韓国 イージス 艦。 イージス護衛艦「まや」進水と「イージスアショア」のシステム

イージス護衛艦「あたご」の新たなる能力と韓国の新型潜水艦KSSlll「島山安昌浩」

韓国 イージス 艦

世宗大王級駆逐艦 艦級概観 艦種 建造期間 2006年 - 建造中 就役期間 2008年 - 就役中 前級 (DDH) 次級 最新 性能諸元 排水量 基準:7,600 満載:10,290 t 全長 165. 0 m 全幅 21. 4 m 吃水 10. を発射可能 2基 国産VLS (48セル)• (、) : 32発• 2 発射機 4基 SLQ-261K 対魚雷デコイ装置 対魚雷デコイ装置 世宗大王級駆逐艦(せいそうだいおうきゅうくちくかん・セジョンデワンきゅうくちくかん)は、のの艦級。 計画名はKDX-III。 を搭載しており、本級の就役により、は、、、に次いで世界で5番目の保有国となる。 来歴 [ ] では、前後にを導入して艦隊駆逐艦の運用に着手したのち、には更にFRAM改修型の、を導入し、洋上作戦能力の強化を図っていた。 一方、に政権が発表した「自己完結型の国防力整備を目指した8ヶ年計画」に基づき、戦闘艦の国産化が着手され、まずやが建造された。 続いて初の国産駆逐艦としてが建造されることになり、当初は17~20隻の建造が計画されたものの、実際には1995年から2000年にかけて3隻が建造されるに留まった。 またこれに続いて、韓国初のとしてが建造され 、2003年から2008年にかけて6隻が就役した。 一方、これと並行して、より先進的な防空艦の取得計画が進められており、2001年より詳細設計が開始された。 搭載システムとしては、欧州のとアメリカのが遡上に載せられており、既にを運用していたへの問い合わせも含めて検討を重ねた結果 、2002年7月には搭載システムとしてAWSが選定された。 これによって建造されたのが本級である。 設計 [ ] 設計面では、KDX-IIではKDX-Iと共通点が多かったのに対し、本級は、のをタイプシップとしている。 ただし国産の追加搭載などに伴った設計変更が行われており、アーレイ・バーク級フライトIIAと比して、全長で9. 7メートル、幅で1. 1メートル大きくなり、基準排水量で約1,000トンの差がある。 また艦首から艦橋までの前甲板に顕著なが付されている。 水線下の形状もアーレイ・バーク級とは明らかに異なり、流体力学上不合理なものとなっているとも指摘されている。 なおメインマストの左右にある支柱は後から追加されたものであり、当初の構想図にも1番艦の進水時にもなかったものである。 なおこのLM2500は、韓国の社によってされている。 なお2014年10月26日には、本級全艦の水中放射雑音が設定された基準値を超えていることが判明した。 軍はネームシップの就役3ヶ月前の2008年9月にこの問題を把握していたが、就役が近いという理由で納入メーカーに数億ウォンの賠償金を課しただけで実戦配備していた。 装備 [ ] 上記の経緯より、本級はAWSを中核とした戦闘システムを備えており、米社によって、イージス艦載戦闘システム AEGIS Shipboard Combat System として統合されている。 C4ISTAR [ ] 戦闘システムの中核となるイージス武器システム(AWS)はの発展型が搭載された。 多機能レーダーはD V が採用されており 、そのの装備要領はアーレイ・バーク級フライトIIAと同様である。 としては、タレス社と共同開発したBZ-Mを搭載した。 対潜戦システムとしては、アーレイ・バーク級ではが搭載されていたのに対し、本級ではASWCS-Kが搭載された。 これはのイージス艦であるで搭載された社のMSI-2005F対潜システムをもとに、同社と社が共同で開発したものである。 また Mk. 2 V 1も搭載された。 電波探知妨害装置としては、アーレイ・バーク級フライトIIAでは V 3が搭載されていたのに対し、本級では、KDX-IIと同系統のSLQ-200 V 1K「ソナタ」が搭載された。 2を搭載した。 衛星通信 [ ] 本級は、就役当初、システムに連接する能力を持っていないことが指摘されていた。 また、韓国軍自身の通信基盤として、・によるANASISシステムも導入されている。 このほか、民間の商用衛星通信として、有名なや、アメリカの社と日本の社による・サービスも搭載している。 これらは、が同盟国とのに使用するために整備しているなどに接続するために用いられる。 武器システム [ ] の発射装置として、艦首甲板に48セル、また艦尾側に32セルの を備えている。 ミサイルとしてはまたはが搭載されており 、またSM-2についてはへの更新が決定された。 はKDX-IIと同構成で、とを併用している。 としては、国産のの4連装発射筒を4基搭載する。 また艦尾側のMk. 41と並べて国産のVLSを48セル備えており、16発および (、)32発を収容している。 はKDX-IIと同構成で、を艦首甲板に搭載した。 短距離用のもKDX-IIと同じく (、)のを搭載した。 船体規模 10,250 t 7,000 t 10,290 t 9,460 t - 9,763 t 9,648 t 全長 170 m 146. 7 m 165 m 172. 46 m 155. 3 m 全幅 21. 0 m 18. 6 m 21. 4 m 16. 76 m 20. 実戦配備。 当初、とし、、が艦名候補として検討されたが、2007年にと名付けられた。 また、同年には尹永夏がに命名され、艦名候補から外れた。 艦番号 艦名 建造 起工 進水 竣工 DDG-991 2006年 5月20日 2007年 5月25日 2008年 12月22日 DDG-992 2006年 11月9日 2008年 11月14日 2010年 8月31日 DDG-993 現代重工業 2007年 12月28日 2011年 3月24日 2012年 8月30日 運用史 [ ] 計画初期では、イージス艦6隻建造の構想もあったと伝われているが、最終的には3隻の建造で決定された。 運用維持及び補修などに必要な予算確保などの問題があるとの指摘もある。 ただし2013年12月10日、韓国軍当局はイージス艦3隻を新たに導入し、6隻態勢に増強する計画を確定した。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 406-408. rolls-royce. com• Rolls-Royce wins Republic of Korea Navy order and strengthens regional presence• 462. GE Aviation 2004年11月15日. 2012年1月12日閲覧。 YTN 2014年10月26日• Defense Security Cooperation Agency 2002年3月18日. 2011年11月27日閲覧。 Department of Defense Office of the Assistant Secretary of Defense Public Affairs 2004年3月5日. 2011年11月27日閲覧。 2003年6月18日. 2012年11月25日閲覧。 BUREAU OF POLITICAL-MILITARY AFFAIRS 2008年1月31日. 2011年11月27日閲覧。 Tom Muir 2008年1月10日. 2013年6月7日閲覧。 久保田るり子 2007年5月20日. 2007年5月23日閲覧。 Department of Defense Office of the Assistant Secretary of Defense Public Affairs 2001年2月26日. 2011年11月27日閲覧。 milsatmagazine. com 2011年7月. 2011年10月30日閲覧。 (韓国語). 2007年5月25日閲覧。 参考文献 [ ]• Saunders, Stephen 2009. 2013. 大塚, 好古「韓国海軍力の現況 特集 朝鮮半島をめぐるシーパワー 」『』第780号、、2013年7月、 76-83頁、。 「韓国海軍 その現況と将来 特集・韓国海軍の現況 」『世界の艦船』第704号、海人社、2009年4月、 75-81頁、。 香田, 洋二「現代水上戦闘艦の新傾向を読む 特集 世界の水上戦闘艦 その最新動向 」『世界の艦船』第832号、海人社、2016年3月、 70-77頁、。 多田, 智彦「韓国軍艦のウエポン・システム 特集・韓国海軍の現況 」『世界の艦船』第704号、海人社、2009年4月、 94-97頁、。 海人社, 編纂. 「韓国新型艦の技術的特徴 特集・韓国海軍の現況 」『世界の艦船』第704号、海人社、2009年4月、 86-93頁、。 関連項目 [ ] 同時期のイージス艦• フライト IIA• 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 (日本語)• (朝鮮語)• (英語)• (英語).

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6000t級ミニイージス艦を作ろうとしている韓国海軍

韓国 イージス 艦

韓国海軍の運用思想と事情が日米と違うのが大きな要因です。 韓国海軍は元来、対北朝鮮を意識して陸軍に重きを置く陸軍国家で、海軍は小型の哨戒艦艇やフリゲートが中心となって近海での活動で必要十分とされました。 ですが近年では南シナ海方面からの海上輸送路の護衛も求められるようになり、外洋航行能力のある駆逐艦クラスの艦艇が多数求められるようになりましたが、駆逐艦建造ノウハウの弱い韓国海軍はその過程で比較的大型の駆逐艦にどうしても任務の多くを求めるようになってしまいました。 90年代前半まで韓国海軍主力の駆逐艦はいずれも米海軍がWW2期及びそれ以降に建造し友好国に提供していたフレッチャー級及び本級の発展型でしたので、能力は近代では陳腐化していましたが搭載しているボフォース40mm機銃の威力や完成された駆逐艦としてのシステムは健在でしたので、それが30mmゴールキーパー選択に繋がり、そこから自国開発されたのが広開土大王級で3隻建造されました。 ですが本級は韓国海軍の駆逐艦の中では建造時からの標準搭載としては初めてシースパロー発射機をMk48で装備しましたが、16セルでむらさめ型と同等レベルでした。 本級以外のフリゲートには対空ミサイルも無い状態であり、その後に建造されたのが李舜臣級駆逐艦で、本級には初めてMk41VLSとSM-2スタンダードミサイルが搭載されて6隻建造され、それに続いてイージス駆逐艦世宗大王級が建造されました。 これら艦艇を組み合わせて外洋進出可能な艦隊として第7機動船団は編成されましたが、逆を言いますと韓国海軍の中でミサイル戦が行えるのはこの艦隊のみです。 他のフリゲートなどは対艦ミサイルこそ装備すれども、一定距離で対空戦闘出来るミサイルもそれら火器管制装置も搭載していませんでした。 それがRAM搭載に積極的な理由であります。 なので周辺国で近代化の進んでいる中国、強力な海軍有するロシア、敵国視している日本などと比較した場合、駆逐艦には防空だけなく多くの能力が必要となってしまい、必然的に重装備となりました。 例えば韓国海軍で防空SAMを撃てるのは上記各駆逐艦12隻ですが、韓国海軍が敵視している海自の外洋進出する護衛隊群32隻の中で逆にSAMを撃てないのは、実質空母扱いされているいずも型2隻のみで他の護衛艦は全て短SAM、ESSM及びSM-1,2が撃てるので防空能力が個艦全てに搭載されているだけでなく、SUMやSSMも運用出来る文字通り汎用駆逐艦として行動出来ますので、1隻辺りに搭載する火力は韓国海軍と比べて少なくても、建造費用や運用費の面からも問題無いと判断されています。 なので、旧来からの名残で韓国海軍は個艦に強力な射撃管制装置が無くとも運用可能なRAMと、40mmボフォースの名残で30mmゴールキーパーを搭載するようにしていますし、国産の巡航ミサイルを運用出来るだけの母体となれるのが排水量的にイージス駆逐艦世宗大王級駆逐艦のみであったが為に合計128セルのミサイルと16発のSSMを搭載させる仕様になりました。 ですが設計母体が巡洋艦設計のタイコンデロガ級ならともかく、駆逐艦設計のアーレイバーク級を元にしているので、これだけの重武装化によるトップヘビー化が機動性の低下を招いていると指摘されています。 これは韓国はインドと同様に西側だけでなく東側兵器の導入も行っていますので、その中でソ連海軍のように単艦毎の戦闘力を増やして少ない運用艦数をカバーしようという思想が入った可能性があります。 実際に16発のSSMを運用している西側艦艇なんてアイオワ級戦艦以外で聞いた事がありませんが、東側ではキーロフ級20発、スラヴァ級16発のように搭載実績がありますが両級共に巡洋艦として開発運用されていますので、やはり駆逐艦サイズでは無理があるようには思えます。

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韓国イージスは、欠陥艦か?!

韓国 イージス 艦

韓国軍はイージス艦に搭載する弾道ミサイル防衛用のSM-3迎撃ミサイルの取得を事実上、決めました。 SM-3迎撃ミサイルの取得は前政権の朴槿恵政権下でも検討された上で見送られた経緯がありますが、現在の文在寅政権になってからは導入に積極的な方向を示し続けていました。 ・ ・ 韓国軍合同参謀本部は「2017年9月に迎撃高度100km以上の海上配備迎撃ミサイルの導入が決定された」と説明しSM-3とは明言していませんが、この条件に合う実用化済みのものがSM-3しか存在しないので、事実上SM-3の導入予定を認めたことになります。 対北朝鮮を想定した場合に韓国海軍のイージス艦の警戒配置を考えると、日米共同開発中のSM-3ブロック2Aでは射程や射高の能力が過剰になるので、現行型のSM-3ブロック1Bを購入することになるでしょう。 この決定で重要な点は、イージス艦による弾道ミサイル防衛はアメリカ軍の早期警戒システムと指揮統制システムに深く依存した存在であるということです。 発射直後の敵弾道ミサイルの探知はアメリカ軍の赤外線衛星による早期警戒網によって行われ、各イージス艦のレーダーによる追跡情報もアメリカ軍の指揮統制システムに送られ、最適な位置に居るイージス艦に迎撃目標が割り振られることになります。 SM-3迎撃ミサイルを導入する韓国海軍のイージス艦は火器管制システムの改修によりこの能力を手にします。 そして戦時に置いて韓国近海にはアメリカ海軍のイージス艦も前進展開し、韓国海軍のイージス艦と共同で警戒を行います。 迎撃の際に無駄弾を撃たず的確に処理する為には、どちらも一元化された指揮統制システムによって指示されなければなりません。 それはつまり、韓国海軍のイージス艦がアメリカ軍の指揮統制システムによって迎撃を行い、アメリカ軍の弾道ミサイル防衛網に組み込まれることを意味します。 政治的に韓国政府は「SM-3を導入してもアメリカの弾道ミサイル防衛網には組み込まれない」と言い張るかもしれませんが、実質的にそのような運用は為されないでしょう。 戦時には確実に米韓は連携して行動します。 朝鮮半島有事の際に韓国海軍のイージス艦がアメリカ軍とのデータリンクを切って戦闘を続けるなど、考えられません。 そしてそれはつまり、韓国の文政権は昨年に中国と交わしたTHAAD配備問題についての合意を反故にするということを意味します。 中国が激しく反発して韓国との関係が険悪になっていた在韓米軍THAAD配備問題について、10月31日に中国と韓国は関係改善を発表し合意した3点を表明しました。 THAADの追加配備を検討しない事 2. アメリカ主導の弾道ミサイル防衛網に加わらない事 3. 日米韓の安全保障協力を軍事同盟に発展させない事 出典: 韓国軍のSM-3導入は、中韓合意の2番目の「アメリカ主導の弾道ミサイル防衛網に加わらない事」を無視するものです。 文政権は最初から中国との約束を守る気はなく、アメリカとの連携強化を進める積りだったと言えます。

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