 にもかかわらず、彼は市村宇左衛門の宗祖としてではなく、三代目として数えられている。 これは彼に先立って村山座の座元だった村山又三郎と村田九右衛門の両名にそれぞれ初代宇左衛門と二代目宇左衛門が追贈されているからである。 また今日四代目・六代目・七代目の宇左衛門として知られる人物は、いずれも諸般の事情から市村座の座元は継いだものの「宇左衛門」の名跡を襲名するには至らなかった者で、死後にやはり市村宇左衛門が追贈されて代々に加えられたものである。 市村宇左衛門／羽左衛門 代々 [ ] 十三代目市村羽左衛門の飴売渦松 街角で人形や楽器などの芸を披露しながら飴を売り歩く江戸の飴売りに扮した。 その派手な衣装には定紋のと替紋のが鮮明に染抜かれている。 渦巻は飴売の商標でもあった。 初代歌川芳艶 画『飴賣渦松 市村羽左衞門』。 贈初代 市村宇左衛門• の人・村山又三郎、1605—52（座元 1636—52）。 京で座元をしていた村山又兵衛という者の弟。 寛永11年 1634 に江戸葺屋町にの櫓をあげる。 初代（＝贈初代市村宇左衛門）• 贈二代目 市村宇左衛門• 贈初代の女婿・村田九郎右衛門、1622—52（座元 1652）。 元年 1652 に村山座の座元を継ぐとすぐにその興行権を売却、その後間もなく死去。 （＝贈二代目市村宇左衛門 ＝贈初代）• の人、初代の門人、1628—86（座元 1652—64）。 村山座の興行権を買い取りこれを市村座と改める。 贈四代目 市村宇左衛門• 延宝7年 1679 座元を弟に譲って。 二代目市村竹之丞（＝贈四代目市村宇左衛門）• 四代目の弟、???? —1691（座元 1679—91年）。 贈六代目 市村宇左衛門• 五代目の子・二代目市川竹松、1680—86（座元 1685—86）。 贈七代目 市村宇左衛門• 五代目の女婿で六代目の義兄・三代目市村竹之丞、1681—98（座元 1687—98）。 実父は市村座の・菊屋善兵衛。 三代目市村竹之丞（＝贈七代目市村宇左衛門）• 贈七代目の弟、1699—1762（座元 1703—62）。 実父は市村座の芝居茶屋・菊屋善兵衛。 寛延元年 1748 「宇左衛門」を「羽左衛門」と改める。 八代目の長男、1724—82（座元 1762—82）。 十代目の養子、1791—1819（座元 1800—16）。 実父は親戚筋の四代目福地茂兵衛。 十一代目の次男、1812—51（座元 1821—51）。 十二代目の子、1844—1903（座元 1851—63）。 母はの次女。 十三代目の弟、1847—93（座元 1863—70、1871—72）。 十四代目の養子、1874—1945（座元 1900—08）。 実父は明治政府の外交顧問をつとめた、母は旧藩主の庶子池田絲。 十五代目の養子、1905—52。 十三代目の三男・の子、1916—2001。
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