コクリコ 坂 舞台。 【新作への伏線!?】コクリコ坂からメルに学ぶ宮崎駿親子の超自立論

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コクリコ 坂 舞台

概要 [ ] タイトルの「コクリコ」は、でを意味する。 原作者のは元々であり、の「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟(コクリコ)」(歌集『夏より秋へ』所収)から取ったとされる。 また本作の街並みなどの情景は、をイメージして描かれている。 原作漫画は、『』()にて1月号から同年8月号まで、全8話が連載された。 単行本は同社より全2巻が刊行された。 また、2010年により新装版、2011年に同社より文庫版が発売された。 スタジオジブリでは、宮崎駿以外の監督経験者は基本的に原作のある作品を題材に映画化している が、原作のある作品において主人公や重要人物の氏名に著しい変更が行なわれたのは当作のみである。 あらすじ [ ] 昭和38年()、乗った船が遭難し、行方不明となった船乗りの父と、仕事のためにに渡ったの母を持つ 小松崎海は、留守中、小松崎家を懸命に切り盛りしていた。 そのころ、海たちが通う港南学園では、新聞部部長の 風間俊と生徒会長の 水沼史郎が起こす騒動によって、生徒と教師が翻弄されていた。 突如として新聞部によって発表される「ミスター・ミス港南」、物理法則をめぐる風間と水沼の賭け、制服廃止運動をめぐる風間と水沼の対立…。 こうした一連の騒動を海は冷ややかに見つめていたが、制服廃止運動の敗北の責任を風間が一身に負わされるのを見て、いつしか海は風間を擁護する声を上げるようになる。 風間もまたひたむきな海にひかれ、2人は交際を始める。 しかし、ある日、水沼は風間に海と交際しないよう忠告する。 水沼が海の母・ 小松崎虹江の仕事を手伝った際、偶然、海と風間の父親が同一人物であり、2人が異母兄妹であることを知ってしまったのである。 水沼からそのことを聞かされた風間は海を傷つけないよう、父親のことを隠して海に別れを告げるが、それでも海のショックは大きく、やけになって不良の 広瀬真と交際を始める。 広瀬の本性を知る風間は海を放っておけず、広瀬の毒牙にかかりそうになっている海を助けるが、父親のことは話せなかった。 広瀬の魔の手から助けられた帰り道、海は偶然、祖父の 小松崎島太郎から海と風間の父親が同一人物だと聞かされ、翌日、風間にことの真偽を確かめる。 その際の海と風間のやりとりが広瀬の女友達に聞かれてしまったことで、海と風間が異母兄妹であるという噂が学校内で広まってしまい、海は精神的に追い詰められる。 海はつらい現実から逃避するかのように旅支度を始め、娘の様子を見かねた虹江はことの真相を海に話し始めた。 主な登場人物 [ ] 小松崎家 [ ] W旗 では 松崎姓となっている。 小松崎 海(こまつざき うみ) 港南学園高等部1年(初登場時)。 空・陸の姉。 母に代わって、料理や裁縫などの家事をこなし小松崎家を切り盛りするしっかり者の少女。 真面目な性格で、次々と騒動を起こす風間を当初は嫌っていたが、次第に風間に惹かれていく。 下宿人の北斗を慕っていたが、次第に彼に対する思いを妹が兄を慕うような気持と自覚するようになる。 風間と交際を始めるが、一方的に風間に別れを告げられ、苦悩する。 北斗に「海をフランス語に訳すと、ラ・メール( la merとなる)になる」と教えられ、北斗や友人からはメールがつまって メルと呼ばれている。 父が帰ってきても家が分かるように、毎朝、英や米、あるいは仏と思しき国旗を掲揚し、家族や下宿人と共に朝礼をするのが日課となっている。 なお、映画ではのU旗とW旗が掲揚されている。 このは「ご安航を祈る」(I wish you a pleasant voyage. )という意味である。 小松崎 空(こまつざき そら) 海の妹・陸の姉。 港南学園生徒。 学年を示す具体的な説明はないが、海が2年生に進級した際海の級友から、「空ちゃんも(高等部)1年生になったんだっけ」と言われる描写があり1歳年下であることが解る。 異性やに興味津々な女の子。 風間を慕っていたが、海と風間の気持ちを察し、身をひいた。 アニメ映画では風間に憧れていたが、後に送ってくれた事をきっかけに水沼といい雰囲気になっている。 小松崎 陸(こまつざき りく) 海・空の弟。 港南学園中等部1年(初登場時)。 制服廃止運動の際に風間に傾倒し、以後、海と共に最後まで風間を擁護した。 アニメ映画では子供っぽい言動が目立ち、家族内での描写に終始している。 小松崎 虹江(こまつざき にじえ) 海・空・陸の母。 カメラマン。 無造作に大金を使い、海を困らせる。 ストーリー開始時点では、仕事のためにアメリカに渡っていたが、やがて帰国する。 近所では美人として有名。 アニメ映画では大学の助教授。 実家の医業を継ぐのを拒否し、海達の父と駆け落ちした過去を持つ。 金使いの粗さなどの描写はない。 小松崎 花(こまつざき はな) 海・空・陸の母方の祖母。 魚嫌いで、海が家計を切り詰めるためにばかりを食卓に出すのに不満を持っている。 が好き。 アニメ映画では威厳ある老婦人で魚嫌いなどの言動はない。 小松崎 島太郎(こまつざき しまたろう) 海・空・陸の母方の祖父。 虹江が海たちの父親と交際するのに反対したため、花と対立して家を追い出され(家が花名義だったため)、現在は海たちと別居している。 アニメ映画では全く登場せず、海の会話で母方は曾祖父、祖父と代々医師だったと触れられている程度で故人。 北見 北斗(きたみ ほくと) 小松崎家に下宿するの卵。 海の思いに気づくことなく、の牧場に就職し、海のもとを離れた。 港南学園の卒業生で水沼の兄と同期生。 アニメ映画では女性に変更されており、職業も医師。 同級生の水沼の兄も姉に変更されている。 学生テストで100点をとったことが描写されている。 港南学園 [ ] 風間 俊(かざま しゅん) 港南学園高等部2年(初登場時)。 新聞部部長。 金太との賭けで公費を使いこみ、新聞の売り上げでそれを穴埋めするため、水沼と組んで、様々な騒動を起こし、新聞の売り上げを伸ばす自作自演をしていた。 かねてから海に好意を抱いており、海が自分を擁護するようになってからはその思いをさらに強くして、海と正式に交際を始める。 しかし、水沼からある事実を知らされ、苦悩する。 写真屋の子どもだが、自身は写真と関係がない商船大学への進学を希望している。 アニメ映画では家は業をしており、賭け麻雀などの不品行の描写はない。 進学先は横浜国立大学。 水沼 史郎(みずぬま しろう) 港南学園生徒会長。 港南学園一の秀才。 風間の親友。 頭はいいが風間とともに金太との賭けマージャンで公費を使いこみ、風間と共に様々な騒動を起こす。 虹江の手伝いをしたときにある事実に気付き、風間と共に苦悩する。 実家は。 なお、原作ではフルネームは『なかよし』誌面の登場人物紹介にのみ記載されていた。 本編中では俊など他のキャラクターから「水沼」「水沼さん」などと呼ばれており、単行本には(KCなかよし版、角川の各版とも)下の名前が示されていない。 アニメ映画では風間共々、賭け麻雀などの描写はなく品行方正な人物として描かれている。 海と風間の関係の疑惑にも絡まない。 広瀬 真(ひろせ まこと) 港南学園高等部3年。 不良学生で、風間に対して遺恨を持ち、風間に対するあてつけから海を落とそうとする。 しかし、広瀬の仲間が広瀬が海に接近した本当の狙いを話しているところを風間に聞かれ、海に強引に迫っているところに駆けつけた風間から一撃を喰らい、失敗する。 アニメ映画では登場しない。 その他 [ ] 金太(きんた) 英薫女子大学学生。 水沼の実家でのアルバイトをしている。 港南学園在学中に制服廃止運動を起こし、退学処分となった。 海と風間の恋路を応援する。 無類の動物好きで家でたくさんのペットを飼っている。 本名は 安藤響子。 アニメ映画では登場しない。 広小路 幸子(ひろこうじ さちこ) アニメ映画オリジナルキャラクター。 海達からは「ヒロさん」と呼ばれている。 コクリコ荘に住む油絵を専攻している美大生の女性。 21歳。 メガネとハネたボブカットが特徴。 風間が挙げている返事の旗にいち早く気づいていた。 友子(ともこ) アニメ映画オリジナルキャラクター。 花が雇ったで、彼女の身の回りの世話の他、海が学校へ行っている間の家事全般を引き受けている。 友子のお給金は花が出している。 書誌情報 [ ]• 『コクリコ坂から』(作画)・(原作)、講談社〈〉全2巻• 1980年9月5日(第1刷)、• 1980年12月5日(第1刷)、• 第2巻に、「なかよし」1975年5月増刊号に掲載「ルーディの誕生日」、「なかよし」1980年9月号に掲載「ばくばくカバンと可愛ちゃん」を同時収録。 新装版『コクリコ坂から』 (全1巻)、2010年7月10日• スタジオジブリ企画・編集『コクリコ坂から』、2011年6月 、解説• ・『脚本 コクリコ坂から』角川書店、および角川文庫、各・2011年6月• 編『コクリコ坂から ビジュアルガイド』角川書店、2011年7月• スタジオジブリ編『コクリコ坂から ジブリの教科書17』〈〉、2018年2月 アニメ映画 [ ] コクリコ坂から From Up On Poppy Hill 監督 脚本 原作 製作 宮崎駿 出演者 音楽 主題歌 「さよならの夏 〜コクリコ坂から〜」 制作会社 製作会社 配給 東宝 公開 上映時間 91分 製作国 言語 興行収入 44. 6億円 2011年7月16日より、全国系にて公開された。 『』に続く監督作品の第2作である。 キャッチコピーは、 上を向いて歩こう。 あらすじ(アニメ映画) [ ] 1963年(昭和38年)、初夏の。 女子高生の松崎海は、海の見える丘に建つ"コクリコ荘"を切り盛りしている。 海は、でに触れて亡くなった船乗りの父を偲んで毎朝庭に旗を揚げていたが、高校のに"旗を上げる少女"の詩が匿名で掲載されると、それが自分のことではないかと胸をときめかせる。 海は、取り壊し反対の論陣を学級新聞で張っている風間俊と知り合い、二人は淡い恋心を抱くようになる。 俊に協力したいと思った海が、カルチェラタンの大掃除を提案すると、高校では女子生徒達をも巻き込んだ一大掃除作戦が始まる。 ところが、コクリコ荘に下宿していた北斗の送迎パーティで、亡くなった父が友人2人と撮った写真を俊に見せてからというもの、俊は急によそよそしくなってしまう。 海が問いただすと、海の父は俊の父と同一人物であり、戸籍を調べたところ、自分たちが兄妹であることが分かったのだという。 俊も又、自分の父のものだという同じ写真を持っていたのである。 今まで通り、ただの友達でいようと告げられた海は、深く落ち込んでしまう。 やがてカルチェラタンの大掃除が進むと、取り壊しに賛成していた生徒達までもが保存を望むようになる。 しかし、学校側はそれを意に介することなく、取り壊しを決定する。 生徒会長の水沼と共に海と俊は生徒の代表としてに赴き、学校のに直談判して、綺麗になったカルチェラタンを見学してもらう約束を取り付ける。 その帰り道に、例の詩の作者が俊であったことを海は知る。 海は気づいていなかったが、俊は毎朝コクリコ荘の前を養父のタグボート船で通っており、海の旗に応答する旗を船に揚げていたのだ。 たとえ兄妹でも、俊のことがずっと好きだと海が告白すると、俊も海が好きだと答える。 海が帰宅すると、から帰国したばかりの母が待っていた。 母によれば、俊は海の兄ではなく、の事故で亡くなった友人の立花(写真に写っている友人のうちの一人)から父が引き取ってきた子だという。 立花の妻は俊を産んで急逝しており、親戚も皆で亡くなっていた為に身寄りの無くなった俊を、父は自分の子として役所に届け出た。 しかし、当時海を身ごもったばかりの両親にも俊を育てる余裕は無く、父の知り合いである俊の養親に譲り渡していたのだ。 それを聞かされた海は、母の胸で泣き続ける。 翌日、約束通りにカルチェラタンを訪問した理事長は、生徒たちに共感してカルチェラタンの保存を約束する。 喜びに沸く学校に、俊の養父から俊の生い立ちを知っているという人物が近くに来ているという連絡が入り、海と俊は港の大型船に駆けつける。 大型船の船長を務めるその人物とは、海の父と俊の父のかつての親友で、写真に写っていた三人目の人物、小野寺善雄だった。 小野寺から詳細を聞かされた二人は笑顔で肩を並べる。 そして翌朝、海は今日もいつものように旗を揚げる。 今度は父親だけでなく、俊も船の上から見ている事を願いながら。 声の出演 [ ]• 松崎 海 - (幼少期 - )• 松崎 花 -• 松崎 空 -• 松崎 陸 -• 松崎 良子 -• 風間 明雄 -• 北斗 美樹 -• 広小路 幸子 -• 小野寺 善雄 -• 水沼 史郎 -• 徳丸理事長 -• 悠子 -• 信子 -• 全校討論会壇上の発言者 -• 徳丸ビル受付係 -• 徳丸理事長の秘書 -• その他の声優 - 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 スタッフ [ ]• 原作 - 、『コクリコ坂から』(角川書店刊)• 監督 -• 企画 - 宮崎駿• 脚本 - 宮崎駿、• 音楽 - ()• キャラクターデザイン -• 作画監督 - 山形厚史、廣田俊輔、、、• 美術監督 - 、髙松洋平、大森崇• 撮影監督 -• 音響監督・整音 - 笠松広司• 動画検査 - 斉藤昌哉• 色指定 - 森奈緒美、高栁加奈子• アフレコ演出 -• 録音 - 名倉靖• フォーリー - 山口美佳• 効果助手 - 松長芳樹、千本洋• 編集 -• 制作担当 - 古城環• 制作デスク - 伊藤郷平、吉川俊夫• 制作進行 - 居村健治、三吉弓子、坂本太夫、渋谷美音、橋本綾• 演出助手 - 仲澤慎太郎、清川良介• プロデューサー -• 製作 - スタジオジブリ、、、、、、東宝• 特別協賛 -• 特別協力 - 、• 制作 -• そして前作『』製作中に正式に映画化されることが決定した。 スタジオジブリ経営5ヵ年計画における若手の登用を目的とした『借りぐらしのアリエッティ』に次ぐ第2作であり 、本作の監督は駿の長男・宮崎吾朗が起用された。 宮崎駿、以外の人物が、スタジオジブリの映画として2作目の監督作品を製作するのは、本作が初めてとなった。 『ゲド戦記』で吾朗が監督に起用されたことに反対していた駿は「1本作ったら、もう映画監督。 どうしていくかは自分次第だ」と発言している。 担当は過去にもジブリ作品で声をあてた者が多く起用されている。 作品解説 [ ] 原作からの主な変更点 [ ] 主要登場人物の設定や主題は原作を踏襲しているが、や物語の提示方法など演出は大幅に改編され、独自の作品となっている。 映画版のオリジナル要素として、の文化部部室棟「カルチェラタン」が登場。 俊と水沼は、取り壊しが予定されているカルチェラタンを守るために奔走している。 海はカルチェラタンの良さを生徒達に伝えるための大掃除を提案し、それを通じて俊と接近するなど、映画版のストーリーはこの保存運動を軸として、大きく再構成されている。 映画版の時代設定は5月-6月となっている。 学年をまたがないため、俊は最初から高3、海は高2、空は高1である。 制服はからに変更。 主人公の姓を「小松崎」から「松崎」に変更。 下宿人「北見北斗」の名前が「北斗美樹」に、性別が男から女に、職業もからに変更。 主人公の母の名前「小松崎虹江」が「松崎良子」に、職業も「カメラマン」から「大学(者)」に変更。 賭けの設定はカット。 出生に関する疑惑は、父親の写真として海が見せた写真が、俊の持っているものと同じだったことから発覚する。 祖父の島太郎は死亡している設定となっているほか、登場人物がかなり整理されている。 公開 [ ] 日本全国457スクリーンで公開され、2011年7月16-18日の初日3日間で興収約5億8700万円、動員約45万人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位 、最終興収は2011年度興行収入邦画第1位の44. 6億円を記録した。 では2012年1月11日に公開。 初日で約1400人の動員を集め、同日公開作品の2位となるスタートになった。 受賞 [ ]• 第29回 日本映画部門 優秀銀賞• 2013年1月11日、日本テレビ『』にてテレビ初放送。 視聴率は13. テレビ放送の視聴率 [ ] 回数 放送日時 視聴率 1 2013年 01月11日 13. 1万枚を売上げ、2012年7月2日付週間BDランキング総合首位を獲得している。 ジブリ映画のBlu-rayとしては『』(3. 7万枚)に次ぐ歴代2位の記録となる。 また同時発売となったDVDも、DVD通常盤も2. 8万枚で総合2位、DVD横浜特別版が2. 3万枚で総合3位となり、いずれも上位3位以内を記録した。 注釈 [ ] []• 2010年12月18日時点の [ ]よりアーカイブ。 2010年12月16日04:26閲覧。 ブック・アサヒ・コム 2011年9月4日。 はまれぽ. com. 2013年12月11日閲覧。 INTERNATIONAL CODE OF SIGNALS, FOR VISUAL, SOUND, AND RADIO COMMUNICATIONS, UNITED STATES EDITION, 1969 Edition Revised 2003 ,NATIONAL IMAGERY AND MAPPING AGENCY p. テレビドラマデータベース 2012年1月19日. 2011年5月13日21:41閲覧。 2011年7月10日12:09閲覧。 2011年6月13日16:58閲覧。 マンガペディア. VOYAGE GROUP. 2016年9月11日閲覧。 映画『コクリコ坂から』公式サイト. 2016年9月11日閲覧。 2011年7月20日. 2012年7月11日時点のよりアーカイブ。 2011年7月21日13:06閲覧。 2012年1月19日. 2012年2月10日21:06閲覧。 2012年3月3日04:26閲覧。 シネマトゥデイ. 2011年7月21日13:06閲覧。 ORICON STYLE. オリコン 2012年6月27日04:00. 2012年6月27日11:57閲覧。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• - (2013年1月11日放送分).

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ネタバレ「コクリコ坂から」でちょっとわからない所があるのですが…。ラストの母親が...

コクリコ 坂 舞台

さて、まず告白しておきます。 自分はアニメーションの映画を劇場でみるのはなんと30年ぶり!最後に観たのは 『伝説巨神イデオン』 劇場版 という体たらく 笑 この『伝説巨神イデオン』というアニメの凄さについては、またいつか語る日も来るのではないかと考え、ここでは省きます。 いずれにせよ、そんなところからして、自分にアニメ映画を語る資格はないと思うのですが、肌にあわないので仕方ないんです。 デジタルになってからも、セルアニメと同じく背景と前景 動く部分 が分離していて、ジブリというなんだか偉い人たちの作品になってからも、この手法はかわることがない。 前景の陰影は2色で表現され、光は色指定されたカラーコードで表現される。 映画は一生懸命、光と色をどのように表現するかで苦心惨憺としてきたのに、こんなのでいいのかよ! 生意気にも、高校生あたりから、そんな素直でないことを考えるようになってしまったんですね。 おりしも、ミニシアターブームの頃。 さらにはついに今年廃刊になって「ぴあ」の全盛期です。 アニメについての自分の不満を書き表しだすと、止まらなくなる可能性があるので、このへんでやめておきます。 言いたかったのは、そんなアニメ不感症の自分が、本作『コクリコ坂』からをなぜ観に行ったかという理由です。 それはただ一点、舞台がヨコハマだからということにつきるということを説明するためです。 そして以降は、そんな不純な動機でこの作品を観た人間のたわごとと思ってください。 1960年代、ヨコハマは映画の街といっていいくらい、たくさんの映画が撮られました。 自分が大好きなのは、例えば篠田正浩の初期作品 『』『』、中平康の売れっ子時代の作品 『』。 日活の50-60年代はそれこそ横浜が舞台の映画だらけです。 さかのぼって50年代の名作だったら黒澤明の 『天国と地獄』。 時代を経て80年代だったら藤田敏八の 『スローなヴギにしてくれ』。 さらには、かつて映画の町の横浜に対するオマージュとして 『我が人生最悪の時』をはじめとする濱マイクシリーズが、90年代に撮られます。 『スローなヴギにしてくれ』の舞台は福生ですが、少女 浅野温子! の実家が黄金町。 横浜出身で猫好きで奔放な女のコに振り回される男という設定は、どうしても名曲 『』を思い起こさざるをえません。 ちなみに、『港のヨーコ』も『スローなヴギ』も本作に重要な影響を与えていると思われる松任谷由美の 『海を見ていた午後』も全部1974年! そんなわけで、古き60年代のヨコハマが舞台の映画だとしたら、これはもう観に行かねばなりません。 例えそれがアニメだったとしても! そんなわけで、本当に30年ぶりにアニメーションの映画のために横浜ブルク13桜木町に向かいます。 そして・・・・・観に行ってみると・・・ もやもやもやもや・・・・・ いやね、別にいいんですよ。 映画の舞台がジブリの世界であるのは、本当にいいですよ。 それでもね、この映画のヨコハマは存在しないヨコハマですよ、自分にとって。 自分の中のヨコハマの60年代を表徴する大量のヨコハマの映画群に多少なりのリスペクトも感じられなかった映画となってしまいました。 なにがダメかといえば、あの海の色。 ヨコハマとかヨコスカに生まれ育った港育ちの人ならば、みんな海が青いものなど思っていません。 白黒の画面の中でも、色を感じさせることはできます。 皆、よくわかっています。 あんな色を感じさせる映画はヨコハマの古き映画にはありませんでした。 『 夜霧よ今夜も有難う』『霧笛が俺を呼んでいる』というやはり60年代の大ヒット作があります。 ヨコハマは当時、夜霧の街でした。 ロマンチックに聞こえる話ですが、本当は光化学スモッグ現象と似たようなものだったらしいです。 工場の粉塵が夜霧を発生させていたんですね。 そんなところに青い海・・・うーんどうなんですかね。 オレは違うと思います。 70年代になってから、荒井由美 松任谷由美 が『海をみていた午後』で、根岸の高台のドルフィンというレストラン 現在は観光地化して現存 から、「ソーダ水の中を貨物船が通る」と歌いましたが、これはあくまでも八王子の海のないところの生まれの人のかなりのロマンティックな妄想ですね 笑 さらに、船の遠近感と動く速度がおかしい。 前にある建物とかの比較でみると、船が大きすぎるんです。 これも、港町の人間ならきっとわかってもらえるはず。 大きいから、速度も速く感じる。 ところで、この映画の舞台は、おおよそ元町からイギリス山の裏手になるチドリ坂とされている。 または代官坂。 のでれが公式見解で間違いないかと 笑 しかし、当時のチドリ坂から見える海の光景は、もう山下埠頭の造成が完了に近い頃だったから、あんなに海は近くないし、もし代官坂だとしたら、行き交う貨物船との間に大きな港がありあんな風に牧歌的には船は通らない。 そもそも、映画の中で主人公たちが、桜木町から山下公園まで推定徒歩30分以上歩いてあいびきした後に、そこからわざわざ全く別方向の西之橋から市電に乗る意味もわからない。 元山下行きに乗り、そこからチドリ坂とか代官坂に行くのは、それは意味がわからないし、単に電車代がもったいないだけのでは 笑 このへんはどうでもいい地元ネタです、すみません。 けど続けます。 そんなことから、自分はやっぱり、根岸のあたり滝の上の光景かなと思ったわけです。 ところが、家に帰ってから調べると60年代前半はすでに根岸湾も埋め立てられてしまっている。 ちなみに、荒井由美が歌った「山手のドルフィン」は、まさにこの推測されるコクリコ荘のエリアにあるわけですが、ここからの光景も、実はソーダ色といわれた海までは工業地帯ですよ。 八王子に帰る夜の殺風景な中央高速を、「この道はまるで滑走路、夜空に続く」と歌ったとおりの戦略的な錯視があるわけです 笑 ただ、その光景はちょっとこの映画で出てくる風景に近い。 それでも、西之橋から「」行きの市電 そんな路線は実際はない に乗る意味がわからないため、やはり自分は根岸の崖のうえ 根岸森林公園付近 が家であり、学校が元町なのではないかと推測する。 そうすると、根岸から山元町まで山道みたいなところを通学する意味もわかる。 時々買い物に行く魚屋だの肉やさんだのも、このへんの雰囲気に近い。 もしかすると、のあたりかもしれない。 が、そうすると今度は本町に家があるという青年に、遠いところからきていると評するのも意味がややわからない。 元町から根岸と本町なら、距離にしてどっこいどっこい。 だけど、根岸から遠いという意味なら、そのセリフも説明つくかな。 もしくは、やっぱり学校そのものが、根岸にあるのではないか。 例えばとか。 ここからの海の見え方は確かに、この映画の海の光景には近いものがあります。 すくなくとも、イギリス山付近からの光景よりも。 さて、映画は続きます。 桜木町駅、山下公園、ニューグランドホテル、氷川丸。 観光地コースはひととおりめぐりますが、猥雑で生活に満ちた場所はそんなに出てこない。 安全な商店街で魚や肉を買うまで。 まるでサザエさんワールド。 なによりも、米軍がいない。 当時ならまだベトナム戦争は火種がついたくらいの頃だから、まだそんなに町に米兵があふれていなかったとも言えるけれど、それにしても影のひとつもない。 せいぜい、朝鮮戦争のエピソードが主要な話となっているだけ。 ヨコハマは、アメリカと対峙してきた街です。 外圧に屈した幕府が、東海道から離れたところに出島的に埋立地をつくり、そこに外人を隔離しておこうとした。 それが横浜の始まりです。 それから100年後、今度は横浜大空襲で焼け野原になったヨコハマの中心部のほとんどがアメリカに接収されて、幕末以来再びヨコハマは外人に占領された街になる。 そんな街から外せないですよ、外国人は。 中華街は今では中国料理の町ですが、昔は違ってました。 外国人の船員のための町でした。 山下公園から西之橋の市電の停留所に行くまで、しかも夜ならば、治安はよろしくなかったはずです。 60年代のヨコハマは東京よりもオシャレでカルチャーもこちらの方がマネされる立場でした。 当時のハマっこは、「東京のカッペ」と呼んでいたそうです。 それならば言わせてもらいますと、これはの映画ですね 笑 観光地ノスタルジーです。 そんなわけで、こういういわば粗さがしをするとキリがないので、そろそろやめておきますが、ディティールが観たかった自分としては、まあ残念感が強いわけです。 こんな映画の観方はダメですね。 でも、プロモーションでヨコハマの映画だからヨコハマ市民観にいってください的なことやっていたので、それならちょっと違うんじゃないかといえるんじゃないかとも思います 笑 さらには、映画の中で、「古いものを尊ばないものに未来はない」と生徒さんに言わせているわけじゃないですか! それが本当だったら、この宮崎息子にも未来はないですよ! それにしても、これ、アニメでやる必要あるんですかね? 実写でロケとかやりながらつくれば、それなりに面白い映画になったような気がしてならないです。 そうすれば、あの海の色が決定的に違うということに気づかざるをえないでしょうし。 まあアニメっていうのはそういうもんだと言われれば、もうなんにも言えませんけれど。 久々にアニメみました。 勉強になりました。 さて、60年代ヨコハマ映画をまた探しに名画座めぐりに行きますか!そんな感想の映画でした。 知ってて変えたんじゃ、『ラスト・サムライ』と同じで、現場合わせをしてもあまり意味ないですね。 そういや、徳間書店の社長室のあったビルの内部1980年前後のアニメージュ編集部があった、別館によく似てました。 あの場面で描いてあった『少年愛の美学』は1963年にはまだ出版されていなかった、と思いますし、もしそうであれば、「あえて」時代考証は無視しているよ、というメッセージだったのかも知れません。

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Sponsored Links コクリコ坂からの声優一覧 ジブリ作品の声優の特徴として、主演回りは専門の声優さんを起用していません。 いつも俳優・女優が起用されています。 それだけに毎回誰が声優をするのか、映画とは違う楽しみもありますよね。 えっ!? この人がこの映画に!! ということも少なくありません。 :エミちゃん役 君の名は。 :奥寺ミキ役 ジブリの作品はコクリコ坂から以外にはないようですね。 その作品とは ゲド戦記:アレン役 ゲド戦記もジブリ作品ですね。 出演したアニメの中で主演をつとめたこともあります。 ジブリ作品には 思い出のマーニー:みよ子役 に出演していました。 それから活動はありません。 ジブリ作品には今回の『コクリコ坂から』が初めてだったようです。 ジブリ作品には今作が初めてで、その後出演はないようです。 そのジブリ作品への出演歴は 平成狸合戦ぽんぽこ:おキヨ役 もののけ姫:サン役 ただ石田ゆりこさんと言えば、やはりもののけ姫のサンですね。 ジブリ作品の中では 千と千尋の神隠し:千尋役 崖の上のポニョ:婦人役 の2作品に出演しています。 柊瑠美さんの代表作は何といっても、千と千尋の神隠しの千尋ですね。 ジブリ作品には今作が初めてで、以後は出演していないようですね。 今回は『コクリコ坂から』の声優についてみてきましたが、キャストについて共通していることは『ゲド戦記』に出演していた方が多い。 ということですね。 コクリコ坂からの舞台となったモデルは横浜? 1963年の町並みが映し出される『コクリコ坂から』ですが、その場所の舞台となったのは 横浜と言われています。 映画には山手・元町や山下公園が出てきます。 そしてコクリコ荘は元は病院という設定という場所ですが その場所のモデルとなったのは・・・ 港の見える丘公園 そしてコクリコ荘の建物のモデルは・・・ 根岸なつかし公園の旧柳下邸 ちなみにコクリコ荘の前に広がるあの坂道は架空の坂道です。 そして海と風間が自転車の二人乗りをして、坂道を降りていったところで、お肉屋さんに行きますが、ここのモデルになったのは ・・・ 代官坂の丸英商店 コロッケのシーンといえばすぐに思い出すと思います。 そして最後にカルチェラタンの見学に来た高校の理事長である徳丸理事長にもモデルが存在します。 そのモデルとは・・・ 徳間康快さん 株式会社徳間書店の初代社長です。 原作の舞台は? 映画の『コクリコ坂から』からの舞台は横浜でしたが、実は原作の『コクリコ坂から』の舞台は横浜ではありません。 東京が舞台になっています。 実際に坂のモデルとなった場所も存在します。 その場所とは・・・ 文京区大塚の音羽の坂です。 ジブリ作品には実際にその舞台のモデルとなった場所も多く存在します。 ジブリファンの方は一度その地に赴いてみるとおもしろいかもしれませんね。

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