10月29日夜にアメリカ北東部に上陸したハリケーン・サンディは、 洪水やら停電やらガソリン不足やらと、甚大な被害を与えました。 発災から一週間経った11月4日、電力の復旧率は8割に達しておらず、 約185万世帯がなお停電とのことです。 この復旧の遅れから、当初1.6兆円程度とされていた経済損失の推計は、 最大4兆円へとふくれあがりました。 これに伴い、ハリケーンの名前も、デーブ・スペクター氏によって、 「サンディ」から「悲惨ディ」へと変更され、 それが大規模な地スベリを引き起こす恐れもあります。 かつて、阪神淡路大震災発災が起きた際、 関西電力は、7日ですべての供給地点に送電を完了しました。 東北電力は、東日本大震災の発災から3日で、約8割の停電を解消しました。 日本の年間停電時間(2007年)は、約16分程度と世界最短水準です。 これに対して、ドイツは約19分、フランスは約62分、イギリスは約76分、 アメリカに至っては約292分です。 「貧弱、貧弱ゥ」 日本の電力会社の電力供給に懸ける血のにじむような努力は、 日本人が誇るべき財産のひとつなのです。 欧米では、90年代以降、新自由主義の教義に則って、 「発送電分離」という改革が進められました。 「発送電分離」とは、 送配電のネットワークを発電部門と小売部門から分離して 第三者が公平な条件の下で利用できるように開放することです。 これによって電力市場が自由化され、新規の発電事業者の参入が増えれば、 競争が促進され、電気料金が下がるだろうというのです。 しかし、そのおかげで、電力会社が利益至上主義に走り、 電力の安定供給がおろそかになってしまいました。 日本でも、90年代から2000年代にかけて、 発送電分離が議論されましたが、 実行されませんでした。 電力の安定供給を確保するためには、 発電と送電の責任主体が一元化されていた方がよいからです。 しかし、日本の電気料金は、 諸外国と比べて突出して高いわけではありません。 イタリアよりずっと安く、イギリスより少し高いくらい、 ドイツと比べると、産業用は若干高いですが、家庭用はむしろ安い。 それどころか、欧米では、発送電分離の後、 2000年代を通じて電気料金は下がるのではなく、むしろ上がってしまいました。 同じ頃、日本の電気料金は、むしろ、ゆるやかに下がっています。 光熱費は、低所得者の方が所得に占める割合が高いですから、 電気料金の上昇は社会的弱者を苦しめます。 特に、発送電分離を率先したイギリスでは、電気料金が跳ね上がり、 燃料貧困層(冬季に適切な室温を維持するために、 その収入の10%以上を燃料代に支出する必要のある世帯)が激増し、 03年には100万世帯であったのが、 09年には400万世帯になってしまいました。 こうしたことから、経済産業省は、本年7月、 新自由主義者の伊藤元重東大教授を長とした 「電力システム改革専門委員会」において、 発送電分離の方針を打ち出しました。 現在、日本の電力システムを欧米並みに「貧弱、貧弱ゥ」にすべく、 全力で突き進んでおります。 これで電力会社のこれまでの努力も、「無駄無駄無駄無駄ァ」 PS 今回のメルマガの発送電分離の問題は, 中野剛志さんの評論集『反官反民:中野剛志評論集』の中でも 論じられています。 より詳しく知りたい方は、こちらが参考になります。 PPS いまの日本をより深く洞察するなら、 この本は必読の書の1冊だと思います。 良くぞ真実を書いてくれました。 日本の電力が安定供給されていることがどれ程に国家や国民の日常生活の中で大きな意味を持っていかを国民は全く知らない、電力の安定供給、これは大変な国家の財産、宝とも言える大切のものだという事を国民は知るべだと思います電力はいまや空気のような存在、あって当たり前になっていますが、この当たり前の状態を維持するためにどれ程の努力があるのか、国民はわかってなさすぎです。 恵まれすぎているとそれが当たり前で大切さを忘れる、これが凡人の仕方ない所ですが、国の舵取りをする政治家が凡人では国家は衰退するばかりです。 素人以下の政治屋集団、数さえいればいいという民主党の馬鹿国会議員にこの国を託すことは絶対に阻止しなければと思います。 電力の安定供給は国家、国民の日常に非常に重要だということを国民は、正しい情報を知るべきだと思います。
次の「あしたでんき」は電力自由化がはじまってしばらく経ったタイミングで登場した新電力なんじゃ。 標準プランは今まで当たり前じゃった 基本料金が0円のプランで、電気を使っただけ請求される「従量料金」も一律単価じゃから、電気料金がわかりやすいと思うぞ。 基本料金0円&従量料金一律単価、っていうプランが増えてきましたよね。 そうじゃのう。 一般的な人にもわかりやすくて、さらにお得感が感じられるからのう。 あしたでんきには電気使用量が多い家庭向けの「たっぷりプラン」もあるんじゃ。 こっちのプランは 基本料金が3,000円と高めの設定になっているんじゃが、従量料金がかなり安い設定なんじゃ。 自分の電気使用状況に合わせて選べるのはいいですね!セット割や特典はないけど、シンプルに電気料金で得したいって人にはすごく合っていますね! 「Looopでんき(ループでんき)」は電力自由化スタートにいち早く参入した新電力のひとつじゃ。 「 基本料金0円」という斬新なプランは、当初かなり話題になって加入者も急増したんじゃよ。 これまで当たり前に請求されてきていた基本料金が0円になったんですもんね。 そりゃ話題になって当然かもしれないですね! これまで電気使用量に応じて段階的に単価が決まっていた 「従量料金」も、一律単価になっているからわかりやすいのう。 別のサービスとのセット割などはなく純粋に電気料金が安くなる点も料金が比較しやすくて良いと思うぞ。 太陽光・風力・水力といった自然エネルギーの活用に力を入れている点も評価できるんじゃ。 Looopでんきって電力自由化スタートから 2年半ほどで、150,000件以上の契約があったんですよね!それだけ支持されているんだからすごいですね!電気料金がどれくらいお得になるか、さっそくシミュレーションしてみよう! 「エルピオでんき」は、もともとプロパンガス事業を展開していたエルピオの電力供給サービスじゃ。 エルピオでんき最大のメリットは、電気料金が各エリアで最低水準という点なんじゃよ! 電気料金が安いのはいいですねぇ。 だけどガスとセットで契約しないと、得できないとか…そういう縛りはないんですか? ガス契約をしていない人でも電気の契約ができるんじゃ!電気だけの契約でも電気料金は変わらんから、とにかく 電気料金の安さで電気だけ契約するって人が多いんじゃ。 シミュレーションしてみたら、どれだけお得になるかわかるぞ!やってみるといい。 自分のライフスタイルや電気の使用量に合わせて、いろいろなプランから選べるっていいですね!そもそも電気料金が最低水準なら、検討してみるべきですよね! 「親指でんき」は電力自由化開始からしばらくして登場した新電力なんじゃが、一般的な家庭向けプランは 「基本料金0円」「従量料金一律」という非常にわかりやすいプランで、後発ながらかなりの加入者を集めているんじゃ。 基本料金がタダって嬉しいなぁ。 従来の電力会社のプランだと、電気使用量に応じて請求される「従量料金」は使用量が増えるほど段階的に単価が上がっていたんですよね?それがけっこう面倒なんですよね、計算するの…。 まぁ電気料金を細かく計算しているって人は少ないからのう。 段階的に単価が変わるプランだと計算が面倒に感じるかもしれんの。 親指でんきは基本プランの他にも「わんにゃんプラン(ペットを飼っている家庭)」「夜更かしプラン」「ゲームプラン」といった バラエティ豊かなプランが揃うぞ。 自分のライフスタイルに合わせて、一番最適なプランを選べるのはうれしいですね。 こりゃ人気なのも納得だ! 関東エリアで都市ガスを提供している「東京ガス」も電力供給をしているんじゃが、ガスを契約している人の多くが電気を東京ガスに切り替えたもんで、加入者は一度に膨らんだんじゃよ。 光熱費の請求がまとまるのは、家計管理をしている人にとって便利じゃから、切り替えが起きるのもうなずけるのう。 そうですよね。 支払い先がまとまるって、それだけで家計管理がしやすくなりますもんね。 東京ガスの電気は関東エリアのみとなっているんじゃが、 関東エリアではトップクラスの安さなんじゃ。 さらにガスと 電気のセット割引や、プロバイダーサービスとのセット割引があるから、マッチする人だとかなりお得を実感できると思うぞ。 セット割が充実しているんですね!電気料金自体も安いなら、これは検討する価値がありそうですね! 電力自由化スタート当初から非常に人気なのが「ENEOSでんき(エネオスでんき)」じゃ。 テレビCMなんかも放映しているから知名度も抜群じゃのう。 電気使用量が多い家庭ほど大幅に電気料金が安くなるプランで、さらに2年間の継続契約 「にねんとく2割」を選ぶと1kWhあたり0. 2円の割引がつくんじゃ。 しかも3年目以降は1kWhあたり0. 3円の割引になるぞ。 長く契約するほどお得になるのか!それは契約者にとって嬉しいですよね!ENEOSでんきに申し込むなら、絶対に「にねんとく2割」を検討すべきですね! 電気料金自体も非常に割安なんじゃが、他にもメリットがあるんじゃ。 ENEOSのガソリンスタンドで使用できる ENEOSカードの種類に応じて、給油の割引や電気料金の割引特典があるから、日常的にENEOSを利用している人におすすめじゃ!車に乗らないという人は Tポイントもしくは提携カードのポイント還元を受けることができるんじゃ。 電気料金が安いだけじゃなく、さらに特典(付帯サービス)があるなんてメリット大ですね!ENEOSでんきは都市ガス供給もしているから、セット契約してもいいかも。 供給エリアが関東と関西に限られるけど、対象エリアに住んでいる人は検討したいですね。 「自然電力のでんき」は、サービス名からも連想できるが、 環境に配慮した自然に優しい電気を供給しているんじゃよ。 100%自然エネルギーでまかなうプランもあるから、電力会社を切り替える際、どうせなら環境に優しい電力会社を選びたいと思う人におすすめじゃ。 100%自然エネルギーでまかなうプランですか。 興味あるなぁ。 プランは2つ。 100%自然エネルギーを利用するプランと、 自然エネルギーを30%利用した料金が割安なプランじゃ。 環境も料金も…という人なら後者のプランがいいじゃろ。 ちなみに自然電力は電気を仕入れる際の卸価格に連動して、料金の一部が変動するんじゃ。 とはいえ、現状ではそれほど極端に変わるものとは言えんがのう。 へー料金が変動するのかぁ。 面白い料金設定ですね。 環境にも配慮したいし、電気料金も安くしたいって人は、自然電力のでんき、検討してみるといいですね。 昭和シェル石油が提供する家庭向けプランは、一般的な家庭向けの「Sプラン」と、オール電化住宅に住む人向けの「オール電化プラン」の2つがあるんじゃ。 どちらのプランにも「カーオプション」があって、 昭和シェルのガソリンスタンドで給油をすると給油代が割引になるセット割引がついているんじゃ。 じゃあ車をよく使う人はありがたいですね!さすがガソリンスタンドを展開する会社のサービスだ! 電気使用量が少なすぎるとお得感は小さいとかもしれんが、 オール電化住宅なら損することはなさそうじゃ。 オール電化向けのプランはお得感が少ないものが多いんじゃが、昭和シェル石油ならさらにガソリン代の割引なんかの特典があるからのう。 気になる人は一度シミュレーションでチェックしてみるといいね! ソフトバンクの「おうちでんき」も人気じゃの。 ソフトバンクやワイモバイルのユーザーなら、 スマホやネット1回線につき毎月100円の割引になる特典があるんじゃよ(3年目以降は割引率が変わります)。 最大10回線まで割引対応じゃから、家族にソフトバンクもしくはワイモバイルユーザーが多いほど得じゃ。 電気料金自体はどうなんですかね?安いんですか? 電気使用量に応じて請求される 従量料金の部分が、毎月ずっと1%割引になるから、従来の電力会社と比較してしっかり安くなるぞ。 スマホ代やネット代と電気代の請求がまとまるというのも便利じゃの。 確かに家計を管理する人にとって、 支払い先がまとまるって嬉しいですよね。 管理する手間が減るんですからねー。 ソフトバンクやワイモバイルのユーザーなら、おうちでんきを検討してみよう! ケーブルテレビのサービスを提供するJ:COMが、契約者を対象に提供しているのが「J:COM電力」なんじゃ。 基本的に テレビやインターネット、電話といった既存のJ:COMのサービスとセット契約になるんじゃが、J:COMと契約している人は検討するといいぞ。 J:COM電力かぁ。 電気料金は安いんですかね? 基本料金は従来と同じなんじゃが、従量料金の部分が「0~120kWh:0. 5%割引」、「121~300kWh:1%割引」そして「301kWh~:10%割引」になるんじゃ。 電気使用量が多い人ほどお得度が大きくなるわけじゃな。 さらに電気と既存サービスのセット「電力セット」契約になるから、 J:COMの利用料金が最大総額12,000円割引になるんじゃよ。 J:COMの利用者は、J:COM電力のシミュレーションしてみるといいかもね! エリアを絞り込む• なんたって電力会社を切り替えるだけで、毎月の出費が減るんじゃからのう。 毎月1,000円の電気代カットだって、年間で考えたら12,000円。 これってなかなか大きいよね! 電力会社をさまざまな角度から比較 ここからは、おすすめの電力会社を特徴別に紹介していくよ!自分にぴったり合うのはどんな電力会社かな? シミュレーションして電気料金が安くなるなら試しに切り替えてみるといい。 また元の電力会社に戻したり他の電力会社に戻すことも可能じゃから、まずは気軽に切り替えてみるべきじゃよ。 シンプルに電気代を安く!基本料0円で使った分だけお支払い 特にセット割や付帯サービスは用意されていないんじゃが、シンプルに電気料金が安くなったと実感できるのが 「基本料金0円」を打ち出している電力会社かもしれんのう。 確かに!今まで支払っていた基本料金がまるっとなくなるわけですから、お得感が大きいですよね。 電気を使った分だけ支払うってすごく画期的! 基本料金0円のプランのほとんどが電気使用量によって変わる 「従量料金」が一律単価じゃから、電気料金がわかりやすいというメリットもあるぞ。 東京ガスの電気• ENEOSでんき• 昭和シェル石油• おうちでんき• J:COM電力 結局、一番おすすめの電力会社は? 部長ぉぉ…解約違約金も発生いろいろなおすすめ電力会社を見てきたんですけどね…電力会社の数ってすごく多いじゃないですか?そうなると結局どの電力会社にしたらいいか迷っちゃって決めきれないって人、けっこう多いと思うんですよねぇ。 まぁ、確かにそうじゃろうな。 で…結局のところどの電力会社がいいんですかね?もちろん電気使用量や電気を使う時間帯なんかによってベストな電力会社が違ってくるのは理解しているですけど、誰が契約しても基本的に損しなくてお得を実感できる電力会社ってどこなんですか? だったら 「Looopでんき」じゃないか?基本料金が0円というのは非常にメリット大じゃし、従量料金も一律単価じゃから電気料金の仕組みがわかっていない人も計算しやすいと思うぞ。 それに 何より加入者数が業界トップクラスの多さじゃから、安心感も持てるじゃろ。 ピッカリーーーーーーン!!!!!じゃあ迷っている人はLooopでんきのシミュレーションをしてみて、電気料金が安くなるなら決めちゃってもいいってことですね! そうじゃそうじゃ!シミュレーションで節約ができるという結果が出たのならLooopでんきに切り替えてもいいじゃろ。 契約手数料も解約違約金も発生しないから、嫌ならまた切り替えればすむ話。 そんなに小難しく考えずに、ひとまず切り替えてみるといいぞ! 電力会社の選び方・比較ポイント 電力会社にもいろいろなタイプの会社があって、当然、料金プランもさまざまじゃからそう簡単に選べないこともあるじゃろ。 ここからはわしが電力会社を選ぶ際に着目すべきポイントについて具体的に解説するぞ。 項目別に見ていけば自分にぴったりな電力会社がわかってくるはずじゃから最後まで読んでみるといい。 電気料金 一番わかりやすくて一番気になるのが電気料金じゃ。 選ぶ電力会社によって年間10,000円以上の差がつくこともあるから、シミュレーションで確認するんじゃよ。 ほとんどの電力会社の公式サイトにはシミュレーターがありますもんね。 電気料金をチェックする際は、 自分が毎月どれくらい電気を使用しているか知っておくことが大切じゃ。 電気料金の明細を見てみるのが手っ取り早いかのう。 電気を多く使う人向けのプランや、電気の使用量が少なくてもあるていど得できるプランがあるから、賢く選ぶといい。 セット割・特典 電力会社の中には、 既存のサービスとセット契約することで得できるプランを出しているところもたくさんあるんじゃ。 通信、ガス、ガソリン(給油)などなど、普段から利用頻度の高いサービスを選ぶことで、毎月数百円~数千円得できるぞ。 「セット割」ってやつですね! 割引以外に ポイント付与の特典を用意している会社もあるのう。 もし電力会社選びに困ったら、自分が利用しているサービスとのセット割や特典を基準に選んでみてもいいじゃろう。 ただし大事なのはトータルでどれだけお得になるかじゃ。 特典があっても肝心の電気料金があまり安くならなければ意味はないからのう。 違約金・解約金 これはとても重要なことじゃ。 いくら電気料金が安くても、違約金や解約金が高い場合は決してお得とは言えん。 ほとんどの電力会社は契約期間を設けていて、それ以前に途中解約すると違約金がかかってくるんじゃ。 じゃから、 あらかじめ違約金・解約金の有無や金額、契約期間についてはよく確認するんじゃよ。 解約金・違約金に注意しなきゃ! プランによっては、 セット契約している電気以外のサービスの解約で違約金・解約金を請求される場合もあるから、その点も注意するんじゃよ。 時間帯別・季節別電気料金 特定の時間の電気使用量が多い家庭、また豪雪地域のように季節によって電気使用量が大幅アップするような家庭は、 時間帯別に料金が設定されているプランや季節別に料金が設定されているプランを選ぶのが得策じゃ。 時間帯や季節によって電気料金が変わるプランかぁ。 現在、すでにお得な料金プランで契約している人は 軽はずみに電力会社やプランを変更して損をすることもあるから、十分に気を付けておくんじゃよ。 オール電化向けプラン 東京電力や関西電力といった地域の電力会社(一般電気事業者)のプランには、オール電化向けのお得な料金プランがあるんじゃが、新電力のうち オール電化向けのプランを設定している会社はあまり多くないんじゃ。 オール電化向けのプラン…ですかぁ。 既にオール電化向けプランで電気料金を抑えている家庭の場合、安易に新電力に切り替えてしまうと電気料金がかなり割高になって大損をする可能性大。 このままのプランが最適というケースが多いんじゃ。 もし電力会社選びをするというときも慎重にプランを比較・検討するんじゃよ。 電源構成の開示 供給する電気でがどんな発電方法で作られたのかを比率で表したものを「電源構成」や「エネルギーミックス」と言うんじゃ。 電源構成の開示は推奨されているものの、義務化されていないんじゃよ。 したがって 電力会社の中には電源構成を公開しているところもあれば非公開にしているところもあるのが実情じゃ。 電源構成は公開してほしいですねぇ。 いくらホームページで「環境改善に積極的に取り組んでいる」と書いてあっても、電源構成が開示されていなければ信憑性に欠けるわけじゃ。 電源構成を開示しているという情報についての透明性は信頼感に繋がるわけじゃから、そういった視点で電力会社を選んでもいいと思うぞ。 環境配慮 電力会社によって発電方法が異なるというのはわかっておるな? それくらいは理解してますよぉ。 もし環境負荷が気になるのであれば、水力発電や風力発電、太陽光発電、バイオマス発電といった 再生可能エネルギーを積極的に取り入れている電力会社を選ぶというのもいい。 また 二酸化炭素排出量が少ないLNG(天然ガス)を活用した発電に取り組む電力会社もあるので、チェックしてみるといいぞ。 発電量 自社発電所やグループ会社の発電所で作られた電力を供給する電力会社もたくさんあるんじゃが、気になるのは発電量じゃ。 いくら環境に配慮した発電方法を取り入れていると言っても、 発電量自体が少なければ需要を満たすことはできん。 需要を満たすことができない!? そうなれば既存の電力会社の電力に頼ることになるから、 再生可能エネルギーなど環境を配慮した電気を十分活用しているとは言えなくなってしまうんじゃ。 発電方法をチェックするだけでなく発電量をチェックすることも大切なことじゃよ。 停電や倒産 契約している電力会社によって停電のしやすさに違いはないし、例え倒産したとしてもフォロー体制が整っているから停電することなく各家庭に電気が供給されるようになっておる。 しかし電力会社が倒産した場合、一般電気事業者(東京電力や関西電力など)の経過措置プラン(従来通りのプラン)に自動的に引き継がれるが、期間内に 新たな電力会社を探して契約をし直す必要があるんじゃ。 へーちょっとそれは面倒ですね。 電気が停電することはなくても、また比較検討して契約をし直すというのは手間も時間もかかるのう。 激安プランを目当てに契約するのも間違いではないが、倒産の心配をしたくないという人は 実績・知名度・信頼性・安心感という面で電力会社を決めるのが良いと思うぞ。 顧客対応の良さ 基本的に電力会社というのは長く付き合っていくものじゃから、何度電話をしても繋がらない、問い合わせメールの返信がなかなか来ない、というような あまりにも顧客対応が悪い電力会社は避けておいたほうがいいと思うぞ。 た、確かに困ったときになかなか連絡がつかないような会社は不安ですね。 自分に合った電力会社を見つけよう! おすすめの電力会社を紹介してきたけど、どうだった?みんなはどんな電力会社が気になったかな? 僕はやっぱり部長がイチオシの「Looopでんき」が良いかなぁ…なんて思っているよ! どの電力会社に切り替えるかは自由だけど、一番良くないのは「電力会社を変えると節約できるんだろうなぁ…」「切り替えた方がいいんだろうなぁ…」って思っていながら何も行動しないこと! やってみたら 思った以上に簡単に切り替えができると思うから、みんなもぜひぜひ積極的に電力会社の切り替えを検討してみて!早く切り替えたもん勝ち!きっと節約効果が実感できると思うよ。
次の10月29日夜にアメリカ北東部に上陸したハリケーン・サンディは、 洪水やら停電やらガソリン不足やらと、甚大な被害を与えました。 発災から一週間経った11月4日、電力の復旧率は8割に達しておらず、 約185万世帯がなお停電とのことです。 この復旧の遅れから、当初1.6兆円程度とされていた経済損失の推計は、 最大4兆円へとふくれあがりました。 これに伴い、ハリケーンの名前も、デーブ・スペクター氏によって、 「サンディ」から「悲惨ディ」へと変更され、 それが大規模な地スベリを引き起こす恐れもあります。 かつて、阪神淡路大震災発災が起きた際、 関西電力は、7日ですべての供給地点に送電を完了しました。 東北電力は、東日本大震災の発災から3日で、約8割の停電を解消しました。 日本の年間停電時間(2007年)は、約16分程度と世界最短水準です。 これに対して、ドイツは約19分、フランスは約62分、イギリスは約76分、 アメリカに至っては約292分です。 「貧弱、貧弱ゥ」 日本の電力会社の電力供給に懸ける血のにじむような努力は、 日本人が誇るべき財産のひとつなのです。 欧米では、90年代以降、新自由主義の教義に則って、 「発送電分離」という改革が進められました。 「発送電分離」とは、 送配電のネットワークを発電部門と小売部門から分離して 第三者が公平な条件の下で利用できるように開放することです。 これによって電力市場が自由化され、新規の発電事業者の参入が増えれば、 競争が促進され、電気料金が下がるだろうというのです。 しかし、そのおかげで、電力会社が利益至上主義に走り、 電力の安定供給がおろそかになってしまいました。 日本でも、90年代から2000年代にかけて、 発送電分離が議論されましたが、 実行されませんでした。 電力の安定供給を確保するためには、 発電と送電の責任主体が一元化されていた方がよいからです。 しかし、日本の電気料金は、 諸外国と比べて突出して高いわけではありません。 イタリアよりずっと安く、イギリスより少し高いくらい、 ドイツと比べると、産業用は若干高いですが、家庭用はむしろ安い。 それどころか、欧米では、発送電分離の後、 2000年代を通じて電気料金は下がるのではなく、むしろ上がってしまいました。 同じ頃、日本の電気料金は、むしろ、ゆるやかに下がっています。 光熱費は、低所得者の方が所得に占める割合が高いですから、 電気料金の上昇は社会的弱者を苦しめます。 特に、発送電分離を率先したイギリスでは、電気料金が跳ね上がり、 燃料貧困層(冬季に適切な室温を維持するために、 その収入の10%以上を燃料代に支出する必要のある世帯)が激増し、 03年には100万世帯であったのが、 09年には400万世帯になってしまいました。 こうしたことから、経済産業省は、本年7月、 新自由主義者の伊藤元重東大教授を長とした 「電力システム改革専門委員会」において、 発送電分離の方針を打ち出しました。 現在、日本の電力システムを欧米並みに「貧弱、貧弱ゥ」にすべく、 全力で突き進んでおります。 これで電力会社のこれまでの努力も、「無駄無駄無駄無駄ァ」 PS 今回のメルマガの発送電分離の問題は, 中野剛志さんの評論集『反官反民:中野剛志評論集』の中でも 論じられています。 より詳しく知りたい方は、こちらが参考になります。 PPS いまの日本をより深く洞察するなら、 この本は必読の書の1冊だと思います。 良くぞ真実を書いてくれました。 日本の電力が安定供給されていることがどれ程に国家や国民の日常生活の中で大きな意味を持っていかを国民は全く知らない、電力の安定供給、これは大変な国家の財産、宝とも言える大切のものだという事を国民は知るべだと思います電力はいまや空気のような存在、あって当たり前になっていますが、この当たり前の状態を維持するためにどれ程の努力があるのか、国民はわかってなさすぎです。 恵まれすぎているとそれが当たり前で大切さを忘れる、これが凡人の仕方ない所ですが、国の舵取りをする政治家が凡人では国家は衰退するばかりです。 素人以下の政治屋集団、数さえいればいいという民主党の馬鹿国会議員にこの国を託すことは絶対に阻止しなければと思います。 電力の安定供給は国家、国民の日常に非常に重要だということを国民は、正しい情報を知るべきだと思います。
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