お言葉に甘えて 敬語。 「お言葉に甘えて」の意味!敬語として使っても失礼にならない?

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お言葉に甘えて 敬語

お言葉に甘えてという言葉が意味するのは、相手が言ってくれたことに甘えることなのですが、その解釈の多くは相手の気持ちを汲んでYESの返事をするということです。 例えば何か相手の物を間違って壊してしまって謝罪をした場合に「いいよ気にしなくても」と言われた場合、それでも繰り返し真剣に謝ることでしょう。 しかし何回も謝ると今度は相手が恐縮し困惑するので「申し訳ありません。 お言葉に甘えます。 今度何かご馳走させてください。 」などと、問題を終息させる場合に使うのです。 1つ目に紹介した意味においては相手の気持ちを受け入れる意味合いでお言葉に甘えてを使うのですが、お言葉に甘えてという言葉を使うことで、相手の提案に従うことを示すこともできます。 例えば「今日は遅くなったし泊まっていったら?」と提案された時に「お言葉に甘えて今日は泊まります。 ありがとうございます。 」と返事をし、相手の提案を受諾します。 このような場合によく「お言葉に甘えて」という表現が使われます。 この表現は、お言葉に甘えてを丁寧語の表現にした敬語表現です。 多くのシーンで使える、非常に汎用性の高い表現であると言えます。 目上の人にはもちろん、同僚や年下に対して丁寧な表現を使いたい時に使用できる言い回しです。 後輩に対しては「ありがとうね。 今回はお言葉に甘えます。 」と言えば、丁寧で礼儀正しい先輩であるイメージを与えることができるでしょう。 また目上の人には「仰せの通り、お言葉に甘えます。 ご配慮に感謝いたします。 」と言うと、非常にフォーマルな響きを出すことができます。 この表現は「お言葉に甘えます」よりもさらに丁寧な表現で、基本的には目上の人に対してだけ使う敬語表現になります。 例えば「渡航の延期をご提案いただきありがとうございます。 お言葉に甘えさせていただきます。 」といった形で使います。 相手から何か提案や申し出をもらい、それに従う場合には感謝の言葉を添えつつ「お言葉に甘えさせていただきます」と伝えると、相手に対して非常に丁寧な印象になります。 相手の意向に従う場合にお言葉に甘えてという表現やご厚意に甘えてといった表現を使います。 お言葉に甘えてもご厚意に甘えても意味は同じですが、相手に対して与える印象が変わってきます。 そのため状況に応じてふさわしい方を使います。 例えば相手の家でご飯をご馳走になった時に漬物が美味しいと感じ褒め称えた時に「そんなに気に行ったんなら持っていきなよ」とお土産を準備してくれる状況では、ご馳走になっている上にお土産までもらって恐縮することでしょう。 このような時にご厚意に甘えてそれを受け入れる場合にお言葉に甘えてという表現を使います。 「お言葉に甘えて頂戴します。 家族も漬物が好きなので喜びます。 本当にありがとうございます」と感情を込めてお礼を添えることで、相手もそのような申し出をして良かったと思うことでしょう。 例えば、ビジネスにおいてイレギュラーがたくさん起きてしまい、納品を期日に間に合わせるのが厳しい状況で、先方から「うちはいつでもいいから他の仕事を優先してよ」と言われたとします。 そうは言われてもビジネスとしては納品期日に間に合わせるべきなのですが、もしも後回しでもいいのであれば一旦他の急ぎの納品の後に、大急ぎでこの取引先に納品ができたら仕事の手順を考えると大いに助かることになります。 できればご厚意に甘えさせてもらいたいところです。 このような場合には「ご厚意に甘えさせていただきます。 出来る限り納期に間に合うように納品いたしますが、遅れる場合にはご連絡いたします。 お申し出に心より感謝申し上げます」といった形で返事をします。 もちろんご厚意には甘えるものの、納品には間に合わせるように動くのがビジネスでの前提です。 「ありがとう」などという感謝の言葉を添えなくても、カジュアルな関係性であれば、お言葉に甘えてという表現でその気持ちを伝えることもできます。 友人が相手であれば「そうね。 お言葉に甘えようかな」と笑顔を向ければ相手も喜ぶことでしょう。 ビジネスメールにおける送り方のポイントとしては「お言葉に甘えさせていただきます」という言い回しを使うことです。 相手の好意に甘えさせてもらう形になるので、最大限丁寧な表現を意識する必要があります。 ちなみに「させていただく」という表現については差し出がましい印象を与える間違った敬語表現として取り上げられることが多い表現ですが、ここでは間違った表現とはなりませんので、堂々と使うようにしましょう。 「お言葉に甘えさせていただく」は丁寧なニュアンスを持った正しい敬語です。 敬語としての「させていただく」を使っていいかの判断は非常に迷うシーンが少なくありません。 下記の関連記事は敬語としての「させていただく」の使い方についてまとめた記事なので参考にしてください。 「甘えさせていただく」という表現は相手の許可を得た上での返答なので、間違いではないのです。 お言葉に甘えてという表現を使う時に「お言葉に甘えます」という言葉で終わらせてはいけません。 相手はこちら側のことを思って、親切に何かを提案してくれています。 そのためそれに対する感謝や信頼をしっかりと伝える必要があります。 これはビジネスの場においても、日常生活においてもあてはまることです。 「ありがとうございます。 今回はお言葉に甘えてそうさせていただきます。 本当にうれしいです」などと、お礼や相手の申し出に対する感想も添えるようにすると、相手もその提案をして本当に良かったと思ってくれます。 お言葉に甘えてという表現は、様々な人を相手に使うことができる言葉です。 そのため、ビジネスメールの表現と、日常生活における表現は異なります。 ビジネスメール、日常生活など、それぞれに合った表現を使うことが大切です。 ビジネスメールでは「お言葉に甘えて明日の納品で調整いたします。 ご厚意に心より感謝申し上げます」といった丁寧な言い回しになりますし、日常生活では「お言葉に甘えて先に出発しますね。 ありがとうございます」と簡単に感謝の気持ちを示すだけで十分な場合もあります。 状況に応じて言葉遣いを使い分けましょう。 この言葉は「お言葉に甘えて」と同じように相手の厚意に甘えることや、相手の提案を受け入れることを示しています。 お言葉に甘えてという表現よりもさらに丁寧な響きのある表現であり、フォーマルな場において好まれる表現となります。 ご厚意に甘えてという表現は、お言葉に甘えての「お言葉」の部分をさらに丁寧な言い回しである「ご厚意」に変えているため敬語表現に属します。 そのため、お言葉に甘えてという表現は同僚や年下にも使える表現ですが、ご厚意に甘えてという表現は、基本的に目上にしか使えない表現となりますので注意が必要です。 ちなみに下記の関連記事は「厚く御礼申し上げます」という表現について紹介した、ビジネスパーソンにとっておすすめの内容です。 「ご厚意」「厚く」といった形で「厚」という字を使った表現を使うと、フォーマルなニュアンスが強くなる傾向にあります。 そのためお礼を表す際のこの表現もしっかり使いこなしたいところです。 この表現は相手の気持ちをありがたく受け止める意思を強く表した表現であり、基本的にはお言葉に甘えてと同じ意味合いです。 しかしながら相手の気持ちに甘えさせてもらうという意図を強く表しており、提案よりは心遣いを強く受け止める際の表現です。 そのため、相手の提案を受け入れる際には「お言葉に甘えて」という表現を使い、その気持ちを頂戴するニュアンスが強く、感謝の気持ちも併せて伝えたい場合には「お気持ちに甘えて」という言葉を使うと、相手とより良いコミュニケーションがとれることでしょう。 この使い分けを意識しておきましょう。 お言葉に甘えての英語表現はappreciateを使う お言葉に甘えての英語表現はappreciateを使います。 お言葉に甘えてという表現は例文のような形でお礼を伝えた後にappreciateを使った英文を付け加えることでそのニュアンスを表現することができます。 Thank you so much for your kindly offer. I appreciate it. (あなたの親切なご提案、本当にありがとうございます。 お言葉に甘えます) お言葉に甘えてという言葉を使いこなそう! お言葉に甘えてという言葉が自由自在に使えるようになると、相手に対する感謝の気持ちを十二分に伝えることができるようになります。 そうなると、相手からの印象が上がり、自然とお互いに良好なコミュニケーションが取れるようになるでしょう。 言葉に使い方一つで人間関係を大きく変わることもあるのです。 ここで紹介したお言葉に甘えてという表現を使いこなして、今の人間関係を良化させるだけでなく、これから新しい人間関係を築くヒントとして活用してもらえたらとてもうれしいです。 自分に厳しくするのも大事ですが、時には相手のお言葉に甘えさせてもらいましょう!.

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頂き物のお礼|#話術.com

お言葉に甘えて 敬語

お言葉に甘えて 意味:相手の自分に対する親切を遠慮なく受け入れること 「お言葉に甘えて」の意味は、 「相手の自分に対する親切を遠慮なく受け入れること」です。 「お言葉」とは相手が申し出てくれた親切の事です。 「甘える」というのは、遠慮なく受け入れるという事ですね。 「お言葉」は、言葉に「お」を付けているので敬語の表現となります。 その為、自分より目上の方とのやり取りの中で使われます。 後輩や部下に対して使う表現ではないのでご注意ください。 また、さらに丁寧にしたい場合は「お言葉に甘えさせて頂きます」という表現が良いでしょう。 目上の方に対してより丁寧な印象で伝わります。 「お言葉に甘えて」の例文 お言葉に甘えてを自然な形で使った例文をご紹介します。 すぐに使える表現ですので参考にしてみて下さい。 お言葉に甘えて頂戴いたします 目上の方からお土産や贈り物を頂いた時に使う表現です。 相手は自分の為に用意してくれているので、感謝の気持ちを伝えつつ、お言葉に甘えて頂戴いたします、と締めると良いでしょう。 お言葉に甘えてお休みを頂きます 例えば、体調が優れないときに上司から休んで良いと言われた際に、この例文のように返答すると良いでしょう。 こちらの体調不良に理解を示してくれた事に感謝するのを忘れないようにしてください。 復帰した際に感謝の念をお伝えするとベストです。 「お言葉に甘えて」の使い方の注意点 お言葉に甘えて、目上の方の好意を遠慮なく受け取るという事をご説明しました。 しかし、 お言葉に甘えてから始まる表現はいつでも使って良い訳ではありません。 使うべきシーンを見定めないと、軽い感じが伝わってしまいます。 その結果、失礼にあたってしまう可能性もゼロではありません。 ここでは、お言葉に甘えての使い方の注意点をお話します。 目下の方に使うべきではない• 本当に甘えて良い状況なのかを見定める• 目下の方に同じようなニュアンスで使う場合は、代わりに「遠慮なく~」が自然です。 敬語であるという認識の元で使いましょう。 コミュニケーションのツールとして、社交辞令というものがあります。 相手の真意を伺い、状況によってはお言葉に甘えない事も必要です。 状況に応じて適切に使っていきましょう。 メールでのコミュニケーションだけだと、事務的に伝わりやすく、感謝の気持ちを乗せにくい面もあります。 メールではストレートに「ありがとうございます」などと感謝の気持ちを表現したほうが好印象な場合があります。 「お言葉に甘えて」の別の表現 「お言葉に甘えて」と同じような意味を持つ表現についてご紹介します。 違う言い方を身に付けて、語彙力を身に付けましょう。 ご厚意に甘えて 「厚意」とは、他人が自分示してくれた思いやりのある心を言います。 「お言葉に甘えて」のお言葉の部分を言い換えている表現ですね。 なお、「好意」では無いので、文書で使う場合は文字変換に注意して下さい。 お心遣いに甘えて 「心遣い」とは、他人の自分に対しての気遣いや配慮の事を言います。 「お気遣い」でも問題なく使うことができます。 お心遣いありがとうございますと言うのもOKです。 また、ご祝儀や金品などを指して言う場合もありますので、状況によって意味も変わるということを知っておきましょう。 まとめ この記事では、「お言葉に甘えて」の意味や使い方についてご説明しました。 当たり前に使っていた言葉だからこそ、初めて知る内容もあったのではないでしょうか。 ビジネスシーンでのコミュニケーションにおいて、相手の親切心にお礼を言うのは最も大切な事です。 「お言葉に甘えて」を上手く使いこなせれば、相手との意思疎通も円滑になります。 正しく使って、相手との関係性をより深めていきましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。

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「お言葉に甘えて」の意味は?敬語や類語にビジネスメールの送り方も

お言葉に甘えて 敬語

<例文> はご招待のメールをありがとうございました。 お言葉に甘えて、東京ではご自宅にお邪魔させていただきたいと思います。 この場合は、相手から先にメールで「遊びに来てください」と言われた言葉に対して「甘えて」を使っています。 ただし相手がそう返事をしたことを忘れている可能性もあるので、断られても大丈夫なように事前に一度連絡を入れると安心です。 メールや手紙のやり取りは相手との意思疎通で時間差ができることがあるので、どの言葉に甘えるのかをはっきりさせるようにしましょう。 2-4.目下の相手や友人に対しては「遠慮なく」を使う 「お言葉に甘えて」は自分と同じ立場の人や、目上の方や上司に対して使うことができる表現です。 そのため、 自分より目下の相手や友人に対しては「遠慮なく」を使います。 例文で見てみましょう。 <例文> 自分が勝ったらおごってもらう約束をしていたので、 遠慮なくごちそうになった。 また素直に相手の親切や好意に対し、感謝の気持ちを伝えるのであれば「ありがとう」でもいいでしょう。 「お言葉に甘えて」が一つの敬語表現なので、目下の相手や友人に対して「言葉に甘えて」と言い換えるのは不自然です。 2-5.「甘えて」もいいかどうか相手を見て判断してから使う 「お言葉に甘えて」を使う場合、その言葉を素直に受け入れていいのかどうか、相手をみて判断する必要があります。 かけられた言葉が、相手の社交辞令なのかそれとも好意なのかは、会話の流れや相手の表情などから判断するしかありません。 判断できないのであれば、安易に「お言葉に甘えて」は使わないのが無難です。 2-6.「甘えて」はいけない状況のときにはお詫びの言葉を添える 「お言葉に甘えて」はいけない状況のときには、お詫びの言葉を付け加えましょう。 「お言葉に甘えて」は、「相手の親切や好意を遠慮せず受け入れる」ときに使いますが、素直に相手の好意に従えない状況のときもあります。 例えば体調が悪いときに、上司から「体調が悪いなら無理せず早退していいよ」と言われたような場合です。 「お言葉に甘えて」早退したいところですが、仕事がたまっていて自分が早退すると他の人に迷惑がかかってしまう場合には、考えてしまいますよね。 また上司からすると「早退されると困るけれど、気遣っている」という態度を示すために言ってくれている場合もあります。 この場合には、の例文のように、周りへ気遣いの言葉をかけてお言葉に甘えた方がいいでしょう。 <例文> Can I give you a ride? (車に乗っていきますか?) I will take you up on your kind offer. (ありがとう、お言葉に甘えます) この例文の場合は、相手が言ってくれたことに対しての受け答えですが、 相手の申し出に「もしかしたらお言葉に甘えるかもしれないので、よろしく」という将来の可能性の表現にも使うことができます。 この場合は、「I might take you up on your offer. 」(お言葉に甘えるかもしれません)とします。 「might」は「may」の過去形で、「かもしれない」という可能性の意味です。 英語2.Thanks for your kind offer, I appreciate it. こちらは「お言葉に甘えて」という直接の意味はありませんが、 「親切にありがとう、感謝しています」というお礼の言葉です。 この答えで、相手の言葉に従う気持ちを表現できます。 「appreciate」は、「人の好意をありがたく思う、感謝する」という意味です。 例文を見てみましょう。 (そこまでおっしゃるのなら、お言葉に甘えます) 「accept」は「受け入れる」という意味です。 「If you insist. 」だけでも使うことができますが、続けて感謝する意味の「Thank you very much」を付け加えると、より丁寧な表現になります。 まとめ 「お言葉に甘えて」は、「相手がこちらを気遣って言ってくれた言葉に素直に従う」という意味です。 相手からの「お言葉」がないと使うことができないため、相手の行為や態度に対しては、「ご厚意に甘えて」や「お気持ちに甘えて」を使います。 ビジネスの場では、相手の本音を考えて、お言葉に甘えてもいいかどうかことが大切です。 社交辞令で言っている場合もあるので、相手の表情や状況をよく見て判断しましょう。

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