マツダ 3 不振。 「マツダ3」不振 ~ 個性を捨てたマツダに魅力はあるのか

マツダの決算 またもや下がった利益率の理由 (1/5)

マツダ 3 不振

(流麗なファストバック。 マツダのより) マツダは 2012年以降、人気のSUVモデルを揃え、そこにトルクフルなディーゼルエンジン、流麗な魂動デザインを採用して3年後の 2015年にはラインナップをほぼ一新しました。 下のクラスからデミオ、CX-3、アクセラ、CX-5、アテンザそしてロードスターが揃ったそのさまは全く別のメーカーに生まれ変わったようにすら見えました。 そればかりか北米では人気の大型SUVとしてCX-9、中国ではCX-5よりもやや大きくて見栄えのするCX-4をそれぞれ開発、投入。 仕向け地ごとにしっかりとマーケティングされた商品展開を行ってきました。 またそれらを日本に単純に逆輸入することなく、CX-9は日本のサイズに合わせて仕立てなおしたCX-8を国内に投入しています。 ここで一息つくかとおもいきや新世代のガソリンエンジン SKYACTIVE-Xとデザインを更に洗練させた次世代モデルを展開するとのこと。 その第一弾がマツダ3です。 マツダ3の先にはそのSUV版ともいうべきCX -30、そして直6エンジン搭載のFRに様変わりするといわれる次期アテンザが予定されています。 企業規模からみた新車開発のリソースの物量面において、マツダはトヨタやホンダに比べて量的には劣後するとみられます。 しかしながらマツダの一連の新モデルの攻勢、そこに投入される新技術の何よりそのスピードに WATANKOは驚きました。 これについてはさすがにリリースの準備が整わないためか、マツダ3、そしてCX-30は大分ディーザーキャンペーン的なかたちがとられています。 まずはエクステリアを公開、やがて発売開始、そして話題のエンジンを追加投入という段階を踏んだ形式です。 そこまでして全力で社運をかけた乾坤一擲の新車リリースを続けてきたマツダですが、ここにきて岐路に立たされているようです。 参照記事 閲覧には登録が必要です。 マツダの次世代モデルの第一弾であるマツダ3の立ち上がり販売が芳しくないそうです。 主因は価格帯が先代モデルよりもおよそ1割程度アップしたためと報じられています。 また記事によっては商品の良さが消費者に十分に伝わっていないことも原因と指摘されています。 今後、新型ガソリンエンジンの SKYACTIVE-Xが投入されれば、本格的な伸びが期待できるかもしれませんが、それでも販売が思ったより振るわない場合、マツダとしては非常に悩みどころに立たされることになります。 2000年前後の頃はチラシで「デミオ 90万円」「ファミリア 130万円」などと工場の生産稼働を維持するためだけのような安い値付けをよくみかけたものでした。 また安く仕入れられるので教習車にも使われている光景もよく見かけました。 デザインも技術も目を引くものは少なく、車好きにとって食指が動くのはせいぜいRX-8やロードスターといった限られたスポーツモデルだけでした。 2010年代に入ってマツダは社を挙げてのモデルラインナップの刷新に取り組み、現在に至ります。 この躍進ぶりはすでに冒頭に述べたとおりです。 マツダはこうして自社ブランドの向上とそれによる値引きに依存した販売からの脱却を追い求めてきました。 ブランドの向上のためには商品自体に他社にはない相当な魅力が備わっていないとおぼつきません。 よってもってモデルに新しいデザインと技術を盛り込んで見事に魅力を向上させてきたわけです。 かなり贔屓目な言い方になりますが、エクステリアデザインひとつとってもマツダの各モデルに比べれば、他の国産モデルのデザインはたいていが新味ないプレス、アクセントにかけるキャラクターライン、うるさいディデール、やたらペキペキとしたガンダムルックばかりです。 しかし今回のマツダ3の販売状況をみると、いくら流麗なデザインをまとったモデルであっても、一般消費者にとってそれがマツダならば、期待する価格帯はおのずと低くなる傾向がまだ根強いと思われます。 「マツダは他のメーカーよりも少しボディサイズが大きくて、装備の充実したモデルが割安に買える」一般消費者からこの「マツダ=安グルマ」の意識が払拭されるには、まだ時間がかかりそうなことが今回のマツダ3の強気な値付けがなかなか受け入れられないことからうかがえます。 おもえばCX-3も当初ディーゼルエンジンのみで販売スタートしましたが、あとから販売テコ入れのためにより価格帯が低いガソリンエンジンのグレードを追加したことを思い出しました。 前者であればまだしも後者が主因の場合、マツダは限られた自社顧客をマツダ3とCXー30で食い合うことになってしまいます。 なにせCX-30は人気のSUV。 さらにメディアによる前評判もすこぶる良いです。 マツダはCX-30の発売開始をマツダ3よりも遅らせているのはひょっとしたら準備が間に合わないのではなく、マツダ3との競合を避けるためなのかもしれません。 マツダの本音としてはマツダ3の新車効果が一段落ち着いてから、CX-30を発売開始したいのでしょう。 しかし発売開始をあまり引き延ばすと他社が先手をうって対抗手段をとってくるかもしれませんので、はやいところ発売開始してミドルサイズのSUVを欲しがる潜在顧客を取り込みたいところでもあります。 原因がいずれにあるにしてもマツダ3の販売が SKYACTIVE-X投入後も芳しくない状態がつづくとなれば拡販の打ち手を講じるほかありません。 ただ車両価格の値下げは論外であるだけでなく、ディーラーへの報奨金(を原資とした値引き幅)の安易な拡大もマツダのこれまでのブランド向上に向けた経営努力を台無しにするので避けたいところです。 結局、マツダ3の拡販策としては 1. 5リッターエンジンのガソリンエンジンを搭載した安価なグレートに装備品を充実させた追加グレードを投入するくらいにしか WATANKOには思い浮かびません。 まずは眼前に迫ったCX-30について各グレードの価格を見直しすべきなのか。 あるいは急遽安価で買いやすいグレートを追加設定すべきなのか。 さらには来年以降に投入する新型モデルに対しても同様の悩みに晒されることになります。 新しいSUVモデルや次期アテンザについて、はたしてどこまで強気の値付けが通用するのか。 自動車における新しい商品の企画は「プロダクトアウト」と「マーケットイン」の間を行ったり来たりの繰り返しの歴史です。 良いものをつくりさえすれば売れるはずだというプロダクトアウトの発想が行き過ぎると市場ニーズに合わないモデルが作られ続けます。 モノは良くてもいらない機能がついていたり、消費者が許容できる値付けから逸脱したり、メーカーのひとりよがりなこだわりが過ぎると販売は空振りに終わります。 一方で市場が望むものを作るというマーケットインの発想が過ぎると、他社の売れ筋商品の模様や、安いけどそれなりの造りで理想からは程遠い軽薄なモデルがでてきて、消費者には早く飽きられてしまいます。 マツダはかつての安グルマという市場ニーズに応える姿勢から、プレミアム路線への舵をきりました。 それは自社のモデル造りが自然とプロダクトアウトに振れることを意味しますが、それを市場が認めてくれるにはまだ時間がかかりそうです。 しかしながら国産メーカーの大半が過度ともいえるマーケットインな車づくりを行っているのをみるにつけ、ひとりの車好きとしては1社くらいプロダクトアウトで売れる車づくりをあきらめないメーカーがあってもよいと考えますし、応援したいです。 頑張れ!マツダ!.

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2019年最大の注目車マツダ3に暗雲がたちこむ!?? 売れてない苦しい事情

マツダ 3 不振

名無しさん• 2019年09月16日 20:47• メキシコ工場の低稼働率のせいでSUVはインセンティブどかんと増やしたからな。 価格性能比を最も気にする北米で値下げすれば売れない訳ない。 マツダ3はインセンティブ増やさないでいたら 新車の勢いが止まって在庫日数が100日超えた。 今の北米向けマツダ3は調整フェーズに入ってる。 割高という評価が定着して、もうインセンティブ入れるしかない状況。 優先市場の北米の余剰生産枠が日本に割り当てられて予定より早く4000台生産になった。 ただこれは事前予約ブーストでの数字なので、売れてるとも売れてないともまだ判断できない。 予約してた人は早く手に入って嬉しいと思う。 北米市場は本当に厳しい。 Mazda3は想定より大幅に早く終わったので次の弾CX-30とCX-Xが必要。 名無しさん• 2019年09月18日 18:26• そんな話もあったね。 但しアルファがプレミアムブランドだから素っ気なく門前払いしたのでなく、アルファスパイダーがFFオープンカーとして評価が定まりつつあるのに、FRのロードスターを持って来られて困ったから、アバルトを勧めたんじゃなかったっけ。 アルファがプレミアムたり得るのは1920~30年代にレースで大活躍した実績のおかげで、単にデザインが格好良いからではない。 マツダは1991年にル・マン24時間レースに優勝したのは素晴らしいけど、アルファは1930~34年にル・マン4連覇しているから、やはり同格ではないだろう。

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MAZDA3|グレード・価格

マツダ 3 不振

(流麗なファストバック。 マツダのより) マツダは 2012年以降、人気のSUVモデルを揃え、そこにトルクフルなディーゼルエンジン、流麗な魂動デザインを採用して3年後の 2015年にはラインナップをほぼ一新しました。 下のクラスからデミオ、CX-3、アクセラ、CX-5、アテンザそしてロードスターが揃ったそのさまは全く別のメーカーに生まれ変わったようにすら見えました。 そればかりか北米では人気の大型SUVとしてCX-9、中国ではCX-5よりもやや大きくて見栄えのするCX-4をそれぞれ開発、投入。 仕向け地ごとにしっかりとマーケティングされた商品展開を行ってきました。 またそれらを日本に単純に逆輸入することなく、CX-9は日本のサイズに合わせて仕立てなおしたCX-8を国内に投入しています。 ここで一息つくかとおもいきや新世代のガソリンエンジン SKYACTIVE-Xとデザインを更に洗練させた次世代モデルを展開するとのこと。 その第一弾がマツダ3です。 マツダ3の先にはそのSUV版ともいうべきCX -30、そして直6エンジン搭載のFRに様変わりするといわれる次期アテンザが予定されています。 企業規模からみた新車開発のリソースの物量面において、マツダはトヨタやホンダに比べて量的には劣後するとみられます。 しかしながらマツダの一連の新モデルの攻勢、そこに投入される新技術の何よりそのスピードに WATANKOは驚きました。 これについてはさすがにリリースの準備が整わないためか、マツダ3、そしてCX-30は大分ディーザーキャンペーン的なかたちがとられています。 まずはエクステリアを公開、やがて発売開始、そして話題のエンジンを追加投入という段階を踏んだ形式です。 そこまでして全力で社運をかけた乾坤一擲の新車リリースを続けてきたマツダですが、ここにきて岐路に立たされているようです。 参照記事 閲覧には登録が必要です。 マツダの次世代モデルの第一弾であるマツダ3の立ち上がり販売が芳しくないそうです。 主因は価格帯が先代モデルよりもおよそ1割程度アップしたためと報じられています。 また記事によっては商品の良さが消費者に十分に伝わっていないことも原因と指摘されています。 今後、新型ガソリンエンジンの SKYACTIVE-Xが投入されれば、本格的な伸びが期待できるかもしれませんが、それでも販売が思ったより振るわない場合、マツダとしては非常に悩みどころに立たされることになります。 2000年前後の頃はチラシで「デミオ 90万円」「ファミリア 130万円」などと工場の生産稼働を維持するためだけのような安い値付けをよくみかけたものでした。 また安く仕入れられるので教習車にも使われている光景もよく見かけました。 デザインも技術も目を引くものは少なく、車好きにとって食指が動くのはせいぜいRX-8やロードスターといった限られたスポーツモデルだけでした。 2010年代に入ってマツダは社を挙げてのモデルラインナップの刷新に取り組み、現在に至ります。 この躍進ぶりはすでに冒頭に述べたとおりです。 マツダはこうして自社ブランドの向上とそれによる値引きに依存した販売からの脱却を追い求めてきました。 ブランドの向上のためには商品自体に他社にはない相当な魅力が備わっていないとおぼつきません。 よってもってモデルに新しいデザインと技術を盛り込んで見事に魅力を向上させてきたわけです。 かなり贔屓目な言い方になりますが、エクステリアデザインひとつとってもマツダの各モデルに比べれば、他の国産モデルのデザインはたいていが新味ないプレス、アクセントにかけるキャラクターライン、うるさいディデール、やたらペキペキとしたガンダムルックばかりです。 しかし今回のマツダ3の販売状況をみると、いくら流麗なデザインをまとったモデルであっても、一般消費者にとってそれがマツダならば、期待する価格帯はおのずと低くなる傾向がまだ根強いと思われます。 「マツダは他のメーカーよりも少しボディサイズが大きくて、装備の充実したモデルが割安に買える」一般消費者からこの「マツダ=安グルマ」の意識が払拭されるには、まだ時間がかかりそうなことが今回のマツダ3の強気な値付けがなかなか受け入れられないことからうかがえます。 おもえばCX-3も当初ディーゼルエンジンのみで販売スタートしましたが、あとから販売テコ入れのためにより価格帯が低いガソリンエンジンのグレードを追加したことを思い出しました。 前者であればまだしも後者が主因の場合、マツダは限られた自社顧客をマツダ3とCXー30で食い合うことになってしまいます。 なにせCX-30は人気のSUV。 さらにメディアによる前評判もすこぶる良いです。 マツダはCX-30の発売開始をマツダ3よりも遅らせているのはひょっとしたら準備が間に合わないのではなく、マツダ3との競合を避けるためなのかもしれません。 マツダの本音としてはマツダ3の新車効果が一段落ち着いてから、CX-30を発売開始したいのでしょう。 しかし発売開始をあまり引き延ばすと他社が先手をうって対抗手段をとってくるかもしれませんので、はやいところ発売開始してミドルサイズのSUVを欲しがる潜在顧客を取り込みたいところでもあります。 原因がいずれにあるにしてもマツダ3の販売が SKYACTIVE-X投入後も芳しくない状態がつづくとなれば拡販の打ち手を講じるほかありません。 ただ車両価格の値下げは論外であるだけでなく、ディーラーへの報奨金(を原資とした値引き幅)の安易な拡大もマツダのこれまでのブランド向上に向けた経営努力を台無しにするので避けたいところです。 結局、マツダ3の拡販策としては 1. 5リッターエンジンのガソリンエンジンを搭載した安価なグレートに装備品を充実させた追加グレードを投入するくらいにしか WATANKOには思い浮かびません。 まずは眼前に迫ったCX-30について各グレードの価格を見直しすべきなのか。 あるいは急遽安価で買いやすいグレートを追加設定すべきなのか。 さらには来年以降に投入する新型モデルに対しても同様の悩みに晒されることになります。 新しいSUVモデルや次期アテンザについて、はたしてどこまで強気の値付けが通用するのか。 自動車における新しい商品の企画は「プロダクトアウト」と「マーケットイン」の間を行ったり来たりの繰り返しの歴史です。 良いものをつくりさえすれば売れるはずだというプロダクトアウトの発想が行き過ぎると市場ニーズに合わないモデルが作られ続けます。 モノは良くてもいらない機能がついていたり、消費者が許容できる値付けから逸脱したり、メーカーのひとりよがりなこだわりが過ぎると販売は空振りに終わります。 一方で市場が望むものを作るというマーケットインの発想が過ぎると、他社の売れ筋商品の模様や、安いけどそれなりの造りで理想からは程遠い軽薄なモデルがでてきて、消費者には早く飽きられてしまいます。 マツダはかつての安グルマという市場ニーズに応える姿勢から、プレミアム路線への舵をきりました。 それは自社のモデル造りが自然とプロダクトアウトに振れることを意味しますが、それを市場が認めてくれるにはまだ時間がかかりそうです。 しかしながら国産メーカーの大半が過度ともいえるマーケットインな車づくりを行っているのをみるにつけ、ひとりの車好きとしては1社くらいプロダクトアウトで売れる車づくりをあきらめないメーカーがあってもよいと考えますし、応援したいです。 頑張れ!マツダ!.

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